【学び合う学び研究所】初めての講演会に参加して(小林)

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 今日、副島孝先生の講演『誰もひとりにしない教育』へ参加してきました。内容は難しかったけれど、とても学びある経験になりました。

 私が一番印象に残っているのは、『わか者、ばか者、よそ者は、役に立つ』という書籍のお話です。ここでいう「若者」とは、年齢的なものではなく、積極的に活動に取り組む"実行"できる人のことであり、常に前向きな人のこと。「ばか者」とは、いわゆるアイデアを出す人で、時には、羽目を外すアイデアや大胆な企画を出すこともある人のこと。「よそ者」とは、第三者の視点を持った、冷静な分析をする人のことだそうです。

 「どの子も大切にする」と教師は言うけれども、果たして教室ではこういう子どもが大切にされているだろうか、という問いかけでした。日本は経済停滞に陥っていますが、変化を起こすためには、この『わか者、ばか者、よそ者』が大切だと言われているそうです。確かに、教室で大多数とは異なる意見を述べることができる子どもは、他の子どもたちに新しい視点を与えたり、教師にも大きく影響を与えることができるとても大切な存在です。しかし、実際にこのような子どもに集中して時間を割くことは難しいだろうなとも思いました。『誰もひとりにしない』これを本当の意味で現実にすることは、とても厳しいことだろうなと感じましたが、「子どもたち」としてひとくくりにしないことを目指していきたいと思いました。

 初めて講演会に参加させていただいて、講演会の内容も学びとなりましたが、現場の先生と意見を交わしたり、先生方のメモの取り方、講演の聴き方をこの目で拝見できたことは、私にとってとても貴重な経験になりました。ぜひまた講演会があれば参加したいです。(小林)
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教育資料

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