3年目終了&司会の重要性(早川)

 こんにちは。玉置ゼミ3期生の早川です。

 2022年3月18日、初任から3年連続で受け持った学年の子ども達が卒業しました。"してしまいました"という表現のほうが、しっくりくるかもしれません。今は自分にやれることは全てやり切ったという達成感よりも、毎日接してきた子たちだったからこそ、寂しさのほうがはるかに大きいです。心にもぽっかりと穴が空いているような感じです。卒業式後の教室では、自分でもびっくりするくらい涙を流してしまいました(笑)

 いかに子どもたちとの毎日に支えられていたかを実感させられました。それでも、卒業式後に保護者の方々に「ありがとうございました。早川先生で本当に良かったです。」という言葉をかけて頂いたときには、頑張りが認められた気がして、本当に嬉しかったです。次にどんな子達との新しい毎日が始まるかは分かりませんが、また感謝の言葉を頂けるよう、自分に出来る精一杯を日々続けていきたいと思います。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 さて、今回の記事の本題に入ります。先日、とあるセミナーに参加しました。大きなテーマに沿って、2名の先生が学級経営や授業実践を紹介する形式で行われました。淡々と続いたスライド資料を用いた実践紹介後、実際の授業中の動画が流されました。その直後に総合進行係の先生が「それでは気づいたことなど、グループごとに話してみてください。」と言われました。

 セミナーには知り合いが多く参加しているわけではなく、私にとっては初対面の先生ばかりでした。そんな中、自己紹介をしあう時間もなく、"気づいたこと"というざっくりとした指示で、セミナーを進行されたことに戸惑いを隠せませんでした。実際、グループ内の会話もまばらで、特にその話し合いで何か深まったと感じることはありませんでした。

 そこで気づいたのです。玉置先生のセミナーの司会進行が当たり前だと思っていたことに。聞き手に小さな質問を投げかけながら講義を進め、何について隣同士やグループで話し合うのか明確にしているからこそ、聞き手も飽きることなくセミナーや講義に参加出来ていたのです。同時に、自分が大学生の頃、玉置先生の講義に魅力を感じゼミ加入を決めたことを思い出しました。

 今回のセミナーを受けていて感じた違和感を、自分の授業に重ね合わせると、自分も子どもを困らせた発問や指示をしていた場面が多くあったように思います。セミナーに参加する時には、セミナーの内容だけでなく、セミナー全体を授業だとしたら、どんな風にデザインされているのだろうと意識しながら参加することも大事なのかなと思いました。

 最後に、、、
 教員人生3年が終わろうとしていますが、少しずつ"慣れ"が自分を襲ってきているように感じます。一つ一つの授業や子どもたちとの関わりを、作業のように流してしまわないよう、再度意識し直しながら過ごしていける4年目にしたいと思います。また、初任校での折り返しの年でもあるので、学校全体に何をしたら貢献出来るか考えながら日々過ごしていけるように頑張ります。 (玉置ゼミ3期生 早川 聡)
画像1
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

教育資料

一人で抱え込まないで

卒業論文