4月13日 第1回ゼミを終えて(前野)

 こんにちは、8期生の前野です!今回は4月13日に行われた、記念すべき第1回8期生ゼミでの学びについて書きたいと思います!

 今回のゼミでは、授業づくりの中でも子どもたちの意見をどのように引き出し、深い学びに繋げるかについて考えました。

 まず、玉置先生から誰かが発言した後にみんなで揃えて「いいです」と反応する学級について、この学級の授業のどこに問題点があるだろうと問いかけを頂きました。

 意見をチャットを用いて交流して、授業内での発言とそれに対する反応は学びにどのように影響しているのか考えました。また、「いいです」等全員が同じ言葉で反応することが深い学びに繋がらないとわかった上で、子どもたちの学びを深めるために教師はどのような立ち回りをして子どもたちがどのような話し合いをできると良いのかについて学びました。

 また、「話し合う」と「聞き合う」は大きく違うということを学びました。映像で「聞き合う」ことができている授業を視聴して「はいはい!」と元気に挙手する授業との学びの質の違いに気づくことが出来ました。「聞き合う」姿勢を子どもたちが身につけ、子どもたち同士で学びを深められる「支持的風土」は学びの質を向上させるには必要で、その雰囲気を作り出すために教師はどのように働きかけるかをさらに検討したいと思います。

 さらに、8期生で議題について意見を交流している中で、玉置先生から意図的指名や褒めといった授業技術についても教わりました。このような授業技術は実習や教師として現場に経ったときに役立つ大切な財産になると思うので、是非覚えておこうと思いました!

 今回のゼミを通して印象的だったのは「社会でやらないことは学校でもやらない」という玉置先生の指摘です。社会ではその方法を取らないのに、学校ではなぜか特有の方法が取られ、その方法が良しとされていることがいくつか思い当たるなあと感じました。私達が小学生の頃には何の疑いもなくやっていた「いいです」「同じです」といった反応の仕方やハンドサインは社会では絶対やらない方法です。しかし、学校現場ではこのような方法が定着しています。

 今まで良いと思っていたことでも批判的思考で見直すことで本当に子どもたちにとってプラスな効果があるのか考えることが重要だと感じました。学びの天気で素敵な表現をしていた村松さんの言葉を借りると「当たり前を疑うことの重要性」を実感できたゼミでした。(前野)

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