みんなに学びの機会を(柴山)

 子ども食堂の活動一環で行われている、食料品の配布を行うフードステーションや学習支援に、月に何度か参加させていただいています。今日はフードステーションの活動に参加させていただきました。

 その中で、毎回赤ちゃんを連れながらフードステーションに食べ物をもらいに来てくれる中学生の女の子がいます。いつもスタッフとして活動に参加している方から聞いた話ですが、彼女は「最近学校に通えていない」と学習支援の場でそのスタッフさんに話していたそうです。

 どうやら、1人親の家庭であり、親は三姉妹の世話にまでなかなか手が行き届いていないようで、長女の子は高校へも行かせて貰えず、このまま妹達の面倒を見るヤングケアラーになることを拒否して、家を飛び出してしまったそうです。長女が家出をしてしまい、次女が三女の世話を全て受け持つようになり、本人は学びたいにも関わらず、学校へ行く余裕が無くなってしまったそうです。家出をしてしまった長女の気持ちもわかります。また、彼女らの学びたい気持ちや進みたい道を進めるよう、人生をサポートしていくには自分に何ができるだろうと考えました。

 まず、第一に子どもの身と心の安全を守ることが大人の役目ではないかと思います。自宅や学校以外でも、子どもの安全が守られ、社会とつながることが出来る場所が必要なのかもしれないと思いました。

 社会や人とどのように繋がっていくかという勉強以外の学びも提供すること、どんな子でも学べるように学習環境を整えることも大切だと思いました。

 最近講義で、病弱療養児がICT機器を使った遠隔教育によって出席扱いとする措置があることを知りました。ヤングケアラーなどの学ぶ機会を失った子にも適応範囲は広げられないかと思うと同時に、家庭で安心して機器を使えない場合でも、WiFi環境の整った公共施設などの情報を子どもに伝達していくことも大切だと思いました。みんなが楽しく、明るく、自分の人生を生きていけるよう、自分は何ができるか考え、学びながら、明るく生きていきたいなと思いました。

ps 今日の食料配布の残りのパンを1袋いただきました。美味しかったです。パン2個で腹パンパン。(柴山)
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