4月22日第2回ゼミを終えて(柴山)

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 こんにちは!8期生の柴山です!2回目のゼミは事前に提示された2つの議題について、司会者1人を決め、ゼミ生のみで意見を出し合う形で行われました。そんな4月20日のゼミでの学びについて記事にさせていただきます。

 今回は、互いに聴き合うことのできる「支持的風土」のある学級を作るために、「他の人の発表に対してちゃちゃを入れる子どもがいる中学年の学級」で実際にどんな声掛けをするかについて考えるところから始まりました。

 話し合いを通じて「傾聴の姿勢を見せている子を褒める」「本人への問いかけを通じて遠回しに注意を促す」「ストレートに注意する」などの案が出ました。全員が発言しやすい場を整えるためには、本人の気づきを促すこと、いけないことはちゃんと注意をしてメリハリをつけることの両方が大切です。しかし、注意をしたことによって、発言しにくい空気になってしまわないよう、注意の仕方や注意後の教師のあり方が重要になってくるのではないかという意見になりました。

 特に、私は注意後いつまでも教師が引きずらないことで、さわやかに対応することを心がけたいと思いました。今回の場面であれば、発言に関係のないことを発表中に喋るのはよくないことを短く伝え、その後、笑顔で「発言に対して意見があるなら手を上げて言いましょう。」と声掛けしようと考えました。

 澤本くん、新谷さんが学びの天気に書き込んでいたように、場面や学年、生徒の反応によって対応を変えることが大切であり、そのさじ加減が難しいです。他の場面についての対応もこれから考えていこうと思います。

 2つめの議題として、なぜ「ズバリ、端的に意見を言ったほうが多様な反応をもたらすことの出来る全員討論になるのか」についても話合いました。トロッコ問題を題材に行ったミニ授業を行うことを通して、長く発表することのデメリット、端的に意見を言うことのメリットが浮き彫りになってきました。

 長々とした話を聴いていると、発言者の立場や主旨が分かりづらくなり、最初は話を聴く姿勢を持っていても、話が長引くにつれ徐々に聴く気が薄れてきてしまいました。そのため、発言に対しての反応がしづらくなり、話し合いが活発化しにくくなるのではないかと考えました。

 話し合いを行うことは、まず相手の話を聴くことから始まり、言葉のキャッチボールをいかにたくさん行うかが重要なのだと思います。そのため、相手がキャッチしやすい、投げ返しやすい、端的な形で言葉を投げることも大切であると思いました。

 今回のゼミを通じて、支持的風土は、話す側、聴く側の双方の姿勢が大切であること。それぞれの姿勢を育んでいけるような声掛けを場面に応じてしていく必要があることを学びました。

 具体的な場面に絞って対応を考えたり、模擬的な実践を通して考えることでイメージがわきやすかったです!この経験を本番で活かし、深い学びにしていきたいと思います!これからのゼミもみんなで頑張ろう!(柴山)
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