2022年5月13日仕事日記

画像1
 早朝から、様々な仕事。いつも追い込まれている(泣)仕事をなんとかしたいが、いただける仕事は野口先生の教え「断らない」に従っているので、なんともならない。自分が悪いのだけど。

 昨日は新たな依頼が4本も届いた。それへの可否や日程調整を依頼したメールの返信がいくつか届く。結局はありがたいこととして受けるのだけど「大丈夫か?俺」状態。

 12時に家を出て、愛西市立立田北部小学校へ向かう。13時ちょっと過ぎに到着。今日はゼミ生3名とEDUCOM3名の参加もあり。

 校長室で指導案をもとに授業の見方をEDUCOMの皆さんやゼミ生にレクチャー。自分も観察ポイントを確認。

 13時45分から4年生の算数授業開始。授業者は中園先生。教師と子どもたちの関係がよく、授業冒頭からとっても良い雰囲気。子どもたちも教師のボケに必死にそれではいけない!という主張をして、一気に本題に。

 特に感心したのは、授業の「ねらい」を子どもたちの言葉で作っていこうとする展開。よくあるのは、「ねらい」が書かれたカードを掲示する手法。それでは、子どもたちに課題意識を持たせたにも関わらず、結局は先生がやりたいことをするんだ!と思われる可能性がある。子どもの言葉だけで「ねらい」を完成することはできないが、教師がこのような姿勢であることがとても大切。

 子どもの言葉を最後までしっかり聞き、他の子どもの様子を見ながら意図的指名をしていく手法もごく自然で、日常的にされていることがよくわかる。

 後半、数字の冒頭に0を書くか、書かないかで論議が始まったが、惜しいのは時間をかけすぎてしまったこと。0の重要性を述べている子どもを認めながら、教師が指導すべき場面だった。ここだけが残念なところで、あとは子どもが主体となって授業展開がされていて素晴らしい授業。

 研究の柱に「子どもをつなぐ」ことが掲げられているが、それがこの教室では具現化されている。1か月でここまでできている教室。今後がより楽しみ。

 僕の講演まで1時間あるので、撮影動画を必死に整理。動画にミニタイトルをつけてシャープな提示ができるようにしている最中にPCが勝手に再起動(泣)。なんとか復活。

 講演ではまずは最新の教育情報(個別最適な学び、協働的な学び)を伝える。次に学級経営データから「心の天気」を紹介して、その価値を伝える。愛西市でも「スクールライフノート」を採用していただけることを願ってのこと。

 授業動画をもとに中園先生と時々やりとりをしながら授業価値づけ。映っている子どもの日常を聞くと、なぜ今日はこのような関わりをされたかがよくわかる。僕にとっても大切な学び。校長室では研究主任から質問もあり、動画を見せながら説明。17時ごろ終了。校長先生には「落語流教えない授業のつくり方」を10冊も購入していただけた。大感謝。

 相変わらずの雨の中、帰宅。さっそく立田北部小学校HPは授業研究の様子が記事になっていた。授業動画も発信されている。「全国的に有名な講師の先生をお招きし、授業研究会を行いました」の記述も嬉しい。
画像2
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

教育資料

一人で抱え込まないで

卒業論文

子ども理解活動リスト