5月21日 学び合う学び研究所セミナーでの学び(今井、柴山)

 こんにちは、7期生の今井美羽と8期生の柴山輝大です。先日行われた、学び合う学び研究所第2回セミナーに参加させていただきました。今回は、1人1台クラウド環境を活かした学びについて、春日井市の実践から、水谷年孝先生の講話を聞かせていただきました。その時の2人の学びです。

【今井】
 今回のセミナーを通して、改めてICTを活用する意義を知ることができました。私が最も有効だと感じたことは、データを共有できるということです。

 ICTを活用することで、授業中に提示する資料、動画を共有することができます。そうすると、子どもが必要に応じて、再度見ることができるのです。「必要に応じて」というのが重要で、これは個別最適な学びに繋がると思いました。

 さらに、欠席した児童生徒や学校に通うことが難しい児童生徒にも、資料や動画を共有できます。インフルエンザで1週間程欠席した時、机の中にプリントが大量に入っていて、泣きそうになったことを思い出しました。何の授業か分からないし、友達のプリントを写すしか方法がありませんでした。次の授業はこの続きだけど、大丈夫かな?と。

 データの共有によって、このような児童生徒が、自宅で取り組むことができたり、後から自分で資料や動画を見ながら授業で何やったか知ることができます。「遅れ」は、学校が嫌になるきっかけになります。「遅れ」を感じさせないようにすること、これは凄く重要です。

 ICTを活用することは、授業中の活動だけでなく、授業外での学習にも有効であるということを感じました。(今井)

【柴山】
 「教えるという意識を捨てる」
 今回のセミナーで一番印象に残った言葉です。確かに、先生が準備した情報以外のことを生徒が集めてくることは、授業の展開的に不安だと思います。

 しかし、それを恐れるのではなく、子どもと一緒に学びを楽しむ姿勢が大切なのです。教科書を軸の資料として使い、自然と情報を集めたくなるような課題設定を授業で行っていけば、本筋から外れた情報収集は行われにくくなると思います。結果として、先生からの情報も減り、自ら情報を集め、活用する力をつけることにも繋がるのではないかとも考えました。

 子ども達をICTの海に放つには勇気がいりますが、自分も「多少の事故はしかたない」くらいの心の余裕を持ち、子どもに任せる場面を子どもの実態に応じて増やして行けたら良いなと思いました。そのために、まずは自分達が様々な ツールや活用法を試し、知識の引き出しを増やしていきたいと思います。

 また、これからは子どもが興味を持てる課題設定についてや、情報の正誤性を判断する力は日頃からどのように育んでいけばよいのかについても考えていきます。(柴山)

 このセミナーを紹介してくださった玉置先生、セミナーに関わってくださった先生方、そして共に学んだゼミ生、本当にありがとうございました。(今井、柴山)

※写真は春日井市立高森台中学校ホームページからです。
画像1
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30