ホームフレンド(下野)

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 こんにちは、7期生の下野です。私は、大学3年生から愛知県教育委員会のホームフレンド活動というボランティアをさせて頂いています。今回は、このホームフレンド活動について、綴りたいと思います。

 ホームフレンド活動とは、不登校の子どもの遊び相手や話し相手になる活動です。私は、子どもたちの最高のフレンド(友達)になることだと活動意義を位置付けています。

 ホームフレンド活動では、たくさんの子どもたちと出逢います。一期一会です。

 私がホームフレンド活動で大切にしていることは、「貴方と出会えたことがとっても嬉しい」という気持ちを活動時間に目一杯伝えること。伝え方は、様々ですが私が主に大切にする伝え方は「言葉」です。

 「言葉」には、大きな力があります。思っているだけでは伝わりません。「言葉」で必ず伝えること。私は、ホームフレンドで出会った子どもたちには、必ず帰り際「会えて嬉しかったよ。ありがとう。」と伝えるようにしています。そうすると、パッと子どもの顔が明るくなることがよく分かります。私はその瞬間がたまらなく嬉しいです。私のありがとうの気持ちが伝わったのだなと僭越ながら思っています。

 ホームフレンド活動では、子どもに笑顔になる瞬間に出会うことができます。目の前でパッとにっこり笑顔を見せてくれる時、少しでもホームフレンド活動が子どもの心に光をもたらしているのでしょうか。それは、子どもたちにしか分かりません。それでも、私は子どもたちがにっこり笑顔になる輝く姿がとても好きです。

 ホームフレンド活動。それは、子どもがにっこり笑顔で輝く姿を、見取り、ホームフレンド自身もにっこり笑顔で輝ける時間です。

 学生だからこそ、子どもたちの隣に居られて、見られる景色があります。私は、もう来年の3月にはこのホームフレンド活動を卒業しなければなりません。

 「どんな敏腕教師もずっとは側には居られないのだから、子ども自身が人生を歩めるようにしなければならない。」と、玉置先生は仰られます。まさしく、私は今そんな活動の仕方を模索中です。私が敏腕ホームフレンドだとは、そんな烏滸がましいことは思いません。それでも、私が居なくとも子どもたちがにっこり笑顔で輝けるように。出会った子どもたちが「あんなお姉さんも居たなあ」とどこかで少しの勇気づけになるように。今はそんなことを思いながら活動を続けています。

 ホームフレンド活動に携わり、子どもたちの心を癒し、にっこり笑顔に立ち会える瞬間の感動をこの先も誰かが感じてくれたら嬉しいなと思い、この記事を綴りました。

 これからも子どもたちの最高のフレンドが子どものそばに居ますように。(下野)
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