聴す(下野)

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 こんにちは、7期生の下野です。ここ数日、ずっとセーブをかけていたアルバイトを解禁しました。面接練習と兼ね合いを取りながら、今は思う存分いつものお得意技「笑顔の発信源」として、楽しく働いています。

 カフェでのアルバイトももう5年目。それはもう沢山の後輩がいるわけなのですが、卒業を控えたこの半年は特に後輩育成に力が入ります。それは、私が居なくなってもお店を守って、それに加えもっともっとより良くして欲しいから。

 夏休みのこの時期、アルバイトの応募は沢山きます。先日、新人の女の子が入りました。トレーニングをする中で、「迷惑をかけてしまうかもしれないけど、よろしくお願いします!」と言われました。

 迷惑か、と私は思います。そう言えば私も新人の頃、沢山先輩に迷惑かけただろうなと思いました。クレジットカード決済は連日間違えるわ、お客さんの目の前でお皿は割るわ、それはもう多大なるご迷惑をお掛けしていました。それでも、いつもいつも笑い飛ばして許して貰っていました。たまに、怒られて落ち込んでいたけれど、次の日には「よっしゃ!頑張るよ!」と言ってくださる先輩ばかりに囲まれて育ってきた私。

 そんな私の返答は「迷惑は、かけていいんだよ。だから、その分これから後輩が出来た時にそれをカバーしてあげられるキャストになってね。」でした。これが私が先輩から背中で教えて頂いたことだと思うから。

 新人の子の顔がパッと明るくなりました。どうしても、5年目の先輩は怖そうに見えるんだと思います(笑) 肩の力がスっと抜けてくればいいなと思って掛けた言葉。

 人って誰かに迷惑をかけて生きているのです。迷惑をかけることが当たり前だとも言えるのではないでしょうか。だから、「聴す(ゆるす)」。聴くの字をとって、「聴す」は「ゆるす」と読むそうです。みんながみんなに助けられて支えられて生きている。だからこそ、人の心や声に耳を傾け聴くことで、「聴し合える」そんな関係が築き上げられたら素敵だと私は思います。

 アルバイトでは、沢山のことを学びました。そして、残りあと半年。後輩育成に力を入れながらも、私が教師として生きていく上で大切なことをまた一から学んで宝物にしたいと思っています。

(下野)
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