共通言語『笑顔』(下野)

 こんにちは、7期生の下野です。今回は、幼少期、父から教わったお話を綴りたいと思います。

 私の父は、大学時代イギリスへ留学したそうです。小さい頃そのお話を聞いた時、私が口に出した言葉は、「え?パパ英語話せないじゃん!」でした(笑) なんとも、失礼な娘ですが、、、(父の名誉のために、お伝えしておくと、父は人並み以上には英語ができる人です。子どもの頃の私はなんと失礼な、、、)
 父は大笑いして「そう、だから気付いたことがあるんだ。笑顔だけはイギリスでも伝わった。笑顔は、共通言語なんだよ。国を越えるんだ。だから、笑顔でいることは大事なんだよ。」と。

 つい最近、このことを思い出しました。なぜだか、理由は分かりません。面接練習でずっと「笑顔」について考えていたからかもしれません。本当にふっと思い出したのです。

 きっとこのお話を父は何度もはしていないと思います。幼い頃に、たった数回程度だったはずです。不思議なことに、人は大切な時期に大切なことを思い出すように設計されているのかもしれません。

 「笑顔の発信源でありたい」
 これは、私がずっとお話していることです。きっと父のDNAが私に、確かに受け継がれていたのでしょうか。父が「共通言語『笑顔』」と核心を持ったように、私もまた「笑顔の発信源でありたい」と確固たる核心を得ました。

 笑顔は、国をも越えます。父がそう教えてくれていました。私の笑顔につられるように、子どもたちが笑顔になれるように。そんな魔法を私は子どもたちにかけたいのです。だから、私は、「笑顔の発信源」になりたい。

 幼い頃、父がそっと伝えてくれた教えは確かに私の人生に心に在りました。もし教職を目指していなかったら、思い出さなかったのかもしれません。教師は、「笑顔」という共通言語を持って、人を育てる職業なのだと思います。

 父の教えである 共通言語『笑顔』
 私が志す 『笑顔の発信源』
 
 その夢は、まだまだこれからです。私はやっとやっと始まりへの挑戦を今しているところ。父には、まだまだ敵いませんが(笑) 私は私の世界で、「笑顔」を大切に、いつか父にこのお話をしたいと思っています。

(下野)

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