仕事をつくる(下野)

 こんにちは、7期生の下野です。書きたいことが山ほどあって、卒業まで週に1本とは言っていられなくなりました(笑) 思いを書き綴ると止まらなくなったのは、玉置ゼミに加入してからです。今回は、「教師」という職業選択について綴ろうと思います。

 「4月から教師になります!」と言うと、「大変だねえ」「えらい仕事だよ」と必ず言われます。まあ概ね大半の人はそう言います。これは、「教育学部です!」と言った時も同じでした。

 私は、ずっとこう言われるのが嫌でした。大変なことなど百も承知で目指して夢を掴み取った訳ですから、何ら問題はありません。なんだか夢を否定されているような気持ちだったのです。

 ある時、後輩にこの話をしました。「私、大変だねって言われるのが嫌なんだよね」と。そうすると、後輩が

 「そもそも、自分のやりたい事があらかじめ社会に職業として用意されているわけないよね。だから、あやみちゃんは幸せ者なんだよ。やりたいことが職業だもん。」

 と言いました。続けて、

 「大概の人は、やりたいことが社会に職業として用意されてないから、それが入ってみて大変だった〜とかそんな感じ。どの仕事も大変なはずなのにね。教師ってみんなが学校行ってきたから大変そうって分かるじゃん。みんなが何となく全貌を知ってるから、大変だねって言うだけだよ。もはや妬み。あなたは、やりたいことが職業として用意されてて羨ましいなって人間本能的に思うんだよ。」

 ハッとしました。たしかに。と。

 仕事をつくるってそういう事だと思いました。もちろん、教師になっても自分のやりたい実践ややりたいことが全部が全部やらせて貰えるわけではありません。だからこそ、自分で仕事をつくる。自分にしか出来ない仕事を丁寧に積み重ねる。

 そもそものスタートが「教師」は、幸せなのです。社会に職業として用意されているから。そこから、仕事をつくっていくことが大切なのだと彼女の言葉から学びました。

 私の周りにいる人は、みんな素敵です。私に色んなことを教えてくれます。人生の大先輩からも、アルバイトの後輩からだって。子どもたちからだって。人との繋がりってそういう事だと思います。

 教師として、どんな仕事をつくっていきたいのか考えさせられる出来事でした。私は、どんな教師でいたいのか、私が私であれる教師としての仕事を今一度突き詰めていきたいと思います。(下野)

※写真は林文通先生からいただきました(玉置)
画像1
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

教育資料

一人で抱え込まないで

卒業論文

子ども理解活動リスト