12月10日 『いのちの授業』を体験的に学ぶ での学び (下野)

 こんにちは、7期生の下野です。12月10日に、じゅうろくプラザで開かれました『いのちの授業』を体験的に学ぶ に参加させていただきました。

 玉置先生の進行の元、山田貞二先生による「いのちの授業」が参加者を巻き込んだ形で行われました。山田先生の「いのちの授業」。臓器移植を行われた方の心の葛藤とドナー家族の想いについて学びます。

 「いのちの授業」とは、難しいものです。「命を大切にする」「死んではいけない」。これは、当たり前のように人の心に根付いているからです。会で、龍崎先生が仰られました通り、当たり前のことを教えることは難しい。だからこそ、「いのち」の前では皆平等で、教師も子どももなく、教師も一人の人として考える。これは、玉置先生と鈴木中人さんの著書『「いのちの授業」をつくる』にも著されていたことです。

 『いのちの授業』には、ゲストティーチャーを招くことがあります。今回であれば、加藤みゆきさん。臓器移植を受けた方としてご登壇されました。しかし、学校現場の一授業でゲストティーチャーを招くことは難しい場合もあります。もちろん、招くことに越したことはありませんが、そうも言っていられない現実もあります。では、どうするか。授業者が当事者の気持ちを著書や公演で知っているのであれば投げかけられる授業であると山田先生は仰られました。

 これって「いのちのバトン」を渡すことではないでしょうか。教師が知り得た、当事者の気持ちを子どもに伝える。その気持ちを知った子どもが、家族や友達に繋ぐ。「いのちの授業」は、そこに価値があると私は思います。

 「いのちの授業」をすることの出来る教師は、「いのちのバトン」を繋ぐことが出来る職業についています。子どもだからこそ、柔軟に生きていることの「価値」について深く考えられる。そんな子どもたちに「いのちのバトン」を繋げられる教師ってとてもとても大切な職業だなと実感していました。

 「いのちの授業」を実際に体験し、私も授業をつくりたくなりました。沢山の授業を見ることは、自分の授業づくりに生かされます。4月から教壇に立つにあたり、今だからこそできる「いのちの授業」を深く捉え直そうと思います。

 玉置先生、本回もありがとうございました。いのちの授業の捉え、授業論からの視点、全てが学びです。これからも、まだまだ学んでいたい気持ちです。
 8期生、9期生のみんな、会えて嬉しかったです。とても意欲的で、明るい後輩がいて幸せだなあと感じていました。ありがとう。

(下野)
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