5月28日ゼミでの学び(下野)

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 こんにちは、7期生の下野です!5月28日のゼミでは、EDUCOM授業アドバイスツールの活用風景の撮影が行われました。授業者は、私達の先輩6期生の松浦さんです。

 この日、私達は初めて先輩の授業を受けさせていただきました。生徒役の「役」という字を忘れ、授業に引き込まれ、考えることに一生懸命でした。内容に当たっても、「これが中学生の道徳か」(私達7期生のゼミでは小学生の道徳の模擬授業を行っています)と大変ゆさぶられるものがありました。

 今回、先輩の授業を受けさせていただいて、「子どもの言葉で進める授業は、子ども達が一生懸命考えなければならない」ということを学びました。

 子ども達自身が考えを紡いでいく授業とは、授業者にとっても教材研究の徹底を要する負担のかかるものなのかもしれません。授業者が自分の進行したい様に進行すれば授業は上手く進みます。しかし、それってどうなのでしょう。本当に子どもの力を育むことができるのでしょうか。

 7期生ゼミでは、授業者の視点を学ぼうと授業者の気持ちを想像して模擬授業の「児童役」を担います。皆で高め合う大事な時間です。

 一方今回の授業では、撮影ということもありメモ無しの本当の「生徒」を務めました。役ということを忘れて、「生徒」という立場に没頭し、子ども達って授業でこんなに頭をフル回転させているのか!と感じました。それは、松浦さんの授業が素晴らしく私たちの考えが全て授業に反映されていたからです。

 先輩の授業を受けさせていただき、率直に「ああ、すごいな」と魅了されました。こんな素敵な先輩が私達にはいらっしゃることがとても幸せです。1年後は私達もこういった姿に。いや、素敵な授業を見せていただいたのだからもっともっとパワーアップして、7期生らしさが溢れる姿になりたいと感じました。

 今回の撮影目的である授業アドバイスツールは、とても画期的で、撮影した授業風景を風景と化させない素晴らしいものだと感じます。私達が教師となった時、授業アドバイスツールを用いて研修が開かれるようになっていたのなら、授業力をある意味見透かされ誤魔化しは効きませんので、やっぱりこれからも高め合い笑い合い学び合い授業について学んでゆかなければ!!!と思いました!

 素敵な先輩に恵まれ、いつもこういった機会を設けてくださる玉置先生に感謝でいっぱいです!授業者である松浦さんお疲れ様でした。多くの学びを受けとりました。ありがとうございます。授業アドバイスツールをお使いになられた、6期生の名桐さん、中野さん、中江さん、伊藤さん、私達の話し合いをたくさん見てくださりありがとうございました。共に生徒役を務めてくださった、6期生の池戸さん、金子さん、ありがとうございました。そして、7期生のみんな、いつも一緒に学んでくれてありがとう。今回もまた感謝でいっぱいのゼミの時間でした。(下野)

5月28日 6期生ゼミでの学び(松浦)

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 こんにちは!6期生の松浦です。今回は5月28日の6期生ゼミでの学びについてまとめます。

 今回のゼミでは「ICT端末の導入にあたって、子どもがゲーム依存に陥るのではないかなどの保護者の方からの否定的な意見も踏まえ、学校のあるべき姿や教師としてどうあるべきか」ということについて、集団討論をしました。

 私たちが初めて集団討論をしたのは、昨年の12月中旬のゼミ合宿です。その後もゼミで何度か練習をしてきて、先生からは上達してきたとお褒めの言葉を頂けました。初めは知識不足で発表会のようになっていましたが、今では各々が自分の知識をもとに意見を言い合い、討論ができるようになりました。やはり、集団討論では知識があるかないかが大きなポイントであると思います。私が受験する自治体には集団討論はありませんが、毎回とても勉強になりますし、面接で生かせる知識が増えていくので嬉しいです。

 今日の集団討論でいつもと異なっていた点は、最後に1分程自分の言葉で話す時間があったことです。私は体感で1分くらいのつもりだったのですが、1分45秒程話してしまっていて、自分の体内時計がかなりずれているなと思いました。他の人の意見を聞きながらタイムを数えてみると、あまり差はなかったのですが、話しながら、となると難しくなります。しかし、これは面接でもとても大切なことなので、残りの練習で鍛えていきたいと思いました。

 週2回もゼミがあるおかげで、6期生の仲がさらに縮まっできたように感じて、嬉しいです。この調子でまずは1次試験をみんなで乗り越えたいです。(松浦)

5月26日6期生ゼミでの学び(金子)

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 こんにちは、6期生の金子です。5月26日のゼミでの学びをまとめたいと思います。

 私は10日間の実習がありましたので、ゼミに参加するのは2週間ぶりでした。私が公欠している間にみんなは玉置先生に鍛えられたかな?もっとすごくなっているかな?と思って参加しました(笑)。

 26日は、個人面接の練習をしました。みんな堂々と真っ直ぐに背筋を伸ばし答えていました。相手が印象を受け取るなかで大きな役割となる視覚的要素を整えるべきだと感じました。姿勢やら目線からやる気が伝わるようにしたいと感じました。

 内容に関しては、子どたちの命を預かる仕事だということを忘れてはいけないと思いました。保護者や親族から緊急で子どもたちへ帰宅などの連絡を受けても、事実確認をまずはしなければ子どもを引き渡すことは出来ない、そしてそれを保護者にどう説明していくかということについて深く考えさせられました。子どもたちにとって、何があるか分からないし、何かあってからでは遅すぎます。保護者や地域の方々と連携するなかで、少し敏感になりすぎるほどの子どもを保護するという視点を持ち支援していきたいです。これからの時代に応じて、子どもたちの実態やその関わり方は常に変化し続けます。そして何より、個に応じて違ってきます。命を守り、一人一人あった支援をすることを忘れないようにしたいです。

 最後に、いつもご指導頂いている玉置先生、共に学んでいる6期生には感謝ばかりです。ゼミは、仲間たちと刺激し合いながら成長を実感できるとてもステキな場所です。今後も全員で高めながら、教師をめざす身として、人間として、一歩ずつ成長していきたいと思います。(金子)

児童養護施設での実習を終えて(金子)

 こんにちは、6期生の金子です。暖かい季節がやってきました。大学生活最後の夏、一生懸命に突き進みたいと思います!

 さて、私は先日10日間の児童養護施設での実習を終えました。初めての児童養護施設での実習は緊張しましたが、貴重な体験ができて自分を見つめ直す新たな学びの機会となりました。

 児童養護施設実習と小学校や幼稚園での実習と違うところは、家庭生活を共にするということでした。これまでの実習先では、生活の中の社会という面が強かったと思います。児童養護施設では、衣食住を共にし、なかなか見ることの出来ない子どもの姿を見ることが出来ました。その点がこれまでの実習とは違ったため、今回の実習では自分の家庭について考えさせられました。

 私の母は、私が大学で一人暮らしをする前の高校生まで、毎日朝学校に行く時は玄関の外まで出て行ってらっしゃいと声をかけてくれました。喧嘩をして、私が無視をしたこともありました。大学に入って母の温かさに気づき、私がもし家庭を持ったら子どもに同じようにしたいと思っていました。実習中は毎日子どもたちが学校に行くのを見送りました。食器を洗い、掃除をしながら子どもたちを見送るのはバタバタで、母がしてくれたことは簡単なことではなかったことに改めて気づきました。また、笑顔で学校に向かう子ども達の様子はこちらまで笑顔になれるくらい嬉しかったです。母の偉大さと、ありがたさ、そして母の気持ちが少しわかったような気がしました。(笑)

 そして、将来子どもに携わりたいと思っている身として施設で生活する子どもたちの実態を知ることが出来たのは本当にいい経験でした。施設の職員さんから施設にいるのは支援が必要な子どものわずか3%で、残りの97%の子どもたちが地域に隠れているとお話を頂きました。その話を聞いて、教師として子どもたちが笑顔で過ごせるように努めたいと改めて強く思いました。難しい問題であるため、具体的な方法などはまた考えていきます。

 施設長さんが、「僕達は子どもたちの辛い記憶を過去にしてあげる仕事」とおっしゃっていました。職員の皆様の意思や行動から子どもが前向きに生きることができるように働きかけているのが伝わる10日間でした。その他にも考えたことや学んだことは沢山あります。教育についてだけではなく家庭生活についても考えることのできた貴重な実習となりました。学びを今後の生活に活かしていきます。

 最後に、教員採用試験までのこり2ヶ月を切りました。気を抜かず走り続けます!(金子)

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命の授業は種まきだ(7期生池戸)

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 こんにちは!7期生の池戸です!!本日は5月15日にオンラインで行われた鈴木中人さん×玉置ゼミによる命のセミナー第2回目での学びを振り返ります。前回に引き続き、鈴木中人さん・玉置先生・ゼミ生4人で語り合い考えることができました。今回は第1回での学びをもとに命の授業をより実践的に考えました。

 鈴木中人さん流命の授業はアプローチの仕方が『生きること→死ぬこと』でした。命を感じることその中には愛情が存在し、人は誰もが親から生まれ、親から名前をつけてもらう。つまり名前は親がくれた一番最初の愛情の原点である。この言葉を聞いて私自身気付かされました。命の授業を考える時に、どうしても『死』にばかり矢印が向いてしまい苦手意識を持ちますが誕生日物語だって立派な命の授業なのだとハッとされられました。

 そして玉置先生が紹介してくださったのは新井満さん流アプローチの仕方『死ぬこと→生きること』でした。死の模擬体験をして考えさせる。大切な人や物の絵を実際に燃やして消えていく瞬間を見守ることで死ぬってこういうことなんだよと伝える。つまり『死ぬことは別れること。生きることは再会すること。』複雑なアプローチではなく単純だからこそ響くものがありました。
 
 命の授業で教師が大切にするべきなのは、子供たちが「死んだらどうなるか」という結果ではなく、命に向き合ったことで「どう生きるか」を考える機会を与えることです。命の授業≠死別体験ではないからこそ、命と向き合うプロセスを大事にしていがなければいけません。私は今回の学びを通して、教師は自分が行う命の授業を通して子供たちと共に命と向き合い、考え、命の授業のあり方の答えを見つけていけば良いと思いました。なぜなら今教師をやっている方も、自分も、目の前の子供たちも誰も死を経験している人なんていないからです!死ぬことがどういうことなのか。これは生きている間ずっと向き合い続けることなのではないでしょうか。いや、向き合い続けなければいけないのです。

 今回の命のセミナーで私自身、命の授業を受けている気持ちになり様々なことを考えました。自分が生まれた時のこと、名前に込められた想いをもう一度親に聞いてみたいと思うと共に産んでくれてありがとう。と伝えたくなりました。こうやって命の授業が積み重なることで人は生きることに価値づけができるのです。指導する教師も命の授業は種まきだと前向きに向き合い続けることが大切ですね。

 長くなりましたが、今回も素晴らしい学びの機会でした。次回で最後だと思うと少し寂しいです。『命』を考える。これは永遠のテーマだからこそ深まりますね。最後となる第3回もぜひ多くの人に参加していただき共に考えたいです!!6/5お待ちしてます!(7期生池戸)

2021年5月21日棚園さんとの交流会が義父新聞に掲載されました

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 ここのところ、7期生が発信している「漫画家・棚園正一さんを招いての交流会」の義父新聞に本日(2021年5月21日)に掲載されました。

 記者の村瀬さんが書いていただいた記事です。貴重な機会となりました。ありがとうございました。

 記事は、ここをクリックしてお読みいただけます。

5月14日 TT交流会(岡、久野、吉久)

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 こんにちは!梅雨が始まって外に出なくなりそうなので、頑張って体を動かそうと思っている岡です!

 5月14日(金)に行った、「棚園先生×玉置ゼミ TT兄弟ならぬ!?TT交流会」での学びについて岡、久野、吉久の3名の学びを載せさせていただきます!

[岡]
 こんにちは、7期生の岡倖太郎です!今回は「学校へ行けない僕と9人の先生」「学校へ行けなかった僕と9人の友達」の著者である棚園先生をお呼びして、「棚園先生×玉置先生 TT兄弟ならぬTT交流会!!!」を開催しました。

 この交流会を通して、自分が感じたことについて少しお話しさせていただきたいと思います。

 まず、私がこの交流会を通して、1番強く感じたことは、どんな子どもに対しても変わらず普通に接するということです。棚園先生のお話の中で1番学校の先生に何をして欲しかったですがという問いに対して、なにをしてほしいとかではなく、ただ学校に来てる来てない関係なく、普通に接して欲しかったというお話がありました。

 私のイメージでは不登校になった子には手厚い支援が必要だと感じていました。しかし、そのような子どもの立場になると逆にその扱い方に恥ずかしさなどを覚えるという意見を頂きました。だからこそ、学校に来るこないに関わらず、どの子どもにも接していくべきだなと感じました。たしかに、世の中では人は皆平等とよく言われています。その中で確かに学校に来てない子だけを特別な目で見ることもよくないと感じました。そのため、難しいとは思いますが先生として将来は全ての子どもを同じ扱いすることが大切だなと感じました。

 次に感じたことは、子どもには諦めずに接し続けるということです。玉置先生からのお話でもあったのですが、子どもはふとした瞬間に顔を上げることがあるという話でした。だからこそ、教師は諦めずに子どもと接していくことが大切だと感じました。

 以上の2つの話よりやはり不登校の問題は本当に難しい問題だなと思いました。特別に接してしまうと子どもにとって苦痛になり、それからといってあまり関わらすぎると、ふと子どもが顔を上げた瞬間に子どもを拾えないことがあるということでここの微妙なバランスがとても難しいと思いました。

 だからこそ、私がこの会から考えたことは結局は子ども1人1人と真剣に向き合っていくことが大切だなと思いました。真剣に向き合えば、いつか子どもが顔を上げた時に拾えるし、子どももこの気持ちを感じてくれれば恥ずかしいという思いの方に傾くことも少ないのではないかと思いました。

 貴重なお話をしてくださった棚園先生、このような機会を設けてくださった玉置先生、本当にありがとうございました!

[久野]
 こんにちは、7期生の久野です。「学校へ行けない僕と9人の先生」「学校へ行けなかった僕と9人の友だち」の著者である棚園先生をお呼びして、交流会をしました。その名もTT交流会!(玉置ゼミのT×棚園先生のT!)

 吸収したい学びが多すぎて、頭がいっぱいいっぱいです。そんな幸せな悩みを噛み締めて、学んだことをゆっくり着実に自分のものとしていきたいです。たくさんの学びの中で、特に私の心に残ったものを紹介します。

 昨日まで、不登校になったことがある棚園先生は、そうでない私とは全く異なった考え方を持っているのだと思っていました。しかし、今日の棚園先生のお話はわたしにも共感できるものばかりでした。

 私はこれまで、不登校児はそうでない子どもと違う価値観を持っているのだと思っていました。無意識に、差別的な見方をしていたのだと思います。だからこそ、不登校児の感じ方を知らなければ、と考えていました。今回の交流会で、その考えは全く覆りました。
不登校だから、そうでないから、に関係なく、私たちは、一人一人違うけど近い感覚を持っていて、共感し合うことができる存在なのです。

 初歩的ではありますが、そんなことを実感しました。教師になろうとする身が、差別的な見方をしていたことに気づき、恥ずかしくなりました。

 棚園先生は、「学校来てる・来てないに関わらず、普通の子として、普通に、気楽に接してほしい」とおっしゃっていました。これからは、不登校だから、困っている生徒だから、などといったフィルターをかけたりせず、誰に対しても、共感し合える一人の他者として接したいと思います。

 今回の交流会がなければ、この気づきは得られませんでした。そのまま教師になり、棚橋くんを異端な存在だと特別視し、苦しめてしまっていただろうと思います。棚園先生とお会いし、自分の意識を変えられることができ、本当に良かったと思います。

 お越しくださった棚園先生、貴重な機会を設けてくださった玉置先生、ありがとうございました!

[吉久]
 こんにちは。7期生の吉久です。今回は、「棚園先生×玉置先生 TT兄弟ならぬTT交流会!!!」を開催しました。

 棚園先生は「学校へ行けない僕と9人の先生」「学校へ行けなかった僕と9人の友達」という漫画を描かれた方です!このような方と実際にお会いして、玉置ゼミでお話することができてとても嬉しいです。学びを深める貴重な時間となりました。ありがとうございました。

 今回の交流会を通して、私が特に印象に残ったことを2つお話ししたいと思います。

 一つ目は、「寄り添う」ことの大切さです。

 不登校の子どもとの関わり方について、その子の今後の目的などを提案するのではなく、ただそばにいて、子どものことを信じることが大切だと思いました。安心感を得られたら、その後は何かしらの行動を欠かさずに続けていきたいです。反応がなくてもいつか「ふと顔をあげたとき」、その瞬間に立ち会えるまで粘り続けようと思います。不登校の子どもに限らず、一人一人の子どもに違ったアプローチをし、それぞれの心の拠り所となれる教師でありたいと思います。

 子どもとの関わり方を考えていると、教師という人は子どもにとって良くも悪くも影響を与えているということをひしひしと感じました。

 二つ目は、「人生のターニングポイント」についてです。

 人生のターニングポイントはいくつかあるなかで何が一番のターニングポイントだろうと気になっていたところ、棚園先生は「三か月に一回程あるので決められない」とおっしゃられたので、私は驚いてしまいました。それほどに人生のターニングポイントはあるのかと。

 お話をお聞きして「なるほど!」と思いました。確かにターニングポイントにはプラスもマイナスもあって、もしかしたら自分自身気づいていないだけでたくさんあるのかもしれないです。

 私自身のターニングポイントを振り返ってみました。辛いことも楽しいこともありました。でも、辛い経験があったから今は楽しいと感じ、くさらずに続けてきた結果なのだと今は思います。つらい過去の経験があったからこそ、今が幸せに感じられます。でも、辛い当時は辛いのです。未来を見据えた話をされて納得する人はいないと思います。そこで、一つ目に挙げた「寄り添う」ことの大切さにつながります。

 あの辛い経験があったから、今があると前向きに捉えられるように、「寄り添う」ことを大切にしていきたいです。

 貴重なお話をしてくださった棚園先生、このような機会を設けてくださった玉置先生、本当にありがとうございました。

5月14日 TT交流会(下野・高橋・田中)

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 こんにちは7期生の下野です!5月14日(金) 玉置ゼミ7期生の時間に『棚園先生✖玉置ゼミ TT兄弟ならぬ!?TT交流会』を開催しました。今回は、本交流会での学びを綴りたいと思います。

 棚園先生がお書きになられた2作品『学校へ行けない僕と9人の先生』『学校へ行けなかった僕と9人の友達』を私たち玉置ゼミ生は必読書として読みました。皆の感想はそれぞれです。ただ一つ共通していることは、教師になる上で皆大切な視点を学んだという点だと思います。

 今回の交流会で私が大きく学んだことは、「愛」です。交流会が進むにつれ、教師という職業の責任の重さがグッとのしかかり、怖ささえ感じました。人と関わる仕事って難しいなと思いました。

 「先生のための『話し方』の技術」には、相手の立場に立ってはなど難しいと明記されています。人の気持ちや立場を完璧に理解することは、難しいんです。それなら、何ができるかと思った時「愛」を持って見守ることだと本交流会で学びました。

 「フツウ」が変容していくように、学校へ行けない子どもはずっと同じ気持ちでいるわけではありません。ふと顔を上げたくなる瞬間があるのです。その時に、教師が「愛」を持って側に居続けてあげたのならば、きっと子どもは安心し、さらなる「フツウ」の変容へのきっかけにもなることでしょう。

 私達がそれぞれに本を読んで感想を持ったように、人の気持ちはそれぞれです。もしかしたら偶然にも考えていることが分かるときがあるのかもしれません。でもそれって稀です。人の気持ちは見えませんから。

 だから、臆することなく子ども達へ「愛」を素直に伝えたいです。それが嬉しい伝え方なのかどうかは、やってみないと分かりません。違ったなら謝って直せばいいのです。反応がよく分かりづらかったら、反応が分かりやすく出る接し方を見つけてゆけばいい。とにかく大切なことは、「愛」を持って子どもの側に居続けること。それは、不登校であるとかないとか関係はありません。子どもは愛されたがっていると私は思うのです。

 沢山のことを学びました。まだ胸がいっぱいで頭の中も出力が追いつかない中でしたが、こうして記事を綴っています。今の感動や想いを忘れたくないからです。

 初めて7期生が企画に挑んだ交流会は、「笑いあり、学び合いあり」の素敵な会となりました。「愛」を持つ教師となれるよう、また今後一層みんなと一緒に頑張っていきたいと思いました。お越しくださった棚園先生、いつもこうして私たちに素敵な機会を与えてくださる玉置先生、一緒に学んでくれた7期生のみんな、本当にありがとうございました。感謝の気持ちでいっぱいです。(下野)

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 こんにちは、7期生の田中です。今日は先日行われた棚園先生との交流会について記事を書いていきます。

 今回交流させて頂いた棚園先生は、マンガ『学校へ行けない僕と9人の先生』や、『学校へ行けなかった僕と9人の友だち』など棚園先生御自身が実際にされた不登校の経験をもとに、不登校児の様子や心理描写を描いたマンガを描かれている漫画家さんです。実際の不登校の経験や、どのような気持ちだったかなどを交流会の中で伺う中で、自分自身が教員になった際に不登校児とどのように接していくのが良いかについて考えました。

 不登校児と関わっていく中で特に大切だと思ったことは2つあります。

 1つ目は、特別扱いしないことです。先生側の立場からすると「学校に来てほしい」という思いが強くなってしまい、その気持ちを子どもにも押しつけてしまいがちですが、不登校児からしたら原因が何で行けないかなどもわからないので、逆にプレッシャーに感じてしまうようです。そのため、家庭などに訪問した際も、学校に行っているかのように、日常会話などをして普通に接することが大切だと感じました。加えて、学校に来た際も、周りの子に「〇〇さんに優しくしてね」など特別扱いするのではなく、みんなと同じように叱ったり、遊んだり、声をかけたりすることが、不登校児にとっても1番過ごしやすい環境だと思いました。

 2つ目は、色々な方法や考えを提示して、その子が顔を上げるまで待ち続け、顔を上げた時に1番良い方法を一緒に考えていくことです。不登校児に対して、原因や結果をすぐに決めつけてしまったり、解決しようと色々なことを試していくと思います。しかし、すぐに原因や結果の解決を求めるのではなく、その子に寄り添い続け、顔を上げたタイミングで1番良い方法を一緒に考えていくことが大切だと学びました。忙しい中で、子ども1人に寄り添い続けることは難しいかもしれません。しかし、このようにその子のペースに合わせて寄り添っていくことが、その子の救いにもなり、解決にもつながっていくのだと感じました。

 他にも交流会を通して多くのことを学びました。日々忙しい中で子ども1人1人に向き合い寄り添っていくことは難しいことだと思います。しかし、その中でも子どものことを考え、声をかけたり、一緒に考えたりすればきっと子どもたちにもその思いが届くと思いました。今回の交流会を通して、より一層子どもたちに寄り添った教育をしていきたいという思いが強くなりました。このような機会を作って下さった玉置先生、貴重なお話をして下さった棚園先生、素敵な会を作ってくれた7期生の皆、本当にありがとうございました。交流会での学びをいかして、これからも学び続けていきたいです。(田中)

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 こんにちは。7期生の高橋奈優です。先日、玉置ゼミの必読書である「学校へ行けない僕と9人の先生」の作者である棚園正一先生と「T.T交流会」を行いました。7期生初めての企画で不安はありましたがそれ以上に学びの連続で密度の濃い時間になりました。では、私が「T.T交流会」で特に印象に残ったことを話します。

 突然ですが、みなさんの今まで生きてきた中での「ターニングポイント」はいつですか?

 これは、棚園先生への質問コーナーで7期生が用意した質問です。棚園先生はいい事も悪いことでもターニングポイントは3ヶ月に1回とかなり頻繁にあったと仰っていました。

 私は、「いいことも悪いことも」という点から今までの出来事を振り返ってみると教師になろうと思ったきっかけは光の帝王(棚園先生いわく先生のお気に入りの児童で常に教室のトップにいるような子)だった親友からの無視や仲間外れでした。その時は、学校に行かないと負けた気分になるからという思いで嫌でも必死に学校に行っていました。

 また、ひとり親である母に迷惑をかけたくないと幼いながら思っていたためクラスに友達が誰もいない状態でしたが学校に通っていました。そして、その時に親身になってくれた担任の先生に憧れを持ちました。今思えば、あの時があったから明確な将来の夢ができたのでただ苦しかった経験で終わらず長い目で見るといい方向へ向かうターニングポイントであったと思いました。棚園先生も、あの頃があったから今があると思えるようになったと仰っていました。

 しかし、私たちが出会う子供たちはその時辛い思いをしています。後々わかってくるから頑張ろ!では通用しないと同じことを思ってくれたゼミ生の仲間が質問をしてくれました。その答えとして、『寄り添う』とはどういうことかという話になりました。

 今日の会の本題に入る前にゼミ生が棚園先生の著書を読んでの感想を言った時に大半の子が「寄り添っていきたい」と言っていました。私もそう言いました。その『寄り添う』にも色々なアプローチがあります。学校に行けない子にとっての『寄り添う』は気づいたらずっとそばに居てくれた存在だと思います。他の子と違う扱いをされてもかえって恥ずかしいし、どれだけいい言葉を掛けてくれてもその時に届かないものだと棚園先生の著書にも実際に今回生の声でも聞きました。ふと顔を上げ、周りを見た時に頼れる人がいるかいないか、かけてくれた言葉があったかなかったかで大きく変わってくると思います。不登校の子に限らずこれから出会うであろう子供たちに「寄り添う」先生になりたいです。

 最後に、棚園先生へ貴重なお話を聞かせていただきありがとうございました!またいつかお話できる機会があることを楽しみにしながら玉置先生やゼミの仲間と学び合っていきます。この会を通して改めて7期生の仲間や玉置先生と出会えて良かったと思いました。これからがとても楽しみです。(高橋)

5月14日 TT交流会(池戸・丹羽・今井)

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 こんにちは。T!TT!TTTT〜!!7期生の池戸、丹羽、今井です!今回は、先日行われた「TT交流会」についての学びの記事になります。T 「TT交流会」の由来や、棚園先生については、玉置先生が記事で説明してくださっているので、早速3人の学びをお話します!

【池戸】
 待ちに待ったTT交流会。7期生が初めてみんなで1から考え作り上げ、本日無事終わることができました。時に笑いあり、時に新たな発見ありの1時間半はあっという間でした。今の私の心の中は7期生全員で作り上げたからこそ感じられる達成感と、こういう学びの場をいつも与えてくださる玉置先生への感謝の気持ちとなにより本日この交流会に足を運んでくださった棚園先生に感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございます。

 さて今日の交流会の中で、『寄り添う』というキーワードが出てきました。教師になった時に、もし不登校の生徒がいたら必ず私はその生徒に寄り添うことを第一に考えると思います。

 しかし、よく考えると寄り添うとは?今日の学び合いの中で学校に来れない子は自分自身なんで学校に行けないのかわからない。学校に行かないうちにさまざまな弊害が積み重なり自分の中でも整理がつけられない。そういう子に教師がさまざまなアプローチをしても響きません。棚園先生がおっしゃっていたように、寄り添うとは相手が苦しくてどん底にいる時にかける言葉やアプローチを相手が少し前向きになって顔を上げた時に同じ言葉がけやアプローチをすること。これを聞いてなるほど!!!と感じました。

 人間はみな平等です。だから誰かを特別扱いする必要なんてありません。著書の中でも棚橋くんが『先生やクラスのみんなに優しくされればされるほど特別になってしまう。』と言っていたように学校来てる、来てないなんて関係なく1人の人間として寄り添うことが大切なのだと感じました。そして時に教師が1番の友達になること!!!下野さんが言ったこの言葉も教師を目指す身として心に留めておきたい大切なことだと感じました。新たな視点で教師のあり方を考えることができました。

 まだまだ書きたいことばかりですが、今回の交流会での私の学びはここら辺にしておきます!7期生のみんなお疲れ様でした!!!これからもみんなと学べる時間を大切に過ごしていきたいです。(7期生池戸)

【丹羽】
 待ちに待った棚園先生とのTT交流会でした。7期生のみんなで考え、創った時間、とても楽しい時間でした。このような学びの場を与えていただけること、本当に幸せです。他のゼミ生に自慢してしまいたいくらいです!!そして、棚園先生、玉置先生、7期生のゼミ生のみんなと沢山話し合うことで学びをすることができました。
 
 私は、子供たちの夢を叶えるために、子どもたちを幸せにするために先生になりたいと思っています。私と出会ったことで、その生徒にとっていい影響を与えたいという理由を持ち先生になりたいと思っていました。
 しかし、良くも悪くも教師は子どもに影響を与えてしまうものです。つまり、いいことばかりではなくマイナスにはたらいてしまうこともあるのです。"あのときのひとことが"、"あのときの行動が"もしかしたら、その子の人生を変えてしまうことがあるという怖さを感じました。教師になるということは、強い覚悟が必要だということを強く感じた一日でした。

 また、"寄り添う"について深く考えさせられた1日でした。もし自分が、苦しんでる人々に何度を救いの手を差し出してみたとき、つかんでもらえなくても、諦めずにかけ続けたいと思いました。その人がふと顔を上げた時にチャンスを逃さず、その手を掴める私でありたいです。そして、"近くにいる"、そばにいる存在でありたいと思います。先生としてではなく、人として大切にしていきたいです。

 そのなかで、自分が教師としては、"なんとかしてあげたい"という気持ちは持ち続けていきたいと思います。なかでも、その子を"トクベツ"扱いするのではなく、"フツウ"の子として扱い、平等に対応できる先生でありたいです。

 身近に、不登校だった子がいなかったため、リアルな話を聞くことができ、新しく知ることも沢山ありました。今日学んで知ることができたからこそ、新たな視点を持ち、教師としてどうあるべきかもっと考えていくことができそうです。
 まだまだ書きたいことがあるのですが、自分の中で整理し、心の中に留めておき、これからの学びに生かしていきたいと思います。(丹羽)

【今井】
 TT交流会!自信を持って言える大成功!7期生のみんなで色々な案を出し合い、協力して創り上げた会。密を避けながら、濃密な時間を過ごすことが出来ました。

 TT交流会では沢山のことを学ばせていただきました。その中から、2つ取り上げてお話したいと思います。

 まず一つ目は、子どもを認めることが大切であるということです。特別じゃなくていい、特技だってなくていい、目の前にいる子どもの今の姿を認めることが、結果的に子どもの特技を伸ばすことに繋がっていくということを学びました。

 二つ目は、続けることの大切さです。玉置先生、棚園先生のエピソードや経験を聞いて、苦しんでいる子どもが、苦しい時期から抜け出した時、近くにいること、そこで、何か提案できることで、その子の道を開いていくことができるのだということを学びました。でも、その時はいつかわかりません。これは、子どもだけに限らず、全ての人に当てはまることだと思いました。ボールが返ってこなくとも、ボールを投げ続けることが大切だということを学びました。

 以上が私の学びです。不登校を経験した棚園先生の実際の話を聞けたことは教師を目指す身として、とても価値のある経験となりました。自分とは違う視点の考えや意見を聞き、そこから自分も教師の在り方を考えていくことが出来ました。このような貴重な機会を設けていただけたこと、感謝!感謝!感謝です!

 棚園先生、玉置先生、岐阜新聞の村瀬さんありがとうございました!!(今井)

第1回教師力アップセミナーでの学び(下野、松浦、中江)

 こんにちは!6期生の中江です。5月8日に開催された第1回教師力アップセミナーに参加させていただきました。今回の記事では、7期生の下野、6期生の松浦、中江の3人のセミナーでの学びを載せていきます。


【7期生 下野】
 こんにちは、7期生の下野です。5月8日に、教師力アップセミナーの第1回目に参加させていただきました。コロナ禍である為、オンラインでの開催、二部構想のセミナーです。

 本セミナーにて学んだことは『子どもの力』です。

 新型コロナウイルスの蔓延により、子ども達は一斉休校が言い渡され、1人1台端末の普及が思いもよらぬスピードでぐっと進みました。

 第一部では、GIGAスクールの実践例が紹介されました。大学生の私達でも戸惑い躓き、悩んだ端末の用い方を子ども達はいとも簡単に習得していく姿が印象的です。まるで、大学生が教授にメールで課題を提出する様な感覚がもう小学生には身についてることに驚きました。

 また子ども達に端末利用を促す為には、「なぜ端末を利用してみたいのか」教師も一緒に考え、教師も一緒になって試行錯誤していくことが大切だと感じます。生活面・学習面において、端末は様々な役割を果たします。どの側面でも構わないのです。「こうしてみたい!」「ああしてみたい!」「こうやって使ってみたい!」というような、子どもの気持ちに寄り添いながら教師も一緒になって考えていくとより一層端末の用い方が深まるだろうと考えます。

 第二部では、玉置先生・水谷先生・野木森先生・大西さんの錚々たる皆様のパネルディスカッション。厳しく鋭い意見が飛び交い、ハッとさせられることばかりでした。大西さんのおっしゃられた「子どもをもっと信じましょうよ」という言葉が心に残っています。知らず知らずのうちに大人は、子どもの力を決めつけてしまいます。1年生にはこのぐらいだろう、中学生だからこれが危険そうだなとなんとなくの勘があります。しかし、その勘は当てにならないようです。「子どもにルールを作って必ずやらかす」と大西さんは加えておっしゃられました。ルールは何かを制限するものではありません。制限したって結局は、抜け道ができてきます。ルールを自分達で作り、自分達を自衛する意識が子どもに生まれる時、真の約束になることでしょう。

 子どもは、大人が思っているより強く逞しく、新しいものに貪欲に挑戦し、飲み込みが早いことをコロナ禍でうんと感じました。きっと子どもから教わることも多々あるでしょう。GIGAスクールによって、教師も子どもも新たなことに挑戦し、学び合う環境が生まれたと思います。

 私達が教師になっている頃に、このGIGAスクールはどう変化しているのか、ワクワクします!そして、子ども達に沢山教わり沢山一緒に学べるよう、今こうして最新の教育現場や教育の在り方について精一杯学んでいきたいと思います!

 教師力アップセミナーの主催者の皆様、スムーズに連絡をしてくださった6期生の先輩方、一緒に学んでくれた7期生のみんな、本日も沢山の学びをありがとうございました!(下野)


【6期生 松浦】
 こんにちは!6期生の松浦です。今回の記事では、第1回教師力アップセミナーで大切にしたいと思ったことをまとめます。

 1つ目に「まずはやってみる」ということです。第1部での既に現場でICT端末を活用されている先生方のお話から、子どもも教師も初めてのことだから、失敗を恐れずにやってみることが大切だと学びました。実際に活用されている具体例を見ると、予想以上に子どもたちが主体的に上手く活用していて、教師が「ああしようこうしよう」と決めつけるよりも、子どもたちと一緒に、とりあえずやってみよう!という姿勢が大切なのだと感じました。教師が思っているよりも、子どもたちの考えは柔軟で、様々なことをどんどん吸収していくのだと思いました。

 2つ目に「生活をよりよくするために使う」という認識です。第2部での先生方のお話から、まずはGIGAスクール構想の目的と現状について学びました。ちょうど、最近のゼミでGIGAスクール構想について学んだばかりであったので、復習とより深い理解ができました。ICT端末の活用法を吟味することは大切ですが、あくまで1つのツールであるという考えを忘れたくないなとも思いました。上手く活用することで、よりよい教育を行えるように、よりよい生活になるように、ということをきちんと覚えておきたいです。

 私は今までICT端末の利用について、少し苦手意識がありました。そのため、「なんとなく言葉は知ってるけど…」という状態だったのですが、今回のセミナーを通して、なぜ必要なのか、どのように活用するのかということが明確に理解できました。来年度から教壇に立つことを目指す立場として、これが学べたことはとても大きいと思います。今回の学びを教員採用試験でも、教師になってからも、十分に生かしていけるように頑張ります!

 玉置先生、酒井先生、関係者の皆様、本日は貴重な機会を設けてくださって、ありがとうございました。(松浦)


【6期生 中江】
 こんにちは!6期生の中江です。今回の記事では、第1回教師力アップセミナーでの学びをまとめます。

 1つ目に、まずは自分からやってみる姿勢を大切にすることを学びました。ICT端末を学習で扱っていくのは教師にとっても子どもにとっても慣れないことです。だからこそICTの端末について知ることが大事だと感じました。端末を使って学習に活用できる機能として、Google Forms Quiz、ScratchやGoogle Calendarなどいろんなものがあると分かりました。機能を知ってみると、「楽しそう!」「子どもと一緒にやってみたい!」と感じました。まずは知ることから始めてどのような活用ができるのかなど内容について工夫していくことができると思います。失敗を恐れずに「やってみよう!」というチャレンジ精神をもつことを大切にしていきたいです。

 2つ目に学んだのは、子どもの可能性を信じることです。端末を活用していく中で教師も子どもも使い方に慣れてきます。子どもの端末の扱い方の飲み込みは早く、実践例で、上級生から下級生へ端末の使い方を教える場面があったと知りました。教師が子ども一人一人に教えていくのではなくて子ども同士の繋がりで端末に向き合うことができます。子どもはひとつ覚えればそこから視野を広げて違う活用方法を見つけることができるのではないでしょうか。教師といつまでも一緒に使うのではなくて子どもに委ねてみるのも手段のひとつなのかもしれません。もちろん、その過程で子どもが躓いて「分からない」という状況に陥ることも考えられます。しかし、その時には教師、まわりの子どもも巻き込んで一緒にその問題について一度立ち止まって考えてみることも可能だと思います。

 私は「ICTよりもアナログ!」の考え方で過ごしてきたので一人一台端末の普及が怖くて不安が大きかったです。しかし、慣れないことに恐れて避けていては今よりよい学習方法に気づくことはできません。柔軟に考えて行動ができるような教師を目指したいです。

 昨年はコロナ禍で教師力アップセミナーに参加することができませんでしたが、今回第1回目の教師力アップセミナーで学ぶことができてとても嬉しく感じています。このような機会を設けてくださった皆様、ありがとうございました。(中江)

※写真は林文通先生からいただきました(玉置)。
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第1回 教師力アップセミナーでの学び (6期生金子 7期生吉久)

 こんにちは、玉置ゼミ6期生金子、7期生吉久です。先日行われました、教師力アップセミナーに参加させて頂きました。そこでの学びをまとめたいと思います。

【6期生 金子】
 こんにちは、6期生の金子です。私は今児童養護施設での実習真っ只中です。教員採用試験前の忙しい時期ではありますが、毎日の学びを通して、すごくいい経験ができていることを実感します。なかなか体験できない貴重な時間です。残りの期間も頑張りたいと思います。

 さて、先日教師力アップセミナーに参加しました。昨年度はコロナウイルスの影響で参加できなくてすごく残念な思いをしました。今年度は昨年度の分の学びを取り返す勢いで学びたいと思います。

 今回のテーマの根幹は「GIGAスクール構想」でした。教員採用試験の対策でゼミでも取り扱った内容で、現場の先生方が実際にどのように活用しているかを学べる貴重な会でした。

 私が特に印象に残ったのはジャムボードの活用についてです。ジャムボードとはクラウド上に記入したものが簡単に保存され、それを多数の人と共有することができます。これまでは自分のデータは自分で保存して自分でしか見えませんでしたが、その作業のすべてを簡単に全員で共有することができます。私自身、大学の活動で使用しましたが一度に仲間の意見が見えると発表の時間が省けます。学校で取り入れることにより他のことに時間が当てられ効率化を図ることができます。また、なかなか考えが浮かばない児童に関しても、他児の考えを参考に少しずつ発想することが出来るという話を伺い、なるほどと思いました。仲間の意見が見える化することで、挙手で当てられなかった子ども達の意見が埋もれる心配もないと思いました。

 先生方は何事にも教師から実践する姿勢が大切と仰っていました。私は、パソコンや情報端末を使用することがあまり得意ではありません。ですが、情報化する国際社会において、難しい、苦手だ、、、と使用を拒むようではいけないと感じました。不慣れなら不慣れなりにまずは学ぶ姿勢を持っていきたいと思います。

 今回のセミナーの開催にあたり、玉置先生、酒井先生を初めとする多くの先生方、本当にありがとうございました。次回の教師力アップセミナーへの参加も楽しみにしています。(金子)

【7期生 吉久】
 こんにちは。7期生の吉久です。教師力アップセミナーに参加させて頂きました。現場で働かれている先生方の具体的な実践例を実際にお聞きすることができ、貴重な経験になりました。ありがとうございました。今回のセミナーを通しての学びについてお話したいと思います。

 GIGAスクール構想は、一人一台の端末でクラウドをたくさん活用することで多様子ども達想像性を育み、学校生活をよりよいものとなるようにしていることを学びました。その前提として、教師が自ら「まずはじめてみる」ということが重要です。教える側の教師がクラウドの仕組みや特徴を理解していなければ、そのクラウドの良さを教わる側の子どもは理解することはできません。そのため、教師が、まず使ってみて、体験することでそのものの便利さや面白さに気づくことが大切です。また、早速授業で活用するのではなく、遊び感覚のように日常生活のことから活用し、慣れ親しむことが大切です。慣れ親しむということを目的に、休み時間に自由に遊びのツールとして使用してよいという工夫がとてもいいなと思いました。

 統計結果には衝撃を受けました。日本は、ゲームやSNSなどでの使用では世界1位であるのに対して、学習の道具としての利用ではワースト1位であった。急に多用するとなると対応できず、抵抗感も感じやすいと思います。そのため、スモールステップで少しずつ着実にクラウドを活用していくべきだと考えます。

 実践の結果から、今までの授業は、結果しか共有することができなかったことが、一人一台を導入することで、そこに至るまでの過程を共有することも可能になりました。そのような情報に限らず、活動も個別的に協働的に同時に行うことができるのでとても優れたものであるように感じました。また、教師の役割が変化していることもよくわかりました。授業から学び、子ども中心の学びになっていたので、教師が中心となって教えるのではなく、支援するようなかたちで子どもと関わっていきたいです。教師は「なぜ・何を・どのように」情報を共有するかを常に考え、何に目標があってどこまで達成すれば良いのかを子ども自身が把握できるように前もって見通しを持たせ、自分なりのやり方を見つけていけるようにします。そして、学校生活がよりよいものになるようにしていきたいです。(吉久)

※写真は林文通先生からいただきました(玉置)。
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5月14日 6期生ゼミでの学び(名桐)

 こんにちは。6期生の名桐です。今日は日差しが強く、早くも夏さながらの気候ですね。半袖が恋しくなるくらい暑いです。半袖を解禁する日もそう遠くはなさそうです。僕もあと2ヶ月、教採に向けて心を熱くして勉強に励みます!

 さて、本日の6期生ゼミでは集団討論を行いました。テーマは、「コロナ禍で子どもたちがストレスフルな状況において、学校はwithコロナの中何を大切にするべきか」です。様々な意見が飛び交い、以前の集団討論と比べると討論らしい討論ができていました。凄く楽しかったですし、ゼミ生の意見を聞く機会にもなったので、学びの多かった時間でした。

 コロナ禍において、学校が何を大切にしていくべきか。これは、教育に関わる人なら全員が持つべき課題だと思います。子どもたちの暮らしだけでなく、gigaスクール構想の兼ね合いもあり、学校現場も大きな転換期を迎えています。ICTの活用であったり、オンラインの授業の導入、グループ活動の是非など今までの教育にはなかった新しい教育が生まれようとしています。

 私たちは、その転換期である教育界に来年飛び込むわけです。とても他人事ではありません。私たち自身が、それぞれの考えや意見を持ち、それを共有し協議していくことはとても大切なことだと思います。単に試験で集団討論があるからという理由で、臨むべきではないと改めて実感しました。玉置ゼミの強みは、話し合いや書くことに重きを置いているところだと私は思います。いい仲間と出会えて、教育に関してハッとされるような意見が毎回のように出てきます。とても勉強になります。今日の集団討論も、そういった貴重な時間でした。

 対面でのゼミが始まり、感染対策しながらではありますが、とても充実した時間を過ごせています。現場の先生方はコロナ禍で大切にされていることは何か、とても気になる今日のゼミでした。早く情勢が良くなり、ストレスフルじゃない、開放的な暮らしが戻ってくることを切に願っています。(僕は早く旅行に行きたいんです、、、) (名桐)
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TT交流会大成功はこの写真でわかる(玉置)

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 5月14日7期生ゼミは、漫画家・棚園正一さんを招いての「T・T交流会」開催。

 T・T交流会のTは、棚園正一さんのTと玉置のT。

 棚園さんは、「学校へ行けない僕と9人の先生」「学校へ行けなかった僕と9人の友だち」を描かれています。

 詳細は順次記事で発信していきますが、会終了時のこの写真を見ていただければ、どれほど良いだったかは、一目瞭然。

 7期生の皆さん、良い会をありがとう。(玉置)

※ マスクなしは写真撮影時のみ

5月12日第8回 6期生ゼミでの学び(6期生 池戸)

 こんにちは!玉置ゼミ6期生の池戸です!今回は5/12のゼミの記録を書いていきます!

 4/14に始まったゼミも気づけば第8回まで来ました。週2回のゼミは毎回学びが多く、やはり対面で学び合うのはいいなあと毎回実感します。

 さて、今回も集団面接対策を行いましたが、私は保護者から自分の子どもがいじめられているという電話で話された時、自分は何を保護者に話すか。という質問をされました。そこで私はいじめの事実を確認することやを解決法を話すと答えたのですが、玉置先生から「いじめという重大な問題は電話で解決できるものではない。直接会って話すべきだ」という助言をいただきました。自分には全くなかった発想で学校現場を経験しているからこそ本当にその現場を想定した答えでまた一つ視野が広くなりました。

 また、低学年児童が授業に参加しない時の対処方についても学びました。罰を与えることや説教はしないということ。静かになるまで待たないということ。それよりもその子が参加したいと思う授業を始めること。など、これもまた実践的なアドバイスをいただきました。

 玉置ゼミでの学びは教育現場に立った時にそのまま生きるものばかりです。一つでも多くの学びを吸収して成長していきたいと思います。(池戸)

※ 写真は林文通先生からいただきました(玉置)。

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第1回教師力アップセミナーでの学び(6期生名桐、7期生高橋、岡)

 こんにちは!6期生の名桐です。この記事では、先日開催された第一回教師力アップセミナーでの学びを、後輩二人のものと一緒に載せています。是非一読をよろしくお願いいたします!

 (先述する形になってしまいますが、改めてこのような機会を提供して下さった玉置先生はじめ、水谷先生、野木森先生、大西さん、中田先生、久川先生その他この会に携わって下さった皆様、本当にありがとうございました。)

〜6期生 名桐〜

 この度は、貴重な会に参加させていただき、ありがとうございました。長い間、教育に携わってこられた方々の考えや、実際に現場で働いていらっしゃる先輩方の実践例を聞くことができ、新たな教育観が芽生え、より一層教師として考えなければならないことは多いなと実感しました。

 すべてが私にとって刺激的なことで、大切だなとメモを取っていたのですが、特に印象に残った言葉は、大西さんの「子どもをもっと信じましょう」という言葉です。ICTを教育現場に導入していくにあたり、課題や問題点が浮き彫りになっています。教師がすべてをコントロールし、一人一台端末の整備をしていると、莫大な労力と時間がかかってしまいます。子どもたちのことをもっと信じ、ICT整備に協力してもらうという考え方は、現場に出ている方々や携わっている方々にしかわからない考え方であり、とても新鮮でした。「子どもをもっと信じましょう」、今回ICTがテーマとなっていましたが、他の場面でもとても大切な考え方だなと思います。

 今年、教員採用試験が終わり、教師として採用されれば、ICTに関する勉強を積極的に行っていきたいです。中田先生や久川先生のお話の中にもあったように、まずは教師がICTの使い方に慣れなければいけません。私も、ICTを使うこと自体には慣れていますが、教育に関するアプリやサービスをまだあまり知りません。時代とともに、私も少しずつ成長していくとともに、このセミナーで学んだことや吸収したことを大いに活用し、一人一台端末の時代を生きる子どもたちのサポートをしていけたらなと思います。この度は、貴重なお話を、本当にありがとうございました。(6期生 名桐)

〜7期生 高橋〜

 こんにちは。七期生の高橋奈優です。本格的にゼミが始まってから一か月がたち日々ゼミ生に刺激を受けながら自分の教育観を見直しています。

 話は変わりますが、先日教師力アップセミナーに参加しました。今回のセミナーのテーマは『GIGAスクール構想』でした。今、学校現場では子供たち一人一台端末と高速大容量の通信ネットワークを一定的に整備されています。もちろん私が児童・生徒のころ体験したことがない環境です。そのため、新しい環境を理解しておく必要があります。では、本題である私が特にセミナーを通して学んだことを述べます。

 私が今回のセミナーで特に学び大切だと思ったことは、新しいことに恐れずやってみることです。上にも述べましたが、私が児童・生徒の時は、一人一台端末というものはありませんでした。しかし、現場に出た時は、自分が子供たちの先頭に立って端末を使っていかなければならないと思っていました。けれども、現場の先生の実践例を聞き、肩の力を抜き、気軽に子供たちと一緒に「やってみる」ことが大切だと思いました。子供たちは、新しいことへの興味や柔軟性が高いので一緒に端末を使っていく中で「もっとこうすると分かりやすくなるかも」といった声を拾いながら教師と子供たちがお互い学んでいくという姿勢のほうが楽しいと思います。

 また、端末を使う理由を子供たちに伝える必要があるとも思いました。春日井市の現場の先生方は、「生活をよりよくするため」とおっしゃっていました。私もその通りだと思います。これを言葉で伝えていくと共に、学校生活の中で端末を使いながら実感していけるような活動を現場に立った時にしていきたいです。

 以上のように、子供と一緒に学び合いながらやってみようという姿勢が大切ではありますが、教師の方も知識・技術ゼロではいけないので実は、ICT関係が苦手ですが積極的に使っていくよう頑張ります。最後まで拙い文章ではありますが読んでくださりありがとうございました。(7期生 高橋)

〜7期生 岡〜

 こんちには。大学がオンラインと対面の併用で、生活リズムの乱れを感じながら、これからはこれがスタンダードになるかなって思っている岡です。

 今日は先日参加させていただいた教師力アップセミナーのことについて書かせていただきたいと思います!

 テーマは「GIGAスクール構想」についてでした。私もゼミの中でGIGAスクール構想については話を聞いていましたが、現場での現状についてはそこまで詳しくは知りませんでした。その中でセミナーの第一部では実際の現役教師の方の学校現場での取り組みについて話を聞く貴重な機会となりました。

 この話の中で私が感じたことは「まずやってみる」ということです。一人一台は先生にとって初めての出来事ではありますが、それは同時に子どもにとっても初めてのことであり、まずは一緒にやりながら試行錯誤していくことが大切と感じました。さらには子どもが使い方を吸収していったときにできることの可能性がとても広がることに心が踊りました!

 子どもたちはタブレットを使いながらこんなにも深く楽しい学びができるのだと実践例を聞いて思い、自分もICTも子どもと共に使っていける先生になりたいと深く思いました。

 第2部ではパネルディスカッションということで「GIGAスクール構想」についての様々なことについて討論しているところを見させてもらいました。

 ここでも感じたことはとりあえず、やってみる。体感してみるということです。現役の校長先生などが先生たちに問いかける時に実際に先生に使ってもらって効果を実感してもらうと話があったので、そこで改めてまずはやってみるという姿勢が大事だなと思いました。初めてのことであり、大なり小なり失敗はつきものであり、やらなければ失敗すら生まれないと1人で痛感していました。

 このセミナーを通して私はGIGAスクール構想に対してだけでなく、考えて挑戦することの大切さについて学ぶことができました。貴重な講演に参加できてとてもよかったです!(7期生 岡)

※写真は林文通先生からいただきました(玉置)。
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5月8日(土) 教師力アップセミナーでの学び(6期生池戸、7期生田中、久野)

 5月8日土曜日に行われた教師力アップセミナーに参加した三人の記録をまとめました。

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 こんにちは!玉置ゼミ6期生の池戸です!今回は5/8に行われた教師力アップセミナーについて書いていきたいと思います。
 
 今回の教師力アップセミナーは「GIGAスクールスタート、まずはこれからやろう!」というテーマで行われました。第一部はGIGAスクール先進校である春日井市立藤山台小学校から中田先生と久川先生の実際の実践例についてのお話をいただきました。
 
 中田先生の言葉で印象に残っているのは「まずは教師がやってみる」という言葉です。失敗を恐れず、積極的に取り組むことの大切さ、生活をよりよくするために使うという意識を学びました。

 久川先生の言葉で印象に残っているのは「ICT活用は生活から学習へ」言葉です。ICT機器をいきなり授業に取り入れていくというのは難しいことであると私も感じていましたが、生活の使いやすい部分から取り入れていくことで児童も教師もスモールステップでできるようにしていくということが分かりました。

 また、お二人の先生のお話から単にICTとはいってもclassroom、スプレッドシート、jam boardなど多様な機能があり、その役割に応じてこれを便利な道具として使っていくことが大切であるということがわかりました。

 第二部はパネルディスカッションを拝見しました。そこではタイピング能力の育成について、大西さんの「子供は文字を速く打ちたい、書きたいと思えばやる。そう思わせる課題を教師が立てることが大切だ。」という言葉が今でも心に残っています。

 これは子どもが主体的に学ぶという部分とつながっていると思います。教師は子どもにやらせるのではなく、子どもがやりたいと思うように課題を立てる、そして、快適に使えるだけの環境を整備する。制限ではなく、自由を与えるということ。これは真に教師がコーディネーターであるということであり、目指すべき姿であると学びました。

 新型コロナウイルスの影響でかなり久しぶりとなってしまった教師力アップセミナーですが、今回も多くの学びがあるセミナーとなりました。この学びを現場で活かしていけるようにまずは目の前の教採に向かって頑張っていきます!

 このような状況の中でも試行錯誤して教師力アップセミナーを開催していただいた関係者の皆様、本当にありがとうございました。 (6期生 池戸) 

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 こんにちは。7期生の田中です。今日は、5/8(土)に参加した第1回教師力アップセミナーについて記事を書いていきます。

 第1回の教師力アップセミナーでは、現在学校で行われているGIGAスクールについて学びました。
 
 実践例の紹介や、先生方のお話の中で1番驚いたことはルールを作り過ぎないということです。私は、子ども達がパソコンやタブレット端末を使う際に、多くのルールを作り、不必要に使わせないようにしていると思っていました。しかし、ルールは作り過ぎずに、現場の実態に合わせたり、子ども達と一緒にダメなことやどのように使うことが良いかなどを考えて取り組んでいると聞いて驚きました。子ども達が自由に使っていく中で、まずは操作などに慣れていき、そこから授業や学級経営などで活用していく流れがとても良いと学びました。
 
 また、1人1台のタブレット端末やパソコンの配布により、学びの孤立化が進んでしまうのではないかと考えていました。しかし、実際は、共有化することができるアプリを使うことで、直接話さなくても考えを共有し、交流出来るため、今までは一部の人の意見しか知ることが出来なかった場面でも、全員の意見を知ることができ、逆に学びが深まるなと感じました。加えて、クラウド上にデータが保存されるため、様々な場面で自分の過去の学びや、別の科目の学びなどと関連付けながら学習できる事も素晴らしい利点だと感じました。

 GIGAスクールの波にのり、これから更にICTの活用が広がっていきます。日々の子どもの学びに繋がるように、教師もより良くなるように使うこと、機器はあくまで道具として、授業の本質に合わせて使っていく事を大切にしていきたいと思いました。 (7期生 田中)

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 こんにちは、7期生の久野です。教師力アップセミナーに参加しました。普段の大学の授業では知りえない、実際の教育現場に携わっている先生の声を聞くことで、教育の課題やその対応策について、より具体的に、より現実的に考えることができました。声をかけてくださった玉置先生、運営してくださった先生方、貴重な機会をありがとうございました。

 今回、たくさんのことを学ぶことができましたが、その中で最も衝撃的だったのがICT化に応じる子どもの実態です。セミナーで紹介された子どもたちは、端末を使ってアンケートを作ったり、チャットでお話したり、図表を作ったり…と大人以上にICTを使いこなすスキルを持っていました。教師が全て教えたわけではないそうです。子どもは大人以上に、新しいものに対応し、それを役立たせていく力を持っているのだと感じました。今までは、大人として、子どもに端末の使い方やスキルをたくさん教えなければ、と思っていましたが、それはおこがましいことだと今では感じます。学びを自ら吸収していく子どもを前に、それを止めずに柔軟に対応できる大人でありたいです。 (7期生 久野)

※写真は林文通先生からいただきました(玉置)
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5月7日模擬授業(今井)

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 こんにちは。7期生の今井美羽です。今回は、ゼミでの学びについての記事になります。

 先日、ゼミで初めて模擬授業をさせていただきました。私は、「みんな、待っているよ」という題材をつかって、模擬授業をしました。
 
 今回の模擬授業で学んだことは、自分の目指すゴールを押し付けてはいけないということです。今回の模擬授業で、子どもの意見を踏まえながら、自分が目指したゴールへと導いていくことの難しさを実感しました。私は、自分の目指したゴールに持っていきたい気持ちが前に出すぎて、登場人物の気持ちを決めつけてしまいました。教師役の私の言葉で授業を進めてしまい、子ども役の子を置いて行ってしまいました。授業は教師の言葉ではなく、子どもの言葉で進んでいくことで、子ども自身の考えが深まり、子どもが学びたいという意欲も引き出すことができるのだということを学びました。

 スキルのない私が、なんとか授業をすることができたのは、玉置流道徳を真似したおかげです。この授業パターンを考えた玉置先生はさすがだなと改めて感じました。道徳は「想像」と「ゆさぶり」!!!

 この表現が正しいのかどうか分かりませんが、模擬授業を終えた後、上手くいったこともも、上手くいかなかったこともあったけど、「楽しかった」という気持ちが私の中に残りました。同時に、より楽しく、深い学びができる授業を作ることのできる教師を目指していきたいとも思いました。これからもゼミでの学びを通して、(今井)

5月7日6期生ゼミ(伊藤)

 こんにちは!面接練習で言葉が出てこないことが多く、自分の頭の回転が遅いことを知りました。その対策として、大喜利に真剣に取り組んでいる6期生伊藤幹太です。

 大喜利って意外とやってみたら難しいし、他の人の答えが面白くて、「世界ってすごいな」と感じました。

 さて、5月7日にゼミがありました。いつもどおり過去問を解いて、面接練習の対策だったのですが、過去問が長くなってしまい面接練習の時間が短くなってしまったのですが、良い学びになったので、記事にしています!

 7人それぞれ質問があったのですが、その中でも1番考えさせられたのは、「校則で禁止されている茶髪にしてきた生徒がいたらどう指導しますか」というものでした。

 それを聞かれて同じ6期生の池戸くんは「事情を聞いた上で、何故してはいけないかを説明し指導する」と答えました。しかし、この質問は難しく今校則はやりすぎではないかと一部で見直されており、指導することが正しいのか間違っているかもわかりません。そのため、学校全体の意向を確認し上司や先輩に相談することも視野に入れるべきと教えていただきました。

 相談するというのも一つの答えなので、「この場合どのように指導しますか?」などの質問を受けたとき、答えが思いつかなかったり、答えづらかったり、したときは「難しい問題なので自分の意見を伝えた上で、上司や先輩先生に相談しアドバイスをもらいます。」も一つの正解なのかなともいました。また、保護者の方に相談とか、外部の専門家の意見を聞くなどもありなのかなと思いました。

 またゼミの最初に先生から志賀内泰弘さんの本「人生に、エールを。〜はげまし、はげまされ〜」をいただきました。コロナのなか考えさせられる話や元気になれるような話がのっていてとても今の時代にぴったりな素晴らしい本でした。また記事にしたいと思います


ps大喜利します
お題「今年の担任の先生に「不安しかない…」どんな人?」

A 何度聞いても1+1が5だと言ってくる。
A 生徒を出席番号で呼ぶ
A 学生時代の道徳の成績が1 (伊藤)
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5月7日ゼミでの学び(7期生池戸)

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 こんにちは!7期生の池戸です。本日は5/7に行われたゼミでの学びを振り返ります。

 今回も前回同様に道徳の模擬授業を行いました。この日の先生役は棟安さん、今井さんでした。2人ともお疲れ様でした!!!

 棟安さんは小学1年生の5月を想定した、保育専修での学びを取り入れた子供に寄り添った授業でした。鉛筆を使わない、みんなで円になってお互いの顔を見ながら話すことを重視した授業でとても新鮮でした。

 今井さんはとても元気で楽しい授業の雰囲気でした。玉置流道徳をうまく実践できていて揺さぶりも上手でした!そして何より子供の様子やちょっとした行動をうまく拾ってたくさん褒めていました。今回も勉強になることばかりで有意義な1時間半でした。

 今回の学びの中で特に印象に残っているのが、『子供の発言を教師の言葉にしない』ということです。道徳の授業には答えが存在しません。子供が自由に想像し考えるこれが醍醐味です。そのため教師は子供の発言を否定も肯定もしません。しかしそればかり意識することで、子供の発言を復唱しがちになってしまい、子供の発言がいつのまにか教師の発言に変わってしまう危険があることを学びました。「そうだね」「〇〇だったんだよね」ではなく、「なるほどね!」「先生気づかなかった!」という発言の方が子供たちの意見を活かしつつ、さらに話したいと思わせる効果があります。これもまた教師としての戦術ですね!ぜひこれから実践して行きたいです。

 学んでも学んでもさらに学べるこの玉置ゼミでの時間は私にとってもゼミ生にとっても本当に有意義です。いや、有意義すぎるのかもしれませんね(笑)「現状維持は衰退だ」こんな言葉を聞いたことがありますが、このゼミに入って学び続けることの大切さを実感しています。まだまだ7期生みんなと色んなことを学んでいきたいです!ワクワクしてます!!!(7期生池戸)

積み重ねること(7期生池戸)

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 今日は【いのちの授業】の実践者鈴木中人さんと玉置先生、玉置ゼミによるセミナー【いのちの授業】の第1回目でした。まずは第1回目がこのような素晴らしい学びの機会となったこと、第2回、第3回へのよい架け橋となったことが運営側に携わらせていただいた身として凄く嬉しいです。

 それぞれ立場が違うからこそ生まれる様々な視点からの疑問や感想をもとにいのちの尊さについて考えた2時間。セミナーに参加してくださる皆さんが少しでも私たちのやりとりを見て命の尊さを実感してくださったのならば第1回となる今日のいのちの授業は大成功だったと思います。 

 そして私自身もいのちの尊さと向き合う大事な時間でした。今日のセミナーでもお話させていただきましたが、私自身命の尊ささを実感する出来事を中学生の時に経験しました。たった9人しかいない同級生の1人を病気で無くし、立ち直れない時期がありました。生きるとは。死ぬとは。命の尊さを実感すると共に周りの同級生や先生たちがが泣き崩れる光景が今でも蘇ります。だからこそ、いのちの尊さを知ってもらいたい、教師になったらしっかり伝えていきたいと強く感じます。

 しかしやはり踏み出すのに勇気が入ります。生徒を傷つけるためにいのちの授業をするわけではないからです。こんな私の悩みに鈴木さんは「いのちを学ぶことは楽しいことだけじゃない。時に暗くて辛いことを学ぶ。これが生きると言うこと。いのちの授業は積み重ねて行くことが大切なんだよ」という言葉をかけてくれました。

 まだまだ教師を目指す未熟な私たちには不安ばかりです。でもこれは現場で働く先生方も子供を持つ親さんたちもみんな同じだと言うこと。だから今日の学びがこれからの自分に生きてくるんだ。と実感しました。今日の感想をみんなと今すぐ共有し合いたいと思うほど有意義な学びでした。

 さて残り2回、今日の学びがここからどんな展開になるのか私自身すごくワクワクします。今日参加された方はもちろん、もっとたくさんの人にこのいのちの授業を受けて欲しいです。そして一緒に考えたい。いのちの尊さを。(7期生池戸)
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