2月24日愛される学校づくりフォーラムに参加して(吉田・江口)

画像1
 こんにちは。今回は、2月24日に行われた愛される学校づくりフォーラムで学んだことを吉田と江口だ書かせて頂きます。

 私は、午後の模擬授業について書きたいと思います。まず、寺坂くんの授業は本当にすごいと感じました。社会が苦手な私でも学びたいと思うような授業展開になっていました。そこで、何がそのような気持ちにさせたのか考えてみると、二つパッと思い浮かびました。

 一つ目、児童と教師の関係性です。もちろん2年もゼミ生は一緒にいるので、どのような特徴があるか分かりきっているかもしれません。しかし、児童を見る視点がとても良かったからこそより良い展開になったと思いました。例えば、発表者が言い終わったあと、その発言で終わるのではなく、頷いていた児童、首を傾げた児童、困った顔をした児童にしっかり視点を当てて発言が途切れないよう繋げていました。一つ一つの発言で途切れないからこそ、より深いところまで考えられる授業になっていました。

 二つ目、自由度の高さです。多くの資料が配布され、そこに止まることなく、インターネットも使用してもいいと許可が出ました。資料以外に予想を立てた児童の発想を無駄にすることなく自由に調べることのできた環境がとても良かったと思いました。

 また、野木森先生と和田先生の授業は、観覧席からでも一緒に考えたくなるような、吸い込まれていくものでした。子どもの発言を意識しながら次の発問やまとめをしていて、事前に用意した言葉ではなく、その場の言葉で授業を作り上げていくことに感動しました。 (江口)



 私は今回で玉置ゼミとして学ばせていただく、最後の勉強会となりました。今回は午前と午後の2つに分けて、記事にさせて頂きます。

 まず、午前の部です。講演会では、新学習指導要領と4つの観点からの発表でした。新学習指導要領のキーワードとして「予測困難な社会」という言葉からそんな社会で生きていく子供を育てる学校ではどんなことをしていくべきなのかということを分かりやすく教えていただきました。特にICTの活用の部会では「わかるために使うICT」から「学習者が思考・判断・表現をするためのICT」という考えを聞き、4月の学校現場でどんな活用ができるかと考えるきっかけをいただきました。
 
 次に午後の部です。午後は模擬授業を中心に「主体的・対話的で深い学び」を生み出す授業改善について考えました。その中で「寺坂君の子供を待ち、1つ1つの反応をちゃんと見る姿勢」「和田先生の子供の言葉で動いていく授業展開」「野木森先生の実験の説明をしすぎず、事象と子供が対話する環境づくり」など子供の姿を大切にする授業が子供をイキイキとさせていくのだと改めて感じました。全て私ができるわけではないと思いますが、将来自分なりにできるよう頑張りたいです。
 
 最後になりましたが、これまで多くの場所・経験を本ゼミでさせて頂きました。私がこうやって頑張ることができたのは、私に関わってくれた方のおかげであると思います。本当にありがとうございます。私は地元に帰りますが、ここで学んだことを大切にしつつ、より成長できるように頑張ります。ありがとうございました。(吉田)

2月24日愛される学校づくりフォーラムに参加して(井上・関口)

画像1
画像2
 こんにちは、4期生の井上と関口です。今回は愛される学校づくりフォーラムに参加してきました。そこで学んだことを以下に記していきたいと思います。


まず、新学習指導要領について学びました。今回は新学習指導要領を理解するにあたって、4つのテーマから、簡単な劇などで紹介していただきました。ICT活用の仕方や、授業改善の話、気になる話ばかりで、とても頭がいっぱいになってしまうとともに、沢山のことを学ぶことができ、充実感がありました。新学習指導要領は何回も読み解き、じっくりと自分の中に消化していきたいと思いました。

 次に、実際に和田先生の授業を児童役として受けていた時に、和田先生の児童のつぶやきを拾うのがとても速いことに気づきました。児童のつぶやき、つまり子供達が授業を進めていく中で、ヒントとなることを言ったときそれを即座に拾う、実際これはとても難しいことだと思います。つぶやきを拾うためには常に耳を児童に傾け、意識していなくては拾うことはできないと考えるからです。教師の聞く力とそのつぶやきを生かして授業を進めていく2つの力が必要になると僕は考えます。しかし、和田先生はこれを何気なくやってしまわれるために、簡単なことのように見えてしまいます。(笑)

 今回のセミナーは規模がとても大きく、その分学べることも多くありました。しかし今回でこの会は最後とのことでとても残念です。また違う形で参加できることを楽しみにしています。ありがとうございました。

 12月からセミナーに参加し、少し玉置ゼミのことが分かってきました。4月から本格的にゼミがスタートします。今よりもさらに力を入れて頑張っていきたいです!(井上)


 こんにちは。4期生の関口です。今回は愛される学校づくりフォーラムについて、公開研究会と模擬授業に分けて書きます。

 公開研究会では新学習指導要領について4つの観点からそれぞれ提案という形で発表をききました。保護者の立場や教員の立場から質問し、答えるという形の劇や、クイズ形式といった単純な説明よりも参加することで、より理解できました。

 模擬授業では2期生の寺坂さんの授業を観て、すごい!と感動するとともに不安と焦りも感じました。授業に力をとても入れられている先生方がプレッシャーを感じるとおっしゃっていたため、落ち着いてやることと生徒役より話す量を少なくするというのは意識していても実際やるのが本当に難しいのだなと思いました。また、検討会での授業者のお話はここまで考えていたのか!と驚くことが多く、面白いなと思いました。

 一日中学びながらも楽しく笑って参加できるこの会が最後というのは悲しいですが、またちがう形で参加できるのを楽しみにしています。あわせて、玉置先生の司会の中で挟む小話がとても面白かったので、3月25日の復活寄席が今から楽しみです。(関口)

3月26日 教育新聞を読んで(丹羽)

画像1
 こんにちは。3期生の丹羽亜由美です。教育新聞を読んでいて、感じたことがあったので紹介させてください。

 愛知県版の教育新聞に、「使いたい・伝えたい グローバル化に対応した英語教育」という見出しがありました。最近、愛知県は外国籍児童が最も多い県だということを知ったので気になり、読んでみました。愛知県義務教育問題研究協議会並びに愛知県教育委員会は小・中における「グローバル化に対応した新たな英語教育のあり方」についてのリーフレットをまとめたそうです。

 巻頭には「世界に視野を広げ、世界との関わりの中で活躍できる人づくりが喫緊の課題である。そのような中、異なる言語や文化を持つ他者を理解し、尊重する態度を育むとともに、外国語によるコミュニケーション能力の向上を図ることがますます重要となってくる」とあります。

 この部分からふとボランティア先にフィリピン国籍の女の子がいることを思い出しました。

 私は普段外国籍の子と話す機会は全くなく、外国語も苦手で始めてその子と話すときはどうしようかと悩んだことを今でもはっきりと覚えています。その子と関わる上で感じたことは、その子の文化や考えを尊重することの大切さです。日本では当たり前のことであっても彼女からすれば分からないことであったり、心配なことは必ずあります。そのように当たり前だと思って日本の文化を押し付けるのではなく、相手の言語や文化を尊重しながらコミュニケーションをとることで心を開いてくれたり、「わかること」や「できること」が増えていくように感じます。当初は馴染めずそわそわしていた彼女ですが、少しずつ自分のことを話してくれたり、学校で起こったことを話してくれるようになりました。ですから、グローバル化が進んでいく上でこれからを担う子供たちは外国語の習得が必要不可欠になるような気がします。

 私自身、英語は得意ではありませんが、教員になる身として意識していかなければならないことだと感じました。(丹羽)


2月24日 愛される学校づくりフォーラムに参加して (安部・加藤諒太・高橋)

画像1
画像2
画像3
 こんにちは。先日、第8回愛される学校づくりフォーラムに参加させていただきました。私たち4期生にとっては最初の会の参加でしたが、一日かけて本当に多くのことを学ばさせていただき、今回が最後の開催ということに驚きが隠せませんでした。記事が少々長くなってしまって申し訳ないのですが、ここでは4期生の安部、加藤、高橋の3人から学んだことを書かせていただきます。

 
 こんにちは。4期生の安部です。私は愛される学校づくりフォーラムに参加して、色々なことを学ばさせていただきましたが、ここでは2つに絞って書かせていただきます。

 まず一つ目は和田先生の算数の授業についてです。私は以前のセミナーで和田先生の模擬授業に生徒役として参加し、初めて和田先生の授業を拝見したのですが、初めて見た感想としては、ただただすごい、子供を全員巻き込むような圧倒される授業だなぁ、ということでした。しかし、今回のセミナーでは観客席から授業を見させていただいたので、授業を客観的に見ることができ、さらに深く学ぶことができました。和田先生は設定した課題に対して子どもたちに答えを共有させようとするのではなく、答えを導くためにどのように考えたのか、そのプロセスを共有させることで、よく分からないなぁ、からなるほど!そういう考え方をするのか!に結びつかせているということが分かりました。

 最初の段階で自力で答えにたどり着けなくてもみんなの考えを聞いて納得したり、自分の考えが広がることが授業で大切なことなのだなということに気がつきました。この信念はどの教科でも共通して言えることなので、心に留めておきたいと思います。

 2つ目は2期生の寺坂さんの模擬授業についてです。先輩の授業を見て、現場に出ているわけではないのにどうしてあれほどの授業ができるのか、本当に驚くばかりでした。特に素晴らしいな、と思ったのは今まで私がセミナーの講演でお話を聞いてきて学んだこと、授業において大切なことのほとんどが実践されていた、ということです。子どもの発言をうまくつなぎ、授業を進めていったり、発言を聞いている子どもに目を向け、その反応を見逃さなかったり、揺さぶりをかけるような発問をして学びをさらに深めたりする実践ができていました。私は2年後に先輩のような授業を展開できるとは今の時点では決して言えないけれど、これから学びを積み重ねていき、先輩の背中に少しでも近づけるように励んでいきたいです。(安部)


 こんにちは。4期生の加藤諒太です。今回は2月24日に行われた愛される学校づくりフォーラムについて書きたいと思います。

 愛される学校づくりフォーラムでは1日をかけて多くのことを学ばせていただきました。第1部の研究会では新学習指導要領の理解が深まりました。テーマごとに深い内容で新学習指導要領とICT、学校経営、地域連携、授業改善の四つを学ばせていただきました。特に授業改善の部分では、「主体的・対話的で深い学び」について理解することができました。生徒に話し合わせればいいというわけでなく、自分の考えを持った上で他人と比較し意見交換をしながら学ばせることが大切だと感じました。

 また第2部のゼミの先輩やベテランの先生方の模擬授業で1番に感じたことは、児童・生徒の言葉を拾ってそれを軸に授業を進めることの大切さです。和田先生もおっしゃっていましたが児童・生徒の言葉を使うということで児童・生徒自身の理解も深まるたいうことを学びました。また考えが出ない子どもに対しては、やり方を指導するだけではなく、キーワードを用意して考えさせることが必要だということも学びました。教師主体の授業ではなく、児童・生徒主体の授業というものを理解することができました。

 そして、研究会に参加されている教師の方々を見て、教育に対する気持ちと技術の素晴らしさに驚きました。四月から私も三年生で、実習も控えています。実習先で素晴らしい授業を行えるようそのような先生方の姿勢を見習い、ゼミを通して多くのことをこれからも学んで行きたいと思いました。最後に、このような機会を与えてくださった玉置先生を始め、多くの先生方、模擬授業を行なっていただいた寺坂先輩、ありがとうございました。(加藤)


 こんにちは。4期生の高橋です。わたしは今回、和田先生の模擬授業に、生徒役として参加させていただきました。

 そこからわたしが感じたことは、子どもにどう発言の機会を与えていくかということでした。どうしてこのことについて感じたかというと、自分自身、なかなか授業に積極的に参加することが出来なかったからです。

 「子ども役」として、不十分だと思いますが、わたしは挙手発言が苦手で、あの場でも緊張してしまい思い切って、手を挙げることができませんでした。

 しかし、誰でも発言できる質問に手を挙げると、そこで和田先生はわたしを指名してくださいました。(子ども役とはいえ、挙手発言ができたということが少し嬉しかったです(笑)。
 
 また、ペアワーク後の交流のときは、机間指導のときに子どものつぶやきを拾い、そこから次の展開に持っていったり、指名して発言させていました。そのときに意図的な指名の意味を少し理解できたように思いました。簡単な発問には、普段挙手をしない子どもを指名し、授業で引き出したい答えに通じるような疑問を持っている児童や、算数を得意とする児童を授業の中心で指名するなどして、子どもの発言から授業を作り上げていくんだということが分かりました。

 また、寺坂さんの模擬授業では、2年後にわたしもあんな授業ができるようになるのだろうか…と不安になりました。模擬授業後のお話にもあったように、発言者が話しているときの周りの子の様子を見て、「○○さん頷いとったね。」や、「○○くん首傾げとるよ。」と、子どもの反応から話を広げていっているところが印象的でした。

 生徒役をすることになり、1週間前から緊張しているようなわたしが本当に教師としてこんなに堂々と授業ができる日が来るのかなあ、ますます頑張らなければいけないなあと思わせてくださるような授業を観させていただき、授業技術だけでなく、たくさんのことを感じることができました。ありがとうございました。(高橋)


 今回のセミナーもこれからの学びにつながるようなとても素晴らしい機会を与えてくださり、玉置先生をはじめ、会の関係者の皆さまや今回で最後かもしれないですが、2期生のみなさんには本当に感謝でいっぱいです。ありがとうございました。

2月24日 愛される学校づくりフォーラムについて(加藤奨・中澤)

画像1
 こんにちは、四期生の加藤と中澤です。今回は、2月24日の愛される学校づくりフォーラムについて話します。

 四期生の加藤奨基です。僕は野木森先生の理科の授業に児童役として参加させていただいたので、そこでの学びを書きたいと思います。野木森先生の授業で特に印象的だった事が二つありました。

 一つ目は、授業の「見える化」が徹底されていた事です事前に実験の動画が用意するだけでなく、動画内に実験器具名や変化の様子などをテロップとして出す事で、とても見やすく理科の内容がイメージしやすい授業になっていました。教科書の挿絵や図表だけではイメージしきれない事もある理科では、授業を「見える化」することがより深い学びに繋がるのだと思いました。

 二つ目は、実験の机間指導時の助言についてです。先生は実験の方法について多くは期待せず、子どもに主体性を持たせる中で、実験のする目的はぶれないように机間指導中に細かく何度も伝えているのが印象的でした。

 これらのことから、授業中の子どもの様子をよくイメージし、子どもの悩みやすいポイントなどに「見える化」などで対応策をおいておく事が大切だと感じました。(加藤奨基)


 四期生の中澤佑太です。私は二期生の方々による模擬授業について感じたことを二つ伝えます。

 一つ目は、二年後に自分は先生か子ども役で先輩と同じ事をしているということです。今回見た模擬授業は、ゼミ生として過ごしてきた二年間の集大成でもあるため、先輩の姿に近づけるように、二年間の活動や教育実習を大事にしていきたいと私は考えました。

 二つ目は、二期生のチームワークである。先生役は勿論、子ども役の方々が、先生役とともに授業を盛り上げようとする姿がとても伝わりました。先生の話を簡潔にし、子ども主体の授業を展開しているという評価もありましたが、それを成立するためにゼミ生の連帯感が大事であることを感じました。気遣いでなく、各々の性格を尊重した暗黙のチームワークを二年間かけて四期生の一員として身に付いていきたいと私は考えました。

 今回のセミナーは、大学生という時期に、多くの素敵な大人と関わり、充実した時間を過ごすということ、その事が貴重な体験であることを今まで以上に感じることができた会でした。

 玉置先生、本当に素敵なセミナーに参加させていただき、ありがとうございました。(中澤佑太)

画像2

2月17日 授業深掘りセミナーに参加して(山下、山田、高橋、高桑)

画像1
 こんにちは。私たちは2月17日に授業深掘りセミナーに参加してきました。伊藤先生と玉置先生の模擬授業から学んだことを山下、山田、高橋、高桑の4人で書きたいと思います。


 3期生の山下です。今回は私が国語専修ということもあり、伊藤先生の授業を生徒役として受けて学んだことを書きます。まず、伊藤先生は5枚の写真を提示しました。なんの写真かわからず戸惑いましたが、文章を読んでどの写真がどの場面に当てはまるか考えながら読むようにと指示がありました。その写真がその場面である根拠を探しながら読むことでキーワードを対比しながら読むことができ、文章の構成に目を向けることができました。また、題名はアップとルーズなのに文章ではルーズからアップという順番で説明されていることに触れ、この単元の「段落同士の関係をとらえ、説明のしかたについて考えよう」という目標が達成されていました。

 このような素晴らしい授業は初めからできるわけではなく教材研究があってこそだということがわかりました。伊藤先生は常にネタ探しをしていて新聞や書籍をたくさん読まれているそうです。新聞社にその写真を使った意図を聞いたというお話ではそこまでするのかと驚きましたが、いい授業がしたいという熱い思いで先生自身が1人の読者として資料を読み込んでいるからこそ、子どもたちの反応が予想できたり考えを深めることができるのだと思いました。セミナーで国語の模擬授業を見たのは初めてでとても勉強になりました。たくさん学ばせていただきありがとうございました。(山下)

――――――――――――――――――――――

 先日、深掘りセミナーに参加させていただきました。最後の深掘りセミナーということで、参加させていただけて本当に良かったです。

 今回初めて玉置先生の模擬授業を体験しました。外から見たことも生徒役も経験がなかったのでとても楽しみにしていました。今回は4期生全員が生徒役として参加させていただきました。内容は算数の数という単元だったのですが、大学生のわたしでも面白く、気づかないうちに自然と考えこんでいて、生徒役になっていたなぁというのが感想でした。

 また、玉置先生の模擬授業の検討会にも参加させていただきました。実際に教育現場で活躍されている先生方の視点は本当にレベルが高くて、学ぶことばかりでした。玉置先生のこの発言がきっかけで授業が展開した、生徒のこの発言を取り上げたのがよかったなど、これから授業を多く見学するにあたって生きることばかりでした。(山田)

――――――――――――――――――――――

 こんにちは。4期生の高橋です。今回は、授業深掘りセミナーで学んだことについて書きたいと思います。

 まずは、国語の「アップとルーズで伝える」の授業についてです。
 ここで学んだことは、教材研究の大切さです。今回観させていただいた内容では、「アップとルーズとは」を理解することだけに留まらず、それらを使い分けることでどんな効果があるのか、また、使い方を間違えるとその情報に操作されてしまう怖さなどまで踏み込んでいました。国語の一つの教材として内容を理解させるだけではなく、実生活と関わらせて子どもたちに学ばせていることが分かりました。

 驚いたのは、先生が新聞社に問い合わせて、アップの写真を使った意図を尋ねられていたということでした。正直、そこまでするのか…とも思いました。しかし、教材研究にはさまざまな方法があり、教師のやり方次第で、同じ教材でも子どもたちが吸収できるものは全く違うものになっていくのだと分かりました。

 次に玉置先生の模擬授業に生徒役として参加して感じたことについてです。私は、5つの数字を計算の組み合わせで1にするという活動で、最初は1を作ることができませんでした。どんどん手を挙げていく周りの様子を見ながら焦っていました。でも、他の子からやり方を聞くのではなく、「コツ」を聞いたというところで、次はどういうポイントで考えればいいのかということを掴むことができました。そして、実際に自分が数字を組み合わせてやってみることで、できた!という達成感を味わうことができました。

 実際の授業でも、ここはできてほしいと思うポイントと、子どもたちの理解度をよく見ながら、時間をかけて学習するところを決めるなど、柔軟性が必要なのだなと感じました。

 今回、生徒「役」という意識ではなく、完全に一生徒として授業に参加してしまいました。これからたくさんの模擬授業に参加して、生徒という視点から様々なことを学んでいきたいと思いました。ありがとうございました。(高橋)

――――――――――――――――――――――

 こんにちは。4期生の高桑です。今回のセミナーでは、「授業のあり方」について考えを深めることができました。

 伊藤先生と玉置先生の模擬授業で共通していたのは、わからない困ったという必然性のある状況をつくり、その上でわかっている人の意見を聞いたり相談する時間を設けることで、結果ではなく思考の過程に重きを置いた授業であったことです。子どもたちに正しい答えを求めるだけでは授業がただの答え合わせの時間になってしまうため、答えが出たとしても、「うなずいているけど何て納得したの?」と多くの子どもに根拠を聞いていました。私はそれを見て、もし自分が子どもたちなら、わかったふりができないなと思いました。わかったふり、わかったつもりが積み重なるとやがてそれが苦手に変わってくるため、子どもたちの核心をついた伊藤先生と玉置先生の授業の素晴らしさを感じました。

 私は今回初めて深掘りセミナーに参加させていただきました。模擬授業の後に行われた意見交換会では、同じく参加されていた先生方の視点の多さに圧倒されました。意見を求められた時にありきたりなことしか言えなかった私は、授業者や子どもたちの細かい言動ひとつひとつに目を向けられるように、注意力を鍛え、より多くのことを吸収できるような状態で臨めるようにしておくべきだなと感じました。玉置先生をはじめとする先生方、本当にありがとうございました。(高桑)

2月17日 授業深堀セミナーに参加して(松田・関口・中澤・秋田)

画像1
 こんにちは。今回は2月17日に行われた授業深堀りセミナーで得た学びを関口、中澤、秋田、松田の4人でまとめさせて頂きます。

 今回は深掘りセミナーでの玉置先生の模擬授業について書きます。
 的外れなことを言いそうで不安しかなく、DVDにもなると聞きすごく緊張した初めての生徒役でしたが、ゲーム性のある導入からいつの間にか「これこうしてみたらどうだろう」と考えている自分がいて驚きました。授業が楽しいと思える自分が嬉しくて、家に帰ってすぐ、弟に対して玉置先生の模擬授業を真似て説明しました。弟は「偶数が偶数だと1か3しか出せない」ととてもいいところに目をつけてくれたため、今度は奇数に目をつけてほしいと思い「じゃあ奇数のカードを一枚増やしたらどうなる?」と聞いたら「でもお姉ちゃんは5枚のカードって言ったよ。増えたらまた変わるでしょ。」と言われてしまいました。模擬授業通り真似てるつもりが、決めつけてるように言ってしまったのかなと反省し、一語一句メモをすることの大切さを感じました。また、自分は疑問に思わなかった点を突かれると「え、でも」となってしまう自分がいて、弟の見方・考え方を大切にできてないなと思いました。

 模擬授業をやったことがないため、今回初めて真似ても思い通りにならない悔しさを知りました。次に機会があれば、「答えを期待しない」よう意識して模擬授業を行いたいと思っています。(関口)

------------------------------------------------------------

 私は国語の授業について、考えたことをお話します。
 まず、写真を授業のメインとして活用したことに私は驚いた。しかし、写真の正誤を証明するために、教科書の文章を活用することで、ただ文章を読み込む以上に読解力といった国語力を養うことができると私は考えた。

 次に、板書と教科書の使い方である。私が知っている国語の授業は、教科書で読解したことをノートにまとめるという流れであった。ところが、教科書に直接書き込むことで読解したことをまとめ、板書では、文章の構造をまとめていた。このことで、まさに教科書で国語力を身に付ける授業を作っていたと私は考えた。

 最後に、教師の心構えである。「考えてという声かけで考えられるなら先生はいらない。」「困らせてから相談させる。」「どんなボールでもキャッチする。そうでないと発言しなくなる。そうしているうちに子どもの方で発言内容を厳選する。」これらの発言から、答えでなく一人一人の考えを知りたいという気持ちで授業を考え続けることが、授業環境に刺激を与えることができると私は考えた。今回も素敵なセミナーに参加させていただき、ありがとうございます。(中澤)

------------------------------------------------------------

 今回は、深掘りセミナーに参加させていただきました。
 現役の小学校の先生方たちと意見交流などを通して、授業のつくり方の深い学びをさせていただきました。

 今回の模擬授業で、先生方の教材研究が徹底的なもので、国語の教科に関してはひとりの読者として読み取れることを書いていったり、書き込みをたくさんして、子供への発問を予想し考えて、最後に指導書を読むということが印象的でした。

 模擬授業において、つなぎ言葉が子供の意思の波紋をつけていて、子ども自身の視点を変えさせる投げかけをされていてすごいなと感じました。子どもに一番大事なことを全部考えさせ、答えさせるのではなく、「どこが同じ?どこが違う?」などと根拠でつなぎ、子どもたちの考えを深めさせているところがとても勉強になりました。

 そして、なぜこんな所にこんな問いがあるのかと教科書をつくった人の意図を考えるなど、教材研究をするにあたってのヒントも学ばせていただきました。また、自分が求める答えをこどもに期待しないという言葉もとても印象的でした。貴重なお話ありがとうございました。(秋田)

---------------------------------------------------

 玉置先生の授業の後に参加者でグループに分かれ授業の検討会を行いました。どんな数学の見方・考え方を使って子どもの考えが深まったかということについて検討を行いました。私のグループには和田先生が入って下さり、授業のどこで見方・考え方が変わったと思うかでも良いとおっしゃって下さったので、私は授業を見てどこで変わったのかということを話しました。私が見方・考え方が変わったと思うのは、生徒役から「偶数、奇数」という言葉が出たときであると感じました。それまではただの5ケタの数字であったものが、その発言をしてから数字を偶数と奇数で分けて見るようになっていました。「5番目は先生が決める。」と言って始まったこの授業は、始めから「何か隠されているのではないか。」と思わせ、奇数と偶数で数字を見るようになり、始めのもやもやしている気持ちからだんだん謎が解けていく気持ちになり、その謎を解こうと自ら考えるようになっていると感じました。子どもの知りたいと思う気持ちを引き出すために、授業の導入に何か仕掛けをすることが効果的であるということを学びました。

 検討会により、他の先生方のお話を聞く中で、「できないと子どもに言わせる、できないことを発見させることで他の考え方はないのかと探すようになる。」という、自分が思わなかった視点で見ている方もいて、他の方の考えを聞くことでより学ぶことができました。(松田)

2月17日 授業深掘りセミナーに参加して(早川・鏡味・井上・安藤)

画像1
 こんにちは。3期生の早川です。今回このセミナーに参加して、感じたことが2つあります。

 1つ目は、生徒役の難しさです。これはこれまでに何度も書いていますが、いつまでたっても感じます。どの授業でも、事前に「小学校◯年生を設定とします」と言われますが、その学年だったらこの先生の発問にどう答えるだろうと考えていると、授業中全く挙手が出来ません。また、それを無視したとしても、内容が私の苦手な分野だと手が挙げられず、挙手するのが怖いと感じることさえあります。教育実習中、指名しても答えない子の気持ちが今になって理解できた気がします。まさに今の自分のような状態の子を、どう授業中に支援していくかが将来の自分の課題だと感じました。

 2つ目は、先輩に対する授業をみる目のなさの実感です。私は玉置先生の授業を、吉田さんの隣で見ていました。何をメモしているかや、つぶやきを見聞きしていましたが、一瞬で授業の意図を読み取っていました。全く私は感じていないのに、、、という点で1年間何やってきたんだろうという気持ちになりました。もう2期生の先輩方と一緒に何かをすることは少ないかもしれませんが、超えられるように、少なくとも並べるようにしたいなと感じました。(早川)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 今回初めて生徒役を玉置先生の授業で体験しました。数を口に出して言う誰でも簡単な問題や数遊びなど、算数に苦手意識を持っている人でも算数を楽しめる授業でした。私は、玉置先生に出された最初の5つの数字を使って解く問題は解けませんでした。しかし、玉置先生は一度みんなで解き方の確認をして、簡単な問題で自信をつけさせてから難しい問題にいきました。ここで、私はモヤモヤせず授業に参加していくことができました。

 今回生徒役として授業を受けて、授業を理解できてない生徒への配慮や、気付くことができなかった先生の仕掛けがいくつもあることが分かりました。それを臨機応変に考えながら授業をしていく先生は素晴らしいなと思いました。しかし、模擬授業をしてくださる先生方が決まって言うことは「初めからこんな授業はできない。たくさん失敗した。」などです。いい授業ができる能力は一朝一夕では身につきません。これからたくさん失敗して、そこからたくさん学んでいい授業ができる素敵な先生になりたいです。模擬授業をしてくださった先生方、本当にありがとうございました。(鏡味)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 こんにちは。4期生の井上です。今回は授業深掘りセミナーに参加してきました。そこでこれから学んだことを書いていきたいと思います。

 まず一つ目は、「悩ませてから相談させる」ということです。自分自身が講義などで模擬授業をするとき、時間を稼ぐためや、他の人の意見を聞いて、自分の意見をもう一度考えてもらうためにグループワークを取り入れていました。しかしこの話を聞いて、確かに、教師の発問に対して、答えがスラスラと出てくる場合や、悩んでる姿が見られない時は、わざわざグループで相談させる必要はないと感じました。どうしても、1人では答えが出せない時や、困っている姿が多く見られた時に、子供達が他の人の意見も聞きたいなと感じた時に、グループワークで相談させることで、良い効果を発揮すると学びました。

 次に、見方・考え方について考えることです。今まではそれぞれの教科で求められている見方・考え方には曖昧な捉え方をしていましたが、今回のセミナーで話し合いの時に見方・考え方を子供達が考えることができていたかという課題が与えられた時、自分はその意味がいまいち分からず、うまく話し合いに参加することができませんでした。自分の力の無さを痛感しました。悔しいです。ですので、指導要領を読み込んだりして、これからは見方・考え方について深く考えるようにし、少しずつ理解度を高めていきたいです。

 深掘りセミナーは今回で終わりということで、初めて参加させていただき、とてもためになったので、無くなってしまうのは残念ですが、これからも様々なセミナーに参加していきたいと思います。ありがとうございました。(井上)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 4期生の安藤優里です。
 今回伊藤先生の国語の授業と玉置先生の算数の授業から学んだことは「教師の役目」です。

 伊藤先生の国語の授業では、子どもに挑発する声かけの後、子どもが行き詰ってから「友だちにききたくなるよな。ちょっと相談してみて」という相談したい意欲が高まったタイミングでグループワークを取り入れていて、必然性のある活動を見極めていくことが教師に必要だと思いました。また子どもに正解や答えを求めるのではなく、「あなたはどう思っているのかききたい」という考え方・過程を問うているところが和田先生と似ているなと思いました。正解を言った子どもの発言は他の子を指名して「今のどう思った?」や「今のどういうこと?説明して」というように子どもの考えを繋げていくのが教師の役目であると再認識することができました。

 これは玉置先生の授業でも共通していて、授業の活動の中でどうしてそうなるのかという思考の過程を経た必然性のある話し合いをさせることや意図的指名を通して子どもたちの思考の共有化を図ることが教師の最も大切な役目だと思いました。最後の数字を教師がチョイスして意図的発問にして数遊びから算数的概念に繋げていく流れや必ず全員ができたという成功体験をさせてから次に進むという判断、子どもに満足感を与えるというミソがさすがで勉強になりました。セミナーに参加させて頂き、ありがとうございました。(安藤)

2月17日(土)深掘りセミナーに参加して (嶋藤、安部、加藤奨基、加藤諒太)

画像1
 こんにちは。3期生の嶋藤、4期生の安部、加藤奨基、加藤諒太です。私たちは2月17日(土)、深掘りセミナーに参加してきました。今回は伊藤彰敏先生と玉置崇先生の授業を観ました。そこで学んだことについてそれぞれ記事を書きたいと思います。


 3期生の嶋藤です。
 まず、伊藤彰敏先生の国語の授業についてです。私は生徒役として参加しました。そこで、伊藤彰敏先生と和田裕枝先生の違いを見つけました。それは、子どもが今回の授業では扱わないことを発言した場合や言い方は悪いですがどうでもよい発言をした場合の対処の仕方です。和田先生はどちらかというと「なるほど」などと言ってあっさり受け流すのですが、伊藤先生はふざけている発言以外は一回受け止めてあげて、「ん?本当かな?」などと言って受け流すようにしていました。先生によって、受け流し方の違いがあったので、自分に合っているやり方で受け流していくことが大切だと思いました。

 次に玉置崇先生の算数の授業についてです。玉置先生の授業では、どんな数学の見方・考え方について授業で子どもたちが考えたかということを考えながら観ていました。私が思う数学の見方・考え方を子どもたちがしてたところは、奇数、偶数で数字を見れるようになったところや始めは漠然と捉えていたが、最終的には2つの数字をまず計算してみてというように的を捉えていたところなどです。こういった見方・考え方ができたのは玉置先生が「3しかできない」という板書をしたり、2つの数字をまず見るという子どもの発言を聞き逃さず、もう一度言わせてみんなに理解させたりするなど、教師が子どもたちに数学的な見方・考え方をするきっかけを作っているからだと感じました。教師の働きかけがいかに大切かがとても分かりました。玉置先生のようにここだと思ったところを逃さず、子どもたちが数学的な見方・考え方をするきっかけになれるようにしたいと思いました。今回も多くのことを学ぶことができました。ありがとうございました。(嶋藤)

―――――――――――――――-

 4期生の安部です。私は伊藤先生の国語の授業と玉置先生の算数の授業から学んだことについて書きます。

 まず、国語の授業は、私が今までセミナーに参加してきて初めて見られる科目で、しかも私の副専門が国語なので、とてもわくわくしながら見させていただきました。伊藤先生の授業の中でとても印象的だったのが授業を受けている子ども全員との言葉のキャッチボールができていたということです。先生は、どんな子どもの発言やつぶやきも聞き逃さず拾って答えの方向にうまく導いていったり、時にはつっこみを入れて、周りの空気を和ませるような雰囲気づくりをしていました。後ろから見ていると先生の授業を受けたくなるくらい楽しそうでわくわくする授業でした。伊藤先生は本も出版されているとのことなので、一度読んでみて、もっともっと勉強したいなと思いました。

 続いて玉置先生の算数の授業では、私は生徒役として授業を受けさせていただきました。私は理系科目が苦手で、しかもどんな内容の授業をするのかも知らさせれていなかったので、とても緊張していましたが、先生がこの5つの数字を足したり引いたりして1を作ってください、という問題を出すと、これなら私でもできる!と思い、真剣に課題に取り組むことができました。結局、私はなかなか1が作れなかったのですが、できた子にどのように考えて解いたのかを聞くと、なるほど!そういう考え方をするのか、と納得することができたので、消化不良にもならず、次の課題にも気持ち気持ちよく取り組むことができました。また、「どうして1や3は作れるのに2は作れないのだろう」という発問に対して偶数と奇数が関連しているのではないか、という意見が出ると、そこからもう一歩踏み込んで自分で答えを導くことができました。

 今回、実際に生徒役として授業を受けてみて、自分が苦手な分野でも先生の授業のやり方次第でこんなにも楽しく感じられるし、やりきったたいう達成感も感じられるのだなと改めて思いました。
 今回のゼミもとても多くのことを学ばさせていただきました。玉置先生をはじめ多くの先生方、ありがとうございました。(安部)

――――――――――――――――-

 こんにちは!4期の加藤奨基です。今回の深掘りセミナーの会場であるEDUCOMさんが実家からとても近く、家から5分で来ることができました。いつもこのくらい近いといいなと思いました。

 セミナーでは、伊藤先生と玉置先生にそれぞれ国語と算数の模擬授業をしていただきました。なので、2つの模擬授業から特に学んだ事を記そうと思います。

 伊藤先生の授業では、やはり子どもの様子を見るという事が徹底されているなと感じました。子どもが下を向いていたり、他の子と話をしていても決して否定的に捉えて叱るのではなく、何か理由があってそうしているのだとポジティブに受け止め授業に促すという対応を学ぶ事ができました。

 玉置先生の授業には子ども役として参加させていただきました。玉置先生は授業中に「算数のコツ」という形で数学的な考え方を子どもに伝授されている点が印象的でした。コツを教えてもらうことで、子どもは「この授業を受けて良かった!得したぞ!」と思えるようになり、より授業を楽しく感じるようになるのではないかと思いました。

 セミナーを開催してくださった先生方、貴重なお話をしてくださったEDUCOMの方々、本当にありがとうございました。(加藤奨基)

―――――――――――――――――

こんにちは。4期生の加藤諒太です。
私は今回生徒役として玉置先生の模擬授業に参加させていただきました。新しい学習指導要領の数学的な見方・考え方を身につけさせる、というテーマのもと講義が行われました。

 この講義で私が感じたことは、児童生徒の気づきによる意見や考えを授業の中心に据えることで理解が深まるのではないかということです。教師が主体で進めることは決してなく、児童生徒の意見をうまく拾って気づきを与えることが教師に必要な力なのではないのかと考えました。そのようなことを感じる授業でした。そして、私自身楽しい、算数って面白いと感じることができたので児童生徒にもそのようなことを思わせる授業であったのではないかと思います。知識を深める面白さというものを感じることができる授業だと感じました。今回多くのことを学ぶことができたのでそれを将来生かしていけるよう自分の力にしたいと思います。このような機会を与えてくださった玉置先生を始め、多くの先生方ありがございました。(加藤諒太)

寺坂君の授業から学ぶ(2018年2月24日愛される学校づくりフォーラムでの授業)(玉置)

画像1
 2018年2月24日、名古屋で「愛される学校づくりフォーラム」を開催しました。そのプログラムの一つに、玉置ゼミ生である4年生の寺坂友希君が授業をして、アドバイスツールを使っての指導助言(一人は1期ゼミ生の佐藤広樹君)を受けるものがありました。

 そのときの寺坂君の授業には、「とても学生とは思えない!」「あのような学生が学校現場に来ると思うと、私たち現役教員もうかうかしておられない」など、大賞賛の声がたくさんありました。

 指導者(玉置)としてこんな嬉しいことはありません。あの授業を生み出すための寺坂君の水面下の努力は並大抵のものではありません。ゼミで共有したいと思い、私(玉置)から質問を送りました。回答が届きました。ぜひゼミ生はじめ、皆さんで共有化したいと思います。


1 学生であれだけの授業技術が使えるなんて凄い!という声がたくさんありました。あらためて聞きますが、どこでどのようにして学んだのでしょうか。

ゼミで多くのセミナーに参加させていただいたことだと思います。教師力アップセミナーでも多くのことを学べましたが、実際に授業名人と言われる先生方の授業が見れる、深掘りセミナーでの学びが多く出たのではないかと思います。授業の展開だけでなく、先生の言葉をひたすらメモしていたので、切り返しの言葉のレパートリーは多くなったと思っています。

2 当日を迎えるまでにした努力を遠慮なく教えてください。例えば、一人模擬授業を何度もやってみたなど。

恥ずかしいですが、めちゃくちゃ努力して臨んだと思います。今回の授業では、導入をどれだけスムーズ且つ興味を持たせることができるかで、後半の盛り上がりが変わると思ったので、導入の部分は1日1回リハーサルしていました。動画を文字に起こす作業を繰り返して、徐々に発問や児童役への当て方がシャープになっていったのを感じました。前日は、1日大学の教室を借りて練習していました。

3 2と重なるかもしれませんが、あの落ち着きぶりにも感心を呼びました。なぜあんなに落ち着いてできたのでしょうか。子どものことをかなり予想できたからですか。

準備期間が長かったのと、ずっと一緒に学んで来たゼミ生だったので「こんなこと言うかなぁ」という予想を持って臨むことができました。机間指導もして、子供の発言する内容も掴めていました。

ですが、一番は自分を信じれたからかなと思います。前にも書きましたが、授業1つにかなりの時間をかけてきました。準備してきたことが、無駄じゃ無いということを自分にも周りにも証明したかったので、準備してきた通りに自信を持ってやることができました。

4 授業設計自体、とても面白いものでした。参考にしたものはありますか。

授業を作る前、作っている最中に読み込んだのは佐藤正寿先生の本です。自給率0%の世界というぶっ飛んだ設定でしたが、それでも子供の思考を巡らせることができたと思います。

5 資料検索にスマホを使うこともいい!としました。なかなかできる発想ではありません。どうしてそうしたのでしょうか。

子供の考えを消したくなかったからです。
「あなたは賛成?反対?」というかなり考えに幅の出る発問にしました。教師が準備した資料に、子供の賛成にした考えの根拠にあたる資料が無ければ、子供は自分の意見を殺して参加し続けなければなりません。自分の考えをもとに参加することのできる授業にしたくてスマホの使用をやってみました。

6 あの授業で望んでいた子どもの最終の姿を言葉で表してください。

あの授業の中で、どうこうというものが明確にはありません。しかし、今の社会現状を他人事にしないでよくなるきっかけになれば良いなと思って作っていました。きっかけ作りとしては、インパクトある内容だと思います。
あえて理想を挙げるとするならば、翌日に「先生!昨日の授業、食料について家で図書館で調べてきたよ。今ってさぁ、、、」みたいなことを言ってきてくれるとこの授業は成功したと感じます。


画像2

2期生学位記授与

画像1
画像2
画像3
 2018年3月15日、本学卒業式でした。ゼミ生10名全員学位記授与されました。

2月10日教師力アップセミナー(和田裕枝先生)に参加して(山下、嶋藤)

画像1
 こんにちは。3期生の山下です。今回は第7回教師力アップセミナーに参加して和田裕枝先生の講義と模擬授業から学んだことを山下、嶋藤でまとめさせていただきます。

 今回のセミナーは子どもも教師もわくわくする授業をめざして!というテーマでした。「聞く力」「つなぐ力」「ノート指導」という3つのキーワードをもとに和田先生の授業観について講義を受けてから模擬授業を受けました。その中でも実際に生徒役として授業を受けて感じたことを書きたいと思います。

 まず、率直な感想としてはドキドキしたなぁ、頭をフル回転させたなぁという感じでした。同じことでも違う表現で言わなければならないので他の子の意見を自然と聞いていたし、次から次へと出てくる発問に答えるため常に集中していました。私は和田先生にまんまと誘導されてその授業の価値に迫る発言ができました。大切なことが子どもたちの口から自然と出るように発問や指示にもさまざまな工夫がされていて子どもがこの問題を見てどういう答えを出すのかたくさん考えているから子どもが自然と気づくことができるのだろうなぁと思いました。また、その授業を通してわかるようにしたいことが明確になっているため、いい発言と関係のない発言がすぐに判断できたり褒める発言を思いっきり褒められるのだと思いました。実際に、いい発言をした時にすごく褒めてもらったので全体の場で発表しようという意欲が湧きました。

 今回の模擬授業ではガンガン攻められましたが9月頃には先生はほとんど喋らなくてもいいくらい子どもが育っているそうです。授業技術がすごいのは言うまでもないですが4月と9月を見比べて、授業だけでなく学級経営も参考にしてみたいなと思いました。ありがとうございました。(山下)

――――――――――――――――――――――――

 こんにちは。3期生の嶋藤です。2月10日(土)に第7回教師力アップセミナー和田裕枝先生の「子どもも教師もわくわくする授業をめざして!」に参加してきました。そこで学んだことを記事に書きたいと思います。

 まず、私がいつも和田先生の授業を見て感じることは、4月がとても大切なのだなということです。4月のうちにしつけておけば、もらったプリントにはすぐ名前を書くことなどを指示する手間が省け、その分授業の内容が濃くなっていくと感じました。

 次に和田先生の特徴として、答えが出たとしても多くの人に当てていくところが素晴らしいと思いました。しかも、次の人はその答えとまったく同じように答えると和田先生にしかられる(笑)ので、しっかりと自分の言い方に直して発言することが大切だということも子どもたちが身につけていけると感じました。そうすることで誰かの真似をするのではなく、自分の考えを持つことができる子に育つということが分かりました。

 また、的外れなことを言った子に対してはあまり深く触れず、良い答えが来たときに価値付けをするというのも和田先生の特徴だと思います。子どもたちが「今の自分の発言は軽く受け流されたから良くなかったんだ」「あの子はいいねと言われているから、ああいう言い方をすればいいんだ」ということを感じられると思いました。

 最後にノート指導についてです。私は「良いところにしか丸をつけない」というお話が印象に残っています。全員のを見て大変だから、ふりかえりの文全体に丸をつけがちですが、そこでしっかりと良いところだけ丸をつけることで、子どもたちは自分のふりかえりのどこが評価されるのかが分かって、より良いふりかえりになっていくそうです。大変だという一言で終わらせず、そういうところからしっかりと子どもを見てあげることが大切だと感じました。たくさん学ぶことができました。ありがとうございました。(嶋藤)

2月10日教師力アップセミナー(和田裕枝先生)に参加して(高橋、秋田、中澤)

画像1
 こんにちは。四期生の高橋、秋田、中澤です。今回は2月10日に参加させていただいた教師力アップセミナーのことをお話します。(中澤)

 こんにちは、四期生の高橋和奏です。私は今回の模擬授業を後ろから見ていました。そこから特に印象に残っていることを、二点に絞って書きたいと思います。

 まず一つ目は、授業のスピード感です。今回私は初めて和田先生の模擬授業を観させていただいたので、そのスピード感は想像以上で、驚かされました。しかし私は、自分が最初に挙げた3つの少数を使って、2通りの言い方を考える場面で、ここで自分の考えが授業の中で繋がっているんだ!とわかり、その瞬間ワクワクしました。

 二つ目は声の緩急です。授業の途中、和田先生の話す声が小さくなった場面がありました。後ろに聞こえるか聞こえないかくらいの小さな声で話されている間、教室の空気がぐっと先生の言葉に集中しているように感じました。本時の中で大切なところを大きな声で言って強調させることもできるけれど、逆に小さな声にして子どもたちの意識を引く方法もあるのだと勉強になりました。(高橋)


 こんにちは、四期生の秋田です。今回は、和田先生の教師力アップセミナーに参加させていただきました。今回も和田先生からたくさんのことの収穫をいただきました。

 今回のキーワードは「聞く力」「つなぐ力」「ノート指導」でした。和田先生の授業は、子どもの発言をとても良く大事にされていて、教師からはただ子どもたちが言ったことをつないでいるだけで、子どもたち自身が作っている授業にしていると感じました。そして和田先生のお話で印象に残ったことが、「45分の授業はジグソーパズルのようなもの」ということです。足りないピースを埋めるのは、教師でなく子ども達であって、そのためにはより多くの子どもの意見を聞いて、違いを大事にするということを学びました。

 また、ある子が言った発言を他の子に発言を繰り返させることで、友達の意見を聞く価値を子どもに体験させることで、子ども達の聞く力を育てるということを学びました。(秋田)


 こんにちは、四期生の中澤です。私は、ノート指導について学んだことを伝えます。私はセミナーの後、小学校時代のノートを思い出しました。その結果、丸だけが大きく書かれているノート、前向きな発言について下線が引かれたノートなど、確かに先生によってノートの朱書きの仕方に違いがあることに気付きました。そのため、和田先生が仰っていた、算数的表現にチェックを入れることや、そこから新たな課題を促すようにコメントをするというやり方に私は納得した。やみくもに褒めるのでなく、授業の復習につながるような一言を加えたり、子どもの文章力を促すところを指摘することで、子どもの質を高めるのと同時に、子どもに先生が自分のことを見ているという信頼関係を作ることができると私は考えました。(中澤)


 和田先生の授業を受けているときに、娯楽とは異なる、頭が刺激されるようなワクワク感を感じました。このワクワク感について、これから学び続けたいと感じました。和田先生、素敵な授業をありがとうございました。今回のセミナーに参加させていただき、ありがとうございます。


学びの足跡(笑) (寺坂)

画像1
こんにちは。2期生寺坂です。まず、写真をみていただけましたか?このオレンジのファイル。なにがとじられているのでしょう。


これには、私がゼミに入ってから参加した勉強会の資料が入っています。何かの役に立てば!と思い、保管しておいたものがこんなにも分厚くなりました。学びの足跡です(笑)

1ページ目には、初めて参加した教師力アップセミナー「佐藤正寿先生」の資料があります。正直、訳も分からない中(笑)必死でメモ取り続けた跡があります。

いろんなセミナーのメモを見返して行くと、自分で言うのもなんですが見方がシャープになったなと感じます。特に、学校で様々な先生の授業を見させていただいた記録は成長を感じます。

最初は、先生も子供も全部見ようとしてごちゃごちゃのメモなのですが、今日は子供を見る日、今日は先生の発問を、といったように見るポイントを絞ることを続けると、不思議と全体が見えるようになって来たのを覚えています。あ、これ3期生、4期生に伝えたいですね。読んでくれるといいのですが(笑)

オススメは、ひたすら先生の言った言葉をメモするです。どうして、ここでこんなこと聞いたのか、あとで考えることができます。大西先生がよくおっしゃっていますが、和田先生のは書く量こそ多いですが、「あなたは?」などの簡単な言葉が多いです(笑)なぜ、この言葉で学びを生み出せるのか不思議でした。この不思議を解決するためにも、先生の言葉全部メモしてみてください。授業見ることが楽しくなります。

ここまで書いて、この記事、なにを書こうとしていたのかよく分からなくなってしまいましたが、4月から一番下になってしまう22歳の最後に先輩ぶらせてもらったという記事でした。(寺坂)
画像2

2月13日四日市市立山手中学校の校内研修に参加して(吉田)

こんにちは、2期生の吉田です。2月13日に四日市市山手中学校に参加させていただきました。玉置先生の講演会に縁あって、多く参加していますが、三重県の学校を訪問させていただくことは初めてです。三重弁が飛び交う新鮮な空気の中、道徳の授業参観と協議会で多くのことを学ぶことができました。今回は参観させていただいた授業から3点の学びをピックアップして記事にさせて頂きます。

道徳:いろいろの立場になって考える (相互理解・寛容)

1つ目は中学生の言語活動の豊かさです。
小学校の授業を見てきた感覚から授業参観時に「言葉の選択」「まとめ方の質」といった言語レベルの違いに気付きました。生徒の成長と共に言語が豊かになっていくことは「当然のこと」かもしれませんが、本授業までにどのような指導がなされたのかという視点で考えれば、幼児教育時から積み上げが根幹にあると考えることができます。「どの段階でどれくらい」という基準を私自身はっきりと理解できていませんが、教師自身が子供の発する言語の違いに着目して、意図的に「発表のやり方」「伝え方」を価値づけ・指導していくことを私自身4月から行っていきたいです。

また、本授業では「豊かさ」ゆえの難しさも垣間見えました。それは必ずしも「言語の豊かさ」=「道徳的深まり」ではないということです。授業中、高等な表現をされついていけない子や言葉が先行し、深まりが乏しくなる子などが見受けられました。しかし、授業者の先生はグループ活動や生徒に意見を書かせて、全体交流をするなど「考える・発言できる」雰囲気を作り出されておられました。言葉だけにとらわれるのではなく、その奥にある考えを揺さぶっていくことが重要なのだと学ばせていただきました。

2つ目はある1場面を切り取った道徳教材です。
今回、初めて読み物資料ではない道徳を見させていただきました。2つのショートストーリーから、道徳的な価値に迫っていく授業展開です。このような教材を扱う上で「生徒が簡単にイメージしやすいもの」=「日常の一場面・有名な物語」を題材とし、分かりやすい指示で進めていくといった先生の工夫が見受けられました。またインパクトのある教材であったため、子供たちがどんどん集中し、話し合いも活発に行われていました。

読み物資料・今回のような教材の両者とも、「子供が教材(ストーリー・場面)を想像できること」「変化に注目する」といった共通点がありました。道徳を行う上でこれらの要素は欠かせない考え方なのだと再認識させていただきました。

3つ目は生徒と先生の関係性です。
授業中「同じ意見なのに、選んだ数が違うんだ。」「近くの人に聞いてから譲る」といった素敵な意見が多く飛び交っていました。先生は机間指導時に確認し、意図的指名をする・子供の頷きを見て発表させるといった子供の意見で授業を進めて行こうという意識が各所に感じられました。また、困っている班の所へ出向くといった先生の姿もあり、このような1つ1つの行動が「先生と生徒の関係性を良くし、授業をよりよくしていくのだ」と感じました。信頼を築いていくことができる先生になれるよう私も頑張りたいと思います。

最後に現職の先生方から「玉置ゼミのホームページの学生が書く記事が私たち教員にとっても、為になっています。」というお言葉をいただきました。とても光栄なことです。今後も玉置先生を筆頭に32名のゼミ生でよりよい学びを行い、記事にさせていただきます。
お忙しい中、参加させていただきました。ありがとうございました。(吉田)

画像1

2月10日教師力アップセミナー(和田裕枝先生)に参加して(井上・加藤)

画像1
 こんにちは!4期生の井上です。今回は2回目となる教師力アップセミナーに参加してきました。そこで考えたことや学んだことを今から記していきたいと思います。

 まずはじめに「つなぐ力」です。つなぐ力とは授業が子供たちの発言によって進められ、子供達自身で授業をつくることができるように、子供達の意見をつなぎ合わせる力のことです。これは教師の大きな役目であり、必要な力です。ただ「つなぐ力」には教師の子供の心の声を聞くことのできる「聞く力」が大切だと学びました。

 次に「聞く力」です。これは教師の聞く力ではなく、子供の「聞く力」のことです。聞く力は4月に学習規律として身につけさせ、最後まで人の話を聞く、自分の考えと比較しながら聞くという2つのことを意識させます。そして、教師が声を張り上げて聞きなさい!と叫んで、無理矢理聞かせようとする、というよりも、聞くことによるメリットを伝えることで自然と子供たちは聞くようになると聞き、なるほどなと感じました。

 また、和田先生は子供達のもつ意見の一つ一つをパズルのピースに例え、1つの子供の意見では正解は出てこない、何人かの意見をつなげることで答えが完成すると話されていました。そして、そのピースの足りないところを埋めるのは教師ではなく子供で、子供達自身が足りないところを補おうと考え、他人の意見を聞くことで、それを埋めていく。これができるようになると、子供達は徐々にわかるようになっていき、わくわくする。子供達がわくわくすると教師がわくわくする。このように、聞くことによって、授業に広がりと深まりが生まれていくのだと感じました。

 授業は様々なつながりの中で成り立っていて、つながりとなるきっかけを結ぶのは教師だと知りました。今回のセミナーも学びや発見が多くあり、充実したものとなりました。和田先生、ありがとうございました。(井上)


 こんにちは!4期の加藤奨基です。最近風邪をひきました。文字では伝わらないのが残念ですが、鼻が詰まってとても話しにくいです。みなさんも体調には気を付けてくださいね。

 今回は大口中学校の教師力アップセミナーにて、和田裕枝先生の講話と模擬授業に参加させていただきました。模擬授業には実際に子ども役として参加させていただいたので、講話で学んだ事と模擬授業で学んだ事の二点から書きたいと思います。

 まず和田先生の講話で印象的だったのは、教師の「聞く力」・「つなぐ力」についてです。ここで言う「聞く力」とは、反応を示している子どもの心の声を聞く力の事です。主体的で対話的な深い学びのある授業をするために、教師は子どもたちの意見を繋ぎ、膨らませていく役目であるという自分にとって新しい視点を学ぶ事ができました。そして、繋いでいく上で、まずは繋がる子どもの発言をくみ取れる「聞く力」をしっかりと持つ事が重要だと思いました。

 次に模擬授業についてです。子ども役の感想としては、とても疲れました。(笑)。和田先生の授業は非常にアップテンポで、どんどん質問を投げかけられます。そして、指名もどんどんされるので、頭が温まっていくのが分かるほど常に頭を使い続けていました。疲れましたが、とても良い疲れ方だと思いました。

 アップテンポに子どもの発言を繋いでいく発問をすることで、子どもたちは考えを滞らせることなく深い学びを得る事ができるのではないかと思います。テンポよく効果的な発問をするためには、やはり瞬時に子どもの心の声を聞く事のできる「聞く力」が必要になってくると感じました。

 和田先生の講話も、模擬授業に参加するのも初めてでとても緊張しましたが、いざ始まるととても楽しく、多くの事を学ぶ事ができました。ありがとうございました。(加藤奨基)

2月10日 教師力アップセミナー(和田裕枝先生)に参加して(早川・服部・静谷)

画像1
 こんにちは。3期生の早川です。今回は今年度最後となる第7回 和田裕枝先生による教師力アップセミナーについて私に続き、服部、静谷の3人で書きたいと思います。

 私は、今回初めて記録係を担当しました。一言一句聞き逃さないように必死にパソコンと向き合いながら和田先生のお話を聞いていました。セミナーが終わった後には、どっと疲れがのしかかりました。疲れてはいるものの、普段と何か感覚が違いました。それは、記録係という役目を通し、普段以上に講義に集中していたということによるものだと考えました。

 昨年、味岡小学校を訪れたときに和田先生に授業記録の方法を教えていただきましたが、振り返ってみるとその時と同じ状況がこのセミナー内でも作られていたように思います。先生がどんな言葉で指示して、それにどんな言葉で子どもたちが返すのか。それを事細かに記録しようとすることで、授業が鮮明に記録、記憶に残るというものでした。それを再び体感できたという意味だけでもとても有意義な時間になったなと感じています。

 今回のセミナーで特に印象に残ったのは「授業はただ座っているだけじゃ意味がない」とうことです。生徒役の学生が「(和田先生の授業が)怖い」と言っているのにも共感はしましたが、ただじっと聞いているだけの45分ではわくわくもしないし、頭も使えていない。すきを与えないくらいの勢いで授業ができるというのは、授業準備が十分に行えている証拠でもあります。教師になった時、放課の時間が遊びで授業の時間が休みなどとこどもたちに言われないようにしっかりとした授業ができる先生になりたいと改めて思いました。(早川)


 新学習指導要領では、主体的・対話的で深い学びがキーワードとされています。私は、教育実習の研究授業で子ども達同士のコミュニケーションや資料との対話を意識して授業を行いましたが、先生方からは「教師が喋りすぎ」「先生の1人舞台になっている」とご指摘頂きました。私にとって、子どもが中心となって活躍できる授業を作ることは、これからの課題でありました。

 今回のセミナーはそんな私が知りたかった内容ばかりでした。和田先生の講演の中で、印象的なのは、聞く力とつなぐ力でした。聞く力とは主に人の話を最後まで聞かせることです。それは学習だけでなく人として必要な力であり、思いやりに繋がります。そして、人の意見を聞きながら自分の考えとどこが同じなのか、また何が違うのかを話し合うことで子ども達自身が授業を作ることになります。そうすることで子ども達はわくわくしながら学習に臨み、かつ45分間は頭をフル回転させなければならなくなるのです。わくわくするということは、内発的動機づけに繋がるので、知的欲求が向上し、より効果的な学習ができると感じたので、私もそんな和田先生のような授業を実践してみたいと思いました。(服部)


 3期生の静谷です。今回で教師力アップセミナーには、6回目となりました。少しまとめてみると、どの先生方も共通していえることは、当たり前のことかもしれませんが、考える先には常に子どもがいることです。そして、今回の和田先生の講演を聞いていても、常に子どものことを考えて、子ども目線で教材研究やノート指導をしているなと感じました。そこで、今回は常に子どものことを考えるということに焦点を当てて、まとめていきたいと思います。

 和田先生は、教材研究をする時に子どもがどこでつまずくか、どう考えるのか、どんな答えをするのかなど、子どもの目線で想像し、教材研究をされていました。こうしたことを考えて授業をつくっていくと、実際に授業をしている際に子どもがつまずいた時への対応が事前に準備ができ、対応ができます。教材研究をする時は、子どものつまずきをスタートにして考えることが、子どもにとってわかりやすい授業の根底でもあると学びました。

 また、和田先生は、子どもから学ぶことを本当に大切にしていらっしゃると感じました。子どもが発言したことを記録し、こうした言い方があるのかと子どもの語彙をもらい、次の授業に生かそうとします。子どもの言葉や子どもに教えてもらった方が、子どもにとってもわかりやすいと思います。こうしたことを和田先生は心に留め、子どもから学ぶ姿勢を常に意識していらっしゃると感じました。とても見習いたいです。

 今回も模擬授業に子ども役として参加させていただきました。私が模擬授業で体感したように、子どもの頭を楽にさせない授業づくりを目指して頑張っていきます。本日はありがとうございました。(静谷)

2月10日 教師力アップセミナー(和田裕枝先生)に参加して(松田、丹羽)

画像1
 こんにちは。3期生の丹羽亜由美です。今回私たちは2月10日の教師力アップセミナーに参加させていただきました。そこで和田裕枝先生の講演や模擬授業から学んだことを松田と丹羽で紹介します。


 私は和田先生の模擬授業を外から見ました。以前、和田先生が大学に来て講演をして下さったときに、授業を参観するときは教師が言ったこと、子どもが話したことをその言葉のまま記録していくと教えて頂きました。なのでそのように、聞こえたことをそのまま記録してみました。スピード感のある授業で、全部を書き切ることはできませんでしたが、今その記録を見返して感じたことがあります。

 1つ目は、話す一文が短いことです。和田先生は一切説明をしておらず、長い文を話しているのは子どもでした。子どもが話す時間が多いことで出力する機会が確保されていると感じました。また、問いかけも短く端的なため、子どもが何を考えるのかを迷わずにできると感じました。

 2つ目は、授業の中で「どうして?」「何で?」「何が一緒なの?」など、子どもに考えさせる問いかけをたくさんされていたことです。生徒役をしたゼミ生は頭が休まるときがないと言っていました。子どもが言ったことに対して理由を考えさせたり、同じことや違うことを比較させたりすることで頭を使うことができると感じました。

 お話を聞く中で、「最初は分からなくてもいい、45分に分かるようになればいい。」という和田先生の言葉が印象的でした。私は小学生のときに算数で何度もつまずきましたが、そのつまずきが解消されたときのことを未だに覚えています。それは問題が解けたときではなく、分からなかったことがどうしてそうなるのか、どういうことなのかということが分かり、納得できたときでした。答えを求める授業ではなく、子どもに考えさせる授業ができるようになりたいと思いました。

 模擬授業の記録をすることで後に行われた玉置先生による振り返りで、その場面と和田先生の意図や考えをリンクさせることができ、より学びにつながりました。あっという間の講演でした。ありがとうございました。(松田)



 私は和田先生の講座を聞き、印象に残ったことが数えられないほどあるのですが、その中でも特に覚えておきたいことを2つ紹介します。

 まず1つ目は学級経営は4月の2週間が勝負だということです。最初に子どもたちに教師が考えていること、守ってほしいことなどを伝えたり、授業のやり方、進め方を指導することで、子どもたちは自然と教師が言わなくてもできるようになるそうです。こうなると、子どもたちからの無駄な質問がなくなり、教師自身にゆとりが生まれます。そうなると子どもたちをよく見ることができ、授業作りも自分の足りないところが見えてきたり、子どもの表情から考えを読み取ったりといういいことづくしだということを学びました。

 2つ目は、ワクワクする授業です。今回和田先生の模擬授業において生徒役として参加させて頂きました。和田先生の授業はとってもテンポが良く質問も多いので、常に頭をフル回転させて授業を受けていました。ですが、とても集中できるので仲間の発言や意見をちゃんと聞こうと感じました。一分一秒がワクワクでこんなに考えて集中する授業はないんではないかという程子どもたちの言葉で授業が作られているのを実感しました。また、下学年の内容と上学年の算数の内容をつなげながら授業がされているので数学的な「見方・考え方」が育成されるなと思いました。(丹羽)

 今回の和田先生のセミナーからは模擬授業を通して授業づくりの大切さを改めて感じることができました。ありがとうございました。(松田、丹羽)

2月10日教師力アップセミナー(和田裕枝先生)に参加して(安部、安藤、山田)

画像1
 こんにちは。4期生の安部、安藤、山田です。先日参加させて頂いた教師力アップセミナーで和田祐枝先生の講演と模擬授業から学んだことです。

 こんにちは。4期生の安部です。私は先日の教師力アップセミナーで和田先生のお話を初めて聞かせていただき、また、実際に模擬授業の生徒役として授業に参加させていただき、多くのことを学ばさせていただきました。

 まず、初めて和田先生の授業を見させていただいた感想として、その迫力、勢い、完璧さにただただ圧倒されました。私は実際に生徒役として授業に参加する側だったのでとても緊張しましたし、この授業を毎日受けている子どもたちはすごいなぁと思うばかりでした。

 しかし授業後の玉置先生と和田先生との対談や反省会などで模擬授業を振り返ってみると、和田先生独特の授業テクニックの裏にはとても深い意味があることがよく分かりました。和田先生のおっしゃっていた「わくわくする授業」は子どもたちの授業を受ける前の“分からない”が45分授業を受けた後の“分かった、なるほど!”という反応に変わることを指すのだということに気がつきました。私が考えていた「わくわくする授業」は、授業そのものが体験型中心の授業になっていて、クラス全員が授業に参加するからわくわくするのかなと思っていました。和田先生のいうわくわくするというのは授業内容をちゃんと理解できて初めて生まれるものなので、それをクラス全員に実感させるのはなかなか難しいと思いますが、和田先生のような授業を目指して頑張っていきたいと思います。(安部)


 こんにちは。4期生の安藤です。今回初めて和田先生の授業を生徒役として実際に受けて感じたのは「早い!!!」です。和田学級では学習規律で先生が出したものに必ず反応する、という約束があるため、授業中は常に自分の考えが言えるように頭を働かせ、何かしらのアクションを取るように必死に授業に食らいつきました。いい意味で緊張感があり、授業中いつも「今日のごはん何かな〜」なんて考えてしまう私に和田先生はそんな暇を与えてくださらず(笑)、気づけば授業が終わるまでずっと集中していました。

 これこそ卒論発表会の時、和田先生が仰っていた「子どもを暇にさせない・集中力を持続させる」授業なのかと体感しました。また、授業崩壊は授業中退屈にしている頭のいい子から始まるとききましたが、和田先生の授業では頭のいい子も退屈になることはないと確信しました。というのも、授業の振り返りの時間に和田先生は机間指導をされ、ワークシートに今日の学びを深める朱書きを入れて回られていました。私は「小数も整数と同じように考えることができる」と書いたのですが、「同じ」とはどういうことかと問われ、自分の言葉で説明する難しさを感じました。具体的に書かせることや、「自分の言葉で」理解することが深い学びに繋がっていくのだと実感しました。和田先生の線を引くポイントの的確さや学びを深める問いかけを私もできるようになりたいです。

 和田先生のような授業や学級経営ができる教師になりたいという思いと同時に程遠さも感じますが、和田先生も最初からできた訳ではないと仰っていたので、これから玉置ゼミで授業名人の技をたくさん吸収して少しでも近づけるよう努力していきます。貴重なセミナーをありがとうございました。(安藤)


 こんにちは、4期生の山田志摩です。私は先日の教師力アップセミナーで参加させていただきました。和田先生のお話を聞かせていただくのは2回目でしたが、今回もまた多くのことを学ばさせていただきました。

 今回は講演会ではなく運良く、講演会の前に和田先生に偶然お会いしてお話させていただいたことについて書きたいと思います。お話ししている中で、和田先生に、「模擬授業の生徒役はたくさん経験しておきなさいよ〜!」と言われました。わたしは、卒論発表の日に初めて生徒役をさせていただいたのですが、生徒役だと余裕がなくてメモが取れないし、緊張するし、という気持ちがあり次からなるべく周りから見学する方に回りたいなぁと思っていました。しかし、和田先生と会話する中で生徒役を率先してさせていただくことの大切さ、生徒役ができることのありがたさに気づきました。なぜ生徒役が大切であるかというと、先生になった時に、先生側に慣れることは簡単だけど、生徒に戻ること、生徒の目線で自分を評価することは難しい、だから今のうちから生徒目線で物事を見れるように訓練しておくと教師としていつまでも成長していける人になるからだと和田先生はおっしゃっていました。わたしはこのお話にとても納得して学生の間に1回でも多く生徒役をさせていただきたいと思いました。

 玉置ゼミの一人として、講演会を聞かせていただけることや、素晴らしい先生方や仲間の模擬授業の生徒役として参加させていただけることに感謝して積極的にチャンスを掴んでいきたいなと思いました。(山田)

地元でインターンをしてきました(吉田)

 こんにちは、2期生の吉田です。今回、地元の小学校で5日間のインターンシップをさせて頂きました。大変忙しい時期に受け入れてくださり、毎日多くのことを学ぶことができました。本当に感謝しかありません。この5日間で私が感じたこと3つを記事にさせて頂きます。

 1つ目は学級の仕組み・きまりです。

 その仕組み・きまりは「先生とクラスの子供がよりよく学校生活を進める」という重要な役割を担っています。先生の考えだけ・子供の考えだけでは成り立たないのだと言えます。「○○さんはこう思っているんだけど、」といって同意を取って進めて行くこと、「これはこうするよ」年間通して伝え、それを教師自身がちゃんとやることで子供たちが変化していくのだと教えていただきました。4月は子供がわからないこともあるから、より多く話をされていたそうです。

 学級経営や学級のルールは、学校内で基準があれど、学級によって異なります。それはその目の前の子供たちと先生との関係によって変化があるからだと感じました。4月から私自身、何ができるかわかりませんが、まずは目の前の子をちゃんと見ることから始めたいと思います。

 2つ目は掲示物の重要性です。
 
 2期生の牧野さんの卒論発表でも、学級の掲示物は本当に重要だと感じました。「子供の動線を考える」「全体として学習環境に適しているか」「発達段階に適しているか(イラストの有無・文字の大きさ)」といった配慮が必要だと感じました。また、私の研修最終日が参観日ということもあり、学級の雰囲気を良くする・子供の成果を見える化しておられました。学級の掲示1つを決して侮らず、検討していく必要性があると学びました。

 3つ目は子供の心の流れをつかむことです。

 担当の先生の動きを見せていただきながら「先生が子供の心の流れを捕まえれているな」と感じました。例えば、音楽の時間、チャイムが鳴っていますが、子供たちは私語をしています。しかし、先生は叱ることなく、歌を再生します。音楽が流れだすと子供たちは歌い出しました。歌った後に「いいハーモニーになってきたね」と褒め、授業を開始しました。音楽を流すという行為によって「歌う時間だと子供は認識し、歌い終われば、授業へ臨む姿勢ができています。」先生があえて叱らないことで「歌声が出しやすい」雰囲気となっていますし、褒められることで、子供は意欲的になります。記事では1例しか挙げませんでしたが、そんな配慮が随所に感じられました。次の子供の姿を考えて学習活動を展開する・指導することが大切であると再認識させていただきました。

 私自身、地元で先生になるということは夢でした。しかし、不安もあります。そんな時に先生方にわからないことや悩みは尋ねること、子供に聞いてみるといった自身の努力で状況を変化させられるのだと学びましたそして何より私自身が「子供が好きなんだ」と思える5日間でした。

 最後に子供からもらったプレゼントの言葉を紹介して記事を閉めたいと思います。
「先生になる不安もあるかもしれないけど、私も頑張るから、先生も頑張ってね。応援してるよ。」
 子供の言葉は私の特効薬ですね。本当にありがとうございました。(吉田)

※写真はゼミで模擬授業をする吉田君です。
画像1
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31