2月17日佐々木昭弘先生の教師力アップセミナーでの学び(井上、宮野)

 こんにちは!今回は先日参加させていただきました、教師力アップセミナーの学びを4期生の井上と5期生の宮野で書かせていただきます。

 まずは5期生の宮野から記していきます!より子供達の意識を高めるための理科の授業の工夫を主に2点学びました。

 一つ目は理科の授業を行う際は サスペンス型、ミステリー型いずれかに、各単元を当てはめることです。その際事実だけでなく、理由も考えさせることが大切だと分かりました。教師は、そのためにしっかりと教材研究をし、どの部分を特に子供達に理解させるか取捨選択し、実生活と結びつけられるように、説明することが大切だと思いました。

 二つ目に、理科を国語や算数と結びつけて指導することです。特に国語に関しては、理科の実験結果の説明を、作文にさせることで

 記述力を上げるだけでなく、自分が理科の事象を理解できているか、確かめることができ、一石二鳥であると思いました。ただ、問いと答えを明確にすることが必要であると佐々木先生はおっしゃっていたので、教師自身にも簡潔に述べる記述力が必要だと思いました。記述力を高めるには本を読むことが一番だと思うので、今後玉置先生の研究室の本などを読み、記述力を磨いていきたいと思いました。

 佐々木先生の理科の授業は、大学生である私が見ていても、とても楽しくどうなるのだろうと思わず好奇心をくすぐられるものでした。今日そのような素晴らしい理科の授業を作るための工夫を学ばせて頂いたので、佐々木先生のような理科の授業を目指して、今後学び続けていきたいと思います。(宮野)


 こんにちは!4期生の井上です。今回のセミナーで特に印象に残ったことは、理科の授業をサスペンス型とミステリー型という型にしていることです。

 各単元によって相性がいい型は異なり、例えば振り子の授業をするならば、先にある程度の知識を与える断然サスペンス型の方がいいです。一方で予想させ、議論させたい場合もあります。その時にはミステリー型に当てはめて授業を行います。このように授業する際はその単元について、教材についてを教師自身が研究をすることで把握し、それぞれの単元や教材特徴を捉えた上で授業を作る必要があることを学びました。

 次に、全てを自然に見つけることは不可能であるため、基本や言葉を教えてから授業をする場合もあるということを学びました。ある基本や言葉を知っていたらより発展的な学習ができる。これはどの教科でも言えるのではないかと考えました。また、自分は体育が専門であり、体育も全てを子供達で発見し動くことはできません。そのためこの考え方はとても大切だと感じました。

 いつも行く度に充実した時間を過ごすことができる教師力アップセミナーは自分にとって大きな財産となっています。このような場に参加できることはとても幸せなことです。今年度は今回で終わりですが、また来年度も沢山参加できたらと思います。佐々木先生、この度はありがとうございました。(井上)


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2月17日佐々木先生の教師力アップセミナーでの学び(安藤、生田)

 こんにちは!先日参加させて頂きました、佐々木昭弘先生の教師力アップセミナーでの学びを、4期生の安藤と5期生の生田で書かせていただきます。

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 こんにちは。4期生の安藤優里です。今日は大口中学校で行われた教師力アップセミナーでの学びを記事にしたいと思います。

 今日のセミナーも多くの学びがあり、「問いと答えの明確化をしながら国語と連携する理科の授業」などとても勉強になりました。その中で、最もなるほど、と思ったことを1つ取り上げます。

 それは観察について。「子どもは見たものではなく知っていることを書く」という佐々木先生の言葉にとてもはっとさせられました。

 確かに子どもが最初から観察の視点を持っていたらすごいことで、「子どもは観察しようと言っただけで見えるはずがない」のです。自分の経験からしても、何に着目して観察したらいいのか、何を観察記録に書けばいいのか分からなかったし、子どもたちの多くがそうではないかと思いました。そのためにまず昆虫や植物など観察対象の基本を教えることが大切だと分かりました。そうすることで、観察のポイントが分かり、意識して観察ができ、また絵や言葉にすることができる。そして今まで見えなかったものが見えてくる。観察の授業をする際にはぜひ基本を学んでから観察、理解という流れに留意していきたいです。

 子どもの頃の観察を通して得た「こんな形をしていたんだ!」などの発見は、とても面白く、感動すら覚えます。佐々木先生のご講演を聞いて私は、そんな子どもの頃の感覚を思い出し、初心にかえることができました。世界に溢れている不思議が理解を通して分かった!そうだったのか!に変わっていく楽しさを子どもたちにも経験してほしいと感じています。今日学んだことを踏まえて、子どもたちの「もっと」という知的好奇心が高まる理科の授業を作っていきたいです。

 素晴らしい先生方のお話を伺うことができる教師力アップセミナーを私は毎回楽しみにしていました。今年度はこれで最終回であることが大変名残惜しいです。このような貴重な場を設けてくださった玉置先生はじめ関係者の方々、ありがとうございました。来年度もまたよろしくお願い致します。(安藤)


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 こんにちは!5期生の生田朋也です!2/17教師力アップセミナーに参加させていただきました。今回は佐々木先生の「理科の授業づくり」でした。この講演で感じた事を今回は書いていこうと思います。

 まず自分は理科が大好きで理科の授業も大好きでした。実際こうなれたのも小、中学校の先生のおかげだと思います。実験や、外にでての観察、ものづくり、物質のしくみ全ての興味を引き出してもらったような気がします。なぜ勉強嫌いな僕がこうなれたのか、この講演で考えてみたいと思いました。

 佐々木先生によると先生の特徴としては
・学習指導要領指導型
・流行キーワード飛び付き型
・オリジナル教材マニア型
の3つをあげられました。しかし自分が教えてもらった先生はどれにも当てはまりませんでした。そう、佐々木先生は教科書を工夫するだけで楽しい授業ができると仰られました。自分の先生もたしかにそうでした。

 それもそのはず授業づくりには多忙な先生にとって時間が限られています。その中で楽しい物を作るためにはある程度出来上がった物を使って、そこから工夫することが生徒の事を考える時間も当てられます。
不人気の理由(2M2K)
・めんどくさい
・むずかしい
・きたない
・きけん
を脱出するため、時短するためにも教科書を利用することは欠かせないことなのだと勉強になりました。教師力アップセミナーに関わる皆様方、佐々木先生、ありがとうございました。(生田)


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2月28日 小牧市立味岡中学校・芝田先生の数学授業での学び(酒井・古川・遠藤)

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 こんにちは。大学で来年度の新入生を見かけるようになってなんだかわくわくしている5期生の酒井です。

 今回は2月28日に授業を見させていただいた味岡中学校での芝田先生の数学授業からの学びについて書きたいと思います。この日は数学の授業を2つ見させていただき、その後に授業をされていた先生のお話を聞かせていただきました。

 授業を見て真っ先に、先生がほとんど話していないということに気が付きました。私が中学生の時受けていた授業を思い出すと基本どれも先生が指示したことをして先生の話を聞くものばかりでした。しかし味岡中の授業は子どもたちの発言が授業の中心となっており、先生は子どもたちの発言の架け橋となる言葉や授業を通して得てほしいものに近づかせる言葉をかけているだけでした。

 先生が話す時間が少ない分子どもたち同士での会話や教え合いの時間が十分に設けられおり、まさに子どもたちによる学び合いの授業がそこにはありました。先生はかける言葉は少ないだけではなく、的を得た言葉だからこそあのような授業ができるのだと思いました。

 もう一つ気が付いたことがありました。それは、どの生徒も課題に向き合う姿が見られたことです。数学は好き嫌いが顕著に分かれる教科の一つだと思います。自分の中学生時代を思い返してみても、ぼーっと他事を考えていたり、先生が答えを書くのを待っていたり課題に取り組もうとしない子は少なくありませんでした。

 しかし味岡中の授業ではみんなが課題と向き合い、答えにたどり着こうとしていました。子どもたちがあそこまで授業に入りこめるのは課題や教材が良いからだと私は思っています。やはり、授業時間がスタートする前から授業は始まっていて、課題や教材を考えることは難しいけれど重要であるということを改めて感じることができました。

 授業後に設けていただいた先生のお話を聞く時間でも印象に残っていることがあります。それは、教師の使命とはなんだと思いますか?という問いへの答えです。「教師の使命は子どもたちが学校に居場所があると感じさせることであり、学校生活で一番時間を占めている授業が楽しい、よく学べたと思えるようにすること」。とてもなるほどなあと思いました。私自身、学級づくりに興味があり一人ひとりに居場所があって、子どもたちを繋ぐことができる学校・学級について学んでいきたいと思っているので今回もまた良い学びができた一日となりました。素晴らしい授業を見せてくださってありがとうございました。(酒井)

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 こんにちは!5期生の古川です。今回は2月28日に見学させて頂いた小牧市立味岡中学校で行われた授業参観での学びについて書かせて頂きます。

 まず衝撃を受けたのは、授業に対し自分で問題に取り組んだり、周りと意見を交換したりして全員が授業に参加していたことです。それは教員が強制的にやらせているのではなく、生徒自身が疑問に思って考え、取り組むことができているからだと感じました。

 その状況を作るためには芝田先生は課題設定が大事であると仰っていました。クラスの全員が考えてみたい、確かめてみたいと感じ、取り組むことができるような課題設定の難しさを感じながらもその重要性について考えさせられました。

 生徒が主体となって授業が進められているのもとても印象的でした。グループ活動中の机間指導に教員が発言している生徒の対角に入ることで、視線をグループ全体に向けて意見が発信できるようにしたり、生徒の発言をもう一度他の生徒に発言をさせて理解出来たか確認したり、生徒の発言に関連付けて他の生徒に発言をさせ、教員が何かを教えるのではなく、生徒同士に考えさせ、その意見を繋げながら授業を展開していました。

 教員の立つ位置や視線、声の掛け方など何気なく見えるような動作でも全員が活動に参加でき、生徒同士を繋ぐきっかけづくりになること、また意見を上手く繋がれ、活かされることが自信をつけることになることを学び、一つひとつの教員の言動が生徒に与える影響の大きさを感じさせられました。

 今回、素晴らしい学び合いの授業を見させて頂きましたが、学び合いの授業をする為にはまず講義が出来るようになることが大前提であることを学びました。いつか私もこの様な授業が出来るようになりたいです。そのためにも大学の模擬授業、教育実習で今回学び得たことを踏まえ、努力をしていきたいと思いました。

 最後にこのような学びの場を与えてくださった玉置先生をはじめ、芝田先生、味岡中学校の先生方、生徒の方々貴重なお時間を頂き、本当にありがとうございました。(古川)

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 こんにちは、五期生の遠藤です。今回は、先日行われた、小牧市立味岡中学校での芝田先生による数学の授業から、学んだことについて書きたいと思います。

 今回の授業は確率の内容だったのですが、まずテーマが面白く、どうなるんだろう、と疑問を持てるような課題であると感じました。「学び合い」の数学の授業を見るのは初めてで、今まで自分が受けてきた授業との違いに衝撃を受けました。

 私にとって数学の授業とは、先生に与えられた問題を解き、公式を覚え、また別の問題で活用し、という繰り返しでした。しかし、芝田先生の授業は常に子供達が疑問を持ち続け、意見を交わしながらまた新たな疑問について討論する、という繰り返しでした。

 芝田先生は授業の間、常に教室中を歩き回って意見を引き出しては子供たち同士をつなげていました。けして必要以上には喋らず、それでいて子供達がみんなに向けて語りかけるように説明するよう習慣づけるなど、学級づくりのヒントが詰まった授業でした。

 私は自分自身、数学が大の苦手で、子供たちには数学を好きになってもらいたいという思いがありました。今回芝田先生の授業を見ていて、時間が過ぎるのがとにかく早く、それでいて授業の内容は非常に濃密で、充足感を得られる時間でした。私もこんな風に、頭をフル回転させて取り組める授業、子供同士で自分の意見を示し合える授業を展開したいと思いました。

 これまで学び合いの授業について学んだことはありましたが、自分が実際に見たことはなかったため、今回見せて頂けて本当に良かったです。貴重な経験をさせて下さった芝田先生、味岡中学校の皆様、そしてこうした場を設けて下さった玉置先生、ありがとうございました。(遠藤)
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2月28日 小牧市立味岡中学校・芝田先生数学授業での学び(竹内)

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 こんにちは。4期生の竹内です。今回は2月28日に行かせていただいた小牧市立味岡中学校での芝田先生による「学び合い」の数学の授業見学から学んだことについて書かせていただきます。

 玉置ゼミでの活動を過ごす中で、学び合いという言葉は何回も聞いたことがありますが、実際に学び合いの授業を見させていただいたのは初めてでした。授業前には、芝田先生にお話を聞かせていただく時間がありました。一斉授業型ではない学び合いについて思っていたことをまずは聞いてみました。「学び合いでは生徒が話を聞かなかったり、他ごとをするといった不安はありませんか」と。それに対して「確かにそのようなことを考えるが、学び合いは分からない生徒が主体的となり、全員で学習していくことが保証される学習形態です」と言われました。僕の卒業研究でもある主体的な授業を生み出すには、学び合いの授業は繋がる部分があるではないかと思いました。

 また、芝田先生は主体的にするための授業工夫として、予想をさせることがポイントで、子どもたちが答えを追究したくなるような課題提示が大切だとおっしゃっていました。主体的な授業づくりで有名な相馬一彦先生や玉置先生の著書の中でも同じ事が書いてあり、あらためて予想をさせることの大切さ学びました。

 実際に学び合いの数学の授業を見させていただき思ったことは2つあります。

 1つ目は先生の話が少ないということです。子どもの意見を聞いた後、その意見についての先生の言葉を入れることはなく、その子どもの意見を聞いてみんなはどう思うか、それについてグループで話し合い、考えを深めるといった授業が展開されていました。話し合いの時間には、芝田先生が子どもたちの考えを聞き、それを基に意図的指名をしたり、また話し合いが行き詰まっているグループには、「話していた内容が分かったか」、「今のを聞いて何が分かったか」などと子どもたちに尋ね、グループの話し合いを促していくといった机間指導が見られました。

 「学び合い」の授業とは、先生が説明するといったことはほとんど無いのにも関わらず、授業は進んでいき、先生が子どもの思考を促して、子どもの発言をつなぎ合わせる問題解決の授業だと思いました。しかし、芝田先生は説明をしないとは言っても1時間その課題について話せる講義をする力も必要だとおっしゃっており、教師としての基礎が出来てこそ学び合いの授業が成立するのだと思いました。

 2つ目は問題の大切さについてです。導入での問題というのは、授業の核になると思います。今回の授業でもくじびきの選び方やあみだくじの確率など、すぐには数学的な理屈のある答えを出せそうにない問題でした。予想もバラバラであり、答えが分からないといった状況だからこそ、この時間では答えを追究したいと子どもたちが思うのだと思いました。また、この問題にも工夫がされており、ゴールを目指す過程でそれぞれの達成レベルが設けられていました。問題の答えを出すまでに身につく能力があり、中身の濃い工夫された問題であると思いました。

 今回見させていただいた芝田先生の授業は、発言や立ち位置、教材研究など細かいところまで工夫がされていました。その凄さに感銘を受け、見ていてワクワクするような楽しさを感じたのと同時に、忘れられない授業となりました。このような機会を作っていただいた芝田先生、玉置先生、本当にありがとうございました。(竹内)

2月28日味岡中学校・芝田先生の数学授業での学び(高桑)

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 こんにちは!4期生の高桑です。4ヶ月ほど前に終えた中学校実習を振り返ったとき、何よりも授業に苦戦していたことを思い出します。そんな私たちの姿を見ていた玉置先生は、味岡中学校の芝田先生という方の優れた授業から学ぶ機会をつくってくれました。(玉置先生の行動力、教育に対する熱い気持ちには本当に尊敬、感謝しかないです。)

 今回は、芝田先生の学び合いを主体とした数学の授業から学んだことを書きたいと思います。

 まず、授業を見ていて1番に感じたのは、教師が必要以上にしゃべらないことです。教師は子どもたちの意見を聞いて、「〇〇くんは、どういうこと言ってた?」「うなづいてるけど、△△さんはどう?」と他の生徒に話を振るなど、子どもたちをつなげる言葉掛けがほとんどで無駄がない華麗な授業でした。教師が介入しすぎないことによって、子どもたち同士のつながりは濃くなり、答えを求めることよりも、自由に意見を出し合い考えを深めることに重きが置かれる授業になっていたのだと思いました。

 実際に、子どもたちの様子を見ていると、誰かが黒板を書いているとき、ただ書き終わるのを待つのではなく、グループで新たな考えを出し合って検討するなど、それぞれが何かしら活動をしていました。私はこの様子を見て、これこそが「全員参加の授業」だと感動し、私もこのような授業ができるようになりたいと強く思いました。

 では、具体的にどのような手立てが必要となってくるのか、授業を参観させていただいた後、「学び合い」「全員参加の授業」について考え、自分にとって特に必要なことを次の2つにまとめました。

 まず1つ目は、「ゴールは一人一人違ってもよい」という考え方です。教師がゴールを設定しなければ、子どもたちがそれぞれの能力に応じて自由に考えを深められるようになり、退屈する生徒はいなくなります。また、そのような状態をつくるために、まずは教師が子どもたちの意見をすべて受け止めてあげることが必要だと学びました。

 2つ目は、先生のごく自然で些細な行動が、子どもたちや授業づくりに大きな影響を与えているということです。授業を参観させていただいた素直な感想として、次々と繰り出される芝田先生の技術に、目がいくつあっても足りないなということを感じました。私はヒドゥンカリキュラムについて研究したいと思っているので、芝田先生の細やかで意図的な行動はとても興味深く、見習うべきだと思いました。芝田先生に少しでも近づけるよう、これからも学び続けていきたいと思います。

 芝田先生、またこのような機会をつくってくださった玉置先生、本当にありがとうございました。(高桑)

犬山西小学校での玉置先生講演会からの学び(高桑、高橋、山田)

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 こんにちは!4期生の高桑です。今回は、1月23日に犬山西小学校で行われた、玉置先生の講演会で学ばせていただいたことを書きたいと思います。

 映像で玉置先生の算数授業を見ながら、先生の言動の意図を解説していただいたのですが、玉置先生の授業技術がこれでもかという具合に詰め込まれていて、自分だけでは気づけないことにも注目することができたため、新たな学びが多くありました。

 その中で、私は玉置先生がおっしゃっていた、「算数は答えがわかってからが算数」と言う言葉がとても印象的でした。これは、教師がすぐに答えを教えしまい、そこからどう考えたらその答えにたどり着けるのか考えさせることが大事だということを意味します。
こうすることによって、答えという1つの目標に向かって、子どもたちがそれぞれの意見を出し合ったり、自分たちなりに規則を見つけて議論するというような、主体的で対話的な授業ができあがっていたのではないかと思います。

 また、玉置先生の授業を見てて、やはり教師のつなげる言葉や即時評価が大切だということを強く感じました。そのためには、子どもの様子や表情に着目したり、ノートに書いてある考えを把握しておいたりと、子どもたちの考えを色んな方法で受け止められるようにしたいと思いました。玉置先生、素敵な講演をありがとうございました。(高桑)

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 こんにちは、4期生の山田志摩です!先日、犬山西小学校で行われた勉強会について記事にさせていただきます。

 玉置先生が、自身の算数の飛び込み授業の映像を見せながら講演をしてくださったのを、先生方と一緒にお聞きしました。

 授業の中で特に印象的だったのが、玉置先生が児童の発言に対して、瞬時にそのよさを見出して価値付けていた姿です。「考えるということが大事なことだよ」「仮説を立てるというのは中学生でやることだ。すごいことだよ」と、答えよりも考えた過程に重きをおいて価値付けをされていたので、答えが違っていた子もも、自信とやる気を継続させることができたいたと感じました。このような「その場で、瞬時に価値付けること」を犬山西小の校長先生は「即時評価」と仰っていました。その子の良さを見つめてじっくりと言葉を選んで評価することも大切ですが、授業においては、この「即時評価」が有効だと感じた反面、頭の回転の良さや、語彙力を必要とする難しさがあるなと感じました。

 また、犬山西小学校では、研究テーマとして「仲間とつながり、みがき合う児童の育成」を掲げており、「つながりあう授業」についても先生方の発表の中から学ばせていただきました。子どもたちが授業を通してつながりあっている姿を学年、学校で共有し合うことが大切だと感じました。

 犬山西小学校の先生方、玉置先生、貴重な学びの場を用意していただいてありがとうございました。(山田)

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 1月23日、犬山西小学校での玉置先生の講演会に参加させていただきました。講演会では、形埜小学校で玉置先生がされた飛び込み授業の様子を見ながら、つながる姿、みがき合う姿とはどのようなものかについてのお話でした。

 飛び込み授業は、小学4年生と5年生が合同で、算数の授業を受けていました。授業を見て感じたことは、玉置先生の発する言葉の少なさです。例えば、授業の核に迫る良い発言が出たとしても、すぐに「その通りだね、ここは…」と説明に入るのではなく、「すごいことを言っているよ」とクラス全体に匂わせてから、もう一度児童に説明してもらっていました。教師が説明するのではなく、子どもの言葉をどんどん繋げて授業が進む様子を見て、彼らの考えが深まっているのではないかと思いました。

 また、「いけそうだったら笑顔、嫌だと思ったら困った顔」というように表情発言で子どもを授業に参加できるようにされていたことも印象に残っています。表情発言なら、全員が授業に参加しながら、自分の意思を示すことができるという良さがあると分かりました。

 授業内では、仲間の意見を聞いて考えが変容した子どもの姿があったり、前の児童が使った言葉を引用しながら説明する姿があったりと、子ども同士の繋がる姿が見えました。そして、教師はその子どもの繋がりを生むために、意図的指名や、価値付けをしていく役割があるとわかりました。

 今回、「つながる姿、みがき合う姿」ということについて犬山西小学校の先生方の考えをお聞きできたり、玉置先生の授業から学ばせていただき、まずは繋がりを大切にしなければみがき合いは生まれないのだなと思いました。

 玉置先生は、「繋がれないリスク」という言葉をおっしゃっていましたが、授業を通して子どもの繋がりを作るために、私たちも繋がりを大切にしなければならないと感じました。

 今回はこのような貴重な学びの機会を与えてくださり、ありがとうございました。(高橋)

2月17日 佐々木先生の教師力アップセミナーに参加して (安部、大久保)

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 こんにちは。 4期生の安部と5期生の大久保です。2月17日の教師力アップセミナーに参加させていただいて、学んだことを書きたいと思います!

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 こんにちは。4期生の安部です。今年度最後の教師力アップセミナーに参加させていただきました!今回は理科の専門科でいらっしゃる佐々木先生の講演でした。私はまったくの文系なので、理科には疎い部分が多々ありますが、先生の今日の講演は、紙コップが天井に向かって発射する実験やふりこの実験の再現など具体物で示されるものばかりで、とても分かりやすく、わくわくする内容でした。

 先生の講演の中で特に印象に残ったことは、理科の実験の授業が「ミステリー型問題解決的な学習」と「サスペンス型問題解決的な学習」に分けられるということです。「ミステリー型問題解決的な学習」とは、実験の結果を知らされておらず、結果を予想することで学びを深めていく学習方法で、「サスペンス型問題解決的な学習」とは、初めに結果が示されていて、どうしてそうなるか理由を考え、検証していくことで学びを深めていく学習方法のことを言うのだそうです。

 理科の授業にそのような区別があるとは全く考えもしませんでしたが、今日、佐々木先生の講演を聞いて、なるほどなと思いました。従来の理科の授業は前者のミステリー型が多かったそうですが、どの実験もこの方法を用いると、授業初めに一生懸命予想をしたのに、結果的にその予想が外れてしまった子どもの思考がどこか腑に落ちないままで、もやもやした状態で終わってしまうことがあるそうです。そこで、佐々木先生は、実験によっては、結果をあらかじめ示す学習方法か、示さない学習方法かを考える必要があるとおっしゃっていました。

 私は昔から理科が苦手で、どんな結果になるのかをどう予想してよいのかさっぱり分かりませんでしたが、学校の授業で「どうしてそのような結果になるのか」理由を考える学習をしておくと、色々な因果関係と結びつけて結果を予想できるようになるのではないかと思いました。

 先日のセミナーで大西さんもおっしゃっていましたが、苦手な教科、苦手な分野だからこそ子どもの立場になって考えられることがたくさんあると思うので、「何で?どうして?」という感情を大切にして、それを追求していこうとする気持ちを持ち続けたいと思います。

 今年度の教師力アップセミナーは今回で最後となりましたが、毎回毎回、多様な学びをさせていただいてます。玉置先生、酒井先生を初め、関係者の皆様、そしてお忙しい中、わざわざ来てくださった佐々木先生、ありがとうございました。(安部)

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 こんにちは。5期生の大久保樹です。2月17日に大口中学校にて行われた、佐々木昭弘先生の「教師力アップセミナー」に参加させていただきました。そこで学び得たことを書き記していきます。

 まずとても面白いと思ったことについてです。佐々木先生は、チューリップの絵を描いてくださいと私たちに伝えました。その後、何名か指名して黒板に書かせると、そこには一人一人違ったチューリップが出来上がりました。

 これを児童に置き換えて考えてみます。児童が40人いれば、40人全員に描かせるそうです。「どのチューリップが1番本物に近い?」と児童に発問して、順番に手を挙げさせたあと「どうしてそれが本物?」と追質問すると、児童は「だって葉っぱが〜」といったように回答するでしょう。

 すると、これだけで葉についての問題が出来上がります。線は入ってる? 枚数は?といった感じです。同様に、茎や花についても問題が出来上がります。これが正解だろうと思って描いたものが実は間違っているというのは、児童にとっては印象に残るでしょう。これだけで知識の定着が見込めます。

 大まかな問題が出来上がったところで、児童に実際に見に行かせるそうです。ただ最近は、スマホで調べたり、図鑑で調べたりといった方法になってきていると佐々木先生は嘆いておられました。

 さて、私は今回のセミナーで最も印象に残っている内容を書き記していきます。

 それは、ノートの書き方についてです。佐々木先生は、目のマークとハートのマークを活用していました。

 目のマークには、実際に目で見た事実を書き、ハートのマークでは、その事実に基づいた推察を書かなければならないというものです。これは佐々木先生がセミナー冒頭部で仰っていた「国語や算数で学んだことを理科で活かす」というのに繋がる工夫だと思います。

 さらに、児童の意見を板書する際も目とハートのマークを活用するそうです。児童が言ったことが事実なのか、事実に基づいた解釈なのかを先生の中で篩にかけて板書し、子どもが後ほどノートを書く際の判断材料にするそうです。こういった工夫によって、児童は実験結果を書きやすくなると思います。とても勉強になりました。

 佐々木先生、お忙しい中ご講演いただきありがとうございました。(大久保)

2月17日教師力アップセミナーに参加して(岡田・静谷・嶋藤)

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 こんにちは。3期生の岡田・静谷・嶋藤です。今回は、先日行われた教師力アップセミナーにて、佐々木昭弘先生から学んだことを書かせていただきます。

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 こんにちは。3期生の岡田です。先日参加させていただいた教師力アップセミナーにて学んだこと、改めて気付かされたことについて書かせていただきます。

 今回大きく印象に残り、4月から教壇に立つ身として実際に取り上げたいと思ったことは、考えの理由を書くときのルールについてです。

 「おめめマーク」の事実と、「ハートマーク」のなぜそうなるのかという解釈をどちらも書くというものです。片方だけではなく、この二つをどちらもセットで書くことにより、浅い考えだけに留まらず、また、表現力も身に付きます。ただ「理由を書いてね」というだけではなく、この二つのポイントを用いて授業を行っていきたいと思いました。

 今回佐々木先生には、この他にも多くのことを学ばせていただいただき、また、素敵な実験も見させていただきました。今回でしか出来なかった学びや貴重な体験を、ありがとうございました。(岡田)

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 こんにちは。3期生の静谷です。

 4月から教壇に立つ私ですが、いくつかの不安があります。その中の1つに私の苦手(嫌い)な理科の授業をどのように編成すれば良いのかわからないという不安があります。それを少しでも解消したいという気持ちで今回、佐々木先生の教師力アップセミナーに参加しました。

 いざ、佐々木先生の講演を聴くと、「理科ってこんなに面白いのか」と思わされる話の内容で、私の理科への意識もだいぶ変わりました。私はこれまで、理科で学んだことをまったく日常生活で活かすようなことはしてきませんでした。そういったこともあり、理科を学ぶ本質がわからず嫌いになっていったのかもしれません。

 ですが今回、佐々木先生の講演では「ガス爆発」という日常との関連を持ちながら授業を行ったことで、学ぶ本質も知ることができました。また、私はたまたまセミナー前日に冬咲のチューリップをみていましたが、ただ単に「キレイ」としか感想を持たずみていたので、チューリップを完璧に描くことができませんでした。みる視点を持っていたら、もっと1本1本をしっかりみて、特徴を捉えていたかもしれません。理科では、日常生活と関連付けることで、より学ぶ本質を明確に捉えることができるということを学びました。

 今回の佐々木先生の講演で、私は理科をまったく知らないから嫌いなんだなと感じました。理科は、絶対に知れば知るほど面白い教科であると今日の講演を聴いて、感じました。まずは理科に向き合い、理科を知ることからやっていきたいと思います。
佐々木先生、ありがとうございました。(静谷)

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 こんにちは。3期生の嶋藤です。私は今回の教師力アップセミナー(佐々木昭弘先生)で一番印象的だったことについて書きたいと思います。

 それは、板書する際に事実(目のマーク)と解釈(ハートのマーク)に分けているということです。既に分かっている事実とこうではないかと自分で考える解釈とでは全然違うので、そこの区別を教師が板書でしっかりつけていて、みんなが分かりやすい板書だと感じました。

 また、自分でわけを書くときにも、事実と解釈を織り交ぜた形にして書くことが徹底されており、子どもは言語化することに抵抗感がなくなっていると感じました。

 言語化するときに、これは事実なのか、自分の解釈なのかをいつも考えさせることで、事実に基づいたことをぱっと考えられる子どもに育つと感じました。私も4月から取り入れていきたいと思います。

 今回も4月からの教員生活につながる学びができました。玉置先生をはじめとする先生方、ありがとうございました。(嶋藤)

2月20日北里中学校での学び(加藤諒太、長谷川、鏡味)

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 こんにちは!4期生の加藤諒太です!今回は2月20日に見せて頂いた北里中学校での社会科授業について書かせて頂きたいと思います!

 今回は北里中学校で社会科授業を見せて頂きました。自分は中学校実習で行った社会科授業で大変苦戦しました。どのように苦戦したかと言うと、地理の授業で、どうしてもただの作業になってしまい、そこに学び合いの姿や深い学びを作ることができませんでした。社会科としての学びを果たして作ることができたのか、意味のある授業だったのか疑問が残る結果となってしまいました。なので今回はどのようにすれば生徒たちが学び合う姿を作れるのかと言うことに着目して授業を見させて頂きました。

 二つの社会科授業を見せて頂きましたが、一つは明治の地租改正の授業、もう一つは室町時代の文化についてでした。

 地租改正の授業では地券の資料をもとに内容を読み取り、地租改正が行われた背景や仕組みについて読み解いていくと言う形でした。この授業で学びとなったのは資料の提示の仕方です。難読な漢字の資料を最初から出さず、生徒たちが行き詰まってから提示していました。このようにすることで、生徒たちもぐっと授業に入っていき、グループで最初は「ここはこうじゃないかな‥」と言う言葉が交わされていましたが、資料が配られた後は「やっぱりそうだったんだよ!」と対話も加速していきました。このように資料を提示するタイミングというのも生徒たちの対話を加速させる手立てになるのだと学ぶことができました。また小牧市では小学生のうちから学び合いを実践しており、対話の基礎ができているなと感じました。その基礎を先生方がうまく引き出していると感じました。

 室町時代の文化の授業は知識・理解の内容ということで内容をしっかりと抑えていくというものでした。しかしただ、こうだから覚えてというのではなく、京都の成り立ちや文化の名前の由来、特徴などを捉えさせながら進めていました。その後の質問で、2人の先生がどちらも、ときには知識をしっかりと抑えることも大事だと聞き、今後に生きるいい学びとなりました。確かに社会科はある程度の土台から、自分の意見を持ち、対話から学びを深めていくものだと僕は考えています。知識・理解つまり土台を構築することも大切だということを教えて頂きました。また、話し合わなければ知識は定着しないというお話も頂きました。

 そして、学び合いをするために、グループワークの中で気をつけることはグループの中の人間関係で、教える子も聞く子も学び、わからないことはわからないと聞ける、言える雰囲気が大切だと教えて頂きました。指名も対角線上に位置する子どもを確認しながら当てることで全員を参加させるようにすることができるのです。学級全体で問題に取り組み、解決していくことこそ「学び合い」なのではないかと感じました。

 このような機会を与えてくださった玉置先生ならびに校長先生、たくさんのことを指導してくださった水野先生、下村先生ありがとうございました!(加藤諒太)

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 こんにちは。5期生の長谷川朋美です。今回は2月20日に小牧市立北里中学校で学び合いの社会科授業を参観させて頂きました。そこで学んだことを書かせていただきます。

 私は初めて学び合いの授業を観させて頂いたため、どのような授業であるのか、とても楽しみにしていました。授業をしてくださったお二方の先生のお話で特に印象に残ったことは、話し合いをしなければ知識は定着しない、ということです。やはり、インプットだけでは知識の定着は難しいのだと感じました。生徒は一度言ったことに対して一回で理解することは難しく、知識を定着するためには学び合い、話し合いををすることが大切だということを知りました。そのため、授業内では生徒が分かったことや、気づいたことなどに対して周りの子に話をしたり、それらをアウトプットできる授業をする必要があることに気づくことができました。

 一方で、グループワークの授業を行った時に分からない子や学び合いの中から落ちてしまいそうな子がいます。私はそのような生徒に対して教師は直接指導援助を行うのかと思っていましたが、そうではなく、理解していない子の対角線の子に対して働きかけをします。そして、理解している子が分からない子に対して教え、学び合いができるように間接的に指導援助をする方法もあり、教師は生徒と生徒を繋ぐ役割もあるということを知ることができました。指導援助の仕方にしても色々な方法があると思うので、1つでも多く学び得て、実践してみたいなと思いました。

 また、学び合いの社会科授業をやる上で、どのような資料を選び、どのタイミングで資料を提示し、どう課題設定をしたらいいのか、なども沢山学ばさせていただきました。3年生から教育実習が始まるので、今回の学びを生かしたいと思います。

 お忙しい中、このような学びの機会を設けてくださった小牧市立北里中学校の先生方、玉置先生ありがとうございました。(長谷川)

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 こんにちは!4期生の鏡味春佳です。先日、「学び合い」を行なっている小牧市立北里中学校にて社会科の授業を見せていただきました。そこでの学びを2つ述べたいと思います。

 1つ目は授業に提示する課題についてです。私が一番驚いたことは、2時間授業を見せていただいた先生方お二人とも、課題を明確にしなかったことです。私は3年間、岐阜県の授業をずっと見てきて、課題を書くことは当たり前だと思っていました。しかし、課題を書いてしまうと先生の思い通りの縛られた授業をしてしまいます。生徒の「なんで?」「どうして?」を拾いながら授業をしていくことが大切であり、必ずしも課題を提示する授業が正しいとは限らないと学びました。また、社会科の授業の課題では生徒が一番面白いと思ってくれるところや、教材研究をして、出てきた疑問をそのまま課題にすると良いことが分かりました。

 2つ目は、やはり社会科は資料が大切であるということです。教育実習でも資料が命と教えていただきましたが、北里中学校の2つの授業も資料が多く使われていました。どの資料をどのタイミングで出し、どのように考えさせるかこれが難しいことだと思います。今回の2つの授業で分かったのは、まず資料を見せ、生徒の関心を引き、その後にその資料を考えるヒントとなる2つ目の資料を出すことが大切だと分かりました。また、資料はなるべく原本となるものを見せ、根本から考えさせることや、昔の資料に触れさせ興味を引くことが必要だと学びました。

 私自身、教育実習を終えて、社会科の授業を行うことの難しさを痛感しました。教育実習では、どこに課題を設定すべきなのか、どのように資料を使ったらいいのか悩んだ1ヶ月でした。しかし、今回北里中学校で2つの授業を見せていただき、社会科へのモヤモヤが少し晴れた気がします。「考えさせる授業にこだわらなくてもいい」、「知識を与えてあげる時は、その背景にある事柄にも触れて根本から教えてあげる」などお二人の先生方が教えてくださったことを大切にしていきたいと思います。

 北里中学校の校長先生はじめ、授業をしてくださった水野先生、下村先生、学びの機会を与えてくださった玉置先生本当にありがとうございました。(鏡味)
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2月17日 佐々木先生の教師力アップセミナーに参加して(高橋、北神)

 こんにちは!先日、佐々木昭弘先生の教師力アップセミナーに参加させていただきました。そこでの学びを、4期生の高橋と、5期生の北神で書かせていただきます!

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 こんにちは!五期生の北神です。2月17日に教師力アップセミナーに参加させて頂きました。今回はそこで学んだことについて書きます。

 「チューリップって知ってる?」「アリって知ってる?」と聞かれると、「もちろん知ってる!」と答えたくなります。しかし、実際に絵で描いてみようとすると意外と知らないことがたくさんあるなと思いました。だから、黒板に全員が絵を描いて、「どれが正しいチューリップだろう?」と問う方法は、チューリップの特徴について詳しく考えるきっかけになっていいなと思いました。

 子ども達は「見たこと」ではなく、「知っていること」を描くそうです。アリが頭、胸、腹でできていることを知らなかった時と知った後では、アリの絵は大きく異なります。つまり、言葉を知らないと物事を認識することができません。「言葉が認識」ということがよく分かりました。

 現状として、問題が何かを考える時間もまとめを書く時間も、何も書くことができない子どもが多くいます。それでは問題解決的な学習には繋がりません。そうならないために、話し合ってから自分の考えを書かせると良いことが分かりました。また、問題とまとめに整合性を図り、条件・事実・解釈をしっかりと区別して論理的に書かせる指導方法は、子ども達の記述力を高めるためにも大切だと学びました。

 貴重な学びができる機会を与えてくださってありがとうございました。(北神)

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 こんにちは、4期生の高橋です。2月17日に、佐々木昭弘先生の、教師力アップセミナーに参加させていただきました。今回は、講演の中で、学んだことの中から、特に印象に残った2つのことについて書かせていただきます。

 1つ目は、理科と他教科とのつながりを意識するということです。佐々木先生は、講演の中で、理科と他教科とのつながりを大切にされていました。国語や算数で学んだことを、理科でどのように使うのか、また逆に、理科でやったことを国語や数学で扱ってみる、などのお話がありました。

 特に、理科の実験のまとめを、国語の授業で、文章を書く活動として位置付けることもある、というお話を聞いて、そんな方法もあったのかと驚きました。私のイメージする理科でのまとめは、「予想とは違い、〜でした」や、「〜ということが分かった」など、短い時間で簡単に書いて終わりというものでした。しかし、構成を分かりやすく示したプリントを用意して、文章を書く時間としてまとめを書く活動にすれば、理科の授業としても力が身につけられるのだなと感じました。教科同士のつながりを意識して指導するにはどのようにしたら良いのだろうと思っていましたが、このようにして結びつければよいのだなと分かりました。

 2つ目は、日常生活と実験を結びつけるということです。ビデオで見た実験では、紙コップロケットの実験で、いっぱいのガス、酸素、そして火という条件が揃うとき、爆発が起きることを実際にやって見せていらっしゃいました。その実験で、強烈なインパクトが残り、爆発が起こるときの条件が、ただの学校の勉強としてではなく、日常的に使える力として身につくのではないかと思いました。私たちも実際にこの実験を見せていただきましたが、想像以上に大きな音と紙コップの飛んだ高さに驚きました!子どもたちの中に、知識を実体験として落とし込むことの大切さがよく分かりました。

 今回、佐々木先生がやって見せてくださった実験は、私たちが見ても興味深いものばかりで、自然と立ち上がって見える場所を探したり、「お〜」と声をあげたりと、ワクワクさせられる講演でした。私も、子どもに自然と知りたい!と思わせ、ワクワクさせられるような理科の授業ができるようになりたいなと思いました。このような貴重な学びをさせていただいた佐々木先生、玉置先生をはじめ、関係者の方々、本当にありがとうございました!(高橋)

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2月17日教師力アップセミナー(佐々木昭弘先生)での学び(遠藤、関口)

 こんにちは。五期生の遠藤です。今回は、2月17日に大口中学校にて行われた教師力アップセミナーから学んだことについて書きたいと思います。

 佐々木先生が取り組んでらっしゃる教育方針についてのお話で、国語と理科と算数の授業を関連づける、通称「こっくりさん」と呼ばれる授業活用について知り、とても印象に残りました。

 私は国語を専修していますが、これまでも国語の授業だけでは子供達の国語力を上げることは出来ない、他の教科との連携は必須であるということは学んでいました。しかし、今回その具体策として、理科の授業における問題と答えの関係の明確化し、問題に整合した答えを導くことが出来るような授業を蓄積する必要性を学んだことで、私の中で理科の授業に対する見方が大きく変わりました。予想やまとめを書けない児童に対して、授業中の質疑応答で他者の視点に目を向けさせること、具体的には去年同じ授業でどんな意見が出たか紹介するなどのやり方を知り、新しい知識に感動しました。

 理科の授業作りについては大学でも何度か学びましたが、佐々木先生のお話を聞いているとこれまで知らなかった面が沢山見えてきて、改めて児童の言語活動の充実について考えたいと思うことが出来ました。

 素晴らしいセミナーを開催してくださった佐々木先生、こうした機会を与えてくださった玉置先生をはじめとする先生方、そして、会場準備の際様々な面でサポートしてくださった先輩方、本当にありがとうございました。(遠藤)

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 こんにちは!4期生の関口です!今回は2月17日の教師力アップセミナーについて書きます!

 わたしは今まで理科の魅力はマッチをつけることくらいで、実験は先生の言う手順でやるだけやってあとは暗記してきました。覚えなければいけない単語が結構多くて苦手意識があります。

 しかし今回すごい楽しそうな授業をみてこのような授業を行いたいと思いながら、自身の探究心までくすぐられてしまいました。

 チューリップを見本のない状態で描かせて比べることで、チューリップの特徴を掴んでいく授業は、観察のポイントを子ども自身が見つけていけるため、人前で理科の授業することになったら必ずこれにしたいくらいにわたしが行っても褒められる自信のある真似したい授業でした。

 理科を国語や算数とコラボさせるという実践は、すごく子どもたちの力になるのを感じ、これが当たり前になっていかなければならないのだと思いました。こういう授業ができてたら、「なんで勉強なんてしないといけないだろう」って考える子もいなくなるんだろうなと思いました。

 このようなすごい授業をされる佐々木先生が教科書通りやるといいとおっしゃっていたため、教科書のすごさを実感しました。前日の名人会でも算数の教科書になぜ、ケーキが出てきているのか、と玉置先生が話されていて「うわあ!深いいいー!」となりました。
授業を行う際は、教科書を用いて教材研究をしていきたいです。セミナーでは教材研究を行うための視点やさまざまな手立て、方法をさらに学んでいきたいです!佐々木昭弘先生、本当にありがとうございました!(関口)

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2月17日教師力アップセミナー佐々木昭弘先生からの学び(長谷川、矢崎、加藤奨基)

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 2月17日、教師力アップセミナー佐々木先生からの学びを長谷川、矢崎、加藤奨基の3人から記事にさせていただきます!

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 こんにちは。5期生の長谷川朋美です。今回は2月17日に行われた佐々木先生の教師力アップセミナーに参加させていただきました。私は佐々木先生のお話から、今後理科の授業をする際に意識しようと思ったことが沢山あります。しかし、書ききれないため今回は特に印象に残った「問いと答えを明確にすること」について書かせていただきます。

 私も授業のときに発問が長く、結局何に対して答えたらいいのか、分からなくなったことがあります。まず、このような場合、問いはどのように、をしっかりと明記し、子どもが聞かれた事に対して答えられるような発問にすることが大切であると感じました。また、例えば「温めると、温度はどのように変化するのか?」という実験の場合、温めるとき、冷やすとき、のように条件をしっかり提示し、子どもが何を実験したらいいのか、何に対して答えたらいいのか、はっきり分かる授業にしたいと思いました。

 そして、実験の答えを書く際のポイントは「まず、次に、そして」を使って書くことです。例えば「まず温度がどんどん上がり、次に上がりにくくなり、そして変化しなくなる」のように、国語の作文でもよく使われる形式で書くことによって変化の様子がよく分かる答えになることに気づきました。このように実験後、子どもたちが、どのように変化していったのかが分かるような答えの記述にしたいなと思いました。少し書き方を工夫するだけでこんなにも、分かりやすくなるのだということに気づくことができました。

 私は子どもが理科の授業に対して、実験したい!調べてみたい!というように、子どもの好奇心を引きつけるような授業づくりができるようになりたいなと思いました。

 最後に、このような学びの機会を設けてくださり、ありがとうございました。(長谷川)


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 こんにちは、5期生の矢崎です。春に徐々に近づくと同時に花粉症も同時に襲ってきていて、私の鼻と喉は早く耳鼻科へ行けと言っています。

 さて、先日参加させていただいた教師力アップセミナーについて書かせていただきます。

 今回は理科の授業名人佐々木先生にお話をいただきました。私が佐々木先生のお話の中で特に興味を持ったのは子どもの発言の整理の仕方です。どう整理するのか、それは、授業の中で出てくる子どもたちの発言やひらめきを「事実」と「解釈」に分けて板書をするというものでした。「事実」は「目」で見て分かったという事です。だから「目」のイラストが書いてある欄に「事実」の発言を書きます。そして、「解釈」はその子どもが「感じた」事から分かった事です。だから、「ハート」のイラストが書いてある欄に「解釈」の欄に書きます。そうすると、子どもの発言やひらめきは大きく2つに分類され、子どもたちもその2つの目印を頼りに自分の答えを導き出すことができます。

 このようにして、子どもたちの発言やひらめきを整理して黒板に書くことはとても大事な事だと私は思いました。何故なら、子どもたちは普段から「事実」と「解釈」の違いと関係性を理解することができ、それによって、自分の意見を構築するための方法が分かるということに繋がると考えるからです。そしてなにより、教師の私達自身が子どもたちと一緒に答えにたどり着ける目印になるからです。ただ黒板に並べるだけではせっかくの子どもの発言やひらめきはただの文字となってしまいます。だから、子どもの発言やひらめきを意図的に目印にする為にこのような工夫はなくてはならないと感じました。

 元々理科があまり得意では無い私にとって理科の授業が身近に感じられたお話でした。ありがとうございました。(矢崎)


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 こんにちは、4期の加藤奨基です。今回は教師力アップセミナー、理科の佐々木先生のお話からの学びを記事にさせていただきます。

 今回のセミナーで最も印象深かったものが、アリの観察の授業を題材にした「まずは言葉を教える」という授業技術についてです。子どもたちに動くアリをスケッチさせると、アリが動き回るため難易度が高く、子どもたちは自分の知っているアリの特徴を書き出すそうです。もちろん、その特徴は子どもによってバラバラで、佐々木先生は子どもの意見にバラつきが出たこのタイミングでアリについての基礎知識(昆虫、脚は6本、脚は全て胴から生えている…)を教えます。佐々木先生はこれを、「(まずは)言葉を教える」というキーワードで示されていました。このキーワードは、前回教師力アップセミナーに登壇された白石先生の「原理・原則」と似ていて、第一に言葉(基礎)を知らないと理解することは難しいため、まずは言葉を教えることが大切であるということです。今回のアリのスケッチの例では、昆虫は6本の脚が全て胴から生えているという基礎知識もとに「では、カブトムシの胴はどこ?」というように深めの発問で知識を深めていくこともできると仰っていました。(カブトムシは一見、胴が異様に大きいので知識があっても間違えやすいです。胴が大きいのは、筋力が必要だからだそうです)

 今回学んだこの「言葉を教える」授業技術は、とても子どもの目線に寄り添った技術だと感じます。自分も教えるときは、子どもだけでなく大人でも、まずは言葉を教えることを意識していきたいです。また、この技術は基礎をこちらから与えるので、深めの発問などで子どもが主体的に学ぶ場もしっかり設けなければ講義型になってしまう可能性も考えられます。そうならないよう、インプットした知識を活用できる場面をきちんと用意した授業作りをしたいです。

 学びをくださった佐々木先生、玉置先生をはじめとする教師力アップセミナー関係者の皆様、ありがとうございました。(加藤)


1月30日卒業論文発表会風景(玉置)

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 大変遅くなりましたが、卒業論文発表会の様子を発信します。
 丹羽さん、林さんは、教育事務所面接等と重なるなど諸事情により、直接発表はできませんでした。以下は、卒業論文テーマです。

岡田 実姫  児童に寄り添う教師となるための意識の在り方
丹羽 亜由美 大村はまから学ぶ国語授業の在り方
山下 涼香  全員参加の国語授業のコツ
静谷 公希  有田和正先生の子どもが追究したくなる社会科授業づくり
林  美月  子どもと子どもをつなぐために
嶋藤 菜月  授業へ全員参加させるための教師のあり方
早川  聡  算数授業における子どもの主体性の伸ばし方の研究
菱川  快  子どもの心にしっかり寄り添う教師のあり方
松田 紗季  子どもの自己肯定感を高めるための教師の働きかけ

 発表会を見ていただいた大西貞憲さんと斎藤早苗さんに温かい講評とプレゼントをいただきました。(玉置)

2月16日名人会での学び(竹内、木下、長谷川)

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 こんにちは、4期生の竹内です。2月16日に行われた前座会、名人会の模擬授業、マジシャンの山下さんによるマジックとそのあとの対談についての記事を竹内、木下、長谷川の順で書きます。

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 午前中は前座会で、内容は小学2年生の「分数」についての授業でした。模擬授業を終えたあとに深掘りをし、そのあとにまた別の先生が模擬授業をし、それについての深掘りをするという流れで行われました。

 今回の前座会の模擬授業では、児童役をやらせていただいたのですが、それを通して学んだことの中から2つ取り上げたいと思います。

 1つ目は主体的にする授業工夫についてです。自分が小学生の頃、分数を習った時は数直線で概念を教えられた記憶があります。しかし今回の模擬授業ではピザやケーキを半分に分ける過程で、分数の概念を理解するという流れであり、こういった具体物を扱うことで子どもたちの興味・関心を引き、主体的に考えさせることができるのではないかと思いました。また、課題の提示に関してもわざとピザを不公平に分け、子どもたちの口から半分に分けるという言葉を言わせようとしていました。このように子どもたちが自らの課題を言うことで授業に主体性を持たせ、どうすればいいのだろうと考える授業になるのだと思います。そのためには課題提示する際の工夫が大切だと感じました。

 2つ目は対話的にする授業工夫についてです。今回の模擬授業では、教科書のピザの絵のコピーを子どもたちに配っていました。その際に1人1つではなく、2人に1つにしており隣の子やグループでやることにより自ずと対話性が生まれ、困った子も助かるのではないかと思います。玉置先生の講義でも習ったように、考えを話すというアウトプットをさせることで脳のパフォーマンスは上がり、記憶に残りやすい授業になるので、主体的のみならず、対話的にする○×法などの意見交流の工夫も考えていく必要があると感じました。

 前座会ということで、模擬授業をされた先生方は歳が僕とあまり離れていない先生方ですが、素晴らしい授業をされており、現場での経験の大切さを感じると同時に、こういった先生方の背中に追いつきたいという憧れを抱く前座会になりました。玉置先生を始めとする授業づくり楽会の方々、ご参加させて頂きありがとうございました。(竹内)

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 こんにちは。5期生の木下です。今回は2月16日にEDUCOM愛知本社で行われた名人会について書かせていただきます。

 私は特にその中でも 午後から行われた伊藤先生の国語科の模擬授業について深めたいと思います。

 伊藤先生がしてくださった授業は中2向けの動詞の活用の模擬授業深掘りでした。五段活用、上一段活用などとても懐かしい内容で私自身も中学時代必至に覚えたなぁと懐かしい気持ちになりながら生徒役をさせていただきました。私が中学生の頃の活用の授業は「五段活用とはこうである。」とただ覚え、暗記する形でしたが伊藤先生の活用の授業は「なぜ五段活用というのか。」を生徒自身が考え、生徒自身が五段活用と名付けるような授業展開になっており、知識の植え付けではなく考え方を学ぶ授業になっていて、感動しました。また、伊藤先生の活用の授業では五十音図を使いながら進められており、授業をはじめる前まではなぜ五十音図と活用の授業が関係があるのかがわからなかったけれど、授業を受ける中でこの五十音図が鍵となっていることがわかり、面白く感じました。

 私が教師となり教壇に立ったら、生徒がつまらないと感じてしまうような教え込みの授業ではなく、今回伊藤先生がしてくださった活用の授業のような生徒がワクワクするような授業をしたいなと強く感じました。そのためにも今回のセミナーに加え、今後も多くのセミナーから自分を成長させていきたいなとあらためて感じました。(木下)

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 こんにちは。5期生の長谷川朋美です。私はマジシャンから学ぶ授業術について書かせていただきます。

 私は実際にマジックを観せていただき、一瞬にして会場全員の注目を引きつけることができるマジックのテクニックに、とても驚きました。

 また、最初はマジックと授業術が、どのように関係し合っているのか分かりませんでした。しかし、山下さんと玉置先生の対談の中で山下さんが仰った「マジックはスタートとゴールさえ決めておけば、1.ゴールまでのコース(行き方)を増やして準備すること。2.言葉や誘導を変えること。によって成立する」という言葉が授業術に関係するのではないかと考えました。私は授業もマジックと同様で、ゴールは明確にしておき、ゴールまでのコースや、指導援助の仕方を個々によって変えることが大切だと感じました。そうすることで、子供たちも自分の考え方の基で授業が進み、学習をする中で子供たちの心にストン、と落ちて理解できるような学びに繋がるのだと思いました。

 しかし、そうは言っても、すぐにこのような授業をすることは難しいと思います。そのために、これからも多くのセミナーなどに積極的に参加したいと思います。また、1つの授業内容に対して、多くの選択を準備することや、個々によって指導援助の仕方を変えることができるようなスキルを身に付けたいと感じました。

 最後に、このような楽しい学びの機会を設けてくださり、ありがとうございました。(長谷川)

2月14日北名古屋市立五条小学校での学び(葛山、大久保)

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 こんにちは。特別に参加させていただきました2年の葛山大輔です。2月14日に五条小学校で行われた、「明日も授業をしたくなる様々な授業方策」について学び得たことを大きく3つに分けて書かせていただきます。

 まず1つ目は「対人関係をつなげていくこと」です。玉置先生にしていただいた模擬授業では「今君はあの子の発言に首をかしげていたけど、どう思う?」という教師の発言があり、前に発言した子どもと関連づけながら他の子を当てるということが見られました。子ども達が知らない子同士で関わる機会を授業の中で作ることで、子どもと子どもをつなげることができ、1人1人の対人関係が強くなっていきます。自分の意見を述べることがてぎず、対人関係が弱くなっていくことを生徒自身の問題にするのではなく、教師が子どもの動作や発言をくみ取って子ども達をつなげていくことがさらに、他者と関わる力の成長や学びを深めていくことにつながっていくと学びました。

 2つ目は「出力場面を増やすこと」です。しかし、ただのペアワークなどで出力場面を増やしても関係のない会話やどちらが正しいかを競う議論になってしまいます。なので、○✖問題などを取り入れて全員が参加できるような形の出力場面を増やしていくと良いことを知りました。また、全員が確実に出力できるように○ならばグー、✖ならばパーを手で作っていっせいに挙げるなどの工夫もできると思いました。ペアワークに関しても1つ目のような子ども同士をつなげることができていること、交互に話し合う時間を設ける、相手の話を反応しながら最後まで聞くなどの、対話ができるのであれば効果的な出力場面になることがわかりました。

 3つ目は「見方・考え方」についてです。玉置先生は学習指導要領に記載されている「見方・考え方」という言葉の意味は「今日の授業で一生覚えておくと良いことがら」であるとおっしゃっていました。子どもたちにとって授業の中での学びは、自分と結びつけて意味のあるものでなければ学ぼうとは思いません。1回の授業の中で子ども達の生活に関わる1番大事なことを教師が理解し、それを強調して子どもに正しく伝えることが大切なのだとわかりました。

 授業を楽しく活発にするために何をするとよいのか、授業の教科の内容や教え方ではなく、全ての授業に通用する進め方を知ることで教師自身が授業を楽しむことができるようになる、教師が授業を楽しんでいれば子どもも授業を楽しむことができるようになるというような循環が考えられたセミナーを受けることができ本当に良かったです。大学の模擬授業や教育実習で試したいと思います。ありがとうございました。(葛山)

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 こんにちは。5期生の大久保樹です。2月14日に五条小学校にて行われた、玉置先生による「明日も授業がしたくなる様々な方策」に参加させていただきました。
そこで学び得たことを書き記していきます。

 今回で玉置先生の講演会に参加させていただくのは、2回目です。導入の話から本題への移り変わりがとても自然で、私を含め聴衆はすぐに玉置先生の話に引き込まれているという印象を受けました。こちら側が一方的に聞く講演会ではなく、玉置先生は時々全体を巻き込んで話し合いをさせます。そういったところに玉置先生が大切にしている考え方があるのだと思いました。

 さて、私は今回の講演会でたくさん学ぶことができましたが、記事では1つに絞って書き記そうと思います。

 それは、対話についてです。対話をさせるというのは、とても難しいことだと思います。自分の意見を確固たるものとして保ちつつ、他人の異なる意見を取り入れるというのは、大人でも難しいことではないでしょうか。少なくとも私は、意識をしないと出来ません。

「子どもの対話を聞き取れるのは学校の先生だけ。」

 玉置先生は、こう仰っていました。子どもの対話を聞き取るためにも、対話とはどういった状態か、子どもがどうすれば対話出来るのかというのを教師自身の中で揺るぎない確信を持った上で、常に子どもの話し合いにアンテナを張り巡らせておかなければならないと思いました。

 今後様々な授業を見る機会があると思います。私は常にアンテナを張り巡らせ、対話というのはどういった状態かを学び、自分の中に落とし込んだうえで、2年後教壇に立ちたいと思います。

 玉置先生、お忙しい中ご講演いただきありがとうございました。五条小学校の校長先生、お忙しい中対談する機会を設けていただきありがとうございました。(大久保)

2月17日 教師力アップセミナーでの学び(高桑、鏡味)

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 こんにちは、4期生の高桑です。

 私は最近、玉置先生の「誠意はスピード」という言葉を大切にしています。私は今まで、提出物を期限ギリギリに出したり、テスト前夜に徹夜したりと、大事なことを後回しにすることが多く、その分後悔をするという経験を数えきれないほどしてきました。でも、このままの自分では教師は務まりません。自分を変えたいという気持ちを行動に移すため、最近は学びを得たその日のうちに記事を書くことにしています。さて、今回は佐々木昭弘先生の教師力アップセミナーで学んだことを書いていきたいと思います。

 まず、このセミナーを通して、佐々木先生は本当に理科が好きなんだという、理科に対する強い思いが伝わってきました。セミナーの中にも、多くの教師が理科を嫌うという話がありましたが、教師の嫌いという感情は自然と子どもたちに伝わってしまうと思います。佐々木先生のように、まずは教師自らが教科の楽しさを知り、それを子どもたちに共有するというような形で授業を行いたいなと思いました。

 また、「経験によって認識を変えることができる」という言葉がとても印象に残りました。佐々木先生は、昆虫の体のつくりのきまりを教えてから、観察させることによって、子どもたちが着目すべき部分に目を向けられるようになり、授業がさらに発展的で深いものになるとおっしゃっていました。このように子どもたちは、教師から視点を教わることで、言葉と事実を照らし合わせるという経験を経て、認識できる脳をつくっていきます。これは、私たちゼミ生にも言えることだと思います。物事を多面的、多角的に考えられるよう、これからも学び続けていきたいと思いました。

 佐々木先生、素敵な学びをありがとうございました。(高桑)

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 こんにちは!4期生の鏡味です。先日、今年度最後の教師力アップセミナーが終わりました。今回は、その教師力アップセミナーで、理科授業名人の佐々木昭弘先生が講演をされ、その中で得た学びについて述べたいと思います。

 今回のセミナーで、一番印象に残っていることは、理科の授業で佐々木先生は児童に、実験について400文字原稿用紙1〜2枚分の作文を書かせていることです。佐々木先生は講演の初めに、国語・算数で学んだことを理科の授業に生かすと仰っていました。佐々木先生自身が仰る通り、先生は国語の授業で培った国語力を、理科の実験の最後の作文を書くことで生かす授業をされてました。作文の内容は、授業の中の問題や課題について観察・実験を通して得た答えであり、序論、本論、結論を意識させて記述させていました。

 小学校中学年の頃からこのような訓練をしておくと、かなり書く力が備わると思いました。実際、セミナー中に佐々木先生が見せてくださった子どもの作文はかなり完成度が高く小学生が書いたものとは思えませんでした。

 また、先生は、作文の自分の考えについて述べる考察の部分が書けない児童には、「良い子のものを真似してもいいよ。」と言うそうです。情報を取捨選択してつなぎ、考察を作るのはとても難しいことです。人の真似をしてもいいから、「書けた」という結果を作り自信に繋げてあげることが大切だと分かりました。

 玉置ゼミも「書くことによって学ぶ」ゼミです。ゼミに入り、1年が経ちましたが、1年間「書く」ことを全力でやってきたと自信をもって言えません…(笑)まずは、セミナーの記事ばかりでなく、最近書けていない四方山話も書いてみようと思います!(鏡味)

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 高桑さんが「誠意はスピード!」を実践しようと書いているとおり、記事はセミナー後すぐに届いたことを付け加えておきます。(玉置)

2月16日名人会での学び (二村、安部、北神)

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 こんにちは。5期生の二村、4期生の安部、5期生の北神です。2月16日に行われました、名人会で学んだことを午前の前座会、午後の名人会、マジックショウ体験の3つの項目に分けて学んだことを書きたいと思います。

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 こんにちは。5期生の二村葵です。先日2月16日に株式会社 EDUCOMで行われた名人会での授業づくり研究会で学んだ事を書かせていただきます。

 午前は前座会の方が2名、算数の単元である分数の模擬授業をしてくださいました。
この単元で子供たちに意識させることは「もとの大きさ」を2つに分けた1つ分ということであり、無駄なくここにたどりつけるのがいい授業ということを学びました。また「もとの大きさ」ということを意識させる下積みであり、小学校5年生の教材までつながっていて、それへの布石ということを学び、基礎の大切さをあらためて実感しました。

 印象的だったのは、板書の仕方と子供に対する受け答えです。板書は子供から出たタイミングでその意見を使って板書を行なっていたり、子供たちの言葉が反映されていて、一緒に授業を作っているところがとても印象的でした。また子供に対する受け答えでは、「本当に半分なのかな?」「どうやったら分かる?」と子供の意見と意見をつなげるような受け答えをしており、それにより深い追求や学び合いが発展していくことを実感しました。

 教材研究をして、平面の図形を活用する時はぴったり重なるという表現ができるが、ケーキという立体の図形があることにより、ぴったり重なるという表現は適切ではないことがわかり、これが教科書の意図を読み取ることであることを学びました。教材研究の新しい視点を学ぶことができ、使われている資料には意味があることに気づいたので、これからの教材研究をする際に活かしていきたいです。

 今回、素晴らしい授業を見せてくださったそしてこのような機会を設けてくださった玉置先生、本当にありがとうございました。(二村)

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 こんにちは。4期生の安部です。私からは、午後の伊藤彰敏先生の模擬授業から学んだことを書きたいと思います。伊藤先生の授業はやはり「布石」の連続ですが、子ども役をしていると、そんな仕掛けには気づかず、まんまとだまされてしまいます。授業後の深掘りでフェローの方が授業を分析される中でやっと気付くことがたくさんあって、やはり深掘りあってこその学びの深まりだなぁと改めて感じました。今回の授業は中学校2年生の文法の授業でした。文法の授業をわざわざ選ばれた伊藤先生がまずすごいな、と感心しますが、実際に授業を受けてみて、文法の授業でこんなに主体性が生まれるものなのか、と今までの文法の授業のイメージが覆されたというのが率直な感想です。

  深掘りをしていく中で、特に印象に残った2点の学びについて示したいと思います。
まず1つ目は、「課題意識を子ども自らがもつような導入の工夫」です。伊藤先生は最初に6つの動詞を提示され、それらを3つに仲間分けすることから始めましたが、今日はこういう授業をやる、というような課題の提示は特にしませんでした。しかし、先生の自然な誘導で今日の授業は橋本さんはどうやって動詞を仲間分けしたのかを考えていく授業だな、ということがすんなり入ってきました。これこそ課題を提示するという形にこだわらない、子どもの知りたい、やってみたいという主体性を引き出す授業ではないかと思いました。導入が大切だとよく言われるのは、子ども一人一人の学びの出発点であり、導入で何を感じ、考えるかで、1時間の授業がどう深まっていくかが決まるからではないかと思いました。

 2つ目は、文法のきまりをつくった橋本さんの気持ちになって、その法則を見つける、という文法の授業では珍しい授業展開をされたことです。一般的な文法の授業では、それぞれの活用の仕方を覚えることに時間をかけることが多いですが、伊藤先生はその部分はさらっと確認するだけで、表をじっくり見てそれぞれの活用の仕方を比較するということに時間をかけていました。文法は法則を知ってしまえば練習あるのみですが、その法則をどれだけ落とし込めるかが深い学びにつながる大切な鍵ではないかと思います。覚えるだけ、はめるだけだからと授業をする教師が初めからそのような考えをもっていては子どもの思考は深まりません。どんな教材にも深い学びにつなげるべきポイントがあることを常に意識して授業を展開するようにしたいと思います。

 今日は模擬授業の子ども役を3回もやらせていただいて、正直疲れましたが、授業ってやっぱり面白いなぁと学べば学ぶほど感じます。

 このような貴重な学びの場を提供していただきました、玉置先生を初め、関係者の皆様、ありがとうございました。(安部)

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 こんにちは!五期生の北神です。2月16日に名人会に参加させて頂きました。今回はその中でもマジックと対談からの学びについて書きます。

 私が一番印象に残っているのは、“選んだ”のではなく“選ばしている”ということです。お客さんは自分が選んだカードをマジシャンに当てられたと思いすごい!と感動します。でも、それは、マジシャンが、お客さんの答えに対して次に返す言葉を変えることで、最初から決めていたカードに誘導しているからだと知りました。誘導して、お客さんに自分が選んだという感覚にさせているのです。

 これは、子ども達を惹きつける授業の仕方にも通じるのではないかと思いました。自分の力でできた!分かった!と思える授業であれば、もっと学びたい!という子ども達の意欲にも繋がると思います。しかし、子どもの発言に対して、柔軟に様々な返し方をすることは簡単なことではありません。だから、事前に、子ども達からどんな発言がでそうか推測して指導方法を考えておくことはすごく重要だと思いました。山下さん、素晴らしいマジックを見せて頂きありがとうございました。(北神)

2月16日名人会からの学び(高桑、鏡味、古川)

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 こんにちは!4期生の高桑です。玉置ゼミに入ってから1年が過ぎましたが、セミナーやゼミの仲間、もちろん玉置先生から学ぶことは多くあり、他ではできないような体験もたくさんさせていただいています。最近では、2月16日に行われた前座会で、自分たちにはない発想が生かされた授業を見させていただきました。今回は、そこで学んだことを書きたいと思います。

 まず、1番の大きな学びは、導入で子どもたちを引きつける、また導入をきっかけに主体的に授業に参加できるようにするため、教師が子どもの困った感や疑問を引き出す仕掛けをすべきだということです。小学2年生を対象とした、2分の1の概念を学ぶ授業の導入で、秋田先生はピザトーストを2人の児童に不公平な分け方をして渡していました。このように、小さい方をもらった児童は文句を言わずにはいられない状態をわざとつくることで、どうしたら半分になるのか考えさせていました。多分、私が授業者なら、初めから半分にしたものを渡して、「半分になったから、2人とも同じ量食べれるね」と伝えてしまうと思います。秋田先生のやり方だと、この後の操作活動へ自然とつながると思うので、是非真似をしたいと思いました。

 また、これに対し和田先生は単元内で何が大切なのか意識すべきだとおっしゃっていました。今回は、「もとの大きさ」というのがキーワードであるため、「半分」という言葉にこだわるとキーワードが薄れてしまうとのことでした。私には、子どもたちを引きつける授業を考えることに必死で、まだ単元のつながりを考えるような余裕はなかったです。和田先生のアドバイスを聞いて具体的にどう改善すればよいか考えられるように、これからも学び続けていきたいと思います。

 そして、名人会では何ヶ月も前から楽しみにしていた山下翔吾さんによるマジックショーを見させていただきました。一瞬も目が離せないようなマジックが目の前で繰り広げられ、興奮が覚めやらぬ状態で、家に帰り早速家族に披露しました。また、マジシャンと教師という2つの職業は一見何も交わりがないように見えますが、マジシャンの技術から学ぶことは驚くほど多くありました。それについては、5期生の古川に伝えてもらいたいと思います。

 今回も、色々な視点から学ばせていただきました。いや、今回は特に興味深い内容ばかりで、時間が過ぎるのがあっという間でした。このような学びの機会をつくってくださった、玉置先生を含め関係者の皆様、ありがとうございました。(高桑)

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 こんにちは!4期生の鏡味です。2月16日に行われた名人会に参加させていただきました。そこでの伊藤先生の国語の授業での学びについて2つ書きたいと思います。

 1つ目は、視野を広くして子どもの様子をしっかり見ることです。私は伊藤先生の授業を生徒役で参加させていただきましたが、私達生徒役の心を、伊藤先生に全て見透かされていたように思います。「当たらないと油断してたでしょ〜?」、「まだ難しそうな顔してるね」など私達の気持ちを率直に言われてドキッとした反面、それだけ子ども一人ひとりの様子を見ながら授業されているのだと分かりました。また、先生の今日の授業のゴールは「子ども達に辞書を自ら引かせること」と仰っていました。先生は授業が始まる前に私達生徒役が辞書を見ていたのは数人だと仰っていました。それが授業後に少しでも増えたら嬉しいと仰っていました。授業前から子どもの様子を観察し、授業後の見たい姿まで見通しをもって授業をされていて、本当に素晴らしいなと思いました。

 2つ目は、学ぶ事柄の本質を子ども達自身に見つけさせることです。今回は五段活用、上一段活用、下一段活用の意味を表から子ども達に言わせていました。みんなで考え、見つけたことは、長期記憶として頭に残りやすいです。ただ本質や意味を教師が説明するのではなく、子ども自身に考えさせることが大切だと学びました。また、考えさせるために先生はいくつもの布石を打たれていました。この布石はまだ先生方に解説していただかないと私は理解できません。授業は多くの布石でできているのだと分かりました。

 今回の伊藤先生の授業は本当に素晴らしく、生徒役として参加できたことはとても光栄です。伊藤先生自身、過去に悩み苦しんだ経験があったからこそ、今、あそこまで質の高い授業ができるのだと思います。多くの経験をし、失敗から学ぶことが必要だと改めて感じました。

 今回は授業の中で子ども一人ひとりの様子を見ながら、細かい動作まで見逃さないこと、授業のゴールに向かって布石を打つことが大切だと学びました。
玉置先生をはじめ、多くの先生方、関係者の方々本当にありがとうございました!(鏡味)

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 こんにちは!5期生の古川です。今回は2月16日に参加させて頂いた授業づくり学会のマジックと対談から学んだことについて書かせていただきます。

 マジックを見せて頂いたとき、私達はとても興味を引かれ、惹きつけられました。それは素晴らしいマジックは勿論のこと、マジックの中のどこに注目を集めたいかなどが考え尽くされた、洗練された言葉があったからこそだと思います。それは教職にもとても強く通じるものがあることを考えさせられました。

 自分の些細な言動が相手に多大な影響を与え、その言動によっては相手が主体的に動いているつもりでも、本当は選択させているという状況を作ることができること。先を見通し、相手の反応によって臨機応変に返す言葉を考える。どう次に繋げていくのか瞬時に考察する力を身に付けていくことがとても重要であることを感じました。また日頃から子どもの観察をしっかり行い、触れ合っておくことがその子にとってベストなタイミングで活かすことに繋げられることも改めて学びました。自分が伝えたいことを一方的に伝えるのではなく、子供の意見を取り入れながら、伝えたいことに導くことが出来るように切り返しや言葉選びの勉強をしていきたいと思いました。

 最後にこのような学びの場を与えてくださった玉置先生をはじめ、関係者の皆様、貴重なお時間を頂き、本当にありがとうございました。(古川) 

2月16日の名人会から学び得たこと(加藤奨・関口・杉山)

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 こんにちは。今回は、2月16日の名人会に参加して学び得たことについて記します。順番に、午前の算数の授業、午後の伊藤先生の師範授業、山下さんのマジックショーと記します。

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 こんにちは。5期生の杉山航大です。今回は、2月16日に参加させて頂いた授業づくり楽会(午前の算数の授業)から学び得たことを記します。

 単元は分数ということで、「2分の1(半分)」という概念を学ばせる上で、どのような授業設計をしたらいいのかということが、とても参考になりました。

 授業前に、教材研究を行いましたが、経験が乏しく、どのようなことをしたら良いのかがよくわからない状況でしたが、授業を見て、思いもしないアイデアがたくさん散りばめられていて、とても参考になりました。

 新学習指導要領における、「主体的・対話的で深い学び」を実現させるためには、子供たちの意見を繋げることがとても大切で、授業をされたお2人の先生も、とても子供の発言を大事に汲み取って繋いでらっしゃいました。
 
 その後の授業助言の時間では、指導者の先生方は、さらに深いところまで授業を掘り下げて見ていて、単純に「すごい」の一言でした。細かくいうと、もっと子供たちの言葉(ピザの写真を3分の1と3分の2に分けたときに、少ない方を渡された子の「ずるい!」という発言)から、更なる疑問を提示することで、今回の「半分」という言葉がもっと生きてくるということだったり、資料の「見える化」のタイミングをどうするかという事、課題を提示する上で、子供たちを課題に導く言葉遣いや授業設計が大切であることを学びました。

 教材研究も、今回使用したものでは、ピザ・ケーキ・お好み焼きがありましたが、ケーキは立体という概念でみんなは捉えるので、「ぴったり重なる」という文言が適さないということを、わずかな時間から感じ取るのは、さすが玉置先生と感じました。

 授業というのは、子供たちが生き生きとして初めて成り立つものと、私は思います。今回の授業は、そんな子供たちの、いい意味の「無邪気さ」を引き立たせるヒントがたくさん詰まった、濃密なものだと感じました。

 今回は、このような素晴らしい授業をしてくださった秋田先生・秋山先生そして、この様な素晴らしい学びの機会を与えてくださった玉置先生をはじめ、多くの先生方にお礼申し上げます。ありがとうございました。(杉山)

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 こんにちは、四期の加藤奨基です。名人会前半、伊藤彰敏先生の模擬授業からの学びを記事にさせていただきます。伊藤先生の授業は今まで何回か子ども役として参加させていただいたことがあり、その度におもしろく、国語授業者として多くのことを学ばせていただいたので、とても楽しみにしていました。今回は特に二つのことについて書いていきます。

 まず、伊藤先生の国語文法の授業は、単純な暗記分野にされることの多い活用形や活用の種類の学習において、五段活用や上一段活用などの名前がどうして付けられたのかということまで子どもに考えさせていました。原理・原則がはっきりするためすんなり頭に入るので長期記憶にも残りやすい上に、中学校での学習が高校古文文法への布石となっているというとても練られたすばらしい授業を見させていただきました。次に、伊藤先生は「理解しきれていない子どもを置いていかない」という姿勢も素晴らしいのですが、「橋本文法」というさらなる学びを深めるキーワードを残すことで、できる子どもにもより学びを深める手立てを打たれており、できない子を引き上げてできる子をさらに伸ばすような授業を展開されていました。

 伊藤先生は深掘りの際に、「文法の原理・原則をも教えるのは子どもが近い将来(高校で古典文法を学ぶときに)不幸にならないようにするため」と答えられていて、「授業は子どもが将来不幸にならないように、自分の力で生きていく力を育むものだ」という大村はま先生の言葉を思い出しました。関連して、「できない子を引き上げ、できる子もさらに伸ばす」という伊藤先生の授業スタイルにも大村はま先生を連想しました。自分も伊藤先生や大村はま先生のように、「子どもが将来困らないように学習の下地を残すこと」「できない子はもちろん、できる子も伸ばしてあげること」の二つをしっかり意識して授業作りができたらいいなと感じたセミナーでした。授業をしてくださった伊藤先生、機会をくださった玉置先生、ありがとうございました。(加藤)

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 こんにちは!4期生の関口です!私は「マジック×授業」の対談について書きます!
生でマジックを観たのは初めてで、とっても感動しました!タネを見破ろうと必死で観てましたが全然わからず、拍手も忘れて見入ってしまいました。

 さて、そのようなすごいマジシャンと教師にどのような関係があるのかみなさんはパッと浮かびますか?私は浮かばなかったので、対談を聴いて驚きました。

 「手品」の品という漢字は口が3つでできてますよね。「手の3倍口を動かせ」と言われているそうです。けれども、無駄な言葉ってのはひとつもないんですよ。マジシャンがする行動、発する言葉全てに意味があるんですって!教師としても伊藤先生のような全てが布石で意味がある授業を行いたいですよね…

 主役はお客様でハッピーになってもらわなきゃいけないという話に対し、子どもに間違いを前で発表させることについて玉置先生が話されました。間違えることはいいことと口で言っているだけでは、その子をハッピーにはできないなと自分の子どもの頃や実習を思い返しながら感じました。

 山下さんはマジシャンですが、お話を聴いていると意図的指名や多くの手立てを用意する重要性を改めて感じました。また、注目のさせ方が本当にすごくて、見せ方や間というのは観ていてとても学べました。まあだからといってすぐに真似できるわけではないんですけどね!

 とりあえず今日教えていただいた手品をいち早くみんなに自慢したいです!本日はありがとうございました!(関口)

2月14日五条小学校での学び(小谷川、安部、鏡味)

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 こんにちは、特別に参加させていただきました、教育学部3年の小谷川です。今回は五条小学校での玉置先生の明日も授業したくなる授業方策の講義について書かせていただきます。

 今回の五条小学校の先生方は校長先生から話は聞いていましたが、本当に若い先生が多く驚きました。なので、玉置先生の講義内でもこれから使えるような授業技術や、見るべきポイントなどが多く散りばめられていて、とても勉強になりました。

 予測不可能な未来である中、対話などを通して深い学びを得てより良い子どもを育てていくという話であり、途中若い先生が多いということで模擬授業も見ることができました。

 玉置先生の授業は大学でも講義は重なったことがなかったりして、しっかり受けたことがなくとても新鮮でおもしろく、学ぶことが多くありました。特に「つなぐ」を意識した授業というのを初めて受けてみて、さまざまなことを吸収できたような気がします。

 現職研修で玉置先生の「つなぐ」を意識した講義は何回か受けてきましたが、授業として生徒に対して行なっているような実践的な使い方を見たり、受けたりしたのは初めてでした。実際には子どもはいないものの、子どもがどんなことを言うのか、どんな反応をするのか、なにに興味を示すのかなどの把握や、発言中、考え中、板書中などの見ているところなどがやはり違うと感じました。それらの把握・見る箇所などの観察力から「つなぐ」というのが自然にできていて、子どもたちで授業を運んでいる形態ができていたのですごいと思いました。

 私自身、実習などを経験し「つなぐ」ことがどれだけ難しいことかわかりました。そこから玉置先生の講義やセミナー、研究授業に参加し、「つなぐ」授業をするには目線というのが大切だなと最近すごく感じてきました。前回の味岡小学校でも、研究授業をされている先生が、前で生徒が発表しているときに、その生徒のことも見つつ、ほとんど全体に目を通していてすごいなと思いましたし、今回の玉置先生の模擬授業でも一点集中ではなく、全体を広く観察することの大事さを感じました。

 まだまだ授業を進めていくだけで精一杯なところはあるとおもいますが、全体を見通す余裕さと観察力というのを自分自身が備えたいと感じ、人と人とをつなげて深い学びへと連れて行ける教師になれるように日々学んでいきたいと思いました。
ありがとうございました。(小谷川)

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 こんには。4期生の安部です。特別支援の実習がようやく終わり、久しぶりに玉置先生の講演に参加させていただきました。やはり玉置先生やゼミ生に会うと心が弾みますね。最後の喫茶店での振り返りも含めてとっても充実した時間を過ごさせていただきました!

 玉置先生の講演や模擬授業は今までに何回か見させていただいていますが、毎回毎回新しい発見や学びが得られて、やはり先生が話されることは奥が深く、自分はまだまだ勉強不足だなぁ、と痛感します。

 今回の講演の中でも多くのことを学びを得られましたが、その中でも私は「見方・考え方」、「深い学び」について学んだことを書きたいと思います。次期学習指導要領のどの教科にも示されている「見方・考え方」は自分の専門教科ならまだしも、全ての教科を理解するのはすごく難しいことではないかと私は考えます。学習指導要領には、「見方・考え方」について「教科等の教育と社会をつなぐものである」と示されており、私はこの学習指導要領の言葉から、改めて「見方・考え方」とは断片的な知識や技術ではなくて、社会で役立つ学び、子どもたちがこれから生きていく上で必要となる学びにつながるものでなくてはならないのだなということに気が付きました。玉置先生のお言葉を借りれば、「今日の授業で一生覚えておくと良いことがら」です。今回の玉置先生の模擬授業を例にしますと、1/□+2/□+3/□+‥‥‥+100/□=101の□を求める問題で、答えが50と分かることが深い学びではなくて、どうしたら簡単に答えを求められるのかを考え、「数字を小さくするときまりを見つけやすい」という数学的な「見方・考え方」を働かせることが真の深い学びであることがわかります。

 私はそれぞれの教科の「見方・考え方」と「深い学び」は繋がっていると思います。それぞれの教科特有の「見方・考え方」が得られたときに、自然と深い学びにつながっているのだと思います。

 教採の勉強もいよいよ本格化してきて、教職の勉強をしていると、学習指導要領に示されている言葉の意味を考えさせられます。玉置ゼミの強みを生かしてセミナーなどで学んでいることと教採の勉強を結びつけてより深い学びが得られるようにこれからも頑張ります!!

 このような機会を与えてくださだった玉置先生、そして五条小学校の関係者の皆様、ありがとうございました。(安部)

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 こんにちは!4期生の鏡味です。今回は、五条小学校で玉置先生が講演された「明日も授業がしたくなる様々な授業方策」での学びについて述べたいと思います。

 今回玉置先生の講演の中で一番印象に残っているのは、「つながれない子どもは、周りの子ども達との対話で育てる」ということです。教室の中では、誰もが友達と上手に関われることができる訳ではありません。集団の中に上手く溶け込めない子どももいます。しかし、その子どもを教師が支援ばかりしていては、その子どもは教師の支援無しには生きていくことができなくなってしまいます。教師が支援するのではなく、授業の中で対話を行い、そして繋がり、学級全体でその子どもを育ててあげることが大切だと分かりました。

 また、私は、教師がいつも同じ子どもにつきっきりだと、周りの子どもはその子どもをひいきしているのだと思ってしまうと考えます。教師自身も様々なことに気をつけながら、行動していかなければいけないと思いました。

 子ども同士がつながることができれば、学び合うことができます。分からないことを分からないと素直に言い、子ども同士が学び合うことのできる姿が理想だと思いました。つながれない子どもは、教師が支援するのではなく、周りの子どもに「分からない」と言ったり、自分の考えを言えたりするよう、まずは周りの子どもと対話させることが大切だと学びました。

 玉置先生、五条小学校の先生方、素晴らしい学びをありがとうございました!(鏡味)
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