NHK「おはよう日本」で「心の天気」が紹介される(玉置)

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 本日(2021年8月31日)、NHK「おはよう日本」で、「心の天気」が紹介されました。

 「子どもの変化にどう気づくか」という視点で取り上げられ、教師が子どもの変化を見守り続けられる手立ての1つになるということが強調されました。

 また、「教育の専門家とともに企業が開発した『心の天気』というソフトです」と紹介されました。(玉置)

「教育フォーラム2021 〜令和時代の教育をリードする〜」を参観して

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 岐阜聖徳学園大学のイベントやニュースなど、気になる最新情報が発信されているWebマガジンYAWARAGIに「教育フォーラム2021 〜令和時代の教育をリードする〜を参観して」がアップされました。

 大好評だったフォーラムがWeb上で再現されています。また全編も動画で見ることができます。ぜひアクセスしてご覧ください。貴重な情報を得る事ができることは間違いありません。

★ 目次 ★
                         
第一部 浅野氏講演
○ GIGAスクール構想、一人一台端末の実現にむけて

第二部 パネルディスカッション

○ 「令和の日本型学校教育」って言い方、古くないですか?

○ ICTの管理システムの拡充によって自由は阻害されるのか?

○ ビルド&ビルドばかりの現場。教育にこそ「不要不急(トリアージ)」の考え方では?

○ 「個別最適な学び」とは結局、どういうことか?

○ 令和時代の教育をリードするために、まず何をするか?

フォーラムを終えて

○ 玉置教授インタビュー

募集開始「いのちの授業を体験的に学ぶ会」

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 本学の龍崎忠先生、山田貞二先生と開催する「いのちの授業を体験的に学ぶ会」の参加募集が開始されました。2021年11月6日(土)10:00〜11:30、岐阜駅前のじゅうろくプラザ5階で行います。

 山田先生とともに「いのちの授業」の模擬授業をします。また龍崎先生から解説をしていただきます。

 参加希望の方はチラシに書かれたところへ申し込みをどうぞ。

 大学サイトの案内にはこちらからどうぞ。

2021年8月5日いなべ市で立川談慶師匠との共演「話し方講座」

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 いなべ市教育研究所主催で、立川談慶師匠と二人で「話し方講座」を開催しました。

 13時30分開演で16時終了の楽しい時間を二人で創出。

 玉置崇(愛狂亭三楽) 「笑いの効用」「親の顔」 40分間
 立川談慶 「落語とは」「井戸の茶碗」 50分間
 二人で対談 「落語家になるには」「立川談志とは」「個性は迷惑だ」「独演会名人になるな」などをテーマに50分間。

日本教育新聞に「先生のための『話し方』の技術」の書評が掲載される

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 2021年8月2日付、日本教育新聞に拙著「先生のための『話し方』の技術」の書評が掲載されました。ありがたいことです。

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 玉置崇・岐阜聖徳学園大学教授とスピーチコンサルタントの菱田さつきさんはこのほど、「聞き上手」「話し上手」になるための基礎・基本をまとめた「先生のための『話し方』の技術」(明治図書出版、写真)を発行した。
 自分が発した言葉を相手により円滑に伝えるために必要な知識や考え方などを具体的な場面とともに挙げたもので、教職員だけでなく管理職にとっても役立つ内容だ。
 菱田さんが執筆した基礎知識の章では、例えば雑談について、決して「雑」なものではないとし、「今ここを楽しむ」「自己開示をする」「アドバイスシーキング」など三つのポイントを示している。気負うことなく今この瞬間を楽しむ気持ちで語り始める、まずは自分のことを話してみる、相手にアドバイスを求めてみる―というものだ。話の分量は相手6割、自分4割を目安にする。してはならないこととしては、「ダメ出し」「マウント」「ジャッジ」を挙げる。
 良い対話の相手になるためのポイントでは、「どんなに口下手な人も、優れたインタビュアーの前では饒舌になれ」るなど本質を突いた指摘が続く。
 玉置教授は、自身の教職経験を踏まえながら、子どもに話す技術、教職員、同僚に話す技術、保護者に話す技術―を解説。
 教職員や同僚に話すときは、記憶に残るフレーズを入れる、助言をする場面では子どもとのやりとりを基に伝える、保護者に話すときは、「先生は我が子をよく見てくれている」と感じさせる、「保護者9割、教師1割」の配分を意識する、「いつ」を明確にする―といった技術を載せた。
 本書のまとめの部分には、「技術は才能ではなく、トレーニングで習得できる。技術は思いを伝えるために存在している」という趣旨の言葉があった。
 定価は1980円。問い合わせは明治図書出版(Tel03・5907・6668)。

岐阜新聞掲載 コロナ禍で子どもの「うつ症状」深刻 タブレットに「天気記号」心の変化を見える化 20210731

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 2021年7月31日岐阜新聞社会面に、「心の天気」活用の記事が掲載されました。以下は岐阜新聞webからです。

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 新型コロナウイルスの影響によりマスク着用や黙食などの制約が続く学校現場で、子どもたちの「うつ症状」が深刻化している。そうした中、岐阜県恵那市がタブレット端末を活用し、子どもたちの心の変化をつかむ「心の天気」システムを県内で初めて導入した。先行実施校で活用が始まっている。

 国立成育医療研究センター(NCCHD)が継続的に実施する「コロナ×こどもアンケート」によると、第4回(2021年2月公表)では小学4〜6年生の15%、中学生の24%が中等度以上のうつ症状が見られることが判明。第5回(5月公表)では先生への相談のしやすさが「減った」子どもが「増えた」の約3倍以上の51%に上るなど、心理的ストレスを抱える実態が明らかとなった。

 見えにくい子どもの心理を見える化するのが「心の天気」システムだ。タブレット端末を使い、「晴」「曇」「雨」「雷」の四つの天気記号から、児童生徒自身が今の気持ちに近いマークを選んでタッチする。毎日の履歴データから、児童生徒の心の揺れ動きに教員は早く気付ける。子どもにとっても負担感なくSOSを発信できる。

 システムは、岐阜聖徳学園大の玉置崇教授(64)の研究が基になっており、学校支援システムを手掛けるIT企業のEDUCOM(愛知県)が提供。大阪市の全小中学校のほか、名古屋市などで利用が広がる。県内では、玉置教授が恵那市のICT教育に関わることから、市内の全22小中学校で活用が決まった。

 先行実施校となった山岡中学校(同市山岡町下手向)は6月下旬から運用を始めた。抵抗感があったり、自身の平常心の状態がどのマークに当てはまるのか戸惑ったりする生徒もいたが、徐々に自分の心を客観的に捉えられるようになってきたという。

 システムには生徒自身がコメントを書き込める機能がある。教員からは「いじめなど深刻な相談は入力に時間がかかり、周りの目を気にする子もいる」として、生徒とやりとりする生活ノートを併用すべきといった意見があった。生徒が入力したマークは教員間で共有でき、「教員の指導力や経験年数の差に関係なく、複数の目でサインをつかめる」との意見も出た。

 市内の他校では2学期から活用を予定する。市教育委員会の山本晋平指導主事(49)は「マークを手掛かりに、どのように生徒の気持ちを引き出すかが重要。試行を重ねながらより良い個別指導につなげたい」と話す。

発信 第3回学級経営の困った!を一人で抱え込まないで

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 第3回の「学級経営の困った!を一人で抱え込まないで」は、7月19日(月)19時30分から21時までオンラインで開催しました。

 そのときの話し合いの内容を議事録としてアップしました。参考になると思います。お読みください。なお、この記録を作ってくれているのは7期生の下野さんです。

20210707羽島郡二町で講演など(玉置)

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 指導助言や講演記録アップが滞っています。ここでまとめて発信。

 6月30日 春日井市立藤山台中学校指導助言

 7月5日 吹田市校長研修で講演「働き方改革時代のスクールマネジメント〜元気な学校づくりの様々な方法を伝授〜」

 7月7日 岐阜県教育委員会から依頼を受けて羽島郡二町で講演「GIGAスクール構想を実現するリーダーの在り方」

 いずれもその日の仕事日記には概要記録あり。

お勧め>生徒が輝く! 通知表の書き方&所見文例集 中学校各学年

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 拙著のお勧めです。通知表作成の時期となりました。新学習指導要領に合わせた「生徒が輝く! 通知表の書き方&所見文例集 中学校各学年」を発刊させていただきました。

 以下は明治図書サイトでの紹介文です。みなさま、ぜひどうぞ!

 この1冊で通知表作成はラクラク&カンペキ!

 2021年度全面実施の新学習指導要領の「3観点の学習評価」に対応した、最新の通知表所見文例集。ネガティブ面をポジティブに変換した「生徒を励ます文例」を豊富に収録しています。特典として全ての文例を無料ダウンロード可能で、実際の所見作成がより効率的に!

2021年6月29日金沢市教育委員会主催学校組織マネジメント研修(11年目対象)

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 14時30分から16時30分まで10分間の休憩を挟んで、金沢市教職員研修(11年目教員対象)のオンライン研修。

 演題は「働き方改革時代を踏まえた中堅教員の学校組織マネジメント」。大きくは「働き方改革推進のための手立てを考える」と「主体的・対話的で深い学びを具現化するための授業アドバイス」の二つ。

 働き方改革では、文部科学省の調査データを見せて自校の在り方の振り返り。ブレイクアウトルームで、「思い込み業務の洗い出し」と「改善したい業務出し」。

 授業づくりでは、「ねらいと評価の一体化」を意識するための問いを連発。特に「見方・考え方」の玉置流の捉え方を伝授。

 今回はブレイクアウトルームを活用。指名発言も多用。指名発言は27名。ブレイクアウトルームは3回活用。オンラインでもかなりアクティブな展開ができるようになってきた。

 オンライン研修を裏で支えていただいているスタッフの方と終了後にミニ懇談。僕の講演は、他と比較すると参加者とのやりとりがかなり多いとのこと。展開の工夫を褒めていただき元気が出る。

2021年6月28日吹田市コアスタッフ研修講師

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 11時に家を出て、地元駅から名古屋へ、新幹線で新大阪、そして吹田駅着は13時20分頃。吹田市立教育センターのお迎えをいただき、センターまでタクシーで移動。

 応接室で、あらためて今日の「コアスタッフ研修」(依頼があった講義名は「これからの授業の見方・考え方、校内へのアプローチ」)のことを再確認。ご期待に沿えるように参加者とのやりとりをたくさん取り入れて進行することをお約束。

 14時から16時30分ごろまで、10分間の休憩を挟んで展開。久しぶりの対面講演。考えて話し合い発表していただく場面をいつも以上に入れての2時間余。あらためてお聞きすると、自ら手を挙げて参加されておられる方のみとのこと。野口芳宏先生曰く、まさに一級の聴衆の前で話ができるわけなので、研修が充実するかどうかは話し手の責任。終始、熱心に聞いていただける皆さんに助けられての講演。今、依頼を受けた内容において伝えたいことをすべて伝えきったという充実感あり。

 講演の最後では、「心の天気」「学びの天気」を紹介。興味を持っていただき質問していただいた方もあって嬉しいこと。持参した書籍は完売。こちらにも感謝。

 控え室ではセンターの速水先生や福井先生に授業アドバイスツールを紹介。こちらも興味を示していただけた。

 吹田駅までタクシーで送っていただき帰路へ。19時30分ごろ帰宅。

6月27日ちゃぶ台次世代コーホート Advance Courseでオンライン講演

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 13時20分頃にzoomに入って、オンラインでアイスブレーキング中の皆さんの部屋に参入。13時40分から、独立行政法人教職員機構山口大学センター主催の主催の「ちゃぶ台次世代コーホート Advance Course」の皆さんへ講演。本来は山口県まで出かける予定だったが、このコロナ禍ではオンラインは致し方ない。

 日曜日開催の有志の会。66名の方がオンライン参加。この研修会の趣旨は要項によると次の通り。「自立・向上・充実期にある若手・中堅教員が、学校や地域の教育諸課題の解決に向けた教職実践と省察、課題研修やピア・サポート等を行うことにより、ミドル・スクールリーダーとしての資質能力の向上を図るとともに、教職実践課題の解決力、省察
力の醸成を図る」。まさに素晴らしい会で、お声をかけていただいた山口大学の霜川先生に感謝。

 演題は「令和の日本型学校教育の具現化に向けて」。10分間の休憩を入れて15時40分までの2時間講演。内容は前半は「主体的・対話的で深い学びの具現化のためのいくつかの提言」、後半は「GIGAスクール構想実現に向けての研修体制」などを中心に話す。

 名簿をいただき発言指名を重ねながらの展開。趣旨をいつも意識して問いかけたつもり。参加者の方からの振り返りを楽しみにして待ちたい。

20210624大治小指導助言

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 11時に家を出て大治小学校へ向かう。11時45分頃着。自校調理の美味しい給食をいただき、13時20分頃まで研究の進捗状況について聞く。

 昨年同様、研究推進スタッフが秀逸で、日頃から協働的に研究を進めていることが感じられる説明。「学び合いのための手立てリスト」が明確になっていたことも特筆しておきたい。10月27日の発表会に向けて、研究主題「自他を認め、生き生きと学び続ける児童の育成 −ICT機器を効果的に活用した実践を通して−」を時折意識して、学校全体で振り返ればよいととらえる。つまり確かな歩みをしてきていると判断。手立ての日常化の積み重ねで、主題に迫る子どもの姿を大いに見せていただきたいと話す。

 5限、6限で32学級すべての授業参観。1教室にいられるのは2分〜3分。わずかな時間だが、そのときの気づきを皆さんに伝えたいと思い、ポイント撮影。驚くのはほぼ全学級で端末がごく普通に使われていたこと(写真参照)。端末が導入されて、それほど時間は経っていないと思われる。このような状況になっているのは、おそらく(職員室での)先生方による学び合いがされているに違いない。これはいくつかの学校を訪問しての僕の「端末利用促進のための最大の要因」としての想像。徐々に確信になりつつある。

 45分間の指導助言では、まず研究発表会に向けての体験談から何を大切にすべきかを伝える。その後、写真をもとに全学級の授業にコメント。ワンシートをもとに、全員で意識していきたいことを話したつもり。

 来校された平野教育長と懇談。研究スタッフの皆さんには、授業づくりの更なる指針を示して退校。研究発表会での講演題も仮提出(笑)。

 いただいた研究だよりを見ると嬉しい記述がいっぱい。全学級で「心の天気」活用が日常化されていること、「学びの天気」による振り返りをもとに、自分の個性や学力を客観的に把握して受容できる子どもとなってきているか、さらに他者のよさも認めようとしているかを検証しようとデータを積み重ねておられることが分かり、「心の天気」「学びの天気」の発案者としては嬉しい限り。

2021年6月21日犬山中指導助言

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 12時15分頃に家を出て、犬山中学校へ向かう。12時45分頃着。勝村校長先生と懇談。学校経営の在り方は、僕が現役ならそのまま真似したいと強く思う経営方針。いつも学ばせていただける。

 13時15分から4限は全ての授業参観。14時15分からは研究授業(音楽、社会、英語)を参観。

 今回強く印象に残ったのは、僕が子どもへ問いかけたときの返答。
 保健体育授業では振り返りカードを書いていた場面で、「こうしたことを書いて役に立つの?」と聞いてみると、「学んだことが確かになるし、今度はこうしようという気持ちになる」というベスト回答。ペアで話し合っている場面で、「話し合うとどんないいことがあるの?」と聞いてみると、「気づかなかったことがわかったり、深くわかったりすることがある」という、これまたベスト回答。子どもから「深い」という言葉が出てきたのにビックリ。音楽の授業ではタブレットでお互いの合唱を録画。それを個々に聞いている場面で、ある生徒が楽譜に印をつけた。「なぜつけたの?」と聞くと、「録画を見ていると、ここの部分で息が続いていないことがわかったから」という、確実に端末を生かしていることがわかる回答。回答を聞きながら爽やかな気持ちにもなった。(写真参照)

 校長先生や研究主任に気づきを伝えて、研究発表会の在り方についても経験談を話して退校。どこかの場面で生徒が前面に出る発表会になる予感。校長先生の「自習している学級も公開しよう。自ら考える生徒を育てているのだから、自分の時間を自分で設計できる生徒でなくてはいけない」という考えにも大賛成。

20210620元気な学校づくりフォーラム進行役

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 6月20日午後は、EDUCOM元気な学校づくりフォーラム2021オンライン「実践エピソードで納得 本当に役立つ1人1台端末活用の秘訣」の総合司会役でした。他のフォーラムにない内容であったこともあり、480人ほどの方の申し込みがある大きなフォーラムとなりました。

【総合司会】玉置崇(岐阜聖徳学園大学教育学部 教授 / 授業と学び研究所 所長)

■13:00〜「開会あいさつ」
■13:10〜「1人1台端末で1人1人が大切にされる学校づくり」
 出演:原 宏次(大阪市立滝川小学校 校長)
■13:35〜「校務データ×学習データで学校は変わるのか? 大阪市の実践から考える」
 パネリスト:福島 清文 (大阪市立大和川中学校 校長)
       足立 敦彦 (大阪市立天王寺小学校 校長)
       原 宏次  (大阪市立滝川小学校 校長)
       大西 貞憲 (授業と学び研究所 フェロー)
■14:00〜「『ステップ0』から始める活用率100%」
 パネリスト:山田 貞二 (授業と学び研究所 フェロー)
       神戸 和敏 (授業と学び研究所 フェロー)
■14:25〜「管理職必見!教師を『その気』にさせるアプローチは?」※
 パネリスト:山田 貞二 (授業と学び研究所 フェロー)
       和田 裕枝 (授業と学び研究所 フェロー)
       大西 貞憲 (授業と学び研究所 フェロー)
■14:25〜「1人1台端末活用の入口、先生は何をどうして、どんな授業づくりができる?」※
 パネリスト:神戸 和敏 (授業と学び研究所 フェロー)
       栗木 智美 (授業と学び研究所 フェロー)
       教諭2名
■15:00〜「義務教育入門期から卒業までの学びのポートフォリオ〜1人1台端末を子どもはどう生かす?〜」
パネリスト:和田 裕枝 (授業と学び研究所 フェロー)
      栗木 智美 (授業と学び研究所 フェロー)
■15:25〜「保護者と学校をつなぐICT活用の未来を語る」
パネリスト:山田 貞二 (授業と学び研究所 フェロー)
      斎藤 早苗 (元・愛知県小牧市立小牧中学校PTA会長)
■15:25〜「『心の天気』・『学びの天気』活用 驚き&喜びエピソード〜エピソードの背景を明らかにする〜』※パネリスト:教諭3名
■15:50〜 総括

※は録画配信となります。

20210614東員町立笹尾東小学校指導助言

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 9時45分に家を出て、東員町立笹尾東小学校へ向かう。学校近くのファミレスでしばし休憩。

 11時15分頃、学校着。11時35分から4年生の算数授業参観。子どもの言葉をもとにして進める授業。教師が日頃から一人一人の発言を大切にしていて、気軽にわからないと言える雰囲気の教室。子どもたちの学び合う姿も当たり前の風景になっている状況(と見る)。

 課題解決に向かって様々な発言があって、徐々にゴールに向かっていく展開で、まさに理想の授業。担任は子どもの力を信じて、ジャンプの課題解決場面ではじっくり待つ姿勢がいい。常に子どもたち全体を見ていて、子どもの変化をもとに意図的指名をすることもさりげなくできていて感心。

 給食を食べて、研究協議までの時間は指導助言のための資料整理。

 14時から16時までの2時間が授業検討会。今回は先生方も一人一台端末を使って学び合いをする初試み。司会の提案に申し訳ないが、もっと教室で行う授業と合致させましょうと提案して取組を変更。自分ではこれは功を奏したと思う。各自が付箋紙に考えを書き、それをもとにグループ化する話し合いは、やはり定番の進め方だと確信。

 僕の指導助言は、授業アドバイスツールをもとに、一人の子どもの思考を共有化している場面、常に子ども全体を見ている教師の姿、子ども同士のつながりを生み出している教師の在り方などを映像をもとに価値付け。最後に予定からずれてきたときの教師の心境などを発露してもらい、皆さんで学び合う。15時50分で一区切り。

 16時30分までは、僕によるICT活用研修。理論的なことは前回訪問で話したので、ある教師の端末利用映像を見せて学んでもらい、6月末から稼働するという「心の天気」「学びの天気」の活用例を説明。

 校長室で次回訪問日程を打ち合わせて学校を出る。
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月刊プリンパルで「校長の裏ワザ」連載中

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 おかげさまで月に何冊かの教育誌に連載をさせていただいていますが、この「月刊プリンシパル」のその1冊です。この本は「リーダーのための学校マネジメント誌」と題していますから、毎月の特集はもちろん、連載もリーダー力を高めるためのとても参考になるヒントが満載です。

 今回の私の原稿は「校長の裏ワザ第28回 生徒を校長室に呼び込むワザ伝授」です。

6月6日開催本学教育フォーラム2021大好評!

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 6月6日に開催した本学の教育フォーラムですが、その後、YouTubeでご覧いただけるようになっています。

 再生回数は1000回を超え、「文科省の接待シンポではなく実質的なシンポだった」「本音トークだった」「研究者としての社会的責任を痛感した」「現場の校長の思いを代弁してくれた」「(あのようなシンポを企画運営した)岐阜聖徳学園大はすごい」などの声をたくさんいただいています。みなさま、ありがとうございます。

 2時間余を超える動画ですが、1時間18分頃から、「とても良かった」という感想がたくさん寄せられている4人による論議を視聴していただけます。ここをクリックして、ぜひご覧ください


2021年6月10日東員町立東員第一中学校指導助言

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 13時10分ごろ、東員町立東員第一中学校着。今年度の研究概要を聞き、今日の僕の役割を確認。

 3年生国語科授業。教師の発問は短く的確。生徒の活動は十分確保されていて、発言も途絶えない。グループで話し合うべきところも適切で、だからこそ6月に入ったばかりでも、ここまでの授業ができているのだと感心。

 授業アドバイスツールで、意識して3人の話し合いを撮影。その一人が、仲間とつながるとても良い質問をしていて、授業がこのレベルに来ているので、今後はこうした生徒の育成に焦点を当ててほしいと提言することを決める。そして、授業終末に教師の発話が増えてしまったところを見せて、その背景を語ってもらうことも決める。

 1時間ほどの先生方の研究協議。これだけの時間があると、普通は協議はだれてしまうのだが、話し合いのトーンは下がらない。ワールドカフェ方式をとって、さらにその様子を見ながら、柔軟に方法を変化させていく進行役にも感心。(写真参照)

 僕の話は、冒頭で「子どもと教師の関係づくりの重要性」を伝え、要望を受けてのICT活用例紹介とGIGAが求めていること、さらにはもうすぐ導入される「スクールライフノート」の価値付け。特にICTは道具としての日常的活用が大切であると強調。教育委員会の高田指導主事の今後はこのワールドカフェは端末を使ってやるとよいという助言はナイス!

 持参した本も何冊か購入していただく。次回は僕が飛び込み授業をすることに変更。ここの生徒なら授業をしてみたいという気持ちになる(笑)。

「ラクに楽しく1時間 中学数学ラクイチ授業プラン」のお勧め

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 「ラクに楽しく1時間 中学数学ラクイチ授業プラン」(ラクイチ授業研究会編、写真)のお知らせとお勧めです。

 「ラクイチ」とは「誰でもラクに楽しく1(イチ)時間完結の授業ができる」という画期的な授業プランシリーズです。その中の1冊として「ラクに楽しく1時間 中学数学ラクイチ授業プラン」を仲間と発刊しました。

 「もっと生徒に数学の楽しさや奥深さを感じ取ってほしい」「ドリルのように問題演習を繰り返すだけにはしたくない」などの数学教師の思いがいっぱい詰まった「数学を楽しむ」ことに重点を置いた本です。B5判、152ページ。定価2530円。

 本書には、準備しなくてもすぐに授業ができる「教師用手引き(解説)」と「ワークシート」、ワークシート解答例が収録されています。
教師の主たる仕事はワークシートを印刷して配付することです。教室では、ワークシートの課題がきっかけになって、(生徒が意識することなく自然に発する)数学的な見方や考え方を交流しあう様子を見ていただけると思います。ぜひその様子をにこにこ微笑みながら眺めてください。

 データをサイトからダウンロードできるため、必要に応じて加工・アレンジすることもできます。夏休み中の課題の一部として、生徒に提示してもらうのもグッドアイデアです。

 ここをクリックすると、書籍注文ができます。どうぞ。
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