「私が小学校学級担任になったら、『心の天気』のことを子どもに次のように伝えて始めたい」(田中)

 新年明けましておめでとうございます。今年は教育実習を頑張るぞと心に決めて2021年を迎えた1年前の年越しが懐かしいです…あっという間に1年間が過ぎていき、充実している反面なんだか寂しさも覚えます💦2022年、今年はいよいよ教員採用試験があります。試験に向けての準備は勿論のこと、残り1年の大学生活も全力で楽しみたいです!

 今回の記事では、「私が小学校担任になったら、『心の天気』のことを子どもに次のように伝えて始めたい」という題で、自分が『心の天気』を利用している体験などを踏まえて、新米教師になったつもりで『心の天気』について書いていきます。

 まずは、『心の天気』を実際に利用していて感じることから書いていきます。私は、『心の天気』に記入する天気によって自分の今の心境を整理することができています。また、先生が気にかけて下さるのでとても有意義な活動であると感じています。その日にあった出来事を振り返りながら、天気を記入したり、コメントを書いたりすることで、自分自身と向き合う時間を作ることが出来ます。自分自身と向き合う時間ができることによって、今どのようにしたいのか、どんな気持ちなのかを自分自身が把握して、次の活動に移していけるなと感じています。

 また、雨や雷などの、マイナスな心境を表す天気を記入したときは、先生が直接連絡を下さいます。はじめは中々上手く話すことが出来なくても、先生からの連絡が来るだけで、自分は1人じゃないんだな、助けてくれる人が近くにいるんだなととても心強く、ほっとした気持ちになれます。『心の天気』を実際に利用して、私はこのような良さを感じています。

 その上で、子どもに、「君たちが1人じゃないためのアイテム」だよと伝えたいです。私は、学級開きの際に、子どもたちに、ひとりひとりが活躍できるように応援したいことや、誰1人として不必要な人はいなくて、みんな大切な仲間ということを伝えたいです。そこにプラスαで『心の天気』の良さも伝えたいです。みんなのことを逃さずに見ていたいけど、先生も人間だから時には失敗することや、見れていない時もあります。そこで、そんな先生や、先生に話したいみんなのお助けアイテムとして『心の天気』に助けて貰います、といった具合に子どもたちに伝えたいです。

 読み返していて、所々文章がおかしいように感じます💦自分の考えや思いを文字に起こすことは本当に難しいと常々実感します。拙い文章ですが、自分なりの体験や『心の天気』の伝え方を考えて記事にしました。最後まで読んで下さりありがとうございました。(田中)

※写真はEDUCOMサイトから。
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【読後感想】 授業の腕をあげる法則を読んで (寺尾)

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 新年明けましておめでとうございます。8期生の寺尾祐里奈です。今年は様々なことに対して積極的に挑戦していきたいです。玉置先生、そしてゼミ生のみなさん今年もよろしくお願いします。

 さて、今回は向山洋一さんの「授業の腕をあげる法則」という教育書を読んだ感想を述べていきたいと思います。

 本書は「どうやったら教師の腕があがるのか」、「何をどのように努力していけばいいのか」という疑問に対し、具体的に答えを述べたものです。「定石を身につけて技量を高める」という上達の法則を示しています。教師にとって愛情と熱意はもちろん大事な要素ですが、それだけではいい腕を持つ教師とは言えません。

 私は今まで自ら教育書を手に取った経験が少なく、教育に関する情報にも疎かったのですが、この本を読みそんな自分を変えようと心から思うことが出来ました。それはこの本を読み、その中で紹介されていた向山さんの他の本をもっと読んでみたい、そして自らが努力して良い教師に近づきたいと思ったからです。

 まず、「1 授業の原則」について。この章は、授業の原則十ヶ条についての説明がなされています。授業が上手い人は、授業の技術や法則を上手く使いこなしており、何気ない一つ一つの指示や発問の中にも原則が貫かれています。

 例えば、指示や発問をする際には短く語りかけるようにし、多くの指示をしたい場合は黒板に指示内容を順番に書くということを行う必要があるということ。また、指示をする際には児童生徒が理解できるように具体的な内容にすること。他にもいくつかの原則がありますが、教師がこれらを無視して指示をし、児童生徒が指示内容を忘れてしまった場合、これは教師が悪いということになります。児童生徒の発達段階にもよりますが、基本的に一度に何個もの情報を詰め込みすぎては児童生徒は覚えきれません。大学生の私でさえ、一度に多くの情報が詰め込まれた指示をされると何かを忘れることがあります。

 また、個別評定を行う際には、誰が良くて誰が悪いのか、そしてどこが良くてどこが悪いのかをはっきりさせることが大切であると述べられていました。一人一人に何をしたら良いのかということを明示することで、児童生徒は教師が自分のことをよく見ているのだということを感じ、良くないところを直さなければという意識が高まるのではないだろうかと考えます。

 それから、課題をやった人にシールなどの褒美を与える教師がいます。それは一時的には児童生徒のやる気が上がるものの、シールをあげる行為をやめた時に、ものを目当てに競争してきた子の知的好奇心を減退させてしまい、単純な形式的繰り返し行為を身につけさせてしまうということを学びました。人を動かすにはもので釣るのではなく、人をやる気にさせたり励まして自信を持たせたりすることが大切であると考えました。

 次に、「2 教師の技量」について。本章では様々な教師について紹介されていました。特に「伸びようとする子どもの可能性をしっかりと伸ばしてあげられる教師、これが子どもが教わりたい教師の第一位なのである。」という文が印象に残っています。

 ここでは『跳び箱は誰でも跳ばせられる』という本に書かれている「向山式指導法」について学びました。この指導法を実践し、今まで跳べなかった子を跳ばせることが出来たという教師が多くいるそうです。「鉄棒や跳び箱を出来るように教える」ということは技術や方法を学ぶ意志があればどんな教師でも可能なことです。その為、技術や方法を学ぼうという姿勢を持つことから始めていくべきだと考えさせられました。また、「明るく、優しく、公平で、知性的」な教師は誰でもなれるわけではないが、限られた時間の中で多くの子どもに寄り添い、先に述べた教師になれるよう努力しようと思いました。

 そして、「3 授業の腕をあげる法則」について。ここでは特に、教師の技量を向上させる常識的方法というものに注目しました。まず、自分の抱える問題点を改善するために身近な信頼できる先輩に教わるのがよいということが書かれています。さらに、自分が読んでいて面白いまたはためになる本を多く読むことが大切であると述べられています。人がこれはいいとすすめる本は是非目を通すべきと著者は述べているため、玉置先生やゼミ生のオススメする本も読んでいきたいです。是非オススメの本を教えてください!!

 また、学校でやっている研究活動に取り組み研究授業をやることが大切です。この本で何回か述べられていますが、研究授業を避けるような人は教師としての技量が伸びるはずがないのです。自分の頭で納得しながら研究授業を行う事に意味があるのです。このようなことが教師の技量を向上させる従来の方法でしたが、「教育技術を学ぶこと」、「教育技術を使ってみること」、「自分の実践を発問、指示、留意事項という観点から文章化すること」という方法の方が自然成長に近いと言われています。

 優れた指導技術にはいくつかの定石が組み合わされていますが、多くの参観者はあれども見えずという状態になります。良い点がなぜ良いのか、良くない点がなぜ良くないのかを論理的かつ技術的に言語化して批評することは簡単ではありません。そのため、書くという経験を重ねて自分磨きを行う必要性があると考えました。

 最後に「4 新しい教育文化の創造」について。残念なことに、私たちの時代(1985年当時)が共有する教育文化が見当たらないのですが、教育技術の法則化運動は二十一世紀にかけての教育文化の創造の中心になると思うと述べられています。子どもにとってより価値のある優れた教師になりたいという願いを持ちながら、この教育技術の法則化運動の応募論文を書くことを通して授業を見る目を少しずつ磨いていきたいと思いました。

 今回この本を読み、ここには書ききれないほどの多く学びを得ることが出来ました。それと同時に教育書に対する興味がさらに深まったので、引き続き興味を持った本を読んでいきたいと思います。上手く文章化できず非常に拙いですが、最後まで読んでいただきありがとうございました。(寺尾)

【担任課題】「私が小学校学級担任になったら、『心の天気』のことを子どもに次のように伝えて始めたい」(下野)

 こんにちは、7期生の下野です。

 EDUCOMさんからChromeBookを貸与して頂き、1年が経とうとしています。今では、様々なセミナーの議事録やホームフレンド活動の報告書、教育実習の指導案や資料、講義資料等々、沢山のファイルがこのChromeBookに保存されています。その中でも取り分け1番に活用しているのは、スクールライフノートです。

 この1年、毎日心の天気の入力を行なってきました。継続は力なりです。今では、自分がどのようなことにつまづき、どのようなことで心の状態が変化するのか、または、安定するのか、そんなことが分析できる程の「心の天気」のデータが集まりました。一言で言い表せば、「心の癖見つけ」です。

 私たちがChrome Bookを貸与された背景には、スクールライフノートの活用者でありながら、教職を志す学生として将来教師となった時、どのように子どもに伝えたいか、子どもならどう捉えるのかといった観点を率直にお伝えする役目を担っています。本記事では、小学校学級担任になった時、この素晴らしい『心の天気』と子ども達との出会いをどのようにサポートするか、といったことを綴りたいと思います。

 私は、『心の天気』を前述した通り「心の癖見つけ」と子ども達に伝えたいと考えています。私自身が実感したように、『心の天気』の継続は、ある一種の自分自身の癖が顕在化します。生きていく上で、自分の心の癖に気付くことは、生きやすさにも繋がることでしょう。何かにつまづいた時に、「前にもこんなことがあったぞ。私/僕っていつも同じようなことでつまづくなあ。いつもの癖か。」と多少の安心材料になるはずです。
 
 子どもが自分自身の癖に気付く為には、教師のサポートが必要です。例えば、「晴れ」マークが基本の子どもの場合を挙げてみます。「曇り」や「雨」、「雷」のマークがついた時、事象に応じた声かけは勿論ですが、「どんなことで、心がモヤッとするのか」ということを言語化させることがポイントだと思います。一方で、「晴れ」のマークが続く時でも、心が安定する期間の癖があるはずですから、教師が「最近の〇〇さんって、素敵な笑顔で毎日生活してるけど、どんなことがあったの?」等、子どもにその時の環境について言語化させることで意識付けが可能となります。

 『心の天気』は、学級の子どもの心の癖を見抜くものです。教師は、子どもを見る職業。子どもを見取る一つのルーツとして『心の天気』は、子どもと教師を繋ぎます。上記において、子どもには『心の天気』を「心の癖見つけ」と伝えると述べましたが、ここで一つ項目を追加したいと思います。心の癖を見つけるための「先生との秘密の交換ノート」です。こう思うと少しワクワクしてしまいます。私は、先生に話しかけることが苦手な子どもでした。先生に話したくても話せなかったことが沢山ありました。「ああ、きっと私が子どもの時に『心の天気』があればもっと私のこと分かってもらえたのかなあ」なんてことをよく考えます。そこに『心の天気』の良さが溢れているのだと思います。

 つまり、私が小学校学級担任として『心の天気』を始めるにあたって、子どもに伝えたいことは、『心の天気』は「心の癖見つけ」であること、その為の「先生との秘密の交換ノート」だという二点です。

 子どもは、見えていることや話していることだけが全てではありません。何かきっと伝えたい嬉しいこと苦しいことがあるはずです。そんな時、先生を頼って欲しい。気軽に頼ることのできる環境づくりに『心の天気』は大きな力を発揮します。そして、これから子ども達が未来を生きていく為に自分の心の癖に気付くことは、まさに「生きる力」の育みにもなるのではないでしょうか。(下野)

※写真はEDUCOMサイトから。
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【読後感想】『できる先生が実はやっている学級づくり77の習慣』を読んで(伊藤)

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 こんにちは。8期生の伊藤勇人です。今回は、教育書の読後感想を記事としてまとめます。

 僕が読んだ教育書は『できる先生が実はやっている学級づくり77の習慣』です。この教育書は、1章「クラスがまとまる!」2章「言葉でクラスは変わる!」3章「指導場面で光る!」4章「子どもを見つめる!」5章「子どもを巻き込む!」6章「教師をもっと楽しむ!」と、6つの項目に分けられ、作者の森川正樹さんが思う、できる先生が実はやっている、学級づくりに関する77個の習慣が書かれていました。各々の習慣を紹介するページには、例として、教師と児童生徒の会話や作者の実体験が書かれていたので、とてもわかりやすかったです。

 この教育書を読んでいる期間に、母と妹との間で、妹の担任教師について話しているのを耳にしました。話していた内容は、妹が担任教師に問題の答えが書かれたプリントが欲しいと頼み、担任教師はそれに対して明日渡すと言ったにも関わらず忘れていたことについてでした。この話を耳にしたとき、それは教育書に書かれている「信用貯金高を増やす」に当てはまるなと思いました。

 この会話を聞いた後に教育書を読み、児童生徒とできない約束はしてはいけないな、約束したのなら守らなければならないな、と考えさせられました。このように、僕は年末年始で身内と話しているときに、教師についての話が出たら、この教育書を開いて習慣を確かめることに面白さを感じました。

 この教育書を読んで、特に印象に残っているところは、「アツアツを食べる!」という習慣が書かれているところです。この教育書を読む前には、給食指導について書かれていると思いもしなかったので驚きました。そのページを読み、教師にとって給食指導の大切さに気づかされました。

 このように、この教育書を読み、それぞれの習慣で何が大切なのかに多く気づかされましたが、いざ自分が教師になってこれらの習慣を実践できるかとなると難しいと思います。僕は、この教育書を教師になる前は、自分が習慣化したいことをいくつか定め、教育実習で実践するために、教師になった後は、教師の面白さを感じながら働けるために、手にとって読んでいきたいです。この教育書を読み、できる先生というのは、とてもレベルが高いことであることを実感したため、日々の講義やゼミ活動を抜かりなくやることが、今の自分にとって必要なことであると思いました。(伊藤)

【担任課題】心の天気は交換ノート(7期生池戸)

 あけましておめでとうございます‼︎7期生の池戸です!ついに私たち7期生にとって勝負の年もなる2022年が始まりました。お正月は地元に戻り、幼馴染や家族とゆっくり過ごすことができました。岐阜に戻り久しぶりに1人になると寂しくて仕方ありません(笑)

 さて2022年1本目の記事は、「私が小学校担任(中学校担任)になったら『心の天気』のことを子どもに次のように伝えて始めたい」というテーマで私の考えを発信したいと思います。

 私たち玉置ゼミ生は、将来心の天気を利用する身であり、今現在自分自身が使っている身でもあります。約1年間、心の天気を使ってきたからこそわかる良さがあります。使い始めた頃はなかなか習慣づけされず、天気を押せない日が続いたこともありました。

 しかし、今では『朝起きてまず心の天気を開いて天気を入力する』これが私の1日のルーティーンとなりました。ではなぜ、天気を入力したいと感じるのか。これこそが心の天気の良さだと私は考えました。

 心の天気を入力しなければいけないという義務感から入力したいという願望に変わった瞬間が今回のテーマに大きく関わる気がします。私自身どうしても気持ちが沈んでいる時に雨と入力した日がありました。その時、先生からメッセージが届きました。先生と私はこの心の天気で繋がっているんだと実感し何度も救われました。きっと心の天気を使うみんなも同じ気持ちだと思います。つまり『心の天気は教師と子どもが1対1で繋がれる道具=交換ノート』なのです。

 面と向かって言えないことも心の天気という一つの道具を使えば相手に伝えることができる。『あなたは1人じゃない』この2点を伝えたら子ども達は心の天気を意欲的に活用し、私の目指す『愛し愛される学級』に近づくのではないかと思います。(7期生池戸)

 ※イラストはEDUCOMサイトから。
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【読後感想】子どもたちと向き合い、力を伸ばす担任術(前野)

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 明けましておめでとうございます。8期生の前野佐歩です。新しい年を迎え、本格的に玉置ゼミで学ぶことができる1年がスタートするのでとてもワクワクした気持ちで溢れています。実りある1年になるように頑張っていきたいと思います。

 今回は玉置ゼミの方針として掲げられている「書くことによって学ぶ」の実践として、冬休みに読んだ教育書の感想を書きたいと思います。

 今回読んだ本は坪田耕三著「素敵な学級づくり 楽しく・優しくー子どもたちのための担任術」です。この本は小学校教諭を勤められた坪田耕三先生が体験されたことから分かるよりよい学級づくりのヒントが見開き完結で書かれています。たくさんの体験談や学級づくりのヒントが書かれていた中で、私の心に特に響いた2つの章の感想を書きたいと思います。

"給食ご招待"
 この章では給食の時間に毎日一人ずつ子どもが先生の横に来て二人きりで話をしながら給食を食べることで、子どもとゆっくり向き合う時間を作っている様子が書かれています。一つの学級には何十人も子どもがいて、その子どもたち一人一人と向き合う時間をとるにはかなり多くの時間を要することになります。給食の時間を利用して、子どもの顔をじっくり見ながら会話することで普段は見えてこない子どもたちの考えや悩みが見えてくるのだろうと思いました。ICTが発達した現在においても、やはり子どもと一対一で直接顔を見ながら会話することは重要だなと感じました。

"マイ靴箱"
 この章では教室と靴箱があるホールの距離が遠く、休み時間になるとまどろっこしい様子を見せていた子どもたちに、先生が自分たちで靴箱を作ることを提案し、手作りの靴箱を完成させたということが書かれています。他の人がやったことのないことに挑戦し、問題になんとかして対処しようとする子どもたちの意欲は、非常に大きな力が生まれる原動力になるのだなと感じました。また、子どもたちが靴箱までの距離が遠くてまどろっこしいと感じていることに気づき、問題解決のきっかけを作ることが出来る先生の鋭い観察眼に驚きました。担任として、子どもたちの様子をしっかり見ることは大事であると言われる理由には、このような子どもたちの意欲を新たな活動に繋げるということもあるのだと学びました。

 この他にもよりよい学級づくりをするために、先生はどのような姿勢で子どもと接していくべきか、質のいい授業を作るためのヒントをたくさん学ぶことができました。そして、この本を読んで学級担任の楽しさや醍醐味が感じられました。教師になって担任を持つことになったら、子どもたちと共に楽しみ、学んでいく姿勢を忘れないようにしたいと思いました。(前野)

12月26日 第5回☆みんなで輝くGIGA活用楽会☆ での学び(下野)

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 こんにちは、7期生の下野です。

 12月26日に、『第5回☆みんなで輝くGIGA活用楽会☆』に参加させて頂きました。初回は、講義の予定がありましたので今回で4回目の参加となります。

 コロナ禍により、急速に拡大したGIGAスクール構想では子どもに一人一台、端末が配布されました。端末を使った授業とは何か、「夢」と「期待」が膨らむ授業とは何か、といった点について本楽会では議論が行われます。

 私は、現場での経験が教育実習やボランティアのみで乏しいです。現場の先生方のお話を聞くことは、本物に見て触れる具現化でもあり、大変勉強になります。

 私が所属したグループでは、端末を用いた道徳の授業案について話し合われました。学習活動端末支援Webシステム SKYMENU(https://www.skymenu.net)内の機能である「ポジショニング」を用いた授業構成が提案されます。

 「ポジショニング」とは、モラルジレンマを題材とした道徳授業において効果を発揮します。つまり、意見が二極化するような題材(代表例として、『手品師』が挙げられます)にて効果を発揮します。自分や友達の気持ちの変化を端末上で確認できることから、道徳的観点の深めを期待することができるでしょう。教科によって、活用する機能を対応させることができることが分かります。

 地域により、学習活動ソフトウェアは異なります。スクールライフノート、ロイロノート、上述したスカイメニュー等々、GIGAスクール構想により多くのソフトウェアが普及しました。私が教師となった時、配属先でどのソフトウェアが用いられているかは分かりません。

 しかしながら、本楽会に参加していく中で、見えてきたことは「端末活用への挑戦」です。何事も始めることも終わることも簡単です。続けることが難しい。端末活用も同様だと思います。連続性を持って、いかに子どもに活用させるかが重要です。先回、素敵な本楽会では素敵な言葉が生まれました。「まず、大人(教師)が挑戦する。ICTを活用することで、子どもも大人も成長する」。

 コロナ禍によって生まれた一人一台端末の学校現場は、ネット環境、子どもの学習環境の変化といった多様な問題点を含みながらも、着実に良い方向へと進んでいると私は感じます。私が現場に出た時、何を大切にしたいかというねらいを焦点化し、その為にICTを活用することでどのように授業を輝かせられるか、このことを胸に情報端末を活用した授業づくりを行いたいと思いました。

 本楽会での、現場の先生方のお考えやフェローの先生方のご意見が現場経験の浅い私にとってどれ程までに貴重なものか記事を綴りながら改めて実感させられました。宝物のような時間をありがとうございます。(下野)

【読後感想】子どもに寄り添うことのできる教師とは(新谷)

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 今回、初めて教育書を読んだ。金大竜さんの「一人ひとりの凸凹に寄り添う『気になる子』『苦しんでいる子』の育て方」という本である。

 この本には、様々な性格や家庭環境を持った子ども、何かで苦しんでいる子に寄り添う教育をするため、多くの葛藤をする教師の姿が描かれていた。その指導法には、学ぶものが多くあった。今回の学びから、子どもに寄り添う事の出来る教師とはについて考えていきたい。

 まず、授業における子どもの発言についてである。このことは、自己主張ばかりで友達の話を聞かない子と、自己表現をしない子という章を基に述べていく。
 
 この章では、自己表現が得意な子どもと不得意な子どものそれぞれの葛藤や相互性について書かれていた。特に私が印象に残ったことは、自己表現をしない子どもに対する指導についてである。

 これは私自身の経験だが、私自身も中学生のころ、自己表現をするのが苦手で、発表をすることがとても苦手だった。なぜなら、間違えた時のことを考えたり、私よりも上手な意見を言える人がいると人任せにしていた部分があったからである。私自身、手を挙げないことが当たり前で、先生も手を挙げている人を当てるという風に授業を進めていたように今思えば感じられる。しかし、このことが、さらに自己表現をしない子どもの意見する場をなくしてしまい、発言ができなくなるということがわかった。

 金大竜さんは、発言をしない子どもに対し、発言する勇気を持つこと、発表に対する固定概念を崩し、再構築させていくことが大切と言っていた。しかし、ただ勇気を持つということではない。発表できるような環境づくりができてこその勇気であると言っていた。そのために、誰でもできる発表(音読など)の時に全員に手を挙げてもらえるようその旨を伝える事、発表することは恥ずかしいことでも怖いことでもないということなど伝える事が大切であることがわかった。

 この指導法は全員に寄り添う意識があるからこそ行える指導だと感じた。発言ができない子には何かしらの理由や固定概念があり、それをそのままにするのではなく、どうにかしようとする金大竜さんの姿にとても感銘した。

 もし、私が学生の時にこのような発言できる環境があれば、もっと積極的に発言することができただろうし、発表することは恥ずかしいことではないと発表に対する概念を崩すことができたのではないかと思った。私が教師になった時にも、全員が発表に対する抵抗感がなくなるような環境づくりができるようになりたい。
 
 次に、宿題を忘れてくる子どもについてである。このことは、「宿題を忘れてくる子ども」という章を基に述べていく。ここでは、町子という生徒が登場する。町子は宿題をよく忘れる子どもで、また、答えだけを写して提出することもあったそうだ。そんな町子に対し、金大竜さんは、やる気がないならやってこなくていいよという。しかし、町子はやる気がないのではなく、難易度が高く宿題をこなすことができないのであった。そのことに気づいた金大竜さんは、町子に対し、難易度を下げた課題を準備することにしたのである。

 私は、この金大竜さんの取り組みに驚かされた。なぜなら、宿題は全員同じ難易度で同じものをやるということが私にとっては当たり前だったからである。私が学生の時も、出された宿題が難しくて解けないこともあったが、出されたからやらないといけないという思いがあった。しかし、この宿題の出し方は、生徒一人一人のことを考えて出していたのだろうかとこの本を読んで感じた。金大竜さんのように、生徒のレベルや環境に合わせた宿題の出し方は、子どもの学習意欲やレベルの向上のために必要であると思い、参考にしたいと思った。ほかにも金大竜さんは、生徒の性格や家庭環境に寄り添った指導を行っていた。

 最後に、金大竜さんの指導から、私の考える、子どもに寄り添う教師とはについて考えていく。

 子どもに寄り添うことのできる教師とは、金大竜さんも言っていたが、子どものことを理解し、受け止めることであると考える。子どもは一人一人、様々な性格や家庭環境を持ち、様々な課題を抱えている。教師はそのことを受け止め、教師から子どものことをわかりたい、理解したいという思いを持つことが大切であると、この本を読んで学んだ。

 私は教師になったら、子どものことをたくさん見ていきたい。子どもからたくさんのことを学びたい。子どもは何が好きで何が嫌いなのだろう。この子どもは今どんな気持ちなんだろう。何か悩んでいることはないかなと、子どもについて毎日考え、寄り添っていきたい。(新谷)

和田裕枝先生の授業ビデオを見て学ぶ(6期生金子・中江・伊藤)

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 6期生ゼミで、和田裕枝先生の授業ビデオ(志水塾で行われた10分間の模擬授業)を見て学びました。話し合い後のそれぞれの振り返り(「学びの天気」の記載)です。

(金子)
 今日は和田先生の授業ビデオから授業術を学びました。先生の明るさやテンポが子どもたちが授業に引き込まれる秘密だと思いました。そのテンポには発問の繰り返しや同じような発問をしない、何を考えるのか単純で明確な発問をするということを大切にされているのだと思いました。

 また、出てきた子どもたちの意見に賛同し、繋ぎ、教えられている感のない授業がすごいと思いました。ビデオを見て実際自分が授業を行っていけるのか、不安になりました。ゼミで得た先生の技術を真似したいと思いました。

(中江)
 和田先生の授業技術を見てまねしたいことについて考えた。和田先生の授業はとてもテンポが良くて子どもへパスを出すことがとても上手いと感じた。子どもを褒め、そこから他の子へ投げるときも褒めている。
 
 また、パスの中で大事なキーワードは子どもに言わせている。和田先生はパスを出すために他の子が発言している間に次のパスの子どもを決めようと色んな子どもを見ている。和田先生いわく子どもの合図があるのでそれを見るという。すごいことだなあと思って、私に置きかえたらきっとそこまで余裕がないし間を空けてしまう。これができるというのは、普段の学級の様子もそうだけど子どもの反応をよく見るという力が鍵になると思う。

(伊藤)
 和田先生の授業をみて、授業技術の多さに驚いた。意見を発表したあとに発言者以外の子供に「誰々どこかわかりますか?」などの繋げ方をしている。そのためには発言者2割その周りに8割の注意をしていると聞いた。また発言者に対しても「なにを」とか「どこが」などの声があり和田先生の視野の広さに驚いた。

和田裕枝先生の授業ビデオを見て学ぶ(6期生池戸・名桐・中野・松浦)

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 6期生ゼミで、和田裕枝先生の授業ビデオ(志水塾で行われた10分間の模擬授業)を見て学びました。話し合い後のそれぞれの振り返り(「学びの天気」の記載)です。

(池戸)
 今日は和田先生の授業ビデオから授業技術を学んだ。授業が上手い人の授業を見るといつもどうしてこの先生は子どもの発言をここまで拾えるのだろうかと思う。今日このビデオを見て、その秘密は教材研究による子供の発言の予想が行き届いている事はもちろん、和田先生がおっしゃっていた誰かが発言している時の先生の意識は発言者2割、周りで聞いている子、リアクションをとっている子に8割という事にあると思った。

 自分は子供の発言を聞いている時、それに対してどうリアクションするか、どうキーワードを抜き出すかということを考えるのでいっぱいいっぱいだったが、和田先生は他の子供へのパスを考えているとおっしゃっていて自分にない視点だったので新たな学びになった。
 
 自分はまだ発言者2割、周り8割で話を聞くことはできないかもしれないが、周りの子のリアクションに注目してパスを考えるということを意識していきたいと思った。

(名桐)
 和田先生の授業鑑賞会。参考になる授業技術をゼミ生と話し合い、自分が授業するときにはどういったことを取り入れていきたいか考えるいい機会となった。

 特に今日の内容で大切にしたいと思ったことは、主語が子どもの発言から抜けた時は問い返すということ。これは子どもがしっかりと理解できているかがわかる大切な状況だし、相手に自分の考えや意図をきちんと伝える練習にもなると思ったので、算数の授業に限らず意識して行っていきたいと思った。

(中野)
 今日は和田先生の算数の授業のビデオを見て、授業技術をぜみのみんなで学び合いました。
 
 算数の分数の授業を、10分程度で行っていましたが、テンポがすごく良くて、聞いていて飽きない、面白いと感じる授業だと思いました。また、子どもの言葉で授業を作るを体現していて、子どもは教えられるのではなく、子どもたちも一緒に学んでいるというのがよく伝わってきました。子どもの些細な言葉にもすぐ褒め、子どもたちが発言しやすい空間を作るのが上手く、教員になったときにこれができればいいなと思いました。発言している子どもがいるときは発言者以外に目を向けて次につなげる準備をすると言っていて、すごく高度な技術なので、すぐにできるとは思えませんが、経験を積んでいき、できるようになりたいと思いました。とても勉強になりました。

(松浦)
 和田先生の授業は、テンポが良くて、本当にもう10分経った!?という感じでした。こんな風に授業が進むなら、眠くなるなんてことは絶対無いと思うし、毎回授業が楽しみになるだろうなと思いました。

 真似したい技はとてもたくさんあったけど、その中でも特に印象的だったのが、「発言者を見ない」という技です。子どもの言葉をつないだ授業をつくりたいとはいつも思っていますが、ここまで全体に意識を向けることはしていなかったです。誰かが発言している時に、もう次のパスをどこにどう出すかを考えているなんて、ハイレベルすぎてすぐにはできないと思いますが、和田先生のテンポの良さはこれがポイントだと知れたので、少しずつ意識していきたいと思います。

【面接回答】情報端末を利用してどのような授業をしたいか(吉久)

 こんにちは。7期生の吉久明日実です。今回は、合宿事前課題の第4弾「情報端末を利用してどのような授業をしたいか」について書いていこうと思います。はじめに、私が実習先で体験したお話から書いていきます。

 私は、情報端末を利用して楽しく学びを深めることのできる授業をしていきたいです。

 私が実習先で数学の授業を見させてもらった時の話です。一人一台タブレットを使って、ある図形にどこに補助線を引けばよいのか個人で試行錯誤している場面がありました。その個人個人の様子を黒板に貼られたスクリーンで全体共有していました。そのスクリーンには、考えが進まず手が止まっている子、頭の中で考えていて補助線を引いていない子、何度も補助線を引いては消している子、補助線を1つ見つけたうえで、他にも補助線が引けないか探している子、その皆の様子を見ている子、さまざまな様子が見られました。

 考えに行き詰った子は、皆の様子を見て自分の考えを深めていました。教師はタイミングを見計らって面白い視点で考えている子たちをスクリーンで全体共有していました。そうすることで、子ども達は柔軟な考え方で積極的に考え始めました。このように個人で学習していながらも、情報端末を上手に活用することで、子どもたちによりよい刺激を与え、全体で楽しく学習することができることを知りました。

 私が実習に参加する前は、個人個人の考えを全体共有することに抵抗がありました。理由は、自分の考えを皆に見られて恥ずかしいという気持ちが先行してしまう子がいると思ったからです。ですが、子ども達の実際の様子を見て、他の子の考えを参考にすることで、自分なりに気づきが生まれたり、「分からない」という気持ちは自分だけではないと安心したりすることができることが分かりました。そのため、私の考えは変わりました。

 このように個別学習でも全体学習のように、皆で楽しく学びを深めるような授業ができるように情報端末を利用していきたいです。(吉久)

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【ゼミ合宿】ゼミ合宿での学び (高橋)

 こんにちは。7期生の高橋奈優です。

 年越し入院をすると病院食ですが年越しそば、お雑煮、おせちを食べることができます。また、謹賀新年というメッセージカードももらうことができます。

 2021年で最も学びが多かった二日間といっても過言ではないゼミ合宿での学びを綴ります。

 まず、一日目で味岡児童館の坂本さんと学校心理士の稲田さんの二人のゲストの先生からお話を聞くことができました。二人の先生方から共通して学んだことは、現場の最前線で活動をしている方しか見ることのできない子供の姿がたくさんあることです。

 特に、坂本さんからは、子供の気持ちを真剣に受け止めているのかどうかは良くも悪くも子どもにすぐ伝わるのだということを学びました。坂本さんは、子どもとの信頼関係を「音楽」を共に生み出すという方法で気づかれていました。私も、「子どもだからできない」と見くびるのではなく、子どもたちと一緒に問題を解決し、お互い高め合っていく関係でいたいと思いました。

 また、稲田さんからは、学校生活に困難を抱える子どもたちとどう向き合っていけばいいのかを学びました。7期生の質問に応答してくれるという形での学びの場で、たくさんの知識を得たと思っていますが、そのような子こどもたち一人につき何通りものたくさんのかかわり方があるのだということがわかりました。そのため、今回の話で得た知識を参考にこれから出会うであろう子どもたちに一番適した策をとっていくことが特別支援であることを学びました。

 二日目は、面接練習と卒論のはじめにを書くことが主な活動でした。面接練習の学びは、前回の記事にも書かせてもらったので割愛します。

 そして、もう卒論を書き始めるのかとびっくりしておりましたが、無事に「はじめに」を書くことができました。「はじめに」は、その研究をしたいと思った動機が、主な内容だったのでそこまで時間はかかりませんでした。しかし、大切だったのは、ゼミ生同士で発表会をした時の質疑応答の内容だったと思います。自分では、理解していると思ってもいざ質問されると曖昧な答えしかすることができなかったので、これからもっと詰めていきたいです。

 最後に、まだまだコロナ禍真っ只中でしたが二日間のゼミ合宿に参加できて本当に良かったです。また、7期生の仲間ともここまで長い時間共に過ごしたことがなかったのでより結束を高めることができて良かったです。いよいよ受験の年なのでみんなで頑張っていきたいです。(高橋)
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【ゼミ合宿】面接指導で学んだこと (高橋)

 こんにちは 7期生の高橋奈優です。

 新年あけましておめでとうございます。もう2021年かあと思っていた束の間もう新年を迎えてしまい時の流れの速さにびっくりしております。実は、年末に交通事故に巻き込まれてしまい生死をさまよっておりました。私はどのような事故だったのか記憶がないのですが遠いものと感じていた「死」が身近に感じた不思議な冬休みでした。

 それはさておき、12月18,19日に玉置ゼミ伝統の「ゼミ合宿」が行われました。

 全体の学びは、また別の記事で綴りますが、今回は、酒井先生と齋藤さん・6期生の先輩方からご指導を頂いた「面接指導の学び」を綴ります。

 教員採用試験内容である「面接」。そもそも、教採対策を何一つせずこの合宿に挑んだため、とにかく緊張しておりました。

 まず、教員採用試験の面接で私たちは、何をみられているのでしょうか。答えは、筆記試験で見ることができない「人物的な側面を総合的に評価する」ためだそうです。具体的に「人物的な側面を総合的に評価する」とは、面接官が受験生に対して直接質問を投げかけ、その応答の中から、「教師としての資質・能力」をどれだけ余裕持ち合わしているか判断することだそうです。限られた時間で「教師としての資質・能力」を初対面の人に伝えることはそれなりのテクニックが必要だと思います。
 
 では、酒井先生、齋藤さん、6期生の先輩方から教わったテクニックを2つ紹介します。
 
 一つ目は、相手に伝わる話し方を意識することです。初めて会った人に自分の人間性を伝えることは簡単なことではありません。いいことを話していても評価してくださる面接官の方に伝わらなかったら何も意味がありません。きっとここで伝わらなかったらこれから出会うであろう子供たちにも伝わる話ができないと教わりました。そのため、緊張して焦ってしまいましたが、ゆっくりはっきりとした声で堂々と「私を見て!絶対採用するべき!」と言わんばかりの態度で挑みたいと思います。
 
 二つ目は、話の内容を端的にし、一文を短く言うことです。口頭で話しているとたくさん話さなければと思い、気づいたら何を話しているのかわからないということがよくあるので普段の生活から意識していきたいと思います。

 指導を受ける前までは、面接内容をもっと詰めなければと思っていましたが、内容の前に教師になるという風格や態度を体で表現していくことが大切だと思いました。しかし、6期生の先輩方が内容を直前まで練り続けたと言っていたのでやっとスタート地点に立てたことを意識して頑張っていきます。(高橋)

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【面接回答】情報端末を活用してどのような授業をしたいか(岡)

 みなさんこんにちは!7期生の岡です。

 今回は情報端末を活用してどのような授業をしたいかについてお話させていただきます。

 私は情報端末を使って子どもが発言やわからないところを自分で気づいて発信できるような授業がしたいです。今までの授業であれば、先生の話をしているタイミングでは子どもはすぐにわからないと言うことができませんでした。

 しかし、これからは1人1台端末があるため、その端末に書き込んでメッセージを送る形にすれば、授業中に声で聞こえにくくなることも減ると思います。また、わからなかったところで、合図を送る形にすれば、先生が端末を見た際にどれくらいの子がわかってわからなかったかがわかるので、このようなやり取りを増やすことのできる生徒主体の発信が増えればいいなと思いました。(岡)
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【ゼミ合宿】分からないということが分かったゼミ合宿(吉久)

 こんにちは。7期生の吉久明日実です。先日『チコちゃんに叱られる!』という番組を見ていて思ったことがあります。それは、分かっているようなことでも実際は分からないことばかりであるということです。その番組では『一日の始まりはなぜ真夜中?』という問題が出題されました。私はどうしてなのか答えらません。他の問題も知ってはいるけど理由は分からないものばかりです。ちなみに、先ほどの問の答えは、「真昼に日付が変わる天文時と真夜中に日付が変わる常用時という2つのルールに苦しんだ航海士が天文学者にクレームをつけたから」だそうです。
 
 さて、今回は、2日間のゼミ合宿で学んだことを記していきたいと思います。

 私が2日間のゼミ合宿で学んだことは、自分が何においても分かっていないことに気づけたことです。何が分からなかったのかと言いますと、視点、自分の強みや弱さ、癖、など様々なものです。

 1日目は、児童館に勤めている坂本さん、学校心理士の稲田さんのお話をお聞きしました。

 坂本さんのお話をお聞きしていて印象に残ったことは、児童の考えた詞にメロディーを乗せ、弾き語りをすることで子どもとコミュニケーションをとられている姿でした。自分が得意とするもので、子どもの心の内に秘めた想いを読み取り協同で形にしていくことが素敵でした。子どもとのコミュニケーションの取り方として、自分の得意とするもので何かオリジナルのことをするという発想が私にはなかったので、私も自分なりの何かをしてみたいです。

 稲田さんのお話では、前回の記事にも書かせていただきましたが、私の無意識の考えを知ることができました。また、対象とする子どもの考えや思いに気づけず、間違った対応をしてしまうことがあるということです。

 このようにいろいろな方のお話を聞くことで、違った視点で見たり客観的に見たりすることが大切であることが分かりました。私は、狭い視野で物事を考えてしまいがちなので、幅広く捉えていきたいです。

 二日目は、面接練習です。あらかじめ、面接回答を準備していたのですが、自分の長所短所をいくつも挙げることが難しいと感じました。また、面接官をしてくださった酒井先生、齋藤さん、6期生の先輩方の頂いたお言葉から、私の印象、内面的なもの、癖、など気づけなかったことをたくさん教えて頂きました。このように、私自身のことでさえ分からないことばかりであるということが分かりました。

 この2日間を通して、私は分からないことばかりであるということが分かりました。分からなかったものがどのようなものであるのか説明できるようにしていきたいです。そのためには、自分の幅を広げなければならないです。身の回りのもの、あらゆるものに関心を持って、調べることで、多角的な視点を持てるようにしたいです。また、自己分析をするとともに、私が目指す教師像を明確にしていきたいです。
 
 坂本さん、稲田さん、酒井先生、齋藤さん、6期生の先輩方貴重なお話やお言葉をありがとうございました。また、このような方々に出会わせてくださった玉置先生ありがとうございました。(吉久)

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【面接回答】情報端末を活用してどのような授業がしたいか(7期生池戸)

 こんにちは!7期生の池戸美遥です。

 いよいよ、玉置先生からのゼミ合宿課題も本日が最後となります。まずは自分の考えを書いてみること!という玉置先生の教え通り、自分の考えを実際に記事にしてみると、『今の自分の気持ちってこれなのか、』という新たな発見があります。また、もう一つ私は、1人で考えるより誰かと対話した時の方が自分の考えを整理しやすいことにも気が付きました。まだまだ自分が自分を探している最中です。

 さて今日のテーマは
『情報端末を活用してどのような授業をしたいか』

 私は子供の学びを止めない授業がしたいです。子供たちから生まれる疑問や好奇心から1時間の授業が構成される学びが理想です。なぜなら子供たちがもつ疑問は一人一人の違います。
 これまでの教育ではそんな全員の『なぜ?』に教師は応えられませんでした。しかし、1人一台端末となった今、子供たちはその疑問を自分で解決することができます。さらにその疑問や答えを自分のみならず、クラス全体に共有することもできます。

 もちろんそのためにはICT活用のルールが必要です。いつでも自由に使っていいよ!という環境を作り出すにはそれなりの指導や学級経営が必要です。それでも、子供たちの調べたい!やってみたい!と言った好奇心を教師が止めてしまうことだけはしたくないと私は考えます。

 自分の学生時代とは学びのスタイルが大きく変化しているのは教育実習でも身を持って感じました。ICT活用への不安ももちろんあります。しかし、いつだって教師がお手本にならなければいけないわけでは無いと思います。子供たちと一緒に学んで行こう!という精神でICTと向き合い、学びを広げていける教師になりたいです。(池戸)
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【ゼミ合宿】2日間を通して学んだこと(久野)

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 こんにちは!7期生の久野舞菜です。先週、教員採用模擬試験を受けてまいりました。結果はまだ正式に出ていませんが、見るまでもなくボロボロです。これまでの自分の勉強の甘さを自覚し、夏の試験本番で悔しい思いをしないよう、コツコツ積み上げていきたいです!

 さて、12月18日〜19日に7期生ゼミ合宿に参加させていただきました。学び盛沢山の超贅沢な2日間でした。今回は、その学びについて記したいと思います!

 一日目では、ぱるもああじおかの親方こと、坂本陽さんからお話をいただきました。「子どもは忙しい人には声をかけない。暇そうにしているといい。」というお言葉が印象的でした。常に忙しく余裕がないように見える先生は、それはそれで、一生懸命な雰囲気が魅力的ですが、子どもにとっては近寄りがたく感じられるかもしれません。のびのびゆったり、オープンな雰囲気でいること。子どもから歩み寄りやすい、暇そうな人物として振る舞うことが、子どもを安心させるために重要なのだと感じました。

 坂本さんのお話から、小学校時代、常に暇そうで、でも常に楽しそうな先生がいたことを思い出しました。私は、教師に自分から話しかけるなど絶対にできないような引っ込み思案タイプでしたが、その先生だけには他愛のない話をしにいけました。

 先生が暇そうに振る舞っていたのは、子どもが安心して話しかけられるようにするための思惑だったのかなあなんて、時を越えて感じるようになりました。「今忙しいから、後でね。」なんて言われたら、もう二度と話しかけに行けませんから。

 また、一日目では、公認心理士、学校心理士である稲田康代さんからお話をいただきました。その学びについては、「【ゼミ合宿】安達さんのご講演から学んだこと(久野)」という別記事にまとめたので、そちらをご覧いただけると幸いです!


 二日目では、玉置ゼミ専任講師である酒井直樹先生、専任お母さんである斎藤早苗さん、さらに、6期生の先輩方に来ていただきました。豪華メンバーのもと、教員採用試験の面接指導をしていただきました。先輩がくださった「自分らしく!楽しく!」というお言葉が心に残っています。おかげさまで、面接という非日常、自分を語れる数少ない機会を味わおうという感覚が生まれ、自然に自分らしい笑顔で話すことができました。本番まで、この感覚を持ち続けていたいです。

 面接練習で自らの教育観を言葉にする中で、その考えがまだ浅いこと、自分の中でまとまっていないことに気付きました。価値観は一日二日で出来上がるものではないので、長い時間をかけて思い悩む中で、自らの教育観の核を見つけ、育てていきたいと思います。教員採用試験がなければ、このように思い悩むような機会もないので、人生の数少ないチャンスだと捉え、自らの考えを深めていきたいと思います。


 2日間を通して、記事には書ききれないほど、多くのことを学ばせていただきました。このような素敵な場を設けてくださった玉置先生、お忙しい中ゼミ生のために時間を割いてくださった先生方、先輩方には感謝の気持ちでいっぱいです!ありがとうございました!(久野)

【面接回答】「これからの子どもに大切な力をどう考えるか」(丹羽)

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 こんにちは。7期生の丹羽です。明日からいよいよゼミ合宿です。少し緊張していますが、沢山のことを学び得るために、合宿に向けて事前準備もしっかり行っていきたいと思います。

 そして、昨日は、玉置先生と久しぶりにお会いし、卒論のテーマについても話しました。先生と話すことで、自分のやりたいことが明確になっていきました。これから始まる卒論研究にも楽しみな気持ちです。


 今日は前回に引き続き、教採面接の定番4題への回答を記事として書くという課題の、第4弾!!最終回です。
「これからの子どもに大切な力をどう考えるか」

 今の子供たちが大人になるときにはほとんどの仕事やAI技術やロボットにとって代わられる可能性があると、よく言われています。

 今の子供たちが大人となって生きていく未来は、答えが一つでない時代、答えが予測できない時代になるのです。つまり、一つの正答を出せばよかった今までの勉強法では十分ではないと考えます。だからこそ、道徳も教科化されましたよね。

 そんな時代に生きるために、必要な力は、【思考力、判断力、表現力】、そして【コミュニケーション能力】だと考えています。

 物事をじっくり考え、根拠をもとに判断し、相手に分かりやすく伝える力です。これは学習指導要領でも言われていたり、学校現場でもとても大切にされていると思います。

 また、それは、コミュニケーション力の育成にも繋がると思います。一人の優れた力はもちろん大事ですが、これからの時代は、コミュニケーションにより、一人では生み出せないようなよりよいアイデアを創り出していくことが必要になると思います。これらの力はAIやロボットが苦手とする分野です。これこそ、これから社会に出て活躍していく子供たちが備えるべき力だと考えています。(丹羽)

【ゼミ合宿】日本一濃い2日間(今井)

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 おはようございます。こんにちは、こんばんは、7期生の今井美羽です。今日、今年初めて雪を見ました!!積もらなかったのが残念ですが、いよいよ本格的な冬がやってきたなという感じです!!

 今回は、先日行われた玉置ゼミ7期生のゼミ合宿についての振り返りをしたいと思います。

 まず、1日目は、玉置先生から卒論についての心得を学びました。多くの本を読み、様々な方の知恵をお借りしながら、自分なりの追究をしていく必要があるということが分かりました。また、卒論で調べたことは、教員になった時の自分の財産として役に立つというお話を聞き、沢山の文献を読んで、自分の知識の蓄えを増やすぞという気持ちになりました。

 また、午前中の後半は味岡児童館の坂本さんによる公演。みんなで輪になり、一つになって、音楽と共に学びました。(詳しくは、私の記事「オヤカタのト・リ・コ」で語らせていただいております。)夕方には実際に、味岡児童館を見学させていただきました。自分の家の近くにもこんな温かい児童館があったらよかったなと、想像以上の設備に感動しました。

 1日目の午後からは学校心理士の稲田康代さんにお越しいただきました。私たちから質問をさせていただき、それに回答していきながら、発達障害についての理解を深めていきました。

 稲田さんのお話の中で、一番印象に残っている言葉があります。それは、「知識がないからではなく、『その子に寄り添う』これこそが、特別支援だ」という言葉です。稲田さん自身、元々知識があったわけではないと私たちに教えてくださいました。再来年から教員として、発達障害の子と向き合うことになります。知識のない自分が正しく接してあげられるだろうかと、少し不安を感じていました。

 しかし、稲田さんのお話を受けて、専門的な知識があり、特別なことをすることだけが特別支援なのではなく、その子と向き合おうとすること、寄り添うこと自体も特別支援といえるのだということが分かり、知識がないからと諦めるのではなく、自分でも出来ることがあるのだということを学ぶことができました。

 2日目は、酒井さん、齋藤さん、6期生の先輩方に面接指導から始まりました。

 教採の面接がどういうものなのかを少し知ることができ、実際に練習をしてみると、自分が考えてたことを上手く言葉にできないもどかしさと、言いたいことが言えなかったという悔しさと、これから練習をして、自分の思いを相手に伝えられるようになりたいと思いました。

 また、自分の中にある思いや考えを、ありきたりで綺麗な言葉ではなく、自分の言葉として伝えることが大切だということを学びました。今後の課題として、私は面接を通して自分らしさを出せるようにすることを目標にしたいと思います。坂本さん、齋藤さん、6期生の先輩方からのアドバイスが私の教採面接スタートです。この思いを胸に、これから頑張っていきたいです。

 午後からは、卒論のはじめにを作成をしました。自分の中で決めたテーマをなぜ研究していきたいと考えたのか、自分の中の思いを言葉で表現するためには、自分自身がその思いを認識しないといけません。これが中々難しかったです。自分と向き合うってこういうことかと思いました。まず、自分の中にある思いの所在を探る。そして、その思いを捉える。その思いに1番近い言葉を探していく。思いと言葉を擦り合わせる。この繰り返しが自分と向き合うことなのかと感じました。

 最後の発表会では、それぞれの研究テーマについて、発表し、それに対する質疑応答という形で進んでいきました。自分とは違う視点からの質問で、テーマについての自分の認識がさらに深まりました。

 こうして、2日間が終わりました。一瞬に感じましたが、1分1分が濃密でした。日本で一番学びの濃い2日間を過ごした自信があります!また、人と人との繋がりを特に強く感じることができた2日間でもありました。自分たちの周りに、こんなにも素敵な人がいて、その人たちに支えられて、支え合って、この素敵な2日間を過ごせたのだなと思いました。

 改めまして、坂本さん、稲田さん、酒井さん、齋藤さん、6期生の先輩方、私たち玉置ゼミ7期生の学びのためにお力を貸してくださり本当にありがとうございました。また、沢山の凄い人にお会いする機会を下さった玉置先生にもとても感謝しています!そして、玉置先生を含め2日間共に学んだ7期生!7期生の9人が皆んなで良かった!ありがとう!(今井)

【面接回答】情報端末を活用してどのような授業をしたいか(高橋)

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 こんにちは。7期生の高橋です。ゼミ合宿事前課題最後のお題は、「情報端末を活用してどのような授業をしたいか」です。

 私は、情報端末を活用して全員参加の授業をしたいです。

 情報端末の強みは、瞬時に沢山の意見を共有できる所です。従来の授業では、全員参加にするためには全体交流の際に全員に意見を発表してもらうことでしか共有することが出来なかったと思います。しかし、1時間で全員分の意見を共有する時間は、ありません。そのため、わかる子の挙手を募り、あたかも全体で学んだかのように授業が終わっていきました。これでは、わかる子の為の授業になってしまいます。

 全員参加の授業とは、子供たち一人一人が発問に対して自分の意見を持ち、発信することだと思います。情報端末を使うことによって大きな声でみんなの前に立って話さなくても共有のページに意見を書くことや選択肢を選び共有することができます。そして、送られてきた意見をもとにさらにその理由を聞き、深めることができます。

 以上のことから、私は、情報端末を活用して、子供たち一人一人の意見によって作り上げる全員参加の授業をしたいと思います。(高橋)
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