3月27日 こまきこども未来館での学び【未来のスーパー有名人!?】(今井)

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 こんにちは。7期生の今井美羽です。3月27日、愛知県小牧市にある「こまきこども未来館」という場所にお邪魔させていただきました。そこで、とても素敵な出会いがありました。
 この未来館のヘビーユーザーである侑大くんとお父様。二人とお話をさせていただく機会を設けていただいた様子を記事にしたいと思います。

 侑大くんは、未来館の体験ひろばで開催されるワークショップがお気に入りだとか。
「1番のお気に入りのワークショップは?」と質問したところ、「全部!」と、1番を選べないほど、どのワークショップも魅力的であることが伝わった。

 未来館への愛は、「地球も越えて宇宙も越えちゃうくらい!!!」だと、声を大にして侑大くんは私たちに伝えてくれた。果たして、何が侑大くんをここまで惹きつけたのか。

 参加するワークショップを決める時は、侑大くんは直感で決めるそうだ。 そして、参加したワークショップは「想像の一億倍、楽しかった!」と。「同じ先生でも、毎回毎回ちがう楽しさを味わえる」のだと侑大くんは言っていた。仲良しの先生に会えるのが楽しみなのだとか。

 私は、「子どもの直感を揺さぶり、そして想像を越える」、これこそが侑大くんをここまで惹きつけたのではないかと思った。チラシを見て、「面白そう」と感じるようなワークショップの企画。そして、体験してみると、想像より何倍も楽しく面白い経験ができる。実際に足を運び、自分の目で手で体験しないと得られない楽しさや発見が、また行きたいと思わせることに繋がっているのではないだろうか。

 お父様にもお話を伺ったところ、侑大くんのコミュニケーションスキルが格段に上がったとおっしゃっていた。「教えてもらうにも、自分が何をしたいのか自分の意思を伝えなければいけない」と、体験ひろばでの講師の方とのやりとりが、侑大くんのコミュニケーション能力の向上に繋がったということが分かった。

 また、「コミュニケータ―」と呼ばれる施設のスタッフや先生が、「子どもとどのように関わるのか興味がある」と、「侑大くんの付き添いとは言いながらも、自分の興味でもある」ということもおっしゃっていた。子どもだけでなく、保護者にとっても、学びの場となっていることに驚いた。

 侑大くんとのお話は、本当に楽しかった。ユーモアもあって、言葉の表現力がとても豊か。そんな言葉知ってるの!?という言葉が何回も出てきた。そんな侑大くんの将来の夢は、アナウンサーらしい。でも、最近ラジオのDJにも興味があるのだとか。未来館でぜひ企画化していただきたい。「侑大のオールナイトニッポン」企画化したら、ゲストに呼んでくれるって。楽しみだ。

 最後に侑大くんは私たちに未来館を案内してくれた。さすがヘビーユーザー。楽しい場所を沢山知っている。説明付きで様々な場所を案内してくれた。実際に体験してるからこそ、楽しさや魅力を自分の言葉で説明できるのだなと思った。

 未来はスーパー有名人!?になっているかもしれない侑大くんとお父様、貴重なお話を聞かせていただき本当にありがとうございました。(今井)

3月27日 こまきこども未来館での学び ー川口侑大くんへの取材ー(下野)

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 こんにちは、7期生の下野です!
桜が咲き始める季節となりました。鶴舞公園の桜を電車の窓から眺め、3月27日に「こまきこども未来館」を訪問しました。

 4年生の私達は、「こまきこども未来館」の有名人!川口侑大くんにお話をお伺いしました!侑大くんとってもお話上手なんです!まさに、名物元気っ子!!!といったところでしょうか。侑大くんの元気とお話の上手さに驚きが隠せない7期生今井、下野、、、(笑)

 侑大くんから伺ったお話で一番心に響いたこと、それは「新しい自分を見つけられる」と侑大くんがお話したことです。こまきこども未来館では、様々なワークショップが開催されます。ワークショップで見つける「新しい侑大くんの挑戦」やワークショップで関わる先生やコミュニケーターさんの導きや声掛けが「新しい侑大くんの創造」へと繋がっているのだと私は感じました。

 大人になればなる程、「新しい自分」を発見したり、織りなすことは難しくなっていきます。誰しも転びたくはないからです。でも、子どもは?子どもの新しい挑戦には、とてつもないパワーがあります。侑大くんは、「未来館への想いは、天井を突き抜けて、地球も飛び越えて、宇宙までいっちゃう!」とお話してくれました。素敵ですよね。「素敵」なんて言葉だけで表すには勿体無いぐらい、目を輝かせ、元気いっぱいに未来館への想いを伝えてくれた、侑大くん。私は、彼のその目の輝きが今でも忘れられません。これが「新しい自分」へのパワーか!と、私もまだまだ「新しい自分」を開拓していきたいなんてことまで思わせてくれました。

 こまきこども未来館を一言で表すのであれば、それは「新しい自分との出会い」だと、侑大くんのお言葉を借りて私はそう位置づけます。今まで思いつきもしなかったこと、ちょっと苦手だったこと、やってみたかったこと、子どものうちに叶えられていたら?そんな夢が詰まった場所でした。

 侑大くん、お話出来てとっても嬉しかったです。侑大くんのにっこり笑顔が大好き!!!!これからも沢山の「新しい自分」に出会い続けてください。お話をしてくれて、館内の案内もとっても上手にしてくれて、おかげで私達はこまきこども未来館が大好きになりました。また、いつの日か。DJ侑大にお呼ばれする日を楽しみにしています。ありがとう。

(下野)

3月27日 こまきこども未来館での学び(寺尾)

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 こんにちは!8期生の寺尾です!!前回に引き続き、こまきこども未来館での学びを記事にしていきます。

 今回はこまき子ども未来館を見学させていただいて学んだこと、そして考えたことを書いていきます。

 私は「桜の花を咲かせよう」というブースを見学しました。簡単に説明すると、折り紙で桜の花びらをつくり、みんなの作った桜の花びらを飾ろうというブースです。

 そこではコミュニケーターの方が子どもをサポートしていました。桜の花びらは3種類大きさが選べ、ホッチキスなどで自分だけのデザインを作ることができます。そこには答えはなく、学び方を提供する形でした。

 何でも教えて大人がやるのではなく、ある程度子どもに委ねてやってもらうことで、主体性のある子どもを育てることが出来るのではないかと考えました。

 このブースは対象年齢は4歳以上なので様々な子どもが来ます。コミュニケーターの方は子どもの発達段階や年齢を考慮し、どの作業を子どもに委ねてどの作業を一緒にやったり説明したりするかを判断していました。この場面から、子どもの発達段階を理解しておくことの重要さを学ぶことができました。

 また、子どもの自信に繋げたり達成感や満足感、充実感を味わってもらったりするために積極的にコミュニケーションをとり、上手くできた場面ではしっかりと子どもを褒めていました。そこから得られる自信が子どもを良い方向へと導いていると感じました。

 そして、サポーターの方は子どもたちがやってみたい、つくってみたいと思える環境づくりを心がけていて、常に机の上を整理し、環境を整えることが大切だと仰っていました。子どもの興味や関心を引くための工夫をここでも学ぶことが出来ました。

 このように、多くの方の関わりをみて様々なことを学べたとても良い機会でした。今回得た学びをどこかで生かすことが出来たらなと思いました。(寺尾)

3月27日 こまきこども未来館の「コミュニケーター」について(寺尾)

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 こんにちは、8期生の寺尾です!今回はこまきこども未来館の「コミュニケーター」という仕事についての記事を書いていこうと思います。

 こまきこども未来館は、「未来リテラシーを育む」というコンセプトのもとで、遊びを学びに繋げている施設です。

 その中で、体験ひろばのオープンスペースにいらっしゃったコミュニケーターの方にインタビューをさせて頂きました。

 その方は外国出身のため、子どもや保護者の方と日本語で会話をするときに通じないことがあると大変だと仰っていました。

 しかし、大変なことはそれだけで、さまざまな子どもと関わることが出来たり、日本の文化を知れたりすることがコミュニケーターのやりがいだそうです。

 また、恥ずかしがりやでなかなか自分から喋らない子どもがいた場面がありました。そのような子どもに接するコツとして笑顔で挨拶をし、とにかく優しく接することで信頼関係を築いていると教えて下さりました。そして、子どもと接する時には子どもの目線に合わせることも大切だと仰っていました。

 さらに、子どもを楽しませるコツとして、実物や作品を見せて子供の興味や関心を引くと良いということを学びました。

 このように多くの工夫のもとでこの仕事をされていることを学びました。

 そして最後に、これからは日本人はもちろんのこと、より多くの外国の方にもこの施設の楽しさを知ってもらいたい、子どもや保護者の方と関わる中で国際理解に関する話題を提示しコミュニケーションを図っていきたい、と仰っていました。

 こまき子ども未来館の皆様、本日はお忙しい中お時間を取っていただき本当にありがとうございました。また、そのような機会を設けてくださった玉置先生もありがとうございました。

 様々な子どもと関わることもできて嬉しく思いました。また、そこから多くの学びを得ることが出来ました。(寺尾)

こまきこども未来館の取材に出かけて(柴山)

 今日の午前中は時間があったので、こまきこども未来館の下見に行ってきました。ノンアポで行ったにも関わらず、サポーターの須崎さんが1時間ほどかけて施設の内部を丁寧に案内してくださいました。感謝の念に耐えません。

 なによりまず、限られたスペースに所狭しと並ぶアトラクションの数々と、スタッフさんの多さに圧倒されました。また、デジタルからアナログまで、五感をフル活用して1日楽しめる施設であり、こんな所が自分の子ども時代にあればな!というのが率直な感想です。

 各アトラクションに最低1人はスタッフさんがおり、さらに、体を使って遊べる広場では全体を見渡せる位置に複数人のスタッフさんがいました。そのため、保護者としても、子どもとしても、安心して思いっきり動き回って過ごせるよい場所と感じました。

 デジタルラボのプロジェクションマッピングについてのお話も伺ったところ、以前はマッピングを使った陣取りゲームや対戦ゲームがあったそうで、子どもからの評判もよく、高学年の子まで楽しめる催しだったそうです。

 しかし、子ども同士の接触で事故があったことから、現在では激しく動いたり、対戦するゲームは中止となってしまったそうで、今のところ中・高学年の児童には少し物足りない内容のゲームになってしまっているそうです。危ないから と言って制限し過ぎてしまうと、子どものワクワクや学びの機会を奪ってしまうことにもなると思います。

 学びは子どもの安全あってこそだと思うので、自分が担任を持った場合、「今のこの子達ならどこまで任せられるのか、事故を未然に防げるような対策として何が出来るのか」ということを常に考えていかねばならないなと思いました。学びと子どもの安全の調和、異学年同士での学びあいの難しさを肌身で感じた一幕でした。

 他にも、施設内には交流・体験キャンプなどもあり、月毎に工作のイベントも変わるらしく、子どもを楽しませる工夫がたくさんあるなと感じました。

 今月の工作は紙粘土キノコらしく、作られたキノコの多さからも子どもが楽しんで施設を利用している様子が伝わってきました。個性溢れるキノコがたくさんで見ていて楽しかったです(笑)。

 お忙しい中、時間をさいてくださったスタッフの方々にお礼させていただくと同時に、ボランティアのメンバー登録をさせていただきました。特技欄に、練習し始めて1週間も経っていないにも関わらず「バルーンアート」と書いてしまいました(笑)。練習しなければ!

 次のインタビュー(3月27日)では、iPad体験やドローン体験などのコーナーについてもより深く知れたら嬉しいです。(柴山)

 ※こまきこども未来館体験ひろばの内容は、ここをクリックするとご覧いただけます。(玉置)

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3月3日 授業づくりゼミでの学び(今井・吉久)

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 今回の授業づくりゼミでは、金子みすずさんの『ふしぎ』という詩をもとに、グループで模擬授業の構想を50分程度で考え、模擬授業をしました。それを踏まえて、玉置ゼミの先輩である松井さん、牧野さんの模擬授業映像を元に振り返りをしました。そこでの学びを書いていきます。

 今回、私たちと先輩方の授業で最も異なっていた点は、『ふしぎ』という詩が活かされているかどうかという点です。私たちは、『ふしぎ』という詩を理解することなしに本題や活動に入ってしまっていました。反対に、松井先生や牧野先生は、『ふしぎ』という詩を子どもが深く読み込めるような授業構成になっていました。

 授業を作る前に、自分自身が『ふしぎ』という詩を読むことで、素材を活かした授業ができるということを学びました。(今井)



 金子みすゞさんの「ふしぎ」という詩を1時間で授業を構成するという模擬授業をしました。

 授業づくりをするうえで大切なことは、素材研究、教材研究、指導法研究の3つの研究を行うことです。私は、教材研究に時間をかけてばかりいて、「ふしぎ」という金子さんが伝えたいこと、思いなどと言った素材を研究することがおろそかになっていることを、先輩の動画で気づきました。

 「金子みすゞさんなら」どう思うかと、自然と子どもも金子みすゞさんの詩から感じ取れるような授業構成にしていきたいです。今後授業を作るときは、始めになぜその教材を扱うのか、この教材、作者が伝えたい思いは何であるのかをしっかりと分析していきたいです。(吉久)

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 短時間で授業を構想することの難しさを実感し、沢山の学びを得ることができました。新しい試みとして、7・8期生合同ゼミを開催してくださった玉置先生、映像ですが素晴らしい模擬授業の手本を見せて下さった松井さん、牧野さん、そして共に学んだ7・8期生のみんなに改めて感謝したいです。(今井・吉久)

3月3日授業づくりゼミでの学び(安藤・村松・芝田)

【安藤】
 こんにちは、8期生の安藤です。3月3日『授業づくりゼミ』に参加させていただきました。今回はその際に学んだことを綴ります!

 今回のゼミで教材研究が一番大切であり授業づくりの基盤だということを学びました。私は子どもたちが楽しく授業に参加すること、引き込ませることを第一として考えていましたが、これではまさに「活動あって学びなし」でした。

 ただ楽しいだけの授業ではなくて、授業後に子どもたちが何を学んだのか言えるような学びの深い授業を行うためにも、第一に素材・教材研究をしっかりと行ってから授業づくりに入るように心がけていきます!

 他にも、机間巡視をする際、キーワードをつぶやいたりチェックをいれたりするテクニックは勉強になりました。中でも、自分の思うような回答が中々出てこなくて厳しい時、あたかも生徒が出した意見のようにキーワードをつぶやく、というテクニックは印象的で教育実習の際、ピンチな時に使わせていただきます。

 先輩方から良い刺激を受け、最後の最後まで学びを深めることができました。参加して本当に良かったです!玉置先生、お忙しい中7、8期生のためにお時間を割いていただきありがとうございました。これからも色々なことを学び、成長していきたいです。(安藤)


【村松】
 今回、グループで指導案を考え、模擬授業をする活動を通して素材研究の大切さを学びました。また、定められた授業時間数の中でねらいを達成するための授業を構想する難しさを知りました。(村松)


【芝田】
 私は、午後の部からの参加でした。詩の授業について、玉置ゼミの先輩方のたくさんの工夫がある授業を見て、多くのことを学ぶことが出来ました。その中で、一番私の心に残ったのは、素材研究がいかに大切かということです。各教科の深みや面白さを伝え、生徒が目標とされた能力を身につけさせるためには、取り上げる題材(素材)について深く考えることだと知りました。

 今日の経験を自分の糧とし、また新たに多くのことを身につけていきたいです。(芝田)

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3月3日授業づくりゼミ(寺尾・澤本・新谷)

【寺尾】
 皆さんこんにちは、8期生の寺尾です。今回は3月3日の授業づくりゼミで学んだことを記事にしていこうと思います。

 この授業づくりゼミは、7期生と8期生が集まり行われました。3つのグループにわかれ、金子みすゞさんの「ふしぎ」という詩でどのような授業ができるかというものを考えました。

 最初に詩を見た時に、どのような授業を作っていけば良いのか見当もつきませんでした。7期生の先輩方が実習先での経験などを元に、おおまかな枠組みを作ってくださりました。

 その時にジャムボードを用いて皆の意見を知ることが出来たのですが、ここでもオンラインツールの良さをひとつ学ぶことが出来ました。

 授業づくりをしていく中で、どうしたら国語の授業らしくなるのか、また、詩を書きたいという興味を引き出すにはどうしたら良いのかなどを考えることに時間を使っていました。

 模擬授業をした後、先輩方の授業動画を見て、そもそも私たちに足りていないことがわかりました。それは「素材研究」というものです。本文に寄り添い素材を大切にしていくことが必要だったのです。

 この「素材研究」をするとしないとでは授業の出来が変わってきます。まずは素材を大切にしこの教材だからこそできることを見つけていきたいと思いました。

玉置先生、お忙しい中時間を作って下さりありがとうございました。授業づくりの土台となる大切なことを学ぶことが出来ました。
また、7期生の先輩方や8期生の皆の考えがしっかりしていてより自分も頑張らなくてはと思いました。(寺尾)


【澤本】
 こんにちは!8期生の澤本太河です。今回は7期生の先輩方と合同で授業づくりのゼミに参加させていただきました。

 今回は国語の授業づくりということで金子みすゞさんの『ふしぎ』という詩を用いてグループで授業構成を、その後全体で模擬授業を行いました。グループに分かれての授業構成の話し合いでは、7期生の先輩方が経験と知識を活かして引っ張っていただきました。たった1年しか変わらないのにこの経験、知識の差はとても大きなものだと感じました。

 午後からは1期生の先輩である松井先生と牧野先生の授業を視聴して、自分達とは何が違うのか、を比較しながら全体で話し合いを行いました。私が1番違ったなと思ったことは『ふしぎ』という教材の素材を大切にしているということです!自分達が作った授業は、日常にあるふしぎを生徒に考えさせ、それをオリジナルの詩として作成するといった授業でした。
 
 しかし、2人の先生の授業は、詩をしっかりと読み、内容を掴んでからオリジナルの詩を作成していました。内容を掴むことによって金子みすゞの詩を選んだ意味があり、素材を大切にしていました。自分達で考えた授業では国語の要素がなく、ただただ内容のないふしぎを作文にしていただけであり、素材を無視していました。これだと金子みすゞの『ふしぎ』を取り上げる意味がないし、台無しにしていることに気がつきました。 また、丸つけ法やオープンカンニングといった授業テクニックについても学ぶことができました。

 今回の授業づくりのゼミを通して、先輩先生の素晴らしい授業を視聴出来たこと、授業テクニックを学べたこと、7期生の先輩方と交流できたことなど多くの学びを得ることができました。玉置先生、7期生の先輩方、先輩先生のお二方、同期の8期生本当にありがとうございました!(澤本)


【新谷】
 こんにちは!8期生の新谷莉彩です。今回は7期生の先輩方と合同で、授業作りについて構想をしました。

 今回は、国語の授業ということで、金子みすゞさんの『ふしぎ』についてグループに別れて、授業を構想し、模擬授業をしました。

 この授業構想にはこのような授業をしなさいという明確なものはなく、グループによって様々な色が生まれるものとなりました。私たちのグループは、授業構想をしていく中で、7期生の先輩が、こんなのはどうと様々な意見を出して下さったり、8期生が出した案にも凄くいいねと褒めてくださることが多く、凄く自信に繋がりました。先輩方の意見からは、実習先で得た経験の違いを凄く感じ、学ぶものがとても多かったです。また、ジャムボードというツールを活用し、ICTの利便性についても学びました。

 私は模擬授業をおこなったのですが、大学に入ってから模擬授業をほとんどしてこなかったのでとても緊張しました。特に、発問の場面において、授業を構想する時もどうすれば生徒がわかるような、生徒の学びになるような発問ができるかというところに難しさを感じましたが、いざ自分が模擬授業をして発問をすると、その発問の難しさが生徒役の反応によってよりわかるようになりました。 今後は、授業における生徒への発問の仕方についてもっと学んでいきたいです。

 午後からは、1期生の先輩である牧野先生と松井先生の授業を視聴して、私たちが行った授業との相違点について討論しました。そこでわかったことは、私たちは金子みすゞさんの詩をひとつの例として扱っていたということです。1期生の先輩方は金子みすゞさんの詩を一例ではなく、素材として、本文をしっかり読み込んで、詩の世界に入り込ませたり、金子みすゞさんの詩において何が一番大切かということを生徒に明確に学んでもらうような工夫が多くされていました。

 私たちの授業は、金子みすゞさんの詩を素材として扱うことが出来なかったため、『ふしぎ』という題材を取り上げている意味がないことに気付かされました。次回の授業では、教材をしっかり素材として読み込んでいきたいです。

 今回の授業作りゼミでは、多くのことを学び、また、先輩方ともお話することができ、教育実習の経験からわかる生徒の様子から構想する授業作りができ、とても学びのあるものになりました。このような貴重な経験をさせてくれた玉置先生、本当にありがとうございました。(新谷)
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3/3 授業づくりゼミでの学び(久野・高橋・田中)

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【久野】
 こんにちは、7期生の久野舞菜です!昨日、『授業づくりゼミ』に参加させていただきました!

 授業構想、模擬授業、映像授業、と盛り沢山な1日!久々の対面ゼミが嬉しくて、楽しくて、あれから1日経ったのにいまだにホクホクしています(笑)
1日を通して多くのことを学ばせていただきました。その中でも、特に心に残っている事柄について記します!

 それは、玉置先生からご教授いただいた“教材研究は素材研究が5割”です。

 教材研究には、3つのステップがあることを教えていただきました。素材研究→教材研究→指導法研究とありますが、その中でも、素材研究が重要であることを、体験とともに学びました。

 授業構想の中で、私は、いかに子どもを授業に引き込ませるか、活動させるか、楽しませるか…という指導法ばかりに気を取られていました。作品そのものと向き合う素材研究が足りないために、学問的内容の乏しい授業になってしまいました。まさに、“活動あって学びなし”です。

 学びは素材とそこからつくる教材があってこそのもの。指導法は素材・教材を学ぶための手段であることを学びました。“素材研究が5割”を心がけ、まずは、自分が作品そのものを楽しむようにしたいです。

 玉置先生、お忙しい中、私たち7、8期生のためにお時間を割いていただき、たくさんの学びをくださり、ありがとうございました!


【田中】
 こんにちは、7期生の田中です。春休みも気付けば3月で、日が経つスピードのはやさに頭を悩まされています… 悩み事って尽きないものですよね。

 さて、久野さんに引き続き、『授業づくりゼミ』での学びについて書いていきます。

 今回のゼミで1番大切だと感じたことは、自分自身が教材にしっかりと向き合い、分析することです。玉置ゼミでは、丸つけ法や、子どもの反応に対する切り返しなど多くの授業技術を教えて頂いています。授業を考える際に、教えて頂いた授業技術を活かそうとついつい方法を用いることに意識が向いてしまいます。そのため、教材にしっかり向き合うこと、教える前に自分なりによる噛み砕いて解釈することが疎かになっていたと感じました。今回のゼミでの授業づくり、教育実習で行った授業を振り返ってみると、自分自身が教材のことをしっかり理解出来ていない状態で授業に取り組んでいたと反省が浮かびます。

 子どもが興味をもつ授業の工夫や、ひきこむような対応もとても大切だと感じます。ですが、そのベースとなる学ぶことには教材をしっかり教えることが大切になります。そのためには、まずは自分自身がベースとなる教材研究、分析をすることが大切だと改めて感じるゼミの時間でした。

 今回のゼミでは8期生も一緒に活動し、いつもと違う刺激、雰囲気で有意義な時間でした!これからも皆から色々なことを学び、成長していきたいです。


【高橋】
 こんにちは!7期生の高橋奈優です。先日、7.8期生協働ゼミを行いました。その時の学びを綴ります。8期生と深く関わる機会が初めてだったのでとてもワクワクしました。この前までゼミの中で一番下で先輩方から学びをとにかく吸収する側でした。しかし、今度は学びを伝えていく側にもなったことに驚いています。もちろん、8期生から学ぶこともたくさんあるのでお互い学びを深めれる関係でいたいなと思いました。

 では、本題です。今回の協働ゼミでは、金子みすゞさんの「ふしぎ」という詩で授業を作ることと同じ教材で二人の先輩の授業を見るという二本立てでした。

 今回の授業づくりと先輩方の授業視聴を通して、私の中で課題となったのは、「活動あって学びなし」の授業に陥りやすいことです。この課題は、教育実習からあり、全く成長できていないことを思い知りました。私達のグループでは、ねらいを「金子みすゞさんの「ふしぎ」のように子どもたちも詩を作る」でした。そのため、とにかく詩を作ってもらわなくては!の気持ちが先走ってしまいました。そして、教材は子どもたちが詩を作るための一例という扱いをすることとなりました。この授業を受けた子どもは授業の最後に「詩を作るのは楽しかった!だけど結局詩って何なんだろう?宿題で書く日記を短くしただけなのかな?それなら楽で書きやすいよね〜」と言いそうです。

 この授業で子どもたちに伝えたかったのはそんなことではありません。リズムがあることや色の言葉がたくさんあることなど詩特有の表現を踏まえて、子どもたちにも作ってほしかったのです。やはり、現役の先生の授業では、教材の詩を先に深めていました。いくら時間がなくても自由に活動をしてしまうと「楽しい」だけで学びになっていません。

 ゼミで一年間学んできたのに悔しいですね。勉強不足でした。

 最後に、玉置先生。お忙しい中、春休みにも関わらず一日学びの機会を与えてくださりありがとうございました。久しぶりの授業づくり、満足するものはできませんでしたが、やっぱ楽しい!と思えました。8期生の皆さんともお話ができてとても嬉しかったです。きっと初めての指導者側だったのと思いますが私が初めて授業をしたときよりもはるかに上手で堂々としていてすごいなあと心の底から思いました。7期生のみんなと久しぶりにあえて嬉しかった!忙しいけど頑張ろうね🤝

3月3日 授業づくりゼミ(下野・池戸)

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【下野】
 こんにちは、7期生の下野です!3月3日のお雛まつりに、玉置ゼミ7期生8期生合同の授業づくりゼミが行われました。今回は、その際の学びについて綴りたいと思います。

 本ゼミで学んだことは、「素材研究」の大切さでした。「素材研究」とは、教材研究における一番初めの部分です。「この教材だからこそ、学べること」という捉えです。

 私たち学生は、まだまだ経験が浅くどうしても小手先の「指導法研究」に目を向けてしまいがちでした。どうしたら子どもを喜ばせることが出来るのか、どうしたら子どもが楽しむだろうか。そんなことを意識していたように思います。

 もちろん、「指導法研究」の視点も大切なのですが、それは「素材研究」の上に成り立つもの。まず、教師がきちんと教材そのものに向き合わなければ子ども達を学びとして喜ばせることも楽しませることも出来ません。

 教育実習を経た7期生は、やはり先ずは授業技術に目を向けてしまいます。現場だったら?子どもはどんな反応をする?現場に立たせて頂いたからこそ、このような見方が出来るのですが、大事な教材との向き合い方がまだまだ甘かったのだなと痛感しました。

 授業とは奥深い。だから楽しい。

 こんなことも今回のゼミでは学びました。授業って楽しい。それは、色んな視点がどんどんと身についていくからでもあります。

 8期生のみんなは、羨ましい!!!だって、素材研究のことを今回知ることが出来たんだから!必ず教育実習で生きる観点です。7期生は、この視点を元に先ずは教員採用試験の突破が目標です!!!!!授業づくりゼミの翌日は、模試を控えていた7期生。新たな観点を学び、モチベーションが私は湧いてきました!

 玉置先生、お忙しい中私たちゼミ生にこうした企画と学びをとお時間を取って下さりありがとうございます。今回もまた、1つ大きく成長することの出来ました。ありがとうございました!7期生のみんな、8期生のみんな、一緒に学んでくれてありがとう。これからも玉置ゼミ現役生として一緒に玉置ゼミを作っていきましょう☻(下野)


【池戸】
 こんにちは!7期生の池戸です。本日は先日行われた7.8期生協働ゼミでの学びを振り返ります。

 今回は小学4年生の国語『ふしぎ』の授業を考え、模擬授業を行い、現役の先生の授業を見て討論する学び合いでした。

 教育実習を終えた7期生は特に教材研究の中でどうしても指導方法を考えがちです。そのため教材そのものの素材を十分に活かしきれていないことが今日1日で明確にわかりました。なぜ、詩の学習で『金子みすずのこの詩を扱うのか』これこそが本当の教材研究であり、短い時間の中で教材研究を行う教師にとって重要な視点です。

 その中で詩の連に注目させる方法や第4連に注目させるなど指導方法はたくさんあります。どの指導方法でも共通しているのは子供達を自然と素材そのもののに向き合わせるということです。活動あって学びなしの授業ではなく、学びのための活動ができる授業を考えていく力が必要なのだと学びました。

 毎日何時間も授業をする教師が一つの教材研究にかけられる時間も限られているからこそ、今のうちに現役の先生の授業や模擬授業を通して、様々な教材の教材研究をすることが大切です。今回の協働ゼミもそんな貴重な機会になりました。ありがとうございました!(7期生 池戸)

3月3日 授業づくりゼミでの学び(伊藤・柴山・前野)

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 こんにちは、8期生の伊藤、柴山、前野です。3月3日に7、8期生合同で授業づくりゼミが開かれました。今回は私たち3名の学びについて書かせていただきます。

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 こんにちは!8期生の伊藤勇人です。3月3日に玉置ゼミ7期生8期生合同、授業づくりゼミに参加させていただきました。
 
 午前中には、グループごとに分かれ、授業づくりを行ってから、模擬授業を行いました。授業づくりの話し合いでは、7期生の先輩方が経験と知識を通して、8期生を引っ張ってくださいました。先輩方の経験と知識は、すごく勉強になりました。

 模擬授業では、各グループごとに授業の特徴がありました。他のグループと自分たちのグループを比較し、多くの相違点が見られたので面白かったです。
 
 午後からは、教師である先輩方の模擬授業を見た後に、ゼミ生で話し合いました。教師である先輩方の模擬授業では、私たちの模擬授業とは異なり、素材を大事にしていました。素材を大事にすることが、授業の基本であることを学びました。話し合いでは、玉置先生や先輩方の発言から、机間巡視の際には、丸つけ方、オープンカンニングなどの、技術を学ぶことができました。今回の授業づくりゼミでは、玉置先生や7期生の先輩方の経験や知識を学ぶことができ、8期生同士でも意見交流をすることができたので、すごくためになりました。
 
 7期生の先輩方は、ほぼ初対面でしたが、優しく接してくださり、居心地が良かったです。自分自身は、先輩方に任せるのではなく、もっと自分の意見が言えるようにしていきたいです。ありがとうございました。(伊藤)

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 こんにちは!8期生の柴山です。今回は初のゼミ活動ということもあり、ワクワクと緊張でいっぱいでした。

 コロナの関係で、大学に入ってから模擬授業を行う機会が音楽くらいしか無かったのですが、久しぶりに模擬授業を経験できたので嬉しかったです。

 とにかく「元気にやろう!」と意気込んで挑みましたが、児童役の発言に対して「なるほど!」とワンパターンでしか返答できなかったり、授業の進行を追うことに精一杯で全体を見渡す余裕がなかったなど様々なことに気づけました。

 1から短い時間で授業づくりをすることは難しく、「国語科として適切な授業のねらいってなんだろう」の段階から壁にぶつかりました。また、「どのように教えよう、説明や発問はどうしよう…」と指導法を考えるのに一生懸命になってしまい、子どもが作品の世界に没頭できるような工夫や過程が疎かになってしまいました。この人の作品でなければできないという要素を大切にし、授業を行うためにまずは作品を味わってもらうための素材研究が大切だと思いました。

 なにもわからない中、協力してくれたグループのメンバー、動画を提供してくださった先生、玉置先生ありがとうございました。(柴山)

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 こんにちは、8期生の前野です。3月3日の授業づくりゼミで学んだことについて書いていきたいと思います。

 今回の授業づくりゼミで1番印象に残ったのは、授業を作る上で授業の根幹である”素材”を疎かにしてはいけないということです。

 今回のゼミでは金子みすゞの「ふしぎ」という詩の教材を用いてグループに分かれて授業を作り、代表者が模擬授業を行いました。そして、玉置ゼミ生の先輩で今は教師をされている方が「ふしぎ」を扱っている授業を見て、自分達が構想した授業と比較しながら学ぶという内容でした。

 実際に授業を作って感じたことは、限られた時間の中で授業構成を考えようすると、どうしても授業の進め方や活動をどうするかということに気をとられがちだということです。しかし、教材研究をしていく上で、指導法ももちろん考えなければいけませんが、まずは授業で扱う素材の研究を重要視しなければいけません。玉置先生から、野口芳宏先生の教材研究の考え方についても紹介していただきました。野口先生は教材研究を素材研究、教材研究、指導法研究の三段階に分けて考えており、最初の素材研究が最も重要であると考えています。

 将来教師になったときには、1時間分の授業を作るのに長い時間はかけられません。短い時間の中で何を考え、学ぶかは”素材”にしっかりと着目することで見えてくるということが分かりました。他にも授業技術について、教科ごとの正解となる答えの捉え方についても学びがありましたが、1日を通して特に授業づくりのどこに重きを置き、どのようなことに気を付けていくべきかを学ぶことができました。

 今回、既に教育実習を終えられた7期生の先輩方と一緒に授業づくりゼミを行ったことは大きな学びになりました。また、このような機会を設けてくださった玉置先生にも感謝しています。また、ゼミ生みんなで学べる機会があれば、是非参加したいです。(前野)

采女先生から学ぶ会での学び(丹羽、久野、柴山)

 玉置ゼミ7期生の丹羽、久野、8期生の柴山です。2月25日に、zoomにて"采女先生から学ぶ会"を玉置先生に開いていただきました。今回は、参加させていただいた、私たち3名の学んだことについて書かせていただきます。

【丹羽】
 こんにちは。7期生の丹羽真琴です。

 私がこの会で特に印象に残ったことは、"授業が生徒指導だ"ということです。話の中では、"学ぼうとしている子供たちは心も荒れない"ということから、細かい規律ではなく、「子供たちの学びを保障していくことや学ぶ力を引き出していくことが大切」だということの大切さを感じました。

 振り返ってみると、自分が中学生のとき、周りの友達が少し荒れていたから、自分も規律とかは破っていました。自転車で登校したりすることも何度もありました。(バレなさそうなところに止めていましたが。)

 でも、その時の自分を振り返ったとき、学ぼうとする姿勢はあまりなかったなと思ったので、今になって学ぶことと心の繋がりを感じることができました。

 他にも、話の中で、人間関係づくりのグループワークトレーニングに興味を持ちました。それは、自分が卒論で研究している"自己肯定感"に繋がる部分があると知ったからです。教科の授業だけではなくてその授業をすることで、認められる場所があることや、他者との関わりの中から自分のよさを知れる機会があること、とても素敵だなと思いました。

 今回、自分の視点では知らなかったり気づけなかったりした"生徒指導"について深くまでしれたこと、面白かったし自分のためになりました。采女先生、玉置先生、ゼミ生のみなさん、とても素敵な学びを、素敵な時間を、ありがとうございました。


【久野】

 こんにちは。7期生の久野舞菜です。昨日、『采女先生から学ぶ会』に参加させていただきました。交通機関の乱れにより、途中参加となってしまいましたが、短い時間の中で多くのことを学ばせていただきました。その中でも、私が最も大切にしたいと感じた事柄について記したいと思います。

 それは、学び合いの本質についてです。学び合いは、グループワークそのものではなく、グループワークを通して育まれる対話にある、ということを学びました。

 他者の意見を聞き、自分の意見と紐づける。互いの意見を吟味する中で、新たな考えをつくっていく。それが、対話であり、学び合いであると教えていただきました。

 対話を生み出すグループワークのために、教師として2点に心掛けたいです。
・事前知識不要の内容を取り入れることで、誰もがのびのびと参加できるようにする。
・答えが多種多様になる投げかけをすることで、子どもが互いの違いを聞き合えるようにする。

 私の地元、愛知県安城市では、学び合いを大切にした教育を行っています。学び合いをさらに促進させる安城の新米教師として活躍できるよう、今回学んだことを存分に生かしていきたいです!

 今回も学び盛り沢山!とても贅沢な時間を過ごすことができました。お忙しい中、心に残る素敵な学びをくださった采女先生、このような場を設けてくださった玉置先生には感謝の気持ちでいっぱいです!!本当にありがとうございました!!(久野)


【柴山】
 こんにちは!8期生の柴山です。2月25日に采女隆一先生から学ぶ会に参加させていただきました。今回は、セミナーで学んだこと、感じたことについて記事にさせていただきます。

 釆女先生のお話を聞くまでは、授業自体が生徒指導に大きくつながるという考えは私の中にありませんでした。しかし、話を聞く中で「学ぼうとする子どもたちは心も荒れない」ということはまさにその通りであり、「学ぶ姿勢を身につける」ということは「人の話を聞く姿勢をつける」ことであるということだと思いました。

 その姿勢を身につけるための授業として、人間関係づくりのグループワークを取り入れることが効果的であることを学びました。教科の授業では「自分の意見を出しにくい」や「人の意見を聞いてもわからないから聞かない」という子であっても、教科外の授業で「それなら話し合いに参加できる!」と思える題材でグループワークを行うことで、子ども同士が自然な関わりの中でお互いの一面を知っていくことができます。

 また、色んな意見をまとめて一つにすることを目標としないグループワークを行うことにより、どんな子でも意見を言いやすく「人の意見に耳を傾ける」や「色んな意見を聞きながら、話すことで自分の意見をまとめる」ことがしやすくなるという利点があるのではないかと考えました。

 人間関係づくりは全て「聞くこと」から始まり、「聞くこと」は「話すこと」の根幹なのだと思いました。なので、まずは誰もが授業に参加し「聞く」という気持ちを持てるテーマでグループワークを行っていけるような促しをしていきたいと思います。教科の授業であっても、最初から「今日の授業は聞く気が起きない」とどんな子にも思わせない工夫をしていけるようにしたいとおもいます。

 余談ですが、自己肯定感はやはり、人との関わりの中で育まれていくことであると思いました。人との関わりを通して「自分ってこんないいところがあったんだ!」と気づき、自分の新たな一面を知ることにもつながるため、人と話す場面はとても重要だと思いました。

 釆女先生のセミナーをお聞かせいただき、新たな気づきがたくさんありました。本当にありがとうございました。(柴山)
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采女先生から学ぶ会(7期生池戸・岡)

 玉置ゼミ7期生の池戸です。今日は現役の校長先生をされている采女先生から学んだことを記事にまとめたいと思います。

 一つ目のキーワードは『授業が生徒指導』です。采女先生は生徒指導とは授業の中で「静かにしなさい、教科書を開きなさい」という指導ではなく、子どもたちの人間関係を育てることつまり子ども自身を育てることが子どもたちの心の安定に繋がり自然と豊かな生活の学びができるとおっしゃっていました。そのために有効なのが人間関係の授業です。

 この人間関係の授業のポイントは『誰もが参加できること』です。玉置流授業作りの中で学んできた導入では誰でも答えられる発問をすることつながる部分で、いかにこれが人間関係づくりにとって重要か実感しました。

 グループワークが重視される教育現場ですが、なぜグループでの学びが必要なのでしょうか。それは対話から生まれる新たな学びがあるからです。私もよく人と話していると自分の考えが明確になったりします。これこそが学び合う学びの形だと再確認できました。

貴重な現場でのお話などに触れるとやはり学びは広がります!本日も良い学びができました。ありがとうございました!(7期生 池戸)

 こんばんは! 7期生の岡です。今日は現役の校長先生である采女先生から学んだことについて記事にさせていただきたいと思います!

 今回のキーワードは「授業が生徒指導」だと思います。これは「授業で生徒指導」とは違います。今回はこの違いが話を聞いていく中で自分の中ですっきりしてきた感覚があります。授業の中で指示を与えて守らせることだけが、先生が授業の中で行えることではなく、授業を通して、子どもたち同士の関係づくりをしていくこともとても重要だなと思いました。

 たしかに、授業の中でも勉強が苦手な子でも、授業の中で子ども同士に関係があれば取り残される可能性も少なくなるなと感じました。だからこそ、「授業が生徒指導」になっていなければいけないんだなと感じました。

 しかし、話を聞いていると実際に行うことは今の自分では難しいなと感じることもありました。そのため、授業を考えるときには1つでも関係が作れる問いかけを入れるように意識してみようと感じました。色んな人の話を聞きながら、少しずつ自分のものにできるように頑張ろうと思います!今回はありがとうございました!(7期生 岡)
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采女先生から学ぶ会での学び(今井・吉久・前野)

 こんにちは、7期生の今井、吉久、8期生の前野です。先日25日、玉置先生が声をかけてくださり、采女先生から学ぶ会をzoomにて開催してくださいました。今回は、私たち3名の学びについて書かせていただきます。

 今回は、「授業が生徒指導だ」ということ、「グループで答えを1つにまとめない」ということの本質を学びました。

 「授業が生徒指導だ」というのは、「授業で生徒指導をする」のではなく、子どもの学ぼうとする力を育てたり、他の子の意見から学ぶ力を育てることが大切だということです。「学ぼうとしている子は、心も荒れない。」と荒れていると有名な中学校の生徒指導主事を経験した采女先生がおっしゃっていたのも印象的でした。

 「グループで答えを1つにまとめない」というのは、捨てられてしまう意見を減らし、一人一人の意見を大切にするために、グループで答えを1つにまとめさせないということです。しかし、子ども全員の意見を聞いて授業は出来ません。そこで挙手制ではなく、グループワークを取り入れる意味は、少人数なら発言できる子が意見を発表できるためです。そして、グループワークで他者の意見を聞くことによって、幅が広がり、繋がって自分の意見が出来ていきます。また、他者と交流し学んだということが、子どもの中で残っていくのです。

 今回学んだ2つのような簡単なフレーズは、頭に入ってきやすく、理解した気になってしまいますが、そこを今回深く掘り下げて、考えることが出来、とても充実した時間でした。(今井)


 私が特に印象に残ったことは「授業が生徒指導だ」という言葉です。
 
 この言葉を聞くまで、私は生徒指導と言えばルールを作るというイメージが強かったので、授業中に何かルールを作るといった「授業で生徒指導をする」という認識でした。

 その授業では、グループワークを取り組むことで、積極的に発言したり友達の意見を聞いたりする子どもが自然と増えるそうです。その学ぶ姿勢が育まれることで心が荒れることはなくなることを学びました。このことから、学級の人間関係を形成していくグループワークの大切さを知りました。
 
 具体的にはどのようなグループワークをされているのだろうと疑問に思った時に、ある問題を提示して頂きました。それは、「丸の上に線を引いてください」というシンプルな問題です。私はまっさきにリンゴのようなイメージで丸い図形の上に縦棒を引きました。ですが、皆と書いたものを共有してみると、私と同じ書き方をした人がいません。それどころか、丸と線を重ねた図形、棒が縦や横、図形ではなく漢字で表記などなど…いくつものパターンの図形が提示されていたのです。

 このグループワークを通して、正解はいくつもあるということを知り、自分の考えの幅や視点が広がることを実感しました。それと同時に、私の発信の仕方が把握出来たり、もっと友達の考えが知りたいという気持ちが自然と湧き上がってきたりしました。他者と交流することで、気づけなかったことに気づけ、より一層自分の学びが深まることを体感しました。グループワークを行う場面で、「グループで一つにまとめなさい」という指示を聞くことがありますが、それはとてももったいないことなのだと思いました。
 
 この私が感じたことを大切にして、現場に出た時も子ども同士の考えが深まるようなグループ交流を取り入れていきたいと思います。貴重なお話をありがとうございました。(吉久)


 今回、采女先生から生徒指導や授業づくりについてお話を聞いて子どもの学ぼうとする姿勢を引き出すことの重要性を学ぶことができました。

 今回学んだ内容の中で「授業で生徒指導をする」のではなく「授業が生徒指導だ」という言葉が印象的でした。この言葉で私自身の生徒指導についての認識が大きく変わりました。授業内で規律を守らせることによって生徒指導をするのではなく、授業を通じて子どもの学ぼうとする力を引き出すことで心の荒れない子どもに成長してもらうことを目的とした生徒指導が重要であることが分かりました。

 また、グループワークの本質についても学びました。グループワークは学び合いの方法として授業で多く取り入れられています。しかし、グループで意見を1つにまとめてしまうと効果的な学びにはならないということを学びました。ゼミ生での意見交流の中で、意見を言いたがらない子を作らないようにするため、意見を1つにまとめる過程で子どもたちの意見の一部分を捨ててしまうことがないようにするためにグループワークでは意見を1つにまとめないようにする方が良いという意見が出てなるほどと思いました。学び合う学びとは、子どもたちが様々な意見に触れ、対話を重ねる中で自分の意見をより深めていく学びであると思います。

 今まであまり触れてこなかった生徒指導や授業づくりの本質について学ぶことができ、良い機会をいただけたことに感謝しています。(前野)

 経験を基にした貴重なお話を聞かせてくださった采女先生、采女先生と私たちゼミ生を繋いでくださった玉置先生、ありがとうございました。また、共に学んだ7期生、8期生のみんなにも感謝です。これからも多くのことを学び合いましょう。(今井・吉久・前野)
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采女先生から学ぶ会での学び(7期生下野・田中、8期生寺尾)

【下野】
 こんにちは、7期生の下野です!2月25日 Zoomにて、采女隆一先生から学ぶ会が開かれました。

 本回では、「授業が生徒指導だ」「人間関係の学び」「学び合う学びに必要なグループワーク」の3つについて采女先生のご教授の元、学びを深めさせて頂きました。

 上記3つは、繋がりのない話題にも見えますが、実は深い繋がりがあります。

 「授業が生徒指導だ」その為の子どもの育て方に「人間関係の学び」はとても必要です。他者の意見や良さを知る、自分の良さを知ることがら「人間関係の学び」ですから、授業そのもので生徒の心を掴むといった「授業が生徒指導だ」の根底となります。
「人間関係の学び」により培った対話力、良さを知る力を「授業が生徒指導だ」の想いを持
 って教科指導にあたれば、自然と主体的で対話的な深い学びが形成される「グループワーク」が誕生するということです。

 つまり、「人間関係の学び」→「授業が生徒指導だ」の想いを持っての教科指導→主体的で対話的な深い学びの形成される「グループワーク」といった流れです。

 この3点の流れを知ることができたことがとても宝物です。教師となった時、必ず役に立つ学びでしょう。

 采女先生、遅くから私たち玉置ゼミ生のためにお時間を割いて下さりありがとうございました。貴重なお時間でした。玉置先生、すごい人と出会わせてくださりいつもありがとうございます。そして、一緒に学んでくれた7期生8期生のみんなもありがとう!みんなのおかげでとっても素敵な時間となりました!!!(下野)


【寺尾】
 こんにちは!!8期生の寺尾です。今回はZoomでの采女先生から学ぶ会に参加させて頂きました。

 その中でも私自身が印象に残っている「学び合う学びを行うためのグループワーク」について記事を書いていこうと思います。

 采女先生はお話の中で、グループワークを行い、グループの意見をひとつにまとめることは本当の学び合いではないということを仰っていました。そこで、なぜグループワークを行うのかということについて考えました。

 その中で出た意見のひとつに、「他者の意見を聞いて自分の意見を明確にすることができるから。」というものがありました。それを聞いた時に私は非常に納得しました。

 私は自分の思っていることをすぐに言語化することが得意ではありません。これはどういう事なのかとか、どう思ったかと言われた時に、他の方のように上手く言葉でまとめられません。言葉が詰まってしまい自分の思いを伝えきれることができず後悔することもあります。

 そのため、他者の意見を聞きつつ、自分の考えに近しいものと結びつけて、自分の意見を自分の言葉でまとめ発表することができるようになることがグループワークの良さのひとつなのではないかと考えます。

 対話の中から生まれた学びは一方的に聞いたことから得る学びとは異なる、この言葉からもグループワークの重要性を汲み取ることができました。

 これからは先に述べた自分の悩みを克服するためにも、グループワークをするときに今回学んだことを意識していきたいなと思いました。

 采女先生、今回は貴重なお時間をいただきありがとうございました。自分を見つめ直すきっかけにもなりました。この会で学んだことを生かしていけるよう頑張っていきます。(寺尾)


【田中】
 こんにちは!7期生の田中です。髪の毛を切ったら、玉置先生に「一段と男前になったな」と言って頂き、内心結構喜んでいます(笑)。今日は2/25に行われた勉強会について記事にしていきます。

 今回の勉強会では、グループワーク及び意見交流の大切さについて学びました。教科の内容についていけない児童・生徒でも、答えることが出来る内容についてグループワークを行ったとします。すると、普段は勉強を苦手としていて、中々発言できない子どもから発言を引き出すことが出来ます。その結果、その子がもっている良さや側面を新たに見つけることが出来たり、その子自身も認められることで居場所や自己肯定感をもつことが出来ます。

 加えて、グループワークは少数の場での発言なので、全体に比べ話すハードルが低くく、話しやすいことも発言に繋がります。

 このように、教科では中々活躍することが出来ず、学びから逃避してしまう子どもにもグループワークを入れることで変化がうまれると感じました。

 少し話が変わりますが、グループワークで1つに絞るか否かという話題で話をしました。どちらにも良い点悪い点があると思います。自分が実際に行う際にそれぞれを使い分けられるように様々な視点をもちたいです。

 1時間という短い時間でしたが、とても有意義な時間でした。ありがとうございました。(田中)

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東濃高校キャリア教育プログラムでの学び(池戸)

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 こんにちは!7期生の池戸です。年が明け、教採に向けての勉強や卒論への取り組みが本格化して毎日変わらない日々を過ごしています(汗)そんな私ですが2022年はとことん雪に嫌われ、先日は大雪の日に携帯紛失大事件が起こり、ある意味ついてる一年かもしれません、、笑


 さて、今回は先日ご縁があり参加させていただいた『NPO法人 縁塾 東濃高校キャリア教育プログラム』での学びをまとめたいと思います。

 まず縁塾とは岐阜県可児市にあるNPO法人で、学校と地域をつなぐコーディネート団体です。地域課題解決型キャリア教育と題して学校や議会や行政や地域と連携し、キャリア教育の推進を図り、地域の未来を担う人材の育成と持続可能な地方創生を目的に活動しています。

 今回、私の卒論のテーマが『キャリア教育』ということで、このプロジェクトを紹介してもらい、参加することになりました。私たち大学生が参加したのは第1回〜6回までのプログラムのうちの4回目となる『企業インタビュー』でした。コロナの関係で、オンラインで企業、高校、大学生が繋がり【働く価値観】について考える時間でした。

 キャリア教育を研究していると様々な事例が出てきます。しかし、具体的なイメージが湧かないのです。なぜなら私たちが小学生、中学生、高校生の時にはここまでキャリア教育は重視されていなかったからです。今回オンラインではありましたがキャリア教育の現場に立ち会ったことで、これからのキャリア教育の在り方、可能性が広がりました。
 このキャリア教育プログラムの素晴らしい点は高校生がまず自分の働く価値観を明確にする、つまりキャリアアンカーを自覚することです。高校生のうちにここまでキャリアアンカーを明確にすることは簡単ではありません。そして、今回の企業インタビューを通して実際に働いている人のキャリアアンカーに触れることで新たな価値に気がついたり、自分の働く価値がさらに明確になります。このキャリア教育は高校だけでなく、生徒の実態に合わせれば中学校、小学校でも実践できます。
 またキャリア教育で大事なのは『非日常的な経験をすること』だと学びました。非日常的な経験には生徒たちにとって、これからのキャリアの一部になるかもしれないという大きな可能性で溢れています。

 キャリアとは100人いたら100通り存在するものです。いつ、どこで、なにがきっかけになるかなどわかりません。今、私が教師を目指したもの、たまたま恩師に出会い、この大学に入学して、玉置ゼミに入り学んでいるからです。だからこそたくさん経験する場を与えることがこれからのキャリア教育で教師が大切にしていくべきポイントだと思います。

 私は今回生徒と企業の方をつなぐ授業者という立場で参加しましたが、今まさに職業決定間近にいる私自身がこれからの自分のキャリアについて考える学びの日となりました。今回の経験を活かして、卒論テーマのキャリア教育とさらに向き合い一年後の卒論発表会で発表している自分の姿や、自分流のキャリア教育を現場で実際に行っている姿を想像するとワクワクが止まりません!!
今回のご縁に感謝して、卒論も頑張っていきたいと思います!!
 
これ以上書くと卒論に書くことがなくなるのでこの辺にします!!(笑)(7期生 池戸)

2年間の振り返り(池戸)

 こんにちは!玉置ゼミ6期生の池戸です!なんと今日、4年後期の成績が出て4年間で1単位も落とさずに卒業できることが決まりました!よかったです!(笑)。

 さて、久しぶりに記事を書く今回はこの玉置ゼミでの2年間の学びを振り返っていきたいと思います。

 最近、大学生活を振り返ることがよくあります。そしてそのたびに自分は良い選択をしたなと思うことがあります。一つ目は柳というサークルに入ったことです。これについてはここで書くと長くなるのでまた別の記事で書きたいと思います。

 そして二つ目が玉置ゼミに入ったことです。初めはどこかの教職ゼミに入りたいという漠然とした思いでした。でもゼミに入ってみて、同じ6期生とともに玉置先生の元で学んで、沢山の学びと素晴らしい先生方に出会わせていただきました。玉置ゼミで学んだことは私の自信であり、私の軸です。

 最近、玉置先生から自分に自信を持つということに関する課題をいただきました。私は自信というのは過去の自分を誇りに思うことだと思います。過去の自分がどれだけ努力したか、あれだけ頑張ったんだから大丈夫だ。そう思えることが自信を持つということだと思います。その意味で私はこの2年間、最高に充実したゼミ活動ができたと胸を張って言うことができます。

 玉置ゼミに入ってよかった。6期生がこのメンバーでよかった。そして、ゼミ長をやってよかった。と本気で思っています。玉置先生、2年間本当にありがとうございました!でもまだまだお世話になりたいです!(笑)。6期生のみんな、今までありがとう!これからもよろしく!(池戸)
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2年間のゼミ活動を終えて(中野 )

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 こんにちは。玉置ゼミ6期生の中野です。

 4年間の大学の授業が全て終わり、玉置ゼミでの活動も終了しました。これから良き教員として教団に立てるように玉置ゼミでの学びをしっかりと活かしていきたいと思います。今回の記事では、2年間の玉置ゼミでの活動を振り返りたいと思います。

 玉置ゼミでは本当に多くのことを学びました。学級経営のことや、授業技術などをたくさん学びました。そして、実際に教育実習では、ゼミで学んだことを意識しながら授業を行ったところ、担当の先生方にで褒めていただき、やはり玉置ゼミで学んだことで教壇に立つための力がついてきているのだと実感し、嬉しく思いました。

 玉置ゼミで学んだことの中で1番心に残っていることは、「学び合い」の大切さです。ゼミでは、さまざまな活動を行い、そのたびにゼミ生で意見を交流しあい、様々な考え方を聞くことで、自分の意見をより深いものにしていました。人の意見を聞くことによってより自分の意見を深くし、人に自分の意見を伝えることでより自分の意見が明確になることが分かりました。仲間と高め合うということはこういうことなのかと思いました。教員採用試験の勉強の期間でも、みんなでわからないところを聞き合い、教えあい、みんなで高め合って乗り越えられたと思います。これからもさまざまな機会で、このように周りの人たちと「学び合い」をしていきたいと思いました。

 最後にはなりますが、教師になってからも、玉置ゼミで2年間学んだことを活かして、しっかりと周りの教員の仲間たちと「学び合い」ながら、人としても教師としても成長していけるように頑張りたいと思います。このゼミに入って沢山の学びを得られて本当によかったです。 (中野)

「これからの学校教育・文化を展望する」玉置先生の講演会での学び(丸山)

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 2月3日の小牧市文化協会主催文化講演会に、本学1年生の丸山君が参加してくれました。感想を頼んだところ、以下のように熱い感想を届けてくれました。資料を配布したわけではないのに、よくぞここまで記録してくれているものだと感心もしました。ぜひ読んでください。

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 こんにちは。教育学部一年の丸山託生です。先日,玉置先生の講演「これからの学校教育・文化を展望する」へ参加しました。会場は玉置先生の地元愛知県小牧市。その際の学びについて書きたいと思います。

 まずなんと言っても会場の熱気が凄まじかったです。会場に着くと,玉置先生の顔写真入りポスターがこれでもかという程に貼られており,玉置先生の偉大さを再認識するとともに,親子で笑みが溢れてやみませんでした。

 講演会は,「コロナ禍での不要不急の自粛に伴って,学校教育・文化の意味が問い直された」という話題から始まりました。「修学旅行は不要不急か,落語の寄席は不要不急か」など,どなたにとっても身近でイメージしやすい例を挙げ,その上で「学校の役割は?」と問いかけました。調査の結果によると,学校は「1健康保障 2つながり保障 3学力保障」の三つの機能を持っていることが明らかになったそうです。

 続けて,中原淳立教大学教授の研究「新型コロナウイルス感染拡大による学校閉鎖が中高生の学習にどのような影響を与えたのか」について紹介されました。研究の結果,学校と子ども,子ども同士のつながりが休校時の学習時間に影響していることが明らかになったそうです。つまり,「つながりを保障することは学校の重要な役割である」ということが,コロナ禍を通して明らかにされたことを学びました。

 また,令和の日本型教育の特徴として,1指示されてやる学習ではない「主体的な学び」 2学習を自己調整する「個別最適な学び」 3自分一人で完結させない「対話的な学び」が挙げられるとされ,特に3の「対話的な学び」においては,わからないことを聞く力(他者に依存する力)が重要であると学びました。

 最後に,GIGAスクール構想にも触れられ,GIGA教育のステップ0として玉置先生と株式会社EDUCOMが協力して開発された「心の天気」の運用についてもお話しされました。

 「心の天気」は,子どもが自分の心の状態を客観視し,教師がそれをcatchすることで”つながる”オープンクラウドであり,学校の役割に合致しているという結びで,まさに落語の一席のようにわかり易く,笑いに溢れた講演でした。

 その他にも,「文化的実践」「学びのドーナッツ」などのお話もされ,ここには書ききれないほど充実した内容の90分間でした。

 令和の日本型学校教育では「自分で疑問を持ち,考えを深めて学ぶこと。そして,その仕組みを構築する力」が必要とされています。私自身も,積極的に講演会などの機会に参加して視野を広げ,多角的に学ぶことを通して,教育に関する学びを深めたいとあらためて思いました。玉置先生、ありがとうございました。(丸山)

EDUCOM小森さんのお話を聞いて感じたこと(前野)

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 こんにちは!8期生の前野です。先日、EDUCOMさんからchromebookを貸していただけるということで、本社にお邪魔しました。そこで、会社のことや開発されているシステムについて質問させていただいたので、お聞きしたことを書いていきたいと思います。

 担当してくださった小森さんのお話の中で印象的だったのは、私たちも使っているスクールライフノートの「心の天気」の活用についてです。児童生徒が日々の気持ちを天気で表すことで教師が児童生徒の心の変化を確認できるのが特徴ですが、小森さんはこの「心の天気」を部下の方とのコミュニケーションツールとして使っているそうです。教師と児童生徒という関係性でなくても、天気を通じて相手の心の状態を見ることでコミュニケーションが取りやすくなったそうです。相手のちょっとした心の変化を知ったり、日常の中で何に心が動かされたのかを知ったりするのはコミュニケーションを取る上で非常に重要なことだなと感じました。

 また、EDUCOMの方が学校現場に出向いてシステムや製品に関してサポートをすることがあるそうで、その時には、教育を良くしたいという思いは教師と同じだよということを教師側にも伝わるように心を開いて接することを心がけていると仰っていました。学校の先生との関わりを大事にしている姿勢があるからこそ、多くの学校でスクールライフノートが受け入れられ、活用が進んでいるのだろうと感じました。

 スクールライフノートの説明や小森さんの仕事に関するお話を聞いて、コミュニケーションの重要性や教育現場に限らず相手の心を知る方法としての「心の天気」の可能性を感じました。

 教師を目指す立場の私たちがEDUCOMさんの開発するシステムを使わせて頂くのは貴重な経験で有難いことです。将来学校現場に行ったときに子どもたちとのコミュニケーションツールとしてICT機器を上手く活用していけるよう、まずは、自分が子ども目線で体験してみて子どもたちはどんなことを感じるのかを知っていきたいと思います。EDUCOMさんの開発したスクールライフノートを活用して、何か少しでも力になれるように、とにかく使い倒すことと活用する上で気づいたことをお伝えできるように頑張っていきたいと思います!(前野)

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