最新更新日:2024/04/22
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訪問研修「森の道標」東小(2年算数)

 2月16日(木)東小学校2年生算数「たし算とひき算―ちがいはー」の授業参観をさせていただきました。指導者は武田真里奈先生です。
 あわせて、のこりは・・など合併と求残を学んだ子どもたちが“ちがいは”という概念を学ぶ学習です。武田先生は、この“ちがいは”の算数的な意味をどのように子どもたちに実感としてとらえさせるかを考えられていました。一般に二年生の段階では“多い、少ない”は体験的に分かっていても“ちがい”の言葉や算数的な量感覚までは気づくことはできないのではないかと思われます。武田先生は、前時までの課題の復習を丁寧に行なった上で、本時は赤・青の二本のテープを用意しました。重ねたり離したり、また重ね方を赤・青を反対にするなど子どもたちの視覚に訴えました。「青の上に赤をのせた方がいいよね!」と子どもたちのつぶやきが聞こえるようになりテープ図上での“ちがい”に気づいていきました。子どもたちは、この“ちがい”を復習とテープ図の繰り返しの移動で理解していきました。この中心的課題が理解できると次の数処理は容易に気づき、“ちがい”には“多い、少ない”の二つの意味があることへとつながっていきます。また武田先生は、子どもたちにテープ図を用いて“説明する力”を養いたい思いがあります。本時では、子どもの考えを皆の前で発表する機会をその都度設けておりました。一つの発表をつなげていく研修も十分ではありませんでしたがさせていただきました。


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訪問研修「森の道標」東小(5年算数)

 2月14日(火)東小学校5年生算数「立体」の第一時の授業参観をさせていただきました。指導者は永倉一将先生です。
 始めに子どもたちの知っている立体を確認しました。直方体、立方体、球です。次に教科書に載っている活動のおおまかな様子を確認し、本時のめあて「形当てゲームをしてナイスなヒントを考えよう」を板書しました。本時に登場する立体は全部で7種類です。四人グループに分かれ役割分担をして開始です。ブラックボックスの中にある立体を手の感覚だけを使ってヒントを言います。どの班も未知の立体に触れるドキドキ感と何だろうという関心をもって参加しています。すべすべしている、ごつごつしている、とがっている、いたい、まーるい(丸い)、ころがらない・・・子どもの素直な表現があちこちに見られます。中には、平らが二つある、角がある、面が多い・・などとこれまで学んできた用語を使っている子どもも出始めました。ここにグループで学ぶ意味があると思うのです。例えば「すべすべしている」と言った子と「平らな面」と言った子、「とがったところが多い」と言った子と「かどが8こ」と言った子がグループ内で学びあっているのです。言い換えればそういうことか、と算数的な表現に気づいていくのです。この算数的な表現に近づいていくことがナイスなヒント(本時のめあて)になっていくものと思われます。永倉先生は最後に各グループの発表から「辺や角(ちょう点)、面の数などがナイスなヒントにつながる」とまとめました。次時は子どもたちから出た様々な特徴が一つの立体名となります。
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早春の自然散歩(せせらぎ公園)

 2月10日、地域自然素材の教材化を進めるために、職場の隣にある「せせらぎ公園」を訪ねました。昼休みを使っての短時間の散歩ですが、暖かさに誘われてか、お母さんと子どもたちの歓声が聞こえてきます。そこへ、カメラ片手の背広姿おじさんの登場ですから、怪訝な視線を感じてしまいました。そんな視線には慣れっこですから、私は何とも気にしませんが、視線を送った側のお母さん方はやや緊張気味に私の行動を覗っています。中には、急いで自分の子どもを自分の近くに呼び寄せるお母さんもいて、これには少々参りました。こんな「安全なおじさん」はいないのにです。
 さて、暦の上ではすでに立春を過ぎていますから「春」なのですが、こう何回も厳しい寒波が続くと、春はまだまだ先に感じてしまいます。ところがどっこい、公園にはいち早く春の到来を感じた生き物たちが、たくさん動き始めていました。啓蟄(二十四節気の一つで、おおよそ3月6日頃)にはまだ間がありますが、動き始めた生き物たちの姿をお届けします。この時期の、暖かい日の公園散歩はお勧めですよ。
 小鳥の鳴き声が聞こえてきます。メジロ、アオジ、ホオジロ、ウグイス。一番多いのはアオジでした。アオジは、愛鷹山麓や箱根山麓の照葉樹林を好みます。ですが、寒い冬季には、標高の低い所まで下りてきます。市街地の公園のブッシュでも普通に見つけることができます。割と数羽の集団でいることが多いので、金属的な強い「チッ」という地鳴きが次々に聞こえ、あっという間に移動していきます。急に近づくと、ブッシュの中でじっとして全く動きませんし鳴きません。まるで忍者のように、雲隠れの術が得意技です。
 桜が何本か植えられていたので、じっくり探すとありました。たった1輪ですが、サクラが咲いていました。花壇の水仙は満開です。梅の花は3分咲き、春はまだまだのようです。
 地面に目を落とすと、タチツボスミレが咲いていました。ずいぶんと気の早いやつです。ホトケノザはいい感じで赤色を放っていました。「セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロこれぞ七草」に歌われている「ホトケノザ」ではありません。歌中のホトケノザは、和名「コオニタビラコ」のこと(諸説あります)、赤い花のホトケノザは、有毒植物ですので気をつけてください。当然、七草がゆには入れません。コオニタビラコを刻んで入れます。
 悲しいことに、やはり「せせらぎ公園」でも、飼い犬の糞、捨てたばこ、捨て空き缶が目立ちました。いったい日本の大人たちはどうなっちゃっているんでしょうか。残念です。 
 せせらぎ公園の中心には湧水があります。こんなに寒いのに、光り輝く湧水の底には、水中植物や藻類が緑色に輝いていました。温かい湧水だからでしょうか、下流にはタネツケバナがもう花を咲かせていました。
 栗の木が2本あります。東端の栗の木の下は、昨年の栗のイガでいっぱいでした。薄くて食用にしないで捨て置かれた栗の実も落ちています。「残されて 一人寂しい 春の昼」   文責:学びの森 小泉隆嗣
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第6回夜のカフェ 参加者募集中です

学びの森講座「夜のカフェ」は、「ちょっと一息、いい話」をコンセプトに、教職員の知的好奇心の探究や、日々の生活や心を豊かにすることに主眼をおいている講座です。

現在「第6回夜のカフェ講座」の参加者を募集しています!

**第6回夜のカフェ講座**
2月20日(月)18:15〜19:30
裾野市役所 地下「多目的ホール」
○家族の話〜子供の成長〜(伊藤賢一先生)
○『ハナミズキ』を口ずさみませんか?(岡山宗稔先生)

講師は、静東教育事務所地域支援課の先生方です。

申込み〆切りは、2月13日(月)までです。

学びの森だより第12号の参加申込書にご記入いただき、学びの森までファックスしてください。(FAX 055−995−4904)

学びの森だより第12号29.2.1
(↑ ここからどうぞ〜♪)

飲み物片手に、楽しいお話に耳を傾けるリラックスした雰囲気で開催しています。気軽な気持ちで参加できます。
お仕事帰りに、市役所へちょっと寄り道して、日頃の忙しさを忘れ、夜のカフェで気分転換しましょう。

今回の講座は今年度の最終回になります。ぜひお見逃しなく!
皆様の申し込みをお待ちしています。

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真冬の自然散歩(偕楽園)

 1月31日、地域自然素材の教材化を進めるために、偕楽園を訪ねました。冬真っ直中とはいえ、前日からの暖かな陽気に誘われてか、サクラも3輪ほどすでに咲いていました。梅は8分咲きで、見頃を迎えています。ツバキも蕾を膨らめていました。樹木の新芽はまだまだ固く閉ざしたままでしたが、すでに色づき始め、春をじっと待っています。芝生の広場の隅には、可愛らしい花がたくさん咲いています。いろいろな植物のロゼットも、芝生広場や公園斜面のあちこちで葉をいっぱいに広げて地面に張り付きながら陽光を浴びていました。不動の滝の轟音を外して耳を澄ませば、ツグミやジョウビタキなどの冬鳥たちの地鳴きとともに、メジロやヒヨドリといった、ウメやサクラの蜜目当ての野鳥たちのさえずりも聞こえてきました。水辺では、タネツケバナやフキが葉を大きくし始めています。昨秋のクヌギのドングリもたくさん落ちています。コナラの樹皮には、明らかに樹液を流した跡があり、今年の夏にはクワガタやカブトムシがたくさん集まってくることでしょう。斜面に落ちている小枝には、セミの産卵跡も残っていました。すでに孵化したセミの幼虫たちは、きっと今頃、樹木の根からおいしい養分をいただいていることでしょう。湿った枯れ枝には、キクラゲも見つかりました。シュロの樹があったので、葉を一枚拝借して、バッタを作ってみました。いかがでしょうか。生きているバッタに見えたら嬉しい限りです。誰が見つけてくれるのか楽しみです。こんな楽しい偕楽園は、遠足やお遊びにもってこいです。近くの小学校の生活科や、幼稚園や保育園のミニ遠足の場所としては、最高です。
 唯一残念だったのは、捨て置かれた飼い犬の糞でした。あちこちにまとめてたくさん落ちています。せっかくの芝生広場も、子どもたちが元気いっぱい飛び回るには、ちょっと注意が必要です。シートを広げてお弁当という気には、残念ながらなれませんでした。飼い主のマナーの悪さには困ったものです。遊ぶときには、まずはイヌの糞集めから始めましょう。ドッグフードばかり食べている犬の糞は、よく見ると中身が細かく均一です。残飯を与えている犬だと、粒の大きさもまちまちで、硬い固形物も混じっています。これだって、大事な自然観察です。衛生面に注意しながら、楽しく糞片付けをしましょう。ちょっとした工夫さえすれば、何だって「学び」になるのですから。
                 文責:学びの森 小泉隆嗣指導員
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千福が丘小学校 研究協議会

 1月27日(金)千福が丘小で富岡地区4校の交流研究会を兼ねた研究会が開催されました。勝又宏和先生の4年生社会「地域の特色を生かしたくらし(自然を生かしたくらし)」の授業公開、参観者が2グループに分かれてのグループワーク、嶋野道弘前文教大学教授の講話と充実した内容でした。
 千福が丘小研修の特徴の一つである授業後のグループワークでは、付箋の青に成果、赤に課題、黄に抽出児の様子を書き、それを授業記録の一覧表の該当する場面に貼っていくという作業を始めに行いました。
 嶋野先生は、『授業では、常に自分たちは学び合っている。学びによって自分や自分たちの考えが深まった。友達の考えを聞いて、もっと良いやり方があることに気付いた』ということが見えるようにすることが大事だとおっしゃっておられます。これは、私たちの研修でも言えることです。この日は、勝又宏和先生の授業の事実から学ぶことができました。
 付箋の青(成果)は、授業記録の前半に多く貼られ、後半は赤(課題)の付箋が多くなりました。この事は、子供たちがそれぞれの考えを発表して、友達の考えをしっかりと知ることになった成果と子供たちの考えを先生がつなげたり整理したりすることに対する課題ということをしっかり認識することになりました。
 授業では、子供たちが、自分の選んだテーマ(静岡ならではの特産品や景観)について調べ、それを3人組になって発表したり、調べたことを書いたノートを回し読みしたり、質問したり、それに対しての考えを発表し合ったりしました。それをメンバーを変えて2回行いました。
 グループでの話し合い(嶋野先生は対話と言っておられました)が成功したのは、3人のグループだったからだと言うことです。これが2人でも4人でもなく3人という絶妙なトライアングル(三角形)の関係が良かったということです。
 そして、「静岡県では、どのように自然を生かし、人々が工夫や努力をしているか」と「友達の□□が有名になったわけを聞いてみよう」のどちらをめあてにしたらいいだろうかとの嶋野先生からの問い掛けがあり、授業の終末段階では何を学んだかがわかるようにすること。そして、教師はまとめを考えて授業に臨むことだとのお話もありました
 また、授業終了時に出来上がった板書を基に、先生が子供たちの考えをどのようにつなげて整理するかを参観者や授業者の勝又先生を子供に見立てながら具体的に解説してくださったことは、先ほど参観した授業を鮮明に振り返ることになった貴重な体験でした。
 学びの質を重視した45分の授業改善は、一朝一夕にはできません。みんなの知恵を出し合える校内研修で授業の腕を磨いていくことが一番の近道になるのだと改めて感じた研究会でした。

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学びの森だより 2月号

写真は、生涯学習センター3階から見た今日(2月2日)の富士山です。
この時期としては御殿場方面の雪がかなり少ないように感じます。冬は、雲も少なく一日綺麗に眺められる日が多いですね。

さて、2月の「学びの森だより」「支援員だより」を作成しました。

2月20日に開催予定の「夜のカフェ講座」の案内も掲載されています。

是非、ご一読くださいませ。

学びの森だより第12号29.2.1
支援員だより第10号29.2.1
↑ここからどうぞ〜♪
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訪問研修「森の道標」富岡中 社会

 1月26日(木)富岡中学校の社会科教諭、森口智裕先生(2年目教諭)の授業を参観させていただきました。題材は1年生歴史的分野『鎌倉幕府の成立』です。
 今回は事前に授業検討の時間を設定しました。そこで感心したことは、森口先生がその一時間ではなく、単元全体の流れの中で本時をどう位置づけて扱うか、という視点を大切にしていることでした。武家社会の中で最も押さえたいことはと問うと、先生は「御恩と奉公の主従関係」と答えました。的確です。
 そこで本時は、「なぜ頼朝は(京都ではなく)鎌倉に幕府を開いたのだろう」(共有の課題)と、「頼朝は武士たちとどのような関係でなりたっていたのだろう」(ジャンプの課題)の2つの問いだけとして、授業内容をシンプル化することで生徒の学び合いの時間を確保しようと構想しました。
 授業は、とても元気な挨拶から始まりました。生徒の反応もよく、学びに向かう姿勢がきちんとできています。(学級の成長を実感します)
 最初に日本大地図を前に掲示し、鎌倉の位置を確認します。そして、共有の課題を提示します。生徒たちは班になり、ホワイトボードに自分の考えをそれぞれ書いて説明をしていきます。各班ともに熱心な話し合いが続いているため、先生は予定より長く時間をとりました。(これが後半、時間不足になってしまいました)
 生徒からは、地形的な面からの優位性や、東国の武士を地盤としていることが出されました。想定した「京都には朝廷勢力があること」「(平氏政権から)都に行くと貴族化の危険があること」は出ませんでしたが、そこに繋がる意見は出されました。
 そこで、先生は「東国の武士を地盤にしている」の意見から繋げて、頼朝と武士(御家人)の関係を問うていきました。
 再び班で話し合い、図でわかりやすく説明していた班を指名して全体に発表させましたが、やや時間不足で消化不良気味となり、残念でした。(次時で整理したと思います)
 森口先生の授業から気づいたことがありました。それは、主従関係を押さえた後、もう一度なぜ鎌倉であったのかを、主従関係と繋げて考えてみることです。(ここをジャンプの課題としてはどうでしょう)
 本領安堵するためには近くにいることが大事です。都など遠くに行ってしまえば、地方の武士は自分の土地をいざという時本当に守ってくれるのか不安です。また、いざというときに馬ですぐ駆けつけられる距離であることも必要です。だから京に幕府を置いた足利政権は信頼されず、武士は地方にいる守護を頼り、守護大名、そして戦国大名の力が増大していったのでしょう。頼朝のすごさは、武士が何を望んでいたか、よく知っていたことです。だからこそ鎌倉を動かなかったのかということに気づくと、2つの問いがつながり、新たな捉え直しができるのかもしれません。また挑戦してみてください。

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第5回夜のカフェ開催♪〜 1

 1月23日(月)に裾野市役所地下多目的ホールにて第5回夜のカフェが開催されました。講師は今回も静東教育事務所地域支援課の先生方です。

 前半は「デジカメとドローンで風景を楽しむ」のテーマで滝口宜男先生からお話を伺いました。デジカメの使い方の例として、以前勤務していた学校の体育館が新しく建て直される時に同じ場所から定点撮影をしてみたそうです。その画像を繋げて編集すると、体育館を壊していく様子からできあがっていく様子を動画の早送りのように見ることができ興味深かったという話をしてくださいました。また、夜が明けていく様子の富士山や、空を雲が流れていく様子を「タイムラプス」という機能を使って撮影した映像を見せてくださり、次々と様子が変化していく映像に参加者は見入っていました。この機能を使い富士山に笠雲がかかっていく動きを撮影したら、理科のちょうどよい教材になるのではないかとのことです。
 滝口先生が最近はまっているという「工場夜景」は川崎や四日市が有名ですが、この近隣では富士市も盛り上がってきているそうです。学校訪問の帰りなどに田子の浦周辺で撮影してきたという発電所や工場の夜景写真をいくつか見せてくださいました。
 続いて、グーグルマップのストリートビューでも使用されている「全天球カメラ」の紹介では、実物の「全天球カメラ」を使ってその場の映像を撮り、すぐに画像を見せてくださいました。上下左右全方位の360度のパノラマ画像の不思議な写真に参加者からは驚きの声が上がりました。学校現場では運動会で円陣を組んだときなどにこのカメラを使うとおもしろいのではないかとのことです。
 最後は、最近よくテレビなどで目にする機会が増えてきた「ドローン」の紹介です。実物をお持ちになってくださいましたが、室内では制御が難しく、残念ながら実際にドローンを飛ばす実演はありませんでした。その代わりに以前にドローンで撮影した映像を見せてくださいました。サファリパーク近くで撮った富士山周辺の映像や、御殿場の市街や山々が徐々に日が暮れていく様子を上空から撮った映像はどれも美しかったです。地上250メートルほどの高さからの空を飛ぶ鳥の眼で見たような通常では見ることのできない美しい風景の世界に、参加者の皆さんは身を乗り出して見入っており、映像が終了した時には自然と拍手が起こりました。

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第5回夜のカフェ開催報告♪〜 2

 続いて後半は、「生き物を育てる part2」と題して田中亮輔先生からお話を伺いました。田中先生は、昨年度の夜のカフェでも一度カブトムシについてのお話をしてくださっています。卵・幼虫・さなぎ・成虫と変態していくカブトムシの生活環や、その実際の飼育方法などを説明し、また方法の一つとして、大きめのプラスチックの衣装コンテナを飼育ケースとして使用する方法を紹介してくださいました。プラスチックの蓋に、はんだごてなどで穴を開けておくと、乾燥しすぎずに湿度の管理がしやすいとのことです。
 そして今回のメインテーマである「カブトムシの幼虫を大きく育てるには?」についてです。カブトムシの成虫を大きくしたいならば、幼虫の時代に大きくしなければなりません。そこで「昆虫マット」「市販の園芸用腐葉土」「自然の腐葉土」を使用し、「餌の種類によって成長が変わるかどうか」を、自由研究のネタ探しをしていたお子さんと一緒に実験したそうです。実験方法は、それぞれの餌を入れた飼育ケースに、孵化後まもなくの同じ大きさの幼虫を5匹ずつ各ケースに入れ、2週間ごとに体重を記録し、餌の種類ごとに平均値を記録する。体重測定時に、ふるいを使って糞を取り除き、餌を補充する、という方法です。
 実験の結果は、
(1)「昆虫マット」・・・序盤から中盤にかけて順調に成長し、24g程度にまで達する。成長が早い。安定した効果がある。
(2)「園芸用腐葉土」・・・中盤で成長が止まってしまい、18g程度。
(3)「自然の腐葉土」・・・成長は緩やかであるが、最終的には昆虫マットと同程度に成長する
という結果になったそうです。お金をかけない自然の腐葉土でも意外にしっかり成長させることができるのですね。
 また、今回の実験で使用しなかった幼虫(体重測定せず、大きめの飼育ケースに入れて比較的放置気味だったその他の幼虫)が、実験で用いた幼虫よりも大きく成長していたことに途中で気づいたそうで、人間と同じ「ストレス」が影響しているのかもしれないというお話は妙に納得感がありました。次は、どれくらいの間隔で餌を替えたら幼虫が大きくなるのかを調べてみたいとのことです。
 最後に、子どもの知的好奇心を引き出すためには、様々なものとの体験的な出会いが大切なので、生き物を飼うということはそういうことに繋がっていくのではないかとお話を纏められました。終了後には、実験に使った3つの飼育ケースを空けて見せてくださり、参加者はその幼虫の大きさを間近で感じることができました。

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第5回夜のカフェ 参加者感想紹介♪〜

 1月23日に開催された「夜のカフェ」に参加した皆さんから感想を寄せていただきました。その中から一部を紹介します。

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◆デジカメとドローンで撮影は、初めて体験する世界で、ただただ感動でした。とても素敵な風景に癒されました。生き物を育てることは大変ですが、すごく楽しみもあるなと思いながら聴かせていただきました。
◆ドローンの映像は、いろいろな場面で使えると思いました。昆虫のお話は来年の自由研究の時に、子どもたちにアドバイスとしていろいろと聞かせていきたいと思います。
◆わくわくどきどきでとても楽しい時間でした。趣味を持つというのは人生が楽しくなりますね。お話を聞いている間は、自分も少年にもどって楽しかったです。
◆ドローンで撮影された風景をはじめてじっくり見ることができました。富士山周辺はドローンを飛ばしがいがあると感じました。カブトムシに対する愛、ご家族への愛を感じるお話で、心が温かくなりました。
◆昆虫マット、園芸用腐葉土、自然の腐葉土の実験はとても興味深かったです。結果から考察するって楽しいですね。どんどん世界が広がってワクワクしました。
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 皆さんの感想を読むと、「夜のカフェ」でほっと一息できた様子が伺えますね。感想を寄せていただいた参加者のみなさん、ありがとうございました。


次回の「夜のカフェ」は2月20日(月)です。
テーマは以下の2本立てです。
◎家族の話〜子どもの成長〜(伊藤賢一先生)
◎「ハナミズキ」を口ずさみませんか?(岡山宗稔先生)

申し込み用紙は、2月上旬発行の学びの森だよりに掲載予定です。

次回が今年度の最終回になります。お見逃しなく!

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訪問研修「森の道標」南小

 1月24日(火)南小 山本直道先生の授業を参観させていただきました。山本先生は新採2年目ということで、今回は、4回目の訪問(森の道標)でした。3回目の訪問は2回目の授業をビデオに撮り、授業を映像と逐語記録で分析を中心に8月に研修しました。そして、最終回の今回は、道徳でした。主題名「やろうと決めたことは最後まで」(勤勉・努力)資料名「ふけるようになったリコーダー」<心ゆたかに>でした。
 気持ちのよい、明るい挨拶で始まりました。まず、自分が立てた目標を途中で投げ出してしまった経験を思い出して発表しました。お風呂の準備や新聞を取ってくることなど毎日やると決めた事が出来なかったり、母親に、「自分でやるからいい」などと言われて止めてしまったりとか。
 次に、先生の「ふけるようになったリコーダー」の範読がありました。子どもたちは、先生の落ち着いた声の範読に全員が集中していました。
 そして、「たかしくんに注意され、泣いてしまった私は、どんなことを考えたのでしょう。」「何回やっても上手にふけない私は、どんな風に考えたのでしょう。」との問いに、素直に思ったことを発表したり、吹き出しに書いたりしました。子どもたちは、友達の発表に、真剣に向き合い、しっかり聞けていました。だから、発表もできたのだろうと思います。そして、何より感心したことは、主人公の絵の吹き出しに、うまくふけない私の気持ちを書く場面でした。どの子もくっくっと脇目もふらずに主人公や自分に向き合って書いたのです。それも吹き出しいっぱいに。どうして、こんなに書けるのだろうか。それは、子どもたちに聞く力が育っているからだろうと思いました。

 次の日、須山小学校で小中連携した校内研修会に参加しました。横浜国立大学教育人間科学部名誉教授の高木展郎先生を講師に迎えての研修会でした。先生のお話の中で、「聞く」は、教科等を超えた学習基盤となる資質・能力の一つで、これは、指導しないと身につかない力であるというお話がありました。
 お話を伺いながら、前日の南小の3年生の姿が浮かんできました。この1年間の山本先生の学級作りの成果をみる思いでした。

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第3回裾野市研修主任研修会

 1月17日(火):第3回裾野市研修主任研修会が、裾野市生涯学習センターにて開催され、市内の各学校から研修主任の先生方が参加しました。

 前半の全体会では、裾野市教育委員会学校教育課の伊丹指導主事から、来年度に向けた授業改善の視点等についてお話がありました。

 続いて、「今求められる道徳教育とは」のテーマで、裾野市立東中学校の勝又正美教諭から研修会報告がありました。勝又教諭は3日間の日程で、「平成28年度道徳教育指導者養成研修(ブロック別指導者研修)東海・北陸ブロック(主催:独立行政法人 教員研修センター)」に参加したとのことです。その研修会の資料の中からポイントを絞り、「考え議論する道徳」の内容や研修の進め方について分かりやすく説明をしてくださいました。

 後半のグループ別分散会では、学区ごとの研修に関わる小中連携がテーマです。学びの森の小澤指導員から、研修における小中連携についての話があり、その後に、各グループの代表者から、自分たちの学区における小中連携の取り組みの様子についてそれぞれ発表がありました。発表後は、学区ごと来年度に向けての話し合いや情報交換を行いました。どのグループも熱心な話し合いが行われ、終了時間になっても話が尽きませんでした。

(↓道徳教育指導者養成研修の資料は、ここから閲覧できます)
道徳資料1 道徳資料2 道徳資料3 道徳資料4
道徳資料5 道徳資料6 道徳資料7 道徳資料8
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訪問研修「森の道標」 富岡中(数学)

 2017年が始まり早々に、富岡中学校 2年の数学の授業を参観させていただきました。学級全体の雰囲気から感じたことは、四月からしっかりと学級経営をなされていると感じました。教室環境の整備を始め、個々の生徒に指導の手が行き届いていると感じました。

 授業の内容は「三角形・四角形」で“二つの角が等しい三角形ならば二等辺三角形である”ことの証明です。生徒にとって“図形の性質”を説明の根拠とする証明は難しいと感じる学習です。またこの命題を証明するには実に様々な配慮事項が含まれています。授業者は前時まで学習した「図形の性質となる基本的事項」を短冊にして生徒の反応に併せて次々と掲示していきました。そして授業進行に応じて短冊が活用されていきます。

 二等辺三角形の定義の逆の文章は数学的には意味が通らないこと。二つの角が等しい三角形をクラス全員が書けたとしても証明されたことにはならないこと。補助線を一本引くことの指示の下、その引き方を生徒に考えさせ、検討させたこと。等しい二角に挟まれた線分の垂直二等分線が必ずしも残りの頂角を通らないことが生徒の考えとして発表されました、これは皆も納得の様子、結局残りの頂角の二等分線の必要性を感じ取っていました。

 ここから証明に入ります。指導者は学びの共同体(グループ)で「書けなくてもいいよ、言葉で正しいことを証明して」と投げかけました。生徒にとっては既習事項を活用した根拠のある説明に没頭しています。全ての生徒が考え合って様々な意見が飛び交っていました。あれこれ考えを述べ合っている中で「2角の和が90°」を導いたものの、この先の考えで止まってしまったグループ、2角の和は残りの角の外角になり二つあるから一つは90°となるじゃない? と導いたものの自信がなさそうでした。こうして多くのグループで外角が使われている所に気づいた段階で瞬く間に50分が過ぎてしまいました。

 本時のように、根拠を元に生徒が互いに考えを述べあい、深く確実に考えを進めていきたいものです。(時間がかかるでしょうが・・)次の授業では生徒の“分かった、できた喜び”が見てとれるようです。

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第5回夜のカフェ参加者募集中♪〜

学びの森講座「夜のカフェ」は、「ちょっと一息、いい話」をコンセプトに、教職員の知的好奇心の探究や、日々の生活や心を豊かにすることに主眼をおいている講座です。

「第5回夜のカフェ講座」の参加者を現在募集しています!

**第5回夜のカフェ講座**
1月23日(月)18:15〜19:30
裾野市役所 地下「多目的ホール」
○デジカメとドローンで風景を楽しむ(滝口宜男先生)
○生き物を育てる part2(田中亮輔先生)

講師は、静東教育事務所地域支援課の先生方です。

申込み〆切りは、1月17日(火)までです。

学びの森だより第11号の参加申込書にご記入いただき、学びの森までファックスしてください。(FAX 055−995−4904)

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飲み物片手に、楽しいお話に耳を傾けるリラックスした雰囲気で開催しています。気軽な気持ちで参加できます。
お仕事帰りに、市役所へちょっと寄り道して、日頃の忙しさを忘れ、夜のカフェで気分転換しましょう。

皆様の申し込みをお待ちしています。

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展示絵画の更新

学びの森の部屋には絵画を展示しています。

これは、図書館絵画教室の皆さんが描かれた絵画作品を借用して展示させていただいています。

1〜2月の展示作品を紹介します。

左:冬野菜
中:夕暮れのパリ
右:タマちゃん

約2ヶ月ごとに更新されています。

お近くにお越しの際は、是非、お立ち寄りくださいね。
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学びの森だより1月号

新年あけましておめでとうございます。
今年のお正月は晴天の日が続き、穏やかな幕開けとなりましたね。
日頃忙しい先生方ですが、この時期はのんびりとした時間を過ごせたでしょうか。

さて、「学びの森だより」及び「支援員だより」の1月号を作成しました。

以下にリンクを貼りますので、是非、ご一読ください。

学びの森だより第11号29.1.5
支援員だより第9号29.1.5
(↑ここから閲覧できます)
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第4回「夜のカフェ」開催報告 1

 12月12日(月)に裾野市役所にて、第4回夜のカフェ講座が開催され、市内各学校の先生方や、市役所職員、地域の方など、約20名の参加がありました。今回も講師は、静東教育事務所地域課の先生方です。

 前半は、村松敦視先生から「山登りしましょう!〜気軽に 日帰り 山歩き〜」のテーマでお話を伺いました。
 最初に、長田弘さんの詩集『深呼吸の必要』の中から「あのときかもしれない」という詩の一節が紹介されました。大人になると、ただ場所から場所へ移動するためだけに歩くことが多くなりますが、「歩くことの楽しさをもう一度取り戻してみませんか」と参加者に呼びかけました。山歩きの良さとして、「日常では味わえない自然を感じること」「生きていることと、ちっぽけな自分に気がつくこと」「達成感と、心地よい疲労感」の3点を挙げられました。富士山や八ヶ岳ほどの登山でなくても、裾野や沼津、富士市周辺なら、越前岳、沼津アルプス、愛鷹山などは初心者でも登りやすいのではとお勧めしてくださいました。また、山歩きをしたときの写真をたくさん見せていただきました。愛鷹山や位牌岳などから見た富士山の眺めや、様々な山頂からの景色、綺麗な花が咲いている植物などです。どれも美しい写真が多く、それらを見ているだけで癒される気持ちになりました。
 続いて、山(登山)に関するクイズが出題されました。「日本で一番低い山の標高は何m?」「都道府県別で、各県の最高峰が一番低いのは何県?」「山の日は、何月何日?」「標高が100m高くなると、気温はおよそ何度低くなるか?」「スパイが山に登りながらしていることは?(なぞなぞです。笑)」「『山笑う』は春の季語、『山滴る』は夏の季語、『山装う』は秋の季語、では、冬の季語は?」などが出題された問題の一部です。参加者の方々は皆、楽しみながらクイズに挑戦していました。
 山登りの基本として、「天気の安定した日」「準備を怠らない」「無理をしない」の3つについてお話してくださいました。登山の装備は防災にも役立つので、登山に行かなくても防災グッズとして考え、徐々に揃えていくとよいとのことです。普段から階段の上り下りは歩いたり、スクワットをしたりするなど日頃からトレーニングをすることの大切さや、最初は低い山から始めること、天候や体調が悪い場合は下山をためらわないこと、また、上手な歩き方の方法や休憩の取り方についても教えてくださいました。最後は『日本百名山』の著者である深田久弥の「百の頂に、百の喜びあり」の言葉と、山登りについての書籍や、映像化されたドラマや映画について紹介をしてお話を締めくくられました。

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第4回夜のカフェ 開催報告 2

 続いて後半は、「ようこそ♪夜Café『ビジュツカン』」のテーマで、佐藤弘明先生からお話を伺いました。佐藤先生は昨年度の「夜のカフェ」でも講師をしてくださり、「まちカフェの楽しみ方」についてのお話で、手軽にできるラテアートや紙コップに絵をデザインするカップアートの体験をさせていただきました。
 今回は、「オモシロ鑑賞会」と題し、クイズ形式で美術の素晴らしさについてお話してくださいました。名画を楽しむには、アートの魅力を身体全体で感じること、感性を呼び起こすことなどが大切とのことです。参加者はテーブルごとにチームを作り、佐藤先生の出題するクイズに挑戦しました。
 最初の問題は、ゴッホの名画「星月夜」を9分割にした用紙が各テーブルに配られ、それを制限時間内にパズルのピースを正しい配置に並べ直すものでした。その後の問題は、ある名画や彫刻などがひとつずつ順番に画面に映し出され、作者名と、作品名を解答用紙に記入していく方法です。出題された作品は、ピカソの『ゲルニカ』、モネの『日の出』、サルバドール・ダリの『記憶の固執』、東山魁夷の『山雲』、彫刻のヘンリー・ムーア『家族』、ガウディの『サグラダ・ファミリア』です。実際に挑戦してみた印象としては、作品は見た記憶があり、作者名はわかるのですが、作品名までは正確には答えられないものが多かったです。佐藤先生は、それぞれの作品について簡単な説明もしてくださいました。
 続いてのお話は、様々なものに使用されている「ロゴ」についてのお話でした。その中の一部を紹介します。スポーツメーカーのナイキ(NIKE)のロゴのデザインは、ギリシャ神話に出てくる勝利の女神「ニケ」に由来し「サモトラケのニケ」の彫像の翼をモチーフにして、企業名は「ニケ」を英語読みしてナイキと名付けたとのこと。また、キリンビールでおなじみの麒麟の絵の中には、隠し文字的に「キ」「リ」「ン」とカタカナで明記されているそうです。飴の「チュッパチャプス」の包み紙のロゴは、「ひな菊」をデザインしたものだそうですが、これはサルバドール・ダリが描いたひな菊のデザイン画が原型になっているとのことです。このように改めてお話を聞いてみると、世にたくさん出回っていて誰もが目にしたことのある「ロゴ」ですが、知っていそうで知らないことが意外に多いものです。どれにも様々な由来があり、たくさんの思いが込められて作られているのですね。
 テーブルごとにチームを組みクイズに挑戦した参加者の皆さんは、笑顔でコミュニケーションしながら取り組んでいました。楽しみながら、知的好奇心を満たす時間を過ごすことができた12月の夜のカフェでした。

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第4回夜のカフェ 参加者感想紹介♪〜

 12月12日の夜のカフェの参加者の皆さんから感想をいただきましたので、その中から一部を紹介いたします。

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◆今回も心の底から楽しむことができました。楽しみながら教養が高まる本講座は本当に大好きです。
◆今晩も楽しい時間を過ごすことができました。山を歩くことや美術作品を楽しむことなど、ちょっと自分から求めて生活に潤いをもたらすことの大切さを改めて思い出させてもらったような気持ちになりました。
◆「山」がテーマでしたので初参加しました。日常生活の中で、ほっとひと息できる楽しい時で、時間・仕事を忘れて過ごすことができました。次回のテーマも楽しみです。
◆ゆったりとした時間の中で、「あぁ、山歩きにいってみたいなあ、美術館でのんびり過ごすのもいいなあ」と忘れていた何かを思い出して楽しいひとときでした。
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 日頃、忙しい毎日をお過ごしの参加者の皆さんも、夜のカフェでのんびりゆったりとリフレッシュできたようです。
 感想をお寄せいただいた皆さん、ありがとうございました。

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