最新更新日:2024/04/22
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市指定研究発表会 裾野市立西小学校

 10月28日(金)午後、肌寒い秋雨の中、多くの参加者の熱気に満ちた平成28年度市指定研究発表会が西小学校で開催されました。
 最初に、4年1組住沢孝治教諭の算数「面積」と、6年1組石川峰(たかし)教諭の社会「世界に歩み出した日本」の公開授業が行われました。
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 社会科石川峰教諭の「世界に歩み出した日本」の授業ですが、まず、指導案中の「単元構想図」(添付資料参照P5)に注目しました。単元全体で一つの問いが貫かれ、その中で本時の授業が構想されています。子どもたちが前時までにどのような学びをしてきて、本時の後どのような学びにつながっていくのか、一目瞭然に示されています。多くの先生方の参考になるものと思います。
 本時の授業では、学習課題が成立するまでが早い。開始から3分で、「(人々の暮らしはよくなっているはずなのに、)なぜ、デモが起こったのか」の問いが成立しました。学習課題の成立が早いと、子どもたちが主体的に追究する時間が保証されます。石川先生は、子どもたちに3つの資料と吹き出しの紙を配布し、「資料を見て、当時の人々の気持ちを記入しよう」と投げかけました。「資料を見てどんなことがわかるか」ではなく、子どもたち自身を歴史の中に入れて当時の人々の営みに共感させていく手だてです。子どもたちは、班の中で資料を分担したり、互いの読み取りを確認したりしながら吹き出しに人々の思い(自分の思いでもあります)を書き込み、それを一枚の紙にグルーピングしていきます。先生の指示なしでできるところに日頃の学び方の指導が見えてきます。
 その後、各班から吹き出しに書かれた言葉を出し合い、それを元に、デモ行進の資料とつなげてまとめてみようと投げかけます。
子どもたちは、当時の人々の思いをふまえながら、自分の言葉で次々と繋げて発表していきました。これらの発言は、本時の目標である「日本の国際的地位や国民の生活が向上してきた一方で、国内に様々な社会問題が発生して、それを改善する願いが国民からわき起こってきたことを理解する」ことを、当時の国民の思いに共感しながら理解できたのだと思います。
 また、発表者の方へ体を向けて、しっかりと発言を聴いている学級の子どもたちの姿から、「聴く」ことに重点を置く指導の定着がわかります。
 西小では、「振り返り」の時間をしっかり確保するために、40分で授業を計画しているそうです。1時間でゴールまで行くことの大切さを実感しました。
 その上で、さらに「みんなはこうした国民の行動をどう思うかな?」とか「政府はどうしたらよいだろう?」とか問うと、この子供たちならどんな議論を展開するのかな、と楽しみになってしまいました。

10/28西小 指定研究指導案(社会)
(↑ここから社会の指導案を閲覧できます) 

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 算数住沢孝治教諭の「面積」の授業
  単元名は面積(本時2/11)学習活動は
1 図形の広さを比べる方法を見つけよう。
2 同じ大きさですき間なくうめるますを作って数えると、広さを比べることができる。
 
 提示された四角形は4種類です。
(詳細は、下記の指導案をご覧ください)

 住沢先生が予想された子どもたちの調べ方は、Ⓐこの前みたいに図形を切って重ねてみよう。Ⓑ友達の消しゴムを借りて何個置けるか並べてみよう。Ⓒ大体の○を描いて何個かけるか調べてみたい。Ⓓ鉛筆が何本立つか調べてみたい。Ⓔます目を適当に描いて何個ます目ができるか調べればできそうだⒻます目を作って数えたら分かるかもしれない。
 
 四つの四角形が描かれたプリントが配られました。早速子どもたちの活動に入りました。「先生、ハサミで切っていいですか?」と質問が出されると「いいですよ」と言う返事に、約半数位の子どもたちが切り取りはじめました。(予想Ⓐ)そしてニ枚を重ね合わせて「こっちが大きい(広いの意味)」三枚の横を合わせて「こうかな?」と前時で学習した四角形の周囲を直接比較で比べています。(子どもたちは苦戦していますが前時に続く自然な学びだと思われます)子どもたちは追求を止めません。しかし、どうも比べられないようです。すると先生が前時のまとめの部分を確認します。「そうだった!」と何人かの子どもたちが気づき次の追求へと入っていきます。次に多かった子どもたちはノートのます目を利用して四つの図形を写しとりました。(予想Ⓔ)「同じ広さの場合はどう書きますか?」先生の助言から“=”(い・え)を使っていました。また四角形の中に自分で考えた同じ大きさの○を描くなど工夫していました。(1センチ四方の○のようです)さらに横の長い順に四つの図形を描き長い部分を切り取り次に長い図形に移動させていました。矢印が何本も引かれていました。何とかして大小関係を導き出そうとする姿が見られました。とても粘り強く考えを続けていました。こうした子どもたちの多様な考えを引き出そうとする先生の授業づくりが見てとれました。
 住沢先生からは45分で「つけたい力」の達成まではいかなかった。最初に「はさみで・・・」と言ったことが予想外だった。子どもたちの「自分の考えを深めさせたい、時間がほしかった」と述べられましたが“前時からの続きで何か考えられないか?”という子どもらしい発想と追求する姿が見られたと思われます。そして研修副題「聴いて、考え、つなげる」この姿が授業のいたるところで見られました。特に“聴く”ことの重要性を日々実践されているという印象は参観者の誰もが強く印象に残ったのではないでしょうか。
10/28西小 指定研究指導案(算数)
(↑算数の指導案を閲覧できます)

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 全体会は体育館で行われ、風間忠純教育長、冨田穣二校長先生からご挨拶がありました。冨田校長は、現在の研究のスタートが三年前、静岡県の教育界を揺るがせた学力問題の時に視察した秋田県の小学校の参観後の思いにあり、それが現在の研究テーマになっていることを話されました。
 その後、本田清香研修主任より西小学校の今年度までの取り組みについての研究発表があり、社会と算数のグループに分かれての分散会がもたれました。分散会では、さらにいくつかの小グループに分かれ、子どものあらわれを元に若い先生もベテランの先生も一緒になって付箋を貼りながら活発に意見を交わし合いました。各グループの発表では西小学校の若い先生方が報告をし、西小が堅実に、そして全員が参画する研修風景の一端を垣間見ることができました。

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展示絵画の更新

学びの森には、絵画を展示しています。

これは、図書館絵画教室の方たちの絵を借用し、展示させていただいています。


今回の作品のタイトルは以下のとおりです。

左:親子
中央:仲間たち
右:バラ

約2ヶ月ごとに新しい絵に更新されます。

お近くにお越しの際は、是非、お立ち寄りください。
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学びの森だより11月号

11月になり、朝晩に冷え込む日が増えてきましたね。


学びの森だより11月号を作成しました。

今回は、11月下旬に開催予定の、「第3回夜のカフェ」の案内も掲載されています。

是非、ご一読くださいませ♪

学びの森だより第8号28.11.1
(↑ここから開けます)
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須山小・中学校授業研修会

 10月25日(火)第3回須山小・中学校授業研修会が、横浜国立大学名誉教授 高木展郎先生を講師にお迎えして、須山中学校を会場にして開催されました。
 今年度から高木先生が須山小・中両校の講師となり、ここに須山幼稚園の先生方も参加されています。高木先生からは、「幼・小・中三校のグランドデザインを横に並べると、須山の子の12年間学びのデザインになると素晴らしいですね。」との助言をいただきました。
 午前中は中学校の先生方の授業(一般)公開でした。参観された高木先生からは、子どもたちの聴く姿勢のよさや反応のよさ、教師の授業の見通しの提示方法や、(教師の)「待つ」という姿勢が見える授業があるなどの評価と、教師の出をより減らし、生徒同士がさらに発言をつなげ、深めていく授業づくりへの期待と方略を具体的に話されました。

 午後は、英語科の井上基貴先生の授業(3年生「Sunshine English Course3 Program7 “The most important things”」)を参加者全員で参観し、研修させていただきました。
 本題材は、NPO法人「宇宙船地球号」の発足者である山本敏晴氏の活動を紹介し、そのうち、特に山本さんが取り組んでいる「お絵かきペイント」を通して、子どもたちに、世界の現実や、本当の国際協力とは何か、自分に何ができるかを考えさせる内容です。
授業者は、以下のことを押さえて本単元および本授業を構想しました。
1 元のゴール・タスクとして、自分の大切なもの(The most 〜ではなく、An important thing)についてスピーチする(学習指導要領イ話すこと(オ))と設定し、単元構想をする。
2 自校研修テーマに迫る手立てとして、「教科書の内容や自分の考えについて、英文で伝えること」を柱として、生徒にまとまった英語を話す機会を設定する。
 また、教科書の読解については、「Input→Intake→Output」のプロセスを意識して、その内容について自分の言葉で言い換える(Retell)活動を入れることで、既習事項を用いて、自分の言葉で伝えようとする。
10/25須山中(英語)研究授業指導案
(↑ここから指導案を閲覧できます)   

 授業では、Warm up としてのCard Talkingや、教科書の本文をRetellするペア活動の場面で、生徒全員が5〜6文以上のスピーチができている姿に確かな学力の定着と着実な指導の積み重ねを感じました。

以下、気づいた点を箇条書きで記してみます。
・本時1時間の活動を、授業の最初に電子黒板で英語で提示。生徒は見通しを持って活動することができていました。
・生徒がスピーチをしているときに、他の生徒は発表者の方を向き、しっかりと「聴く」ことができています。小学校からの指導が中学校でも生かされていることを感じました。
・本時のメインな活動である「私の大切なものを伝えよう」は、前時のマッピングや、スピーチの作り方(板書)の手だてが効果的に活用され、また、実際にその大切な物を教室に持ち込むことで、「それを友達に伝えたい」という生徒の思い・意欲を高めることに繋がっていました。どの生徒も意欲的に、スピーチ文の作成に工夫を凝らしていました。
・4人組では「他者評価」を取り入れていました。個で考え、ペアで修正し合っているので、どの生徒も自信をもって、自分の大切な物とその理由を聴く仲間に伝えたいという強い意欲と聴くことの楽しさを生徒自身が実感している魅力的な授業でした。

 授業後は、講師の高木先生より「次期学習指導要領改訂と授業づくり」のテーマでご講演をいただきました。資質・能力の内容や学習評価の観点、単元を中心にした学習指導案の例など、具体的でわかりやすいお話に多くのご教示をいただきました。

 最後になりましたが、市二年目教員研修として市内から4名の先生方も参加し、終日貴重な研修の場を提供していただきました。須山中学校職員の皆様には厚く感謝を申し上げます。
10/25須山中英語生徒プリント1
10/25須山中英語生徒プリント2
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今日の富士山 10/26

今朝、富士山がうっすらと初冠雪していました。

昨日の冷たい雨が、山頂では雪だったんですね。

今年の初冠雪は、平年より26日遅く、観測史上では、1956年と並ぶ最も遅い初冠雪になるそうです。
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裾野市ミドルリーダー研修会

 平成28年度「ミドルリーダー研修会」が、10月24日(月)深まりゆく秋の日の午後、裾野市生涯学習センターにて開催されました。
 この会は、今年度より静岡大学教職大学院の「現職教員を対象とした短期研修プログラム開発事業」として始まった研究成果の一部を提供していただく形で企画されました。
 市内小中学校の研修主任、生徒指導主事(主任)など、学校の中核(ミドルリーダー)として活躍されている先生方が参加されました。
 前半は、静岡大学教職員大学院(生徒指導支援領域)准教授 伊田勝憲先生から、個(児童生徒理解)に着目する「見立て」に軸足を置きながら、4つの領域(学校組織、教育方法、生徒指導、特別支援)の視点をつなぐ、発達と学習の支援および校内外の連携についてお話を伺いました。
 その中で、「学校を休み始めた中学1年の男子生徒Y君」のケーススタディ(模擬事例)を用いて、参加者それぞれがY君の見立てをしていくことで、問題は上記の4つの領域に関わる「重複(重なり)」があることに気づき、こうした問題の重複への理解(ねぎらい)が必要であることを学びました。
 後半は、同大学院非常勤講師(常葉大学教育学部専任講師)太田正義先生から、集団(人間関係づくり)に着目する「手だて」に軸足を置きながら、生徒指導支援領域の視点を深める、予防的・開発的な取り組みについてお話を伺いました。
 先生は、まず今の子供たちに必要な「体験的な学び」について、ご自身が主催されている問題を抱える子供たちを集めて行うキャンプ活動と、昔と今との学校以外にいる時間の使われ方の調査から、学校で効果的かつ効率的に体験を提供する必要があることを話されました。
 そこで、パーケージ化されたプログラムのメリットとリスクに触れた上で楽しく、簡単にできるプログラムをいくつか紹介され、その一つを参加者が二人組になって行いました。
 このプログラムは二人で一本のペンを持って、互いに一言も話さずに「私の家」を紙に描くというものでした。3分後にペンを置き、「真っ直ぐや曲がった線を描いたとき、それぞれがどんなことを思ったか」「変な形を描いたとき、どんな思いだったか」とお互いに振り返りの時間を3分取り、最後に1分間で他のペアの絵を全員で見て回りました。
 こうした人間関係作りプログラムは、活動だけで終わらずに「振り返り」が大切であること。10分程度でできるもので、筋トレのように継続的に行うこと。何よりもやる人が楽しく笑顔でやることが一番であることを力説されました。
 そして、「あいさつ」、「先生の声かけ」、「先生の熱意」、この三つがある学級は、いじめの起きる可能性がきわめて低いことがデータで実証されたそうです。昔から良いとされていたことには、それなりの理由があるのですね。
 参加された先生方が、今日の研修で学ばれたことを校内で伝達し、活用されていくことを期待します。

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今日の富士山 10/14

裾野市生涯学習センターから見た富士山です。

今日の富士山は、麓に雲がかかり少し幻想的でした。

午前中だけで、午後には見えなくなることがよくありますが、今日は終日、山頂まで見えていました。

湿度も少なめで、過ごしやすい季節です。

各学校では、行事が続いている学校もあることでしょうが、くれぐれも体調にはお気をつけください。
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学びの森だより 10月号

10月中旬になり、朝晩は少し寒いくらいに感じる日もあります。すっかり秋らしくなりましたね。

読書の秋、食欲の秋...いろいろありますが、学習するにも運動するにも過ごしやすい季節です。


さて、10月の学びの森だより、支援員だよりを作成しました。

以下にリンクを貼りますので、是非、ご一読ください♪

学びの森だより第7号28.10.6
支援員だより第6号28.10.6
(ここから開けます ↑ )
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第2回夜カフェ 参加者の感想紹介〜♪

10月3日に開催された第2回夜のカフェに参加してくださった皆さんの感想の一部を以下に紹介いたします。

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★漫画の一場面、映画の一場面、学ぶものは身近にたくさんあるのだなと改めて気付きました。教員はどんな経験も現場での術へとつながると聞いたことがあります。教員人生、自分の人生も豊かに、子どもたちにも良い思いをさせてあげられるように、様々な興味のある手を出してないことに挑戦していきたいと思います。
★名言を聞いて心に栄養、美味しいケーキでお腹にも栄養。とても楽しい夜のカフェでした。
★好きなもの、好きなことは強制されるものではなく、自然に純粋に率直に好きなのだと思います。子どもと生活することもストレートに楽しいと思える教員が最高だと思います。
★和やかな雰囲気でお話を伺うことができました。角度を変えていつもの講演会とは違う内容で、それでいて核心にふれるお話をありがとうございました。スイーツもとてもおいしかったです。
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今回は、参加者30名以上と大盛況でした。
参加してくださった皆さん、ありがとうございました。


次回の第3回夜のカフェ講座は
11月28日(月)
◎釣りバカもの日誌(土屋有一先生)
◎はじめてのフルマラソン(江本光徳先生)

申し込み方法は、来月11月上旬発行の学びの森だよりに掲載予定です。
お楽しみに〜♪

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第2回夜カフェ講座 開催報告〜♪ その2

引き続き後半は、同じく地域支援課の湯山小百合先生から「スイーツの世界」についてお話を伺いました。

湯山先生は、昨年度までの4年間、裾野市内の学校にお勤めでした。裾野でお世話になった皆さんへ感謝の気持ちとして、この夜のカフェのために何種類ものケーキを焼いてお持ちになり、全員に振る舞ってくださいました。参加者は、お話を聞く前にケーキバイキングで湯山先生の手作りのケーキをお皿に取り、美味しく食べながらお話を伺いました。

湯山先生は、幼いときからお菓子づくりが大好きで、親戚のケーキ屋さんが忙しい時期には泊まりがけでお手伝いをした経験もあり、お菓子作り歴はなんと40年以上にもなるそうです。パイを作るときに高校生の時から使用しているお菓子つくりのレシピ本や、ケーキ材料やケーキの型についてのお話をしてくださいました。ケーキの「型」は何種類もお持ちになっていて、初めて購入し40年以上使用し続けているという型を始め、タルト型、クッキー型、マドレーヌ型など、いろいろな形をした型を見せてくださいました。

また、湯山先生の好きなパティシエのレシピ本や、お勧めのカフェなどもいくつか紹介してくださいました。時々東京の方に行っては美味しいお菓子屋さん巡りをしているそうです。

まるでお店のような本格的な美味しい手作りケーキをいただきながら、楽しいお話に耳を傾ける...とても素敵な「夜のカフェ」の時間を過ごすことができました。


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第2回夜のカフェ講座 開催報告〜♪ その1

10月3日に第2回夜のカフェ講座が開催されました。

前半は、「漫画と映画の名言セラピー」のテーマで、静東教育事務所地域支援課の清水達夫先生からお話を伺いました。

「スラムダンク」「メジャー」の二つの漫画と、映画「うた魂」の3つの作品から名場面や名言を紹介してくださいました。

ご自身がバスケット経験者の清水先生は、中学校勤務の時はバスケ部の顧問をしていたそうです。毎年、中体連の前日に必ず読み直し、涙を流して気合いを入れていたのがこの「スラムダンク」とのことです。様々な名場面について、熱い想いを込めてお話してくださいました。また「スラムダンク勝利学」という書籍も紹介。執筆者の辻秀一さんの本は、子どもに接したり教えたりする上で非常にヒントになることが書いてあり、お薦めとのことです。

野球漫画「メジャー」からは、「どんなスポーツも人との信頼や友情があってこそ、その先にある勝ち負けに意義がある」「自分と戦って、仲間と戦って、そして相手と戦って勝つ!全員が流した汗の分だけチームワークは生まれる」「豊かな人間性、すなわち協調、信頼、礼節、情熱、意欲それらすべて兼ね備えていない者は、決して技術があっても真のメジャーリーガーにはなれない」など、主に仲間やチームワーク、人間性に重点を置いた名言が多くありました。

映画「うた魂」は高校生が合唱をするお話です。「心を裸にしろ」「他人を気にしているようじゃ、いいパフォーマンスはできない。それを超越させられればオーディエンスのソウルに届くんだ」など、合唱コンクールがある中学校ではそのまま使えそうな言葉が印象的です。

大人になると漫画を読む機会が減ってしまう人が多いですが、中には心を揺さぶられたり、何度も読み返したくなったりする作品が多々あります。お話を聞いていると清水先生の熱い想いが伝わってきて、紹介された漫画をぜひ読んでみたくなりました。


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第1回夜のカフェ 参加者感想紹介〜♪

9月26日に開催された「第1回夜のカフェ」の参加者の方たちに感想を寄せていただきました。

その中の一部を紹介させていただきます。

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★明日からすぐ使えるネタを教えていただきました。自分が子どものようになって楽しめました。秋山先生の子どもへのたくさんの愛情が伝わってきました。
★創作はどうしても教科書に頼りがちでしたが、もっと柔軟にアイデアいっぱいの授業をしてみたいなと意欲が沸いてきました。ありがとうございました。
★時間が経つのを忘れてしまうほど先生のお話に聞き入ってしまいました。誰でも吹けるリコーダーだけで、こんなにたくさんの音楽が創れるなんて本当に素敵!短い時間でしたがとてもわくわくしたので、子どもたちにも体験させたら音楽好きにもっとなってくれるかな♪
★秋山先生の音楽だけではない教育観に裏付けされたお話に、「音楽を好きな子どもたちを育てたいと思って自分は教師になったんだ!」という気持ちがよみがえりました。

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どの感想からも、充実した夜のカフェの様子と、音楽に対する前向きな気持ちが感じられますね。
感想を寄せていただき、ありがとうございました。


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第1回夜のカフェ講座 開催報告〜♪

 昨年度好評をいただきました「ちょっと一息、いい話」をコンセプトに、シリーズでお届けする講座「学びの森 夜のカフェ」を、今年度も全6回開催する予定です。
 9月26日(月)に「第1回夜のカフェ」が裾野市役所地下「多目的ホール」にて開催され、17名の先生方が参加してくださいました。
 静東教育事務所地域支援課 総括指導主事の秋山和徳先生を講師にお迎えし、「音楽あそびのネタ紹介します」のテーマでお話を伺いました。

 今の時代は、様々な音が一方的に飛び込んでくる「音があふれている時代」であり、「聴こう(聴きたい)」と思って聞く音が少なく、子どもの耳がどんどん閉ざされていく音環境にあるとのことですが、秋山先生は、自分から音の存在に近づいていく、音に向かっていく子どもを育てたい、ひいては、様々な音楽表現を主体的に楽しむ子どもを育てたいと感じていらっしゃいます。

 音楽の授業の中で、「音楽づくり(創作)」がありますが、歌唱や器楽と違い、表現の拠り所となる「楽譜」がなく、「まとまり」「形式」「完成度」といったことが難しさを助長するためか、指導者自身が指導方法が難しいと感じてしまいがちのようです。「音楽づくり(創作)」を堅苦しく考えず、「音で遊ぶ」というふうに考え方をシフトして、まずは気楽に教師自身が楽しむことが大切とのことでした。

 秋山先生はリコーダーを使用した音楽あそびや、それ以外にも様々な音楽あそびや音楽づくりの実践を紹介してくださいました。
 「リコーダーで自己紹介」という音楽あそびは、まず、リコーダーの「ドレミ...」の音それぞれに「ド」は「1」、「レ」は「2」...とそれぞれの音を「1」から「0」までナンバリングします。そして、自分の誕生日を数字にあてはめた音で奏で、隣の席の方はそれを聞き、誕生日をあてるという音楽あそびです。参加者は各自が持参したリコーダーを使用し、実際にチャレンジしてみました。

 リコーダー以外にも、床に大きな五線譜をビニールテープで作り、子ども自身が音符になり身体で音を表す遊びや、身近なものを使用して様々な音を出せること、水を入れたグラスの縁を指で回すように擦って音を発生させる「グラスハープ」なども紹介してくださいました。講座修了後には、「グラスハープ」を体験してみる先生もいらっしゃり、様々な「音」に親しむ素敵な時間となりました。

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第2回「夜のカフェ参加者」募集〜♪

「暑さ寒さも彼岸まで」と言いますが、残暑もゆるみ過ごしやすい時期になってきました。

来週9月26日(月)に開催する第1回夜のカフェに参加する先生方、申込みありがとうございました。当日はリコーダーをお持ちくださいね。楽しい時間を過ごしましょう。

さて、まだ第1回講座も終わっていませんが、その翌週に開催予定の「第2回夜のカフェ講座」の参加者を現在募集しています。

**第2回夜のカフェ講座**
10月3日(月)18:15〜19:30
裾野市役所 地下「多目的ホール」
○漫画・映画の名言セラピー(清水達夫先生)
○スイーツの世界(湯山小百合先生)

第2回講座の申込み〆切りは、9月26日(月)までです。
学びの森だより第6号の参加申込書にご記入いただき、学びの森までファックスしてください。(FAX 995−4904)

学びの森だより第6号(夜カフェ臨時号)28.9.2
(↑ ここからどうぞ〜♪)

日頃の忙しさを忘れて、夜のカフェで気分転換しましょう。
皆様の参加をお待ちしています。


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茶の湯体験(向田小)

9月12日(月):向田小学校で、6年生が「茶の湯体験」を行いました。

6年生の社会科歴史の授業で千利休が登場しますが、今回はそれに関連した授業で茶道を体験しました。

学校支援地域本部事業を活用し、向田小のスクールコーディネーターの荒木よしゑ様が、学校と講師の方と間の仲立ちとなり、荒木様は当日も参加してくださいました。講師は伊豆島田にお住まいの渡辺みちよ様です。

最初に茶道に関するお話などを伺ってから、実際に講師の先生からお茶の点て方や頂き方を教えていただきます。最初はデモンストレーションとして、管理職の先生や担任の先生が体験しましたが、その後はいよいよ子どもたちの番です。

子どもたちは二人一組になり、お互いに亭主役・客人役をそれぞれ交互に体験しました。茶杓や茶筅を実際に使用して抹茶を点て、「お召し上がりください」と客人に勧めます。客として抹茶を頂くときは作法どおり2回ほど茶碗を回してから頂くなど、慣れない作法といつもとは違う雰囲気にちょっと緊張気味の子もちらほら...。講師の渡辺様が、生徒の分までお茶の道具類をたくさん用意してくださったおかげで、6年生全員が同時にお茶の体験をすることができました。

この時期は十五夜が近いということで、お菓子はウサギの形の干菓子、掛け軸もお月見に由来するものと季節感もたっぷりと感じることができたようです。茶道を通して心静かな時間が流れていき、子どもたちはとても素敵な体験をすることができました。

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草刈りボランティア(向田小)

9月3日:向田小学校で、PTA奉仕作業が行われ、たくさんの保護者や子供たちが参加し、学校を綺麗にしてくれました。

地域の草刈りボランティアの皆さんも参加してくださいました。

暑い中、草刈りを熱心に行ってくださいました。

「子どもたちのために」と、汗を流してくださる地域の方たちには本当に頭が下がります。きれいなグランドで運動会を迎えられそうです。ありがとうございました。
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「夜のカフェ」今年度の年間計画&参加者募集〜♪

「夜のカフェ講座」は知的好奇心の探究や、日々の生活や心を豊かにすることに主眼を置いた講座です。
昨年度、好評をいただきましたが、今年度も開催いたします。

講師は今年も静東教育事務所地域支援課の先生方です。

今後の年間開催予定について以下のとおりお知らせします。


第1回講座 9月26日(月)
◆音楽あそびのネタ紹介します(秋山和徳先生)

第2回講座 10月3日(月)
◆漫画・映画の名言セラピー(清水達夫先生)
◆スイーツの世界(湯山小百合先生)

第3回講座 11月28日(月)
◆釣りバカもの日誌(土屋有一先生)
◆はじめてのフルマラソン(江本光徳先生)

第4回講座 12月12日(月)
◆山登りしましょう!〜気軽に 日帰り 山歩き〜(村松敦視先生)
◆ようこそ♪夜Cafe『ビジュツカン』(佐藤弘明先生)

第5回講座 平成29年1月23日(月)
◆デジカメとドローンで風景を楽しむ(滝口宜男先生)
◆生き物を育てる part2(田中亮輔先生)

第6回講座 平成29年2月20日(月)
◆家族の話〜子どもの成長〜(伊藤賢一先生)
◆「ハナミズキ」を口ずさみませんか?(岡山宗稔先生)

全講座とも、18時15分〜19時30分 
裾野市役所 地下「多目的ホール」にて開催されます。

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第1回講座、第2回講座は、現在参加者を募集しています!

学びの森だより第6号の参加申込書に記入して、ファックスにて提出してください。

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(ここから取り出せます ↑)

日頃の忙しさを忘れて、気分転換しましょう。
皆さんお誘いあわせて、是非、ご参加ください。お待ちしています。

(以下の写真は、昨年度の「夜のカフェ」の様子です)
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展示絵画の更新

学びの森には、絵画を展示しています。

鈴木図書館の絵画教室の方たちの作品を借用し、展示させていただいています。

今回の作品の題名は以下のとおりです。

右側:花
中央:富士山
左側:フラメンコ

右側の作品は、絵画教室を指導なさっている先生の作品とのことです。

約2ヶ月ごとに新しい作品に更新されます。
10月下旬頃まで展示しています。

お近くにお越しの際は、是非お立ち寄りください。
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学びの森だより 9月号

夏休みが終わり、2学期が始まって一週間がたちました。

9月に運動会を控えた学校は、練習がだんだんと本格的になってきている頃でしょうか。

残暑が厳しい日の練習は、くれぐれも熱中症に注意しましょう。


さて、学びの森だより&支援員だよりの9月号ができました。

夏休みに実施しました「学びの森 昼のカフェ講座」の開催報告や、9月以降に開催予定の「夜のカフェ講座」の年間計画などが掲載されています。

是非、ご一読ください♪

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学びの森だより第6号(夜カフェ臨時号)28.9.2
支援員だより第5号28.9.2
↑ここから開けます
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黒板アート 東小

 裾野市立東小学校で、夏休みが明けて2学期が始まる日にあわせ、登校してきた子どもたちへのサプライズプレゼントとして、黒板アートが企画されました。
 この企画は、東小学校のスクールコーディネーターの鈴木健夫さんの第一声で始まりました。黒板に絵を描くのには、何日か日数を要します。子どもたちが学校にいない時で、土日ではなく学校が開いている時期となると、長期休業中の夏休みが一番準備するのによいということで、8月26日の2学期始業式の日にサプライズの日が決まりました。
 黒板いっぱいに描かれた「黒板アート」を、教室に入って最初に目にした子どもたちの驚きやわくわくした気持ちで2学期のスタートを切ることを願い、コーディネーターの鈴木さんの仲立ちによって、美術に堪能な地域の方や中学生・高校生が協力してくれました。協力してくださったのは地域PTA保護者の方が2名、東中美術部卒業生2名、沼津工業高校建築科生徒3名、御殿場南高校読書文芸部と桐陽高校生などたくさんの方達です。

 事前制作日の8月23日に東小学校へ伺い、実際に黒板に描いている様子を取材させていただきました。高学年5・6年生の教室と特別支援教室のいずみ学級の全部で8つの教室の黒板に様々なアートが描かれました。写真は制作途中の様子です。テレビ局も取材にきていました。
 エアコンのない夏休みの暑い教室で、何時間もかけて黙々と絵を描き続ける姿に、脱帽する思いでした。
 スクールコーディネーターの鈴木さん曰く、「リアルな芸術を子どもたちに見せられる」「低学年の子が、高学年の教室に行くことができる」「形に残らなくても、記憶に残る体験を」と、まさに、ほんものにふれあう体験ができました。

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行事予定
4/6 入学式、1学期始業式(小・中)

学びの森だより

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