最新更新日:2024/04/22
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黒板アート 東小

 裾野市立東小学校で、夏休みが明けて2学期が始まる日にあわせ、登校してきた子どもたちへのサプライズプレゼントとして、黒板アートが企画されました。
 この企画は、東小学校のスクールコーディネーターの鈴木健夫さんの第一声で始まりました。黒板に絵を描くのには、何日か日数を要します。子どもたちが学校にいない時で、土日ではなく学校が開いている時期となると、長期休業中の夏休みが一番準備するのによいということで、8月26日の2学期始業式の日にサプライズの日が決まりました。
 黒板いっぱいに描かれた「黒板アート」を、教室に入って最初に目にした子どもたちの驚きやわくわくした気持ちで2学期のスタートを切ることを願い、コーディネーターの鈴木さんの仲立ちによって、美術に堪能な地域の方や中学生・高校生が協力してくれました。協力してくださったのは地域PTA保護者の方が2名、東中美術部卒業生2名、沼津工業高校建築科生徒3名、御殿場南高校読書文芸部と桐陽高校生などたくさんの方達です。

 事前制作日の8月23日に東小学校へ伺い、実際に黒板に描いている様子を取材させていただきました。高学年5・6年生の教室と特別支援教室のいずみ学級の全部で8つの教室の黒板に様々なアートが描かれました。写真は制作途中の様子です。テレビ局も取材にきていました。
 エアコンのない夏休みの暑い教室で、何時間もかけて黙々と絵を描き続ける姿に、脱帽する思いでした。
 スクールコーディネーターの鈴木さん曰く、「リアルな芸術を子どもたちに見せられる」「低学年の子が、高学年の教室に行くことができる」「形に残らなくても、記憶に残る体験を」と、まさに、ほんものにふれあう体験ができました。

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昼のカフェ「学級担任のための合唱指導のコツ」

 8月5日(金)午後は、「学級担任のための合唱指導のコツ」と題して、須山中 山本千栄子先生にお話いただきました。
 最初に参加者全員で「翼をください」と「夏の思い出」を合唱してリラックスした後、合唱することの目的や生徒の自主的活動をつくる指導のコツ、具体的な練習方法と工夫、生徒自身が成果を実感できる指導のコツなど、山本先生が現在実践されている掲示物やグッズを具体的に提示しながらお話しされました。
 参加者には9・10月の合唱コンクールや市音楽会に向けて、学級や学年合唱に取り組んでいる方が多く、講師の山本先生に今の課題にどう対応していったらよいのかを積極的に質問されたり、皆で考えたりする場面が多くありました。また、たくさんの資料を、タブロイドやデジカメで熱心に撮影して、夏休み明けからの活動に活かしていこうという意欲を強く感じました。
 「卒業式まで歌い続ける学級こそ真の金賞」「音楽科の先生との情報交換を密にとろう」など、肝となる言葉を改めて噛みしめながら、合唱を通して子どもたちと共に成長していこうとする先生方の熱い思いに触れた、楽しい時間でした。 

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以下に参加者の感想を紹介します。
・自分たちが発する声を録音して聴くことや、ひらがなの歌詞に注意したいことを書き込んでいくことで視覚的にも見えてくるのが効果的だと思いました。
・教師主導の合唱から、少しでも子どもの思いで合唱に向かわせられるたくさんのヒントをいただけました。ひらがなの横書き歌詞を拡大した手法はさっそく9月から指導に役立てられると思いました。
・毎年、合唱指導は担任として悩んできましたが、今日のお話を聞いて、子どもたち自身が考え学級がひとつになるように担任としてできることを精一杯やろうと思います。

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昼のカフェ「捨ててこそ得る!」

 8月5日(木)午前中の「昼カフェ」は、東小 松山充彦先生の「捨ててこそ得る〜あなたにとって大切なこと」のお話でした。
 松山先生のお話は、いつもウイットに富み、なおかつ聴く人の心根に染み入ります。
 今回は、最初に12枚の色カードを参加者全員に配布して、自分の好きな色や、教師としての自分、職場、家庭での自分を色にたとえたら何色かを各自が選び、その選択した色を通して人柄の傾向や今の思いを解説されていきました。先生の軽妙洒脱な解説によって、笑い声や歓声に包まれながら、ふと気づくと自分自身の有り様と向き合う参加者の表情が印象的でした。
 続いて、「あなたにとって今日が人生最後の日だとしたら、あなたは何をしますか。」「そのとき、あなたが大切にしていること(人)として今日一番始めに書かれたことをしますか? その人と過ごしますか?」と参加者に投げかけました。
 そこから先生は、ご自身が人生で出会われた何人かの人たちとのエピソードをお話しされながら、もう一度自分にとって本当に大切なものは何なのか。そしてそれを邪魔しているのは何なのかを想ってみることの大切さをお話しされました。
 会場の学びの森には「優しい時間」が流れていきました。

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以下は、参加者の感想の一部です
・とらわれずに見ることができる自分でありたいと心に刻む時間になりました。
・教師や親は、子どもの想いや願いを実現する人で自分の考えを押しつける人でないということ、教師としての原点を再確認できました。
・人と比べたところから不幸がはじまり、見栄や欲を捨てたところに本当の幸せが訪れるのですね。夏休みに心が洗われました。
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昼のカフェ「通常学級における困り感のある子の支援」

8月4日(木)午前中の昼のカフェは「通常学級における困り感のある子の支援について」と題して、学びの森の杉山茂指導員が特別支援教育について担当しました。

小学校・中学校の学級担任を始め、講師、相談員、支援員など様々な立場の皆様が参加してくださいました。

構成的グループエンカウンターの手法を取り入れながら3つの事例についてワークショップ形式で行いました。児童・生徒自身が抱える困難に応じて保護者、担任、支援員への手だてあるいは授業のあり方についても発表されました。多様な立場の参加者であったためそれぞれの立場からできそうな支援を考えてくださいました。

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以下は参加者の感想です。
・具体的な事例への手立てを、参加者の皆さんと共に考えることができ、とても有意義でした。
・特別支援対象の児童への支援の仕方について、日々悩みながら過ごしてきました。今回グループで支援の方法や児童理解について考える場をいただいたことで、様々な有効な手立てを打っていってもよいのだと思いました。
・立場の違う先生方の考え方や視点を伺えたことが大変参考になりました。


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昼のカフェ「生きる力を育む生徒指導〜人間関係プログラムの活用を通して〜

8月2日(火)午後の昼カフェでは、「生きる力を育む生徒指導〜人間関係作りプログラムの活用を通して〜」と題して、向田小学校教諭 岩佐祐介先生にお話をしていただきました。

・人間関係作りプログラムとは? 
・それをどのように活用するのか? 
・プログラムの成果と課題 
・模擬事例検討 
・プログラム後の展開 と、ちょっと堅い言葉が並びましたが、ご自分の実践を踏まえた具体的な資料から生徒指導のアプローチの仕方に新たな示唆を与えていただきました。

経験と勘に、プログラムの実施を加えることで、より多角的に人間関係を分析することの大切さを学ぶことができました。講座名にも使った「昼のカフェ」のように自由な雰囲気で過ごした2時間でした。

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以下は、参加者の感想の一部です。

・人間関係プログラムをやってみなければ!と思いました。ホワイトボードカンファレンスでは原因を探すのではなく、解決に役立つリソースに焦点を当てるのは目からウロコでした。
・たくさんの資料を準備していただき、ありがとうございました。データのお土産も大変うれしいです。事例研究のやり方も、いつもと違う方法で、ポイントやこれからを考えて意見を発言していくスタイルでとてもよかったです。


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昼のカフェ「子供の心を耕す道徳の授業づくり」

8月上旬に、学びの森夏企画「昼のカフェ講座」を開催しました。

昼のカフェ講座は、「自ら学びたい」「よりよい授業や学級づくりをしたい」と願う先生方に、市内で優れた教育実践をされている経験豊かな先生方を講師にお迎えし、ご自身が大切にしていることや実践内容についてカフェ的な雰囲気の中でお話いただき、交流する場としています。

8月2日(火)午前中の昼のカフェでは、「子供の心を耕す道徳の授業づくり」と題して、西小学校教頭 松本律子先生にお話をしていただきました。

具体的に2つの資料を基に、ねらい「(価値)からどのような授業のながれを考えるか。」「主人公を誰にして主発問・初発問をどう考えたらいいのか。」を子供の授業と同じように一人で考えた後、グループに分かれて話し合いを持ちました。時間をかけて教材研究するのと違い、短時間で自分なりの考えを持つ経験は、要所を的確に押さえる練習にもなりました。また、「泣いた赤おに」とか「お母さんのせい求書」「ともだちや」など何学年配当の資料と決めつけないで、子供たちの実態に合わせて、どの学年でも使ってみると子供を改めて理解することや新たな発見につながるというお話もしていただきました。あっという間の1時間40分でした。

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以下に、参加者の感想を少し紹介します。

・多くの意見の出る主発問、主発問に合った初発問の作り方など勉強になりました。資料の主人公によって、見方や話し合いたい価値が変えられることにも驚きました。毎回悩んでいましたが、これから授業を考えるのが楽しくなりそうです。
・話しやすい雰囲気で、本音を出しながら学ぶことができました。他の先生方と検討したことも有意義でした。
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行事予定
4/6 入学式、1学期始業式(小・中)

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