最新更新日:2024/05/08
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春の自然散歩(小柄沢緑地)

 4月3日に市役所で行われた初任者研修会の帰りに小柄沢緑地を1ヶ月ぶりに訪ねました。二十四節気では明日から清明に入ります。万物がすがすがしく明るく美しい頃、ツバメが渡ってくる頃、サクラが満開の頃ですが、ツバメもサクラもまだまだのようです。今年の春分以降は、底冷えを感じる日々ばかりでした。富士山麓も愛鷹山も、4月まで雪が残るなんて、私の記憶の中にはありません。小柄沢緑地の風情も1ヶ月前とあまり変わっていませんが、藤棚の下で中学生がおしゃべりに興じていたり、年配の方が陽光の中で読書をしていたりと、ずいぶんと賑やかになりました。さて、どこが春めいたのかなと探ってみると、真っ白なユキヤナギが満開です。その下にはハナニラが、淡く紫がかった6枚の白い花びらを広げていました。水際のセリは食べ頃です。オランダガラシ(別名クレソン)、タネツケバナ、イヌガラシも競って岸辺を占領しています。緑地を仕切るツツジの下には、カラスノエンドウとスズメノエンドウが争っています。相変わらずカラスノエンドウの花の根元には黒いアブラムシが大発生ですが、テントウムシの幼虫はまだのようです。近くにヒメオドリコソウが群落で咲いていました。オランダミミナグサも花をつけています。目を凝らすとちょこちょこ小さなヒメウズが花を咲かせています。小さいながらもキンポウゲの仲間ですから毒草です。花の形もそっくりです。
 ハシボソガラスが上空を横切った途端、藪の中からスズメに混じってやや大型の野鳥が飛び出しました。ツグミです。すでに北国へ帰っていてもいい頃ですが、渡りの途中で迷子になったのでしょうか、1羽で飛び去っていきました。水辺にはキジバトが2羽(間違いなくつがいです)仲むつまじく水を飲んでいます。相変わらずメジロがうるさく騒いでいます。きっと「サクラさん、早く咲いてよ」と訴えているに違いありません。
 写真を撮り終えてほっと一息、やっぱりきれいな水の流れがある公園はすがすがしさが半端ありません。やっと春めいてきたなと実感もできました。明日から清明、清らかな心持ちで仕事に励もう。そう、私の仕事は・・・自然の楽しさを学校教育の中にたくさん持ち込むこと。今年度もわくわくしています。仕事が楽しいなんて、こんな感覚は久しぶりです。さて、帰って教材研究でもやろうっと。と駐車場へ歩みを進めると、目に飛び込んだのは、どなたかの庭に咲くそれはそれは見事なユキヤナギ。自転車置き場の横です。きっと、皆さんに見ていただけるようにと、ひと手間もふた手間もかけているんだろうなあと、家主の方の気遣いが伝わってきました。花穂が春風に少し揺れています。  
    雪柳 揺れる花穂に 見送られたる   文責:学びの森指導員 小泉隆嗣
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学びの森支援員だより4月号

新年度が始まり、年度始めの会議や入学式の準備など大変お忙しい時期かと思います。

今年度も、「学びの森だより」「学びの森支援員だより」を発行していきます。

早速ですが、「学びの森支援員だより」の4月号を作成しました。

支援員だより第1号29.4.3
(↑ここから閲覧できます)

是非、ご一読ください。

※通常の「学びの森だより4月号」は、後日発行予定です。
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29年度もよろしくお願いいたします

4月になり、平成29年度が始まりましたね。
「学びの森は」設立から2年が経過し、この4月からは3年目に入ります。

今年度も、学びの森のホームページでは、訪問研修「森の道標」による学校の様子や、研修会の報告、夜のカフェのお知らせ、学びの森だよりなどを発信していきたいと思います。

どうぞよろしくお願いいたします。


なお、2016年度(平成28年度)に掲載された記事につきましては
ホームページ左下の◇過去の記事「2016年度」メニューを
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また、ホームページ右上のカレンダーを操作することでも、過去の記事を
ご覧いただくこともできますので、ぜひご利用ください。

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裾野市教育委員会 学びの森
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