最新更新日:2024/04/22
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須山幼小中 要請訪問(須山中)

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│平成29年度   │
│須山幼稚園・小学校・中学校   │
│            第1回 要請訪問   │
│ 横浜国立大学名誉教授   高木 展郎(のぶお) 先生│
│  日 時:平成29年4月27日(木)   │
│  会 場:裾野市立須山中学校   │
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 高木展郎(のぶお)先生を招いての研修会に参加させていただきました。須山は春まだ浅く、冷たい霧雨の中でしたが、幼・小・中の先生方が大勢参加され、高木先生の最新の講話に耳を傾けました。授業も3校時、4校時、5校時それぞれ2本ずつが公開され、「聴く・表現する」「ふり返り」が取り入れられた、日常の子どもたちの学びの姿を参観させていただきました。中でも一番印象に残ったのが、小学校の先生方との久しぶりの出会いに沸く中学1年生の笑顔でした。その顔は明らかに小学校7年生、小中がつながっている証拠です。こういう場面を見るたびに、教える側のつながりの大切さを再認識します。須山の研修のきっかけを見た気がしました。幼・小・中の先生方がつながれば、そこに学ぶ子どもたちは絶対に嬉しいはず、学びのエネルギーも確実にパワーアップすることでしょう。
 公開授業後の研修は、高木先生の講話でした。「新学習指導要領とこれからの授業づくり」と題された講話の基軸には中教審答申があり、理想的な学びの醸成に向かってやろうじゃないかという意気込みが感じられました。須山の地が相当気に入っているのかも知れません。
 新学習指導要領は、高木先生曰く「幕末から明治にかけての教育の変革に匹敵する大きな改革」だとのことです。「主体的・対話的で深い学び」「社会に開かれた教育課程」「カリキュラム・マネジメント」「観点別評価の改変」等々、色々なキーワードの説明やその背景となる考え方を、具体的な取り組みをしている学校の子どもたちや先生方の現れを紹介しながら、わかりやすく解説していただきました。
 講話の最後の方で解説され、また講話後の質疑応答の中でも話題となった「授業づくりは、問いづくり」の言葉が、私には強く印象に残りました。研修会終了後に私の頭に浮かんだのは「新学習指導要領を早く読んでみたい」でした。6月が楽しみです。

                  H29.4.28 文責:小泉隆嗣
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春の自然散歩(生涯学習センター駐車場)

 文化センター黄瀬川沿いの桜の中に、裾野市のソメイヨシノの標準木を見つけました。南側から4番目です。今年のソメイヨシノは、満開になった途端の春の嵐で、あっという間に丸裸。八分咲きくらいが見頃だったでしょうか。花見期間の短さに、ゆっくり花見をする機会を失ってしまいました。年度当初はどこもそうですが、学びの森も結構多忙です。学校訪問が少ない分、パソコンの前に座ってキーボードを打ち続ける日々の連続で、少々運動不足気味です。少しでも体を動かそうと、食後に駐車場周辺を散策しました。
 草地を歩くと、小さい種の集中砲火を浴びました。タネツケバナです。4月当初は白い花だったのに、既に果実は熟しきり、1つ触っただけで次々に連鎖反応が起こります。ホウセンカやカタバミは種飛ばしで有名ですが、どっこいタネツケバナも負けてはいません。その種に打たれて驚いたのか、アマガエルが跳び出しました。迷惑顔に見えたのは気のせいでしょうか。
 先日、背丈の低いタンポポが一斉に開花しました。総包片が見事に反り返っています。外来のセイヨウタンポポです。よく探してみましたが、全てセイヨウタンポポでした。スミレがたくさん咲いています。紫色の花ですが、白花のスミレも結構たくさん咲いています。よく見ると紫色にも変化があります。これはアリアケスミレでしょうか。ここで重い植物図鑑とルーペを出して座り込んで同定を始める時間はありませんし、私はしたくもありません。「スミレ」で結構。顕花植物に対する私のスタンスはこんなもんです。カタバミも2種類咲いていましたが、私にはどちらもカタバミ。外来種のアカカタバミとかウスアカカタバミとかがあるようですが、たぶんどちらかでしょう。調べようと考える人と面倒だと考える人がいるそうですが、私は明らかに後者です。それより先程跳び出したアマガエルが気になりました。一応捕まえて鼻先から伸びる黒帯を観察、ニホンアマガエルであることを確認しました。近似種に「ハロウエルアマガエル」という日本固有のアマガエルの仲間がいるからです。図鑑では奄美以南(奄美と沖縄)の分布ですが、自然界に「絶対」はありません。もしかしたら・・・です。そんな私は、明らかに植物より動物の方が好きです。自覚もしています。ただ、「あ、旨そう!」とか「これ食べると死ぬかも」といった類の植物や菌類は好きです。
 クズがやっと新芽を伸ばし始めました。先端5cmは天ぷらに、小さな若葉は唐揚げにします。イタドリは皮をむいて一晩塩漬けし、漬け物風にします。椿の花も1輪をそのまま天ぷらにします。生涯学習センターの駐車場の春は「食材」がいっぱいです。でももうすぐ草刈りなんです。残念。
ぽんぽんと はぜるたねつけ花 かゆし   文責:学びの森指導員 小泉隆嗣
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学びの森だより4月号

入学式が終わり数日が経ちました。
新しいクラス、新しい学級担任...よい出会いができたでしょうか。

さて、先日は「支援員だより4月号」を発行しましたが、今回は、「学びの森だより4月号」を作成しました。

今年度の訪問研修「森の道標」の基本的な研修対象者についてや、第1回初任者研修会の様子を掲載しています。

是非ご一読ください。

学びの森だより第1号29.4.10
(↑ここからどうぞ♪〜)
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学びの森のすぐ隣の裾野市民文化センターに桜の木があります。
今年の桜は例年に比べると遅かったですが、裾野もようやく満開になりました。すっきり晴れる日がなく、昨日までも雨に打たれたせいか、桜の花も少しくすんだように見えました。青空の下でお花見したいなと感じました。
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第1回裾野市教職員初任者研修会

 新年度初日の4月3日、裾野市役所にて「第1回裾野市教職員初任者研修会」が開催されました。
 今年度の裾野市内の新規採用教職員は、小学校教諭7名、中学校教諭6名、養護教諭1名、県費事務主事2名の合計16名です。
 研修会では、最初に新規採用者全員で声を合わせ服務の宣誓をした後に、教育長講話、学校教育課長の講話を伺いました。
 風間教育長からは、「授業を大事にしてほしい」という話の中で、我々教員自身の中には、自分は勉強をしてきたという過信と、子どもたちより物事を知っているという過信があり、これが授業を発展させる妨げになる場合がある。子どもが理解するということをどれだけ突き詰めているかどうか等まだまだ勉強しなければならない。その回答は子どもたちの姿にあるはずなので、授業の中で子どもたちがどんな反応をするのか丁寧に様子を見てもらいたい。学校の中で一番勉強しなければならないのは「先生」であるというお話がありました。
 朝倉学校教育課長からは、「子どもたち一人一人をよく見ること」についてお話がありました。子どもたちの実態はみなそれぞれ違っており、その時々の子どもの状況に応じた言葉かけをする必要がある。いろいろな手立てを持っていても、その時の子どもの実態がわからなければ手立ては出てこないはずである。何よりもまず子どもの実態をしっかり押さえることが原点であるということでした。
 続いて、初任者研修と裾野市の概要及び特色について学校教育課指導主事より説明があり、最後に、学びの森小澤指導員から「学びの森」の概要について説明がありました。学びの森は「指導」ではなく「支援」の姿勢を基本としており、教員の資質向上や授業改善をサポートする機関であることや、実質は初任者研修終了後の経験2年目教諭から主に関わっていくことなどをお話しました。
 新規採用者のみなさんの真っ直ぐな視線が印象的でした。子どもたちと共に学んでいきましょう。

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春の自然散歩(小柄沢緑地)

 4月3日に市役所で行われた初任者研修会の帰りに小柄沢緑地を1ヶ月ぶりに訪ねました。二十四節気では明日から清明に入ります。万物がすがすがしく明るく美しい頃、ツバメが渡ってくる頃、サクラが満開の頃ですが、ツバメもサクラもまだまだのようです。今年の春分以降は、底冷えを感じる日々ばかりでした。富士山麓も愛鷹山も、4月まで雪が残るなんて、私の記憶の中にはありません。小柄沢緑地の風情も1ヶ月前とあまり変わっていませんが、藤棚の下で中学生がおしゃべりに興じていたり、年配の方が陽光の中で読書をしていたりと、ずいぶんと賑やかになりました。さて、どこが春めいたのかなと探ってみると、真っ白なユキヤナギが満開です。その下にはハナニラが、淡く紫がかった6枚の白い花びらを広げていました。水際のセリは食べ頃です。オランダガラシ(別名クレソン)、タネツケバナ、イヌガラシも競って岸辺を占領しています。緑地を仕切るツツジの下には、カラスノエンドウとスズメノエンドウが争っています。相変わらずカラスノエンドウの花の根元には黒いアブラムシが大発生ですが、テントウムシの幼虫はまだのようです。近くにヒメオドリコソウが群落で咲いていました。オランダミミナグサも花をつけています。目を凝らすとちょこちょこ小さなヒメウズが花を咲かせています。小さいながらもキンポウゲの仲間ですから毒草です。花の形もそっくりです。
 ハシボソガラスが上空を横切った途端、藪の中からスズメに混じってやや大型の野鳥が飛び出しました。ツグミです。すでに北国へ帰っていてもいい頃ですが、渡りの途中で迷子になったのでしょうか、1羽で飛び去っていきました。水辺にはキジバトが2羽(間違いなくつがいです)仲むつまじく水を飲んでいます。相変わらずメジロがうるさく騒いでいます。きっと「サクラさん、早く咲いてよ」と訴えているに違いありません。
 写真を撮り終えてほっと一息、やっぱりきれいな水の流れがある公園はすがすがしさが半端ありません。やっと春めいてきたなと実感もできました。明日から清明、清らかな心持ちで仕事に励もう。そう、私の仕事は・・・自然の楽しさを学校教育の中にたくさん持ち込むこと。今年度もわくわくしています。仕事が楽しいなんて、こんな感覚は久しぶりです。さて、帰って教材研究でもやろうっと。と駐車場へ歩みを進めると、目に飛び込んだのは、どなたかの庭に咲くそれはそれは見事なユキヤナギ。自転車置き場の横です。きっと、皆さんに見ていただけるようにと、ひと手間もふた手間もかけているんだろうなあと、家主の方の気遣いが伝わってきました。花穂が春風に少し揺れています。  
    雪柳 揺れる花穂に 見送られたる   文責:学びの森指導員 小泉隆嗣
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学びの森支援員だより4月号

新年度が始まり、年度始めの会議や入学式の準備など大変お忙しい時期かと思います。

今年度も、「学びの森だより」「学びの森支援員だより」を発行していきます。

早速ですが、「学びの森支援員だより」の4月号を作成しました。

支援員だより第1号29.4.3
(↑ここから閲覧できます)

是非、ご一読ください。

※通常の「学びの森だより4月号」は、後日発行予定です。
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29年度もよろしくお願いいたします

4月になり、平成29年度が始まりましたね。
「学びの森は」設立から2年が経過し、この4月からは3年目に入ります。

今年度も、学びの森のホームページでは、訪問研修「森の道標」による学校の様子や、研修会の報告、夜のカフェのお知らせ、学びの森だよりなどを発信していきたいと思います。

どうぞよろしくお願いいたします。


なお、2016年度(平成28年度)に掲載された記事につきましては
ホームページ左下の◇過去の記事「2016年度」メニューを
クリックすると閲覧が可能となっております。

また、ホームページ右上のカレンダーを操作することでも、過去の記事を
ご覧いただくこともできますので、ぜひご利用ください。

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