最新更新日:2024/05/13
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森の道標(学校訪問) 授業の紹介 小学校

9月15日(金)に向田小学校の石塚保子市講師の音楽(3年生)を参観懇談しました。

題材は、「拍の流れにのってリズムを感じ取ろう」(5/6)
本時の目標 「楽しく自分のパートを演奏している子どもたちが、4分の2拍子に乗って、友達の楽器や他のパートに合わせて、良いところを見つけて、演奏できるようになる」でした。

 ワクワクしながら、授業に集中し、授業後の子どもたちの表情に、満足感が見られたこの授業から、再確認することをいくつかを紹介します。

1 <継続>
 導入に、ピアノ伴奏に合わせて、リトミック活動を行いました。子どもたちは、体を動かしながら、階名で歌ったり、リズムの模倣をしました。継続した活動が子どもたちの動きを開放的にして、どの子も、安心して、気持ち良さそうに楽しんでいました。小さな事を積み重ねる事の大事さを改めて感じました。

2 <言葉> 
 子どもたちに投げかける先生の言葉が、子どもたちにやる気と自信を持たせていました。肯定的な言葉が子どもの内からの意欲を喚起する事で、授業への集中度が深まっていました。
・よくできました  ・耳を澄ませているね 
・和音に反応するといいよ  ・さすが、いい耳  
・そうっとね    ・きれいな音 
・Aちゃんの言ってくれたこと、詳しくいえる人  
・体を動かしてのってるね! 
・いいとこ、たくさん見つけられるといいね 等

3 <視覚に訴える>
本時の課題「4分の2拍子ってどんな拍子なのか、考えてみよう」では、
1小節に4分音符が2つあることを確認してから、♪に置き換えました。
その際、大きな音符のカードを用意し、代表の子供が黒板に貼ることで、
視覚にも訴えながら、確認しました。今、いろいろな場面で、「見える化」
することの効果について、話題になっています。聞いて、見て、感じて、
考える場を大事にすることが、子どもの学びを支えているのだと改めて感
じました。

4 <体で感ずる>
 4分音符でのリズムと8分音符でのリズムを聴き比べた後、「ゆかいな木きん」を歌いました。子供たちは、軽快な拍に乗って、2拍子の曲の感じを掴むことができました。その後、掴んだ感じを自分の楽器を使って、2拍子の感覚を実感しました。

5 <緊張感>
 4人グループごと、「ゆかいな木きん」の演奏を発表しました。主旋律が鍵盤ハーモニカで「♪」のリズムを、副旋律がリコーダーで「♩」のリズムを演奏しました。演奏場所は、全員が見える黒板前でした。子どもたちは、緊張感の中にも、ちょっと誇らしげな表情で前に出て演奏しました。
 発表の場をあえて、自分の席にしない環境は、本人だけでなく、周りの子たちにも良い緊張感を与え、新たな力を発揮させる効果もあると思います。
 そして、発表前後の挨拶や友達の発表に拍手したり、うなずいたりする習慣をつける場にもなり、人としての振る舞い方も学べると思いました。

6 <書く>
 発表を聞いてワークシートに自分の感想を書く場面では、演奏を聴きながら書く訓練ができていたので、どの子も時間内に書き終わっていました。学びを充実させるためには、同時進行(聴きながら書く)と言うことも必要に応じてやる事が大事だと改めて感じました。

 子どもたちの長い人生の中で、音楽は欠かせません。音楽に癒やされ、音楽に活力をもらって、豊かな人生を送ってもらいたいとの先生の思いが伝わってくる授業でした。


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森の道標(学校訪問) 授業の紹介(小学校)

 9月26日(火)に訪問させていただきました西小学校 下山胡桃県講師の1年算数「たしざんとひきざん」の授業を紹介させていただきます。

 目標は「三つの数の加法を学習してきた子どもたちが、三つの減法を絵などから想像することを通して、立式、計算方法を考えることができる」です。

(1)授業の入りでは「百玉そろばん」で順序数の復習です。子どもたちは、授業者の問いにてきぱきと答えていました。
(2)問題文の視写です。授業者は書くことに苦戦している子ども二人に、なぞり書きができるように問題文をノートに書いてくださいました。
(3)本時の中心的な場面では、色紙を9枚用意して、船を3個、鶴を2個折ってあり、残り4枚をそれぞれ掲示しました。授業者の問い「残りは何枚ですか?」を、視覚に訴えてあるため子どもたちは容易に理解したようです。
(4)授業者は同時に問題文の、数字に〇、キーワードに□、単位にアンダーラインとこれまでの学習に従って三つの印をつけるよう促しました。
(5)子どもたちの発表です。色に注目してしまったため何人かの子どもは迷いましたが、多くの子どもの発表によって授業の目標に近づいていきました。

 この授業を参観させていただいて、数への親しみ、短期記憶の訓練(学習の下支え)、視覚の活用、座席の配慮、問題文の記号による焦点化など、ユニバーサルデザイン、特別支援教育への取り組みなどがなされていると思いました。

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森の道標(学校訪問) 授業の紹介(小学校)

 9月14日(木)に訪問させていただきました西小学校 関 弘美教諭の1年国語「うみの水はなぜしょっぱい」の授業を紹介させていただきます。

 目標は「兄、弟、坊様の3人に・・・・どんな言葉をかけたいかを通して、登場人物に対する自分の考えをもつ」です。

(1)昔話を、声に出して、みんなで読みをした。
(2)問「三人のうちだれかにお手紙を書いてほしい」支える問として「1〜3時で、思ったことあったよね! 伝えたいことあったよね!」その自分の気持ちを、手紙にしたい。
(3)子どもたちは“学習シート”に記入する。書く時間を十分に確保する。
(4)子どもたちの発表へとつなげていった。

 この授業を参観させていただいて、“自分の思いを手紙に書き表す”ことは非常に高い能力を要する作業(学習)ですが、授業者は書く時間の確保と共にヒントとなる例を提示して子どもたちの思考を助けていました。友達の発表を聞くことによって、自分の思いを振り返り、書き加えたり、修正したり、より手紙文に近づく文章に取り組む子どもたちの姿が見られました。

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学びの森だより10月号

10月に入り、朝晩はすっかり涼しくなりましたね。
少し肌寒く感じる日もあります。
充実した秋を過ごせるよう、体調管理には気をつけましょう。

さて、学びの森だより10月号を発行します。

是非、ご一読くださいませ。

学びの森だより第8号29.10.2
支援員だより第6号29.10.2
↑ここから閲覧できます。クリックしてください♪
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森の道標(学校訪問) 授業の紹介(中学校)

 7月5日(水)に訪問させていただいた須山中学校佐野真也教諭(5年目教諭)の、3年社会科公民的分野「現代社会の特色と私たち」〜グローバル社会のよさと課題の授業を紹介します。

 本題材は、公民的分野の導入に当たります。生徒にとって「公民」は初めての分野であり、どんなことを学習するのか期待と不安を持っています。授業者としては ぜひとも「公民って面白そうだな。」と興味・関心をもってもらいたいところです。

 そこで、現代社会の特色である「情報化」「少子高齢化」「グローバル化」の中で、特に「グローバル化」に焦点を当てて、ワークショップ形式の「貿易ゲーム」(7月3日に実施)を取り入れた「グローバル化」のよさと課題について、「対話」を通して学び合う授業を構想しました。
 
 以下に、指導案と事後の分析の資料を添付します。特に、中学校社会科の先生方に参考に見ていただければ幸いです。

(指導案)0705須山中 社会科学習授業案
(事後分析資料)巡回訪問記録0705須山中
↑クリックすると閲覧できます


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第1回夜のカフェ講座 参加者募集中です〜♪

先日もお知らせしましたが、現在、第1回夜のカフェ講座の参加者を募集しています!

*** 第1回夜のカフェ講座 ***

(日時)10月16日(月)18:15〜19:30

(場所)裾野市役所 地下「多目的ホール」

(内容)◆単元『スラムダンク』(清水達夫先生)
    ◆誰でも簡単クッキング☆(湯山小百合先生)
 
1つのテーマが30分程度の2本立てです。

「ちょっと一息、いい話」を聞きながら、楽しい時間を過ごしましょう。

学びの森だより第7号に掲載の参加申込書に記入して、学びの森までファックスしてください。

申し込み締め切りは、今週末10月6日(金)までです。

皆様のご参加をお待ちしています。

学びの森だより第7号夜カフェ臨時号29.9.14
↑参加申込書は、ここからどうぞ〜☆
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「自らかかわる力」が育つ子どもたち〜富岡第一幼稚園

 市教委幼稚園訪問として、9月20日(水)に富岡第一幼稚園を訪問しました。
 富一幼稚園では、今年度の研修テーマを「自らかかわる力を育てるために〜異年齢との関わりを通して〜」と設定し、協同的な遊びの中で、友達と共感し、認め合う場や援助の仕方を工夫することにより、人とかかわる力が育つと研究仮説を立て、特に昨年度から異年齢とのかかわりに視点をおいて研究を進めてきました。
 この日は、「運動会ごっこ」が異年齢チームでの活動です。異年齢ペアで先生方が扮するカラスの妨害をすり抜けて、前方にあるボールをかごに摘んで戻るリレーゲームです。
 カラス役の先生方の名演技で3チームともやる気満々。気合いを入れて始まりです。今日が2回目の練習というお話でしたが、年長さんが、競技や応援、そしてその後の作戦会議(話し合い)でも積極的に意見を出し、年中・年少さんをリードする姿がたくさん見られました。
 参観された他園の先生方からも、「異学年チームでもこれだけ話し合いができるのはすごい。」という声が多く聞かれました。
 こうした経験の積み重ねが自信となっているのか、同年齢でのクラス活動や室内遊びでも、自らかかわろう、みんなで頑張ろうという子どもたちの思いがよく感じられました。
 そこには、園長先生を中心に、職員全員で全ての子にかかわっていくシステムと意識がつくられていて、一人一人へのかかわり方が共有化されていることがわかりました。
 異年齢を窓口とした研修も、これからさらに実践を重ね、成果を検証し、改善をしていくことになると思います。事後研修で渡邊清課長補佐より「新幼稚園教育要領」についてのお話があり、カリキュラムマネジメントを取り入れていくことや、幼児期の終わりまでに育って欲しい姿が新たに示されているので職員間で共有して欲しいとの助言がありました。
 今後の子どもたちの成長を楽しみにして、とても有意義な研修を終えました。富岡第一幼稚園のみなさん、ありがとうございました。



『人生で必要な知恵は、すべて幼稚園の砂場で学んだ』 ロバート・フルガム(アメリカ)
 人間どう生きるか、どのように振る舞い、どんな気持ちで日々を送ればいいか、本当に知っていなくてはならないことを、私は全部残らず幼稚園で教わった。
 人生の知恵は大学院という山のてっぺんにあるのではなく、幼稚園の砂場に埋まっていたのである。私はそこで何を学んだのだろうか。
・何でもみんなで分け合うこと。
・ずるをしないこと ・人をぶたないこと
・使ったものは必ず元のところに戻すこと。 
・ちらかしたら自分で後片づけをすること。
・人のものに手を出さないこと。 
・誰かを傷つけたら、ごめんなさいと言うこと。  ・・・ 以下 略   

(お時間がある時に読んでみてください。)

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「夜のカフェ」29年度の年間計画&第1回講座参加者募集〜♪

 「夜のカフェ講座」は、知的好奇心の探究や、日々の生活や心を豊かにすることに主眼を置いた講座です。
開設初年度から実施し、好評をいただきましたが、今年度も開催できることになりました。

講師は、今年も静東教育事務所地域支援課の先生方です。


今後の年間開催予定について以下のとおりお知らせします。


第1回講座 10月16日(月)
◆単元「スラムダンク」(清水達夫先生)
◆誰でも簡単クッキング(湯山小百合先生)

第2回講座 11月20日(月)
◆Jazzを楽しみましょう(岡山宗稔先生)
◆私の野球(江本光徳先生)

第3回講座 平成30年1月22日(月)
◆デジカメ&ドローン Part2(滝口宜男先生)
◆あなたもアーティスト♪(佐藤弘明先生)

第4回講座 平成30年2月19日(月)
◆ぼく(と)ドラえもん(伊藤賢一先生)
◆縄文クッキーからおべんとうやさんへ(羽田稔彦先生)

全講座とも、18時15分〜19時30分
裾野市役所 地下「多目的ホール」にて開催されます。


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10月16日に開催の第1回講座の参加者を募集します!

学びの森だより第7号に掲載の「参加申込書」に記入して、ファックスにて学びの森まで送信してください(FAX055−995−4904)
申込み期日は、10月6日(金)までです。

学びの森だより第7号夜カフェ臨時号29.9.14
(↑年間計画と第1回講座の参加申込書は、ここからどうぞ〜♪)

日頃の忙しさを忘れて、心地よいひとときを楽しみましょう。
皆さんお誘いあわせて、是非、ご参加ください。お待ちしています。


(以下の写真は、昨年度の「夜のカフェ」の様子です)
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第2回スクールコーディネーター連絡協議会

 裾野市学校支援地域本部事業のスクールコーディネーター連絡協議会が、8月28日(月)14:30〜16:00裾野市役所地下会議室で行われました。

 この協議会は、半年間の活動を振り返りながら、スクールコーディネーターの情報交換を行い、課題を出しながら、今後や来年度に向けて改善していくことを目的として行いました。
 スクールコーディネーターは、東、西、深良地区と富岡、須山地区の2つのグループに分かれて、付箋紙を使って、意見交換しました。「各地区で行った活動」、「活動を通してよかった面」、「活動を通して気になる面」の意見をたくさん出してもらいました。

「各地区で行った活動」では
・授業の補助(ミシン作業、田植え、茶道教室、プール指導、学習支援 等)
・学校行事、幼稚園行事への協力
・地区の方との交流(手芸、絵手紙教室の開催、シニアクラブによる草刈り 等)
・環境整備(奉仕作業の事前作業、防災合宿への協力、通学路整備 等)
・学校との打ち合わせ(幼小中での話し合い、定期的な打ち合わせ 等)
・関係機関との連携(地区育成会への参加 等)
・研修会への参加

「活動を通してよかった面」では
・子どもたちの笑顔がみられた
・地域の方の参加がよかった
・限られた時間内で、子どもたち全員がマスターできた
・保護者とコミュニケーションを図ることができ、関係機関で連携できた
・自分自身が勉強になった  等

「活動を通して気になる面」では、
 ・協力する時間が短い
 ・学校と連絡を取るタイミングが難しい
 ・新しい活動に対してのボランティアの確保が難しい
 ・材料費等の予算が必要である
 ・行政との連携がさらに必要である

 この話し合いを通して、日頃考えている思いを出し合うことで、お互いの立場や果たすべき役割への理解が深まりました。そして、話し合いの中で、解決へのヒントも出て、今後の活動に生かすことができたのではないかと思います。

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学びの森だより 9月号

夏休みが終わり、2学期が始まって一週間になります。

例年に比べ涼しい日が多いので、この9月に運動会を控えた学校は、練習に力一杯打ち込めそうですね。


さて、学びの森だよりの9月号を作成しました。

是非、ご一読ください!

学びの森だより第6号29.9.4
支援員だより第5号29.9.4
↑ここからどうぞ〜♪
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昼カフェ第4弾「学級・学校づくりは仲間で支え合うピア・サポートで!」

 8月10日(木)生涯学習センターにて、深良小学校 養護教諭 朝妻尚美先生を講師にお迎えし、昼カフェ「ピア・サポート」が開催されました。
 市内各校から養護教諭、担任、研修主任、学校相談支援員、教育委員会指導主事等の幅広い参加をいただきました。
 現在、富岡中で実践されております「ピア・サポ−ト」の産みの親というべく朝妻先生です。小学校段階では、対人関係の基礎を学びます。中学校いわゆる青年前期の多感で感動も悩みも多き時代に入り生徒個々は“人生や生きる”ことの模索を始めます。時に生徒はこの解決したい悩みを友人に求めます。日常のちょっとした心配ごと、気がかりなことから深い、人生や生死を左右することなどが含まれます。仲間で相談や援助し合う“ピア”の存在が注目されています。
 朝妻先生は、人間関係づくりを中核に据えて、小学校、低・中学年段階では「出会い」や「やさしい聴き方」を身につけ「自分を表現(語れる)できる」子どもの姿を段階的に描いております。高学年の段階では、児童会や保健委員会等を中心としてピア・サポートのスキル研修、保健委員による見守り活動によってピア・サポートの意識を全校に広めようとしています。こうした意味でピア・サポートは人間関係づくりととても似た概念です。深良小学校のグランドデザインには、ピア・サポートの考えを学校経営目標の具現化のひとつにあげています。また、研修主題に「子どもの目が輝く授業」〜言葉の力を生かした練り合いのある授業〜の実現にピア・サポートの考えを取り入れ学級担任による年3回の対人関係づくりの授業を実施しております。
 過去に実践してきた富岡中学校の“生徒同士によるピア・サポート”の紹介もしていただきました。
 昼カフェの参加者がそれぞれの立場から学ぶことができたのではないかと思います。
 「ピア・サポート」につきましては以下のことを参考にしてください。関心のある方は朝妻先生を窓口にお問合せください。朝妻先生はピア・サポート学会に所属され実践発表などで活躍されております。
(1)小・中学校での実践・研究 深良小学校 養護教諭 朝妻 尚美
(2)裾野市指定研究 深良小 2月25日発表予定
(3)富岡中学校 ピア・サポート(常時活動、集会)
(4)日本ピア・サポート学会 研究大会 2017,10,8~9(広島大会)
(5)関連図書 ピア・サポート実践ガイドブック
   同上  すぐ始められるピア・サポート 指導案&シート集


<参加者の感想一部紹介>
◆自分のクラスが1学期に人間関係づくりで躓いてしまいクラスづくりを悩みながら夏休みを迎えました。今日学んだことを生かしながら2学期のクラスづくりを考えていこうと思います。
◆研修や授業の中でも(いろいろな活動で)、ピア・サポートを意識した活動をしていくことの大切さを改めて感じました。具体例も交えながら分かりやすく教えていただき、ありがとうございました。
◆子どもたち同士で支え合うことが日常化すれば、いじめなどの問題は少なくなる。特別支援を要する子どもたちとの共生のためにも、みんながそういう意識を持たないとなりません。委員会やクラブ活動の中でも少しずつ実践していけたらと思います。まずは自分がゆとりを持って聴いたり支えたりしたいと思います。
◆誰もが楽しく学校に来られるよう支えたいと思い養護教諭を目指しました。今まで不登校の子にも関わってきましたが、どうしたらいいのかなというモヤモヤした気持ちが、今日のお話を聞いて少し前が見えてきたと思います。
◆生徒同士が支え合うという“ピア・サポート”の良さを充分感じ取ることのできるお話でした。子どもたちへの声のかけ方など、教員にとっても大切なスキルや心構えを学べるもので、学校全体で取り組めるといいなと思いました。

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昼カフェ第3弾「ビブリオバトル〜たにちゅう in 裾野」

8月9日:昼カフェとしては初めて市外の先生を講師に迎え、さらに市立鈴木図書館と初連携する形で行われた企画です。講師は、AI(人工知能)第一線の研究者であり、ビブリオバトル(知的書評合戦)の発案者でもある、立命館大学情報理工学部教授 谷口忠大先生です。
 参加者は、各校の図書館担当の先生方を始め、市内小中学校から23名、他に、県内各地の公立図書館員(袋井市や焼津市、森町など)、そして裾野高校からも高校生の参加があり、合計36名となりました。
 前半は谷口先生から、ビブリオバトルとは何か、どのように実践していったら良いかについての講演がありました。「ビブリオバトルは『人を通して本を知る。本を通して人を知る』のキャッチフレーズで親しまれる本の紹介ゲームです。4つのビブリオバトル公式ルールさえ守れば、誰でも簡単に楽しめます。興味をもったら、とりあえずやってみましょう!」ということで、後半は、36名が4人ずつ9班に分かれて、ワークショップ形式のビブリオバトルを体験しました。
 ほとんどの参加者が初体験でしたが、始まってみればどのグループも初対面同士とは思えないほどの大盛り上がり。「5分も本の紹介ができるかなぁ。」「プレゼン自信ないなぁ。」などの事前の不安も吹っ飛び、あっという間にチャンプ本決定まで進みました。
 事後のアンケートでは、「今回のビブリオバトルは面白かったですか?」の問いに、「面白かった」33人、「少し面白かった」3人。「またビブリオバトルに参加したいですか?」の問いに、「参加したい」と答えた人が34人でした。この楽しさを子どもたちに教えてあげて欲しいな、と学びの森では期待しています。実践されたら、また教えてくださいね。

<参加者の感想から>
◆本と関わるための導入としてもビブリオバトルを学校に取り入れていきたい。
◆ビブリオバトルの仕組みがよくわかりました。参加者の方々とのコミュニケーションが取れて、どのような場でも活用できると感じました。
◆自分が普段読まないジャンルの本を知ることができてよい経験でした。新しい視野が広がります。ビブリオバトルが自己紹介になることを実感しました。
◆正しいやり方をキチンと聞いて自分が経験することが大切だと思いました。難しいことを考えず、谷口先生がコミュニケーションを重要視していることがわかりました。読まなくてもいろいろな本が知れる楽しさを感じました。今日は素敵な時間をありがとうございました。
◆たくさんの本にふれ、本への興味が深まりました。あまり読書をしていないので、少し緊張していましたが、どんなジャンルでもいいということで楽しめました。ありがとうございました。
◆今回のようにワークショップ形式だと人数も少なく気軽に参加できるものだと感じました。「人を通して本を知る。本を通して人を知る」というフレーズがとても良いと感じました。もともとビブリオバトルはプレゼンかと思っていましたが、そうではないとわかりました。
◆とてもいいコミュニケーションツールだと思います。とても面白く、為になりました。ありがとうございました。
◆初めてやってみました。あっという間に時間がすぎて楽しかったです。人と人とのコミュニケーションをとる、とても有効なものだと感じました。谷口先生のお話が聴けて良かったです。
◆初めて参加してみましたが、楽しかったです。元祖というか、ご本人にお話をうかがえたことがとても貴重な体験でした。参加するにあたり、本を選び読むことにややハードルがありましたが忙しい中、久しぶりに本に向き合うきっかけにもなり読書を楽しめました。自分は手に取ることがない本を紹介してもらって、それが面白かったです。実際に経験することが実践につながります。ありがとうございました。

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昼カフェ第2弾「この差ってなんですか?〜中学校の学級づくりと生徒理解

8月8日:「昼カフェ」第2弾は、中学校での学級経営と生徒理解に豊かな経験と高い指導力をもつ東中学校の杉本隆伸先生を講師にお迎えし、「この差ってなんですか?〜同じようにやっているのに学級がうまくいかないのは〜」のテーマで開催しました。参加者は、まだ担任経験の浅い、若手の先生方5名と、2名の相談員さんです。
 最初に、参加された若い先生方から、学級の雰囲気づくりや行事指導、不登校生徒への対応など、学級担任としての疑問や悩みが出されました。これらの疑問や悩みに答える形で、杉本先生は、ご自身が学級担任として実践されてきたことを、学級開きや一日の生活の中で、あるいは行事の指導や不登校生徒の対応など、時期や場面ごとに整理して、一つ一つ具体例を挙げながら、平易な言葉でわかりやすく話してくださいました。
 参加者は、杉本先生の、一人一人の生徒への細やかな心遣いと教師としての心構えに身を正し、そして具体的な実践の裏にある確かな理念に気づき、改めて学級担任の魅力と学級づくりへの意欲をかき立てられました。
 昼カフェ終了後、学びの森から帰られる先生方の表情が明るく輝いているように見えました。それは、杉本先生のベテラン教師の技を学んだ最後に、「でも若い人にはかないません。黙っていても子どもたちが寄ってきますから。」の一言に背中を押されたように思います。2学期からの頑張りが楽しみです。
 なお、昼カフェで杉本先生が配布された資料がとても良かったので、ぜひ参加できなかった若い先生方に読んでいただきたいと思い、先生の許可を得て下に掲載させていただきました。ここには先生の実践したこと(そのエキス)が記されています。一文一文には、杉本先生の教師としての理念が込められているのですが、それは記されていません。行間を読んでいただくか、今回参加された先生方に問うてみてください。

(↓資料はここから閲覧できます。クリックしてください)
昼カフェ杉本教諭レジュメ
昼カフェ杉本教諭OJT学年便りまとめ

<参加された先生方の感想から>
・担任としてどのように学級経営をしていくのかという方向性や、そのための下準備や技など、数多くのことを知ることができました。出来ることから少しずつ自分のものにしていきたいです。2学期は、体育祭や文化祭があるので、今日学んだ指導法を生かしていきたいです。貴重な時間をありがとうございました。(学級担任1年目)
・文化祭や体育祭では、生徒とがむしゃらになって関わっていきたいと思いました。生徒にとっては熱が入る時期だと思うので、それに応えたいと思いました。学級経営では、「見えない指導」について考えることが出来ました。細かい配慮を大切にしていきたいと思います。今日はありがとうございました。(学級担任1年目)
・班の活動を活発にさせるためには、出発(学級開き)の段階でアイスブレークなどの手法を使っていくことが大切だとわかりました。それが学級全体の雰囲気につながり、行儀などの活動にも上手につながっていくのかなと思いました。自分と他人の当たり前は違うということは、大学時代に知っていたつもりでしたが、いつのまにか忘れていました。生徒と自分とは違うということを再認識し、粘り強く関わっていきたいと思います。(学級担任1年目)                     
・「学級経営」という言葉には、たくさんの内容が詰まっていることを改めて感じました。リーダーへの話を、2学期は細かくしていこうと思います。生徒たちの「やった感」を持たせることを意識して、学級の生徒同士が、よりコミュニケーションをとっていけるようにしていきたいです。ありがとうございました。(学級担任2年目)
・学級経営の細かい技術や根本を学ぶことができました。特に、行事指導の中で、「○○は○○を○○する」ものについて理由を考えさせたり、本番前のテクニックも2学期以降活用したりしていきたいと思いました。一つ一つの技を使っていき、良い形で学級を作っていきたいと思います。(学級担任3年目)
・適応指導教室でも使えるテクニックや気をつけること、話す内容など学ぶことができました。また、私の子どもたちもお世話になっていたので、話を聞く中で、自分の子どもが活動していた頃の先生方の言動に込められた願いや思いを知ることができ、改めて感謝の思いを深くしました。充実した時間をありがとうございました。(適応指導教室職員)
・いろいろお話を伺い、根回しや準備の素晴らしさを感じました。自分に関わってくれるととても印象深く、次のステップに迎えるようです。子どもの声を吸い上げて、寄り添っていけたらと思います。(心の教室相談員)

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昼のカフェ講座「楽しい冬休みが迎えられる論文の進め方〜夏に見通しを持っちゃいましょう!」

 8月4日(金)13:30〜生涯学習センター学習室2で 昼のカフェ「楽しい冬休みが迎えられる論文の進め方〜夏に見通しを持っちゃいましょう!」をテーマに東小学校教諭 世古健一先生のお話を伺いました。
 参加者は、本年度の裾野市の教育論文に応募を予定している先生方を中心に、12名の先生方でした。
 まず始めに、参加者の緊張をほぐし、全体の雰囲気を柔らげるための「アイスブレイク」を行いました。2人組を作り、「この夏休みに知りたいこと」を自由に話したり、聞いたりします。すると、さっきまでの硬い雰囲気から、お互いに親しみを持って、楽しく研修しようとする雰囲気に変わりました。
 次に、本日のテーマに近づけていく対話に入りました。それは、「最近、学校業務や教育実践をしている中で、感じていることや思うこと」について、相手を代えて、3回行うことでした。自分の頭の中にあるぼんやりとしたものが、徐々に明確になっていきました。
 そして、飲み物やお茶菓子をいただきながら、和やかな雰囲気の中で、『論文のテーマが決まらずに、悩んでいること』を前提に、どのような準備をすればよいのかを、ご自分の論文を提示しながらお話してくださいました。
 教育論文は、これまでの研究(自分のものでも、人のものでも)に、自分の現在の実践のエキスを加えるというイメージで書くという大枠を教えてもらいました。
そして、研修会のアイスブレイクで体験したように、「日頃、感じていることや考えていること、思うこと」を先輩や同僚の先生方に話したり、意見をもらったりして、自分の思いを明確にしていくことが大事であるとのお話に、皆さん頷かれていました。
「一人で悩むより話すことで明確になることもある。」ということです。
 また、『他の人が定義づけた考え(先行研究)をベースにして、その考えを自分が実践してみて、分かったことにまとめる』という、示唆も大変わかり易かったです。
 そこで、書き出しの試し書きを実際にやってみました。社会的背景からの問題意識(発表されている研究論文、文科省や国立の研究所や県教育委員会から出されている考え等)をベースにして、書き手が持っている問題意識を述べるということで、各自が持参したパソコンに、頭でもやもやとしていることを打ち出してみました。
 文字にしてみて、見えてきたことがあったと、アンケートに書いている先生もおりました。

 2学期からは、実践で、何を明らかにするのか、何が明らかになるのか、どうやって明らかにするのかの研究の方法へ進んでいくことになります。
 記録(写真、ノート、ワークシート等の記録など)をとっておくことも、論文をまとめるために、忘れないようにとのアドバイスは「どうしよう、どうしよう」という気持ちの負担を少し軽くしてくれたように感じました。

 今更、聞けない論文の書き方を、丁寧に、且つ、フレンドリーにお話しいただいた今回の昼のカフェは、学びの森に相応しい「勉強」の機会でした。


<参加者の感想より>
★論文のテーマが決まっておらず、何を書いたらよいのか分からなくて、途方に暮れていましたが、今日、書き方等について周りの方と共に、勉強することが出来て良かったです。自分が今、学校のことで問題意識を持つことが、何点か有り、この時間にテーマは決められませんでしたが、夏休み中には決め、2学期から実践の記録をしっかりとっていきたいです。

★書きたいことは、漠然とあっても、どう書いたらいいのか分かりませんでした。でも、今日のお話を聞いて、書きたいテーマが、一つポンと浮かんで来ました。そして、そのために必要なことや今から自分がやらなければいけないことが見えてきました。こつこつと頑張ろうと思います。

★論文というものが、どういう見通しを持って、まとめていけばいいのか分かりました。今日のこの研修がなければ、9月、10月、11月、12月でデーターを集められなかったと思います。論文はデーターが命。世故先生に相談に乗ってもらえたことも、とても勉強になりました。

★論文を書くことになって、一体どのように進めればよいか、全く見通しが立たなくて、困っていましたが、今日の昼のカフェに参加して、アイスブレーキング等で対話していくと、自分の中の問題意識が表面化されて、テーマが決まりました。楽しい冬休みが迎えられるように頑張ります。

★自分が取り組めるものを進めていかないと、論文は、苦しいということ、社会が求めていることも視野に入れないと、いけないということを知りました。実践できることを調べたり、確認したりしながら、進めていきたいです。頭の中でボヤッとしていたことを実際にパソコンで打ったことで、少し整頓出来ました。

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裾野市教職経験2・3年目教員研修会

 裾野市教職経験2・3年目教員研修会が、7月31日(月)9:00〜12:00裾野市役所402会議室で行われました。

 最初に、朝倉学校教育課長から、「子供をしっかり見ること、そして、その実態を掴むために、その子にあったアプローチの仕方を考えてほしい。子供は、教師の一言一言をいつまでも覚えているということを忘れないで」と挨拶がありました。豊富な経験を通してのお話は、若い先生方へのエールになりました。

 研修の前半は、東小学校教諭 佐藤一弘先生による「学級づくりについて」の講話でした。学級経営のポイントをレストランのメニューに例えて、隠してあるキーワードを皆で想像しながら一皿一皿、考えていきました。メニューをベースにした話に、皆が興味津々となった中で、話が進んでいきました。
 その中で、生徒指導のポイントと風林火山の精神が見事にマッチした一皿がありました。

「生徒指導は風林火山」の一皿でした。
 『対応は、風のごとくスピードをもって                 
  見守る(様子を見る)ことは、林のごとく静かに   
  叱る時は、言葉を選んで、きっちりと  
  譲れないことは、山のごとくぶれない、動かない』 です。
  
二皿目は、「迷ったら やはり授業」
 『授業で子供を引きつけるために、自分の授業を振り返り、見つめ直す。テンポのよい授業をする。子供は、予期せぬ発言をするので、大切なのは反射神経(子供の反応に敏感になる) 想定外を楽しむ。間違いではなく、違いから学ぶ。時数を守る。』です。

三皿目は、「あとしまつより 下ごしらえ」
 『授業の中で、無駄になる時間を減らすこと(配布物を何枚も配る時や多くの子に発言させたいのに、決まった子しか挙手しない時などの工夫)は、教師の負担が減るだけでなく、子供への接し方が変わってくる』です。

そのほか、話題になった具体的な項目は、
・先生クイズで担任紹介   ・グッズ(物)にたよる   ・出席番号で管理する
・今月の歌だけじゃつまらない   ・むしゃくしゃしたら掃除をする   
・ネタは町からテレビから   ・決める時の言葉がけ   ・生活の記録を残す
・ネーミングにこだわる   ・教室で子供を迎える   ・悩む席替え 等でした。
 頭も目も耳も働かせ、『肝心なのは、なんとかしてやろうの気持ちと遊び心である』との佐藤先生からの締めの言葉で終了しました。

 研修の後半は、日頃の学級経営について、それぞれが1学期に発行した学級便りや子供との心のノート等の資料を持ち寄って、具体的な情報交換をしました。学級便りの紙面の内容や、発行回数、短時間で仕上げる方法、提出ノートを2冊用意し、少し時間をかけて、コメントを入れる工夫など、同期生からの情報は「よし、それをやってみよう」とやる気スイッチを力強く押す力になった有意義な研修会でした。

<参加者のまとめから>
◆小学校ならではの工夫はもちろんのこと、中学校の学級づくりにも役立つことや心がけ等を知ることができました。忙しい日々の中で、丁寧さは後回しにしてしまいがちですが、ちょっとした工夫をすることで、丁寧に出来ること、また、ちょっとした丁寧さが子供たちとのよりよい関係やよりよい学級を作っていくのだと思いました。子供たちのために、工夫していくことは、子供たちが「自分は、大切にされている」という思いを持つことではないかと考えました。

◆遊び心を取り入れつつも、そこにはしっかりとした目的があるということが大切なのだと感じました。また、あれもこれもすべてを欲張って実践するのではなく、、これはやめるというのを割り切ってやめ、本当にやりたいことに重点を置くことも大事なんだとわかりました。自分でも真似させていただいたり、自分の学級に合うようにアレンジしたりして、実践に取り入れていきたいです。

◆佐藤先生が多くの思いを持って、学級経営に取り組んでいるということです。その点で、自分は、まだまだ個性をもって取り組めていないと思います。また、「失敗しないことが失敗」という言葉も胸に刺さりました。まずは、真似からでもいいと思うので、今日、聞いた実践例から先輩がしていることを取り入れ、自分の学級経営にいかしていきたいです。

◆多くの先生方のお話を聞いて、「ああこのやり方いいなあ。」という実践や「自分だったらこうするかなあ」と思う方法など、考えることがたくさんあり、吸収するものがすごくあった研修会でした。常に、野心と遊び心を持って実践を重ねたいなと改めて思いました。2学期から、試行と思考を積み重ねていきたいです。

◆自分と同じ3年目の先生たちが、様々な工夫を凝らした学級経営を行っていることを改めて実感し、夏休み以降、私も「もっともっと頑張ろう」と勇気づけられました。また、「こんな方法があるのか」という新しい情報も発見できたので、まだ、試してないものは、どんどん取り入れて、経験を積んでいきたいと思いました。

◆自分のやっている学級経営だけでなく、人の話を聴くことは、とても勉強になります。「ああ、やってみたいな、すごいな」と思えたことが今日の収穫です。特に、「子供たち同士で」というところを強く感じ、学級を経営しているのは、自分だけではなく、「自分と子供なのだ」と思いました。2学期からが楽しみです

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第2回ふるさと学級「勾玉づくり」向田小

 向田小学校で7月22日(土)午前中に、子どもたちが楽しみにしている「ふるさと学級」が実施されました。「ふるさと学級」の第2回目の活動で、子どもたちは「勾玉作り」に挑戦しました。
 今回の活動は、スクールコーディネーターにアドバイスしていただいたことがきっかけとなって実現しました。また、スクールコーディネーターには、講師の方々との連絡調整もお願いし、当日は、富士山資料館から渡邉様、高橋様の2名を講師としてお招きし、細かな指導を受けることができました。
 作業を始める前に、勾玉について簡単に説明していただき、勾玉は、身に付けている人の身分を示す首飾りだということを知りました。また、手作りの勾玉は、世界に一つしかない大変貴重なものだという話もしていただき、「世界に一つしかない、自分を表す貴重なものを作ろう」という強い気持ちを持って活動を開始することができました。
 作業は、最初に材料の石に鉛筆を使って形をデザインすることから始まりました。見本の作品や写真をもとに考える子もいれば、オリジナルの形にこだわって何度も描き直す子もいました。形が決まると、講師の先生にお願いして、いらない部分をのこぎりを使って切り落とします。その後、金属のヤスリを使って丁寧に石を削って形を整えます。 形が整うと、今度はサンドペーパーを使って、表面を整えます。その後、耐水ペーパーで水をつけながら丹念に磨き込んで石の光沢を出します。約2時間の作業となりましたが、どの子も集中して作業に取り組み、世界に一つしかない素敵な勾玉を完成させることができました。
 活動終了後に、今回の活動を振り返って感想をまとめました。その一部を紹介します。
・きれいにできました。とても楽しかったです。
・作るのが大変で難しかったです。でも、自分のオリジナルで、世界に一個の勾玉を作ることができてよかったです。
・石を削っていくうちに、だんだんきれいな形になりました。色をつけるとき、一回では色があまりつかなかったけど、何回かやったら、しっかり色がついてきれいな色になりました。
・最初はざらざらしていて、ちゃんとできるか分かりませんでした。でも、最後にはつやつやしていてきれいな物ができたので、とても楽しく、そして達成感がありました。

 次回は9月23日(土)に「富士山資料館・富士サファリパークの見学」を予定しています。

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地域の皆さんによる草刈り作業(南小)

 3連休の中日となった7月16日(日)に、南小学校で地域の有志の皆さんによる草刈り作業が行われました。
 
 作業に参加してくださったのは、堰原地域の有志の皆さんと、ダディーズの皆さんです。南小学校の職員も合わせると、総勢40名ほどの方が協力してくださいました。
 
 暑い中、朝8時から約2時間、学校敷地内の草刈り、樹木の剪定や、ケムシが出る前にと、サクラの木の消毒もしてくださいました。

 この時期は、すぐに草木が伸びてしまう時期です。

 作業が終わった後は、見違えるようにきれいになりました。 

 子どもたちのためにと、暑い中、作業してくださった皆さん、本当にありがとうございました。
 
 学校は地域の皆さんに支えられているということを感じますね。

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小学校 市講師・支援員研修会(須山小)1

 平成29年7月7日(金)須山小学校を会場に、「平成29年度 小学校 市講師・市支援員研修会」が開催されました。西小学校、富岡第一小学校、富岡第二小学校、千福が丘小学校、須山小学校5校の講師9人、支援員13人が参加しました。
 全体での研修は、開催校の松元校長からご挨拶をいただき、続いて、教育委員会から川波指導主事の挨拶と服務についての説明がありました。
 講師の先生方は、中山宜子市講師による6年生の書写「発展」を参観し、支援員の先生方は、高木淑枝須山小教諭による1年生の算数「ひきざん」の授業で、鈴木由佳子支援員の支援の動きや様子について参観しました。
 書写の授業では、教材の「発展」は、「かしら」と「たれ」の筆順や払いに注意して書くことと字形を整えて書くことが求められます。
 参観した先生方は、書写の授業なので、一人ひとりが半紙と向き合って、黙々と筆を運んでいる子供たちの姿を想像していました。ところが、この授業では、グループになって、気をつける所を話し合いながら、一画、一画をグループ内で、順番に書いていきました。一人が一画書く時、友達の意見や前に書いた所からどのように繋げていくのかなど、字とゆっくり向き合うことになり、どの班も思いがこもった字になりました。その後、それぞれが自分の「発展」を書き、前時に書いた作品と比較しました。子供たちだけでなく、参観していた先生方も「おーっ」と驚くほど、字の勢いや字形が整ってきました。
学び合いの場面を設定することで、より満足度の高い書写の授業を参観しました。

<参加者の感想>(一部紹介)
★グループ書きの活動をはじめて見ました。一画一画、丁寧によく見て書くこと、子供たち同士の関わり方等勉強になりました。
★友達の意見に「そうだよね」「いいね!」が聞かれたり、拍手する姿がほほえましかったです。グループ、個人、と授業の流れにめりはりがあり良かったです。
★仲間と繋がることで、できる喜びを味わう体験は、大切だと思いました。
★付かず、離れず、目を離さずで、上手に支援できるよう、日々、心がけて努力したいと改めて思いました。
★小規模校と大規模校とでは、支援の仕方も全く違いますが、担任の先生とコミュニケーションをとり、「授業に入らない子」「授業に入れない子」を学びの仲間に入れる支援をしていきたいと思います。
★改めて、困っている子への支援について考える良い機会になりました。まずは、子供理解が第一と考え、一人ひとりの子供をしっかり見つめていきたいと思いました。
★学習ができる、できないではなく、授業という舞台に乗せて上げることが大事という事を改めて学ばせていただきました。
★支援をしながらも、自分一人で考える時間や一人でやってみようという意識も持てるように関わりたいと思います。
★支援の先生と担任の先生との連携が良くとれていたので、よかったと思いました。支援を必要としている子のサインを見逃すことのないように、気配りやタイミング、支援をするしないのバランス等、常に考えていきたいと思いました。意見交換を通して、参加された支援員さんたちも同じような事を思っていることがわかり、安心しましたし、また、頑張っていこうと思いました。

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小学校 市講師・支援員研修会(須山小)2

事後研修会の様子
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学びの森だより 7月号

梅雨の時期です。紫陽花が綺麗な季節ですね。
湿度が多い日が続き、過ごしにくい陽気の日が増えてきました。
皆様、体調を崩さないよう、くれぐれもお気をつけください。

さて、学びの森だより 7月号を作成しました。

今回は、6月に実施しました「市講師・支援員研修会」の開催報告などを掲載しています。

是非、ご一読ください!

学びの森だより 第5号29.7.3
支援員だより 第4号29.7.3
↑ここから閲覧できます
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