最新更新日:2024/05/13
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昼カフェ第4弾「学級・学校づくりは仲間で支え合うピア・サポートで!」

 8月10日(木)生涯学習センターにて、深良小学校 養護教諭 朝妻尚美先生を講師にお迎えし、昼カフェ「ピア・サポート」が開催されました。
 市内各校から養護教諭、担任、研修主任、学校相談支援員、教育委員会指導主事等の幅広い参加をいただきました。
 現在、富岡中で実践されております「ピア・サポ−ト」の産みの親というべく朝妻先生です。小学校段階では、対人関係の基礎を学びます。中学校いわゆる青年前期の多感で感動も悩みも多き時代に入り生徒個々は“人生や生きる”ことの模索を始めます。時に生徒はこの解決したい悩みを友人に求めます。日常のちょっとした心配ごと、気がかりなことから深い、人生や生死を左右することなどが含まれます。仲間で相談や援助し合う“ピア”の存在が注目されています。
 朝妻先生は、人間関係づくりを中核に据えて、小学校、低・中学年段階では「出会い」や「やさしい聴き方」を身につけ「自分を表現(語れる)できる」子どもの姿を段階的に描いております。高学年の段階では、児童会や保健委員会等を中心としてピア・サポートのスキル研修、保健委員による見守り活動によってピア・サポートの意識を全校に広めようとしています。こうした意味でピア・サポートは人間関係づくりととても似た概念です。深良小学校のグランドデザインには、ピア・サポートの考えを学校経営目標の具現化のひとつにあげています。また、研修主題に「子どもの目が輝く授業」〜言葉の力を生かした練り合いのある授業〜の実現にピア・サポートの考えを取り入れ学級担任による年3回の対人関係づくりの授業を実施しております。
 過去に実践してきた富岡中学校の“生徒同士によるピア・サポート”の紹介もしていただきました。
 昼カフェの参加者がそれぞれの立場から学ぶことができたのではないかと思います。
 「ピア・サポート」につきましては以下のことを参考にしてください。関心のある方は朝妻先生を窓口にお問合せください。朝妻先生はピア・サポート学会に所属され実践発表などで活躍されております。
(1)小・中学校での実践・研究 深良小学校 養護教諭 朝妻 尚美
(2)裾野市指定研究 深良小 2月25日発表予定
(3)富岡中学校 ピア・サポート(常時活動、集会)
(4)日本ピア・サポート学会 研究大会 2017,10,8~9(広島大会)
(5)関連図書 ピア・サポート実践ガイドブック
   同上  すぐ始められるピア・サポート 指導案&シート集


<参加者の感想一部紹介>
◆自分のクラスが1学期に人間関係づくりで躓いてしまいクラスづくりを悩みながら夏休みを迎えました。今日学んだことを生かしながら2学期のクラスづくりを考えていこうと思います。
◆研修や授業の中でも(いろいろな活動で)、ピア・サポートを意識した活動をしていくことの大切さを改めて感じました。具体例も交えながら分かりやすく教えていただき、ありがとうございました。
◆子どもたち同士で支え合うことが日常化すれば、いじめなどの問題は少なくなる。特別支援を要する子どもたちとの共生のためにも、みんながそういう意識を持たないとなりません。委員会やクラブ活動の中でも少しずつ実践していけたらと思います。まずは自分がゆとりを持って聴いたり支えたりしたいと思います。
◆誰もが楽しく学校に来られるよう支えたいと思い養護教諭を目指しました。今まで不登校の子にも関わってきましたが、どうしたらいいのかなというモヤモヤした気持ちが、今日のお話を聞いて少し前が見えてきたと思います。
◆生徒同士が支え合うという“ピア・サポート”の良さを充分感じ取ることのできるお話でした。子どもたちへの声のかけ方など、教員にとっても大切なスキルや心構えを学べるもので、学校全体で取り組めるといいなと思いました。

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昼カフェ第3弾「ビブリオバトル〜たにちゅう in 裾野」

8月9日:昼カフェとしては初めて市外の先生を講師に迎え、さらに市立鈴木図書館と初連携する形で行われた企画です。講師は、AI(人工知能)第一線の研究者であり、ビブリオバトル(知的書評合戦)の発案者でもある、立命館大学情報理工学部教授 谷口忠大先生です。
 参加者は、各校の図書館担当の先生方を始め、市内小中学校から23名、他に、県内各地の公立図書館員(袋井市や焼津市、森町など)、そして裾野高校からも高校生の参加があり、合計36名となりました。
 前半は谷口先生から、ビブリオバトルとは何か、どのように実践していったら良いかについての講演がありました。「ビブリオバトルは『人を通して本を知る。本を通して人を知る』のキャッチフレーズで親しまれる本の紹介ゲームです。4つのビブリオバトル公式ルールさえ守れば、誰でも簡単に楽しめます。興味をもったら、とりあえずやってみましょう!」ということで、後半は、36名が4人ずつ9班に分かれて、ワークショップ形式のビブリオバトルを体験しました。
 ほとんどの参加者が初体験でしたが、始まってみればどのグループも初対面同士とは思えないほどの大盛り上がり。「5分も本の紹介ができるかなぁ。」「プレゼン自信ないなぁ。」などの事前の不安も吹っ飛び、あっという間にチャンプ本決定まで進みました。
 事後のアンケートでは、「今回のビブリオバトルは面白かったですか?」の問いに、「面白かった」33人、「少し面白かった」3人。「またビブリオバトルに参加したいですか?」の問いに、「参加したい」と答えた人が34人でした。この楽しさを子どもたちに教えてあげて欲しいな、と学びの森では期待しています。実践されたら、また教えてくださいね。

<参加者の感想から>
◆本と関わるための導入としてもビブリオバトルを学校に取り入れていきたい。
◆ビブリオバトルの仕組みがよくわかりました。参加者の方々とのコミュニケーションが取れて、どのような場でも活用できると感じました。
◆自分が普段読まないジャンルの本を知ることができてよい経験でした。新しい視野が広がります。ビブリオバトルが自己紹介になることを実感しました。
◆正しいやり方をキチンと聞いて自分が経験することが大切だと思いました。難しいことを考えず、谷口先生がコミュニケーションを重要視していることがわかりました。読まなくてもいろいろな本が知れる楽しさを感じました。今日は素敵な時間をありがとうございました。
◆たくさんの本にふれ、本への興味が深まりました。あまり読書をしていないので、少し緊張していましたが、どんなジャンルでもいいということで楽しめました。ありがとうございました。
◆今回のようにワークショップ形式だと人数も少なく気軽に参加できるものだと感じました。「人を通して本を知る。本を通して人を知る」というフレーズがとても良いと感じました。もともとビブリオバトルはプレゼンかと思っていましたが、そうではないとわかりました。
◆とてもいいコミュニケーションツールだと思います。とても面白く、為になりました。ありがとうございました。
◆初めてやってみました。あっという間に時間がすぎて楽しかったです。人と人とのコミュニケーションをとる、とても有効なものだと感じました。谷口先生のお話が聴けて良かったです。
◆初めて参加してみましたが、楽しかったです。元祖というか、ご本人にお話をうかがえたことがとても貴重な体験でした。参加するにあたり、本を選び読むことにややハードルがありましたが忙しい中、久しぶりに本に向き合うきっかけにもなり読書を楽しめました。自分は手に取ることがない本を紹介してもらって、それが面白かったです。実際に経験することが実践につながります。ありがとうございました。

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昼カフェ第2弾「この差ってなんですか?〜中学校の学級づくりと生徒理解

8月8日:「昼カフェ」第2弾は、中学校での学級経営と生徒理解に豊かな経験と高い指導力をもつ東中学校の杉本隆伸先生を講師にお迎えし、「この差ってなんですか?〜同じようにやっているのに学級がうまくいかないのは〜」のテーマで開催しました。参加者は、まだ担任経験の浅い、若手の先生方5名と、2名の相談員さんです。
 最初に、参加された若い先生方から、学級の雰囲気づくりや行事指導、不登校生徒への対応など、学級担任としての疑問や悩みが出されました。これらの疑問や悩みに答える形で、杉本先生は、ご自身が学級担任として実践されてきたことを、学級開きや一日の生活の中で、あるいは行事の指導や不登校生徒の対応など、時期や場面ごとに整理して、一つ一つ具体例を挙げながら、平易な言葉でわかりやすく話してくださいました。
 参加者は、杉本先生の、一人一人の生徒への細やかな心遣いと教師としての心構えに身を正し、そして具体的な実践の裏にある確かな理念に気づき、改めて学級担任の魅力と学級づくりへの意欲をかき立てられました。
 昼カフェ終了後、学びの森から帰られる先生方の表情が明るく輝いているように見えました。それは、杉本先生のベテラン教師の技を学んだ最後に、「でも若い人にはかないません。黙っていても子どもたちが寄ってきますから。」の一言に背中を押されたように思います。2学期からの頑張りが楽しみです。
 なお、昼カフェで杉本先生が配布された資料がとても良かったので、ぜひ参加できなかった若い先生方に読んでいただきたいと思い、先生の許可を得て下に掲載させていただきました。ここには先生の実践したこと(そのエキス)が記されています。一文一文には、杉本先生の教師としての理念が込められているのですが、それは記されていません。行間を読んでいただくか、今回参加された先生方に問うてみてください。

(↓資料はここから閲覧できます。クリックしてください)
昼カフェ杉本教諭レジュメ
昼カフェ杉本教諭OJT学年便りまとめ

<参加された先生方の感想から>
・担任としてどのように学級経営をしていくのかという方向性や、そのための下準備や技など、数多くのことを知ることができました。出来ることから少しずつ自分のものにしていきたいです。2学期は、体育祭や文化祭があるので、今日学んだ指導法を生かしていきたいです。貴重な時間をありがとうございました。(学級担任1年目)
・文化祭や体育祭では、生徒とがむしゃらになって関わっていきたいと思いました。生徒にとっては熱が入る時期だと思うので、それに応えたいと思いました。学級経営では、「見えない指導」について考えることが出来ました。細かい配慮を大切にしていきたいと思います。今日はありがとうございました。(学級担任1年目)
・班の活動を活発にさせるためには、出発(学級開き)の段階でアイスブレークなどの手法を使っていくことが大切だとわかりました。それが学級全体の雰囲気につながり、行儀などの活動にも上手につながっていくのかなと思いました。自分と他人の当たり前は違うということは、大学時代に知っていたつもりでしたが、いつのまにか忘れていました。生徒と自分とは違うということを再認識し、粘り強く関わっていきたいと思います。(学級担任1年目)                     
・「学級経営」という言葉には、たくさんの内容が詰まっていることを改めて感じました。リーダーへの話を、2学期は細かくしていこうと思います。生徒たちの「やった感」を持たせることを意識して、学級の生徒同士が、よりコミュニケーションをとっていけるようにしていきたいです。ありがとうございました。(学級担任2年目)
・学級経営の細かい技術や根本を学ぶことができました。特に、行事指導の中で、「○○は○○を○○する」ものについて理由を考えさせたり、本番前のテクニックも2学期以降活用したりしていきたいと思いました。一つ一つの技を使っていき、良い形で学級を作っていきたいと思います。(学級担任3年目)
・適応指導教室でも使えるテクニックや気をつけること、話す内容など学ぶことができました。また、私の子どもたちもお世話になっていたので、話を聞く中で、自分の子どもが活動していた頃の先生方の言動に込められた願いや思いを知ることができ、改めて感謝の思いを深くしました。充実した時間をありがとうございました。(適応指導教室職員)
・いろいろお話を伺い、根回しや準備の素晴らしさを感じました。自分に関わってくれるととても印象深く、次のステップに迎えるようです。子どもの声を吸い上げて、寄り添っていけたらと思います。(心の教室相談員)

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昼のカフェ講座「楽しい冬休みが迎えられる論文の進め方〜夏に見通しを持っちゃいましょう!」

 8月4日(金)13:30〜生涯学習センター学習室2で 昼のカフェ「楽しい冬休みが迎えられる論文の進め方〜夏に見通しを持っちゃいましょう!」をテーマに東小学校教諭 世古健一先生のお話を伺いました。
 参加者は、本年度の裾野市の教育論文に応募を予定している先生方を中心に、12名の先生方でした。
 まず始めに、参加者の緊張をほぐし、全体の雰囲気を柔らげるための「アイスブレイク」を行いました。2人組を作り、「この夏休みに知りたいこと」を自由に話したり、聞いたりします。すると、さっきまでの硬い雰囲気から、お互いに親しみを持って、楽しく研修しようとする雰囲気に変わりました。
 次に、本日のテーマに近づけていく対話に入りました。それは、「最近、学校業務や教育実践をしている中で、感じていることや思うこと」について、相手を代えて、3回行うことでした。自分の頭の中にあるぼんやりとしたものが、徐々に明確になっていきました。
 そして、飲み物やお茶菓子をいただきながら、和やかな雰囲気の中で、『論文のテーマが決まらずに、悩んでいること』を前提に、どのような準備をすればよいのかを、ご自分の論文を提示しながらお話してくださいました。
 教育論文は、これまでの研究(自分のものでも、人のものでも)に、自分の現在の実践のエキスを加えるというイメージで書くという大枠を教えてもらいました。
そして、研修会のアイスブレイクで体験したように、「日頃、感じていることや考えていること、思うこと」を先輩や同僚の先生方に話したり、意見をもらったりして、自分の思いを明確にしていくことが大事であるとのお話に、皆さん頷かれていました。
「一人で悩むより話すことで明確になることもある。」ということです。
 また、『他の人が定義づけた考え(先行研究)をベースにして、その考えを自分が実践してみて、分かったことにまとめる』という、示唆も大変わかり易かったです。
 そこで、書き出しの試し書きを実際にやってみました。社会的背景からの問題意識(発表されている研究論文、文科省や国立の研究所や県教育委員会から出されている考え等)をベースにして、書き手が持っている問題意識を述べるということで、各自が持参したパソコンに、頭でもやもやとしていることを打ち出してみました。
 文字にしてみて、見えてきたことがあったと、アンケートに書いている先生もおりました。

 2学期からは、実践で、何を明らかにするのか、何が明らかになるのか、どうやって明らかにするのかの研究の方法へ進んでいくことになります。
 記録(写真、ノート、ワークシート等の記録など)をとっておくことも、論文をまとめるために、忘れないようにとのアドバイスは「どうしよう、どうしよう」という気持ちの負担を少し軽くしてくれたように感じました。

 今更、聞けない論文の書き方を、丁寧に、且つ、フレンドリーにお話しいただいた今回の昼のカフェは、学びの森に相応しい「勉強」の機会でした。


<参加者の感想より>
★論文のテーマが決まっておらず、何を書いたらよいのか分からなくて、途方に暮れていましたが、今日、書き方等について周りの方と共に、勉強することが出来て良かったです。自分が今、学校のことで問題意識を持つことが、何点か有り、この時間にテーマは決められませんでしたが、夏休み中には決め、2学期から実践の記録をしっかりとっていきたいです。

★書きたいことは、漠然とあっても、どう書いたらいいのか分かりませんでした。でも、今日のお話を聞いて、書きたいテーマが、一つポンと浮かんで来ました。そして、そのために必要なことや今から自分がやらなければいけないことが見えてきました。こつこつと頑張ろうと思います。

★論文というものが、どういう見通しを持って、まとめていけばいいのか分かりました。今日のこの研修がなければ、9月、10月、11月、12月でデーターを集められなかったと思います。論文はデーターが命。世故先生に相談に乗ってもらえたことも、とても勉強になりました。

★論文を書くことになって、一体どのように進めればよいか、全く見通しが立たなくて、困っていましたが、今日の昼のカフェに参加して、アイスブレーキング等で対話していくと、自分の中の問題意識が表面化されて、テーマが決まりました。楽しい冬休みが迎えられるように頑張ります。

★自分が取り組めるものを進めていかないと、論文は、苦しいということ、社会が求めていることも視野に入れないと、いけないということを知りました。実践できることを調べたり、確認したりしながら、進めていきたいです。頭の中でボヤッとしていたことを実際にパソコンで打ったことで、少し整頓出来ました。

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裾野市教職経験2・3年目教員研修会

 裾野市教職経験2・3年目教員研修会が、7月31日(月)9:00〜12:00裾野市役所402会議室で行われました。

 最初に、朝倉学校教育課長から、「子供をしっかり見ること、そして、その実態を掴むために、その子にあったアプローチの仕方を考えてほしい。子供は、教師の一言一言をいつまでも覚えているということを忘れないで」と挨拶がありました。豊富な経験を通してのお話は、若い先生方へのエールになりました。

 研修の前半は、東小学校教諭 佐藤一弘先生による「学級づくりについて」の講話でした。学級経営のポイントをレストランのメニューに例えて、隠してあるキーワードを皆で想像しながら一皿一皿、考えていきました。メニューをベースにした話に、皆が興味津々となった中で、話が進んでいきました。
 その中で、生徒指導のポイントと風林火山の精神が見事にマッチした一皿がありました。

「生徒指導は風林火山」の一皿でした。
 『対応は、風のごとくスピードをもって                 
  見守る(様子を見る)ことは、林のごとく静かに   
  叱る時は、言葉を選んで、きっちりと  
  譲れないことは、山のごとくぶれない、動かない』 です。
  
二皿目は、「迷ったら やはり授業」
 『授業で子供を引きつけるために、自分の授業を振り返り、見つめ直す。テンポのよい授業をする。子供は、予期せぬ発言をするので、大切なのは反射神経(子供の反応に敏感になる) 想定外を楽しむ。間違いではなく、違いから学ぶ。時数を守る。』です。

三皿目は、「あとしまつより 下ごしらえ」
 『授業の中で、無駄になる時間を減らすこと(配布物を何枚も配る時や多くの子に発言させたいのに、決まった子しか挙手しない時などの工夫)は、教師の負担が減るだけでなく、子供への接し方が変わってくる』です。

そのほか、話題になった具体的な項目は、
・先生クイズで担任紹介   ・グッズ(物)にたよる   ・出席番号で管理する
・今月の歌だけじゃつまらない   ・むしゃくしゃしたら掃除をする   
・ネタは町からテレビから   ・決める時の言葉がけ   ・生活の記録を残す
・ネーミングにこだわる   ・教室で子供を迎える   ・悩む席替え 等でした。
 頭も目も耳も働かせ、『肝心なのは、なんとかしてやろうの気持ちと遊び心である』との佐藤先生からの締めの言葉で終了しました。

 研修の後半は、日頃の学級経営について、それぞれが1学期に発行した学級便りや子供との心のノート等の資料を持ち寄って、具体的な情報交換をしました。学級便りの紙面の内容や、発行回数、短時間で仕上げる方法、提出ノートを2冊用意し、少し時間をかけて、コメントを入れる工夫など、同期生からの情報は「よし、それをやってみよう」とやる気スイッチを力強く押す力になった有意義な研修会でした。

<参加者のまとめから>
◆小学校ならではの工夫はもちろんのこと、中学校の学級づくりにも役立つことや心がけ等を知ることができました。忙しい日々の中で、丁寧さは後回しにしてしまいがちですが、ちょっとした工夫をすることで、丁寧に出来ること、また、ちょっとした丁寧さが子供たちとのよりよい関係やよりよい学級を作っていくのだと思いました。子供たちのために、工夫していくことは、子供たちが「自分は、大切にされている」という思いを持つことではないかと考えました。

◆遊び心を取り入れつつも、そこにはしっかりとした目的があるということが大切なのだと感じました。また、あれもこれもすべてを欲張って実践するのではなく、、これはやめるというのを割り切ってやめ、本当にやりたいことに重点を置くことも大事なんだとわかりました。自分でも真似させていただいたり、自分の学級に合うようにアレンジしたりして、実践に取り入れていきたいです。

◆佐藤先生が多くの思いを持って、学級経営に取り組んでいるということです。その点で、自分は、まだまだ個性をもって取り組めていないと思います。また、「失敗しないことが失敗」という言葉も胸に刺さりました。まずは、真似からでもいいと思うので、今日、聞いた実践例から先輩がしていることを取り入れ、自分の学級経営にいかしていきたいです。

◆多くの先生方のお話を聞いて、「ああこのやり方いいなあ。」という実践や「自分だったらこうするかなあ」と思う方法など、考えることがたくさんあり、吸収するものがすごくあった研修会でした。常に、野心と遊び心を持って実践を重ねたいなと改めて思いました。2学期から、試行と思考を積み重ねていきたいです。

◆自分と同じ3年目の先生たちが、様々な工夫を凝らした学級経営を行っていることを改めて実感し、夏休み以降、私も「もっともっと頑張ろう」と勇気づけられました。また、「こんな方法があるのか」という新しい情報も発見できたので、まだ、試してないものは、どんどん取り入れて、経験を積んでいきたいと思いました。

◆自分のやっている学級経営だけでなく、人の話を聴くことは、とても勉強になります。「ああ、やってみたいな、すごいな」と思えたことが今日の収穫です。特に、「子供たち同士で」というところを強く感じ、学級を経営しているのは、自分だけではなく、「自分と子供なのだ」と思いました。2学期からが楽しみです

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