最新更新日:2024/04/22
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桜だより

今週末で、今年度も終わりですね。終わってみると時間の流れが速く感じられます。

卒業式を終えて春休みとなり、先生方は一息つけているでしょうか。新年度の準備などで変わらず忙しく過ごしている方もいらっしゃるでしょう。

学びの森のある生涯学習センターのお隣の裾野市民文化センターは、今週に入り、桜が徐々に見頃になってきました。今週中にも満開になりそうです。

今日(3月28日)の午前中に、写真を撮ってきました。


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市教委指定研究発表会(深良小) 1

 2月15日(木)に平成28・29年度 裾野市教育委員会指定研究発表会が深良小学校で行われました。100名近く(受付で資料が足りなくなる程)の参加者が熱心に授業参観し、研究成果に耳を傾けました。

 最初に全体会が行なわれ、学校長の挨拶に続き、午前中から授業参観された教育長から
『子どもと教師の距離が近く、学習の場を楽しんでいる姿が印象的で、教師と子どもの親密な関係を見ることができた。この子たちに、世界に飛び立つ力を付けてやるために、この研究の力を今後の教育に生かしてほしい』とのお褒めと応援の言葉がありました。

 続いて、研修主任から研究概要の説明がありました。

研究主題「子どもの目が輝く授業」〜言葉の力を生かした練り合いのある授業を通して〜
 『平成25年から3年間「言葉の力をはぐくむ授業」を研究主題として研修に取組み、28年度からは、「子供の目が輝く授業」副主題「言葉の力をはぐくむ授業を通して」と研修を深めてきました。
 「学ぶ」ことは本来楽しく、心揺さぶられる行為です。子供自らの疑問や発見を機軸に多様な考えを擦り合わせ、関わり合って作り出す学び合いは、子どもたちに学ぶ喜び、友達への信頼を育むものと考えます。学びの主体は、子どもであることを大前提とし、「目指す授業像」の取組みの充実を図り、特に、どのように「言葉」を交わし合えば、練り合いの質を高められるかについての研修を深め、研究主題に迫ってきました。』
 この説明は、説得力があり、参加者も頷かれる方が多かったです。

 深良小では、「言葉の力」とは、自分の思いや考えを分かりやすく、はっきりと表現する力と捉え、授業の中で具現化して研修を積み重ねていました。
1 本気で考えたくなる「めあて」の提示
2 練り合いの場面の充実
 ・聴き合う関係を作る
 ・子供の発言をつなぐ
 ・子どもの言葉の良さを価値づける
 ・ペアやグループでの活動を取り入れる です。
    
 そして、この説明を頭に入れて、第5校時の中心授業を参観しました。
 授業は、4年国語 表現の工夫を見つけよう 「世界でいちばんやかましい音」6/8時でした。山場の場面(6場面)で『町の人々の心はどのようにかわったのだろう』を<めあて>に、自分の読みを深めました。
 まず、各自の読みを通して、町の人がどんな顔をしているか思い浮かぶところを探して、教科書の文に印や線を付けました。そして、4人グループになり、自分の気づいた所をお互いに知らせ合いました。次に、全体で発表し合い、どの子も根拠の文や箇所を元に発表しました。聴いている側も真剣そのものです。子供たちが鍛えられている事が伝わってきました。

講師の秋田先生から国語の読みについて次のような示唆をいただきました。
・音読は、読みの視点を与えて読むこと
・音読と本時の目標をつなげること
・ストーリーのラインに沿って読んで話し合うことを目指していくのか、
 それとも、イメージを作るのを大切にしたいのかをはっきりさせること
・子どもが感じた事を擦り合わせて、読み描きながら進めていくこと

 授業後の研究協議では、深良小学校の先生方が日頃の研修で行っているグループワークを参観者は見学するというスタイルでした。参観者は新鮮な気持ちで、深良小学校の先生方の授業の視点や分析の仕方について耳を傾けていました。
 4〜5人が1グループとなり、1枚の台紙に授業中に気づいたことをメモした付箋を貼っていきながら意見交換をしました。
台紙の横軸には次の3点、
 ・本時の目標を達成できていたか 
 ・本気で考えたくなる「めあて」の提示であったか
 ・練り合いの場面で、子どもたちの目は、輝いていたか
縦軸の3点は   
 ・成果や良かった点  
 ・課題や気になった点  
 ・助言、改善策     です。
 授業中に感じた事と授業後に振り返って考えた事を重ね合わせながらの意見交換が活発に行われました。

 最後は、東京大学大学院教育研究科教授秋田喜代美先生の講演を伺いました。
秋田喜代美先生は、『教師は授業をどのようにデザインし、実践し、省察をしているのか』を探究しておられます。講演の中で「めあてと見通し」「まとめと振り返り」をどう捉えているのか参加者同士で話し合わせ、答えるように指示しました。日頃、何気なく使ってしまう言葉の概念を改めて自分に問い直す機会になりました。
 たし算の授業デザインでなく引き算の授業デザインを考える中で、子どもの学びが途切れず、学びが連続する手立てを仕掛けていってほしいとのお話は、今後の研究に大いに参考になりました。
 有意義な時間を過ごすことができ、深良小学校の先生方に感謝申し上げます。

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市教委指定研究発表会(深良小) 2

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学びの森だより 3月号

いよいよ3月に入りましたね。
今日は風が強いですが、温かい陽気ですね。春一番の時期なのでしょうか。

さて、「学びの森だより」「支援員だより」の3月号をお届けします。

「学びの森だより」の今月号には、年度末を迎えるにあたり学びの森の在籍教職員から一言ずつ掲載しております。

是非、ご一読いただければと思います。

学びの森だより第13号 30.3.1
支援員だより 第11号 30.3.1
↑ここから閲覧できます
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第4回夜のカフェ 開催報告 1

 2月19日(月):裾野市役所地下多目的ホールにて、第4回夜のカフェ講座が開催されました。

 毎回、静東教育事務所地域支援課の先生方を講師に迎えての夜のカフェ講座は、今年度は全4回の講座が企画されました。中には、雪のために延期した回もありましたが、今回の第4回講座で今年度の最終回を迎えることができました。

 前半は、「ぼく(と)ドラえもん」と題して、伊藤賢一先生から「ドラえもん」についてのお話です。伊藤先生は「ドラえもん」が子どもの時から本当に大好きで、小学校時代はドラえもんのプリントされた服や靴を着用し、ドラえもんの筆箱を持って通学し、周りの友達からは「ドラえもん博士」と呼ばれていたそうです。
 最初の「ドラえもんを描いてみよう」では、目は真ん丸ではなく少し楕円にするとよいなど上手に描くコツを教えてくれました。伊藤先生の描くドラえもんはさすがに上手でした。秘密道具についてのお話では、有名な「タケコプター」「どこでもドア」以外にも、「翻訳こんにゃく」「暗記パン」「コンピューターペンシル」など一度は聞いたことがある道具がいくつか紹介され、懐かしい気持ちになりました。第1話から登場しているタケコプターは最初「ヘリトンボ」という名前だったそうです。
 続いて、伊藤先生イチ押しの名作、ドラえもんとの別離が描かれている『さようならドラえもん』を紹介してくださいました。漫画第6巻に収録されていて、ドラえもんが未来へ帰るお話です。ジャイアンとケンカになったのび太は、何度も殴られてぼろぼろになりながらも、「自分がしっかりしなければドラえもんが安心して未来へ帰ることができない」と思い、必死になってジャイアンにつかみかかり、最後はジャイアンに「俺の負けだ」と言わせます。そして「もう自分は一人でも大丈夫だから安心して未来へ帰ってほしい」とうわごとのように繰り返し、それを聞いたドラえもんは涙します。翌朝、ドラえもんは静かに未来に帰って行ったという内容でした。この話には『帰ってきたドラえもん』という続きがあり、そのお話もあわせて紹介してくださいました。
 のび太が困っているときに道具で助けてくれる『ドラえもん』は、こんな道具があったらいいなぁ、と子どもたちに夢を与えてくれます。しかし、それだけではなく登場人物の良さ、特にのび太の優しさが大きいとのことです。優しさ、誠実さゆえに、いざというときに勇気を振り絞る姿に『ドラえもん』のストーリーの良さがあるとお話になりました。

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第4回夜のカフェ 開催報告 2

 続いて後半は「縄文クッキーからお弁当屋さんへ」と題して、羽田稔彦先生のお話です。題名だけ聞くと、いったいどんな内容になるのか想像がつきません。
 裾野の南小学区の水窪地区に「SMILY(スマイリー)」というお弁当屋さんがあり、今回のお話は一言で言うとそのお弁当屋さんの紹介ということでした。SMILYは栄養士の有資格者が経営していて、写真で確認してみると一つのお弁当の中に実にたくさんの種類のおかずが入っていることがわかります。ボリュームもありそうですが、30品目入っているとのこと。この盛りだくさんの内容でなんと500円です。教育事務所主催の研修会が裾野の文化センターであるときは、このお店にお弁当を注文しているようです。お弁当以外にもお菓子や、「すそのん」の形のコロッケなども取り扱っているとのことです。
 羽田先生は、SMILY特製の「カブとミカンのケーキ」を参加者に振る舞ってくださいました。ちょっと不思議な取り合わせに感じますが、カブとミカンは一緒に食べると胃腸を丈夫にし風邪予防などの栄養の相乗効果が生まれるそうです。
 SMILYを経営している鈴木睦希さんは、羽田先生が17年前に勤務していた小学校の教え子で、6年生の時に担任をしたそうです。その6年生の授業で、縄文土器や竪穴式住居を作ったりする「縄文体験活動」を実施し、その中で縄文クッキーを作る活動もあったそうです。「縄文クッキーからお弁当屋さんへ」という題名の由来がわかりました。その縄文体験はどんな活動だったのかを当時の豊富な写真を使いながら紹介してくださいました。子どもたちが夢中になって主体的に活動している様子が伺えました。
現在、鈴木さんは、膠原病という難病を抱えながらも、とてもパワフルな日常を過ごしているとのことです。「SMILYを起業できたのは、小学校の縄文体験学習で、全部自分たちでいろいろ考え、作ったり下調べしたり行動したりしたことがあったからだと思う。起業するために、どうやったらできるかを考えて、いろいろな方法を試してやってみるという精神を小学校のあの時の学習で育ててもらったおかげです」と鈴木さんは羽田先生に話してくれたことがあるとのこと。教師冥利に尽きますね。子どもの時に学んだ授業が、その子どもたちの心の中に長く残り、心の土台となる根っこの部分を強く伸ばしてくれたのではないかと羽田先生はお話になりました。
 SMILYのポリシーは、「食事を通して人を笑顔にすること」だと聞き、心の中がほっこり温かくなった夜のカフェでした。

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第4回夜のカフェ 参加者感想紹介〜♪

今年度の最終回を迎えた夜のカフェ講座。
参加した皆さんの感想を一部、紹介させていただきます。

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◆いいお話を聴かせていただきました。いつも夜カフェのお話をきっかけにいろいろと思いを巡らせて考えることができます。リラックスした気持ちでinputされるから刺激を受けるのでしょうか。今年度も夜カフェの企画をありがとうございました。
◆ドラえもんのふうこのお話、私も心に残っていました。みんなの幸せのために頑張る姿に感動したことを思い出しました。やはり、授業で学んだことは、その人の土台、生き方につながっていくという教育の可能性を改めて感じました。
◆初めて参加しました。教育とは直接は関係しない領域の話だと思って聞いていたら、心にドーンと響くお話ということがわかり、とてもステキな時間を過ごさせていただけたことに感謝します。お弁当屋さん、使わせてもらいます。
◆人のために力を尽くすことができるってとても素敵だと思います。自分もこのような気持ちを持てる子を育てるために力を尽くしたいと思いました。
◆「縄文クッキー」の授業が一人の生徒の人生を変えたのですね。そんな授業を私たちもしたいものです。学びの原点ですね。
◆幅広い年代(時代)で愛読されているドラえもんの魅力を再確認しました。懐かしさの中から学べるものが多かったです。お弁当屋さんのSMILY行ってみます!健康の大切さをいちばん実感できている彼女だからこそ出来る幸せのお裾分けの形を感じました。
◆ドラえもんは大人になって改めて見ると、心に残る名言やクスッと笑えるところもあって楽しめるものなのだなと実感しました。総合的な学習であのような授業ができるのは驚きました。土台を培えるように子どもたちと関わっていきたいと思いました。ケーキおいしかったです。SMILY行きます!
◆のび太も鈴木睦希さんも、人のために何かをできること、やさしい心を持っていること、とても素晴らしいと思います。私も、人の幸せを願う心を持ち続けたいです。毎回とても楽しく、ためになる夜カフェをありがとうございました。来年も楽しみにしています。
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森の道標 授業紹介(西中・2年理科)気象通報から天気図を描く

 平成30年2月13日 裾野西中学校 2A理科 玉置絵梨 教諭 
                      H30.2.15 小泉隆嗣

 「NHK第2放送の気象通報から天気図を作り上げて、その天気図を基に授業を構成する」という、玉置先生にとっては初の試みでした。今では気象通報から天気図を作成するなんて「古典的」と笑われそうですが、冬山登山者の間では常識です。スマホも便利ですがバッテリーが厳冬期には機能しません。冬山での情報源はやはり「ラジオの気象通報」なのです。
 事前にこの教材を紹介したその時から、玉置先生の「一人教材研究」が始まったようです。初挑戦ですから「準備万端」で臨まないと、といった緊張感もあったと思います。自分で実際に試して「これは生徒たちにとっては難しいから時間がかかる」と感じた玉置先生は、本時の前に「気象通報のデータを記録する作業」を組み込んでいました。
 参観前に扱った天気図を見てびっくり、この時期では一番難しい天気図なのです。これが、冬型の天気図だったら簡単に等圧線が引けるのにと、玉置先生が試した日の天気を恨みました。それでも、生徒たちは「天気図を描く」なんて想定外だったらしく、誰の天気図にも所狭しと気象データと漁業気象データが書き込まれていました。
 本時の目標は、一言で言うなら「低気圧や高気圧と天気の関係に気づく」ことです。低気圧の所では「雨」や「雪」など天気が悪い、高気圧の所では「晴れ」「快晴」「曇り」など天気が良いと言うことに、自分の作った天気図から気づくかどうかが勝負の鍵でした。衛星写真を使った試みも功を奏し、生徒たちはいとも簡単に「低気圧→天気が悪い、高気圧→天気が良い」ことに気がつきました。これで勝負ありです。あとは先生と生徒たちの軽やかなやり取りを続けながら、ここぞとばかりに玉置先生の気象用語の解説や説明が入ってきます。何より一番すごいのは、多様な生徒たちからの発言に惑わされることなく「全くぶれず」に、科学的な追及を行っていた彼女の授業力です。生徒たちはもう玉置先生の手の上で転がされている状態です。ですが、誰一人として不満顔の生徒はいません。こんな信頼関係の中で授業が出来るなんて素敵なことです。生徒たちの活動(天気図の中に等圧線を引く)が中心の一見静かな落ち着いた授業でしたが、生徒たち一人一人の頭の中では猛烈な思考が働いていることが、その作業への熱心さから見て取れました。玉置先生の教育論文が、裾野市の優秀賞に輝くというおまけまでついて、自分が玉置先生と同じ歳だった頃の授業が恥ずかしくなりました。科学で筋を通した、とても落ち着いた授業風景は、私の忘れられない思い出の1つになりました。
文責:学びの森 指導員 小泉隆嗣
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第4回夜のカフェ 参加者募集中です!

2月に入り、今週末からいよいよ冬季オリンピックが始まりますね。
一つのことに懸命に取り組む姿を見ていると、どの国の選手であっても応援したい気持ちになります。

さて、学びの森だより2月号にも掲載しておりますが、
現在、「第4回夜のカフェ講座」の参加者を募集しています!

連日、寒い日が続いていますが、お仕事帰りに少し寄り道して、心が温まる「ちょっと一息、いい話」を聞きながら、素敵な時間を過ごしませんか?

*** 第4回夜のカフェ講座 ***

(日時)2月19日(月)18:15〜19:30

(場所)裾野市役所 地下「多目的ホール」

(内容)◆ぼく(と)ドラえもん(伊藤賢一先生)
    ◆縄文クッキーからおべんとうやさんへ(羽田稔彦先生)
 
1つのテーマが30分程度の2本立てです。


学びの森だより第12号に掲載の参加申込書に記入して、学びの森までファックスしてください。ファックス(055−995−4904)

申し込み締め切りは、2月13日(火)までです。

今回の講座は、今年度の最終回です。お見逃しなく!

皆様のご参加をお待ちしています。

学びの森だより第12号30.2.1
↑参加申込書は、ここからどうぞ〜☆

第3回夜のカフェ 開催報告 その1

 2月1日(月)に、裾野市役所にて、第3回夜のカフェ講座が開催されました。

 当初1月22日に開催予定でしたが、当日の雪による悪天候のため急遽延期し、10日後の2月1日に再設定されました。当初の申込み人数を上回る多くの教職員の方が参加してくださいました。

 今回の講座は、佐藤弘明先生による「あなたもアーティスト♪」と、滝口宜男先生による「デジカメ&ドローン PART2」の二本立てですが、1.ART、2.ICT、3.ART の3部構成で進められました。

 Artを楽しむためには、「頭で考えずに、感じてほしい」そして「今を楽しんでほしい」と佐藤先生は最初にお話になりました。
 「Masking Artにチャレンジ」と題して、紙コップに、マスキングテープを貼り付けていく「紙コップアート」に全員で挑戦しました。まず作品のテーマを決めて各自それぞれ取りかかります。最初からテーマが決まらなくても、作りながら決めていけばよいとのことで気軽に取り組めました。
 長テーブルの上に、色とりどりのマスキングテープがたくさん用意されています。参加者は、テーブルを囲んで、各自、手にした紙コップにマスキングテープを思い思いに貼り付けていきました。マスキングテープは、一度貼っても剥がして貼り直せることと、手で千切ることによる優しい風合いが特徴的です。作業時間は15分ほどでしたが、皆さん、集中して作業していました。
 作品が完成したら、佐藤先生に作品のテーマを伝えて、デジカメで写真をとってもらいました。そのカップに各自、温かい飲み物を淹れて席に着きました。自分で作成した世界に一つしかないカップで飲むコーヒーは感慨深いものがあり、ちょっとうれしい気分になりました。                                   
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第3回夜のカフェ 開催報告 その2

 続いて、第2部は、「デジカメ&ドローン Part2」と題して、滝口宜男先生のお話です。滝口先生は、昨年度の夜のカフェでもデジカメとドローンについてお話をしてくださっています。
 最初に、真面目なお話をということで、最近ニュースでよく耳にする「EVシフト」についてお話になりました。ガソリン車は使用する部品の数が1〜3万点と非常に多いのですが、EV車の場合は、30〜40点の部品でとてもシンプルな作りになっているそうです。世界の中でも大きな市場である中国を筆頭に、世界各国で近い将来、ガソリン車から電気自動車へ変化していくのでしょう。
 続いて、滝口先生が1年かけて撮り貯めたという、たくさんの画像や動画を見せていただきました。足柄峠へバイクで出かけたときに「全天球カメラ」で撮影した映像は、360度すべての方位を見ることができるので、まるで自分が実際にバイクに乗っているかのような臨場感を味わうことができました。
 ドローンで撮影した風景動画は、松崎町の満開の桜や、伊豆スカイラインからの風景、御殿場の鮎沢川の映像が紹介されました。鮎沢川の水面近くの映像からドローンが徐々に上昇し御殿場の風景と富士山が見える映像では、参加者の皆さんは美しい風景に引き込まれて見入っていました。
 今回、滝口先生が新しく購入したという「OSUMO」というカメラについて説明がありました。通常、ビデオカメラを手で持ちながら撮影すると手ブレしてしまうものですが、この「OSUMO」には3軸ジンバルという機能が使われており、強力な手振れ補正がかかるため、手持ちで撮影しても常に滑らかな映像が撮影できる優れものです。下田の白浜海岸の波打ち際や東伊豆細野高原のススキの映像など、とてもカメラを持って歩きながら撮影したとは思えない手ブレの少ない映像を見せていただきました。プロのカメラマンが撮影したような何分かの映像が終了すると、参加者から自然と大きな拍手が起こりました。
 ドローンや全天球カメラなど次々に新しい機能の機材が登場し、それらを使った映像を見ると、今まで見たことのなかったものを見ることができます。しかし、そのような新しい機材を使って見られるものばかりではなく、我々教員は、子どもの実際に目に見えるあらわれや、その裏側にあるものなどを大事にしていきたい、と最後に滝口先生はお話を結ばれました。
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第3回夜のカフェ 開催報告 その3

 第3部は、第1部で参加者が挑戦した紙コップアートを使用しての「テーマ当て大会」です。滝口先生が「デジカメ&ドローン」のお話をしている第2部の最中に、佐藤先生はパソコンでその準備作業をなさっていました。テーマ当て大会は、テーマがAとBの2種類記載されている紙コップ作品の写真を見て、そのテーマを二択で当てていくものです。みなさんの作品を一部写真で紹介しますのでご覧ください。
 どの作品も自由な発想で作られていて、それぞれ個性があり興味深かったです。付けられた作品のテーマをいくつか紹介すると、「ベネチアの海」「春のすそのん」「交わり」「乙女心」「旅立ち」「海と溶け合う太陽」「僕の人生」「森のカフェ」「あすなろ」・・・など、どれもこれもすてきなものばかりです。皆さんのセンスの良さを感じますね。
 全部で25作品が紹介されました。20問以上正解した方が約10名もいらっしゃいました。一番多く正解した3名の中から代表の方1名に豪華商品が渡され、会場は温かい拍手に包まれました。

 自分の時間をどう使うかは人それぞれですが、身近な場所やちょっとした物で、いつもと少し視点を変えてみると世界が広がりますね。何かに取り組んでみることは楽しいものだということを、お二人の先生方から学ぶことができた夜のカフェでした。
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第3回夜カフェ 参加者感想紹介〜☆

夜のカフェに参加した皆様に記入していただいた感想を一部紹介いたします。

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◆お二人の講師の先生方が、とても楽しそうに話していらっしゃる姿が印象的で、聞いている側も楽しませていただきました。いくつになっても好きなことを続けていて楽しめるって素敵だなと思いました。
◆いろいろなカメラでの映像を見て、自分も一歩外に出て、すてきな景色をさがしに行きたいなと思いました。楽し時間をありがとうございました。
◆普段見ているものを、いろいろな角度から見ること、新しい目線を楽しんでみることが、とても大事だと思いました。
◆図工美術が苦手なので最初はどきどきしましたが、自分でカップを作っていくうちに徐々に楽しさも感じられて、普段とちょっと違った時間を味わえました。また、ドローンの風景、映像もすてきで、日常の切り取り方の違いで、ちょっと違った味わい方ができるんだなと思いました。
◆テーマ当て大会では、皆さんのいろいろなイメージで作ったものを見ること以上に、佐藤先生のユーモアあふれる選択肢(別解)がとても楽しかったです。そのような柔らかい頭がほしいなあと思いました。
◆初めての夜カフェ参加でした。昼間の職場での時間の流れとは全く異なり、ゆったりとした時間を過ごすことができました!マッサージに行ったような気分です。ありがとうございました。
◆好奇心を刺激される時間です。すばらしい講師の先生方の魅力がぎゅっと詰まったお話を聞けてリフレッシュできる夜カフェの大ファンです。また参加します!

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今回の夜カフェは体験する作業があり、楽しく参加できた方が多かったようです。
参加した皆様、ありがとうございました。

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学びの森だより 2月号

富士山の雪が深くなってきていますね。
この冬は、例年に比べて気温の低い日が多いと聞きます。
裾野市内の学校でも、インフルエンザの流行は続いているようです。
みなさま、体調管理にはお気をつけください。

さて、学びの森だよりの2月号を作成しました。

是非、ご一読くださいませ♪

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支援員だより第10号30.2.1
↑ここからどうぞ〜☆


※2月19日に開催の第4回夜のカフェの参加者を受付します。
申し込みは、学びの森だより第12号をご覧ください。
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「森の道標」授業紹介(東小・5年道徳)

1月19日(金)第3校時 東小学校5年2組で加藤宰教諭の道徳の授業を参観しました。

主題名 <正直・誠実> 資料名「手品師」出典 心ゆたかに
本時の目標  
 子どもとの大切な約束を守ると自分の夢へのチャンスが無くなってしまうという状況の中で、もがき苦しんでいる手品師のこれからの言動について話し合う活動を通して、自分の良心に従い誠実に生きていく態度を育てる。

 導入で、今日の価値に迫るために、「今までのことを思い返して2つの事や物の間で、心が揺れ動いたことを書いて発表してください。」と、にこやかな笑顔で、投げかけました。先生の穏やかな態度に子どもたちの気持ちは解れ、どの子も自分の素直な経験を書き、発表しました。
 二つの事や物を選択する時、「右の物にしようか、左の物にしようか、自分自身の事で迷った事」と「母へのプレゼントは、どっちが似合いそうかなと相手の気持ちを考えて迷った事」の2種類出ました。つぶやきも多くあった中で、13人が発表しました。
気持ちがほぐれたところで、資料の範読に入りました。子どもたちは、先程、思い出した自分の経験と重ねながら、じっと耳を澄ませました。
 展開では、手品師が、友だちの電話(大劇場への出演依頼)を受けた時からの行動について、「自分の夢を優先する」と「夢を封印して、男の子との約束を守る」の二つに分かれて40回以上の意見交換をしました。
 経験2年目教諭の加藤先生は学びの森の研修で年間5回の授業公開を行いました。この授業が最終回でしたので、授業をビデオに撮り、それを見ながら懇談を行いました。
 どちらも自分の考えを譲らない意見交換が続きました。加藤先生は、子どもたちの意見を聞きながら、『どちらの意見を主張しているかで、子どもたちの日頃の生活態度や家庭環境が透けて見えた』と、一人ひとりの意見を性急に判断しないで、子どもの気持ちを冷静に分析し、そこを大事にした対応をしました。
<夢を叶える意見>
・チャンスは無駄にしたくない  ・大劇場に出るという夢が叶うんだよ
・二度とないチャンスだよ    ・磨いた手品の腕が無駄になる
<男の子との約束を守る意見>
・行くよと言ったので、嘘はつけない
・チャンスは無くなるが、男の子の笑顔がなくなる
・大劇場出演でも有名になるとは限らない 
・約束を守んないと、また、男の子が悲しむ
等、自分の考えを素直に出し合いました。
 そして、2つの意見に割って入ったのが、
・大劇場に出演して、その後に男の子に会えばいいんじゃないの?
・男の子は、一度、約束を破られたら、その後、手品師を信頼できると思う?
等、どうにかして二つの事を叶える事は出来ないものかという意見まで出て、迷いに迷っていました。
 ビデオで見ても、真剣な迷いがどの子にも見られ、揺れ動く気持ちを感じながらの意見交換であったと分析しました。
 子どもの全体像を目線に入れて、子どもを素直に理解し、子どもたちと学びの場を作っていく教師としての感性とその感性を磨く努力が、真剣に『迷いながら考える』授業になっていったと感じました。
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自然散歩(皆既月食 1/31 その1)

 なんて運が良いのでしょうか。天気予報では曇りのはずが、月のかけ始めから皆既が終わるまで、薄雲一つない満天の星空の中での撮影となりました。これも私の普段の心がけの良さだと勝手に結論づけながら、3台の一眼レフカメラでおよそ400枚の写真を撮影しました。寒さに手がかじかんで、つい固定撮影用の三脚を蹴飛ばしてしまったため、1枚の中に月食の始まりから終わりまで12の月の姿を写し込むという当初のもくろみは失敗してしまいましたが、とにもかくにも、400回のシャッターが切れて大満足の4時間でした。家に帰って早速熱い風呂に浸かって飲んだ熱燗の味は当分私の頭から離れることはありません。色々新しい勉強もしました。やはり三脚はもっとがっしりとした重たいやつでないと天体写真は撮れません。どうしても手ぶれしてしまいます。それと、明かりの重要性です。手元が暗い中では、せっかくのシャッターを切る予定時刻が読めないのです。時計もデジタルは駄目でした。寒さで手元が狂ってあちこちのボタンを押してしまい、時刻表示に手間取ったのです。何事もやってみないと駄目ですね。簡単に撮れるなんて思っていたのが大間違いで、もっともっといろいろな準備を万端整え、あらゆる困難時の想定をして臨むべきでした。3人の高校生が近づいてきて話しかけてきたので、月食の起こる理由やら星座の話やら(何せ満天の星空でしたから)3時間の授業をやりました。3人の中の一人が、月食を撮影している人たちの姿を見に行こうというのがきっかけで、塾をサボってやってきたそうです。なかなかの行動力を持った高校生たちです。まだ、写真が整理出来ていないので適当に数枚ピックアップしてきました。富士市にある「港の見える丘公園」からの皆既月食です。どうぞご覧下さい。(文責:小泉隆嗣指導員)
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自然散歩(皆既月食 1/31 その2)

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訪問研修「森の道標」西小5年道徳

 1月18日(木)第4校時、西小学校5年2組、仁科羽純先生の道徳の授業がありました。
「くずれ落ちた ダンボール箱」の資料をつかって「親切や思いやり」について考えます。仁科先生は、道徳の授業力をつけたい思いでいます。子どもたちが考えやすい発問、自分のこととしてとらえられるような発問、資料の扱い方、読みのタイミングなどの課題をもっておられます。
 仁科先生の読みにクラスがシーンと皆な、黙読しながら聞き入っています。早速、「どうして(主人公)は、ダンボール箱の整理を手伝おうという気になったのですか?」の質問です。その出来事の状況やそこに関わる人たちの思いを想像しないと書けません。何人かの子どもたちは書けずにいました。すると仁科先生は、場面絵の横に、質問が記入された支援カードを貼りました。タイミングよく掲示されたので、迷っている子どもたちは助かりました。
 何人かの発表で確認された後、本時の中心的場面に進みました。主人公の迷っている姿を追体験しながら子どもたちは自分の考えを決めていきます。子どもたちは、ダンボール箱を積み直すことを手伝う、迷っている、手伝わないと三つの意見に分かれました。多くの子どもは手伝うです。迷う、手伝わない子どもは1〜3名です。ここを中心にそれぞれの考えが発表されました。本時のねらいに迫るための場面が、この子どもたちの意見交換です。後の懇談でも話題になりましたが、道徳と言えば親切にするもの、思いやるものと結論先行で意見交換されてしまうので、少数の手伝わない、迷う子どもの立場を支援してあげて(先生も少数派に入り込んで)、状況によっては、迷い、手伝わないこともあるのではないか。子どもたちの少数意見でも、主人公の悩んでいる姿と重ね合わせることで、子どもの個々の考えを引き出したい。そのあたりに「親切、思いやり」が考えられるのではないか、と思われます。子どもたちは、授業の振り返りを行い、授業者は資料の後半を読んで終了しました。主人公の行為の余韻が残る授業でありました。

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第3回裾野市研修主任研修会

 1月16日(火)第3回 市内研修主任研修会が生涯学習センターで開催されました。
 目的を、来年度の授業改善の視点、市研修テーマ、校内研修の推進、授業改善、移行期にあたる各学校の取り組み等、4月に各学校で計画された研修計画に沿って、その後の実践状況を報告し合い、成果や課題を出し合いました。
 グループ別の報告会では、研修主任さんの一年間のご苦労がにじみ出ていて、改めて研修主任さんとしての重みを感じました。報告例として、小学校では全員が授業の事前検討から関わっていくことによって参加が促され、積極的な関りが見られるようになった。また中学校では、道徳での資料づくりに学年部会の話題として取り上げ検討するなどによって深めることができた、等の報告がありました。
 平成30年度を見通すと、小学校での英語の授業、小中学校の道徳の教科化等時代に合わせた取り組みが待ったなしで控えています。こうした英語や道徳の話題も多くの学校から出されました。
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第3回夜のカフェ 参加者募集中です〜☆

今年のお正月は比較的、穏やかな天気の日が続きましたね。
しかし、寒さは一番厳しくなる時期かもしれません。
市内でもインフルエンザの罹患者が増えてきているようです。
自分だけでなく周りの方のためにも、体調にはお互い気をつけましょう。


さて、学びの森だよりにも掲載しておりますが、
現在、「第3回夜のカフェ講座」の参加者を募集しています!

お仕事帰りに少し寄り道して、「ちょっと一息、いい話」を聞きながら、素敵な時間を過ごしましょう。


*** 第3回夜のカフェ講座 ***

(日時)1月22日(月)18:15〜19:30

(場所)裾野市役所 地下「多目的ホール」

(内容)◆デジカメ&ドローン Part2(滝口宜男先生)
    ◆あなたもアーティスト♪(佐藤弘明先生)
 
1つのテーマが30分程度の2本立てです。


学びの森だより第11号に掲載の参加申込書に記入して、学びの森までファックスしてください。ファックス(055−995−4904)

申し込み締め切りは、1月18日(木)までです。

皆様のご参加をお待ちしています。

学びの森だより第11号30.1.9
↑参加申込書は、ここから取り出せます〜☆

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行事予定
4/2 初任者研修会
4/5 入学式・1学期始業式

学びの森だより

学びの森支援員だより

裾野市教育委員会 学びの森
〒410-1102
住所:静岡県裾野市深良435
TEL:055-995-4903