最新更新日:2024/05/13
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訪問研修「森の道標」富岡第一小

2月18日:訪問研修「森の道標」で富岡第一小学校へ伺いました。

授業は、3年生の国語「わにのおじいさんのたから物」<物語> 作 川崎洋です。

この物語は、おにの子の視点に立って書かれているため、おにの子の言動や内言を子供たちがたどっていく中で、読み手である自分とおにの子を重ね、主人公に寄り添い、主人公の気持ちになって読むことができるという特徴があります。

また、直接的に登場人物の人柄や気持ちを表す表現は少なく、おにの子やわにのおじいさんの言動から、その心情や人柄を読み取ることを可能にする優れた表現が多いことも特徴です。

たから物を勘違いしながらも、おにの子がわにのおじいさんに対する感謝の気持ちをもっていることに気づいている子供たちが、もし、わにのおじいさんが生きていたら本当のことを伝えたかどうかについて考え、意見交流を行い、お互いの読みの共通点や相違点に気づくことができることを目標にした授業でした。

桃太郎がおに退治の時、鬼ヶ島の宝物をそっくり持って行ってしまったので、鬼の子は、宝物がどんな物か知らないばかりか、たから物という言葉さえ知らないおにの子だから、たから物のことを教えてやった方がいいとか

口で言えないほど美しい夕焼けを見たおにの子は、これがたから物なんだと<美しい勘違い>をしているのだから、わにのおじいさんが言っている宝物は教えないなど、それぞれの表現から、読み取った気持ちを発表し合いました。

子供たちは、自分の思いを叙述をもとに感じた気持ちを発表しているけれども、それを聞いている他の子供たちにしっかりと伝えるには、「・・ページのこの文やこの言葉から、このように感じたということを可視化したり、皆でその箇所を読み合ったりすることが大事だなあと感じた授業でした。

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