最新更新日:2024/04/22
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第6回夜のカフェ 開催報告 2

 続いて後半は、「『ハナミズキ』を口ずさみませんか?」のテーマで岡山宗稔先生です。岡山先生は、昨年度の夜のカフェでも「歌い継ごう〜日本の歌・ふるさとの歌」で講師をなさっています。今回は、一青窈さんの代表的な楽曲である『ハナミズキ』一曲に絞ってのお話です。
 歌について「いい曲だなぁ」と感じるポイントは、「歌詞が好き」「旋律がいい」「なんとなく曲の全体の雰囲気がいい」など、人によって様々だと思いますが、岡山先生は「コード進行」や「曲の作り」の良さがいいものを好むそうです。『ハナミズキ』の曲のコード進行は、よく学校で習うような一般的な和音ではなく、下降していくようなコードや少し不安定に感じるようなアレンジが施されているそうです。
 もともとハナミズキには日米親善の歴史があり、約百年前に日本から桜の苗木をアメリカへ贈ったことに対する返礼として、アメリカから日本に寄贈された苗木がハナミズキだったとのこと。桜は日本人にはとても親しみのある樹木ですが、アメリカの人々にとってハナミズキは同じような存在のようです。60本寄贈されたハナミズキの苗木のうち、現在も残っていて確認できる当時の原木は一本のみになってしまっているそうです。街路樹としてイチョウ、サクラ、ケヤキに次いでよく見かけるハナミズキですが、まだ日本に入ってきて百年ほどしかたっていない樹木だったんですね。
 また、『ハナミズキ』の歌詞にはどのような意味があるのか教えてくださいました。一青窈さんの友人で9.11のアメリカ同時多発テロ事件で犠牲になった方がいらっしゃり、その方にはお子さんがいたそうです。この歌は、そのテロ事件をきっかけに作られたそうで、歌詞をじっくり読むと本当にいろいろな解釈ができそうです。大切なひとを想う気持ちや、いつの時代になっても変わらぬ平和への願いなどが込められているようです。
 岡山先生のギターとピアノの伴奏で、『ハナミズキ』を参加者全員で歌いました。参加者の中には、サビの部分で自然に高音でハモって歌う上級者もいらっしゃり、皆さんとても気持ちよく歌っている様子でした。深い歌詞に思いを馳せ、会場には素敵なハーモニーがしっとりと流れていきました。

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