最新更新日:2024/04/22
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森の道標 授業紹介(西中・2年理科)気象通報から天気図を描く

 平成30年2月13日 裾野西中学校 2A理科 玉置絵梨 教諭 
                      H30.2.15 小泉隆嗣

 「NHK第2放送の気象通報から天気図を作り上げて、その天気図を基に授業を構成する」という、玉置先生にとっては初の試みでした。今では気象通報から天気図を作成するなんて「古典的」と笑われそうですが、冬山登山者の間では常識です。スマホも便利ですがバッテリーが厳冬期には機能しません。冬山での情報源はやはり「ラジオの気象通報」なのです。
 事前にこの教材を紹介したその時から、玉置先生の「一人教材研究」が始まったようです。初挑戦ですから「準備万端」で臨まないと、といった緊張感もあったと思います。自分で実際に試して「これは生徒たちにとっては難しいから時間がかかる」と感じた玉置先生は、本時の前に「気象通報のデータを記録する作業」を組み込んでいました。
 参観前に扱った天気図を見てびっくり、この時期では一番難しい天気図なのです。これが、冬型の天気図だったら簡単に等圧線が引けるのにと、玉置先生が試した日の天気を恨みました。それでも、生徒たちは「天気図を描く」なんて想定外だったらしく、誰の天気図にも所狭しと気象データと漁業気象データが書き込まれていました。
 本時の目標は、一言で言うなら「低気圧や高気圧と天気の関係に気づく」ことです。低気圧の所では「雨」や「雪」など天気が悪い、高気圧の所では「晴れ」「快晴」「曇り」など天気が良いと言うことに、自分の作った天気図から気づくかどうかが勝負の鍵でした。衛星写真を使った試みも功を奏し、生徒たちはいとも簡単に「低気圧→天気が悪い、高気圧→天気が良い」ことに気がつきました。これで勝負ありです。あとは先生と生徒たちの軽やかなやり取りを続けながら、ここぞとばかりに玉置先生の気象用語の解説や説明が入ってきます。何より一番すごいのは、多様な生徒たちからの発言に惑わされることなく「全くぶれず」に、科学的な追及を行っていた彼女の授業力です。生徒たちはもう玉置先生の手の上で転がされている状態です。ですが、誰一人として不満顔の生徒はいません。こんな信頼関係の中で授業が出来るなんて素敵なことです。生徒たちの活動(天気図の中に等圧線を引く)が中心の一見静かな落ち着いた授業でしたが、生徒たち一人一人の頭の中では猛烈な思考が働いていることが、その作業への熱心さから見て取れました。玉置先生の教育論文が、裾野市の優秀賞に輝くというおまけまでついて、自分が玉置先生と同じ歳だった頃の授業が恥ずかしくなりました。科学で筋を通した、とても落ち着いた授業風景は、私の忘れられない思い出の1つになりました。
文責:学びの森 指導員 小泉隆嗣
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「森の道標」授業紹介(東小・5年道徳)

1月19日(金)第3校時 東小学校5年2組で加藤宰教諭の道徳の授業を参観しました。

主題名 <正直・誠実> 資料名「手品師」出典 心ゆたかに
本時の目標  
 子どもとの大切な約束を守ると自分の夢へのチャンスが無くなってしまうという状況の中で、もがき苦しんでいる手品師のこれからの言動について話し合う活動を通して、自分の良心に従い誠実に生きていく態度を育てる。

 導入で、今日の価値に迫るために、「今までのことを思い返して2つの事や物の間で、心が揺れ動いたことを書いて発表してください。」と、にこやかな笑顔で、投げかけました。先生の穏やかな態度に子どもたちの気持ちは解れ、どの子も自分の素直な経験を書き、発表しました。
 二つの事や物を選択する時、「右の物にしようか、左の物にしようか、自分自身の事で迷った事」と「母へのプレゼントは、どっちが似合いそうかなと相手の気持ちを考えて迷った事」の2種類出ました。つぶやきも多くあった中で、13人が発表しました。
気持ちがほぐれたところで、資料の範読に入りました。子どもたちは、先程、思い出した自分の経験と重ねながら、じっと耳を澄ませました。
 展開では、手品師が、友だちの電話(大劇場への出演依頼)を受けた時からの行動について、「自分の夢を優先する」と「夢を封印して、男の子との約束を守る」の二つに分かれて40回以上の意見交換をしました。
 経験2年目教諭の加藤先生は学びの森の研修で年間5回の授業公開を行いました。この授業が最終回でしたので、授業をビデオに撮り、それを見ながら懇談を行いました。
 どちらも自分の考えを譲らない意見交換が続きました。加藤先生は、子どもたちの意見を聞きながら、『どちらの意見を主張しているかで、子どもたちの日頃の生活態度や家庭環境が透けて見えた』と、一人ひとりの意見を性急に判断しないで、子どもの気持ちを冷静に分析し、そこを大事にした対応をしました。
<夢を叶える意見>
・チャンスは無駄にしたくない  ・大劇場に出るという夢が叶うんだよ
・二度とないチャンスだよ    ・磨いた手品の腕が無駄になる
<男の子との約束を守る意見>
・行くよと言ったので、嘘はつけない
・チャンスは無くなるが、男の子の笑顔がなくなる
・大劇場出演でも有名になるとは限らない 
・約束を守んないと、また、男の子が悲しむ
等、自分の考えを素直に出し合いました。
 そして、2つの意見に割って入ったのが、
・大劇場に出演して、その後に男の子に会えばいいんじゃないの?
・男の子は、一度、約束を破られたら、その後、手品師を信頼できると思う?
等、どうにかして二つの事を叶える事は出来ないものかという意見まで出て、迷いに迷っていました。
 ビデオで見ても、真剣な迷いがどの子にも見られ、揺れ動く気持ちを感じながらの意見交換であったと分析しました。
 子どもの全体像を目線に入れて、子どもを素直に理解し、子どもたちと学びの場を作っていく教師としての感性とその感性を磨く努力が、真剣に『迷いながら考える』授業になっていったと感じました。
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訪問研修「森の道標」西小5年道徳

 1月18日(木)第4校時、西小学校5年2組、仁科羽純先生の道徳の授業がありました。
「くずれ落ちた ダンボール箱」の資料をつかって「親切や思いやり」について考えます。仁科先生は、道徳の授業力をつけたい思いでいます。子どもたちが考えやすい発問、自分のこととしてとらえられるような発問、資料の扱い方、読みのタイミングなどの課題をもっておられます。
 仁科先生の読みにクラスがシーンと皆な、黙読しながら聞き入っています。早速、「どうして(主人公)は、ダンボール箱の整理を手伝おうという気になったのですか?」の質問です。その出来事の状況やそこに関わる人たちの思いを想像しないと書けません。何人かの子どもたちは書けずにいました。すると仁科先生は、場面絵の横に、質問が記入された支援カードを貼りました。タイミングよく掲示されたので、迷っている子どもたちは助かりました。
 何人かの発表で確認された後、本時の中心的場面に進みました。主人公の迷っている姿を追体験しながら子どもたちは自分の考えを決めていきます。子どもたちは、ダンボール箱を積み直すことを手伝う、迷っている、手伝わないと三つの意見に分かれました。多くの子どもは手伝うです。迷う、手伝わない子どもは1〜3名です。ここを中心にそれぞれの考えが発表されました。本時のねらいに迫るための場面が、この子どもたちの意見交換です。後の懇談でも話題になりましたが、道徳と言えば親切にするもの、思いやるものと結論先行で意見交換されてしまうので、少数の手伝わない、迷う子どもの立場を支援してあげて(先生も少数派に入り込んで)、状況によっては、迷い、手伝わないこともあるのではないか。子どもたちの少数意見でも、主人公の悩んでいる姿と重ね合わせることで、子どもの個々の考えを引き出したい。そのあたりに「親切、思いやり」が考えられるのではないか、と思われます。子どもたちは、授業の振り返りを行い、授業者は資料の後半を読んで終了しました。主人公の行為の余韻が残る授業でありました。

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森の道標 2学期 中学校の授業参観・懇談の紹介

 11月28日(火)西中学校の堤佐保教諭(4年目)の授業を参観しました。学年は3年生。進路決定を前にした時期の参観となりましたが、生徒はとても落ち着いた雰囲気の中で真剣に学習に取り組んでいました。教科は国語、題材は古典『言葉が見た風景―おくのほそ道(松尾芭蕉)』です。5時間配当の本時は第5時です。
 堤先生は、それまでおくのほそ道の中の句を4句扱ってきて、最後に先生ご自身が愛着を感じ、是非とも子どもたちに深く味わって欲しいと願う「立石寺」の句「閑かさや岩にしみ入る蝉の声」を取り上げた授業です。

 授業案と訪問の記録を以下に添付しますのでご覧ください。

授業案: 学びの森指導案 おくのほそ道
訪問の記録: 授業記録 西中:堤先生
(クリックすると閲覧できます ↑)
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訪問研修「森の道標」授業紹介 深良小・体育

 11月8日(水)に深良小学校の青木啓一郎教諭の体育(3年生)を参観しました。単元は「チャレンジ!運動マット」の3/6でした。
 本時の目標は、「後転をする際に正しい腕の使い方ができずに、うまく回転できない子どもたちが最後に立つためには何が必要かを考え、腕の使い方に焦点を当てた練習を友だちと一緒に取り組む活動を通して、手でマットを押して回転する感覚をつかむことができる」です。
 前転で学んだゆりかごの回転のコツを復習しながら、「最後に立って、フィニッシュを決めよう」と子どもたちの意欲を引き出しながら、学びが始まりました。
 器具庫からマットを出し、準備運動をした後、黒板の前に全員集合です。28秒の素早い動きで、先生の話を聞く体勢になりました。日頃の体育授業の躾が、きちんと身についていることを感じました。
 今日の学びのめあてを確認し、班に分かれて、マットに横になり、玉入れの玉を両足で掴んで、頭の上の方に置くことをペアで3回ずつ行いました。そして、後転の練習に入りました。ここでは、約6分間、4人が交代で回転を繰り返していました。本人のつぶやきや班の仲間からの助言が自然に出ていました。
 「手が付いてないよ」「何で体が曲がっちゃうのかな」「おしりを上げたら」等と、見たことを素直に声に出していました。
 続いて、先生の合図があり、体育館の中央のマットの周りに子どもたちは集合しました。そこで先生が、うまく後転出来なかった女の子に試技をするように促しました。皆の目が、どのように回転するのか、注目しました。うまく回転できない女の子は、不完全だけれども、今の自分にできる後転を正々堂々とやりました。皆は、女の子の回転を自分の動きと重ねて、「どこがうまくいっていないか」を冷静に観察していました。日頃、出来ない事を出来ないと言える学級づくりがうまくいっているからだと思いました。
 次に、回転できた子が披露しました。さっきと、どこがどのように違っていたのか、目の前の具体的な回転を見て、子どもたちは、目を凝らし頭を捻ります。自分の動きを自分で見ることが出来ないので、友だちの動きを観察することで「見える化」しました。学びを深めるための手立てがしっかりと子どもたちに伝わっていました。
 「できなかった後転」から学んで、「できたと思えるような後転」ができるようになるという学ぶ姿がありました。
 ですから、スタンバイの時の手の位置、マットへの手の付き方、回転スピード、着地の時の膝やマットへの力の入れ具合、手でマットを『グッ』と押すなど、次々に発表できました。
 最後に、ペアへの補助の仕方も知って、もう一度、班の練習に戻りました。
 この時の練習では最初の練習と違って、「手」「背中」「腰」「足」に注意を向けながら、代わる代わる回転を試します。その間、先生は、各グループを巡回し、子どもたちとのやりとりから、何人かの子どもに「輪になったはちまき」を渡していました。はちまきをもらった子は、それを二の腕にはめ、回転しました。肘の開き具合(脇の閉め方)に気づいてほしいとの先生の仕掛けでした。すると、回転が、さっきより滑らかになったことやマットを押す手の力が強くなったことを確認することができました。ペアの子も「腕が体についているね」「回っているよ」と話しかけていました。9分半の練習後、先生は、各班に練習したことを生かして、最後、1回、後転をするよう指示しました。まとめに入ったことを意識して、今日の最高の後転を班の友達に見てもらおうと、子どもたちは、張り切りました。「できた!」「やったあ!」のつぶやきが多く聞こえました。
 そして、全員でまとめに入りました。先生の「後転ができるようになった人?」の問いかけに、多くの子が挙手し、達成感を感じることができたようでした。マットの片づけの後、振り返りを書いて授業が終了しました。
 45分の授業時間の中で、班の練習が合計21分37秒、全体での話し合いが20分42秒、準備や片づけ、準備体操などで、2分41秒でした。活動時間の配分がバランス良かったと思います。
 自分や友達の運動が、めあて「最後に立ってフィニッシュを決めよう」に近づいてきていることを実感する授業だったと思います。
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森の道標(学校訪問) 授業の紹介 小学校

9月15日(金)に向田小学校の石塚保子市講師の音楽(3年生)を参観懇談しました。

題材は、「拍の流れにのってリズムを感じ取ろう」(5/6)
本時の目標 「楽しく自分のパートを演奏している子どもたちが、4分の2拍子に乗って、友達の楽器や他のパートに合わせて、良いところを見つけて、演奏できるようになる」でした。

 ワクワクしながら、授業に集中し、授業後の子どもたちの表情に、満足感が見られたこの授業から、再確認することをいくつかを紹介します。

1 <継続>
 導入に、ピアノ伴奏に合わせて、リトミック活動を行いました。子どもたちは、体を動かしながら、階名で歌ったり、リズムの模倣をしました。継続した活動が子どもたちの動きを開放的にして、どの子も、安心して、気持ち良さそうに楽しんでいました。小さな事を積み重ねる事の大事さを改めて感じました。

2 <言葉> 
 子どもたちに投げかける先生の言葉が、子どもたちにやる気と自信を持たせていました。肯定的な言葉が子どもの内からの意欲を喚起する事で、授業への集中度が深まっていました。
・よくできました  ・耳を澄ませているね 
・和音に反応するといいよ  ・さすが、いい耳  
・そうっとね    ・きれいな音 
・Aちゃんの言ってくれたこと、詳しくいえる人  
・体を動かしてのってるね! 
・いいとこ、たくさん見つけられるといいね 等

3 <視覚に訴える>
本時の課題「4分の2拍子ってどんな拍子なのか、考えてみよう」では、
1小節に4分音符が2つあることを確認してから、♪に置き換えました。
その際、大きな音符のカードを用意し、代表の子供が黒板に貼ることで、
視覚にも訴えながら、確認しました。今、いろいろな場面で、「見える化」
することの効果について、話題になっています。聞いて、見て、感じて、
考える場を大事にすることが、子どもの学びを支えているのだと改めて感
じました。

4 <体で感ずる>
 4分音符でのリズムと8分音符でのリズムを聴き比べた後、「ゆかいな木きん」を歌いました。子供たちは、軽快な拍に乗って、2拍子の曲の感じを掴むことができました。その後、掴んだ感じを自分の楽器を使って、2拍子の感覚を実感しました。

5 <緊張感>
 4人グループごと、「ゆかいな木きん」の演奏を発表しました。主旋律が鍵盤ハーモニカで「♪」のリズムを、副旋律がリコーダーで「♩」のリズムを演奏しました。演奏場所は、全員が見える黒板前でした。子どもたちは、緊張感の中にも、ちょっと誇らしげな表情で前に出て演奏しました。
 発表の場をあえて、自分の席にしない環境は、本人だけでなく、周りの子たちにも良い緊張感を与え、新たな力を発揮させる効果もあると思います。
 そして、発表前後の挨拶や友達の発表に拍手したり、うなずいたりする習慣をつける場にもなり、人としての振る舞い方も学べると思いました。

6 <書く>
 発表を聞いてワークシートに自分の感想を書く場面では、演奏を聴きながら書く訓練ができていたので、どの子も時間内に書き終わっていました。学びを充実させるためには、同時進行(聴きながら書く)と言うことも必要に応じてやる事が大事だと改めて感じました。

 子どもたちの長い人生の中で、音楽は欠かせません。音楽に癒やされ、音楽に活力をもらって、豊かな人生を送ってもらいたいとの先生の思いが伝わってくる授業でした。


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森の道標(学校訪問) 授業の紹介(小学校)

 9月26日(火)に訪問させていただきました西小学校 下山胡桃県講師の1年算数「たしざんとひきざん」の授業を紹介させていただきます。

 目標は「三つの数の加法を学習してきた子どもたちが、三つの減法を絵などから想像することを通して、立式、計算方法を考えることができる」です。

(1)授業の入りでは「百玉そろばん」で順序数の復習です。子どもたちは、授業者の問いにてきぱきと答えていました。
(2)問題文の視写です。授業者は書くことに苦戦している子ども二人に、なぞり書きができるように問題文をノートに書いてくださいました。
(3)本時の中心的な場面では、色紙を9枚用意して、船を3個、鶴を2個折ってあり、残り4枚をそれぞれ掲示しました。授業者の問い「残りは何枚ですか?」を、視覚に訴えてあるため子どもたちは容易に理解したようです。
(4)授業者は同時に問題文の、数字に〇、キーワードに□、単位にアンダーラインとこれまでの学習に従って三つの印をつけるよう促しました。
(5)子どもたちの発表です。色に注目してしまったため何人かの子どもは迷いましたが、多くの子どもの発表によって授業の目標に近づいていきました。

 この授業を参観させていただいて、数への親しみ、短期記憶の訓練(学習の下支え)、視覚の活用、座席の配慮、問題文の記号による焦点化など、ユニバーサルデザイン、特別支援教育への取り組みなどがなされていると思いました。

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森の道標(学校訪問) 授業の紹介(小学校)

 9月14日(木)に訪問させていただきました西小学校 関 弘美教諭の1年国語「うみの水はなぜしょっぱい」の授業を紹介させていただきます。

 目標は「兄、弟、坊様の3人に・・・・どんな言葉をかけたいかを通して、登場人物に対する自分の考えをもつ」です。

(1)昔話を、声に出して、みんなで読みをした。
(2)問「三人のうちだれかにお手紙を書いてほしい」支える問として「1〜3時で、思ったことあったよね! 伝えたいことあったよね!」その自分の気持ちを、手紙にしたい。
(3)子どもたちは“学習シート”に記入する。書く時間を十分に確保する。
(4)子どもたちの発表へとつなげていった。

 この授業を参観させていただいて、“自分の思いを手紙に書き表す”ことは非常に高い能力を要する作業(学習)ですが、授業者は書く時間の確保と共にヒントとなる例を提示して子どもたちの思考を助けていました。友達の発表を聞くことによって、自分の思いを振り返り、書き加えたり、修正したり、より手紙文に近づく文章に取り組む子どもたちの姿が見られました。

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森の道標(学校訪問) 授業の紹介(中学校)

 7月5日(水)に訪問させていただいた須山中学校佐野真也教諭(5年目教諭)の、3年社会科公民的分野「現代社会の特色と私たち」〜グローバル社会のよさと課題の授業を紹介します。

 本題材は、公民的分野の導入に当たります。生徒にとって「公民」は初めての分野であり、どんなことを学習するのか期待と不安を持っています。授業者としては ぜひとも「公民って面白そうだな。」と興味・関心をもってもらいたいところです。

 そこで、現代社会の特色である「情報化」「少子高齢化」「グローバル化」の中で、特に「グローバル化」に焦点を当てて、ワークショップ形式の「貿易ゲーム」(7月3日に実施)を取り入れた「グローバル化」のよさと課題について、「対話」を通して学び合う授業を構想しました。
 
 以下に、指導案と事後の分析の資料を添付します。特に、中学校社会科の先生方に参考に見ていただければ幸いです。

(指導案)0705須山中 社会科学習授業案
(事後分析資料)巡回訪問記録0705須山中
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行事予定
4/2 初任者研修会
4/5 入学式・1学期始業式

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