最新更新日:2016/03/31
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3月31日で学文路中学校が閉校となりました。長い間ありがとうございました。

図書だより3

図書だよりを週刊で発行していますが、なかなか家庭に届いていないのではと思い、HP上で画像で紹介していました。
が、字が細かすぎて読めないという難点があり、今回テキストデータにして紹介したいと思います。下にカラー画像で雰囲気を味わってもらおうと発行したものも載せておきます。取り急ぎ、第3号〜第5号までです。

新年も早、三週間が過ぎようとしています。皆さんも目標を立てましたか?個人的な目標ですが自分は「ルービックキューブを六面完成させる」という目標を立てました。パターンがあるのですが、なかなか覚えられません(泣)みなさんも何でもいいので目標を立てましょう!

今回のテーマ
なんでもありです。今回は学文路中学校 辻校長のお薦めもあります。

『ドン松五郎の生活』  井上 ひさし著

 高校生の時に読んだ本なので、記憶は定かでない。でも、面白かったのは確かである。そこで、登場犬物の名前だけをおさらいしてみた。
 兎に角、ユニークな犬物設定になっている。主人公というか主犬公のドン松五郎が理屈っぽい。この理屈っぽい犬が波潤万丈というか映画で言えばコースタームービーを見ているようなスピード感あるストーリー展開になっているのが楽しい。そこへ、ストリッパーの愛犬プードルのお銀が登場したり、元警察犬のシェパードが現れたり、もうどんどん物語の中に引き込まれていくのは必至である。
 ああ私の文章表現が下手なのが、もどかしい限りである。飼い主の小説家松沢先生のおとぼけが松五郎と対照的でパンチが効いている。ここまで書けば読みたくなったでしょう!スピード感ではある意味、夏目漱石の『吾輩は猫である』を超えているかも知れません。
(新潮文庫から出ていたのですが現在廃版になっているそうです。復刻することを願っています)
               学文路中学校 辻校長
『春宵十話』 岡 潔著
 著者は、大阪市生まれですが橋本市旧紀見村の柱本小学校に小学校2年生まで通っていました。
岡潔は、世界的に大きな業績を残した数学者ですが、教育や人間論についても多くを語っています。この春宵十話で私が気に入っているのは、次の一文です。「京都帝国大学物理学科一年生の期末試験で、私のくせで、むずかしい方から取り組み、一題に二時間のほとんどを使ってようやくわかった。あんまりうれしくて「わかった」と大声で叫んでしまい、前の席の学生はふりかえるし、監督に来ていた安田先生にも顔を見られるし、きまりの悪い思いをしながら大急ぎで鉛筆をとった。このあとも試験があったが、とても受ける気がしないので、放り出して、ぶらぶら円山公園に行き、ベンチに仰向けに寝て夕暮れまでじっとしていた。それまでずっと、変にうれしい気持ちが続いた。これが私にとって数学上の発見、むしろ証明法の発見の最初の経験だった。」
 数学だけじゃなくて「わかる喜び」が体中の毛穴から出てくる気がして楽しく読める本でした。
  学文路中学校 辻校長
『愚者のエンドロール』 米澤 穂信著

 『氷菓』に続く古典部シリーズ第2弾。高校の文化祭で上演される2年F組のミステリー映画。しかし、映画は途中で終わっている。脚本家がプレッシャーのため倒れたようだ。この続きはいったいどのような内容だったのか?2年F組の女帝から依頼され、古典部メンバーが推理します。撮影にかかわったF組の人たちに話を聞いて回り、F組の人たちも独自の推理を披露してくれますがことごとく否定され、古典部メンバーも解決できず、最後にホータローの出番となります。いつものように省エネの彼が女帝によって動かされます。そして見事に解決・・・後味は氷菓ほどはって感じですが、それは人それぞれでしょう。次は『クドリャフカの順番』に挑戦です。なんじゃこのタイトルは。
     学中 坂先
『退出ゲーム』 初野 晴著 

 生徒からこの本の続きの本を図書室に入れてって頼まれたので、面白いのかなぁっと思って読んでみました。自分の好きな日常の謎を扱っていました。日常の謎としての質の高さも勿論ですが、コミカルでリズミカルな楽しい会話、かと思えばしんみりさせる話と様々な要素が詰まっています。登場人物たちも個性豊かで、着々と吹奏楽部の部員を確保していく様子も楽しかったです。一番好きなのは「エレファンツ・ブレス」。実際どこまで出来るか分からないけどオモイデマクラの着想が素晴らしく欲しくなりました。祖父と孫娘二人の描写もいいです。人生の最期の瞬間が穏やかな日々になれるように、生き方を考えたいと思います。また6面がすべて白色のルービックキューブの謎。本当に謎の設定が良いですね。
   学中 坂先

『中学部活応援マガジン バスケ部 1』

 昨年の9月に発行された雑誌です。各クラブの練習方法や中学校の紹介、試合前に聞く歌ベスト10みたいな特集があって面白いです。二か月に一冊発行していくみたいで、まだ第2号まで。一月末に第3号が発行されるのですぐに図書室に入れたいものです。各校定期購読してみたらどうですか。いろいろなクラブが出てますよ。学文路中学校はバスケと卓球があります。次はテニスも購入予定です。テニス部の人は待っててください。                     学中 坂先

 自己紹介をしたいと思います。図書だよりを不定期で出させて頂いています学文路中学校の坂本と言います。最近、名前を載せていなかったのですが、これからは、学中 坂先と署名したいと思います。所謂PN(ペンネーム)ですね。これからもどんどん読んで書いてとしていきます。みんなもPNでいいのでお薦め本を紹介してください。よろしくお願いします。詳細は図書担当の先生に聞いてください。
 
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