江別市立江別第二小学校

本校の概要・校区のようす


 本校は、1886(明治19)年、屯田兵の子弟教育を目的として野幌屯田兵村中央部に校舎(敷地2,475坪,建坪107坪余)を建築し,公立江別西学校と命名,9月15日開校しました。修業年限4年の簡易尋常小学校でした。寄附金265円70銭1厘を充てたとの記録が残っています。のちに、江西(こうさい)尋常高等小学校となり、1909(明治42)年3月,村長である立野俊太郎氏が隣接の江別兵村所在の江東小学校が「江別尋常小学校」と改称しているので「江別第二尋常小学校」と改称しようと村会にはかり監督官庁の認可を得て、以来「江別第二」という名称がつかわれています。
 開校前年の1885(明治18)年7月に138戸(出身県別戸数 石川29、鳥取34、佐賀24、熊本21、鹿児島30),翌年5月に87戸(広島37、鳥取30、山口20)の屯田兵がこの地に鍬を下ろしています。野幌屯田の遺構としては、校地に隣接して江別市屯田資料館(北海道有形文化財・野幌屯田兵第二中隊本部)があり、校区内の湯川公園内には屯田兵屋が復元されています。また、練兵場跡の江別第二中学校横には野幌兵村開村記念碑があります。

 校区は、野幌地区の中心に位置し、広範囲にわたって住宅街があります。市民体育館、情報図書館、野幌公民館、屯田兵資料館、ガラス工芸館、湯川公園、野幌グリーンモール(遊歩道)、江別市子育てひろば「ぽこ あ ぽこ」等の公共施設があり、大型商業施設も充実し、恵まれた教育環境・生活環境です。JR野幌駅周辺は高架工事が終わり、駅前再開発が進んでいます。ガラス工芸館(旧石田邸)は、「野幌れんが」としても知られる煉瓦の町 江別を象徴する建物の一つで、多くの人に親しまれています。