校長挨拶

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千代田区立九段中等教育学校長  牧野 敦



九段には多くの学びの場があります。

中等教育学校という特性を生かし、また千代田区という教育資源を豊富に有する特性も生かしながら、体験を重視した、本物から学ぶ6年間の学びを展開しています。始業前の「おはようスタディ」に始まり、思考を深め、表現することに力点を置いた授業を展開し、「放課後スタディ」や土曜授業を実施しています。そして熱意あふれる教員が全力を挙げて授業にあたり、この多種多彩なカリキュラムを支えています。 ――私たちはこれを「学ぶ」と呼びます。

九段には多様な活動の場があります。

社会に出て活躍するための力を、6年間通して計画的に身に付けていきます。「九段自立プラン」というキャリア教育プランを学年ごとに設定し、地元企業の訪問や体験を通した課題解決型の探求学習や、日本伝統文化を体験する「江戸っ子塾」などにより、地域や日本を知る学習をします。そして海外研修や海外大学派遣、大使館訪問など、世界を視野に入れた国際理解教育へと発展します。並行して確かな学力の向上とキャリア教育を両輪とする進路指導を6年間計画的に積み重ね、自己実現を果たす支援を行います。そのプロセスによって、大学進学の先を見据えた、社会で活躍する力を蓄えていきます。――私たちはこれを「生きる」と呼びます。

九段にはたくさんの仲間がいます。

志を同じくする仲間が集い、部活動や学校行事に全力で打ち込みます。仲間たちと切磋琢磨し、時には涙し、時には励まし合うことで互いを高めていきます。また九段の代名詞ともいえる「至大荘行事」によって、九段生の絆はより強固なものへと昇華していきます。心身を鍛え、人を思いやる豊かな心を育んでいく――私たちはこれを「鍛える」と呼びます。

この「学ぶ」「生きる」「鍛える」を教育活動の三つの柱として、教育目標である「豊かな心 知の創造」を実現していくのが九段中等教育学校です。

本校は大正13年に開校した第一東京市立中学校が、学制改革により東京都立九段高等学校となり、平成18年、千代田区立九段中等教育学校として開校しました。以来、全国で唯一の区立中高一貫教育校として、ユニークな教育活動を展開し、現在に至ります。その長い伝統において九段生の精神的支柱となってきた言葉に、「至大至剛」があります。本校は先進的な教育活動を展開するその一方で、普遍的精神ともいえる「至大至剛」を希求していく――伝統と革新が融合する本校で、充実の中高時代を過ごしてください。