5月30日第2期生ゼミ記録(佐久間)

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5月30日(月)、第6回のゼミを行いました。今回の発表者は、数学専修の百瀬さんと理科専修の吉田くんでした。

百瀬さんは、大村はま先生が書かれた『教えるということ』という本から、教師として教えるとはどういう考え方をすればよいかを発表してくれました。

主な内容として、
1、教えない教師
授業はする、大切なことは教えない
2、ほんものの教師
優しい、親切、温かな心はあたりまえ、必要なのは覚悟
3、教師のしごと
子ども好きだけではダメ、子どもたちの未来のために
の3点が挙げられていました。とても分かりやすく、子どもたちのために教師はどうあるべきかを学びました。

吉田くんは、「評価をする」ということを調べ、発表してくれました。

評価とは常に行動と共にあり、無意識に行っているものである。吉田くんは評価が無意識に行われていることが怖いと言っていました。無意識のうちにでも公平でしっかりとした評価ができるように、様々な経験や、訓練をすることで見方や考え方を養うことが大切だろうと考えていました。

他にも、診断的評価、形式的評価、総括的評価の3つの評価方法について話をしてくれました。吉田くんの話から、学習者の評価をするだけでなく、教師が評価を基に、自らの指導を振り返ることや、今後の指導に生かしていくことが大事であることを学びました。

吉田くんは次回から研究テーマを「評価」「理科の授業」に変更することが決まりました。頑張って欲しいです。

今回は、残りの時間で、道徳の評価や、具体的な評価方法について、話し合いました。道徳は子ども一人ひとりの考えに善し悪しがあるわけではないと思うので、ゼミ生はどう評価すればよいか悩んでいました。

文部科学省の道徳の評価方法の中に、
認知レベルの部分での評価はできるのではないか。子供たち自身が今日の時間の中で自分を振り返る、あるいは自分を見つめることができたかどうかという評価は一定程度可能ではないか。
という文章がありました。調べてもまだ確かな評価方法はありませんでしたが、子ども自身が道徳の授業を通じて、どう感じるかが大切であることは分かりました。私もこの道徳の評価方法について色々と考えてみたいと思います。

ゼミの発表は今回で1巡しました。他のゼミ生の発表を受けて刺激を受けたり、話し合いで新しい考え方を知れたりすることで、毎回とても勉強になっています。玉置ゼミ2期生はこれからもっとたくさんの事を学んで、成長していくと思います。今後もよろしくお願いします!(佐久間)
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