12月18日4期生ゼミ 模擬授業の反省(高桑)

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 こんにちは、4期生の高桑です。今回は、ゼミで行った模擬授業の反省を書いていきたいと思います。

 今回の模擬授業では、小学3年生を対象とした音楽の「リズム」の授業をしました。三三七拍子をアレンジして、自分だけのリズムをつくろうという内容です。まずは、なぜこの授業を行おうと思ったのかというと、「より多くの子どもに音楽の魅力に気づいてもらいたい」という思いからです。

 私は小さい頃から音楽が大好きで、長年吹奏楽部に所属していました。音楽のある環境で育った私にとって、「音楽が嫌い」と言う人を見ると「音楽の魅力に気づけてないなんて、本当にもったいない」と思います。

 ボランティア先の音楽の授業での子どもたちの様子を見ていると、ピアニカがうまく弾けず置いてきぼりになったり、ただ教師に言われるがまま歌を歌っていたりする子どもがだんだんと音楽嫌いになっていくのかなぁと予想することはできます。私は音楽には、人を元気にしたり、気持ちを楽にさせる力があると思います。音楽に対して苦手意識がある子どもに「音楽っていいなぁ、素敵だなぁ」と少しでも音楽の魅力に気づいてほしいと思い、今回の授業を考えました。

 そして、この目標を達成するため、今回は子どもが「楽しい」と思えるような工夫がより多く必要だと思い、実行しました。例えば、活気づけるために授業の始めにはみんなで歌を歌ったり、「今日は自分だけの三三七拍子をつくってもらいます」と教師から提示するのではなく、教師が笛で三三七拍子を吹いて子どもたち自身に今回の本題に気づかせたりしました。他にも、ただリズムをつくるだけでなくテーマを決めさせることでイメージをしながら手拍子できるようにしたり、何よりも教師である私が「音楽って楽しいなぁ」と思っている気持ちを前面にだして楽しみながら授業を行いました。

 楽しませることは大方できたと思いますが、みんなで手拍子をする時間をたくさんとって、三三七拍子のリズムのしくみの心地よさを実感してもらいたかったのですが、途中焦ってしまって端折ってしまったのが悔いに残っています。

 授業後のゼミの仲間からの助言は的を射たもので、自分自身もこのままではだめだと気づいてはいたけれど上手くできず流してしまった点を指摘されました。悔しい気持ちをバネに今回の助言や自分の反省を生かして、音楽が大好きな私にしかできない、クラス全員で音楽を楽しめる授業をこれからも考え続けていきたいと思います。

 そして、最後になりましたが、4期生後期ゼミ全体について振り返りたいと思います。教育学部で4年間過ごしてきましたが、なかなか授業について実践的なことを学べる機会はなかったため、来年から教壇に立つ私たちにとって本当に貴重な学びの機会でした。授業を見たり、仲間の助言を聞くたびに、自分にはない考えに出会えて、13人という大人数だからこそできる多くの学びがありました。時に、玉置先生にお叱りをいただくこともありましたが、そのおかげで大切なことにも気づけました。

 個人的には、人前で話すことが苦手だった私は、2年間で少し成長した姿を玉置先生に見ていただけたのではないかと思ってます。これからも、玉置先生に「成長したなぁ」と思っていただけるように日々努力し続けます。玉置先生、4期生のみんな、素晴らしい学びをありがとうございました。(高桑)
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