【7月13日 ゼミ記録】全職員で子どもを育てる

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今回は玉置先生の過去の取り組みを紹介していただきました。

この取り組みは研究としても発表されています。研究課題は「生徒一人ひとりを励まし支援するネットワークを利用した評価システムの開発」です。

この研究は
・「全職員で子どもを育てよう」という思いを具現化する方法を創り出そう!
・全職員は教員ばかりではなく、事務員、用務員も含めて学校に勤めるすべての大人として考えよう
というコンセプトのもと、具体策が提案されたものです。

その具体策とは、
子どもの活動を評価する(子どものよさを「いいとこ見つけ」と称した個々のデータベースに記録したり、実際に声かけをしたりする)

子どもの評価の情報交換(「いいとこ見つけ」の内容や記録数をチェックする)

評価が子どもに伝わり保護者にも伝わる(通知表に各教師が記した「いいとこ見つけ」を入れ込む)
というものです。

玉置先生は今までにない方法で「全職員で子どもを育てる」ということを実現されました。

子どものよいところは、実はたくさんあっても、担任だけではなかなか把握しきれません。しかし、全職員が協力して子どものよいところを探し、その情報を共有することで、子どもを多面的にみることができます。

また、全職員がみつけた子どものよいところを通知表に記すことによって、子どもに自信がつき、さらには保護者にも学校での子どもの様子を伝えることができ、安心感をあたえることができます。

わたしは今回、教師・児童間の信頼関係を築くには教師のはたらきかけが重要だと考え、「よいとこみつけ」をひとつの例として取り上げ、発表させていただきました。きれいごとを並べるだけではなく、具体策をもってはたらきかけることができる玉置先生みたいな先生がたくさんいたら素敵だと思いますし、わたしもそういう教師を目指したいと感じました。(大澤)

※ 「いいとこ見つけ」の実践は、写真の書籍にも掲載されています。(玉置)

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