6月17日 第2回教師力アップセミナー(佐々木昭弘先生)での学び(寺尾・長谷川・安田)

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【寺尾】
 こんにちは、8期生の寺尾です!!今回は、6月17日に行われた第2回教師力アップセミナーで、理科の授業名人の佐々木昭弘先生から学んだことを書いていきます。

 佐々木先生から学んだことは、理科の授業だけでなく他の教科でも生かすことの出来ることです。そのひとつの例として、「導入」が挙げられます。私は教育実習中に、「前の時間はどんなことをした?」と聞いていましたが、それをしていると時間内にやりたいことが終わらなかったり、本当に考えさせたいことに取る時間が無くなったりしてしまいます。また、なぜ𓏸𓏸さんはそう考えたと思うかを自分が考えることで、他者視点で物事を考えられるようになります。そのため、「導入」では、無駄な発問はせず、他者視点に立たせる発問をすることが大切だということを学びました。

 また、実験の予想をする時に、それぞれの選択肢の中でも、「絶対そうだと思う」、「多分そうだと思う」、「ひょっとしたらそうだと思う」の3段階に分けて子どもに聞くことで、より自分の考えに近いものを選ぶことができたり、意思表示がしやすくなったりすると思いました。特に、「ひょっとしたらそうだと思う」と考える子どもに何がそうさせているのかを聞くことで、多面的にとらえた考えを引き出すことができたり、意図的指名をすることができたりするため、ぜひ取り入れたいと思いました。

 今回のセミナーでは来年からすぐ実践できる授業技術を学ぶことが出来たため、来月にひかえる教員採用試験に絶対に受かろうという気持ちがいっそう強くなりました。次回の教師力アップセミナーでもたくさんのことを吸収して自分のスキルアップに繋げていきます!!!(寺尾)


【長谷川】
 こんにちは!9期生の長谷川理桜です!今回は6月17日に行われた第二回教師力アップセミナーで、佐々木昭弘先生から学んだことについて何点か書いていきたいと思います。

 一点目は「限られた時間の中でどのように授業をしていくべきか。」です。
 授業をするうえで時間配分はとても大切なことです。多くの伝えたいことがある中でどのように授業を進めていけば良いのかという話は、とても興味深い内容でした。
 
 佐々木先生は「導入が長すぎることが授業の失敗に繋がる。」とおっしゃっていました。無駄な発問をし、導入を拡散させても子ども達の学びに繋がることは少ないです。他者視点に立って考えられるような発問や、学習済みの内容であればその旨を伝えたうえで発問をしていくと良いと学びました。

 二点目は食事の際にお話していただいた「叱り方」についてです。
 子どもを叱る際には、どうして自分が怒られているのか子どもが自分自身で考え、理解することが大切であると教えていただきました。
 
 また、叱るという行為に一貫性を保つことも大切です。そのために佐々木先生は子どもたちに「め・け・さ・じ」という言葉を伝えているそうです。めは、迷惑をかけない。けは、怪我をさせない。さは、差別をしない。じは、時間を守る。子どもが何かした際には、自分の行為は「めけさじ」のどれに当てはまっているのかを考えることで、どうして自分自身が怒られているのかを理解しやすくなります。このような方法を聞くのはとても新鮮で実践していきたいと考えました。

 その他にも沢山のことを学ばさせて頂きました。これからの模擬授業や実習でぜひ活用させて頂きたいと思います。素敵な講演に参加させていただきありがとうございました!(長谷川)


【安田】
 みなさんこんにちは、9期生の安田です。6月17日に行われた「第2回教師力アップセミナー」に参加させていただきました。

 今回は、筑波大学附属小学校の佐々木昭弘先生に「理科の授業の基礎・基本」というテーマでご講演いただきました。実際に現場で働く先生の「疑問」とその答えを知ることができたことは、教員を目指す上で大きな糧となりました。

 理科の授業を受ける子どもたちは、3つのグループに分けられると思います。理科が楽しくて意欲的に取り組む子たち、成績のために真面目に取り組む子たち、仕方なく授業を受けている子たち。全員が1つ目のグループに入ることができるようにするために、佐々木先生は「教員のスキルが必要不可欠」と仰っていたのではないでしょうか。

 質疑応答の中でとても印象的だったことは、導入についてのお話です。導入で大切なことは、余計な発問をしないということだそうです。私は、発言が苦手な子が答えやすい場面を作ってあげることができる時間だと思っていましたが、そうではなかったようです。特に理科の授業では、ここで時間を使ってしまうと後半が詰まってしまうため、授業を構成する時に注意が必要です。
 
 もう1つ、準備についてのお話が印象的でした。平面の映像で理解するよりも、先生の実演を立体で認識した方が子どもたちは理解できるそうです。教卓に集まっても、後ろの方の子や授業へのモチベーションが低い子は、学びが浅いのかなと思っていましたが、反対にその他の子にとっては大きな学びとなっているようです。
 
 お話を聞いて、今まで、私が良いと思っていた授業は、理科が苦手な子ばかりにフォーカスしていたということに気付かされました。また、模擬授業を通して、得意な子たちを伸ばせば、主体的な学習や発言が増え、苦手な子も自然と輪に入って一緒に考えられるようになるのだなあと感じました。

 ゼミで模擬授業をやっていると、こうやって様々な先生方のお話が活きてくることを強く実感します。まだまだひよっこな私たちですが、1つずつ学んだことを吸収して、力をつけていきたいです。今回、ご講演いただいた佐々木先生、玉置先生、そして運営の皆さん、ありがとうございました。次回の教師力アップセミナーも楽しみです。(安田)

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