10月8日楽亭じゅげむさんの講演からの学び(荒木)

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 こんばんは。9期生の荒木です!10月8日に、落語教育家の楽亭じゅげむさんに、「落語から学ぶ失敗を笑いに換える思考」というテーマでご講演頂きました。

 日常の失敗を、落語に出てくるユーモアや温かい笑いを使ってその場の空気を良くする術について学びましたので、そこでの学びを記事にしていきたいと思います。

[小学校教育実習での葛藤]
 私は小学校教育実習で、毎日クラスの児童のいいところを見つけるようにしていたのですが、子どもの良さに気づけるようになる嬉しさの反面、先生として、児童の良くない言動を見つけた時には毎回指導しなくてはいけなくて、指導のために毎回否定の言葉を使わないといけなかったのが少し辛かったです。指導をする時には、ダークな雰囲気になりすぎないよう言葉選びや言い方を気をつけたり、一方的な指導にならないよう児童の意思でその後の行動を決めさせるようにしたり、「○○さん」とその子の名前を呼ばずに指導することで子供の存在自体を否定することがないように心がけていましたが、それでもやはり指導の後は、いつもよりも場の雰囲気がダークになってしまうことがありました。

 そんな中、今回の講演を受けて、失敗を笑いに換えるという目からウロコの考え方を知り、児童への指導に前向きになれましたし、子供同士の関わりでもとても大切な考え方だと感じました。新しい視点をいただき、考えや心が広くなったような気がします!

[指導について]
 しかることも大切ですが、しかってばかりでは子どもとの間に距離が生まれてしまうこともあります。落語のユーモアや笑いを取り入れるという1つの選択肢が自分の中に出来て、指導の幅が広がりました。最初は落語は難しい印象がありましたが、実際に落語の面白さにふれて、温かな笑顔溢れる時間を過ごすことができ、私もこんな雰囲気の学級や学年、学校を作っていきたいと思いました。

[子供同士の関わりについて]
 今回の講演は言葉の大切さを実感する講演でもありました。学校における笑いがいじめの笑いになっていて、気づかずにそれを受け入れてしまう現状があるというお話も伺いました。

 今回、人を傷つける笑い とみんなが気持ち良く笑い の違いについてお話がありましたが、私自身も今まではこの2つの違いについて深く考えたことがなかったように思います。失敗しても否定せずに受け入れ、むしろ乗っかる。そんな素敵な関係性を子どもたちにも築いていって欲しいと思いました。人を喜ばせる笑い、気持ちの良い笑いがあふれる温かい場所を子だちと一緒に作っていきたいと思いました。

[最後に]
 講演では、落語に出てくるユーモアや温かい笑い使ったワークを行いました。私はなかなかいい言葉が思い浮かびませんでしたが、楽亭じゅげむさんも最初は上手くいかず、面白い人に近づきその日笑ったことを残すお笑い日記をつけていたそうです。そこで私も今日からお笑い日記を始めてみようと思います!!

 今日、また新しい世界に1歩足を踏み入れたドキドキ感と色々な考えに出会えた嬉しさで胸がいっぱいです。玉置先生、楽亭じゅげむさんを始めとする関係者の皆様、素敵な体験をありがとうございました。(荒木)
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