10月8日 楽亭じゅげむさんの講演での学び(前野)

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 こんにちは!8期生の前野です。10月8日に落語教育家の楽亭じゅげむさんの講演にオンラインで参加させていただきました。講演のテーマは「落語から学ぶ失敗を笑いに換える思考」。教育に失敗を笑いに換える落語の考え方を取り入れてみようという楽亭じゅげむさんのお話から学んだことを記事にしていきます。

 この講演のテーマである「落語思考」。私はこの言葉を今回初めて知りました。「落語思考」とは、日常に起こる失敗を笑いに換えて受け入れようという考え方のことだそうです。

 今回の講演では、実際に落語の話を使って、落語の中で出てくる失敗を自分ならどう切り返して笑いに変えるかというワークを行いました。実際に自分で考えてみるとなかなか面白い返し方が思い浮かばず、私には笑いのスキルが全然足りないなと感じました。講演に参加されている方の面白い返し方を聞いて、パソコンの画面の前で思わずクスッと笑ってしまいました。(笑)

 落語と聞くと普段馴染みがないこともあり難しいものだと感じていましたが、日常のちょっとした失敗をユーモアたっぷりに笑いに昇華させているものだと分かりました。いくつか落語を学んだ中で、お気に入りの作品は珍念とお師匠さんの微笑ましい関係性が印象深い「転失気」です。転失気の正体が分かった珍念がお師匠さんを騙そうと嘘をついて転失気が何なのかますます分からなくなっていくところが面白いなと思いました。

 今回の講演を通して、子どもたちがちょっとした失敗をしたとしても、失敗を温かな笑いに換えて周りの子どもたちも受け入れようとする温かい雰囲気を作っていけたらなと感じました。教師も子どもも失敗することはたくさんあると思います。1つ1つ目くじらを立てるのではなく、ちょっとした失敗なら丸ごと包んで笑いに換えて、子どもも失敗を恐れずに色々なことに挑戦できるような雰囲気を作りたいです。

 今回素敵な講演で新たな学びをくださった楽亭じゅげむさんと関係者の皆様、講演を紹介してくださった玉置先生、ありがとうございました。(前野)
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