「日本一ハッピーなクラスのつくり方」を読んで

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先日、金大竜先生の「日本一ハッピーなクラスのつくり方」を読みました。

金大竜先生は、学級開きの際にいつも子どもたちに出す宿題があるそうです。それは、「子どもは何のために学校に来るのかを考えてくる」というものです。

次の日、子どもたちが考えてきた意見をすべて板書します。「勉強ができるようになるため」「将来困らないため」「友だちをたくさんつくるため」など、たくさんの意見がでてきます。

そこで、金大竜先生は「これが全部かなったらどんな気持ちになるのか」と聞きます。子どもたちは、「幸せ」「うれしい」などと答えます。そこから、「学校は幸せ(ハッピー)になるために来るところなんだよ。今から、みんながハッピーになるように学校で生活していこうね」と伝えるそうです。

この考え方の素晴らしいところは、あらゆる活動の基本軸として考えることができるところだと思います。例えば、あいさつ。「あいさつをしなさい」と学校から指導されることはありますが、これだけでは子ども全員が進んであいさつすることは難しいです。

そこで、金大竜先生は子どもに「あいさつ勝負」をしようと提案します。あいさつ勝負とは、例えば、クラスに30人子どもがいたとすると、教師が先に子ども16人にあいさつをしたら教師の勝ち。逆に、子ども16人が先に教師に対してあいさつをしたら子どもの勝ちというもの。

そして、あいさつ勝負に負けた日、子どもたちにこう言います。「今日はあいさつ勝負に負けたけど、なんか気持ちよかったなあ。それは、なんでかわかるかな?まずはお隣と話してごらん」すると、「僕らが大きな声であいさつしたからだ」「そうだ。先生より先にしたから先生がうれしかったんだ」という意見がたくさんでてきます。そのときに「その通りだね。そういうふうに自分から元気よくあいさつすると、相手もうれしいんだね。すごいことに気がついたね!今日からはA君やBさんの言ったように、相手をハッピーにするあいさつをしていこうね」とつなげます。

自分や相手がハッピーになるために自分はどう行動するかを考え、それを実行にうつしていく。そんなクラスをつくることができたら、とても幸せだと感じました。金大竜先生の本をもっと読みたいと思いました。(大澤)

「第2回教育と笑いの会」に参加して

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先日、「第2回教育と笑いの会」に参加しました。

感想はとにかく面白かった。とても面白かったです。たくさん笑いました。「笑い」が教育の大切な要素だということがよくわかりました。

玉置先生と野口先生の教育漫才から始まり、志水先生の「しみまろ」、池田先生の切り返しのお話、そして熊八さん、雀太さんの生の落語、最後には有田和正先生の授業をビデオで見ました。どれもとても勉強になり、たくさん笑いました。

中でも特に印象に残っているのは、池田先生の切り返しのお話です。子どもたちから投げかけられる様々な疑問、質問に対してユーモアを含んだ切り返しをしていくというもので、実際にやってみましたが、とても難しかったです。それを池田先生は簡単にやってみせていて、すごいなと思いました。懇親会の時にお話を伺うと、池田先生はなぞかけをずっとやっていて、全く別のものの共通点を見つけるということがとても役に立つとおっしゃられていました。その話を聞いて僕もなぞかけやっていこうと思いました。

最後の有田先生の授業は6年生最後の授業をやるというもので、戦争を題材にしたものでした。この授業についての議論が見た後に行われましたが、授業の中では緊張と緩和が大切だというお話がありました。そして、これらを作り出すことはとても難しく表情や息、間の取り方など様々な手立てを使うことで作り出せるのだとわかりました。教育の中の笑いは大切ですが、ただの緩い授業になっては何の意味もありません。緊張と緩和、楽しいけど本質を外さない授業というものがつくれるようにもっともっと勉強していきたいなと思いました。

そして、多くの先生方が落語を見た方がいいと言っていました。少しずつ落語にも触れていこうと思います。(中田啓)

※ 写真は、池田修先生(京都橘大学)から話を聞くゼミ生です。

「第2回教育と笑いの会」に参加して

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平成27年12月19日、名古屋にて開かれた「第2回教育と笑いの会」に参加させていただきました。

玉置先生、野口先生の漫才から始まり、生の落語を聞かせていただいたり有田先生の授業DVDを見せていただいたりと、盛りだくさんの内容でした。終日笑いっぱなしのとても楽しい会でしたが、たくさんの学びを得ることもできました。

特に印象に残ったのは、間の取り方です。今回話してくださった先生方は、本当に巧みに間を取られます。中でも落語の絶妙な間の取り方には大変感動させられました。生の落語を見たのは今回が初めてだったのですが、こんなにも面白いものなのかと、興味が湧きました。(玉置先生の落語も早く見てみたいです。)

また、落語と授業を繋げて考えてみると間の取り方の大切さがよりよく伝わります。教育と落語、一見何も関係なさそうですが、このようにして関わってくるのかと新しい学びがありました。そこに目を付けて、このような会を主催された玉置先生はやはりすごいなと思いました。

今回の会に参加して、教育には笑いが必要であるということがよくわかりました。「1時間の授業で1度も笑わせない先生は逮捕すべき」と有田先生がおっしゃったそうですが、なるほど、納得です。確かに、一度も笑うことのない授業なんてつまらないし、面白くありません。

私も有田先生のようにユーモアを磨かないといけないなと思いました。今日は子どもの発言に対してユーモアで返す例を見せていただいいたり実際に演じてみたりと、実践的なこともやっていただき、大変勉強になりました。またこのような機会があれば是非参加したいです。(杉下)

※ 写真は、「校長もできる落語家」と言われた小林幹政先生(月の輪熊八)から話を聞くゼミ生です。

「第2回教育と笑いの会」に参加して

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12月19日、「第2回教育と笑いの会」に参加させていただきました。

野口先生と玉置先生の漫才から始まり、志水先生、池田先生のお話、小林先生、桂雀太さんの落語、有田先生の模擬授業ビデオと盛りだくさんの内容でした。

私はこの「教育と笑いの会」で生まれて初めて生の落語を見ました。落語家の方の話し方から学ぶことが本当にたくさんありました。声の大きさ、声のトーン、抑揚、テンポ、間の取り方、身振り手振り…全て私たちが子どもたちの前に立って話をするときに気をつけるべきことだと思いました。さらに、落語は落語家の方の言葉や身振り手振りだけでもその様子がイメージでき、楽しむことができます。落語家の方は役者のようだと思いました。

私は「教師は役者であれ」という言葉を聞いたことがあります。役者になるためのポイントを落語から学ぶことができたと思います。

また、有田先生の模擬授業ビデオを見た後の先生方のお話では授業の中で笑いを取り入れるための工夫について多くのことを学びました。緊張(真剣に考える場面)があるからこそユーモアが効く、その緊張のために必要な「間」の存在、認める笑いの大切さ…そしてどのことについてもその前提にある関係、にこやかな関係が存在しなければならないということが分かりました。

にこやかな関係を作るためにできることはまずは自分が笑顔でいることだと思います。笑顔を大切にできる先生になりたいと思いました。(渡部)

ゼミ合宿で痛感

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昨年のことになりますが、1泊2日でゼミ合宿がありました。そこで、やるべきことの多さにかなり焦りを感じました。

まず卒論の目次づくりでは、自分の卒論のテーマが揺らいでいたこともあり、かなり時間がかかりました。元々は子どもへの言葉掛けについて考えていましたが、教育実習を経て少し変わったのです。教師が一方的に話すだけでなく、子どもとの掛け合いについて考えていくべきだと思うようになりました。結局その方向に卒論のテーマは変更したので、あとは玉置先生にいただいた本を基に、自分の卒論の参考になることに対してアンテナを広げていきたいです。

また面接練習では、必要以上のことを話しすぎてしまうことがよく分かりました。緊張していたこともあり、自分が何を言いたいのか混乱してしまいました。もっと自分の思いを伝えられるように、日頃から練習しておく必要があることを改めて痛感しました。

ゼミ合宿前には教採模試もありましたが結果は撃沈…。
やるべきことは多いですが、1つずつ頑張っていきたいです。(佐藤)

第2回教育と笑いの会に参加して

わたしは12月19日に行われた「第2回教育と笑いの会」に参加させていただきました。

玉置先生・野口先生による漫才、志水先生による漫談、池田先生による講座、小林先生と桂雀太さんによる落語、有田先生の模擬授業を見るなど、内容が盛りだくさんで、わたしにとって大変刺激的で有意義な時間を過ごすことができました。

佐藤先生が有田先生の有名な言葉を紹介してくださいました。
「1時間に1度も笑わせない教師は逮捕すべきである」
この言葉にはどきっとさせられました。わたしは普段自分が笑わすというよりも、周りの人に笑わせてもらっている方なので、自分が教師を目指すにあたって大変な課題になると感じました(笑)

振り返ってみると、今回の会だけではなく、これまでに教師力アップセミナーや授業深掘りセミナーに参加させていただきましたが、どんな時にも「笑い」がありました。「笑い」があることで、楽しいと思うことはもちろん、リラックスして、安心して、授業を受けることができました。だから、教育と笑いの関係性は、わたしが今までに思っていたものよりもずっと深いものなのだと思います。

わたしは、教育実習中に「間」について指摘されたことがあります。自分が発問したことに対して生徒が発言すると、それが嬉しくてついすぐに反応してしまいました。「間」をつくることによって生徒におや?と思わせる時間をつくることができること、そして今回「間」は笑いをおこす1つの要因としても大切だということがわかりました。

また、池田先生の切り返し術には感銘をうけました。「どうしてこんにゃくにはつぶつぶがあるの?」「クソババア、ぐれてやる!」こういった生徒からの言葉にもユーモアで返すことができたら、とても素敵ですよね。池田先生の切り返しにはたくさん笑わせてもらいました。他にも、池田先生は「学級委員は教師の発問に対し0.5秒で挙手し、くだらないことを言う」というルールを設けていたそうです。とても面白いと思いました。授業中の明るい雰囲気、そして挙手がしやすい環境が目に浮かびます。わたしも教師になることができたら、学級づくりにこういった楽しい工夫を取り入れたいと思いました。

「教育と笑いの会」を通して、たくさんの人や、新しい考えに出合うことができました。懇親会ではたくさんの人にエールをいただき、がんばろうと思えました。ありがとうございました。

写真は桂雀太さんからもらったものです。初めて落語を拝見しましたが、本当に面白かったです。確実にNK細胞が増えたと思います(笑)ありがとうございました。(大澤)
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ゼミ合宿でゲストを招く

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 ゼミ合宿二日目は、教師力アップセミナーでお世話になっている酒井直樹先生をお招きして、教員採用面接についてしっかり学びました。貴重な資料も用意していただき、教師になるために読むとよい書籍も紹介していただきました。(玉置)

ゼミ二日目風景

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 ゼミ二日目(12月27日)は、一日目から始めた各自の「研究論文のストーリー」を互いに伝え合い、ストーリーの流れについて検討しました。(玉置)
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27ゼミ生レポート

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