7月25日1期生ゼミ記録(松井)

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ゼミ生全員が一次試験を終えての集合となった前期最後のゼミ。私は時間ギリギリに到着したのですが、教室では試験の問題や面接の質問内容でみんなが盛り上がっていました。教室に入る前に「沈んだ空気だったらどうしよう…」とも一瞬思ったので明るい雰囲気でゼミが始められてよかったです。

玉置先生と一次試験の内容を振り返り、二次試験に向けての最終確認。どの自治体も個人面接があるので、自分の思いを語れるようにまた1ヶ月精進していきたいと思います。

前期のゼミでは採用試験の問題から様々な教育課題について考え、理解を深めることができました。玉置先生がよく仰るように、人数が多いゼミだからこそ様々な考え方を知ることができたと思います。全員が一次試験を突破していることを願い、全員合格に向けてまた勉強に励んでいきます。(松井)
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7月25日第2期生ゼミでの発表(百瀬)

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7月25日のゼミで3回目の発表をしました。今回は中村健一さんの『教室に笑顔があふれる中村健一の安心感を与える学級づくり』を読ませて頂きました。本に書いてある内容を中村先生が講演されているDVDも見させて頂きました。

本、DVDの中には今すぐ使えるような、子どもたちの興味を引き笑顔にさせるネタがたくさん書かれていて、とても勉強になりました。自分にもぜひ取り入れていきたいです。その中のいくつかをゼミ生をと一緒にやってみました。3つ紹介します。
(1)初日で心をつかむためのネタ
名前であいうえお作文を作り自己紹介
(2)子ども同士の距離を縮めるネタ
2人1組でハイタッチをする
全部のペアで息を合わせてパチンの音が合わさるようにする(学級の一体感)
目をつぶってハイタッチをする
(3)失敗が怖くなくなるネタ
1分間お題に沿って絵を描く(今回のお題はお相撲さん)
1分経ったら近くの人と見せ合う
→他の例として、後出しジャンケンも挙げられる

私が実践したネタは今回3つだけでしたが、他にもたくさんのネタがあり、それぞれにはただ楽しむのではなく意図があり、私もこんなちょっとした工夫で子どもを楽しませることが出来る教師になりたいと思いました。


教室を安心できる場にするのが学級づくりのコツであり、中村先生は「お笑い」「フォロー」「厳しく叱る」の三観点を重視されていました。以下、三観点についてまとめます。

「お笑い」で安心感
子どもたち同士距離が遠く、遠慮がちで周りを伺っている、クラスメートが同じ教室にいるだけの人きなっている。そんな教室は「不安」が多い教室といえる。そこで、不安を取り除くためにお笑いがある。
お笑いは「フリ」「オチ」「フォロー」から成り立ち、フリとフォローを教師がすればオチは子どもが担当することになり、自然と笑いになるし、誰もが面白い先生になれる。
上記の実践した例のハイタッチネタで見てみると、
フリ︰ハイタッチをしよう。ー目をつぶってハイタッチをしよう。
オチ︰成功する。ースカッとなる。(失敗する)
フォロー︰一体感が生まれたね。ーさっきはできたのにね。
と、オチでは子どもたちに笑顔が浮かぶため、これがお笑いとなる。

私は自分がおもしろい先生になれる自信がなく、ゼミ生のほとんどの人も同じ思いでした。それは、オチがおもしろいからおもしろい先生と思っていたからです。しかし、オチを子どもが担当すると知り、自分は子どもたちが楽しめる工夫をし、その工夫に対して一言添えればおもしろくなれることが分かり、自分もおもしろい先生になりたい!と思えるようになりました。


「フォロー」で安心感
フォローの基本は認めること、褒めることであり、発想を褒めること、過程を褒めること、間違えを褒めること、成長を褒めることが挙げられる。

教師のフォローがあることで間違えを直した子に自信がついたり、自分のとった行動に自信がつくと思いました。教師が何か指示しっぱなしではなく、それに応えた子どもをきちんと認め、褒めていく事は教師の役目としてとても重要だと感じました。


「厳しく叱る」で安心感
お笑い、フォローだけであると、ただのおもしろい先生でヘラヘラして見えて不安。いざという時に叱って自分を守ってくれる安心感も必要。また、叱ることで褒めることもできる。

叱ることについては、前回発表した田中先生にも共通して言えることがあり、叱るにはいつ何について誰をしかるのかが大切だということがよくわかりました。叱り方のポイントで迫力を持ってしかる技術の中に、名前を呼ぶとありました。名前を呼ばれてビクッと意識づけされることで、その子はなぜ呼ばれたか考え、修正していくそうです。何でもしかるのではなく、このような気づかせ方もあることを学びました。教師として指導者である以上、叱ることも大切だと感じました。


今回も様々な実践的な子供との関わり方の技やネタを学びました。前期で3つの本を参考に自分の学びを深めていきました。私の読んだ本はどれも意識すれば子どもとの関わり方接し方が変われるものであり、それらを自分のものにするために、再度確認し直していきたいです。そして、まずは実習で学んだことを実践していきたいです。特に、褒める叱る事は日常でも多くあると思うので、きちんと意識づけていきたいです。(百瀬)


7月18日第2期生ゼミでの発表(石川)

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7月18日は私が発表する日でした。
私は、家本芳郎先生の『掃除サボりの教育学 たかが掃除されど掃除』という本を基に「清掃指導を通じた学級つくり」について発表しました。
前回では、「100の原理」について発表をしました。今回はその中で、「一に給食、二に清掃…」という先生がいるほど、この二つは指導の王道。という所に注目してみました。

掃除指導には、大きな二本柱があります。
1.何が問題なのかをじっくり調べる。
2.どう解決したらよいのか工夫を重ねる。
本書ではこの二つを1章、2章に分けて綴られていました。

まずは、1章からです。
1章は掃除サボリの実態について書かれていました。その中で特に驚いたのは、ほぼ100%の児童生徒が掃除をサボったことがあり、サボリの日常化から子ども同士の相互規制がなされていないという所です。家本先生は、ここに今日の子ども達の様々な問題が集中していると書かれていました。その問題について、その中の4つを紹介します。

○学校への愛の欠如
◎掃除よりも大切な塾
○掃除の仕方が分からない
○貧乏な学校掃除

また、「◎掃除よりも大切な塾」については、実際に家本先生が経験したという事例を基に、話し合いを行いました。なるべく特別扱いしないように対応する意見が多く、どちらかというと、児童生徒や、その教育ママの主張に負けてしまい、結果的には認めてしまう意見が多く見られました。あまり話し合いに時間を割くことが出来ず、最終的な結論が出る前に次へ進んでしまいましたが、とても良い話し合いが出来たと思っています。

次の2章では、1章からの子どもの実態に対して、どのように指導をしたらいいのかを、実践例を基に書かれていました。ここでは時間の都合上、2つの文学作品(『カーチャ』『便所掃除』)のみを紹介しました。

私が今回発表するにあたって、一番はじめに、本書のあとがきを紹介しました。(以下あとがき抜粋)

「子どもが変わってきたのである。だから、万事、この変化に対応した変化が求められているのである。本書は、掃除サボリという針の穴から、今日の子どもの発達状況、子どもをめぐる教育状況、そのことから導き出される指導課題をのぞいてみた。」

私は、本書を読み終え、あとがきを読んだ際に、前回まで発表をしていた堀先生の言葉と似ているな、と思いました。社会の流れとともに変わっていく子どもの状況やそれに応じて変化を求められている教員。ゼミの最後に玉置先生もおっしゃっていましたが「学級経営や学級つくりを突き詰めていくと根本にあるものはそんなに多くないかもしれない」という一部を見つけられたように感じました。そのため、一番はじめに紹介させて頂きました。

また、私は今回で前期の発表を終えました。ここからは教育実習に集中して、後期からも前期以上に研究を進められるように成長してきたいと思います!(石川)

7月25日第1期生ゼミ記録(渡部)

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今回のゼミはゼミ生全員が教員採用試験を終えてのゼミでした。

筆記試験の内容、面接試験の内容、待ち時間について…話が尽きません。お互いにできたところ、できなかったところがいろいろあり不安な気持ちもあったと思いますが今まで一緒に頑張ってきた仲間だからこそ話ができたのだと思います。

また、日本教育新聞を読み面接試験のポイントを知ることもできました。一番最後にこう書かれていました。

「試験までの残り1カ月で人間性を変えることは不可能だが、自分の未完成部分と得意な部分を把握することが大事。面接官に自身の課題を指摘されたら、どう改善するか具体策を語れるようにしておきたい。」

もう一度自己分析をしっかりと行い、自分らしく面接官に想いを伝えられるようにしたいと思いました。

まだ結果が分からずモヤモヤする部分もありますが、二次試験に向けて気を引き締めて頑張りたいと思います。(渡部)

7月18日第2期生ゼミ記録(白井)

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7月18日、第2期生のゼミがありました。今回の発表は、社会専修の佐久間君と寺坂くん、数学専修の石川君でした。

1人目に、佐久間君は、今までの自分の発表や、ゼミの中のみんなの発表を受けて、研究テーマの変更をしました。今回から教える技術について研究をしていくということで、向後千春さんの『いちばんやさしい教える技術』という本を参考に発表をしていました。
発表の一部の「教え方のルール10カ条」を紹介します。

1.熱意よりも何をどうすればいいのか具体的な指示を
2.「教えた」かどうかは「学ぶ側が学んだかどうか」で考える
3.結果が思わしくないのは、すべて教える側の責任
4.上手に教えたいならコミュニケーション上手になる
5.教えるときは相手をよく観察して、相手の状況をつかむ
6.相手にとってちょうどいい知識を与える
7.相手に教えたことを練習させて結果をフィードバックする
8.相手にできるようになってほしい具体的なゴールを決める
9.相手の「心」は変えられないが、「行動」は変えられる
10.ゴールは必ず「行動」として設定する

私も、この10カ条から、自分の中の「教える」という概念の甘さに気付かされ、一度考えてみるとてもよい機会になりました。特に、「3.結果が思わしくないのは、すべて教える側の責任」は、勉強のやる気を起こさせるところから教師の責任であると聞き、子どもたちにどんな時にでも、興味を持たせる授業の入り方を考えていく必要があると感じました。

2人目は、寺坂君でした。今回は、前回の発表で、ステーション授業とは何かについて、ゼミ内で疑問に上がったので、ステーション授業の模擬授業をしてくれました。私たち他のゼミ生は、生徒として参加しました。
相手を傷つける言葉を言ってはいけないということが主題となった授業でした。実際に言われたら嫌な言葉「チクチク言葉」と、言われたら嬉しい言葉「ふわふわ言葉」を書き出し、言われてどう思ったのかを考えました。そして、どちらの言葉がたくさん飛び交うクラスにしたいかを考えました。

授業から感じたことは、「相手を傷つける言葉を言ってはいけないよ」と言われたから気をつけるのでなく、このように体験することで、なぜ言うべきでないかという理由が理解できると思いました。また、理解したうえで行動ができるので、とても心に残るだろう思いました。こういった道徳とはまた違った授業を受けたのが初めてでしたが、日常に生かすことのできる学びで、自分もこのような授業をしてみたいと思いました。

3人目は、石川君でした。今回は、学級経営の中の掃除に注目するということで、家本芳郎先生の「たかが掃除、されど掃除」を参考に発表をしていました。発表の一部の掃除サボりの実態を紹介します。

掃除サボりの原因
・学校への愛の欠如
・掃除よりも大切な塾
・掃除の仕方が分からない
・貧乏な学校掃除

石川君が、本から抜粋した掃除サボりの原因がいくつか挙げられ、自分の小学生、中学生のころの掃除への姿勢を振り返りました。そして、どう掃除指導をしていくべきか考えました。ゼミ内でも、塾に行く子どもへの掃除指導について話し合いをして、どう対応していくべきかの意見が活発化に飛び交いました。

最後に、今回を含んだこれまでのゼミの中で、他のゼミ生の発表と自分の研究内容が関わっていたり、中には違う考えであったりというのが、たくさんありました。それは、どのゼミ生にもあり、違う研究内容であっても、つながりがあってとても面白い話し合いへと発展していきました。これからも、そのように互いの研究を高め合っていくゼミにしていきたいです。(白井)

7月18日第2期生ゼミでの発表〜模擬授業〜(寺坂)

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今回の発表は、前回ゼミ生にうまく伝えることのできなかった赤坂真二先生の「ステーション授業」の実践編ということで、実際に模擬授業をやらせていただきました。新しくなにかを調べたわけではないので、記事というより感想文になってしまうかもしれませんが、ぜひ一読ください。

〈模擬授業の内容〉
ねらい
良い気持ちにしてくれる言葉と悪い気持ちにさせてしまう言葉があることを知り、いい気持ちにしてくれる言葉を使って生活していこうとする意欲を高める

導入
黒板に「死ね」と書き、児童に読ませることで嫌な気持ちにさせる。そして、言葉には不思議な力があるということを感じさせる。

展開
雲形のワークシートを作成し、子供に嫌な言葉を書かせる。それをみんなで読むことで、言葉による不快な感情を共有する→チクチク言葉
チクチク言葉が溢れるクラスになると、どのようなクラスになるか、より具体的な場面をもとに考える。

反対に言われたら嬉しい言葉を書かせ、同じようにみんなで読むことで心地良さを共有する→ふわふわ言葉
ふわふわ言葉が溢れるクラスになると、どのようなクラスになるか、より具体的な場面をもとに考える。

つながるまとめ
みんなは、「チクチク言葉」がいっぱいのクラスと「ふわふわ言葉」が溢れるクラスどっちが良いですか?ふわふわ言葉が溢れるクラスになるかどうかは、みんなの行動次第です。みんなの力で「ふわふわ言葉」たくさんのクラスにしていきましょう!

という、内容でやらせていただきました。授業をした感想としては、本を読んで学んだことは当然ありますが、実践してみないと分からないことがたくさんあるのだなと感じました。また、道徳的な内容の時は教師の話し方次第で子供の感じる深度が変わってくるなということも感じました。楽しい時、悲しい時、考えさせたい時、その場その場に応じて話し方を使い分けより、インパクトを与えれる授業を仕組むことが大切だと思います。

玉置先生からは、反応の早さについてご指摘いただきました。撮影していただいた動画を見返しましたが、確かにわたしの反応は早い… おそらく、自分のフィールドに引き込もう引き込もうと必死だったんだなと思います。自分の引いた線路からはみ出たときの、対応を全く考えてなかったのでこういうゆとりのない授業になってしまったので、あらゆるケースに対応できる教師力を身に付けたいと思います。

今回は教育実習前に、とても良い経験をさせていただけました。今回成功したこと、失敗してしまったことを教育実習に活かしていきたいと思います。(寺坂)

7月18日第2期生ゼミでの発表(佐久間)

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7月18日(月)、ゼミの発表(3回目)を行いました。

はじめに、自分の中で研究テーマについてこのままでいいのだろうか、と疑問に思ったので玉置先生に相談したことを報告しました。玉置先生から、学級経営は他のゼミ生と研究テーマが似てしまうのでは、という点と、学級崩壊についての研究は少し暗すぎるのでは、という点をおっしゃっていただきました。自分の中で疑問がスッキリしたので、今回から研究テーマを変えることを決断しました。

今回から、教える「技術」について研究していくことにしました。選んだ理由は、他のゼミ生とは違う視点であること、具体的な方法が書いてある本が多くたくさんの指導方法が存在すること、という2点です。

今回、私が読んだ本は、向後千春先生が書かれた『いちばんやさしい 教える技術』という本です。向後先生は、教えることを研究なさっていて、教えることを教える先生として活動なさっています。とても読みやすい本で、具体例も多く参考になりました。

発表では、先生と名の付く人が教え方のプロとは限らず、教える「技術」がなければいけないということを主に話しました。教え方のルール10カ条では特に、教える側の責任はとても大きく、相手がどれだけできるようになったかを大切にすることが書かれていました。

また、常に意識しておかなければならないと思ったことがあります。教える人と教えられる人は対等な立場であり、何でも教えてあげるというのは押しつけであるということです。教師は子どもたちに教える立場で、教える機会が多いと思いますが、子どもたちをよく観察して、時には教えることを我慢して、相手の必要に応じて教えることが重要だと学びました。

質疑応答の時間では、どれだけ教える側の責任と言っても、何十人もいる学級では、全員が分かるというのは限界があるのではないか、という話題になりました。教育実習へ行ったらこのような現実を見るかもしれないと思いましたが、この話題から、もっと教え方の技術を夏休みの間に学んで、実習で生かせるように準備をしなければいけないと思いました。本屋には教え方についての本が多くありました。実習前に読んで損は絶対にないと思うので夏休みは教え方についての本を読んで、実習に臨むという目標が決まりました。

また、前期最後のゼミ発表でしたが、4月から始まったこのゼミで多くのことを学びました。後期ももっと自分の研究を深めていき、ゼミ生のみんなと学び合っていきたいです。(佐久間)

「いのちの副教材」模擬授業セミナーに参加して(白井)

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7月9日に、鈴木中人さんが主催された「いのちの副教材を活用した模擬授業」セミナーに参加させていただきました。小児がんを題材にした「いのちの授業の副教材」への思いと使い方を学ばせていただき、とても貴重な体験となりました。

セミナーでは、初めに鈴木中人さんから、いのちの副教材を作ることになった経緯やいのちの副教材への思いをお話しいただきました。この副教材は、小学生の子どもが小児ガンで亡くなるという話で、これを授業で取り扱うということは、公教育の中で、死を子どもたちに教えることにつながっていくことが分かりました。私は、今の世の中、いじめによる自殺や、家族を傷つけてしまうなど命に関わる事件がニュースでよく見かけるように思います。そこで、学校現場でいのちについて考える機会を作ることは、とても必要とされていることなのだと感じました。

セミナーでは、その後、実際にいのちの副教材を使った模擬授業を玉置先生がしてくださいました。授業をしながら、授業についてどのような意図があるかを解説してくださり、発言を求める時の指名の使い分けの意図を知ることができました。私は、今まで発言について一度、教師が「そうだね。あなたは、〜と感じたんだね。」などの反応を入れるのが当たり前だと思っていました。しかし、トントンとリズムよく子どもたちの意見を重ねていくように指名していくのを体験できて、とても勉強になりました。

約2ヶ月後に控えている教育実習に向けて、とてもよい経験ができました。ありがとうございました。この機会を生かせられるように、がんばりたいと思います。(白井)

7月11日第2期生ゼミ記録(古川)

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 7月11日、今日は無事に退院した佐久間君も戻って来て入院生活の話からスタートしました。健康で生活できるありがたさがみにしみて分かりました。

 今日の発表者は岩田有加さんです。今回のテーマは堀裕嗣さんと金大典さん著者のアクティブ、ラーニング時代の教師論という本をもとにした、学級づくりの「さきがけ」と「しんがり」です。著者の二人の会話が書かれている本でありまとめるのが難しいのですが、とても分かりやすくプリントにまとめられていました。

 リーダーシップ重視で学級がパワー系であるさきがけタイプの教師とフォロワーシップ重視で学級がきちん系であるしんがりタイプの教師の互いの良さ、どちらかだけではいけないという危険性という話でした。

 さきがけタイプの教師としんがりタイプの教師どちらの教師と今までに出会ってきたのか、または自分はどちらの教師を目指したいのかという議論をゼミ生としました。

 もうすぐ前期も終わります。残り少ない前期のゼミもゼミ生で楽しく意見を出し合い互いに高め合う発表、話し合いをしたいです。(古川)

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「いのちの副教材」模擬授業セミナーに参加して(岩田)

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 7月9日(土)いのちの授業セミナーに参加させていただきました。はじめに、講師の鈴木中人さんからお話を聞かせていただきました。そこで、自分のがんに対する知識不足を実感することとなりました。

 現在、小児がんは7割から8割治る病であること、また日本人の2人に1人はがんで亡くなっていること。本当に初めて知ることばかりでした。

 では、なぜわたしは、大学生になるまでこのような知識を持ち合わせていなかったのか。自分で一度考えてみました。もちろん自分の勉強不足であることは否定できません。しかし、わたしは今まで「いのちの授業」がされてこなかった教育体制にも少なからず問題点があるのではないかと考えました。

 「死」というものはとても怖く、出来るならばあまり考えたくないことだと思います。いつかは考えなくてはいけないことであるし、誰もが通る道です。しかし、公教育の中で「死」を子どもに教えることをタブーとする現代の風潮が存在することも事実です。そこで、どのようにして「死」を子どもたちに教育の中で伝えていけばよいのかという取り組みがこの「いのちの授業」でした。

 わたしは、この「いのちの授業」を参観させていただくのは初めてでした。授業を受けて純粋に心があったかくなりました。「いのちの授業」といえども、言い方を変えれば「死」を題材にした教材を取り上げています。悲しい、つらい、寂しいというイメージがある「死」からどのようにしてあたたかい気持ちを作り上げるのか。本当にためになることばかりでした。

 今回のセミナーで「言葉を重ねる」というキーワードが印象的でした。どこか自分の作り上げた理想に近づけていこうとしている教師では、本当の子どもたちの情感を感じることはできないと思います。「教師はきっかけ屋でなくてはならない。」この言葉と並行しながら、言葉を重ね深められる授業づくりができるようになりたいと感じました。ありがとうございました(岩田)

7月11日一期生ゼミ記録(堀江)

7月11日のゼミでは、9日や10日に行われた横浜市、静岡県の教員採用試験を受けたゼミ生から、試験はどのようだったか、話を聞きました。

静岡県は、一次試験から個人面接があったようなので、どのような質問があったのかを共有しました。その中で、答えにくい質問について、まずは1人で考え、その後ゼミ生どうしで意見交換をしました。

また、愛知県で質問されやすいもの10問程度、玉置先生から教えていただき、答えるのに少し知識がいるような質問について、みんなで考えていきました。

ここでは、「生きる力」「確かな学力」などについて考えていきました。生きる力は、子どもが社会にでて、自ら道を切り拓いていく力であるので、教員になっても、常に、生きる力を身につけるためには...と考えながら授業作りや生徒指導をする必要があると思いました。

ゼミ終了後には、採用試験前最後のゼミということで、合格祈願の意味を込めて、ゼミ生全員で写真を撮りました。玉置先生に写真を撮っていただいたので、なんだか、この写真はご利益がありそうです(笑)。(堀江)
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7月11日一期生ゼミ記録(牧野)

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この日は、採用試験前の最後のゼミでした。

既に一次試験を受けてきた仲間の話を聞いたり、面接事項やポイントについて最終確認をしました。
そして最後に、全員合格を願って写真を撮りました。

私は改めて、玉置ゼミに入って本当に良かったと心の底から思いました。
親身になって私たちの親のように応援して下さる玉置先生。
切磋琢磨し、心から応援し合えるゼミの仲間。
応援メールを下さった酒井先生をはじめとする、セミナーでご指導をしてくださる先生方。
全部、玉置ゼミに入ってからの出会いです。

試験まで間近ですが、この幸せと感謝を噛み締めて、ラストスパート頑張ります!(牧野)

7月11日第2期生ゼミでの発表(岩田)

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 今日は第3回のゼミの課題発表でした。今回は前回の課題から、次のステップに進むため玉置先生に新しい本を紹介していただき、そちらの本もふまえて発表を行いました。紹介していただいた本は、「アクティブ・ラーニング時代の教師像」という本で、堀 裕嗣先生と金 大典先生の往復書簡という形で書かれているものでした。

 わたしの前回の課題として、「金先生は、なぜそこまで子どもたちのことを思っていられるのか」というものがありました。今回はその課題に迫りつつ、新しい本から読み取れたことについて発表していきました。

 はじめに金先生の生い立ちから、先生のもたれている教育観についてわたしが読み取れたことを発表しました。わたしはこの本を読み、金先生は在日韓国人であり、わたしたち日本人には理解できない程の苦しみがあることを感じました。そんな中で「日本一の教師になる」と思えるということはある種の意地なのかなとも思いました。どちらにしても、それだけ目指す教師像を高く持ち、常に向上心を忘れない心の持ち主であられると思いました。

 また、それと同時に「自分はなぜ生まれてきたのか」という、自身の人生の課題に終始向き合い、他者の意見を積極的に取り入れておられるところに非常に感動しました。また、他者の意見を取り入れているうちに、自身の今まで行ってきたことは正しかったのかという葛藤をなされて教師生活14年目にしても、なお上を目指されているところが本当にすごいと思いました。

 わたしは今回はじめて、堀先生と金先生の往復書簡という形で、堀先生の本を読ませていただきましたが、「なるほど」ということが多々ありました。金先生とは考え方が異なる部分もあり、今まで金先生の本だけを読んでいたわたしは、はっとさせられることがありました。それはおそらく金先生が堀先生の講演をお聞きになられた時の感覚と同じようなことだと思います。自分とは異なる考え方を取り入れようとすることは簡単なことではないと感じました。それはある部分で今までの自分の行動を否定しなくてはならない場合もあります。

 しかし、それができたときわたしたちは、また1つステップアップできるのかなとも感じました。今の時点では、自分なりにここまでしか読み取れず、発表も大事なことが伝えられなかったような気がします。これから、もう少ししっかり考えて深めてみようと思います。

 わたしは、今回の発表を通して、自分の中でぼんやりと理解しているだけでは人に説明することはできないと感じました。例え、自分の解釈が間違っていたとしても何度も本を読み、自分の意見をしっかりと持つことが非常に大切なことであり、また同時にわたしに足りない要素だと思っています。これからもっと様々なタイプの本を読み、多方面から学級経営について自分なりの目指すところを定めていきたいです。(岩田)

「いのちの副教材」模擬授業セミナーに参加して(百瀬)

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 7月9日に玉置先生が実際に授業をされた講演会、「いのちの副教材」模擬授業セミナーに参加させていただきました。

 はじめに、鈴木中人さんから、いのちの授業についてお話していただきました。いのちを学ぶには死への認識が大切であるということが分かりました。

 子どもにとって死とは、死んだら動かない、死んだら生き返らない、そして誰もがいつかは死ぬなどと、死への認識が様々であるためまずは「人が死んだらどうなると思う?」や、経験を聞くために「死体に触ったことはある?」などと質問していくそうです。そこで、子どもたちの素直な思いである、かわいそうや悲しい、寂しい、怖いを"情感"とし、情感を持つことで考えが深まり学びにつながっていくと言われました。

 道徳は教えるのではなく子どもの気づきが大切であり、その気づきとは生活する中で学んだことで、自分の思いを自分の言葉で語ること、すなわち誰もが"いのちの先生になれる"という言葉を聞き、すごく納得しました。

 鈴木さんのお話の後、玉置先生より実際に「いのちの授業」をして頂きました。今回は先生が私たちを生徒として見立てつつも、この質問の裏にはこういう意図があるやこの時には教師はこのようにする(ランダム指名や意図的指名、ノートの見回りなど)といった教師の動きなど普段知れないことを聞くことが出来ました。

 はじめに導入として写真見せ、感じたこと何でも良いと価値付けをした上でランダムに指名していました。この事は子どもを授業に巻き込み、リズムを作ることになるそうです。学びを深めたい部分ではノートにキーワードとなる語句を書いている子を見つけ意図的指名すること、情感を大切にする時は隣と人と交流し、自分の言葉で話すことなど場面場面での工夫がありました。教師として、学ぶための促し方やキーワードの捉え方、深め方を技として持つべきだと感じました。

 今回のセミナーより、様々な授業の展開の技を知ることができたため、道徳の指導をする際には実践していきたいです。2ヶ月後には教育実習を控えているため、今回学んだことを生かした授業を展開していきたいと思います。実習前に、このような機会をいただけてとても勉強になりました。ありがとうございました。(百瀬)

「いのちの副教材」模擬授業セミナーに参加して(寺坂)

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 7月9日に、鈴木中人さん主催の「小児がんを知り いのちんの大切さを 学校で学ぼう」に参加させていただきました。

 私はその中で、公教育の中で死を子供に教えるということについて考えました。まず、公教育の正しい意味を知ろうと調べました。なるほど、私が受けてきたものが公教育だったのかと改めて理解しました。

 しかし、私は「死」についての授業を受けたことがありません。「死」というものを人間は避けて通ることはできません。長い人生を生きていく中で、必ず直面するもっとも訪れてほしくのない出来事でありますが、知らなければならないことでもあります。

 授業の仕方1つ、伝え方1つで子供の価値観を変えてしまうとても難しいことだと思います。私は、「死」に対しての価値観は、人を表わすと思います。そのような、児童のこれからの人生を創る仕事ができる教師というのは、とても偉大な職業であると感じたのと同時に私たち次第で子どもは変わってしまうので、しっかりした教師にならないといけないなと強く思いました

 そのようなことを考えながら、我らが玉置先生の「いのちの授業」が始まりました。授業では、玉置先生と児童役の先生方とのテンポのよいやり取りが繰り広げられていきました。その中で、授業をする上でのワンポイントアドバイスもたくさん盛り込まれ、中でも古川さんの発表であった丸付け法が、生で見れてより使ってみたいなと思いました。

 先生方の前で授業をする玉置先生を見て、改めてすごい先生のゼミに入ったんだなと実感しました。これからも多くのことを学びたいと思います。(寺坂)

7月4日第2期生ゼミ記録(吉田)

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 7月4日の2期生のゼミが行われました。

 今回は体調が悪く参加できなかったメンバーがいましたが、この記録を見て、少しでも参考になればと思います。今回は江口さんと白井さんの発表でした。

 江口さんは「世界のいじめ対策」ということをテーマに発表してくれました。まず、日本人は他の諸外国に比べ、相手にストレスを感じやすいということを話されました。それを踏まえたうえで、教師は温かい人間作り、自分の感情と向き合う授業が大切であるのではないかという考えを示しました。

 次に、OECDの調査で幸福の国ランキング上位にある北欧、特にフィンランド、デンマークでのいじめに対する対策へと話題が移ります。

 フィンランド:「kivaプログラム」という取り組みについて

 デンマーク:いじめ=犯罪という意識があり、犯罪原因論・犯罪機会論という2つの側面から対策をしていると挙げました。また、小学校と幼稚園の間の学年「0年生」を設け、感情を育てる授業をしていること

 これらのことを説明し、小さいころから「いじめをしない子」だけでなく、「止めることができる子」を育成することの大切さに着目して、日本の現状と照らし合わせるというとてもわかりやすい発表でした。

 白井さんは「学び合いで学校を変える」というテーマに発表してくれました。前回の反省から「子ども主体の学び合いは理想であるがあるが、段階があるのではないか」「自分が受けてきた学び合いの感覚」ということを冷静に判断し、「学びの共同体の学校は子供だけが学び合うのでなく、先生、保護者、市民もが学び合いに参加する」というビジョンを提示しました。

 そこから3つの哲学、⑴公共性、⑵民主主義、⑶卓越性についてより深く、話を聞いている人がわかるように丁寧に説明をしました。そして次に「教え合う関係」と「学び合う関係」の違いに着目し、話が進みました。

 教え合う関係:わかっている子がわからない子に一方的に教える関係
       →援助を待つ子供を育ててしまう
 学び合う関係:わからない子の一言から始まり、両者が同じ立場で学び合える関係

 このことから勉強が苦手な子に他者に援助を求める能力を育てていくことがよいのではという考えを出されました。白井さんの発表はとても論点が整理されていて、その先の課題まで見通した発表となっており、とても刺激的な時間となりました。

 発表終了後、玉置先生が学び合いのイメージをゼミのみんなで共有するために学び合いをしている写真を見せてくださいました。

 自分の学校の違いがたくさんあり、何気なく撮った日常の写真だと思えないくらいの衝撃でした。一つ一つの写真の中で「僕を置いていかないで」「教えてくれてありがとう」「なんで?」といった言葉があふれていました。

 そして、学び合いの学習がなぜ生まれたのか、学び合いは学習者が学ぼうとすることを原点としていること、そのため工夫(机をコの字にする、市松模様にする、話し合いの班長はいないことなど)をお話しいただきました。

 このゼミ生の中に学び合いの授業を受けたことのある人、受けたことがない人がいるという中での意見交流は、大いに盛り上がりました。

 次に教育新聞を配られ、ゼミで学んでいることが現在の教育現場で求められていることを確認し、より学びに自信を持つ機会となりました。

 また、玉置先生が連載されている記事を拝見し、改めて素敵な先生のもとで学ばせていただいていることを実感しました。

 その後、今回のゼミではあるキーワードを先生が挙げられました。

「主体的で対話で深い学び合い」

・主体的:言葉の通り、自分自身が積極的に取り組むこと
・対話:ペア学習、生徒同士の話し合い、先生と生徒、本を読むなどで人、意見などから論を練り上げていくこと
・深い学び:学びを深くしていかなければいけない。また、それは授業者が仕掛けていくことが重要である。

 ゼミ生はこの言葉を聞き、すぐに手を動かし、ノートに記録をしていた。この言葉の奥に先生が話されなかった隠された意味があると自分自身で考えたいと思う。

 最後に今後の予定について確認をし、1時間半があっという間に過ぎていきました。ゼミの雰囲気が回を追うごとによくなってきています。今後も切磋琢磨していきたいと思います。(吉田)

7月4日第2期生ゼミでの発表(白井)

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 7月4日のゼミは、発表の担当の日でした。

 今回は、佐藤学さんが書かれた『学校を改革する 学びの共同体の構想と実践』という本をもとに、発表をさせていただきました。「学びの共同体とはどういうものか」というのが、とても詳しく書かれていました。そんな本から今回は、主に3つのことについて発表をしました。

 1つ目に、今まで2回の発表から学んだことを生かし、1回目の発表で紹介させていただいた学びの共同体のヴィジョンと3つ哲学について、もう一度学び直したことについての発表をしました。

 2つ目は、教え合う関係と学び合う関係との違いについてを発表しました。教え合う関係は、教える側が教わる側の上に立つ関係のことで、「お節介の関係」と表されています。反対に、学び合う関係は、分からない子どもの「ねぇ、ここどうするの?」から学びが始まる関係のことで、「さりげない優しさ」と表されています。私は、学び合いの授業では、前者にならないようにしていく必要があると学びました。

 3つ目は、発展から基礎を学ぶ学習もあるという発表をしました。学びの共同体は、1つの授業の中で、教科書レベルの基礎の課題と教科書から発展したジャンプの課題を提示することをすすめています。その学習の中では、基礎がわからない子がジャンプの課題を学んでいるうちに、「これはこういうことだったのか」と基礎の問題が分かるようになる事例があるという話でした。順番に基礎から学ぶのが当たり前だと思っていた私は、とても驚きでした。そして、子どもたちの学び方を狭めないようにするためにも、ジャンプの課題の重要性を感じました。

 最後に、今回の発表でもゼミの中で、質問をたくさんもらうことができ、もっと学び合いについて深く調べていきたいなと思いました。これからもゼミの中で、互いの研究を深め合うことを続けていきたいと思いました。(白井)

7月4日第2期生ゼミでの発表(江口)

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 私は、前回の発表の時に、焦点を絞って研究をした方がいいという意見が多く出たため、いじめが起きる前に防ぐ対策について研究することに決めました。

 今回は、「いじめによる自死をなくしたい」という近藤庄一さん、安達昇さんの本を読みました。まず、自殺ではなく自死と使っているのは、自分自身を殺したくて亡くなっているのではなく、死ぬことしかもう考えられず追い込まれて自ら死んでいくという意味だそうです。誰もが、この世の中で生きていきたいにも関わらず、いじめを受け、誰にも助けを呼ぶこともできないまま亡くなっていく人がいると思うと悲しいとしか言えません。そんな人たちが、1人でも少なくなるために私は、いじめ自体を起こさせない対策を考えていきたいです。

 日本には、全国統一のいじめ対策プログラムや、発達段階に応じた予防教育がまだないため、世界のプログラムを見ていきました。やはり、自ら幸福だと思えている北欧は、対策がしっかりなされていました。フィンランドでは、いじめの傍観者に重きを置いていました。デンマークでは、小さい時からいじめを起こさない教育がなされていました。

 世界から日本を見てみるとまだまだ対策がなされていないことがわかりました。日本では、秘密主義になりがちです。ことを小さく済まそうとして、裏目に出てしまうことがあります。多忙な仕事である教師だからこそもっと連携し合うことが大切だと思いました。また、大人だけでなく、子どもたちもいじめ防止に参加することで意欲が高まり、減少にむかうと思いました。

 今回の発表で、いじめには、道徳が大切だと分かりました。いじめについての道徳の授業がどのようになされているのか、見ていきたいです。(江口)

7月4日第一期ゼミ生記録(中田啓)

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 7月4日のゼミは日本教育新聞の過去問と「アクティブラーニングとは」の二点についてでした。

 前半はいつも通り、日本教育新聞の教採の過去問を解きました。二回目、三回目の問題がところどころ出てくるのですが間違えてしまっているものが多く、解いた問題に対する復習の甘さを痛感しました。また、問題を解くのが遅くほぼ毎回最後まで終わらせることが出来ないので、時間への意識ももって取り組みたいです。

 後半は、玉置先生からアクティブラーニングについて教えていただきました。「主体的・対話的な深い学び」をするためにアクティブラーニングという手段があります。アクティブラーニングをしようという気持ちを持ちすぎて目的を見失わないようにしなければいけません。

 主体的な学びで大切なことは二つあります。
・「子ども自身が学習に対して?(はてな)を持つ、自分から調べよう・向かっていこう・なぜだろうという気持ちをもたせる」
・「学習に対して目的を持たせる」

 また、学びは一人でするより複数人の方が豊かになります。そこで対話的な学びです。
対話的な学びとは、単に人と話すだけでなく、読書や課外活動なども対話的な学びになります。(本と対話、地域と対話)

 例えば、算数の問題で補助線を引くときに塾で習ったから、適当に引いてみたというのでは浅い学びです。そうではなく、この定理が使えるから、前回の内容と同じことが言えるようになるからといった考えを持ててこそ、頭の中がアクティブな深い学びへとなります。

 教員採用試験が近づいてきました。ただがむしゃらに最後の最後までやり切ります!!(中田啓)

卒業論文のテーマ(中田昂)

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今まで研究してきたことの文字化。

私は、子どもたちが実生活の中で活かすことのできる力を育むための授業づくりについて研究してきました。
なぜそれを研究しているのかというと、全国学力・学習状況調査における、A問題とB問題の正答率を比べてみても分かるように、子どもたちは知識・技能を習得しても、それらを実際の生活の場面で活用することができていないという教育課題があるからです。
そこで私は、実生活で活かせる力を育むことができるような授業をされてきた、有田和正先生や野口芳宏先生の本から、授業の技やポイントを抜き出し、それに関する自分の考えや意見を書き加えてきました。
今後は、その技やポイントをもとに、実際に一つの授業を作ってみて、模擬授業を行い、やってみて分かった良い点や改善点をまとめていきたいと思います。

人に伝えるって難しい。頭の中をぱかって開いて見せられたなぁ。なんて。(中田昂)

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