卒業論文のテーマ(浦)

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6月24日のゼミでは、卒論の内容を相手に伝えるために簡潔に文章にまとめました。

私は、最初書いたときに接続詞に違和感を覚えました。
例えば書き言葉で「それ故」、「したがって」と書いていても、実際に話すとなると違和感があります。
反対に、話し言葉で「なので」と使うと砕けた印象にもなってしまいます。

その違和感も含めて大澤さんと佐藤くんに見てもらい、以下のようにまとまりました。


私は「居心地の良い学級づくり」をテーマに研究しています。
このテーマを設定をした理由は、現在多くの学校でいじめがあると聞くからです。
いじめを苦に自殺を図る子どもや、学校に行くことが辛いという子どもがいることに、悲しさを覚えました。
しかし、いじめを学校からなくすことはとても難しいとも聞きます。
ですので私は、文献を通して、いじめが起こらない居心地の良い学級をつくるためにできる、工夫や教師の在り方を研究しています。


アドバイスのおかげで違和感もなくりました。
2人ともありがとう!
文章にしてみることで、内容について見直すきっかけにもなりました。
これからもゼミ生みんなで高め合っていきたいです!(浦)

6月20日第2期生ゼミでの発表(石川)

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 6月20日は私が発表する日でした。

 私は、堀裕嗣先生の『学級経営10の原理100の原則』という本を基に「100の原則」について発表しました。前回では、失敗が許されなくなったという現状から「失敗しない学級経営のシステム」の構築が必要。ということから「10の原則」について発表しました。今回はその続きになります。

 「100の原則」は、具体的な10の場面において、各10個の原則から成り立っていました。学級の基本となる項目から学級を飛び越えて職員室での項目など、多岐にわたって項目分けがされており、そのような所まで広範囲にわたって、意思をもって取り組むことで、失敗のない学級経営が出来るのだと感じました。

具体的な10の場面は下記の通りでした。

◎学級組織づくり
◎席替え
◎給食指導
◎清掃指導
◎ショート・ホームルーム
◎リーダー育成
◎学力の向上
◎家庭訪問
◎通知表所見
◎職員室の人間関係


 今回は、その中でも特に重要だという2項目を取り上げました。

 ひとつめは、「給食指導」です。給食指導は普段の学校生活の「よりよく生きる」という内容に対して、「生きる」という所に直結しています。そのため、指導の大切さについて『一に給食、二に掃除』と言うほど「指導の王道」だそうです。

 また、「給食指導」では、「効率性」「公平性」「楽しさ」の3つが必要になってくることを学ぶことが出来ました。子ども達は、お昼の長休みと同じように給食の時間を楽しみにしているそうです。3つめの「楽しさ」はしっかりと保証していきたいです。

 最後には、『給食の時間が乱れると学級はまず間違いなく崩れる』と少し強い表現も用いられていました。私自身小学生の頃、給食の時間の乱れからクラスのまとまりが失われ、学級がどんどん崩れていくのを経験したことがあったため、給食指導の大切さをひしひしと感じることが出来ました。

 ふたつめは、「清掃指導」です。学級が崩れ始める時に真っ先に兆候が表れるポイントだそうです。また、清掃については、給食と同じくらい重要な場面ですが、決して楽しいものではないため、「効率性」と「公平性」が大切になってきます。

 また、清掃時の動きに不徹底から、トラブルが起こり始め、成績中位層から急激に成績が落ち始めるそうです。清掃に不備が起こると、子ども達の「ちゃんとやろう精神」をそぎ落としてしまうからだそうです。清掃を行うことは、あたりまえで、当然なことという認識を持ち、淡々と確実に行うことが必要になってくる。

 私は、今回の発表で、今まで参考にさせて頂いた『学級経営10の原理100の原則』を読み終えました。また、今回の発表の前に、「100の原則」をすべて並べ一覧にしてから研究をしました。全体を見渡してみると、「10の原理」を基にして「100の原則」が成り立っており、その中には、先生がどのような学級にしたいかという意思が込めれれているように感じました。

 ここから、この本を基盤とし、他の文献からも学ばせて頂きながら、自分なりの学級経営について研究を進めていきたいです。(石川)

6月20日第2期生ゼミでの発表(百瀬)

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 6月20日のゼミで2回目の発表をしました。今回は田中博史さんの『子どもが変わる接し方 9割の先生が気づいていない学級づくりの秘訣』を読ませて頂きました。その中で大きくわけて3つについて注目しまとめ、発表しました。

1、教師の仕掛け
 教師は仕掛けて待って子どもが動き出したら背中を少し押す、すなわち子どもが変わる最初の一歩を作るということが仕掛けるということ。仕掛けの具体的なこととして、子どもが自分で考える場をつくること、初めは具体的ではなくあいまいな指示を出すこと。子どもが作ったルールでクラスを動かすこと。

2、子どもを見る
 各教科で授業をする時教材研究をするように、学級指導をするためには子ども研究をすること。子どものその場の姿の『点』だけではなく、前後の時間の流れや人間関係をふまえた姿の『面』を見ること。見て、それを子どもに伝え、子どもに「私のことを気にかけてくれている」と思ってもらう。

3、褒める 叱る
 褒める時は何でも褒めるのではなく、「この子をこう褒めたら教室がこう変わっていくから全体で褒めよう」と、教室全体への影響も考える。叱ることに基準を決める。クラス全体の前で叱るのか個人的に叱るのか、叱り方の使い分けをする。

 田中先生が実践された例として、クラスの子に誕生日プレゼントとしてその子が真ん中に写った写真と花束をプレゼントすることや、全員が先生の隣になるように写真を撮ること、保護者の方との連携などが挙げられていてとてもわかりやすく「こうすればこうなるのか」という発見や、私自身今まで全くなかったアイディアがたくさん書かれていてとても勉強になりました。

 子どもとの接し方は知っていれば知っているほど、場面場面に応じて接することができると思います。教師の働きかけが子どもをどう活かしどう変化させていくのか、私の学びたいことが学べ少し視野が広がっていったように思います。

 まだまだですが、これからも様々な方の子どもへの接し方や働きかけを参考に自分の考えや視野を広げていきたいと思います。(百瀬)

6月20日第2期生ゼミでの発表(寺坂)

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 6月20日、第2回目の発表をしました。前回の発表で、学級をチームにする具体的な手段についての質問に答えることができなかったので、今回はそこに焦点を当て、ステーション授業とクラス会議について発表しました。

 自分ではステーション授業について、理解しているつもりでしたが、うまく伝えることができませんでした。うまく伝えることが出来ないこと=自分でもしっかり理解できていないということだと思うので、次回までに自分に落とし込み自分の言葉で、伝えることができるようにしたいと思います。

 質問では、吉田くんから「今後の研究について」と牧野さんから「学級作りと良い授業、どちらを優先するのか」という2つをいただきました。

 今後の研究については、赤坂先生の学級経営の深い部分に踏み込みたいと考えています。特に、クラス会議は自分にとてもしっくりときたシステムなので、深掘りしていきたいと思います。

 優先すべき順番については、教師が学級作りに自信があれば学級作りから、授業に自信があれば授業からというように、教師一人ひとり異なるのかなと思います。しかし、「良い学級だから、良い授業がある」というのも納得いくし、「良い授業だから、良い学級がある」というのも、納得がいきます。これは、また本を読み考えていきたい内容です。(寺坂)

6月18日授業深掘りセミナーに参加して(山口)

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 先日は授業深掘りセミナーに参加させていただきました。今回佐藤先生の社会と玉置先生の算数ということで、どちらかでも生徒役になれないかなと思っていたら、なんと両方で生徒役をやらせてもらいました。後で書くのですが今回のセミナーでは先生方から学ぶことよりも自分自身から学ぶことが大きかった気がします。

 佐藤先生の社会では答えを出すことができない問題に対して、客観的に考えることと主観的に考えることの難しさを感じ取りました。時間配分の問題であったり、道徳的な働きかけがあったり様々な工夫がいたるところに感じることができ、社会を「知る」、「分かる」、「考える」が重要な流れになることが分かりました。見え隠れした電車道も面白かったです。

 玉置先生の算数では、先ほど述べたように自分自身から学びました。私自身は小学生になったつもりで授業を受けていたのですが、実際は中学生でした。簡単に言えば生徒役は単に授業を受けていればいいのではなく、なりきらなければならないということです。あんなぶっ飛んだ小学生はおそらく40人クラスに一人いればいいでしょう。しかし生徒役の私の表情の変化を全く見逃さなかった玉置先生の気配りは本当に素晴らしかったです。

 課題を見た瞬間に、絶対嫌だと声に出していなくても顔に出していた私の解けたときの目が変わった瞬間を見逃さなかったのはやはり授業者の腕なんだなと感じました。玉置先生は人相学を心得ているようです。
 

 また深掘りの中で、玉置先生のストライクゾーンはとても広い。子どもが投げたボールをショートバウンドでも暴投でもなんでも全力でキャッチしてくれる。これには本当に自分自身が体感して納得しました。

 私自身の教員採用試験が刻々と近づいてくるなか、面接や場面指導に応用できそうな素材ばかりで毎回とても勉強になります。また次回は今回の失敗を生かして参加していきたいと思います。(準ゼミ生山口)
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6月18日授業深掘りセミナーに参加して(末松)

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6月18日(土)に、第4回授業深掘りセミナーに参加させていただきました。
今回は社会科の佐藤正寿先生と玉置先生でした。

今回も学ぶことが多くありました。
そのなかでも特に、深掘りでも先生方がお話しされていましたが、「子どもの気持ちを聴く」ということがポイントだったと思います。

今回の佐藤先生の授業では、「資料を読んでどんなことが起きているか?」「資料からどんなことを思ったか?」と発問を、玉置先生の授業では問題を提示した後に「問題を見てどう思った?」と発問をされていました。

授業ではどうしても、知識・理解や技能に偏りがちになり、それが難しい子どもたちがいます。しかし、気持ちというのはその子が感じたそのままであり、資料を読み解く力や計算力がなくても、気持ちを伝えることはできます。そして、子どもの気持ちを聴くことで、次への方向づけをしたり、他の子への課題解決ヒントになったりします。

気持ちを聴く、何気ないことかもしれませんが、それによって、自分の気持ちを伝えられたという授業参加の思いやその後の授業の進行に関わってくるのではないかと思いました。

私も授業の形式や子どもの様子を見て、「子どもの気持ちを聴く」ということを授業で取り入れられる教師になりたいと思いました。(末松)

6月18日授業深掘りセミナーに参加して(吉田)

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 6月18日に深堀セミナーに参加させていただきました。

 今回は佐藤先生の社会科の授業と玉置先生の算数の授業を拝見させていただき、多くのことを勉強させていただきました。その中から2つ書かせていただきたいと思います。

 1つ目は「子供の感情」です。
 今回のセミナーでは、どちらの先生も子どもの思いを聞き、理解をしたうえで、授業を始められました。「なぜだろう」と拝見しながら考えていると、先生型の言葉の中に「子供の立場になって考える、聞く」というキーワードがあると感じました。教材、声掛け1つ1つに無駄のない心遣いがあるのだと思います。

 子供の発言の行間を読み、止めて確認する、またより深める技術
 本時の課題を身近に感じる工夫、
 何よりこの教科を好きになってもらいたいと思う熱意。

 まだまだ私には足りないと考えさせられました。子供の感情を表情やしぐさ、発言などにこだわって、少しでも気付ける先生に近づきたいと思います。

 2つ目は「つなぎ言葉」です。
 玉置先生がこの言葉をおっしゃっておられました。玉置先生も佐藤先生も子どもの発言の後に必ずコメントを話されました。このことによって、発言に対して価値づけをするということ、考えがあれば、何を言っても大丈夫という安心感が生まれること、それが授業に生きているのだということを学ばせていただきました。教育実習などで実践していい授業を作れるよう心掛けたいです。

 最後に有田和正先生のDVDを見せていただきました。初めて拝見させていただき、こういう方を先生として目指さないといけないと強く感じました。まだまだ課題が山積みな私ですが、志を高く持って物事に取り組みたいと思います。ありがとうございました。(吉田)

卒業論文のテーマ(大澤)

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先日のゼミでは、卒論研究の内容を文字におこし、聞き手に伝えることを通じて、伝え方や言葉の選択についてアドバイスをもらいました。そして、私の卒業研究の内容を要約すると、以下のようになりました。

私は「児童と教師との信頼関係を大切にする学級づくりのあり方」を研究しています。
なぜ、この研究テーマにしたかといいますと、児童と教師との間に信頼関係がなければ、どんなテクニックを駆使しても良い授業は成り立たないし、学級経営も充実しないと考えたからです。まだ研究途中ですが、文献やセミナーでの話から、児童と教師の信頼関係を築くためには、「児童1人1人に自信をもたせること」「安心感を与えること」が大切だと考えています。今後は、先生方の具体的な取り組みを学んでいくとともに、自分オリジナルの取り組みを考えていきたいです。

ゼミの仲間がアドバイスをしてくれたことで、自分の研究内容がより伝わりやすくなったと思います。ありがとう!(大澤)

卒業論文のテーマ(牧野)

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6月24日のゼミで、卒業論文のテーマについて、相手に分かりやすく伝えられているか、アドバイスをしあいました。

私は自分でまずテーマについて文章にしました。その後ゼミの仲間に見てもらい、分かりにくいところはないか、改善点はあるか、などを話し合いました。

私は渡部さんと中田(啓)さんに見てもらいました。自分では気づかなかった点を指摘してもらい、第三者に見てもらうことは、とても大切だと感じました。また、大人数ゼミの良さを再確認できました。

アドバイスをもらい、最終的には以下のようになりました。

「私は学級経営の中でも、朝の会・帰りの会や給食、掃除、係活動について研究をしています。このテーマにした理由は、これらの活動によって学級の子どもたち一人一人が、自分は学級の一員であると自覚できるような所属感をもち、学級のために進んで貢献し、実践できる学級をつくりあげたいと考えたからです。まずは多くの文献から、活動の実践例を知ることから始めました。その中から、自分の目指す学級像につながると考えられるポイントをまとめ、将来教師になったときに実践したいと考えています。」

今回改めて文字に起こすことで、あやふやだった部分を知ることができました。今一度このテーマ、自分の考えを意識して生活したいと思います。(牧野)

出張!ゴルゴ塾 命の授業(佐藤)

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 先日、大学の後援会主催の定期総会後に行われた”ゴルゴ松本さん”の講演会に母と行ってきました。

 ”ゴルゴ松本さん”と言えば、「命!!」の人文字ギャグで有名なお笑い芸人ですが、実は「ゴルゴ塾」という後輩芸人たちに漢字や歴史の話をしながら日本の凄さを探求されていたんです。数年前からは全国の少年院を回って話をするようになり、その活動はテレビや新聞・雑誌、YouTubeで話題となりました。教育実習中だった私は、ちょうどテレビでそれを見てとても感銘を受けました。そんなゴルゴ松本さんの「命の授業」をぜひ受けてみたい。そんな思いで参加させてもらいました。

 まず、ゴルゴ松本さんはテレビで見てきた通り、とても明るくて、とても熱血的で、とても面白い人でした。(笑)それだけではなく1つ1つの言葉にとてつもない魂が宿っている、まさに言霊が飛んでくる感じでした。講演会の話にもありましたが、言葉は言の葉と書くように、言ったことは葉っぱのように繰り返され再生します。前向きな発言は自分自身を前向きにしてくれることを感じました。

 その中でも特に印象的だったのが、『為せば成る 為さねば成らぬ何事も』という言葉です。「やればできる、何だってやらなきゃできないよ」という意味です。また、この言葉には続きがあることも初めて知りました。『成らぬは人の為さぬなりけり』「できないのは、やらないからだよ」という意味です。未来のことはまだ見えないから不安になりますが、今は見えていないだけで、『未(いま)から来る』いずれ必ず見える。何だかとても勇気をもらいました。そうやって考えると、やる前から先のことを考え過ぎてしまい、不安に負けてしまうのはもったいないと思えるようになりました。『当たって砕けろ』という言葉もあるように、壁にぶつかって”傷つく”ことで、新しい自分に”気付く”ことができることを、忘れないようにしたいです。

 他にも漢字や言葉から生き生きとしたパワーをいただくことばかりでした。90分、1日の中のわずか5400秒というわずかな時間でしたが、とても充実した時間になりました。最後にゴルゴ松本さんの言葉をお借りして、刻々と迫る教員採用試験に向けて、努力はいらない。その代わり、次に備えてしっかりと準備をしておきたいです!(佐藤)

第2回教師力アップセミナー(白石範孝先生)に参加して(中田昂)

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今回は自分の苦手教科「国語」のお話を、白石先生がしてくださいました。国語は全てに通ずる教科であるのと同時に、何をどう教えるのか難しい教科である(自分でそう思っている)ので、国語の話が聞けて本当によかった。

自分が今まで受けてきた国語の授業の中で、筆者の主張や文の構造について勉強した記憶がない。実際にはやっていたかもしれないが、それらの学習は間違いなく何度も繰り返してはやっていない。

小学校の時は国語のテストは毎回のように100点だった。何も難しくなかった。しかし、中学、高校に入ってからの国語のテストは毎度のように70点前後だった。模試や実力テストで出てくる初めて見る文章になるともっと酷かった。

結局のところ、自分は読み取るのも伝え合うのも苦手なんだ。

今まで自分は漠然と、国語はその単元で押さえておくポイントを押さえられてたらそれでいいのだろうと思っていた。しかし、白石先生のお話で気付いた。もっと根底に大切なものがある。それは文章を読み解くスキルや技術だ。

その単元だけに通ずるポイントなんかではなく、国語全てに通ずるスキルがとてつもなく大切である。

授業の中で何度も繰り返し繰り返し知識・技能の習得をし、子供たちが初めて見た問題でも培ってきた知識・技能を活用して自らの手で読み解いていけるような国語の授業にしたい。何と言っても、自分と同じような思いをさせたくない。そのために改めて自分が学ばないとなと思った。(中田昂)

第2回教師力アップセミナー(白石範孝先生)に参加して(吉田)

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6月11日に教師力アップセミナーに参加させていただいた。今回は白石範孝先生の「論理的に思考する『考える』国語の授業」というテーマで二時間お話を聞かせていただきました。私は2つのことを記事として書かせていただきます。

1つ目は頭をアクティブにするということです。
私も大学の授業などでアクティブラーニングということをよく耳にします。私はその話を聞き、活動や積極的に取り組む学びをしていくことがよいのではと思っていました。しかし、白石先生は、「頭をアクティブにする」ということを目指すということを言われました。そのためには基礎基本が大切となること、物の見方や考え方を教え、そして活用できるということが必要であるのだということを教えていただきました。

先生の話を聞いて私は考え方が変化しました。子供の考えと事象のズレを生み出し、子供のやる気を引き出すこと、そして1回の授業を乗り切るだけの知識ではなく、つながっていく見方・考え方を育てることでアクティブな循環が生まれるのではないか、またこの流れの中で学び、成長していくことがアクティブラーニングなのかもしれないと考えるようになりました。

これはどの教科でも、また生徒・児童だけでなく、私たち学生、先生になってもこのような学びをしていくことで、よりいい学びを提供できる先生になるのではないかと思います。日々努力していくしかありません。

2つ目は普通のことに疑問を持つことです。私は心が素直なのか、物事を疑うことを殆どしません。それではいけないと感じました。白石先生は教材分析を本当に綿密になさっておられました。プリント1つ、一文字、表現1つ、先生の中にこだわりを感じました。その中には、しっかりとした目的、考えがあり、こんな先生に会えた子供は幸せだろうなぁと思いました。教材分析のことに関して大学でこのようなことを実習課の先生がお話なされていたことを思い出しました。

「授業は教材分析の質で変わる」

私は将来こんな先生になりたいという先生にここ最近多くお会いします。本当に基礎基本がなっていない自分ですが、もっと疑問を持ち、方法を見出し、子供たちが手を伸ばせば、理解できる表現などの姿勢は忘れてはならないと心から感じました。

本当にいいお話を聞かせていただきありがとうございます。学び続ける毎日ですがインプットだけでなく、アウトプットしていくことでもっと学んだことを生かしていきたいと思います。ありがとうございました (吉田)

6月18日授業深掘りセミナーに参加して(杉下)

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先日、授業深堀セミナーに参加させていただきました。
今回は社会科の佐藤先生、そして我らが玉置先生の算数の授業を見せていただきました。

お二方とも、さすが授業名人。授業は本当に面白くて、自然とめりこんでいくのがわかりました。

なぜこんなに魅力的な授業を作れるのか。
私が考えるに、先生方には3つの共通点があると思いました。

それは、
1.熱心な教材研究
2.気持ちを言わせる
3.子どもの発言にとことん追求する
です。

特に、気持ちを言わせることに関しては、ただ事実や答えを追求するだけではつまらないと、「えっ?」という驚きや「かわいそう」等という素直な気持ちを積極的に拾ってみえました。算数や社会でも気持ちを言っていいんだ、発言していいんだ、という安心感から、発言をしやすい雰囲気が出来ており、多様な意見が出されました。

この先生方の巧みに子どもの発言(今回は全員大人でしたが)を拾う力は、是非自分も身に付けたいと思いました。

これからもたくさん学んで、先生方のような引き付けられる授業を作れるよう、努力したいです。(杉下)

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6月18日授業深掘りセミナーに参加して(中田昂)

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今回の授業は佐藤正寿先生の社会科と我らが玉置先生の算数科でした。

どちらの授業にも共通して言えることは、学習者側の思いを拾っていたことだ。

社会科や算数の習う部分にあるのはどちらかというと事実が大半だ。だから社会科は教科書を読み、大事なとこを抜き出して板書しというような暗記教科に陥ってしまう。その結果、子供たちは社会科が嫌いになってしまう。

子供たちの思いや感情が授業に加わると一気に授業が活発になると思う。思いはそれぞれ違うはずなのにその思いに焦点を当てた授業は道徳しかない。

子供の純粋な「え!?」「わかんない」「なんで?」を拾っていくと事実だけの授業ももっと面白く深まりがあるのかなと思った。

実習でやった授業はどちらかというと、自分が多く話していた。子供たちの思いや考えをあまり聞けていなかったなと思う。教えるばかりが教育ではないということを深く意識しておきたい。(中田昂)

卒業論文のテーマ (松井)

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 卒業論文の内容をうまく伝えられるように、ゼミの仲間でお互いに聞き合いアドバイスをもらいました。以下の文が私の卒業論文の内容です。

 私は世界の国々に比べて日本の子どもの自己肯定感が低いという現状を知り、授業の中でそれを高めることはできないかと考え、「学び合いと子どもの自己肯定感」について研究してきました。
 市全体で「学び合い」に取り組まれている愛知県小牧市の小・中学校へ授業を参観しに行ったり、授業者の先生やスーパーバイザーと呼ばれる方へのヒアリングを行なったりして、学び合うグループ学習の在り方と教師の授業技術を学びました。
 授業の中に子どもの活躍の場・活動の機会を大いに取り入れ、子どもが自ら伸びようとする授業を展開していきたいと考えています。

 実際に話してみると伝わりにくい言葉がよく分かるので、お互いに聞き合えてよかったです。玉置ゼミは全員が順調に?卒業論文を進めているので、今後も互いに磨いていきたいと思います。(松井)

卒業論文のテーマ(小川)

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 今回のゼミでは3人グループになり、それぞれの卒論テーマ文のブラッシュアップ化を行いました。以下の文が本文です。

 私はデジタル教科書の活用例の研究を行いました。国は学びの場におけるデジタル教科書の活用を取り上げています。しかし、実際の教育現場では使いこなせるかどうか不安を感じている中学校教師は8割に及びます。そこで、私はデジタル教科書のツールやコンテンツから生徒をゆさぶる発問の例を具体的に、単元ごとに考えました。例としては、「このシミュレーションは何を表そうとしているでしょう」と問いかけます。そうすることで、教師が説明するのではなく、生徒に説明させることがぽいんとであり、言語活動の一つとして表現させることは大切なことだと考えます。このような活用例を用いて、実際の教育現場で活かしていきたいと思います。

 また、個人面接の際に、切り返しで予想される質問についても考えました。「デジタル教科書を使うデメリットはなんですか。」についです。
・準備に時間がかかることがある。
・不具合が起きたときにどうするか。
・学校にICT機器を専門とする方が必要なのではないか。
・地域によってICT機器の導入に差が出るため、学びの場における機会均等がなくなる。
といった意見が出ました。(小川)

6月13日第2期生ゼミ記録(白井)

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 6月13日(月)、第8回のゼミを行いました。今回の発表者は、国語専修の牧野友紀さんと社会専修の岩田有加さんと佐久間琢さんでした。


 1人目は、牧野さんです。前回の発表では、なぜ野中先生は「3・7・30の法則」を考えられたのが話題となりました。今回はそれを受けての発表です。実際に野中先生とのメールのやりとりで、分かったことを発表していました。

 牧野さんは、野中先生のブログを読み、そこから2つの理由を見つけたそうです。1つ目は、学級崩壊を起こさないようにするためです。2つ目は、名人教師の実践記録でなく、普通の教師がちょっと努力すれば獲得できる方法として示すためです。この牧野さんの考えをもとに、野中先生とのメールのやりとりについて話してくれました。私は、自分の興味を持つことを実際に先生にお聞きしているのを知り、凄いという気持ちと、同時に羨ましいなと思いました。他のゼミ生も、そうだったのではないかと思います。それには、牧野さんの深い調べがあったから、実現したことでもあるということも分かりました。こういった繋がりも、とても大切にしていきたいというお話になりました。

 2人目に、岩田さんは、前回の発表と引き続き、金大竜先生の『子どもが教えてくれた クラスがうまくいく魔法の習慣』という本からの発表でした。前回とはまた違った、教師の働きに注目し、教師の1日の流れを発表してくれました。

 そこで、話題になったのが、起床と就寝での子どもにあいさつをするという話でした。起きた時や、寝る前にクラスの子の顔を1人ずつ思い出し、子どものことを考えるのだそうです。時間があれば、写真を見ながら考えるそうです。他にも、授業以外の面でも子どもたちを知るために、休み時間に遊ぶのはもちろん、子どもたちと一緒に帰るという話もありました。このように、子どもと本気で向き合う1日の様子を見て、自分たちも、それに少しでも近づけられる先生を目指そうという気持ちになりました。

 3人目に、佐久間君も前回に引き続き、菊池省三先生の『菊池省三流 奇跡の学級づくり』という本からの発表でした。前回の1学期の学級成長期から2、3学期の学級成熟期についての話で、集団として学級を育てるという話をしてくれました。集団として、子どもたちの関わりを強めるために、話し合いを行うことが効果的であるという話でした。その例を挙げます。

1、朝の会、帰りの会での話し合い
「ミニライフヒストリー」
「ほめ言葉のシャワー」
2、授業の中での話し合い
ペア学習・グループ学習
3、学級内でトラブルが起きた時の話し合い
教師は頭ごなしに叱らない、子どもたち自身にルールを決めさせる

 話し合いの授業について、話題になり、次の発表での課題を見つけることができました。

 今回の発表では、聞いている人も発表者が卒業論文に向けて、深めていけるように、質問をしていていました。何か話題が出ると、ペアやグループで話し合うもあり、互いに学び合える場となっていました。これからもゼミを互いに高め合える場として、切磋琢磨していきたいと思います。(白井)

6月13日第2期生ゼミでの発表(佐久間)

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6月13日(月)、ゼミの発表(2回目)を行いました。私は前回に引き続き、菊池省三先生が書かれた『菊池省三流 奇跡の学級づくり』という本をもとに発表しました。

前回は、主に1学期の学級づくりである「学級成長期」についてまとめました。今回は2、3学期の学級づくりである「学級成熟期」についてまとめました。

この「学級成熟期」では、子ども同士の横の関係を強くし、“集団”として育てることに重点を置いています。横の関係を強くする方法としてまとめたことが、様々な場面での話し合いについてです。

菊池先生は話し合いの授業のポイントは“人と意見を区別する”ことと述べています。人と意見を交流すると、自分の意見が否定されただけなのに、自分の全てを否定された気がする時があります。私もありました。

しかし、教室に信頼関係が生まれれば、反論と人格の否定は全く違うことが分かるはずです。自分の言いたいことを言える安心感のある学級づくりが大切だと学びました。

2回の発表を通して、1年間の学級づくりについて学びました。まずは教師が子どもの学びを認め価値づけ、子どもたちもそれを真似て成長していき、子ども同士で高め合い、1人の成長がみんなの成長につながる学級づくりをしていくという菊池先生流の学級づくりが分かりました。とても勉強になる本でした。ゼミ生のみんなにオススメしたいです。

質疑応答の時間では、「話し合い」の授業を算数の授業で行うことは難しいのか?という疑問をゼミ生のみんなと意見を交流しました。玉置先生に分からない子が、分かっている子に「教えてください」と言いに行く授業のほうが良いとおっしゃいました。ゼミ生みんなはきっと今まで「分かった子は分からない子に教えてあげてください」という形の授業をしてきたので、驚きを隠せませんでした。よく考えると、分からない子が分からないと言える学級になっているということだ、と気付きました。なかなか言えないことを言える学級は良い学級の条件の1つだということを学びました。

次回からはこの話し合いの授業について研究していきたいと考えています。(佐久間)

第2回教師力アップセミナー(白石範孝先生)に参加して(佐久間)

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6月11日(土)に教師力アップセミナーに参加しました。今回は白石範孝先生による国語の授業づくりについて講義を聴くことができました。論理的に思考させるということを具体的に学ぶことができました。

国語の授業は、ある場面を読んで、考えるというやり方を今まで行ってきて、私もその授業のやり方にあまり疑問を持ったことはありませんでした。

しかし、白石先生のお話から、子どもたちが作品全体の構造や場面、段落のつながりを踏まえた内容を理解し、論理的に考えながら作品や文章を読む姿を求めていく授業を目指すべきだということを学びました。

このようなアクティブラーニングと呼ばれる授業の仕方をするためには、子どもたちの技能の定着、基礎・基本の教育をしっかりと行わなければならないと子どもたちは論理的に考えることはできません。今までアクティブラーニングを小学校で行うことは上手くいくのか、と疑問に思っていましたが、思考活動の土台になる原理・原則、用法などの基礎知識を与えることがとても大切だと思いました。

また、子どもたちが作品の内容を理解しようとすることで、子どもたち自身が「問い」をもち、「問い」を解決していく問題解決学習を目指す授業が考える国語の授業なのだろうと白石先生のお話から学ぶことが出来ました。

他にも、思考のズレは当たり前、短歌・俳句の作り方、モチモチの木のような作品を使った授業例など、具体的に国語の授業づくりを教えていただき、勉強になることばかりでした。ここで学んだことを忘れずに、これから生かしていきたいです。ありがとうございました。(佐久間)

第2回教師力アップセミナー(白石範孝先生)に参加して(石川)

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先日、第2回教師力アップセミナーに参加させて頂きました。
講師は白石範孝先生で、『論理的に思考する「考える」国語の授業~問題解決学習を目指して~』というタイトルについて話して下さいました。

セミナーは、「アクティブラーニングとはどのようなものか」から始まり、どのようにして国語を論理的に読み取りそれを教えるのか、と言うことを、白石先生の実践例も交えながらわかりやすく教えて下さいました。私は3回目の教師力アップセミナー参加でしたが、参加者の方から自然と「あぁ〜」「おぉ〜」という納得や驚きの声が上がるのは初めてでした。

「国語は論理的」

その言葉の通りに、論理的な思考から読み取る術をたくさん教えて頂きました。
今までの私にとっての国語といえば、感覚や想像で読み取り、何かとふわふわとしていました。

白石先生のセミナーによって、見事にそのふわふわ感は吹き飛びました。

子ども達に論理的思考を持ってもらうために、「用語を教える」ことの大切さ。「教材分析」が必要だということ。新しいことをする前に「方法を教える」こと。どれも私が今まで受けてきた国語とは違い、論理的で全体が連動していました。
私も白石先生の様に国語の授業がしたいと強く感じました。

また、セミナーの後には、国語も算数も同じように論理的であること、論理的に思考するためには、どの教科も一律に、基礎基本が大切だという話をして頂きました。

ありがたいことに私は、教育実習などで今後実践する機会があります。学ばせていただいたことを出来る範囲で実践をし、自分のものにしていきたいと思いました。参加することができてよかったです。(石川)
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