「野口流 教室で鍛える音読の作法」を読んで(寺坂)

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 こんにちは。2期生寺坂です。最近ようやく記事を書く習慣が復活してきました。やはり、書き続けないと書き方を忘れてしまいます。

 今日は、明日の教師力アップセミナーで講演いただける野口先生の本「野口流 教室で鍛える音読の作法」を読みましたので、その中で特に印象に残った一つの文章について書きたいと思います。

 それは、「音読など、不成功のまま終わらせない。」という文章です。当たり前っぽいですが、大事なことだと強く感じた。私は部活をしていたので、部活でイメージをしたのですが一つの動作を得るために何度も何度も成功するまで繰り返しやります。みなさんもそうだったのではないでしょうか。たった一回の成功かもしれませんが、きっかけと成功体験を子供に感じさせるために、徹底しなければならないなと感じました。また、これはすぐに身につけさせるということは難しいと思います。何年かかけて、学校全体で取り組まなければいけないなと感じました。

 本を読むために、Amazonのサイトで「野口芳宏 著書」と調べたら驚くほどでてきて驚きました。とても読みやすかったので、教師になる今たくさんの本を読みたいと思います。(寺坂)

9月26日 2期生ゼミ記録(白井)

9月26日(火)、後期ゼミの第1回で模擬授業を行いました。私は、授業者として国語の授業をしました。後期最初の授業が、模擬授業を行うということで、かなり緊張しました。学んだことをまとめていきます。

授業内容は、小学校3年生の「へんとつくり」を行いました。漢字の学習は、漢字ドリルやノートにたくさん書いて、覚えていた印象が強いです。その中でも、この単元は、私自身、小学生だった時に「へんがわからないけど、たぶん言葉に関係するから、ごんべんかな?」と後の小テストに、役立った記憶があります。実習などで授業をしたところではありませんが、その記憶からやってみたいと思い、模擬授業を行いました。

模擬授業を行わせてもらい、アドバイスを受けたことがいくつかありますが、そのうちの2つについて書きます。

1つ目は、教師が求めていた答えを出した子への反応だけ、笑顔になっているという点です。間違った答えを言った子が、「先生が笑顔でないから、僕は間違っているんだな。」と気付いてしまうとアドバイスを受けました。意識をしていたつもりではいましたが、表情で子どもたちに間違えを伝えてしまっていたと気付きました。求めていた答えだからこそ、嬉しくなってしまう気持ちが顔に出てしまうのでなく、子どもたちがどっちが合っているのか考えたくなるような反応を心がけたいと思いました。

2つ目は、子どもたちに聞きすぎてしまう点です。子どもたちから答えを導き出そうと、聞くことは大事なことではあるが、教えるべき所は教えることも必要であると学びました。今回であれば、漢字の左側を「へん」、右側を「つくり」と言うことを教えるべきところなので、「大事な話をするからよく聞いてね。」などと言い、教師から伝えることも必要であることを学びました。

今回の模擬授業を終え、玉置先生に「この授業の最後に、子どもたちがなんと言ってほしいか?」と聞かれました。私はうまく答えることができず、反省しました。授業を考えていく上で、最後に子どもたちが何を言うように促していくかを軸にしていきたいと思いました。

最後に、玉置先生やゼミ生の仲間にアドバイスをいただいたことを、次に活かせるように、まだまだまだ学んでいかなくては!と感じました。そして、このように授業を見て深めていける仲間や先生の存在に感謝したいとも思いました。特に、授業後にも、玉置先生に「なぜ『へん』『つくり』という名前がついたのか?」という質問をいただき、より深めることができました。次の模擬授業に向けても、今回の反省を活かしていきたいと思います。

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教師力アップセミナー(川上康則先生)に参加して(黒木、鈴木、石田)

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 9月3日、私たちは、今回初めて教師力アップセミナー(川上康則先生)に参加させていただきました。

 川上先生のお話は小刻みに考える場面があり、楽しく聴くことができました。中でも「安心してわからないと言える教室にしよう。」という言葉が印象に残りました。わからないことは恥ずかしいことだと考えて言えない子どもが多いけれど、そのような発言が授業を展開させ、子ども同士の学びあいに繋がると感じました。教師もわからない子どもがいることを前提として授業をしなくてはいけないとわかりました。障害のあるなしに関わらず、一人一人の困り感をとらえ、できることを伸ばしていけるようにしたいと思いました。

 会場準備等で玉置ゼミの方々には大変お世話になりました。参加させていただきありがとうございました。(黒木、鈴木(松本ゼミ)、石田(深貝ゼミ))

10月2日 東海市立緑陽小学校での勉強会に参加して(吉田)

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こんにちは、2期生の吉田です。
10月2日に東海市にある緑陽小学校へ行かせていただきました。私が訪ねた時間はちょうど掃除の時間だったのですが、体よりも大きいモップを使い、一生懸命になって掃除に取り組む、子供たちから明るく挨拶をしてくれる素敵な学校でした。
この記事では、各学年の授業を見させていただいたことから学んだことを3点、書かせていただきます。

1つ目は教室の環境です。
授業のユニバーサルデザイン化を目指されているというお話を校長先生からお聞きしました。「誰もがわかる、内容についていける授業」を行うためには、教室の環境も重要であることに気付かせていただきました。どの学級も「ロッカーの整理整頓」「机の上は整理されている」といった小さなことではありますが、その環境があるからこそ「子供が学習に集中できる」「先生の指示が良く通る」のだと感じました。また、きれいな環境であるほど子供たちがイキイキと発言をしている姿が見られ、教師が積極的に環境形成に取り組むことの大切さも教えていただきました。

2つ目は算数的活動の重要性です。
今回、算数の授業をより多く見せていただいたのですが、特に2年生の「3の段の掛け算」という授業が印象的でした。机を教室の端に寄せ、1枚の紙の周りに子供たちが集合しています。その真ん中では、1つの紙皿に必要な数のうまい棒を乗せていき、掛け算の仕組みを学ぼうとしていました。例えば3×1であれば、1つの皿に3本のうまい棒を乗せていくのです。
その活動をしていると、3×2で子供たちが困惑していきます。
このとき通常なら「1枚の皿に3本のうまい棒を乗せ、その組み合わせが2セットで3×2」と考えるのですが、ある子が「うまい棒3本と皿が2枚で3×2」という意見をし、ここから子供たちが深く考えるようになっていきます。
私は「その子の考え方も素敵だな」と思うと同時に、周りの子供たちの声がけも素敵だと思いました。
「○○、そこまではあってる」「いいぞ!」「ここはこうだよ」といった言葉で溢れていたからです。子供たち全員が主体的に課題に取り組み、学ぶ楽しさを感じていたからこそ生まれた言葉だったと思います。算数的活動を通して学習にしていくことのよさを感じさせていただきました。

3つ目は考え方や見通しが現れた板書についてです。
4年生の学習で「割る数が2ケタの割り算の筆算」を行っていました。私は初めてこの学習の様子を拝見したのですが、子供たちにとって難しいということが見受けられました。その中で「見当」という項目を設け、「やり方・考え方」をしっかりと示しておられる板書があることにより、子供たちは振り返り、前の内容を生かしつつ、全員がわかる授業が展開されるのだと学ばせていただきました。その授業では、「わかるからこそ、もっとやりたい」という子供たちの姿も見られ、「わかる」「できる」と子供が感じられるということが重要であることを改めて学ばせていただきました。

お忙しい中、多くの授業を参観させていただき、多くのことを学ばせていただきました。
ありがとうございました。(吉田)

9月26日 2期生第1回授業作りゼミ記録〜白井さん〜(寺坂)

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 9月26日、玉置研究室2期生の後期のゼミ「授業作りゼミ」の第1回目があった。私は、白井さんの「第3学年 国語科 へんとつくり」での反省会の様子をまとめる。

 まずは、私のざっくりとした感想から。
・授業は、白井さんの温かい雰囲気もあり、終始発言しやすかった。子供が、するべきことがはっきりとしていてなにをすればいいの?という迷子になることもなかった。
・導入の「寝ぼけて漢字を2つに切っちゃった」という設定も、3年生という対象学年が踏まえられていた。遊び心?をくすぐる導入だった。
・やる気のない設定の子供に対しても、教師が全部フォローするのではなく周りの友達にさせていた。
・ペープサートをしっかりと準備していて、余計な板書の時間を減らしていた。
・間違えて発表した子供を置き去りにしなかった。
・要所で、漢字の読み方を復習していて良かった。

 反省会での、玉置先生とゼミ生の意見
・間違えた発表と正解の発表の時の、顔の表情が違う。また、「寺坂君に教えてあげられる人」という間違えを断定する教師の発言もあった
→ヒドゥン・カリキュラムへ繋がる可能性がある。

・課題を提示する直前の発問が、曖昧であった。
 状況:「へんとつくり」にバラバラに分けられた4組の漢字(行・教・校・科)を、子供と完成させた。
T:「じゃあみんな、この4つの漢字どういう風に組み合わせた?」
 この時だけ、全員が「ん?」となった。
→直後に、ジェスチャーを用いて伝わったが発問のことば選びの難しさを感じた。

・最初に、予定していない漢字(今日の場合だと、組み合わせで「枚」という感じができた)がでてきたらどうするのか?
→あらかじめ、「このカードを使って4つの漢字を作りましょう」という制限を加えておく。それでも出てきた場合は、「よく知っているねえ」と褒めることを忘れない

・授業の最後に子供のどんな言葉が出てきたらゴールなのかというところから、逆算して授業を作っていく。今日の場合だと「左側見たら、どんな意味の漢字か想像つくなー」
→では、この発言をさせるためにどうすればいいのか。ということを考えて授業は作る。

・教師としての力がついてくると、本当に教科書のままでいい?と思うようになる。大切なことは、子供の目線に立って作ること。

先にも述べたが、全体の構成もしっかりあってとてもいい授業だったと思う。白井さんお疲れ様でした。(寺坂)

8月26日愛される学校づくり研究会に参加して(嶋藤・佐久間・石川)

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 こんにちは。2期生の石川です。

 今回は、8月26日に行われた『愛される学校づくり研究会』に参加させていただきました。今年度は2期生の吉田くんが玉置ゼミを代表して模擬授業を行ってくれました。他のゼミ生は児童役として参加し、たくさんのことを学ぶことができました。
 ここでは、嶋藤・佐久間・石川の3人の学びをまとめます。

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 今回の愛される学校づくり研究会での二期生の吉田さんの道徳の模擬授業から学んだことは、道徳の価値観を板書に書いた方が良いということです。
 書くことで今回の話でどんなことを学んでほしいのか子どもたちへ伝えやすくなるからだそうです。そして、子どもたちの発言は長々と板書するのではなく、キーワードで短く書いていくことが良いことだということも学ぶことができました。
 今回学んだことを9月からの実習で活かしたいなと思いました。(嶋藤)

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 私は児童役として、吉田くんは2期生を代表して授業者として道徳の授業を行いました。吉田くんの授業は2時間だけ練習したものとは思えない立派な姿で、本当に素晴らしい授業でした。
 今回の授業では主体的・対話的・深い学びが授業の中でどのように取り入れられていたかを児童役をやりながら考えていました。児童役をしていてこうすれば深い学びになるのではないかと思ったことがあります。それは、物語と自分だったらどうするかとのズレを感じさせることで弱い人間理解を考えやすくなることです。最初は、物語の主人公について考えているだけで発問に対して他人事のように考えてしまっている自分がいました。しかし、ゆさぶりの発問をされたことで「自分だったら主人公とは違うと思う」という考えや、「なんで主人公はそんな考えになったんだろう?」と急に多くのことを考えることができました。さらに、他の人の意見を聞くことで視点が増え、深い学びになっていると感じました。自分を見つめ直す、自分のことと捉える発問をすることで深い学びになることを児童役をして実感することができました。
 道徳の授業の難しさを改めて感じた日になりました。吉田くん授業お疲れ様でした!(佐久間)

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 今回私は、児童役として参加した中で、「主体的・対話的で深い学びに」について、この3つの観点に注目して書こうと思います。

 私は、授業を受けて「主体的」「対話的」「深い学び」の3つの観点が相互に関連しあっていることに気づくことができました。例えば、児童が主体的に考えられるよう工夫されている場面です。この場面では、ただ主体的な取り組みになるだけではなく、対話的な瞬間や、深い学びの瞬間が見られました。また、このことは授業アドバイスツールの結果を見ても明らかでした。先生方が主体的だと判断された場面では、相対的に他の2観点もみられる傾向にありました。私自身児童側から見ていて、主体的に考えることで、無意識のうちに対話的になるのを感じました。道徳に限らず、まずは自分の考えをしっかり持つことでその後の発表や交流が有意義なものになると身をもって学ぶことができました。
 
 今回、吉田君は事前に玉置先生からの厳しい指導を受けたうえでの授業でしたが、堂々と吉田君のキャラを前面に出した姿は、同じ2期生として誇らしく思いました。素敵な授業をありがとう。そして、お疲れさまでした!(石川)

小学校教育実習を終えて(嶋藤)

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9月4日から9月29日までの4週間、教育実習をしてきました。はじめは不安いっぱいでしたが、初日でそんな不安はどこかへ行きました。子どもたちと接しているうちに緊張がほぐれていきました。初日に、やっぱり私は教師になりたいなと思いました。

初めての授業では、教師が説明しすぎているというご指摘をいただきました。どうしても、一回の発問で子どもの反応がないときに、言い直したり、少し説明してしまったりしてしまいます。発問が悪いから子どもの反応が悪くて、何回も言い直す結果になってしまうということに気付き、二回目からの授業では発問のしかたに十分に気を付けました。その結果、教師が説明する回数が減ったと思います。

他には、私は話し方がはっきりしているのは良いそうだが、ときにきつく聞こえてしまう時があるそうです。つまり、常に強く話しているということですね。。
ご指摘を受けるまでは、自分の話し方について特に気にもしていませんでした。話し方の練習で落語を聞くと良いよと教えていただきました。その時、「あ、玉置先生は落語をしているからあんなにも話し方がうまいのか」と改めて気づかされました。だから私は、これから落語について学んでいきたいと思います。
まずは、玉置先生の本を読むところから始めたいと思います(笑)

教育実習は、今までの大学での学びとはまた違った学びがあり、やってみないとわからないことがたくさんあったので、とても勉強になった4週間でした。3週間後には中学実習があるので、それに向けてまずは話し方を直していきたいと思います。(嶋藤)
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