11月13日模擬授業の反省(高橋)

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 こんにちは!4期生の高橋です。今回は、2回目となる模擬授業の反省を書いていきたいと思います。

 反省点は2つあります。

 1つ目は、自分の想定した順番で意見が出てこなかったときの発言の生かし方です。最初に発言した中澤くんは、「2400を100で表すとき、4×6×100をした」と言ってくれました。正直、この意見が初めに出るとは思っていなかったため、どう対応していいか分かりませんでした。中澤くんは黒板に式を書いてくれましたが、それをその後の授業で生かすことができないまま終わってしまいました。

 玉置先生からは、その場合、最終的に教師が子どもの意見を繋げる必要があると助言していただきました。具体的には、その後に出てきた10+10+4という意見が、中澤くんが言ってくれた4×6と同じことを言っているから、式の下に24と板書し、授業の最後に「さっき中澤くんが言ってくれた、4×6はここのことだったんだね」というように繋げていくとよいそうです。子どもから意見を出しっぱなしにするのではなく、きちんと内容を捉え、結びつけることが教師の役割だと学びましたが、無駄な付け足しはせず、というのが難しいところです。

 2つ目は、子ども役に前に来て説明をしてもらっているとき、教師側が勝手に紙を動かしてしまったことです。玉置先生からのご指摘で気がつきましたが、それも全て子どもにやらせないといけなかったと反省しました。

 教師がわざとボケて見せるという、物分かりの悪い教師になることができていませんでした。子どもの言葉で、他の子どもにも説明が伝わるように意識して、足りない部分は、補わさせる導きができるようになりたいです。

 2回の授業を終えて、やはり前に立つと緊張もしますし、自分の想定を超えた意見が出ると戸惑ってしまいます。どうしよう、と焦る度、自分の至らなさを感じます。自分が授業をする機会は終えてしまいましたが、残りの他のゼミ生の授業を見て、吸収したいと思います!(高橋)

11月27日 関口さんの模擬授業の記録(高橋)

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 こんにちは!4期生の高橋です。今回は、関口さんの模擬授業の記録を書いていきたいと思います。

 今回、関口さんは、3年生の円の単元で授業をしてくれました。授業のあちこちに、◯×法や、「今日来てよかったね」など、野口先生の要素が散りばめられていて、関口さんらしいなと思いました!

 関口さんの授業は、ひとつひとつの活動に工夫が見られました。

 例えば、課題へのつながりも、「今日のめあてなんだと思いますか?」と一旦子どもたちにパスすることで、一方的にならないようにされていたところが上手だなあと思いました。

 また、全体交流では3つのパターンの意見が出ました。そのとき、「いつも『はかせ(早く、簡単に、正確に)』って言ってるけど、どれが1番『はかせ』でできそう?」と子どもたちに尋ねて、答えを吟味させているのもよかったと思います。

 授業後、みんなからは、発問が明確だった、意図的指名ができていた、今なにをするのかやることが分かりやすかったという意見が出ました。

 一方、円の中心を見つけるために何故2回折らなければいけないのかをしっかり押さえるとよかった、キーワードを押さえておくと良かった、というアドバイスがありました。

 玉置先生からは、円を1回おるだけだと、この線のどこかに中心があるということだけしか分からないが、2回折ることで、その線上にある点が1つに定まるからだと、教えるべきことは教えるべきだという助言がありました。

 また、関口さんは個人追究に入る前に、予想できる人、できない人、と尋ねて実態把握をしていました。そこで、授業の最後に、「予想できない」と言った子どもを指名し、今日の授業でできるようになったことを褒めてあげるとよい、というご指導もありました。

 関口さんの授業は、発問や活動1つ1つに仕掛けがあり次はなんだろう?とワクワクする展開で、とても楽しく受けることができました!関口さんの話し方や、間の取り方、声の出し方は何か惹きつけられるものがあり、とても勉強になります!いつも、教材研究にまで話が及ぶゼミ生の授業から学ぶことは大変多いですが、こういった基本的な技術もどんどん真似ていきたいと思いました!関口さん、お疲れさまでした。(高橋)

11月27日4期生後期ゼミで模擬授業を行なっての学び(関口)

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 こんにちは!4期生の関口です!今回は自分が行なった模擬授業について書きます。

 私は3年生の算数で「円」についてやりました。前時で、まるいかたちを「円」その真ん中を「中心」、円のまわりから中心までを「半径」ということを学んでいる状態です。

 最後に子どもに言わせたい言葉は、
「円を半分に2回折って交わったところに中心がある」
「直径は円の中で1番長い直線なんだ」
「直径は半径の2倍なんだ」
 という3つでした。

 そこで、円を子ども役のゼミ生に渡して好き放題に中心を見つけてもらいました。期待通りにハサミを使う安藤さんや、真ん中の点を大きくすれば中心になるんじゃないかとずる賢い竹内くんもいて見ている側も楽しませてもらいました。

 3人の違うやり方を当てて、「はかせ」というワードからどのやり方が一番早くて簡単で正確か選ばせました。

 竹内くんの中心の大きさに関しては、以前玉置先生が「直線は永遠にかけるか否か」話されている模擬授業で取り扱われていたため、私に力があれば触れたいところでしたが、今回はスルーしました。

 そして、円の中心の見つけ方は、円を半分に2回折って交わったところだということをみんなに納得させた後、「なぜ2回なの?1回や3回ではいけないの?」と揺さぶりをかけました。

 玉置先生と考えたこの発問の大きさや意図を私自身わかりきってないまま使ってしまった発問でした。後からのゼミ生からのアドバイスで、ここで「半分」というキーワードを大切にする必要があるということを学びました。

 なんだか、ゼミ生の顔がすっきりしていないのに私はそのまま直径へと進めました。直径の定義を教えて、配ってある円に直径を書かせ、「半径3センチの円から7センチの直線を探してほしい」という発問をしました。

 ここで20分が経ちました。

 最後の発問の意図は、子どもの口から、「直径が1番長い」「直径は半径の2倍」だということを出させるというものでした。

 早めに取り掛かり玉置先生と一緒に授業研究をさせていただきました。やる前何度も声に出したり頭の中でリハーサルしたりと完璧なつもりでした。しかし、自分のできている発問に疑問をもとうとしなかったところや子ども役の発言の予想が足りていなかったところが事前の反省点であると考えます。また、指導案通りに進めようと子ども役の表情に気付きながら進めてしまったことを後悔しております。

 もうゼミでの模擬授業は終わってしまいました。しかし今回行なったことで、より授業研究の楽しさを感じることができました。ゼミ生からのアドバイスや玉置先生のご助言を今後に生かしていきたいです。卒論もがんばります!!!(関口)

11月6日 4期生ゼミ 山田さんの模擬授業の記録(秋田)

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 こんにちは。4期生の秋田です。今回は、山田さんの国語の模擬授業の記録を書いていきたいと思います。

 山田さんは、今回詩の授業をしてくれました。まず、導入からカエルの絵をかいて「これなんの動物だと思う?わかった人から教えて!」と絵の上手な山田さんだからこそできる明るい雰囲気の授業の始まりでした。
 
 詩の音読も、たけのこ読みというおもしろい読み方をしていました。これは、子どもたち一人一人に自分の好きな一文を選んで、全体で読んでいく際にその一文の時に立ち上がって読むというものです。これはとてもおもしろくて子どもたちも楽しくできる点がある一方、まだ授業の最初の段階では、子どもたちが詩を味わいながら読むことができず効果があまりないのではないかという意見もありました。

 また、山田さんは発問も端的でわかりやすく、声色や表情もとても暖かいので子どもが安心して受けられる授業であるなと感じました。途中、発問のなかでもやはり子どもたちからの言葉があいまいのまま次にいってしまう場面もあったので、私自身も子どもからなかなか引き出せなかった際に、どう教師が切り返していくかというその切り札をたくさん持っていかなければならないと思いました。
 
 そして、玉置先生の助言から「主人公のカエルの絵をあえてださなかったらどうか?詩の中にはどこにもカエルがでてくるとは書いてない」というお言葉もありました。教科書のイラストにとらわれがちだが、そこをあえて隠して、子どもたちにそれぞれの詩のイメージをつくるということも大切だなと感じました。

 ゼミの終わりには玉置先生が、私たち四期生に「詩を楽しむとはどういうことか?」と投げかけてくださり、詩の楽しさについて改めて考えることができました。私たちの中で出た意見としては、「子どもたちがいろんな自分の感性を言い合えること」「リズムを楽しみながら読むこと」などがでました。

 玉置先生の助言を聞いて、詩の授業はあまり深くやりすぎるとかえって良くないのだと感じました。詩を専門家のように分析したり鑑賞したりせず、また技巧ばかりに焦点をあてるのではなく、子どもたち一人一人の感じたこと、思ったことを大切にして、「詩を楽しむ」という忘れがちなことを大切にしていかなければならないと思いました。

 ゼミの回数を重ねるたびに、教材研究のポイントをたくさん学べたり、教師の基本的な授業技術を再確認できたりできるこのゼミの時間があることが本当にありがたいです。玉置先生、ご指導ありがとうございました。(秋田)

11月6日 第5回4期生ゼミ 模擬授業の反省(山田)

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 こんにちは、4期生の山田です。今日は11月6日にやらせていただいた模擬授業の反省を書きます。

 今回わたしは4年生の国語の「春の歌」という時の教材を扱って授業をさせてもらいました。教育実習でも詩は扱わなかったのですが、わたし自身、詩の授業が好きだったので今回挑戦してみました。初めてやる詩の授業でしたが、やって初めて教える側の難しさを痛感しました。

 根本的な部分で恥ずかしいのですが、大きな反省点として、詩の授業の進め方があります。わたしは、詩を分析して読み深めることで、イメージを膨らませて、まとめの音読でそれぞれが思い思いの表現をできたらいいなと思い、授業展開として、音読を数回した後、読み取りに入りました。全体で読み取って、黒板の模造紙に書き込むという形を取ったのですが、その結果、一文ずつにこだわりすぎてしまい、詩の楽しさを伝えきれずに終わってしまいました。
 
 詩の面白さとは、絵がないので自由に想像を膨らませられるところや、声に出した時に、リズミカルで、イメージ次第で自分らしい表現ができることだと思っています。その部分を感じさせる活動が足りていなかったなと感じます。
 
 子どもたちが、授業を通して詩の面白さを存分に味わうことができるよう、玉置先生から2つ改善案をいただきました。
 1つ目は、座学で読み取りを重視するのではなく、何度も詩を繰り返し子どもに読ませて、「今、どうして〇〇のように読んだの?」と子どもたちから自然に出てきた体や声の表現から、その子がイメージしたものを学級で共有し、深めていくという授業展開です。
 2つ目は、詩の中心が「かえる」であると 明かさずに授業を進めるという授業展開です。
 
 どちらもわたしは無かった視点でした。授業技術だけでなく、1番の根本となる教材研究のご指導をいただけることが有難いと感じます。それと同時に、教材研究の視点から自分や、4期生のみんなの授業を批評できるような力をつけていきたいなと思いました。(山田)

中学校実習で学んだ大切なこと(大久保)

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 こんにちは!玉置ゼミ5期生の大久保です!今回は中学校実習を通しての感想を書いていきます。

 私が中学校実習で最も勉強になったことは、生徒との関わり方、距離感についてです。

 小学校実習では、初日でも児童から寄ってきてくれて、たくさん話すことが出来ました。しかし、中学校実習初日は、どこか警戒されているようで、生徒から寄ってくることはなく、そこのギャップから、上手く関わることが出来ませんでした。

 私は生徒との関わり方、距離感についての悩みを実習ノートに綴りました。

 そして、担当の先生からある言葉を掛けていただきました。
「例えば中3だとして、15年間家庭環境や友人との関わりで、生き方を貫いてきているのだから、否定せずに、生徒の価値観を認めて接してみるといいよ。」
というものでした。関わり方に悩んでいる私にとって、有難い言葉でした。

 私はそれを意識して、生徒と関わっていきました。すると、徐々に生徒との距離感が縮まっていきました。多くの生徒と関わることができました。この経験を通して、分かったことが2つあります。

 生徒も大人と同じように様々なことに考え、悩んでいるということ。ただしそこには、中学生ならではの危うさが内在しているということ。この2つです。

 そういった時に間違った方へ進まないように、正しい方向へ導くことが教師の役目なのではないかと中学校実習を通して、強く感じました。担当の先生に教えていただいた通り、否定はしません。一人一人を認めながら、間違った方へ進みそうな生徒がいたら、こんな生き方もあると教師が示していく必要があるのではないかと思います。

 実習最終日まで、生徒と上手く関われているかという心配は消えませんでした。しかし、帰りの会が終わって、校門に立っていると、クラスの子や学年の子が来てくれて、「先生が居なくなるの寂しいよ」と言ってくれました。実習中ずっと関わり方について悩んでいた私にとって、救いの一言でした。その言葉が今でも胸に残っています。

 中学校実習前までは、小学校の先生になりたいという気持ちが強かったのですが、実習を通して、中学校の先生にもなりたいという気持ちになりました。これから教採に向けて本格的に動き出しますが、実習で学んだことを忘れず、児童生徒に進む道を示していけるように、恥じることのない生き方をしていきたいです。(大久保)

※写真は6月のゼミでの大久保君です(玉置)

11月13日4期生後期ゼミ 加藤諒太君の社会の模擬授業の記録(井上)

 こんにちは!4期生の井上です。今回は11月13日に行われた加藤諒太君の模擬授業の記事を書いていきます。

 6年生の社会の授業で、歴史と公民を合わせたまとめの授業でした。内容としては、今までに習った政治をしてきた人をまず挙げていき、時代順に並べて整理する。次に、もし現代に1人歴史上の人物を呼び寄せることができて、総理大臣をするなら誰がいいかということを考えていきました。

 はじめに書いておきますが、玉置先生の話を聞き、これから教壇に立つ身であるため、褒め合うだけの馴れ合いのゼミ生ではなく、これからは厳しい評価や意見を出していきたいと思います。それは自分もゼミ生も成長する上で絶対に必要なことであって、将来必ず役に立つと考えるからです。ゼミの時間を無駄にはしないよう、もう一度気を引き締めていきます。

 私自身、はじめは、斬新で面白い考えだと思いました。しかし、考えていくうちに、発問がよく分からなくなってしまい、途中でペンが止まってしまいました。それでも、私は歴史が好きであるため、色んな考え方をすることができましたが、もしこれが、苦手な子どもやよく理解できていない子どもであったら、ほとんど考えることができずに直感でこの人がいいといった考え方になってしまうと思いました。これではせっかくのまとめの授業であるのに、分かる子どもたちだけで進んでいってしまい、分からない子どもは置いていかれてしまう授業になると考えました。

 授業をするならば、何かしらの学びがあり、力をつけて子どもには帰っていってほしいと思っています。学びがあるから面白いのであって、面白さが先行してはいけないと加藤君の授業を見て、そして玉置先生の助言を受け、再確認できました。しかし、こうして再確認できたのは、加藤君のどんどん挑戦した授業をしたいと考える姿勢のおかげです。ありがとう。

 今回のゼミは4期生ゼミ生のターニングポイントとなると思います。遅いかもしれませんが、ここから卒業まで、どう過ごし、どう行動していくか考え直していきたいと思います。玉置先生ありがとうございました。そして、授業者の加藤君、お疲れ様でした。(井上)
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11月13日4期生ゼミ活動模擬授業を通しての学び(加藤諒太)

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 こんにちは!加藤諒太です!今回は11月13日の4期生ゼミ活動の模擬授業を行なっての学びを書きたいと思います。

 この日1番の学びは、「自分の覚悟の甘さ」です。教師とは何か、授業とは何か、忘れてはならないことは何か、もう一度しっかりと考え直すきっかけとなる日でした。

 今回の反省点は、おもしろい授業を!と求めるあまり自分の思考でおもしろいと思う授業を作ってしまってことです‥。「歴史上の人物で内閣を組閣しよう」という授業でしたが、玉置先生から最後に子どもがなんといったら成功か、と聞かれ子どもの言葉で答えることができませんでした。

 教師の中から子どもが消えたらおしまいなのだと恥ずかしいことですが身に染みて、改めて理解しました。

 授業とは、子どもがこの授業の終わりになんといったら成功か、それが大切だということです。僕は、子どもたち自身が歴史の知識を公民の知識と結びつけて考えることで、自分の知識を活用し、様々な分野を結びつけて考える力を養う、という位置付けでこの授業を捉えていました。しかし、これは教師のエゴに過ぎません。こうしたらこういう力が身につくだろうと知識もないのに、専門家のように考えてしまいました‥そこに子どもの姿はなく、教師の願いから作られた授業だったと今は実感しています。

 子どもの姿をイメージするにはまだまだ経験が足りないかもしれませんが、一生懸命考え、セミナー等でまた1から学び直していきたいと思いました。

 授業に協力してくれたゼミ生、指導してくださった玉置先生ありがとうございました。(加藤諒太)

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