5月15日8期生ゼミでの学び(新谷)

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 こんにちは!今日バイトの給料日でお金が12万円入って、喜ぶ一方で勉強もしないといけないという焦燥感にも駆られている八期生の新谷です。

 今日は、教職教養の二週目と面接資料を基に、みんながそれぞれの質問に対し答えていくという方式で、面接練習を行いました。教職教養では、前回より解けるに違いない!と思っていましたが、前回のと比べると、間違っているところがほとんど変わらず、復習不足を実感しました。

 面接練習では、考えたことのない質問を受け、とても難しかったです。
 質問内容は以下の通りです。以下それぞれでの学びを書かせていただきます。

1 生きる力をどうとらえているか

 生きる力とは、知…確かな学力 徳…豊かな人間性 体…健康体力の三つであり、この三つの中で自分が特に大切にしていきたいことを具体的に説明することが大切であることを学びました。何が起こっても生き抜く力は、確かにそうですが、それだと具体性に欠けてしまうので、この三つの力が、どう社会を生き抜く力に繋がるかというところまで追求していくことが大切だと学びました。

2 確かな学力をどうとらえているか

 確かな学力については、明確な定義がないので、自分自身で確かな学力についてどう考えているのかを述べればよいということを学びました。私の中では、学んだことを、その場だけでなく、実生活やその他の場面でも活用することのできる力だと考えているので、そのことを軸に、追質問で「確かな学力をつけるために教師としてどういう教育をしていきたいか」といった質問に対しても自分の考えを述べていけるようにしていきたいです。

3 教師の労働環境が悪いのになぜ教師を目指したのか

 これは、教師を志望する理由についてですが、労働環境が厳しいということを踏まえて話さないと、質問者の意図をついていないということになることがわかりました。なぜ、労働環境が厳しいのに教師を目指しているのか、といわれると、自分の中でなぜだろうという疑問で終わってしまうので、これから考えていきたいです。

4 気の合わない先生とどうやって行くか

 この質問は、私が実際にされた質問でした。私の中で、気の合わない人と関わるときには、まずは笑顔で接し、相手が私と話していて気持ちよく話せるような対応をすることや、相手の表情や様子を汲み取って、それぞれで関わり方を考えたり、相手の気分や気持ちに合わせた心持ちでいたりすることをいつも心掛けているので、そこをしっかり伝えることが出たので良かったと思いました。

 学びとして、かっこよく言おうとすると、言葉が詰まってしまうから、自分の素直な気持ちを懸命に伝えようとすることが大切であることを学びました。また、質問のどこに本質があるかを考えることが大切だと学びました。

5 教師は一人で頑張ってしまうことが多い、このフレーズを聞いて何を大切にしていきたいか

 教員は、仕事量も多く、一人で抱え込んでしまったり、悩んでしまうことが多くなったりしてしまうので、そういう時に、管理職や他の先生に相談したり、友人に悩みを打ち明けるなど、誰かに頼ることも大切であるということを伝えることが大切と学びました。
 

6 教員の不祥事について

 教員の不祥事に関しては、何があっても、絶対にやらないという意志を伝えることが大切ということを学びました。何回聞かれても、絶対にやらないということを伝えます。

7 プライベートについて

 プライベートについては、一週間でたまった疲れをどう発散して次の月曜日に備えるかということをつたえればよいということを学びました。

 今回の面接練習では学習指導要領だったり、自分自身がこの状況だったらどうするかという質問だったりと、質問内容の系統が様々で、広い角度から質問されるので、とても難しかったです。特に学習指導要領については勉強不足もあり、自分の中で考えが落とし込めいないところもあるのでもっと勉強していかなければならないと自分を奮い立たせる時間となりました。一次試験まで残り65日、もっと頑張ります!(新谷)

5月13日 第1回教師力アップセミナー(佐藤正寿先生)での学び(寺尾・前野・安田)

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【寺尾】
 こんにちは、8期生の寺尾です!!今回は、第1回教師力アップセミナーで佐藤正寿先生から学んだことをまとめていきます。

 私が1番印象に残っていることは、教師が答えを提示しないことです。「おにぎりの隣で売られているものは?」という意欲を喚起する情報提示をしたとき、子どもから様々な意見が出ることが予想されます。写真の一部を隠すことで、子どもを追求したい気持ちにさせます。その後、教師がそのまま答えをみせてはいけません。「教えたいことは教えない」この言葉が私の中ですごく響いて残っています。子どもたちがタブレットなどを用いて調べたり、実際にコンビニに足を運んだりするなど、自分なりの方法で課題を解決していくことが大切なのだと考えました。

 また、模擬授業では、選挙の投票率が低いという現実は本当なのかというように、子どもたちにゆさぶりをかけられたとき、この授業の深さを感じました。他にも、自分の考えた対策をチャットに送るという場面で、初めは考えているときに何も思い浮かばなかったものの、何人かチャットに投稿しているのを見て、自分の言葉で意見を書くことが出来ました。このように、チャットの活用は、自分の思考のヒントになる場合もあるという良さも学びました。

 今回は久しぶりの対面のセミナーでしたが、直接プロの先生のお話を聞いて自分の新たな学びを発見できる良い機会でした。今年はほとんどのセミナーが対面なので次回も楽しみです。(寺尾)


【安田】
 みなさんこんにちは、9期生の安田です。本日、5月13日に行われた「第1回教師力アップセミナー」に参加させて頂きました。

 今回の講演は、東北学院大学の佐藤正寿先生に「GIGAスクール構想を意識したこれからの社会科授業づくり」というテーマでお話しして頂き、実際に授業も体験してみるというものでした。

 私自身、社会科にはとても苦手意識があり、音楽と並び2大教えたくない科目です(笑)。しかし、授業の構成やデジタルの活用、発問の工夫という観点で注目すると、他の科目と大差はないということに気づくことができました。

 SAMRモデルの「M」変革の部分のお話の中で、「反転学習」という言葉があることにとても驚きました。それは、中学の先生が「家や塾でやったことを授業で復習するから力になる」と仰っていたことの本質そのものだったからです。
 
 実際、私が中学生の時も「塾は行くけど、予習って具体的に何やるの?」なんて思っていました。だからこそ、子どもの「知りたい」を引き出す発問で、次の自発的な予習に繋げるということが大切なんだと、私の中で予習と発問の存在が繋がりました。

 どの科目でも共通して言えることですが、もちろん予習の方法は自由です。紙媒体を使っても良いし、自分の足を動かしても良いし、電子機器に頼っても良い。こうやってデジタルをどんどん取り入れることが大切だと感じます。
 
 自分に合った方法で行う、予習という名の学習貯金が少しでもあれば、授業で知識をフル回転して考えることができます。そうすれば、勉強が苦手な子でも、きっと参加することが楽しくなることでしょう。結果、家でも学校でも止まらない学びが生まれます。これから、こんなサイクルを作り出す授業をプロデュースしていくことが楽しみになりました。

 今回、初めて対面で参加して、佐藤先生や運営の皆さんをはじめとし、たくさんの方々に出会える機会をいただけることはとても幸せなことだなぁと改めて思いました。一つひとつの出会いと学びを大切に、次回からの教師力アップセミナーも参加していきたいです。皆さんありがとうございました。(安田)


【前野】
 こんにちは!8期生の前野です。5月13日に教師力アップセミナーに参加させていただきました。今回は佐藤正寿先生のご講演を聞かせていただきました。演題は「GIGAスクール構想を意識したこれからの社会科授業づくり」で、端末を利用した授業実践についてのお話や模擬授業から様々な学びがありました。

 特に印象に残ったのは「教えたいことは教えない」という言葉です。これは教えたい事柄を教師が教えるのではなく子どもから引き出すことが大切であるという意味です。教師の発問に対して子どもたちが様々な反応を返してきます。その後、すぐに答えを出してしまうのではなく、子どもが答えにたどり着けるように教師がコーディネーターとなって導く必要があるということを改めて感じました。

 模擬授業では選挙の投票率が低いという意見に佐藤先生は「本当に低いですか?」と尋ねていました。こういった教師の発言から子どもの「知りたい!」「学びたい!」という意欲を刺激して学習活動に繋げていくことが大切だと学びました。

 今年度最初の教師力アップセミナーということで、新たに9期生も加わり、対面で講演を聞くことができ、沢山の学びがあった1日になりました!ありがとうございました!(前野)

5月9日9期生ゼミ 模擬授業の振り返り (石上)

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 こんにちは!9期生の石上です。今回は第四回のゼミで行った模擬授業での学びについて記事にしていきます。

 私は「A正直、誠実」について学ぶ「長なわ大会の新記録」という小学校3年生の題材で模擬授業を行いました。

 これまでに1人で模擬授業をした経験はほとんど無くとても緊張していて、授業にメリハリがないなあ、言いたいことが伝わってるのかなあと不安になりながら授業をしてしまいました。(笑)

・教師は演技することが大切!
 私が模擬授業を行っていて、特にメリハリがないと思ったところは、範読をしながら話の内容をまとめるところです。その部分は、話の内容をまとめているのか物語の一部なのかが分かりにくく、淡々と話しているだけのようになってしまっていて、子どもたちが混乱してしまうなと感じました。
 しかし、話の内容をまとめる時に子どもたちに呼びかけているよう演技することで、子どもたちも混乱せず、メリハリもつくと感じました。

・子ども同士で対話させる!
 私は「自分が主人公ならどう行動する?」という問いを投げかけました。意見はたくさん出ましたが、子ども同士の意見を関連させて考えさせることがあまりできませんでした。
 しかしゼミで学んだように、1人の意見を取り上げてそのまま他の子どもたちに問いかけることをすれば、子ども同士の意見を繋げ子ども同士で対話させることができます。それは深い学びを促し、自分なりの考えをもつヒントになるのではないかと感じました。

 ゼミで学ぶたびにたくさんの指導技術やコツを知ることができて嬉しいです!これからも模擬授業などを重ねて、学んだことが活かせるように頑張っていきます!(石上)

5月13日 第1回 教師力アップセミナーでの学び (7期生 下野)

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 こんにちは、7期生の下野です。今年の4月から働きはじめ1ヶ月が経とうとしています。子どもたちから元気を貰うこと、自分の未熟さに悔し涙を流すこと、それでもやっぱり子どもの笑顔のためになんだって頑張れてしまうこと。色んなことを感じながら毎日を噛み締めて過ごしています。

 そんな日々を過ごす中、5月12日に第1回教師力アップセミナーに運営委員として参加させて頂きました。学び続ける教師というよりも、学び続ける人であるための大事な時間です。

 今回、東北学院大学文学部教育学科 教授の佐藤 正寿先生のご講和と模擬授業を受けさせて頂きました。

 『社会科授業づくり』
 教師として1ヶ月、もちろん社会科の授業も受け持っています。社会科は、知識・技能に偏りがちに見られる授業です。つまり、教師の力量にかかっているとも言えるのかもしれません。

 『社会科における協働的な学び』
 私は深くこの項目に関心を持ちました。協働的な学びは、玉置ゼミではお馴染みの「話し合いを協働的な学びと捉えてはならない」です。単に話し合い活動を取り入れるだけでは、協働的な学びには繋がりません。教師が綿密に仕掛けをし、よく構成した上で社会科における協働的な学びが成り立つことを改めて実感しました。これは、私が教師になった一番の理由である「子どもを輝かせたい」という想いに通じます。「子どもを輝かせたい」とは、言い方を変容させるのなら「子どもにいい思いをさせたい」のです。どれだけ教師が仕掛けをし、構成をしていたとしても、子どもにとっては「自分で学びたいと思った」とそう思って欲しい。良い授業の本質はここにあると信じたいです。

 教師として働いて1ヶ月。授業とは何か、どんな授業をしたいのか。毎日模索するばかり。ゼミで学んだことを活かしたい、こんな授業をしたいと思っても私の力量では到底できません。それでも、良いものを学ぶ意味は良いものを知っていれば、理想があれば、そこに到達するよう努力できるから。だからこそ、学び続けたいと今回教師力アップセミナーに参加しまたグンとギアアップ出来ました。

 玉置先生、卒業式ぶりにお会いできて嬉しかったです。下野は元気に楽しく毎日を過ごしています。玉置ゼミの心を忘れずに、玉置ゼミでの学びを宝物に頑張っています。
 運営委員の先生方、先輩方、まだまだ未熟な点がありますが今後ともよろしくお願い致します。
 ゼミ生のみんな、8期生はあと少しで教採!!!全力で走りきってください!8期生のみんななら大丈夫!9期生はもう暫く経つと教育実習!!思いっきり楽しんできてください!ゼミ生の皆さんに伝えられる私からのメッセージは『大丈夫、だって私たち玉置ゼミだから』。玉置ゼミのゼミ生であれることを誇りに思える日々を過ごしてください。

 今回もありがとうございました!!(下野)

5月10日 8期生ゼミでの学び(前野)

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 こんにちは。8期生の前野です!5月10日に8期生ゼミが行われました。今回はいくつかの質問内容をランダムで答えていき、玉置先生からアドバイスをいただきました。また、追質問についても教えていただいたので学びを記事にしていきます。

 質問内容は
◯ 本県を志望した理由
◯ どんな学級を作りたいか
◯ 孤立している子どもがいたらどうするか
◯ 教育実習での学びは何か
 でした。

 どの質問にも活かせることを主に3つ学びました。

 1つ目は追質問では具体的な内容を端的に話すことです。面接官は始めに答えた内容から使った言葉の意味の意味を本当に理解しているのか、具体的に子どもにどう働きかけようとしているのかを聞くために追質問をします。抽象的な回答で終わることなく、子どもの具体的な姿や自身の経験を交えて語れるように意識したいと思います。

 2つ目は強い意志、熱い思いが伝わるように話すことです。用意してきたものを話すだけにならないよう、抑揚や自分の思いを伝えられる言葉で話すように意識したいと思います。

 3つ目は専門的な用語等学んできたことを交えながら答えることです。教育用語を使いながら話すことができるようになると「この子は学んできているな」という印象が与えられると学びました。しかし、その言葉の意味を曖昧なまま使うと深掘りされた時にしっかり答えることができないので、言葉の意味をよく理解した上で用語を使いながら話すことができるようにしていきたいと思います。

 教員採用試験まで約70日となりました。焦る気持ちが募ってばかりですが、ゼミ生の仲間と一緒に高め合って頑張っていきます!!(前野)

5月9日9期生ゼミ 模擬授業の振り返り (由原)

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 こんにちは!9期生の由原希音です!今回は4回目のゼミで行われた模擬授業の振り返りについて、記事にしていきたいと思います!

 今回は、石上さんと長谷川さんが模擬授業をしてくれました。2人の模擬授業から学んだことについてまとめていきたいと思います。

 1つ目は、教師が授業を進めるのではなく、児童に進めさせるということです。授業を行うと、考えた答えを出して欲しい、計画通りに進めたい、という思いから教師が児童の言っていないことまで話しがちだと思います。しかし、1人の児童の意見に対して「〇〇さんはこれきいてどう思う?」と児童同士が話すように進めることが大事だと学びました。先生に向かって発言するのではなく、クラスに向かって発言するという意識を持ちたいと思います。そうすることで、児童同士の話もどんどん深まり、期待以上の答えを引き出せるのだと学びました。

 2つ目は、発問の際の言葉の選び方です。今回の模擬授業で、「自分ならどうする?」という発問と「〇〇の立場に立って考えてみよう」という発問は、同じように聞こえるけど、意味が全く違うということに気付きました。自分ではあまり考えずに話しているけど、児童はとても教師の言葉一つ一つを聞いていると思うので、発問の際の言葉選びには気をつけたいと思いました。

 3つ目は、授業の目標を決めることです。授業を終わるときに児童がどんなことを言ってくれればこの授業は成功なのかをしっかりと考えることの大切さを学びました。私も、模擬授業をしていて授業の締め方に悩むことが多いので、何を言わせたいかを明確にして発問を考えていきたいです。また、その授業での大切なことは、1人の発言で満足せず、自分の言葉で何人にも言わせて価値を積み重ねることが大切だと学びました。

 模擬授業を重ねるにつれて、だんだん授業のレベルが上がっていてとてもプレッシャーですが、学んだテクニックを活かせるように来週模擬授業頑張りたいと思います!!!(由原)

5月9日9期生ゼミ模擬授業を振り返って(長谷川)

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 こんにちは!玉置ゼミ9期生の長谷川理桜です。今日は模擬授業の振り返りについて書いていこうと思います。

 私は小学3年生の「ことばのまほう」という教材で模擬授業を行いました。この教材は主人公に起こった2つと出来事を通じて、「周囲へ親切することの大切さを知る」という教材です。

 これまでのゼミで学んだことを活かしていきたいと思い授業を始めましたが、途中から自分が何を伝えたいのか、どこへ向かっているのかが分からなくなり、ぐだぐだと授業が終わってしまいました。

 今回の模擬授業を通じて多くの改善点が見つかりました。その中でも1番の改善点は
「最終的に子どもたちがどのような意見を持つと良いのか」
ということが明確になっていなかった点だと考えます。

 その部分が明確になっていなかったため、途中の発問は脱線してしまい困惑させてしまいました。はじめに最終目標を明確にしておき、その上で発問や揺さぶりを考え授業構成していかなければならないと思いました。また、最終目標に到達するためにはどのような発問を行っていくべきなのかという授業のつながりの大切さを学びました。

 その後玉置先生からの助言を頂き、模擬授業を再び途中から行いました。自分では考えることのできなかった発問の仕方や揺さぶりの仕方について学び、感銘を受けました。「ことばのまほう」といった題材名を用いてまとめを行うという意見には驚いたとともに、子どもたちにとってとても分かりやすい授業になると感じました。

 今回はとても悔しい結果に終わりました。自分が思っていた通りに授業を進めることができなかったことや、実力不足などすべてが悔しかったです。同時に、この環境でこれからも学び続けられるありがたさも感じることができました。自分の授業に対して助言をしてくれる同期のみんなや玉置先生には感謝の気持ちでいっぱいです。

 次模擬授業を行う際には、今回よりも必ず良い授業ができるようこれからも学び続けていきたいと思います。(長谷川)

4月22日 情報リテラシー連続セミナー@東北大学での学び 9期生 荒木歩華

 9期生の荒木です。4月22日に行われた情報リテラシー連続セミナー@東北大学 に参加させて頂きましたので、学びを記事にしていきたいと思います!

 今回、川上康則さんに「教室マルトリートメントを防ぐ」という内容でご講演頂きました。

○ 教室マルトリートメントとは
 今回のセミナーのテーマとなった「教室マルトリートメント」とは、教室で繰り広げるられる不適切な関わり のことです。今回初めて聞いた言葉でした。

○ 適切な関わりとは
 教師としての子どもとの適切な関わりは「子どもが人や世界に信頼関係をもてる関わり」であることを学びました。なぜなら、子どもがルールよりも信頼関係(ラポール)に従うほど、子どもとの関わりに重要であるからです。また、子どもが信頼でき、安全基地の役割を果たす大人の存在が、子どもを主体的に育てるからです。

○ 子どもが信頼できる大人とは
 子どもが信頼できる存在の要素はいくつかありますが、その中でも今回のセミナーで印象に残っている要素を記事にしたいと思います。

 1つ目は、子どものこと(存在、意欲、プロセス、行動、成長、結果)を認めてくれる存在です。子どもの存在自体を認め、今日もこの場にいてくれてありがとう と伝えることが大切であることを学びました。

 また、笑顔と良い機嫌をキープできる人がいつもそばにいることで、子どもが、自分は肯定されていると思えることも学びました。私が子どもの時、親や先生の顔をよく見ていたことを思い出しました。

 2つめは自分のことをわかってくれる存在です。子どもの言葉の背景に視野を向け、コミュニケーションを通して子どもを理解し、子どものもがきを代弁することが大切です。

 例えば、暴言の正体はネガティブ感情の語彙の乏しさであり、心理的に追い込まれた状況に適応するための適応機制の一つであることがわかりました。今までの私は不快感情を受け止めるだけの耐性がなく、子どもの言葉そのままが子どもの気持ちであると判断していたと思うので、この言葉にはハッとさせられました。上からより、横からの関わりが大切であると学びました。

○ 子どもの見方を変えよう
 セミナーで印象に残った言葉のひとつに「自分の基準に子どもを当てはめるな」という言葉がありました。教師はなにかの目的を持って授業や活動をする以上、求める姿があり、その求めるラインに達しなければ心がざわついてしまいがちです。しかし、できなくても「今はこういうもの」「いつか出来るようになる」という気持ちで待つことも大切だとわかりました。子どもができないことばかりに目を向けず、上手くいった時に なぜ上手くいったのか考え、上手くいった条件や環境を分析することが大切だとわかりました。

○ 最後に
 表面だけの関わりだけではなかなか信頼関係は築けません。強い圧をかけられる先生はクラスを統率し、コントロールすることができますが、それでは子どもからの信頼は得られません。かといって、弱い圧しかかけられないのでは、叱られても怖くない、ゆるい先生と見なされてしまいます。

 子どもから信頼を得るには、子どもを内側から理解し、子どもを認めてあげることが大切だと思いました。子どもと信頼関係を築くことは容易ではありませんが、伴走者として、子どもが納得感を持って主体的に行動できるよう、努めていきたいと思います。

 今回貴重な学びを機会を与えてくださった皆さん、一緒に学んでくれたゼミ生のみんな、ありがとうございました。(荒木)
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4月25日9期生ゼミ 模擬授業を振り返って(石上)

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 こんにちは!9期生の石上夕貴です。今回は第三回のゼミで行われた模擬授業での学びについて記事にしていきたいと思います!

 今回は「だれにたくさんあげようかな」を題材とした、取り得る行動の検討を取り入れた模擬授業と、「正直五十円分」を題材とした、ゆさぶり発問を取り入れた模擬授業の二つでした。その中で学んだ教師の声掛けについてまとめます。

 1つ目は子どもたちに発言させる際は「分かる人」と問いかけるのではなく、「思った」や「感じた」が適切であることです。「分かる人」と問いかけてしまうと、自分の意見は正しくないかもしれないと思い、発言しにくくなってしまうからです。

 2つ目は「他に意見がある子」と聞くのではなく、列ごとや手を挙げた子全員に当てるなどすることです。「他に」という聞き方をしないことで、同じ意見でも自分の言葉で説明できたり、新しい意見を引き出すことができると知りました。

 3つ目は挙手した子だけでなく、子供達の表情を観察し褒めながら当てるということです。表情に限らず「褒めながら」当てることで、本人だけでなく周りの子どもたちも真似しようとするので、学級全体で良い雰囲気を作ることができ、積極的な発言も増えると思います。

 これらは道徳意外にも言えることであり、教師の発言一つ一つで、子どもたちの反応や意見の広がりも大きく変わってくると感じました。また子どもたちの反応は、発言だけでなく、表情にも表れるため、子どもたちの様子をよく観察しながら授業をすることが大切だと改めて感じました。(石上)

4月28日犬山市立犬山中学校での学び(特別参加・島田)

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 初めまして、玉置ゼミ特別参加の島田です。

 4月28日に犬山中学校の授業を参観させて頂きました。中学校実習前でまだ実際の授業を見たことが無かったのでかけがえのない経験になりました。犬山中学校がとても体力のある学校ということを感じました。理由は2つあります。

 1つ目は先生方がとても明るく活動に参加されていたところです。指示を出して終わるのではなく、一緒に活動にされていてとても素敵だと思いました。ある先生は本文を読むスピードを一緒に競争されていて、生徒も先生に勝つために一生懸命に読んでいました。生徒たちみんなが活気溢れる活動をしていて勢いのある授業を作りたいと改めて思いました。

 2つ目は、ペア活動やアクティビティに1つも同じことがされていなかったところです。授業を見せてもらう予定の先生がお休みされたということで、十数分刻みで沢山の授業を見せていただけることになりました。時計回りでペアを交代したり、同じ意見同士、異なる意見同士での意見を交換したりとグループ活動に沢山の手法が使われていました。また、他のクラスの振り返りを先生が紹介し、子どもの声を活かした授業が行われていました。

 今回の見学で学んだことは2つあります。1つ目は、振り返りについてです。英語や国語だけでなく、体育でも振り返りカードを書く活動がありました。その中である生徒が「先生見て!」と他教科の教員に見せに行く姿があり、とても素晴らしいと思いました。校長先生が振り返りをなぜ書くのかを聞かれたところ、「振り返りをすると次の授業に役立つ」とある生徒が答えたそうです。

 2つ目は、生徒の声で授業をつくるということです。3年生の英語で、現在完了形の穴埋め問題を解いているときにhas goneと書いている生徒がいました。グループ活動になり、その子は班員の回答見て、首を傾げながらhas beenに書き直そうとしていました。しかし、その時先生が「消さなくていいよ。間違っているか合っているかは今ちょっと分からないけど、皆で考えてみようよ。」と声をかけていました。先生がすぐに答えを出さず、クラス全体で学んでいる姿を見ることができました。

 国語の意見交流の時間で、先生も見回りながら生徒たちと意見交流されていました。その時、先生が「今、ここらへんから◯◯って聞こえたな、聞かせてよ」と輪の中に入っていかれました。また、その先生は「学びの天気」を使い、他学級の振り返りも紹介されていました。振り返りは生徒自身の学習の調整だけでなく、教師自身の授業評価でもあり、授業改善の大事な道しるべである、ということを学びました。

 私の学びが深まったと感じたのは、「振り返り」についてです。私が小中学生のときに書いてきた振り返りは、先生が書いてほしいことを書く活動になっていました。しかし、振り返りの取り組み方次第で、生徒たち自らが生き生きと振り返りに取り組み、生徒たちの成長が可視化されたり、自分に足りないことが具体的にわかるようになったりする、とても大切なことであると再認識ができました。

 そこから、振り返りに書かれたことを教師が「見取り、つなぐ」ことで学級、クラス全体で学んでいく集団になれると考えました。しかし、教師が生徒の意見や考えを正確に見取り、つなげるのには日ごろからの生徒の観察だけなく、器量の大きさや専門的な知識が必要不可欠です。これから、例えば一つの文法の導入でも、どのように学ぶ意欲を引き出すか、何処でつまずきやすいかを考えながら勉強していきたいです。

 犬山中学校の勝村校長先生をはじめ、先生方、玉置先生、教育実習前に貴重な機会を頂きありがとうございました。教員になり少しでも子どもの成長に携われるように、今できることをやり切ります。(島田優太)

4月28日犬山市立犬山中学校での学び (安藤)

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 こんにちは、8期生の安藤です!

 4月28日に犬山中学校に訪問させていただきました。4時間目の英語から参観させていただきました。温かい給食を先生方といただいた後、家庭科・国語・体育の授業を観て今回もたくさんの事を学ばせていただきました。
 
 ではさっそく、学びをまとめていきます!

○ 「出力」が子どもの生き生きした姿に繋がっていた!
 犬山中学校の授業は生徒が活動する(=出力する)場面がたくさんありました。出力には学ぶこと(=入力)も必要です。しかし、それ以上に交流したり、実際に活用したりすることを通して、自分自身で学びを深めていく・自分の力に変えていくことに繋がっていることが分かりました。改めて、子ども同士の交流する時間・活動する時間の大切さを感じました。

○ 子どもをつなぐには、つぶやき板書法も有効⁉
 グループやペアで話し合った後、全体に戻った時、せっかく深まった考えが全体に反映されないときがあります。そこで、話し合っている最中の子どものつぶやきを板書しておきます!話し合い後、振り出しに戻ることなく、子どもたちで深めた考えを全体にも共有するきっかけになります。

○ 振り返りで見取る
 今回参観させていただいた授業の最後は、必ず振り返りと共有をされていました。振り返り&交流を通して、自分の心がどのように動いたのか、もやもやしたことは何か自分の状況を見取り、次の学びにつなげていくために欠かせない活動だと思います。

 教師にとっても、振り返りを通して子どもの状況を見取ることができます。子どもの状況を見取りながら、子どもの振り返りの言葉から授業を始める等、始めに子どもありきの授業を心がけていきます。

 授業のデザイン工夫も大切です。しかし参観させていただいて、生徒が生き生きと授業に取りくむ姿は、校長先生をはじめ、犬山中の先生のパワフルで明るいお姿があるからこそだと思いました。参観している私も、先生方や生徒の様子から知らず知らずのうちに笑顔になっていました!学びだけでなく、人間性も磨くぞ!と先生方の情熱に感化されました。

 そして校長先生やゼミ仲間と食べる温かい給食もとても美味しく、心も温まりました。手作りの味が体にしみわたり、心のエネルギーもチャージされました!給食パワー、凄いです。

 学びを記事まとめましたが、正直、強く心に刺さるものがたくさんあり、まとめてもまとめきれません…!このもやもや感を、他のゼミ生の記事を見ながら“振り返り”、自分の中での学びをさらに深めることにします!

 今回も貴重な学びの機会をいただき、犬山中学校の先生方、玉置先生、本当にありがとうございました!!(安藤)

4月28日犬山市立犬山中学校での学び(柴山)

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 こんにちは!8期生の柴山です。4月28日に犬山中に訪問させていただきました。今回は、1年生家庭、2年生体育、3年生国語を参観させていただきました。全体を通じて、犬山中の生徒は書く、話すなどの自分の考えを表現する活動に慣れていたことが印象的でした。校長先生の朗らかな雰囲気が生徒にまで伝わっており、生徒が明るく、元気に活動に取り組んでいたことも記憶に残っています。

〇 家庭(食生活について)
 食生活に関したすごろくをグループで行う授業でした。班での活動が円滑に進むよう、説明を行った後に「〜の班なら、誰が何するってこと?」のように活動内容を確認していたことが印象的でした。今回のように、生徒自身が考えながらルールの確認を行う場面を設定して活動中のトラブルを減らすことが重要だと思いました。

 活動に入る前の注意点として、「班の中の4人に伝わるように。」と指示しており、生徒は落ち着いて活動に取り組めていました。話し合いの姿勢や、学級全体の雰囲気は、こうした授業中の指示の積み重ねからつくっていく必要があることを学びました、

〇 体育(ベースボール型)
 授業が終わると同時に、生徒は集中して自分の考えを振り返りシートに書いていました。多くの子があっという間にシートの欄を埋め尽くしており、書く活動にとても慣れている印象を受けました。

 勝村校長先生がある生徒に「なんで振り返るといいの?」と声をかける場面がありました。生徒はすぐに「振り返りを書くと、やったことが蘇ってきて自分の力になる。」と答えていました。生徒自身が振り返りの価値を理解しており、主体的に学ぶことができていることに驚いた場面でした。
 
 協議会から、前回大量失点されたという振り返りから、本時の「守備に重点をおいて、最少失点で抑えるにはどうするか」という目標につなげていたことを知れました。自分たちの振り返りが授業に活かされている実感を持ち、必然性のある目標設定につなげるためにも子どもの振り返りを授業に活かすことは大切であることを学びました。

〇 国語
 1〜4から自分の立場を選択し、最初に同じ意見の人たちと交流を行っていました。他の意見を持った子5人以上と話す場面や、少数意見の子の考えを全体に共有する場面を先生がつくっていました。活動中、少数派の意見を聞き、紙にメモしている子もいました。誰もが安心して意見を言える場面をつくることで、多数派の意見の子が少数派から学べる機会を私もつくっていきたいです。

 他クラスの子の学びの天気をスクリーンで共有していたことも印象的で、ICTを使うことで学級を超えて学びあえることを実感しました。

 今回も快く訪問を受け入れてくださった犬山中の皆様、ありがとうございました。学校訪問に行かせていただくたびに、教員になりたい気持ちがますます湧いてきます。教員採用試験が間近に迫ってきました。残された時間、ゼミ全員で精一杯がんばります!(柴山)

4月28日犬山市立犬山中学校での学び(澤本)

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 こんにちは!8期生の澤本です。今回は先日、訪問させていただいた犬山中学校での学びを記事にさせていただきます。

 今回は家庭科・国語・体育の授業を観察させていただきました。まず、どの授業でも共通していたことが子ども同士のつながりが濃かったことです。どのクラスでも子ども同士で会話し、指示がなくても話したりつぶやいたりして対話しながら学んでいる印象を受けました。

 家庭科の授業では先生の声掛けの工夫に驚きました。先生が全体指示をした後に子どもがグループ内で説明をすることに対して、「先生は今、クラスのみんなに聞こえるように話しているけど、グループ内で話すときはグループの3,4人に聞こえる声でいいから。変わりにその人たちにはしっかりと説明してね」とおっしゃっていました。ただ「説明して」と指示するのではなく、「グループの人だけでいいよ」と言うと、同じことでもより簡単に、ハードルが下がったように聞こえ、子どもは「それぐらいならできそう」と思えると感じました。声掛け一つでも工夫することで子どもの意欲を高められることを学びました。

 体育の授業では、振り返りを書くときに、ただ感想ややったことを書くのではなく、ねらいとつなげて視点を設けていました。視点を設けることで今日の授業の学びを深めることができ、全員が黙々と書いていました。私が受けてきた体育の授業には振り返りを書くことはなかったので、やりっぱなしで終わっていましたが、しっかりと子どもの学びになっていることを感じました。

 国語の授業では、学びの天気を活用して子ども同士が自分と同じ意見・異なる意見と交流し、孔子の考えと自身を結びつけていました。様々な友達と交流することで意見があまり書けていない子や話せていない子も聞くことで学び、最後の振り返りをしっかりと書いていました。また、学びの天気を用いて、他のクラスの意見にも容易に触れることができ、教室の壁を越えたつながり、学び合いをしていてとても学びになりました。

 今回も学校訪問を通して多くのことを学ぶことができ、教職の良さや子どものかわいらしさに触れることができました。教員採用試験まで3か月を切りました。8期生みんなで努力して全員で夢をかなえたいと思います!犬山中学校様、今回もありがとうございました!また機会がありましたらよろしくお願いいたします。(澤本)

※ 写真は家庭科授業での一場面です。

4月28日犬山市立犬山中学校での学び (新谷)

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 先日、犬山中学校へ授業を見に行かせて頂きました。犬山中学校は3回目の参加となりましたが、毎回生の授業を見させて頂くことで、自身の学びになっています。

 今回の授業の中で、まず印象に残ったことは先生方の明るさです。校長先生を筆頭に、犬山中学校の先生方ははとても楽しそうに授業をしている姿が印象的でした。先生の楽しそうな姿を、見ていると私まで楽しい気分になってきます。きっとこの先生の楽しそうな姿は子どもにも移るのだろうと感じ、教師の明るさという大切さを学びました。

 次に授業についてです。私は国語専修なので、今回は特に、国語の授業について感じたことを話させて頂きます。

 今回の単元は、孔子の考えから、自分たちの生き方について考えようというものでした。

 まず印象に残ったことが、先生の子どもへの声かけです。子どもが孔子の考えに対し、「楽しくやってた方が、、なんて言えばいいんだろう」と言葉をつまらせていた時に、先生は、そこの表現を自分で言えるようになったら国語力アップだねと声をかけていました。教師があえて表現について助言をしないことで、子どもが自ら思考し、より良い言葉を探し出そうとする、話す力が身につくような声掛けだと思いました。

 また、子どもが「この子いい意見を言ってたよ」と言ってた時に先生が取り上げて価値付けしていました。子どもは恥ずかしそうにしていましたが、嬉しそうな表情が私にも伝わってきて、子どもの良さを積極的に価値付けすることは子どもの喜びになり、自信にも繋がるということを実際に目で見て学ぶことが出来ました。

 このように机間指導から、子どもの話す力を伸ばす声かけや、子どもの意見を価値付けができるのは、日頃から子どもを見て、観察して、子どものためにという思いをもたれて指導をしているからなのだろうと感じることが出来、自分が教師になってから生かしていきたい姿でした。

 次に、この活動を見ている時に、対話について考えました。子どもはお互いの意見を聞いて「なるほど」「あー」というような、聴く姿勢があることが見られましたが、その意見について何か具体的な反応や返しをする姿があまり見られなかった印象がありました。「なるほど」「あー」といった反応の裏に、何か意見に対しての思いは持っているのかもしれません。また、このような姿が対話ということになっているのであれば、私の知識不足です。

 しかし、そのような反応だけで終わるのではなく、子ども同士で意見を交わし合い、思ったことを伝えたり、相手の意見に共感して話を発展させたり、子ども同士がお互いの話を聴きに行く、聴くことでなにか感じ取ったりできる対話にするにはどうすれば良いのかと、対話的な学びについてゼミのみんなでもっと追究したくなりました。

 今回も、書ききれないほどの多くの学びを得ることが出来ました。教員採用試験が近いので、今回の学びも生かしていき、残りの期間も頑張っていきます!貴重な機会をさせていただき、ありがとうございました。(新谷)

4月22日情報リテラシー連続セミナー@東北大学【川上康則先生のセミナー】に参加して(柴山)

 こんにちは!8期生の柴山です。4月22日の川上 康則先生のセミナー「教室マルトリートメントを防ぐ」にオンラインで参加させていただきました。自由度が高く、チャット欄がとても活発なセミナーでした。
 
 教室マルトリートメントは、体罰などの虐待だけでなく、子どもとの関わりを怠たりなども含んだ「教室で行われる不適切な関わり」のことを指すらしいです。)

 川上先生がスライドで説明していることに関連した直近の悩みを、チャットで参加者同士が話し合ったり、聞き逃した内容を参加者同士伝え合ったりするあたたかい雰囲気で進められていました。

〇 子どもが今まで育ってきた文化を大切にする
 特別支援教育の考え方として、「その子がどんな環境で育ったか知ること。本人の築き上げた歴史を基盤に変えていくこと」という話が印象に残っています。子どもに前年までの教員との関わり方が染みついているのであれば、その関わり方からスタートし、少しずつ変えていくことも大切であると思いました。やはり、はじめに子どもありきの考え方で接していくことを心がけようと思いました。

〇 子どもが自分の守備範囲を広げてくれている
 対応に困った時、子どもを「自分の基準に当てはまらない存在」と見るのではなく、自分の対応力を広げてくれている存在だと見ることが大切という考え方です。対応できないときは、まず自分を磨いて次は対応しようと考え、どんな子どもとの関わりの中にも楽しさを感じることができるようにしていきたいです。

〇 やる一択の状況からの脱却
 私は、「やる」を前提とした自己選択の考え方しか自分が持っていなかったのではないかと思いました。子どもの実態に応じて、「限定的な参加」や、「やらない」も含めた自己選択を尊重し、一歩ずつの成長を見取り、認めていける存在になりたいと思いました。

 先生が笑顔と、朗らかさをキープできれば、子どもにとっても学校は気持ちよく過ごせる場になると思います。子どもを柔軟に見取り、心に余裕をもって関わるための考え方を多く持てるように学んでいきます。学びの多いセミナーでした。川上先生、本当にありがとうございました。(柴山)
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4月25日9期生ゼミ 模擬授業を振り返って(古川)

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 こんにちは、玉置ゼミ9期生の古川です。今回は私の模擬授業の振り返りを書いていきます!

 今回は小学校4年生向けの「正直」五十円分という題材で授業を行いました。
 
 前回のゼミでいわれた子どもの発言に言葉を足さない・板書を書きすぎない・音読時、発問をするがそれすぎない様にする事を意識できた授業にはなったと思います。
 
 しかし、反省点が多く悔しい結果となりました。授業を終えての反省をまとめていきたいと思います。
 
・内容がわからない
 資料を渡さず音読を最後までした結果、発問時子ども役が前半部分の内容が分からなくなってしまいました。音読をしている途中でポイントとなる部分(今回ならお金の動き)を児童に確認しながらやっていく必要性を感じました。

・発問の仕方が悪い
 私は「分かる人ー?」や「他にある子ー?」という様に発問していると指摘されました。道徳に正解はなく、分かるではなくて何を思ったか・感じたか聞いていくべきだし同じことをいっても良いと学ばされました。

・まとめが上手くない
 この教材を学んで何を児童に伝えたいのか、どのようにまとめるのかプランニングできていなかった結果、訳の分からないことを言ってしまいました。まとめはちゃんと考えてから授業します。

 ゼミ生・玉置先生の指摘は本当にその通りすぎてまだまだ私は伸びしろがあるなと感じました。玉置ゼミでの初めての模擬授業は楽しかったです。次回やる際は成長した姿を絶対見せます。(古川)

玉置先生の飛び込み授業からの学び(柴山)

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 8期生の柴山です。4月20日、一宮市立瀬部小学校、4年生、5時間目算数授業での玉置先生飛び込み授業の記事です。※授業記録につきましては、玉置先生の「2023年4月20日仕事日記」を是非お読みください。

 授業前の学級へのあいさつでは、「名前を覚えてね。一回しか言わないよ。先生の名前は玉置崇です」と紹介し、児童に復唱させていました。「先生」とつけた人は社会性があることを伝え、もう一度復唱させていました。短い時間のあいさつでさえも、子どもの雰囲気をつかむ機会にしている玉置先生は流石だなと思いました。

 その後、どんなクラスか子どもに問いかけたり、子どもの様子をネタに、そこについての軽い問いを何人かに聞いたりしていました。スムーズに授業の時間につなげており、やはり落語の先生ならではの展開だと思いました。

〇授業は間とテンポ
 挙手指名時、一度に何人かまとめて子どもを指名していました。「全員同じような意見でもいいからいってみよう。」と伝え、連続して発表させることで授業の流れを止めることなく進めていました。子どもの発表の時間を多くとることにもつながっていました。
一人ずつ挙手指名して、「他にはありますか?」と毎回流れを止めてしまうよりも、こちらの方がスムーズだと感じたので、私も実践していきたいです。

〇子どもの振り返りを活かした導入
 冒頭では児童を意図的に指名し、学びの天気に入力した前時の振り返りを全体に共有させていました。ただ児童が振り返りを発表して終わるだけでなく、「足したり引いたり」がキーワードであることを教師が価値付けて今回の授業の方向性を示していました。
 周りの子どもが、ただ人の振り返りを聞いて終わってしまうだけでなく、他の子が振り返りにコメントする機会をつくっていたことも印象的でした。学んだことを自分の言葉で表現し、人に伝える振り返りの大切さを学級全体で実感できる場面だと思いました。

〇子どものつぶやきを拾う
 つぶやきといっても、声に出された言葉だけを拾うだけではありませんでした。授業中、表情や動きでも、子どもは表現していることを実感しました。わからなそうな表情をした子どもにも、「今難しい顔をしたね。授業は正直でいい。」と声をかけ、わからないことを正直に表現する大切さを伝えていました。

 発言者の内容が全体に伝わっていなさそうな雰囲気の時は、一度ストップを入れ「彼が言っていることわかるって人?」と投げかけたり、手で角の測り方を表現している子に「みんなに見せてあげて」と声をかけたりすることで、子どものつぶやきを全体に共有していました。つぶやきをきっかけに、隣同士で相談する機会も作っていました。

〇はじめに子どもありきの授業展開
 最初の発問では6人指名し、全員が黒板を使って考え方を共有していました。「180°+何°」の考え方を使って欲しい場面でしたが、最初の二人は「360°−何°」の考え方を使っていました。授業で自分の想定とは違うやり方が出てきても、子どもの反応に応じて自然な流れで授業を進めていました。

 いつでも意図的指名できるよう、黒板に「180°+何°」のやり方で解いた子の名前を板書していたことも印象的でした。子どもの言葉や考えから授業を進める、「はじめに子どもありき」を実感しました。 

 初めて顔を合わせる子ども相手に、玉置先生はどのように授業をしていくか、とてもワクワクしながら授業を参観させていただきました。本当に貴重な体験をさせていただきました。玉置先生、瀬部小学校の皆様、本当にありがとうございました。

 今回、僕が言語化できていない部分でもすごい技術が多く詰まっていたと思います。今回の授業は、映像化して残るそうです。何年後かにまたこの授業を見て、今回気づけなかった部分にも気づいていけるように自分をアップデートしたいです。(ちなみに、授業中玉置先生がほめた回数を数えていましたが、ほめ言葉の数が多すぎて途中で数えることをあきらめてしまいました。)(柴山)

4月26日8期生ゼミでの学び(寺尾)

 みなさんこんにちは、8期生の寺尾です!!

 4年生が始まりあっという間に1ヶ月が過ぎようとしていますね。最近はゼミの後にみんなで小学校全科の問題を出し合ったりゼミの復習をしたりしていて楽しく勉強できています!!

 今回は4月26日のゼミでの学びをまとめます。自己PRをテーマとしてノウハウを教えて頂き面接練習を行ったあと、玉置先生から助言を頂きました。

【玉置先生から教わった自己PRのノウハウ】
○遠慮なく思い切って話す
→自己PRに謙遜は必要なし!!堂々と自信を持って話すことを意識!!
実際に、全員がこのことを意識して話すことが出来ていて、自分の良さを伝えようという強い気持ちが伝わってきました。自分も皆のように堂々とアピールする気持ちをもっていくよう努力します。

○私を落としたら損だという気持ちで伝える!!!
→これも先程と似ていますが、話し方に加えて気持ちが乗ると、より面接官に強い思いを伝えることが出来ると思うのでぜひ意識したいです。

○その強みが子どもにとってどのように良い影響をもたらすのか
→教師としての視点を入れ、教師として生かせる良さを必ず入れる。
これがなければ自己PRにはならないほど大切なポイント!!!

 この3つを意識して自己PRをしていきたいと思います。そして、自己PRや志望動機は何を追質問されても答えられるよう対策をしていきます。

 次のゼミが半月後でとても遠く感じています(笑)みんなの鋭い意見や積極的に学ぼうとする姿勢が私の刺激となります。みんなで学び合い頑張ろうとすることができているのは、このメンバーだからだと思うので、この恵まれた環境を活かしてみんなで頑張ります!!

 また今日は授業後にあさくまに行き、玉置先生にご馳走していただきました!!久しぶりの皆でのご飯すごく楽しかったしたくさん笑って幸せでした!!玉置先生本当にありがとうございました!!!(寺尾)
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4月24日8期生ゼミでの学び(村松)

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 こんにちは!8期生の村松咲です^o^
 今日は子どもにとっての「安全基地」である教師の役割と、そうあるべき理由について考えを深めました。

◯「安全基地」とは?
 私は、「安全基地」とは、挑戦者が帰ってくる場所であり、挑戦者を送り出す場所であると考えました。これは、川上康則先生の「人が主体的な行動を起こすには「安全基地」の役割を果たせる大人が必要である。」という考えに基づきます。

 例えば学校教育において、子どもが何かに挑戦(環境探索)するとき、教師がそれが成功すれば喜び、失敗すれば慰める等の行為をします。これが、帰ってくる場所としての役割です。そして、子どもが再挑戦・新たな挑戦へと向かおうとするとき、喜んで背中を押します。これが挑戦者を送り出す場所としての役割です。

 このように、教師がこの二つの役割を果たす「安全基地」となることで、子どもは挑戦が成功しても、失敗してもありのままを受け入れてもらえるという安心感と、新しい挑戦を応援して支えてくれる心強さから安心して主体的に行動し、挑戦し続けることができると私は考えました。

 以上のことから、私は挑戦する子どもを支え、挑戦し続ける子どもを育成するために、子どもにとっての安全基地であるべきだと結論づけました。

◯自身の体験と夢
 また、今回「安全基地」について考えた際に、自身の環境探索の経験が思い出されました。私はコツコツ努力することが大の苦手で、特に人に見えないところで努力を継続することができた試しがありません。これは、努力して結果が出なかったら怖い、自分のやってきたことの意味がわからなくなってしまうという不安や、努力しても成功しなければ何もしてこなかったのと同じだという(偏屈な)考えによるものです。一人だといつも努力を継続することができません。実は、頑張れないことは私のコンプレックスの一つなのです。

 そんな自分が目標を達成することができたのは、決まって誰かが「安全基地」となり、私の努力を支えてくれた時でした。努力すること、挑戦することそのものに価値を見出し、素晴らしいことだと言ってくれる存在によって「挑戦するだけでも十分に意味があるのだ」と感じました。そして、成功したら自分のことのように喜び、失敗したらそれはそれで良い経験だと言ってくれる存在によって、結果がどうなっても受け入れてもらえると感じました。また、失敗はただ失敗であるのみでなく、いつかの成功をより感動的に盛り上げるためのスパイスだと思うことができました。

 このように、私は誰かが安全基地になってくれた時に、挑戦すること、努力することを継続できました。
 
 自分の身をもって子どもにとっての安全基地の重要性を体験した私は、教師になった時、自分も子どもたちの「安全基地」でありたいと考えています。挑戦してきた子ども達を優しく包みこみ、次の挑戦に向かう子ども達の背中を強く押せる教師になり、子ども達が挑戦への不安を感じることなく、主体的に挑戦・努力し、自分の可能性を見つけること。そして将来、自分の手を離れた子ども達が、その後も生涯に渡って自らの手で世界を広げていけること。それが私の夢です。

◯まとめ
 今回は教師の「安全基地」としての役割やその意義、実体験から学んだ「安全基地」の重要性と自分の夢について綴りました。気持ちをこめたからか、気づいたらこんなに長い文章になってしまいました。ここまで読んで頂きありがとうございました。m(_ _)m

4月25日9期生ゼミ 模擬授業を振り返って(古賀)

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 こんにちは、9期生の古賀です。今回は、第3回ゼミで行わせていただいた私の模擬授業の振り返りについての記事書いていこうと思います。

 今回、私は小学2年生向けの「だれにたくさんあげようかな」という読み物を題材に道徳の授業を行いました。この話を簡単にまとめると、主人公のうさぎが、引っ越しを手伝ってくれた3匹の動物に対して4個のケーキをどう分けるか迷ってしまう話です。この題材を元に、色々な考えがあることを知り、いつも自分が正しいわけではないことに気づくことを到達目標におき授業を考えました。

 自分自身で上手くいったと思うことは、前回のゼミでの大きな学びである、「子どもの意見に教師が付け足さない」ことと、題材選びだったと思います。展開の是非はあれど、取り得る行動の検討の場面と授業終わりの感想戦では教材研究として、良い感じに盛り上がったと思います。

 一方で反省すべき点も多々ありました。致命的なのを上げると、
・手元の資料を見ながら話してしまい、児童を見ていなかった点。
・音読するスピードが早かった点。
・答えにくい発問を投げかけた点。
・小学2年生にはわかりづらい活動を行った点。
・出た意見に番号を振らなかったため、他の人の意見を書き写すことから始めなければいけなかった点。
 これらのことを指摘を受けて、もっともだと思ったのと同時に授業中に意識することはたくさんあり、やっぱり授業は難しいなと改めて思いました。

 最後に、私の模擬授業を受け、色んな視点からの意見を下さった、玉置先生、9期生のみんな、ほんとにありがとうございます!まだ3回しかゼミをしていないのにどんどん授業力が上がっていくのを感じています。これからも楽しみながら学び成長していきます!!(古賀)
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教育資料

一人で抱え込まないで

卒業論文