小学校教育実習を終えて(古賀)

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 こんにちは、9期生の古賀です。9月月初から4週間行わせていただいた、小学校実習を無事に終えることができたので、そこでの学びと感動を記事にしていきます。

 私は、元気で授業中に活気のあるクラスに配当されました。実習期間中、児童と指導教諭に恵まれて、大変なこともありましたが毎日充実して過ごすことができました。子どもたちの「自立」を大切にされている先生の下で、子どもたちとの関わり方など数多くのことを学ばせていただきました。
 
 計8回の授業をさせていただいて、初めは上手く出来なかった、つぶやきを拾って発問に繋げていくこと、褒めること、見て分かる板書をすること、訳を考えさせることなど、授業を見てくださった先生方の指導で出来るようになったことも多い。しかし、まだまだ褒められたものではないと思うのでもっと磨きをかけていきたいです。

 研究授業当日の朝は緊張で落ち着かなったが、教室に入って子どもたちと話すなかで、緊張も解け落ち着いて授業をすることができたと思います。途中、進行を誤った場面があったが、あまりノートを取らない子が一生懸命書いてくれたこと、普段あまり挙手をしない子の挙手、ハンドサインなど、子どもたちに助けられて無事に終えることができました。しかし、改善点は少なくなく、黒板を向いて板書していることが多い、よく話す子のコントロールの仕方、指示に対しての疑問、自主的に動いた子の価値付け、教科書のまとめにプラスで児童の考えを入れさせることなど多くのことをご指摘いただきました。

 最終日には、お別れ会を開いていただき、子どもたちと一緒に遊び、素晴らしい時間を過ごしました。いつも元気で明るい子どもたちが泣いてくれている姿に私も涙が止まりませんでした。今でも思い出しては胸が熱くなります。

 まだまだ発信したいことはありますが今回はここまでに。実習中に出会った、子どもたち、そして先生方には、本当に感謝しかありません。ここには書ききれないほどの学びと感動が得られた、小学校実習は私にとって最高の宝物です。今回の学びと反省点を生かして、数週間後の中学校実習に臨みます。(古賀)

※写真は配当クラスからいただいた手紙です。モザイク処理をさせていただいておりますがご容赦ください。

小学校教育実習を終えて(石上)

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 こんにちは!9期生の石上です!先日、4週間の小学校実習が無事に終わったので、特に印象的だった実習での学びや気づきを記事にしていきます。

 1つ目は、教師が本気で子どもと向き合えば、子どもたちも一生懸命その気持ちに応えようとしてくれるということです。例えば、授業ではどうしたら子どもたちが分かりやすいと思えて、みんなが参加できる授業になるかを考えると、授業で一生懸命考えて反応してくれたり、ノートに自分の意見をたくさん書いてくれました。

 また普段の生活では、子どもの話を目線を合わせて聞いたり、外で子どもと一緒になって遊んだりすることで、子どもたちの好きなことやちょっとした悩みを自分から話してくれるようになりました。このような子どもたちの姿を見て、これが子どもと向き合うということなのかなと感じました。

 2つ目は、教材研究の大切さです。担任の先生と授業を考える中で教材研究の重要性を実感しました。授業で使わないとしても、教材に対する自分の考えを持っておくことで、子どもの発言に敏感になり、すぐに反応することができたり、子ども同士の意見を繋げていけるということを感じました。
 
 また、教材研究を自分が納得するまですることができれば、自信を持って授業をすることができるため、子どもたちも安心して学習に取り組むことができると感じました。

 この実習を通して、教師になりたいという気持ちが強くなりました。2年後教壇に立ち、より子どもの立場に立って考え、行動できる教師になるために、玉置先生のもとでたくさんの授業スキルを学び、子ども理解を深めていきたいと思います。(石上)

9月29日小牧市立味岡小学校での学び(柴山)

 こんにちは!稲刈りの様子を見て秋を実感している、8期生の柴山です。今回は、小牧市立味岡小学校に学校訪問させていただきました。探究的な学習はどのような学習なのかを生で学ぶことができた一日でした。

 1限目から3限目までは各学年の授業を参観し、玉置先生の助言を聞きました。中でも、「子どもの間違いから学びを始めることが大切」という玉置先生の助言が印象に残っています。

 児童が、「ふぉーく」を「ほぉーく」と書いたり、「2+6+10=18」を「2+6=8+10=18」と間違えたりする場面がありました。なぜ答えが間違っているのかを話し合う時間をとることで、どの学習進度の子も探究的な学びを行える授業をつくっていけることを学びました。私も、子どもの間違いや困りごとを、どう活かすかを考えながら授業を行っていこうと思います。

〇 4限目 1年道徳 しんせつについて考えよう 「どんぐりの実」

 1年生の学級とは思えないほど落ち着いており、意見を聴きあう姿勢が定着していた学級でした。このような学級だからこそ、子どもの優しく、純朴な意見が出る授業だったのだと感じました。

 授業内容は、ゼミで学んだ玉置先生の道徳のように、ゆさぶり発問をもとに考えを深める授業でした。様々な角度から登場人物の心情を考える中で、意見が正反対に変容していた子どもの姿もありました。

 他の人の考えに多く触れる場を設けていたこともポイントだったと思います。話し合い活動以外にも、テンポよく指名して複数人の意見を聞いていく、先生対生徒で登場人物のロールプレイを行うなど、他人の考えに触れるバリエーションも豊富でした。子どもが楽しんで学ぶには、子どもが考えたくなる発問と、子どもが主体となる活動が大切なのだと思いました。

〇 5限目 6年国語 宮沢賢治が伝えようとしたこと 「やまなし」

 やまなしを通じて、宮沢賢治は何を伝えたかったかを考える授業でした。誰も授業から離脱することなく、学級での「探究」を体現した授業でした。

 伝えたかったと思うことのキーワードを自分で一つ決め、周りの人との話し合い活動を行っていました。宮沢賢治の他作品や生い立ち、やまなしの文脈を基に話し合っていたため、文学的に学びが深まっていました。

 他者の意見を受けて、「最初の考えと変わった。難しい、選べない。」と発言していた子も印象的です。他の人の意見をしっかりと聴き、考えが変容してきていたから出た発言だと思います。今回のように、学級で探究しながら、出口を自分なりに見つけていく楽しい授業を私も作っていきたいです。本当に刺激的な授業でした。

 帰り際、学級経営で「誰一人取り残さない」や「安心」をキーワードにしているという先生のお話を聞きました。今の学級は、「誰かを忘れていないか」「安心できる学級か」などと、子どもに問うことがあるそうです。キーワードについて、学級全体で探究し続けているからこそ、今回のような授業が成り立っていたのだと感じました。来年、私も学級について子どもと探究することを心がけます。

 味岡小学校の皆様、玉置先生、今回も刺激的な授業を参観させていただき、ありがとうございました。本当に楽しい学びができました。あとわずかな大学生活、私も成長し続けていきます。(柴山)

※ 写真は味岡小学校HPより
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9月20日 8期生第1回ゼミでの学び (新谷)

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 こんにちは。8期生の新谷です。先日、後期第1回ゼミを行いました。

 後期ゼミでは、主に赤坂真二先生著の『指導力のある学級担任がやっているたったひとつのこと』を読み、各回の担当者が話し合いを進行させて、学びを深めていくことを行っていきます。

 この日は、「はじめに」に書かれている「真のリーダーシップ」とは何かについてゼミ生と話し合いました。話し合いの中で、私がとても納得した意見が2つあります。

 1つ目は、教育書などの模倣だけで動くのではなく、その教育書で培ったものからさらに子どもの様子や子どもの発達段階に合わせて発揮することのできる力という意見です。

 教育書を読んでただその本の通りにやったからといって子どもが教師についていくということではありません。教師が目の前にいる子どもの姿を肌で感じ、生の触れ合いによってどのようにこどもを導いていくか考え、行動できる力、これが真のリーダーシップに値するのではないかと私も思いました。

 2つ目は、教師が子どもに着いてこいというように導くのではなく、子どものやりたいこと、こうしたいということに教師が全力で向き合い、支える力、これも真のリーダーシップに値するのではないかと思いました。確かに、学級の中心は教師で、教師が子どもを引っ張って導く力も大切ですが、その力が大きくなりすぎてしまうと、教師の圧力で子どもが嫌々ついて行くという状態にもなりかねません。子どもの成長のためにということを前提として、時には下から支えることも教師のリーダーシップとして必要なのではないかと思いました。

 これから、ゼミ生みんなでさらにこの教育書を読み進め、学びを深めていきます。それぞれのゼミ生がこの本に対しどのような思いを持ち、議論できるかとても楽しみです。私も自分の担当部分について読み進め、みんなと深い学びができるようなプレゼンテーションを作れるように頑張ります。玉置先生、8期生のみんな、残り半年も皆から沢山学ばせていただきます。よろしくお願いします!!頑張りましょう!(新谷)

小学校教育実習を終えて(長谷川)

 こんにちは!玉置ゼミ9期生の長谷川です。先日4週間の小学校実習を無事終えました。実習を通じて沢山のことを学んだのでここにまとめていきたいと思います。

 私が担当させて頂いたクラスは、切り替えや人のために動くことのできるクラスでした。日頃から、時間を意識した取り組みや人のために動いている児童に目を向け、声をかける教師の姿がありました。何か善い行いをした際には、必ず認め児童を価値付けている場面も多く見られました。日頃の教師の接し方が児童の態度やクラスの雰囲気に大きく影響すると考えます。

 授業を行う際には、児童が楽しいと思える内容になるよう工夫していくことが大切だと学びました。 児童が楽しいと思う要素は1つではありません。児童の身近なものを取り入れたり、教科書には載っていない知識を伝えたりするなど他にも多くあると思います。
 常に児童の目線に立ち、楽しいと思える要素を多く見つけることのできる教師になりたいと考えました。

 また、私が実習をさせて頂いた学校は道徳教育に力を入れている学校でした。教科書教材をあまり使わず、児童が楽しいと思える内容を取り入れながら授業を進めていました。そして最後には授業の到達目標を必ず達成しています。教材研究力の凄さや、指名の仕方、児童に対するゆさぶり方など多くのことを学びました。 

 授業終盤になると、涙を流す児童も見られました。いつかこのような児童の心に響く道徳の授業ができるよう努力していきたいと思います。

 4週間の実習を終えて、「やっぱり私は小学校教師になりたい。」と強く思いました。お別れ会では、スライドショーに加えてメッセージや合唱のプレゼントも頂きました。本当に嬉しく涙が止まりませんでした。普段笑顔で話している児童の泣いている姿は、とても心に響きました。来週から児童の顔を見ることがないと思うと本当に寂しいです。

 児童や先生方から頂いた言葉や、実習をする中で感じた「児童のために。」という気持ちを忘れず、2年後必ず教壇に立てるようこれからも学び続けていきたいと思います。(長谷川)

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小学校教育実習を終えて(小林)

 4週間の教育実習が終わりました。この4週間、幼い頃からの夢だった「先生」として、子どもたちと関わることができて幸せでした。

 毎日多くのことを学びました。先生方からはもちろん、子どもたちにもたくさんのことを教えてもらいました。子どもたちはどんなことに興味や関心を持ち、目を輝かせるのか。それは予想外の部分であったりしました。

 私は研究授業として「ちいちゃんのかげおくり」全10時を授業しました。授業をする中で、子どもたちは活動することが大好きなんだなと思いました。子ども自身が発言したり、指示された一文を探したり、気持ちを色で表したりしているときが一番輝いていました。そのため、授業を展開する中で教師である自分は喋りすぎず、子どもたちのつぶやきや気づき、感想から授業を進め、あくまで「主役は子どもたち」であることを忘れないように心がけました。

 子どもたちのつぶやきや気づきから授業を展開しようとすると、自分の予想や計画通りにいかないことばかりで、毎回反省の連続でした。しかしその思い通りにならない難しさが面白くて楽しかったです。

 4週間の実習を通して、「教員になりたい」という気持ちが実習前の何倍にも膨らみました。こんなにも充実した4週間になったのは、指導教官をはじめとするすべての先生方のおかげです。今まで受けた恩を、素敵な教師になることで返していけるように頑張りたいです。

 お別れ会でたくさんの子どもたちが私のために涙を流してくれました。そのときに、「2年後に先生になるからね」と約束しました。純粋でまっすぐな子どもたちと交わした約束を、必ず守ります。(小林)
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