2023年10月16日仕事日記

画像1
 本日(10月16日)は、67歳の誕生日。家内からメッセージとネクタイをもらう。ゼミ生らかもお祝いのメッセージが届く。有り難いの一言に尽きる。

 本日締め切りの週刊「教育資料」に連載中の「学習指導要領のイデアを実践する」の原稿書きを1時間ほど。これまで11回にわたってGIGAスクール構想をテーマにしてきたが、今回から「次期教育振興計画」をテーマにして、学習指導要領を言及することに決めて書き始める。目途が立って、移動中に仕上げることができると楽観的に考えて、出発の準備をする。

 今日は丹後学力育成会議(共催 京都府丹後教育局)から依頼を受けた講演のために移動。なんと片道4時間半かかる、僕にとっては長旅。

 地元駅を8時21分に乗車。名古屋、京都、天橋立と乗り継いで、京丹後大宮駅に着いたのが12時57分。新幹線の中で朝食のサンドイッチ、はしだて号の中で昼食の柿の葉寿司を食べる。列車の中で、朝の続きで原稿書き。ほぼ完成。駅からは迎えの車で会場のアグリセンター大宮へ。わずか3分間ほどで到着。

 13時30分開会。丹後学力育成会議委員長挨拶。京都府教育局指導主事による「管内の学力状況と授業改善」と題した課題提起。なるほど!という学力状況グラフを見て、講演の中で、この課題に応える提案をできるだけしようと決意。

 14時から、休憩5分をいれて16時まで講演。演題は「主体的・対話的で深い学びを教室で実現するために〜一人一台情報端末活用を視野に入れて〜」。

 例によって時々問いかけ、ペアで話し合ってもらい、指名をして意見をいただくことも入れながらの2時間弱。皆さんの反応はとても良く、笑っていただきたいところはすべて外すことなく(笑)返していただける一流の聴衆の皆さん。時折、授業技術を紹介しながら、学力形成のコツを伝授。明日から取り組まれることを願う。

 終了後、すぐに京丹後大宮駅へ送っていただく。16時37分、京都丹後鉄道特急「たんごリレー6号」(下写真)に乗車。指定席は僕を含めてわずか三人の乗客。ところが天橋立駅から多くの乗客があり(外国の方も多し)、指定席はほぼ満席。福知山駅で「きのさき号」に乗り換えて京都へ。新幹線で名古屋着は19時55分。エスカ地下街の矢場とんで夕食。ユニクロで父親着用の服を買って地下鉄に乗車。名鉄に乗り継いで、帰宅は21時30分ごろ。

 しばらく休んで、朝から書き始めた原稿の仕上げ。精読して編集へ送信。

 研究室HP記事は、8期生後期ゼミ2回目の記録。澤本君と寺尾さんが書いた。いわゆる輪読会は独特の雰囲気。それが伝わるといいと思いながら発信。
 
画像2

2023年10月15日仕事日記

画像1
 雨の朝。昨日の艶やかで温かい披露宴を思い出しながら仕事日記書き。いつもの喫茶店でモーニング。近くの店で仏花を購入して帰宅。

 8時40分ごろ、家内と家を出て、永泉寺へ向かう。お墓掃除をしてから、あらためての納骨のお願い。9時から本堂でいくつかのお経をあげてもらう。その後、7年近くも納骨されなかったことを推測していただいたり、都会での葬儀や火葬が大きなビジネスになっていることなどをお聞きしたりする。お墓に行き、納骨。お経をさらにあげてもらい無事終了。

 ガストで軽食して帰宅。11月岐阜県教育委員会から依頼の中堅者研修の資料づくり開始。それまでにたくさんの講演をするが、まずは方針が立っているものから取り組んでいる状況。
 
 14時に家を出て、各務原市の津島神社境内にある皆楽座へ向かう。15時から17時過ぎまで、リピート山中コンサートを楽しむ。FBには次のように記録。

 かつてリピート山中さんを小牧市に招いて、市内全25校の小中学校で、「環境コンサート」を開催してもらったことがあった。その仕掛け人の一人が僕。それが今から20年前。2003年6月11日の「環境コンサート」初日の記録を仕事日記で紹介。
***
 いよいよリピート山中さんの到着。以後は休みをもらって、小牧エコネットのメンバーとして動く。
 まず適応指導教室で30分間のコンサート。子どもたちとインタラクティブなやりとりを交えてのコンサート。とってもいい雰囲気に見ていても心があったまる。
 午後は篠岡中学校へ。細かな配慮がされていてありがたい。小牧中での開催の参考にもなった。心配していた音響もなんとかいい調子。エコライフのうたの掛け合いもあって盛り上げる。前説での司会を見て、篠岡中の先生から、玉置先生って何ものですか!と言われてしまった。いいことは広げたい。分別収集の説明もコンパクトにできて、初の環境コンサートとしては及第点だと判断。
 わずかな休憩をはさんで、今度は「地球のうた&なつかしのフォークソング大会」会場へ案内。コンサート前に「いいことは広げたい。良きコンピュータ活用も落語も、そして環境の歌も」と一言。この会場も温かで、無理を言って開催させてもらって本当に良かった。充実度120%。それにしても、すでにくたくた。といって体が疲れすぎているのか眠れない。明日は学校訪問日。本当にいろいろなことが重なってしまった!
***
 久しぶりに本日(2023年10月15日)、そのリピート山中さんのコンサートへ(皆楽座にて)。心の底からあったまる歌をたっぷり聞きながら、20年前を思い出す今日。


 18時少し前に帰宅。しばらく休憩して、明日の訪問先でのプレゼンとルートの確認。片道4時間余の列車の旅。楽しみにして出かけたい。
 

2023年10月14日仕事日記

 今朝も仕事日記書きから。喫茶店でモーニング。10月26日の田原市立伊良湖岬小学校研究発表会での講演プレゼンづくり開始。うっかりしていた愛犬散歩。連れてって(笑)と鳴く声に気づいての散歩。戻って、プレゼンづくり継続。ほぼできたので、校長先生に資料データ送付。

 続いて、11月に訪問する京都府での講演プレゼンづくりへ。この日は3本の講演依頼を受けていて、13時30分から17時までの長丁場。随分先だが、少しでも手をつけておかないと厳しくなるので、1本目のプレゼンづくり。ほぼ完成。

 12時15分ごろ家を出る。ガソリンスタンドに寄り(単価が幾分安くなり助かる)、永泉寺へ。位牌堂解体に伴っての位牌の引き取り。そこで母親が納骨されていないことが判明。明日午前に納骨をしてもらうように依頼して帰宅。

 15時過ぎの電車に乗り、上前津駅から、MIRAIE LEXT HOUSE NAGOYAへ。今日は玉置ゼミ1期生の松井君の結婚式&披露宴。恩師代表として招待を受けて出席。とっても華やかなで温かい式。来賓祝辞では、松井君との9年前の出逢い、12人の1期生をまとめ上げた優れたゼミ長であったこと、新任時代から良い評判が聞こえてくる教師であることなどを紹介。最後は「人生に起こることは全てが必要・必然・ベスト」(船井幸雄)、「グッドタイミング」(桂雀太)であるという言葉で締める。

 同席した1期生で記念撮影。なお、松井君が抱いている赤ちゃんは、中田君のお子さん。

 結婚式に出席させていただいて驚いたのはDX化。招待状から、当日の案内、席次表など、すべてデジタル。一人ずつへのお礼の言葉もパスワードを入れて取得。いっさい紙はない。ここまでできるのだと感心するばかり。世の中がますます変わることを実感。

 帰宅。届いた校正紙「中学1年の学級づくり 365日のアイデア事典」の段取り。ゼミ加入決意文の整理。

 研究室HP記事は、小学校教育実習を終えての記事。古川君が発信。「見通し」「教材研究」の視点からの振り返り。良い学びをたくさんしてきていることが嬉しい。
画像1
画像2

2023年10月13日仕事日記

 まずは仕事日記書きから。いつもの喫茶店でモーニング。愛犬散歩。

 今日は事情があって訪問校がなくなったので、終日時間が生まれた日。「父親に関わりなさい」という神様からの指示だと思って、9時ごろに施設に行き、お手伝いをいただき車に乗せる。車椅子を積み、まずは頭部抜糸のために病院へ。駐車場で車椅子を出して、時間をかけてそこに乗せる。受付、診察、支払いで30分間ほどで終了。次は、父親の状況を伝え、受け入れを了解いただいた病院近くの理髪店へ、車椅子に乗せて向かう。バリアフリーとなっていないので、二段の階段を上がるのに店の皆さんに助けてもらう。調髪だけのつもりだったが、顔ぞりもしてもらえ、すっきりした表情の父親。

 理髪店から病院駐車場へ。そこから施設へ送る。これだけのことに、かなりの時間がかかる。施設の皆さんの苦労を体感した午前。ヘトヘト。

 15時に眼科へ。初診でさらに検査が必要と言われての通院。目薬で瞳を大きな状態(散瞳)にしての眼底検査。目薬をして待つこと30分間。検査を受けての診断は、経過観察必要。2か月に一度程度通院することに。次の予約をとって帰宅。

 横浜市教採結果報告あり。受験した3名、全員合格。これで本年度の我がゼミ生の教採すべて終了。あとは補欠合格が好転するのを祈るばかり。

 夕食は「味大」で。ここの料理は何を食べても美味しい。僕好み。帰宅して、依頼メールや相談メールに対応。

 研究室HP記事は、小学校教育実習記録。由原さんが2点で振り返り。記事を通して強く感じる現場での温かい指導。 

2023年10月12日仕事日記

 6時20分ごろに家を出て大学へ向かう。途中でコンビニに寄って🍰を購入。7時20分ごろ研究室着。美味しい珈琲とパンで朝食。仕事日記を書いて落ち着く(笑)。

 1・2限は「第3・4回教育課程論」。3回目は授業時数が話題。次期学習指導要領での国語と英語の授業時数の予想でも、意見が大きく分かれる。しばし論議。そのため、「振り返り」で「学習指導要領は容易に決められないことが体感できた」という多くの記述あり。4回目は「総合的な学習の時間」がテーマ。目標から考えてみると、自分たちが経験してきた「総合」は、目標から大きくずれていることを実感した学生多し。そうなる学校事情を考えさせ、最後はNHKドスルコスルで、優れた実践を視聴して話し合う。

 12時30分ごろから、先日の9期生🍰ゼミでの実習報告会に参加できなかった由原さんと小林さんが来研。コンビニ🍰を食べながら報告を聞いて、互いに振り返り。ありがたいことに二人とも温かくも厳しい指導を受けていて、大いなる実習成果を感じることができた。指導者としても嬉しいこと。ちなみに小林さんの実習振り返りはすでに研究室HP記事としてアップ済み

 「教育課程論」の振り返り読み。1時間30分以上かかるが、致し方ない。名簿チェックまで完了して大学を出る。

 帰宅。明日はある事情に寄って、指導助言のために訪問することがなくなり、時間が生まれた。父親を診察と床屋に連れていく良い機会を与えてもらえたと考えて、その段取り。夕方には自分の眼科診察の予定も入れる。

 26日の伊良湖岬小学校研究発表でのプレゼンづくりのため、過去に訪問した際に撮影した動画を見直す。少し光が見えてきた(笑)。

 ある原稿の最終校正が届く。自分が大きな校正ミスをしていることに気づく。謝りのメールを入れて、再度修正依頼💦。

 9期生小学校教育実習の振り返り記事が全員から届く。あらためて感想を送信。研究室HP記事は、安田さんの実習振り返り。「全力で向き合う」がキーワード。

 昨日発信した12月10日の「自ら学習を調整する子どもを育むセミナー 個別最適な学びを生む『振り返り』の重要性と活用」が好評。1日で多くの申し込みがあった。お考えの方は、早めの申し込みを。
 
画像1

2023年10月11日仕事日記

画像1
 5時30分ごろに目覚め。仕事日記書き。7時ごろ家を出て大学へ。8時前に研究室着。9時からゼミ加入希望者来研。15分間ほど面談。

 8期生ゼミのための本読み。何か所かで疑問に思うことがあってメモ。

 10時40分から12時過ぎまで、8期生ゼミ。こんなに濃厚なゼミは久しぶり。2人が第1章の内容をコンパクトに説明。最後に「みんなで考えたいこと」の提示があって、熱い論議開始。僕もある事柄を取り上げて「この内容を示す言葉としてはしっくりこない。みなさんはどう?」と投げかけ。

 12時30分からゼミ加入希望者面接。続けて2名。今年度は例年以上に早い動きで驚いている。

 13時から実習委員会。15分間ほどで終了。今年度の小学校教育実習でのトラブルは極めて少ない。事前指導が功を奏したと思いたい(笑)。

 日本教育新聞に連載の「提言」校正。字数が足りなかったようで、高橋さんが上手に収めていただけた。感謝。

 帰宅。10月26日は田原市立伊良湖岬小学校研究発表会。そこでの講演のための資料作り。過去訪問時の動画を見ながら構成を考える。

 12月10日のセミナーの周知(詳しくはここをクリックしてください)開始。まずはFBに投稿。すぐに反応あり。すぐに満席になる可能性大。

 野口芳宏先生から電話をもらう。我がゼミ生を大いに褒めていただけた。さらに対談は格別面白かったと(写真は極めて真面目)。僕も強く同感。教育のことであんなに笑いを入れながら話せるなんて!またどこかで企画したくなってしまった。

 19時からオンラインで「子どもファーストな公立学校の作り方」と題した住田昌治先生の講演を視聴。主張には大賛成。現実化するためにどうするかを聞きながら熟考。

 研究室HP記事は、小学校教育実習を終えての記事。荒木さんがしっかりとまとめて、教師への道への決心を述べている
画像2

2023年10月10日仕事日記

 6時ちょっと過ぎに家を出る。研究室着も7時ちょっと過ぎ。第3・4回教育課程論のワークシート印刷。昨日の野口芳宏セミナーの記録を含めた仕事日記を書き始めるが、時間切れで講義へ。

 9時から第3・4回教育課程論。3回目は授業時数の深掘り。学習指導要領改訂にともなって授業時間数が大きく変化していることに注目し、その理由等を話し合う。学校五日制による教育変化にも触れる。4回目は、総合的な学習の時間の深掘り。自身が小中学生時代の総合的な学習の時間の内容を発表するが、学習指導要領に示された目標、特に「自ら課題を見つけ」という部分には程遠い活動ばかりがなされてきたように思う。これは今回に限らず。あらためて目標の見直し、探究的な学習の定義等を学ばせ、最後はNHK「ドスルコスル」から岡崎市内中学校の実践動画を見て、優れた点を言及。映像にはない教師の活動を想像して終了。

 12時20分から9期生🍰ゼミ。小学校教育実習を終えての初ゼミ。全員が揃わないことが残念だが、仕方がない。写真のように超豪華フルーツタルト「実習お疲れ様」を安田さんが作ってきてくれた。

 みんなで美味しく食べた後、順に「小学校教育実習での学び」を発表。一人ずつに僕はコメントを出したが、受け入れ校の温かい対応としっかりとした指導に感謝するばかり。実習を語っている時のゼミ生の明るい表情がとても嬉しい。

 13時から、玉置ゼミ希望者面談。我がゼミの2年間の概要を伝え、意思の確認。じっくり考えるように助言。今回の面談希望者も1年生の「教師論」を受けたことが縁。

 「教育課程論」の振り返りを読む。15時までになんとか読み終えて大学を出る。16時2分前に犬山市役所到着(汗)

 16時からの「第1回犬山市ICT活用教育研究委員会」に出席。アドバイザーとして第4期目を迎える。

 委員の発言に価値づけたり、関連した最新情報を提供したりする立場で発言。GIGAスクール構想は「国策」とされたこと、協働作業ツールの大切さ、端末を活用した他者参照の実際、スクールライフノートの実践例を紹介する。

 17時40分ごろ帰宅。さっそく本日締め切りの日本教育新聞に連載中の「提言」を書き始める。18時締め切りのレポート提出状況を調べていたり、メール対応をしたりしているうちに、時間が経ってしまい、遅くに原稿提出。お待たせしました。

 研究室HP記事は、小学校教育実習を終えての久保君の記事。二つの視点からの貴重な振り返り

 研究室HPのトップ写真は、野口芳宏先生とゼミ生。これも貴重な写真。

画像1

2023年10月9日仕事日記

画像1
画像2
画像3
 雨の朝。愛犬散歩はお任せ。10月20日オンラインで行う寝屋川市総合教育センター課題別研修のプレゼン作成。依頼事項を熟読して、演題は「ミドルリーダーとしてチームづくりの力を高める」とする。チームづくりに重点を置いた内容が完成。担当へデータ送信とお願い。

 いつもの喫茶店でモーニング。そして教師力アップセミナー会場の大口町立大口中学校へ向かう。8時20分ごろ到着。久しぶりに会うゼミ生もいて、四方山話。学級レク本の校正を見せて喜んでもらう(笑)。

 講演連続4日目の野口芳宏先生が来校。いつもと変わらずお元気。第3部で司会進行を仰せつかったこともあって、今日はいつも以上に楽しみ。

 第1部 模擬授業5年国語「固有種が教えてくれること」(説明文)
 第2部 教養講座「教学聖旨」を読む
 第3部 質疑応答「野口先生から学ぶ」(チャット活用)

 今日も切れ味鋭い主張。今回は特に資料配付の是非について冒頭で野口先生が良い意味でエキサイティング。そのままの調子で講座に入られたので、いつも以上の鋭さ(笑)。

 2時間休憩なしの講演&模擬授業。87歳とはとても思えない。運営委員やゼミ生でお弁当を食べて、午後の準備。

 第3部は写真のように、会場の皆さんがチャットに入力された質問を僕があらためて野口先生にしながら、時々対談も入れての50分間。ある人は、「教育と笑いの会」での漫才を見ているようで、とっても面白かったです!とコメントをいただけた。野口先生の回答に凄さを感じたり、面白さを感じたりしながら、教育の本質に迫った楽しい50分間。

 僕は今回は野口先生の話術を分析することに注力。自分なりの分析は以下のとおり。

1 強調したい言葉を力を入れて発したり、その前に間を空けたり、声の調子を上げたりして、聴き手に届けたい言葉を常に意識して話す。

2 ある事柄を伝えたい時には、聴き手が比較して記憶に残すことが出来る言葉を添える。例)教材内容と教科内容

3 自分の主張をできるだけ短い言葉で表現する。いくつかの例を示しておいて、その言葉でズバリまとめる。例)とことん使う、チャンスを生かす、知識の安定的行為化、口上的変容、国語の学力(識字力、語彙力、文脈力)


 片付けの後、振り返りを30分間。その後、野口先生を囲んでの宴会。かつてのゼミ生、現役ゼミ生合わせて18名も参加。僕が30数年追いかけている師との会に参加したゼミ生。貴重な機会であったことに将来きっと気づくはず。

 帰宅。野口先生との楽しい対談を思い出す。鮮やかな切り返しを記録しておく。

 玉置 「野口先生の話術は素晴らしいです。いつも絶妙な間で、いいですねえ。どのように意識されておられるのですか」
野口 「間ねえ。間をあけているんじゃなくて、次の言葉が出てこないだけなんだよ」


 気持ちよく横になる。
 

2023年10月8日仕事日記

画像1
 6時前に目覚め。いつもの喫茶店に行き、体を起こす(笑)。帰宅して原稿書き開始。方針が定まらず(泣)。愛犬散歩で気持ちを切り替える。再び原稿書きを始めるが停滞。

 10時から1時間ほど、芝田先生にコメダで会う。明治図書から依頼の「中学校数学授業のネタ100」の改訂新版の相談。この「中学校数学授業のネタ100」は、どの学年も10刷近くになっていて、講演会場でも「私のバイブルです」と言っていただける本。刊行から10年近くなるので、改訂新版としての出版依頼を受けて、執筆者に一人になっていただけないかと芝田先生に打診。快諾をいただき、他の執筆者や構成について話し合う。

 朝から取り組んでいる「短時間でパッとできる学級レク105」(明治図書)の「イントロダクション」の原稿書き。方針が定まり、一気に書き上げる。精読して矢口さんへ送信。すぐに返信をいただきビックリ。休日なのに仕事をされている!僕もだけど(笑)。

 TVでサッカーなどを観戦。TODOリストを入力。改めて引き受けさせていただいた数に我ながら驚く。こんなに依頼をいただけるのは有難いこと。頑張らねば!

 19時15分から虹天塾近江にオンライン参加。我がゼミ生も3名参加。主催の北村先生のご厚意で招待参加。主役は、楽亭じゅげむさん。落語を実際に一席やって、その物語にどんな教訓や教育的な意味があるのかをまるっと解説してくれた。さらにその落語の趣旨を踏まえた一言づくりのワークショップ。「落語的思考」体験。こうした発想は初めてで、確かに面白い。じゅげむさんの生き方にも感心。大いに応援したい!

 終了後、すぐに参加した荒木さんから感想メッセージが届く。その内容に僕は感動しながら、じゅげむさんや北村先生に転送。ゼミ生に良い出逢いをしてもらったことがなりより嬉しい。

 研究室HP記事は、小学校教育実習を終えての振り返り。石上さんがコンパクトにまとめている。記事画像を「教師が本気で向き合う」として発信。
 
画像2

2023年10月7日仕事日記

 6時30分ごろ家を出る。土曜日だから道路は空いている。7時20分ごろ研究室着。本日の小学校教育実習事後指導ワークシートを印刷。

 山田先生と情報交流。12月10日開催のセミナー受付フォームの件など、短時間の打ち合わせで、次のステップに進む。

 9時から11時30分まで、小学校教育実習事後指導。僕の担当は数学専修、体育専修、保育専修の111名。

 十分に練った(笑)指導内容に沿って、説明、確認、ペアでの話し合い、発表という展開を繰り返す。内容は、小学校教育実習を終えての課題出し、大村はまの「褒める種をまく」をもとにした実習振り返り、一人一台情報端末活用アンケート入力、GIGAスクール構想と目指す学び(文科省サイト 堀田龍也動画)を視聴しての一人一台情報端末活用振り返り、岐阜市GIGA開き依頼。

 特に小学校教育実習を終えての課題出し、3人による話し合いは、すべての学生が熱心に自己課題を仲間に伝え、情報交流。予定時間を伸ばし、僕はあちこちのグループに入って直に課題を聞く。なるほど、そういうことも事前指導内容として必要なのだと思うこともいくつかあり。

 教務課で重要書類を閲覧して、自分の考えを固める。研究室に戻り、本日のワークシートを持って大学を出る。

 どこで昼食をとろうかと考えた時に、ふと浮かんだ芳賀先生お勧めの羽島市内にある鰻のお店。さっそく検索して出かける。この味でこの値段なら文句はない。ちなみに鰻丼ランチ1100円。

 岐阜羽島駅窓口へ。16日は京丹後大宮で講演。そこへの往復切符購入。天橋立からJR線ではない路線に乗車しなければならないが、まとめて購入できるとのこと。

 SAでスタバに寄って帰宅。本日のワークシートをもとに、出欠状況入力。時間をかけて自己課題を読む。学生が抱えている自己課題を大きくとらえると、「説明力」「話し方」「時間配分」「板書」「子どもとの距離」と言える。次年度の事前指導に活かしたい。

 10月13日は伊丹市立天王寺川中学校への三回目の訪問。これまでの助言プレゼンを確認して、予想して内容を構成して担当にデータ送信。

 研究室HP記事は、9月29日に小牧市立味岡小学校へも訪問した柴山君による記事。特に二つの特設授業からの学びは大きい。

2023年10月6日仕事日記

 いつもの喫茶店でモーニング。愛犬散歩。仕事日記書き。

 10時から授業と学び研究所オンライン会議。12月10日のセミナーのいくつかについて協議。各担当で記録をきちんととっておくことで、次のセミナー開催に活かすことも互いに理解。

 会議での検討事項をセミナーチラシに反映。登壇者に資料のことで連絡。

 いくつかのメール対応。来年度の予定もいくつか決める。校正や添削作業など。明日は土曜日だが、小学校教育実習事後指導日。体調が悪く欠席しますとの連絡がいくつか。その対応として補充の資料やワークシート作成。

 次男が久しぶりに帰郷。夕食は家族で焼き鳥屋へ。激混みで料理が出るまで待つ時間がかなり(泣)。

 研究室HP記事は、9月20日の8期生後期ゼミ開始日の記録。新谷さんが発信。真のリーダーシップについて意見交流をした記録。
 

2023年10月5日仕事日記

画像1
 6時30分ごろ家を出る。7時30分には研究室着。コーヒーとパンで朝食。講義のための名簿チェックをしていて、おや?ということに気づく。だからこんなに受講者が多いわけだ。教務課へ僕の方針を伝え、なんとか穏便に収めたいというのが僕の気持ち。僕は正しくないことを承知した上で、教務課に理解を求める。ということで木曜日教育課程論は100人を超える学生に授業となる。

 8時40分に玉置ゼミのことを詳しく知りたいという学生来研。よりよい授業ができるようになるために加入したいとのこと。ゼミの方針をしっかり伝えてじっくり考えるように指示。

 9時から12時少し前まで、第1・2回教育課程論。1回目は学習指導要領の話題をきっかけにして、教育課程の定義、そこから派生する様々な事項について深掘り。2回目は法規から入り、ある文言をもとにここで示されていることを論議。意図通り意見が分かれる発問は功を奏して、充実した論議。

 12時15分から玉置ゼミ加入を考えている学生来研。授業におけるICT活用について研究したいとのこと。例によって我がゼミの概要を伝えて、熟考するように指示。

 大学を出て、名古屋市立長須賀小学校へ向かう。学校付近の喫茶店で、サンドイッチと珈琲で昼食。

 14時ごろ学校着。校長先生と懇談。私に声をかけていただいた理由を様々聞く。僕の著書もたくさん購入していただいていることにも感激。お名前を聞いて親近感も湧く。「たまこしたかし」校長先生で、僕は「たまおきたかし」。母音は同じ(笑)。

 14時45分から15時45分まで、演題「なかまと対話する価値とその方策」と題して、「真の対話」と訪問先の学校で対話力を高めようとされている様々な事例を紹介。よく反応していただける方ばかりで、予定外のこともたくさん伝える(笑)。

 17時過ぎ帰宅。今日も届くいくつかの依頼と調整願い。感謝しつつ、無理がないことを十分に確かめて返答。

2023年10月4日仕事日記

画像1
 雨の朝。いつもの喫茶店から帰ってきて、10月7日の小学校教育実習事後指導のプレゼンとワークシートづくりをする。自分としては、実習振り返りの2コマ分の内容として、振り返りの重要性、自己課題出し、大村はまの言葉をもとにした学級経営の振り返り、GIGAスクール構想と実際、GIGA開きの価値など、多岐にわたり十分なものと判断。資料を授業をしていただく石原先生、山田先生、福地先生へ送る。

 雨が止んだので愛犬散歩。10時から1時間15分ほど、文科省一体的改革推進事業に関するグループインタビュー調査をオンラインで受ける。本学の教育実習体制をあらためて考える良い機会になった。他の2大学の報告も参考になるが、大学名を伏せてのインタビューで、どこの大学なのかがわからないのが残念といえば残念。だからこそ本音で語れたともいえるけど(笑)。

 12時15分ごろ、犬山市立犬山中学校へ到着。校長先生と懇談しながら、僕はどのようなことを先生方に伝えたらよいかをお聞きする。「この頃の授業を見ていると、どうも精彩に欠けてきているように思う。もう一度原点に戻ろうという話をしていただきたい」とのこと。なるほど!と思い、授業撮影の準備をする。

 いただいた要項には、今日の僕の訪問(玉置先生参観デー)は次のように位置付けられていた。

 玉置先生参観デーとは、講師も含めた全員が指導案ライトを作成し公開する日。
(ねらい)
1 非常勤を含め、全職員が指導案を作り、授業公開する機会を増やす。
2 教科を問わず、他の教員の授業を参観しに行く機会を増やす。
3 目指す生徒像や、それに伴った授業づくりについて話す機会を増やす。

 ということで4限は12授業、5限は13授業参観。カメラでポイント撮影。必死。授業を見ながら、校長先生からの依頼内容を実感する。確かに。以前の犬山中の授業エネルギーが感じられない。どうした犬山中?と校長先生に思わず伝える。

 もっとも研究主任らの授業は、発表会を一つの通過点として革新的な授業を重ねてきたあのときの授業以上のもので、僕の講演は、新旧研究主任と犬山中に一番長く勤めている先生の3人と対談する形で進行することを決意。

 土井先生(現在の研究主任)の英語授業での生徒の様子をもとに、どのような思いでこうした授業を行っているのかをインタビューしながら、犬山中が大切にしてきた授業づくりの根幹を強調する。長谷川先生、安形先生も同様に、動画の背景にある授業観、生徒観を引き出しながら、40分間のおかげ様の時間。

 終了後は、校長室で参加した8名のゼミ生が土井先生、長谷川先生、安形先生にインタビューしながら、学級経営のこと、新任教師として大切にしなければならないことなどを聞く。いずれ記事になるので、ぜひお楽しみに。

 帰宅。追い詰められた仕事(笑)がたくさんあって、いくつかを並行処理。どれもが未完成だけど、少しずつ進んよし!としたい。
 

2023年10月3日仕事日記

 6時30分ごろ家を出て大学へ向かう。研究室着は7時30分ごろ。さっそく1・2限の「教育課程論」のシラバス、出欠表、資料を印刷。火曜日の受講者は70名、木曜日の受講者は102名。振り返りを熟読する時間がかかることを覚悟(笑)。

 9時から休憩を挟んで12時ごろまで、第1・2回「教育課程論」授業。オリエンテーション後、第1回は学習指導要領と教育課程の関連が中心。第2回は教育課程に関する法令的なことを扱う。学生が理解しているつもりになっていることで、問われると迷う事項を発問。いつものように多くの意見を求めて深掘りをする展開。

 12時30分から、玉置ゼミの内容を知りたいと希望してきた学生を15分間ずつ2名面談。学内ではゼミ加入についての連絡等はまだないはず。例年にない早い動きにビックリしながら対応。我がゼミに関心をもってくれるのは有難いこと。

 13時30分ごろから、ゼミ生新谷さんとの面談。多くの情報を提供。

 15時から1時間30分ほど、「キャリア教育に活きる! 仕事ファイル」(小峰書店)の玉置コラムの内容相談をオンラインで行う。この本はいよいよ第8期に入る。これまで出されたのは42巻。そのすべての巻の最終項に僕のコラムが掲載されている。とっても名誉なこと。

 「第1・2回教育課程論」の振り返りを読む。これまでわかっていたつもりになっていたことに気づけたこと、意見交流することのよさなど、嬉しい文章が多く、自分も次の授業への意欲を高めながら読む。名簿チェック。

 大学を出る。18時30分ごろ帰宅。締め切りに1日遅れている週刊「教育資料」の第37回原稿書き。GIGAスクール構想関連で11回目となる原稿。仕上げて編集部に送信。

 10月7日(土)の小学校教育実習事後指導の内容を検討して、他の3名の先生方が使っていただけるようにプレゼンづくり。目途が立ったので、気持ちよく横になる(笑)。
画像1

2023年10月2日仕事日記

画像1
 6時前に目が覚める。今日は富山県砺波市立出町小学校第55回教育実践研究発表会での講演。到着できないことがあってはいけないと思い、6時30分には家を出る。ナビでは9時30分到着で、十二分に余裕あり。途中休憩を入れてのんびり行こうという気持ち。

 東海北陸自動車道で富山県に向かう。SA2か所で30分ほど休憩と朝食。学校には12時ごろに到着しますと連絡しておいたので、学校付近に来て、1時間30分ほど時間が生まれた。ガストで原稿書き1時間余。

 12時過ぎに出町小学校到着。教育長、校長、来賓と懇談。秋らしいお弁当もいただく。

 13時15分から1年、3年、6年の国語科授業参観。例によってカメラでポイント動画撮影。研究主題「考えを広げ深める対話の在り方」に真摯に向かい、全教職員で歩みを進めてきたことが、子どもたちの姿からよくわかる。3教室の第一印象は、「子どもたちがよく育っている&対話を楽しんでいる&心理的安全性が高い教室が実現」。この三つのキーワードで、どのような授業が展開されているか容易に想像していただけるはず。今日も、子どもたちと教師が一体となって創る授業を見せてもらうことができた。機会を与えていただいた教育長に深謝。

 授業終了後は、講演までの1時間余の時間を使って、必死に動画整理。あらかじめ作っておいた「対話」に関わる最新教育情報と出町小学校の研究価値づけに、タイトルをつけた動画シートをいくつか入れ込む。研究報告も聞きながら作業を続けて、講演開始時刻5分までほどに完成。ふ〜う。

 「真の対話を生み出す出町小学校の実践から学ぶ」と題して1時間の講演。研究理論がこれほどまで具現化されている学校はそれほどないのです!という言葉を冒頭に伝えて、前半は学習指導要領が示している「対話」の確認、それを出町小学校ではどうとらえ、どう実践してきたかの価値づけ、後半は撮影した動画をもとに、実践から参加者が学ぶことができるように展開する。

 ふと思いついたアイデアが、僕が一人話すより、研究主任とまさに対話をしながら授業を語るのがよいというもの。いきなり研究主任を招いて、動画視聴、対談、時には授業者に確認しながらの講演。おかげさまで、この思い付きアイデアを大いに評価していただけた。これが打ち合わせなしでできたのも、地に着いた研究実践だったからだ。

 17時ごろ学校を出る。帰路も渋滞もなく快適に走行。家に着いて燃費をみたら、23.4km/l。新記録!休憩を2回入れたこともあって、到着は20時30分。

 明日の教育課程論の学生名簿や出欠表を作る。今日も良い授業を見ることができたことに感謝して横になる。
 

2023年10月1日仕事日記

 雨の朝。今日から10月。今年度もあと6カ月。今月は誕生日も迎える。

 久しぶりにモーニングが揚げパンの喫茶店に行く。家族全員が大好きな揚げパンとミックスサンド持ち帰り。

 10月5日に訪問する名古屋市立長須賀小学校での講演プレゼン作成。演題は「なかまと対話する価値とその方策」。これはこの学校の重点目標から決める。資料データ送付。

 14時30分に父親の施設へ。東京からの弟と合流。頭部の怪我の状況を確認。耳が遠く、筆談に頼っているが、受け答えはしっかりしていて安心。この年齢で今の状況なら幸せ。

 弟と喫茶店で、久しぶりの会話。互いに今後の見通しを話す。

 帰宅。10月16日の京都府丹後教育局授業づくり講座のプレゼンづくり。演題は「主体的・対話的で深い学びを教室で実現するために 〜一人一台情報端末活用に視野に入れて〜」 。最新情報を入れ込んでプレゼン完成。担当に送信。こことのご縁は、担当の方がなんと本学WEBオープンキャンパスで行ったライブ講演「教師になるための道」(クリックで動画再生)を視聴されたのがきっかけ。やはり発信が大切。

 10月17日は愛知県みよし市教頭研修会で講演。「学び続ける教職員を育て元気な学校をつくる教頭の役割」と題してプレゼンづくり。ここにも最新情報を入れ込んで完成。担当に送信。

 明日締め切りの原稿書きに向かうが、力尽きる(汗)。謝りのメール送信。

 明日は富山県砺波市立出町小学校第55回研究発表会での講演。授業を見せていただき、動画を入れてのプレゼンをなんとかしたいと思い、カメラと4つの電池準備。

画像1

2023年9月30日仕事日記

画像1
画像2
 帰郷中の長男に愛犬の散歩を任せて、いつもの喫茶店でモーニングを楽しむ。帰宅後、昨日の小牧市立味岡小学校での動画を整理し、プレゼン仕様に加工する。少なくともゼミ生に見せたいコンテンツが完成する。ここしばらく良い授業に多く出会っており、幸福感まで味わっている。

 11時39分に地元駅にて乗車し、平安通りから名古屋駅まで向かう。途中、土屋鞄製造所に立ち寄り、Apple Watchのバンドについて相談するが、残念ながら全て品切れとのこと(泣)。その後、ウインクあいちへと向かう。

 12時45分からの第19回いのちの大会に参加。内容は写真の通り。

 農園を経営されている服部都史子さんのお話を聞く。農園経営に至るまでの苦悩や、先行きが不透明な日本の農業に一石を投じる意志などを聞き、感動する。遺品整理の会社を経営されている横尾将臣さんのお話からは、ゴミ屋敷となる方々の人生を知り、人とのつながりの重要性、そして子どもたちに対話力をつける重要性を再認識する。鈴木中人さんによって、「一途に生きる」という言葉が提示され、服部さんと横尾さんの人生が価値づけられる。

 音楽演奏では、伊藤唯さんの心地よいピアノ演奏を堪能し、それを聴きながらお父さんが書かれた唯さんの病気に関する記事を読む。精一杯生きていることを目の当たりにし、涙が止まらない。横尾将臣さんのサックス演奏は、まさに魂の音楽で色気も感じる。会場全体がさらに感動に包まれる共演で、心が洗われる。

 集まった皆でのトークは、鈴木さんが二人に質問を投げかける形で進行。途中、指名を受けて対話の大切さについて皆さんに伝える。

 会場で大口町教育長から声をかけていただく。ちょうど「学校体験活動」について考えていたところで、まずは大口町に相談するのもいいなと思いながら帰宅する。

 19時30分から学校・教育UPDATE Groupの秋季大会(オンライン)に参加。眠ってしまっていたため、開始時刻に間に合わず、謝罪の意を表して参加する。

 文部科学省初等中等教育局局長の矢野和彦さんの基調講演に耳を傾ける。特に、GIGAスクール構想が実現した裏話的な背景を聞き、現状が非常に幸運であると認識。次期学習指導要領に関する貴重な話も少し含まれていて、今後をいろいろと想像。

 分科会に分かれて、3人の方から実践報告を聞く。貴重な報告を聴かせていただいたお礼も含め、感想を述べる。

 今日も朝から充実した1日で、多くの皆さんとの出会いに感謝した日。

 研究室HPの記事では、小学校教育実習を終えたという記事を公開する。まずは小林さんからの寄稿。子どもたちから信頼を得て、充実した4週間を過ごしたことが記事からよく伝わる。受け入れていただいた現場に深く感謝する。

2023年9月29日仕事日記

画像1
 午前5時前に携帯電話が鳴る。父親の施設からの緊急連絡。父親が転んで後頭部から出血。血が止まらない状態とのこと。救急車で病院に搬送してもらうように依頼して、身支度をして第一病院へ出向く。

 救急隊員から状況を聞く。意識はあることでほっとする。頭部を5針ほど縫ってレントゲン。その結果、異状は見られないとのことで、施設に戻ってよいとの判断をされる。施設にお願いをして移動。

 僕も施設へ移動。診断結果を伝えて、状況を見ていただくようにお願いして帰宅。7時15分ごろ。さて、今日は小牧市立味岡小学校での指導助言。授業開始は8時45分。この体調なら大丈夫だろうと思い、予定通りに味岡小学校へ。

 ゼミ生柴山君、3名の東京から移動のEDUCOM社員も合流。校長先生と懇談。

 1限目から5限目までのほぼ全学級の授業観察。4限目、5限目は特設授業。例によってカメラで動画を撮りながらの観察。1限から3限の授業を見て、今日の1時間の講演は、用意したプレゼンに授業での気づきを付加するのではなく、授業の話だけで展開しようと決意。というのは、1限から3限の授業でも、みんなで共有化しておきたい貴重な情報がたくさん得られたからだ。休憩時間に必死に動画整理。

 4限1年生の道徳授業。EDUCOM社員の一人が、授業後、涙が二度も出そうになりましたと口にしていたように、子どもたちが主題の「やさしい気持ち」に子どもらしい発言で迫っていく授業で、見ている者の心も揺さぶられる。授業者の子どもの思いをつなぎ、時としてゆさぶり、深めていく姿にも感動。道徳授業でのロールプレイは、これまで良いと思ったことは一度もなかったが、なるほど!こうすればよいのかという実例を見せていただけたことも幸運。

 5限6年生の国語授業。子どもたちがしっかり育っていて、一人一人が宮沢賢治作品(やまなし/イーハトーブの夢)をしっかり読み込んでいて、裏付けのある主張をする授業。6年生でここまで深掘りができるのか!と驚く授業で、話し合いの焦点化もうまく、ゆさぶりも効果的で、すべてに意味ある授業。この授業を参観しながら、ひょっとしたら、将来、宮沢賢治について研究する子どもが出て来るのではないかと大きな夢を描くことができた授業。国語科における探究型授業を見せていただけた。

 みなさんが研究協議中に、必死に動画を整理してプレゼンづくり。

 15時35分から1時間、本日の「味岡小学校の授業から学ぶ」という題して、撮影した授業動画の一部を見せながら、それぞれの価値づけ。1時間で収めるのを苦労するほどの豊富な学び。こうした講演ができた授業を見せていただいた皆さんに深謝。

 校長室で特設授業者の二人にあらためてコメント。そして、どのような姿勢で学級づくりをしているかを聞く。その中で明確になったことがあり。

 この先生の学級づくりについては改めて聞いておきたいと思った教師から発せられる言葉は実に短い。ある教師は「だれもを大切にする」、ある教師は「安心」、ある教師は「誰一人取り残さない」。このキーワードを常に言い続けて学級を経営しているとのこと。まさに至言。

 帰宅。本日締め切りの原稿書き。依頼の原稿タイトルは「個別最適な学びと協働的な学びを推進するための副校長・教頭の役割」。玉置流の主張ができたと自負。依頼者に送信。

2023年9月28日仕事日記

画像1
 今朝はメール処理から。いつもの喫茶店でモーニング。愛犬散歩。昨日の会議を受けて提案文書を作成して、関係者に送付。

 9時30分ごろ、行きつけの病院へ。血圧の近況報告をして1か月分の薬をもらう。父親の状況も伝え、処方箋を書いてもらう。

 10時40分に家を出て、安城市立安城東部小学校へ向かう。ナビは今日も名古屋高速使用を指示。途中から名二環に入り、豊田南ICで降りるように指示あり。渋滞なしのルート。ちなみに東名は工事渋滞中。学校付近に12時20分ごろに到着。例によってコンビニで時間調整。昼食+しばし休憩。13時ごろ学校着。EDUCOM社員1名も合流。校長と教務と懇談。

 13時45分から、5年生「どうする米づくり!?〜未来の食について考えよう〜」を参観。70時間完了単元の46時間目。4月からこのテーマで子どもたちの「なぜ?」「もっと!」を大切にしながら、育ててきた子どもたちの豊かな学びの姿を見せてもらう。11月9日の研究発表会では、本日のもやもや感が地域の方との交流でどう変化して、次の「なぜ?」「もっと!」につながっていくのか、とても楽しみになる授業。

 研究協議会までに動画を必死に整理してプレゼンに加える。授業者の自省冒頭の言葉は「苦しかったです」。我が学級の子どもたちならもっと!発言し、関わりあえたはず!という思いがあってのことと推測。容易に満足しない教師の姿勢があってこそ、今があるのだと思う。子どもたちは幸せだ。

 僕の指導助言を教務主任が以下のようにまとめて送ってくれた。紹介したい。

○ 安城東部小の研究に対して
子どもをよりよくするために研究をする
大きな単元の中で子どもを育てる
子どもの姿で語る研究発表会でありたい

はじめに子どもありき 子どもが何を考えているか、何に困っているか

ほめるための種をまいておく
「あとでほめるからね、これを言ってね」(机間指導で)

指導要領で目指す姿 持続可能な社会の創り手 → 東部小がやっていること


さかなクン 文部科学省の探究の応援大使 学習の個性化 自分はこれが学びたい
あることに長けた子ども どこかに得意をもった子ども

振り返りを大切にしている
もっと なぜ がつながる 自分自身の変容を振り返る 成長を確かめる

日頃の授業から、課題を解決していく 探究型の授業にしていくことが大切
探究は教育課程の究極のゴール

効果的なICT活用 に 興味をもって見にくる 積極的に活用していく
子どもの考えの構造化で話し合いをより高める

○ 今日の授業より
振り返りからの導入
子どもたちも、つながっているんだという意識で授業にのぞむ姿がよい

資料を元に発言している →「しっかりした資料を元に発言できていていいよね」
ここで価値付け

ときどきペアトークを入れるといい
その後 意図的指名して、その考えを出させるとよい 課題を引き出す
「すごいいいことを言っているね」と自信をつけさせて「次当てるよ」意図的指名

どうすればいいかわからないときに、「どうすればいいか」「こまった」 と板書

食堂に「困った」を聞いてみてもいい 話し合いの過程を伝えてプロに聞くといい

新しい視点での意見 旬の野菜 →「新しい視点」と板書する 焦点を絞る

「なるほど」と言った子に、「なるほどって、どうしてそう思った?」と聞いてみる

はじめに「むずかしい」と言った子に、授業の最後に、「どうだった?」と振り返ら
せる

相互指名だけでなく ここぞという時の意図的指名
ペアで話し合った時に、「困ったこと、迷ったこと、なぜ? があったら教えて」

日頃から「なぜ」をたがやす

意図的指名を大事にする

価値付けをしていく

〇 今後の授業展開のために意識して取り組むこと
・板書の工夫、構造化
 板書に心の記録(つぶやき)も残す
 「いきづまった」「困った」という子どものつぶやきも板書する → 焦点を絞る

 参観した人が、その場面を見た時に、今の話し合いの状況がわかるような、矢印、記号、絵なども加える

・子どもの相互指名と、意図的指名の併用(机間指導で情報収集)
 ペアトークの直後
 「話したことを教えて」 と 意図的指名の併用
 話し合いで「困ったなあ」「迷った」「なぜ?」がありましたか? と問う
 それをまず引き出す → 焦点を絞る


 18時過ぎに帰宅。今日もたくさんの連絡メールが届いていて、その対応。動画の整理。明日、締め切りの原稿書き。進まず(泣)。

2023年9月27日仕事日記

画像1
 6時30分ごろ家を出て大学へ向かう。7時30分ごろ研究室着。私書箱の書類熟読と整理。

 8時15分、教採で残念だったゼミ生2名来研。今後の考えを聞き、詳しく助言。

 8時45分、教務課へ。実習部会の自己点検・評価シートについて相談。いわば助言を受けて方向性を決めて、僕が提案することを約束してミニ会議終了。

 9時30分から1時間ほど、茨城県鹿嶋市立中野東小学校の山田校長先生が来研。わざわざ10月24日の訪問についての相談に足を運んでもらった。せっかく行くのだから、時間が許せば先生方に模擬授業をしてもよいと提案。喜んでもらってなりより。子どもたちには落語+コミュニケーションの大切さを1時間、PTA役員と先生方には「保護者連携での学校づくりの面白さ」、有志の皆さんに模擬授業をすることになった。縁をいただいて感謝。

 つながりを聞くと、すっかり忘れてしまっていたこと(失礼)を思い出した。鹿嶋市とのつながりは、仕事日記に書いていた。以下は、2018年8月3日の仕事日記。鹿嶋市からつくばまで迎えに来ていただいた方が山田校長だった。改めて深謝。

 ホテル泊の朝。今週最後の講演は2カ所。つくば駅からタクシーに乗り、教職員支援機構で行われている「中堅教員研修」の特別講座講師として登壇。さすがに221名の人は圧巻。

 「ミドルリーダーの役割」と題して90分。大人数だけに笑いの圧力も凄い(笑)。2週間研修の最終日。明日から研修をいかして、元気を出して頑張ろうという気持ちを持ってもらおうとエールを送る。

 終了後、何人もの方と名刺交換。元気が出ました!という感想が嬉しい。

 鹿嶋市教育委員会にお迎えをいただき、教育センターへ移動。講演依頼を受けたとき、距離も調べず、午前はつくばでの講演が入っていて、同じ茨城だから近いと思い込んで、引き受けた講演。なんと車で1時間30分もの距離。向こうから車で迎えに来ていただけたことだけで大感激。車の中で、別の講演をしたといってもいいほど話す。

 14時から16時まで、休憩5分を入れての2時間の講演。演題は「学校を元気にする チームリーダーの仕事術 —新学習指導要領を意識して—」。会場いっぱいの熱心な方々。つい力が入る(笑)。僕の学校経営論の全てを話しきった感じ。全身疲労(泣)。

 バスセンターへ送っていただき、高速バスで東京駅へ。19時13分のぞみ乗車。帰宅は22時少し前。午前・午後と2本の講演はさすがに疲れたが、皆さんの表情を思い浮かべると疲れも和らぐ。

 研究室HP記事はようやく残り1本だった6月10日のフォーラム記事。中澤君、高桑さん、竹内君が書いてくれた。うまくまとめることができるようになったものだ。


 山田校長先生を見送って、大学を出る。三重県東員町立笹尾東小学校へ向かう。渋滞を心配しつつの運転。ナビは初めは一般道を示したが、走り出したら高速ルートを提示。ナビを信じて(笑)岐阜羽島ICから高速へ。途中、しばらくの渋滞はあったが、学校付近には昼食をとる余裕が生まれ、いつものガストで休憩を兼ねて食事。

 13時5分ごろ東員町立笹尾東小学校到着。私が仲立ちをした鈴木中人さんが講演されたことなどが話題。事務所指導主事さんも来校。13時20分から2年生算数授業参観。

 いやあ、実に素晴らしい授業。一人一人の子どもの考えを大切して、一人の子どもの発言を他の子どもにつなぎながら、学級全体の思考を高めていく授業。教師の子どもへ関わる姿勢、ゆさぶり、切り返し、受け方など、何度も心の中で「うまい」と唸る。

 研究協議会での皆さんの話し合いもポイントを突いていて秀逸。指導主事による的確な講評もありで、僕が伝えることはほとんどないなと思う。そこで撮影した動画をもとに授業者と対話しながら、みんなで授業設計の仕方や技術を学ぶことにシフトして35分間話す。授業者から学級経営に際しての「重要な言葉=安心」という言葉が聞けたのもなりより。

 気持ちよく帰路へ。1時間30分ほどかかって帰宅。濃密な1日を終えて、原稿書きに向かう気力わかず(泣)。
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

教育資料

一人で抱え込まないで

卒業論文