「わかる・できる」「できた感」

画像1

6月13日(土)第2回教師力アップセミナーに参加させていただきました。講師の先生は大羽沢子先生と志水廣先生。

算数授業のユニバーサルデザインについてのお話を聞かせていただきました。授業のユニバーサルデザイン化とは「全員の子どもが楽しく『わかる・できる』ように工夫、配慮された授業」ということを学びました。「わかる・できる」という気持ちの大切さは算数が苦手だった私にとってとても共感できるものでした。

志水先生が模擬授業の中でわざととぼけたことを言って子どもたちに思わず「先生、違うよ〜」と言いたくなるようにさせるという場面が何度かありました。子どもたちが思わず「先生、こうだよ!」と言いたくなるのもそれまでの「わかる・できる」があってこそだと思いました。

そして、志水先生は「できた感が弱い」ということもおっしゃっていました。このことは私も経験があります。何となく分かったけれど、練習問題の中でちょっとでもひねられた問題を見ると「分からない…。嫌だな」と。「できた感」を子どもたちにしっかりと感じさせてから練習問題に入ることで子どもたちも前向きに取り組むことができるのだろうと思います。

子どもたちの「わかる・できる」が積み重なって「できた感」になるのかなと思いました。(渡部)


画像2

【6月8日ゼミ記録】玉置先生が考える授業

画像1
 玉置先生は授業とはどうあるべきかを考える中で、他の違うことと比較することで答えを見つけたそうだ。それは講義との比較である。

講義とは一番大切なことを教師が言うもの。
授業とは一番大切なことを子どもが言うもの。

 これを受けて私は実際の教育現場にたったとき、今日の授業は授業であったと胸をはって言えるようになりたいと思いました。

 また、玉置先生は続けて学校の先生はいい人すぎるとお話しくださった。
 例えば、子どもに「地図をみて気づいたことは?」と先生が問うと、子どもは「ぶん、ぶん、ぶんがいっぱいあるよ!」と答えた。それに対して、先生は「そうだね、小学校、中学校がたくさんあるね。」と答えた。

 これでは子どもの発言から勝手に先生が読み取って、先生が大切なことを言ってしまっている。先生はものわかりが良すぎるために子どもの言いたいことのその先を言ってしまっている。これではだめだ。ときにはものわかりが悪くなることも必要であり、「ぶん、ぶん、ぶんって蜂でも飛んできたのかい?」と聞き返してやれば、「違うよ、先生!文って学校のことだよ!」と答えてくれる。

 子どもが話したくなるような授業にしていくことで講義ではなく、授業になっていくのだと学びました。(小川)

授業のUD化と自己肯定感

画像1
6月13日(土)に第2回教師力アップセミナーに参加させていただきました。今回の講師は志水廣先生と大羽沢子先生。授業のユニバーサルデザインについての解説があったあとに、志水先生が模擬授業をしてくださった。

模擬授業中の志水先生が発する言葉や動きにはそれぞれ意味やねらいがあり、子どもが伸び伸びと授業を受けられるようになっていた。自分が子どもだったらぜひ志水先生の授業を受けたいと思う。

以前ゼミの時間に「丸つけ法」の映像を見たことがあったが、実際に間近で見る志水先生の丸つけのスピードには驚いた。ひとりひとりに「できた!」を感じさせることが子どもたちの自己肯定感を高めることにつながることを知り、スモールステップの素晴らしさを模擬授業から学ぶことができた。

講演終了後には志水先生、大羽先生に質問ができ、今後の研究に対するアドバイスをいただくことができた。自分の研究テーマに大きく関わる貴重なお話を聞くことができたセミナーとなったので、参考にしながら自分なりの追究をしていこうと思う。(松井)

画像2

ユニバーサルデザイン

画像1
私は先日、第二回教師力アップセミナーに参加させていただきました。今回は、ユニバーサルデザインの授業について、志水先生と大羽先生がお話をしてくださいました。

授業のユニバーサルデザイン化とは、「学力の優劣や発達障害の有無にかかわらず、全員の子どもが楽しく、分かる・できるように工夫、配慮された通常学級における授業デザイン」のことです。最初は何か特別なことや難しいことをしなければいけないのかと思いましたが、ちょっとした教師の配慮や工夫で、ユニバーサルデザインの授業に近づけることが分かりました。

1番印象に残った具体的な実践例は、授業の展開の視覚化です。これは、黒板の端に、「ふりかえる、つかむ、くりかえす、ひろげる、たしかめる、まとめ」のカードを順に貼り、学習内容を明確に示すことです。一見簡単なことに感じますが、このようにしている授業は私は見たことがありません。こうすることで、子どもは「今日はここまでやるんだ、頑張ろう。」や、「今はまだくりかえすだけど、時間が後少ししかない。」などと、自分自身が授業の見通しを持って、授業に参加することができます。

私は、学習塾の講師のアルバイトをしていますが、子どもから、「今日はどこまでやるの、何時に答え合わせするの」といつも聞かれます。今日のお話も関連して、子どもは皆自分で見通しを立てて勉強したがっていることがよく分かりました。そんな子どもの意識を潰さないような配慮をすることが、ユニバーサルデザインの授業に繋がっていくのではないかと思いました。(牧野)

アジサイ

画像1画像2
梅雨の時期と言えばアジサイ!

実家にも生えていて、咲き出すと梅雨入りだなと思いながら見ていました。

本日は、教師力アップセミナーの後に明治村へ。

明治探検隊ファイナルが目的でしたが、とっても綺麗なアジサイを見ることができてとても嬉しかったです。なんか風流ですね。

あと明治村には、去年世界遺産に登録された富岡製糸場で使われていた本物の機械があるんですよ。富岡製糸場にはその機械のレプリカが置かれているそうです。

明治村すごいとこなんです。是非足を運んでみてください。

小学校依頼演奏

画像1
今日は先週の子どもカーニバルに引き続き、小学校の依頼演奏に行ってきました。

土曜日ではありますが、今日はファミリー学級ということで、授業参観、音楽鑑賞、親子スポーツと盛りだくさんです。

私達ウィンドアンサンブルサークルは毎年音楽鑑賞の時間に呼んでいただき、子どもたちに演奏を届け、その後親子スポーツにも参加させていただいています。

今日もノリノリな子どもたちの楽しそうな表情を見ることができ、とても嬉しかったです。親子スポーツも、自分が大学生だということを忘れて子どもたちと全力で楽しみました(笑)

子どもたちのこんなに素敵な笑顔を毎日見られる先生という職業は、やっぱりいいなと感じました。(杉下)

【20150613講演】愛数研名古屋支部講演会

画像1
 本日(6月13日)は、愛数研名古屋支部主催の講演会で話をさせていただきました。

 依頼内容を受け、演題を「子どもたちが楽しんで学力を高める算数・数学の授業のあり方」として、2時間、実践をもとに話をさせていただきました。

 2時間も時間があることは有難いことですが、聞く側は辛いものがありますので、時々、笑っていただけるネタをいれながらの講演でした。

 持参した書籍もたくさん購入していただき、懇親会にも招待をしていただきました。(玉置)

第2回教師力アップセミナー講師(志水・大羽先生)とともに

画像1
 6月13日、我がゼミ生は、「第2回教師力アップセミナー」のお手伝いをさせていただきました。

 写真は、講師の愛知教育大学名誉教授の志水廣先生、鳥取大学医学部大学院医学系研究科で学んでおらえる大羽沢子先生とともに撮ったワンショットです。(玉置)

ユニバーサルデザインの授業

画像1
本日(6/13)は、第2回教師力アップセミナーに参加させていただいた。

今回は志水廣先生と大羽沢子先生による、ユニバーサルデザインの授業とはどのようなものなのかという説明と、志水先生による実際の模擬授業が行われた。

ユニバーサルデザインの授業の話を聞いて、授業って教室にいる全員が理解して初めて成り立つんだと思った。この子はできないから仕方ないと、教師が決めてしまうのではなく、全ての子が問題を解決できるような教師の指導が大切であると感じた。

講演の中で観たビデオでは、クラスにいる子どもたち全員が問題を解きたくて解きたくてたまらないような様子であった。だから自分は、この授業が「生きる力」の三本柱の一つである「確かな学力」を育めているのではないかと思った。確かな学力とは、自ら課題を見つけ、自ら学び、自ら考え、主体的に判断し行動し、よりよく問題を解決する能力などのこと。

映像の子どもたちは、自ら学んでいこうとしていた点で、「生きる力」の一部分をクリア出来ていたと思った。

だから、ユニバーサルデザインの授業のように、クラス全員が理解できる授業を行うことは、「生きる力」を育むことにもつながるのではないかと思った。(中田昂)

【20150612講演】稲沢市教員組合教育講座&力量向上講座

画像1
 本日(6月12日)は、稲沢市教員組合主催「教育講座&力量向上講座」で講演をしてきました。

 「玉置流・授業力向上の方策」と題して、主催者から特に話してほしいと依頼があった「ICTと板書(道具)の効果的な活用の仕方→何を残して、何を見せるか」「 自己肯定感を高める効果的な手だて →授業で子どもの元気を出させる手だて」について話とミニワークショップをしてきました。

 夕方5時30分開始の自主研修会に関わらず、192名の参加申し込みがあったとのこと。とても有難いことでした。(玉置)

「第3回 授業力アップわくわく公開セミナー」のご案内

画像1
 情報提供です。

 愛知教育大学名誉教授の志水廣先生が開催されておられる「授業力わくわく公開セミナー」に登壇します。

 6月20日(土)、21日(日)に行われますが、私は21日に「楽しい算数・数学の授業をつくる」という演題で、1時間の講演をします。

 まだ席に余裕があるそうです。よろしければぜひお越しください。

 ★ 第3回授業力わくわく公開セミナーの詳細はこちら

「生きる力」と「死ぬ力」

画像1
「生きる力」の「生きる」の対義語は、「死ぬ」という言葉。
ということは、「生きる力」の対義語は「死ぬ力」になる。

変な言葉だ。

そう考えると「生きる力」というのは、死なないための力ということができる。そうすると、文部科学省が示しているような「生きる力」がとてもレベルの高いものであると思う。

文部科学省で示しているのは、「次の世代に生きる子どもたちが、よりよく生きる力」であると思った。(中田昂)

教育の目標

画像1
教育基本法 教育の目標 第2条第1号

「幅広い知識と教養を身につけ、真理を求める態度を養い、豊かな情操と道徳心を培うとともに、健やかな身体を養うこと。」

この文で、知徳体のバランスを養おうとしているのがわかる。最重要の文だと思ったので、取り上げた。(中田昂)

【6月8日ゼミ記録】私の発表(佐藤広樹)

画像1
先日のゼミで私は研究の歩みを発表した。(発表レポートはこちら)。

テーマを変更してまだ間もないこともあり、今後どんなことを研究していくべきなのか、先生や仲間からの意見は、一つ一つが貴重なヒントとなった。具体的には、以下のような質問や意見をいただいた。

○モチベーションが保てない子どもに対して、「今は休憩中なんだ。」の後にかけられる言葉は?(今考えているところで)
→モチベーションが保てない子どもでも頑張っている。そんな姿を認め、褒めてあげたい。

○教師と子どもの上にある知識とは何か?
→推測だが、学ぶべき最低限の知識だけではなく、そこからさらに発展したものも含まれる。

○教師と子どもが同じ立場でも良いのか?やはり教師が上に立つべきでは?
→確かにその関係は大切である。ただ、一方的に教え込むという関係になってはならないので、子どもを中心に考えていくべきだと思う。

最後に玉置先生から、子どもが「問いを発する」ことが大切だというアドバイスをいただいた。私は子どもの思いや考えにポジティブにはたらくような言葉を研究していくのだが、教師の一方通行になってはならない。あくまでも子どもを中心に考え、そして子どもがどうなることを目指すのか。今後の研究でもっと明確にして、自分なりに子どもを変えられるような言葉を見つけていきたい。(佐藤)

【20150609講演】津島市立南小学校現職教育

画像1
画像2
 
本日(6月9日)は、津島市立南小学校で、道徳授業参観後、それを受けて講演をしました。

講演では、私が道徳授業で心がけていることとして、

1 読み物資料を各自で読ませない → 状況説明をしながら想像力を喚起する

2 主人公の行動が変わったところを話し合いの中心とする → こころが変わったところを焦点化

3 全員を巻き込む授業技術 → 道徳こそだれもが考えをもってほしい

を提示し、以前に行った私の道徳授業動画を見てもらいながら、この3つの具体化を伝えました。

講演後は、校長室で授業者を前に模擬授業をしながら、子どもをつなぐための技術、道徳教材の扱い方などについてもお話をしました。

この学校の新任教諭は、我が岐阜聖徳学園大学出身と聞き、校長室に来てもらって励まし。日々、しっかり取り組んでいるとのことで安心。

なお、神守中学校支援地域本部チーフコーディネータの長谷川さんも来校。講演を聞いていただき、さらに校長先生とともに写真のように本も買っていただきました。ありがとうございました。(玉置)

★ 講演を聞いていただいた神守中学校支援地域本部の長谷川さんがブログに講演のことを書いていただけました。ここをクリックして、ご一読いただければ幸いです。

なぜ

画像1
「『生きる力』を育む授業」(武田忠著)の本の中で、とっても印象に残った詩があったので紹介。

***

『なぜ』 川崎洋

なぜ 風は
新しい割りばしの様に かおるのだろう
なぜ 鳥は
空を滑れるのだろう
なぜ 夏蜜柑は酸っぱいのだろう
なぜ 海は
色を変えるのだろう
なぜ たった一人の人を愛するようになるのだろう
なぜ 涙は嬉しいときにでも出るのだろう
なぜ フリュートはあんなに遠くまでひびくのだろう
なぜ 人はけわしい顔をするのだろう
なぜ ギターの弦は5本でなく7本でなく6本なのだろう
なぜ
なぜ
なぜ

そして 人は なぜ
いつの頃からか
なぜ
を言わなくなるのだろう

***

とっても考えさせられる詩だ。(中田昂)

ふと思った

画像1画像2
日が長くなりました。19時でも明るいです。
東海地方も梅雨入りし、夏はもうすぐそこですね。

大学周辺は田んぼが多く、もうそろそろ田植えが始まりそうです。岐阜で見る田植えも今年で3年目。

この田植えも来年で最後だと思うとなんだか悲しいですね。そんなことをふと思った中田昂樹でした。

【6月8日ゼミ記録】私の発表(牧野紘子)

画像1
先日のゼミで、自分の研究がどれだけ進んでいるのかを発表しました。私の研究テーマは、「学級づくりを、基本となる活動に重点を置いて考える」ことです。今回は、係活動の例を挙げて説明しました。(レポートはこちら

玉置先生に貸していただいた、野中先生の『学級づくりの三原則』を参考に、みんなが一人一つの役割を持つことにおいて、自分の考えをまとめました。みんなからは多くの質問をしてもらいました。

◯配付係のように、毎日しなければならない係があるが、一人では大変ではないか
→班の中で、一人を決め、班専門の配付係にする

◯毎日しない他の係活動はどうするのか
→別で設ける、これはグループ編成にしてグループのみんなで仕切ることを大切にする

◯日常当番と日直がかぶらないか
→クラスの状況を見て、どこまでを日直の仕事にするか、先生が決める

みんなから、質問をしてもらって、とても刺激になりました。また、玉置先生からは今後調べてみると、私のテーマの解釈に役に立つことも教えていただきました。
今後は、多くの文献を読み、具体的な例を集めることを進めていきたいです。最終的には、自分なりの原則を見つけたいと思っています。(牧野)

【6月8日ゼミ記録】私の発表(大澤彩佳)

画像1
先日、”私の研究への歩み”という形で、研究の途中経過を発表しました。

わたしの研究テーマは、「教師と児童との信頼関係を大切にする学級づくりのあり方」です。今回は、玉置先生が薦めてくださった、田中博史先生著書の「子どもが変わる接し方」から学んだことを発表させていただきました。

わたしは、子どもとの距離を縮める方法として、手をタッチしながらあいさつすることとささやき戦術を取り上げました。また、田中先生のほめること叱ることにおける考え方についても発表しました。

発表後、ゼミ生から多くの質問をいただきました。

○普通にあいさつをするよりも、子どもと手をタッチしてあいさつすることで、教師と子ども間の距離が縮まると言っていたが、手をタッチするような行為が苦手な内気な子にはどのように接するのか。
→手をタッチしながらあいさつをすることを、強要してはいけないし、子どもの実態に応じて行わなければならない部分があると思う。今後、内気な子が心をひらいてくれるような、教師側の働きかけも、研究していきたい。

○子どもは3段階でほめるのがよいと書かれているが、優秀な子ばかりが、みんなの前でほめられるような事態はおこらないか。
→どんな子にもいいところは必ずある。教師側が努力すれば、毎回ほめられる子とほめられない子がいるというような格差はうまれないはず。1人ひとりのいいところを探し、ほめて自信をもたせるべき。

○叱るのは全体の場でするべきか。
→全体の場で叱るべき場と個別で叱るべき場がある。

○叱るとき感情的になってしまう。叱ることをなるべく減らしたいがどうすればよいか。
→一定の基準をもって子どもを叱ることや、その基準に幅をもたせることに気をつければ、自然と叱る機会が減る。

○叱る基準に幅をもたせるとはどういうことか。
→子どもがいくら努力してもそれだけではどうしようもないこともある。基準を守れなかったからといって、ただやみくもに叱るのではなく、その子どもの背景にあるものを理解したうえで、対応しなければならない。

今後は、玉置先生からのアドバイスにもあったように、学級経営をされてきた先生方の本をたくさん読み進め、教師が児童に対してどのように働きかけていけば、教師・児童間に信頼関係のある学級がつくられるのか、研究していきたい。(大澤)



初等教科教育法 生活

画像1
画像2
本日の生活の授業で、外に出て大学の周りにどんな草木があったり、どんな生き物がいるのかなど見に行った。実に楽しい授業だった。

名前もわからないような草木がたくさん。自分が生活していく中で必ず目に映っているものなのに、知らないことたくさんあるんだなと改めて感じた。

子供にもなんの木か、なんの草か聞かれるだろう。子供と一緒に勉強していくのもいいと思うが、今のうちに覚えておいて、聞かれた時にパッと答えれるようにし、先生すごいなと思われるようにしたい。

具体的な活動を通して学ぶ生活という授業は、授業の名の通り生活で活かせることを学べる教科だと思った。この教科こそ、「生きる力」を最も育むことができる教科ではないだろうか。(中田昂)
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

27ゼミ生レポート

教育資料