斎藤さんありがとうございました(大澤)

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1月28日の土曜日に、玉置ゼミ卒業研究発表会が行われました。中田(昂)くんや渡部さんが記事に書いてくれたように、たくさん思うことはありますが、今回わたしは卒業研究発表会に来てくださった斎藤早苗さんのことを記事にさせていただきたいと思います。

斎藤さんは、玉置先生が小牧中学校の校長先生をされていたときのPTA会長さんなのですが、今でもつながりがあり、たくさんのセミナーやフォーラムにいらっしゃいます。その斎藤さんが、今回貴重な時間を割いて、わたしたちの発表会に来てくださいました。それだけでも嬉しいのに、お話とプレゼントもくださいました。

お話は、教師になって大切にしてほしいことを話してくださいました。大きく3つありました。

まず1つめに、「素直でいること」です。わからないことは素直に「教えてください」と言うこと。これは、自分だけの問題ではなく、他の先生や保護者の方たちを巻き込んで一緒に取り組むことで保護者の方も安心して子どもを学校にあずけることができます。初任者にとって、経験が浅いことは、変えることができない事実ですが、1人で抱え込まず、周りにいる人たちにどんどん素直に聞いていきたいと思いました。

2つめに「石の上にも三年」ということです。4月からたくさんの新しいことに触れます。その際、当然、自分の思うようにいかなかったり難しいと思うことがあったりと壁にぶつかることが多々あると思います。そんなとき、すぐに諦めてしまうのではなく、今まで応援してきてくれた方たちのことを思い出して、学び続けることを大切にしたいです。

3つめは、「先輩や同僚にかわいがられる人になる」ということです。感謝の気持ちを忘れずに、礼儀正しく、謙虚な姿勢で取り組んでいきたいと思いました。

そしてプレゼントは、なんと多賀一郎先生の『文学教材の授業づくり講座〜「ごんぎつね」の読みを中心として〜』(DVD)と手紙です。もう、一生の宝物です。本当にありがとうございます。これからもわたしたちの成長を見守っていただければ嬉しく思います。

※お礼のメールをした際にも温かい言葉をたくさんいただきました。ありがとうございました。斎藤さんの言葉を胸に4月から頑張ります!(大澤)

数学が好きになったよ(岩田)

わたしは、大学1年生の時から塾でアルバイトをしています。専門は社会科ですが、3年間数学を教えてきました。今は高校受験を控えた中学3年生の女の子2人を受けもっています。私事ですが、わたしは中学の時から数学が大の苦手でした。苦手を通り越して嫌いでした。塾を始めたときもちゃんと教えることができるのか不安なままやり続けてここまできました。

いつものように学校での出来事やわたしの大学生活などを話をしながら、勉強をしていきます。最初の頃と比べて、ヒントを与えるだけで「わかった!先生答え言わんでよ!」と自分の力で解いていきます。受け持った当初は「無理。分からん。答え何?」という言葉ばかり。成長したなと2人を見ながら感じていました。

90分の授業が終わっていつものように見送ると、「先生。先生のおかげで数学がとても好きになったよ。ありがとう。」と言って教室を出て行きました。なんとなく3年間続けてきた塾講師ですがその言葉を受けてはっとさせられました。3年間塾講師をしてきて、本当に数学が好きになったのはわたしだと思います。今まで出会った生徒たちに感謝したい、そう思えた日でした。(岩田)

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第4回 教育と笑いの会に参加して(白井)

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私は、12月10日に行われた「第4回教育と笑いの会」に参加させていただきました。落語家さんの落語を聞いたり、様々な先生方の講話を聞いたりしました。とても多くのことを学び、笑い、貴重な経験ができました。

私は、この会を通して、教育と笑いのつながりの1つに、「話す力」という点で共通しているものがあるのではないかと感じました。話す相手は、生徒と落語を聞きに来るお客さんと違いますが、相手に伝わるように話すということがどちらとも必要で、その様々な工夫があるのが分かりました。

例えば、落語では、1人で何役もするため、目線や身体の向き、声のトーンなどを変えていました。この工夫によって、会話をしている場面で誰が話しているか分かりやすくなっていました。これは、教育でも活かせるだろうと感じました。伝えたい相手の年齢や特徴、場所によって目線や身体の向き、声のトーンを変えることで、より相手に伝わるようになるだろうと思いました。

他にも、落語家さんから、必要なものをくっつけて、不必要なものは削って話すようにしているという話を聞き、生徒にも、やはり最も伝えるべきことを考え、話題を選ぶことも重要であると感じました。

このように、落語などの笑いでの「話す」大切なことは、教育での「話す」でも生徒たちに寄り添うために大切なことばかりであると思いました。

最後に、この「教育と笑いの会」という場であったからこそ、教育と笑いとのつながりを感じることができたと思います。ありがとうございました。この学びをこれからの生活にも活かしていきたいと思います。(白井)


第1回玉置ゼミ卒論発表会を終えて(牧野紘)

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先日、卒論発表会がありました。私たち一期生の集大成です。

まず卒論発表会をするにあたって、二期生のみんなが準備と運営をしてくれました。私たちは一期生なので、もちろん発表会も初めてであり、前例が無いのにもかかわらず、とてもスムーズにも進めてくれました。感謝ばかりです。私はゼミの先輩がおらず、いわば好き勝手やっていたので(笑)、とても気を遣ってくれる後輩には頭が上がりませんし、後輩から学ぶことも多いです。本当にありがとう!

また、発表会には玉置先生と二期生以外に、斎藤さん、中田くんのお父さん、大学の先生方、他の四年生、三期生と、たくさんの方が来てくれました。私たちのために来てくださり、本当にありがたいです。された質問は、どれも考えさせられるものばかりで、一つ一つの質問に、自分とはまた異なった視点と、頑張れよ!というエールを感じました。本当にありがとうございました。

私は順番が1番最後でしたので、なかば緊張しながらみんなの発表を聞いていました。みんなの発表を聞いていると、これまでみんなと切磋琢磨した日々を思い出しました。それはこれからもずっとそうだと思います。四月から、みんなバラバラになります。けれども、自己肯定感といえば松井くんを思い出しますし、外国籍の児童と出会ったら杉下さんを思い出します。信頼関係といえば中田くんと大澤さん、気づく力といえば渡部さん、やる気スイッチといえば末松さん、デジタル教科書といえば佐藤くんと小川くんと松井くん、個性といえば堀江さん、いじめといえば浦さん、活きる力といえば中田こうきくん。自分は一人じゃないなと思いました。もちろん、自分たちの研究が上手くいくほど、あまいとは思っていません。けれども、発表を聞いていて、自分も試したいなと思えるものばかりでした。みんなの発表が、また一つ大きな財産になりました。一期生のみんな、今まで本当にありがとう!これからもよろしくね!

最後に、玉置先生。今まで本当にお世話になりました。玉置先生に出会って大学生活が一変しました。たとえ私が、玉置先生以外のゼミを選んでも楽しかったとは思います。他のゼミでも学ぶことはできます。けれども、ここまで自分のやりたいことをドンピシャに学べて、ここまでたくさんのものに出逢えたこと、これは他のゼミでは得られないと思います。約2年前、なんか一期生ってかっこいい!と思い、見ず知らずの玉置ゼミを選んだ自分を褒めたいです。(笑)けれども私は寂しいとは思っていません。なぜなら、これからも玉置ゼミの関係が続くことをビシビシと感じているからです。さらに渋みが増した玉置先生と教員になった私たちが、集まり、お互いに学び続ける姿が想像できるからです。そんな一生の出逢いをプレゼントしてくれた玉置先生には、感謝をしてもしきれません。

玉置ゼミに入って本当に良かったです。(牧野紘)


地域と繋がること(牧野友)

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私は、岐阜聖徳学園大学 柳というチームでよさこいをやっています。よさこいには、自分たちの踊りを披露するだけでなく、会場にいるお客さんを巻き込んで踊る「総踊り」というのがあります。今回、私は新しい総踊り曲「ふるさと」のレコーディングのお手伝いをしました。企画者は、よさこいサークルOBの惠土さん。「ふるさと」の作曲をしていただきました。曲は一度聞いたら忘れられないメロディーで、何度も何度も口ずさんでしまいます。歌詞は岐阜聖徳学園大学 柳の所属者にも募集をし、柳津町を思い浮かべるような内容になっています。

地域と繋がりを持つことは、まさにこのような活動なのだと感じました。柳津町を思わせる曲をこの町で活動するよさこいチームによって広げていく、素晴らしいことです。私が今回この企画に参加したのも、お世話になった柳津町の地域活性化に貢献するためです。
地域のために何かしようという心理は、その地域を好きになってこそ生まれるものだと感じました。

私が教師になったら、地域活動を通して子どもたちが地域を好きになる工夫を考えたいです。そして、地域の役に立つために自ら考えられる子どもを育てたいと思います。

今回この企画をしてくださった惠土さんをはじめ協力してくださった多くの方に感謝申し上げます。「ふるさと」乞うご期待です!(牧野 友)

無意識から意識的に(寺坂)

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年末年始で、ありがたいことに多くの忘年会や新年会に呼んでいただき、中学や高校の友達と久しぶりに会う機会が多くありました。そこでよく聞かれたのが、「教育実習どうだった?」です。おそらく、多くの方が当てはまるのではないでしょうか。その度に、「子供のいいところを見つけて、伝えたら仲良くなれたよ〜」と返事をしていました。

しかし、先日の玉置先生の講義で、チラッと「I メッセージ」について話が出てきました。皆さんは、よくご存知だと思いますが、主語をあなた(you)から、私(I)に変えて伝えるというものです。そうすることで、自分がどう感じるのかを伝えることができ、やられている相手の気持ちを汲み取ることができます。

それを聞いて、ハッとしました。最初は、廊下で取っ組み合いをしている子供に対して「そんなことしたら、だめだよ」と言っていました。これは、全く聞いてもらえませんでした。しかし、最初の週の金曜日には「そんなことして怪我したら、先生はとても悲しくなる」と言ったことをハッキリ思い出しました。最初は、まだ心が打ち解けてないから聞いてもらえないとばかり思っていましたがそうではなかったのです。私の伝え方が変わったから聞いてもらえたのかもしれません。正直な話、全く意識して使ったわけではありませんが、「I メッセージ」の有用性を感じました。

ふと振り返ると、意外なところで思いがけず良いことができていることがあります。それを、無意識から意識的にできるようにしていきたいと思います。(寺坂)

友達との夕食にて(古川)

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最近、友達と食事をしたときに出た話題について書きます。

話題は昨年の教育実習の話になりました。友達のクラスには自閉症の児童(仮 Aさん)がいたそうです。クラスではAさんをみんなが支える体制がしっかりとられていて、「Aさん、今からここにいくよ」などと児童自らがごく自然にAさんに声をかけていて、まさに「チーム学級とはこのような姿なのだ」と実感したという話を聞きました。

私はこの話にとても興味をもちました。どうしたらこのようなクラスが作れたのか聞いてみたところ、先生は、Aさんが自閉症であることをクラス全員に話していた。さらに、こんなところにAさんは困難さがあることなど、学級の子どもに詳しく話していたとのことでした。また、Aさんとトラブルをおこした際に、先生は相手の児童に対して、「Aさんは天気が悪くなると機嫌が悪くなることを知ってたよね。それを知ってたうえで怒らないといけなかったのかな。少しでも許そうという気持ちはなかったのかな?」と話していたとのことでした。

私はそれを聞き、衝撃を受けました。Aさんをそのようにかばったら、他の児童は怒るのではないかと思ったのです。このことを聞いたところ、友達も同じことを思ったらしく担任に聞いたということです。担任の先生は、
「みんな一人一人特性がある。その特性をみんなが理解して受け入れる気持ちが大事なんだよ」
と言われたそうです。

友達は、その先生は一人一人の特性を知った上で、Aさんにだけ配慮していたことがわかったそうです。児童一人一人の特性を知っているからこそ児童と教師との信頼関係があり、このような指導ができるのではないかと思いました。また、その先生は、「前期は休み時間などには児童ととにかく一緒になって遊ぶ。後期は教師の机から全体の様子を見ることに徹する」と言われたそうです。

私たちの話は、いつしか「特性」と「個性」の違いは何なのかという話になっていました。今もなお結論がつかないままです。これはぜひゼミで話し合ってみたい言葉だと思いました。

実習で学んだことを仲間と話すのはとてもいい刺激になると実感したご飯でした。(古川)
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