2023年7月5日仕事日記

 愛犬散歩後、家を出る。コンビニで飲み物とパンを買って研究室へ。

 さっそく「教育課程論」「教師論」の振り返りを読む。210名を超える学生の振り返りを一気に読むのはさすがにしんどい。時折、他ごとをしながら3時間ほどかかって完了。

 10時40分から8期生ゼミ。今回は学級経営、特に学級開きのときの教師の在り方を資料をもとに協議。学校現場のことをかなり想定している発言が続き、よし!という気分。

 庶務課への提出書類作成。7月24日に訪問する越前市教育研究会での講演プレゼン作成。500人を超える皆さんで、新任から超ベテランまで聞いていただく講演なので、話の展開を工夫。幼児教育にも触れていただきたいとのリクエストにどう応えるかなど、悩みながらのプレゼン作成。完成して送付。
 昨日授業提案をした9期生小林さんと古賀君に個人メッセージ発信。指導の追加(笑)。

 16時30分から中学校教育実習配当校別指導。10校18人を担当。小学校教育実習で指導を受けているのでスムーズに終了。

 研究室に戻る。片付け物をして、依然、強い雨の中、帰路へ。帰宅。二日前からメインPCのハードディスクがどうもおかしい。必死に原因を探る。ようやく原因らしきものが見つかる。まだすっきりせず(泣)。

 学級レク本原稿が次々届く。次は僕が頑張る工程。気合を入れる(笑)。

 研究室HP記事は6月28日8期生ゼミ記録。寺尾さんが濃厚ゼミの記録をしっかり残してくれた。

6月26日8期生ゼミでの学び(寺尾)

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 皆さんこんにちは、8期生の寺尾です!!今日は、6月26日のゼミでの学びを記事にします!この日は、玉置先生が訪問している学校の授業動画を見て、授業作りや学級づくりについて考えました。

 動画をみて考えた良い授業とは・・・
・多くの子どもが発表者の方に体を向けて、話を聞いている授業
・机を向かい合わせにして子どもが他の子どもの顔を見ながら進んでいく授業
・子どもの言葉を用いて要点だけ板書がされている授業
・子ども同士の意見をつなげて進められる授業
・ネームボードを用いることで責任感を持てるとともに、授業に参加している意識を感じられる授業
 このように、一人一人の子どもを大切にした授業づくりをしていきたいと思いました。

 また、「人を大切にしよう」ということのみを言い続けることでこのような学級が出来上がったそうです。人を大切にするから意見を聞いたり、困ったら助けたり、意見に対してさらに付け足しをしたりすることができるのです。このように、「人を大切にする」という軸があることで指導にも一貫性が見られるため、素晴らしい指導の仕方だと思いました。

 そして、全体交流の場面で話を聞いていない子どもの集中力をどう上げるかについても考えました。
・しっかりと話を聞けている子どもを褒めて行動を促す
・発表者の言っていることが伝わっているかほかの子どもに聞いて繋げる
・ノートにまとめたり話したりするなど、「聞く」以外のアクションを入れる
 このようにいくつか引き出しを持っておくことが重要だと思いました。

 今回のゼミを通してより教員になろうという気持ちが強まると共に、まずは教員採用試験に合格しなければと気を引き締めることができました。ゼミの後にはみんなでプリントの復習をしたり問題を出し合ったりしていて、そこで話していることが問題に出てくるとあの時話してたことだ!!と思い出して、とても嬉しくなります(笑)みんなのおかげで数ヶ月前より成長していると思います!!1ヶ月をきったのでみんなと問題を出し合いながら頑張ります!!(寺尾)

2023年7月4日仕事日記

 いつもより遅い目覚めで、愛犬散歩して家を出たのが7時前。この時間では道路は渋滞気味。8時ごろに研究室着。パンと珈琲で朝食。午後の授業準備をして、仕事日記書き、ハードディスク整理など。

 9時30分から「授業と学び研究所」オンライン会議。8月末の会議内容検討、SLNPJの確認と助言。12時終了。

 久しぶりに第2学食へ。味噌ラーメンを食べる。ジュースを買って研究室へ。

 13時10分から第12回教師論2コマ。今回は「子どもは褒めることだけで伸びるか」をテーマに、菊池省三先生の映像から学ぶ。菊池先生の褒めるレベルの違いに気づいたり、自ら変わろうとする少年へのアプローチについて話し合ったりする。今回も濃密。

 16時30分から9期生ゼミ。小林さんが英語、古賀君が数学授業提案。ゼミ授業でもPCを使うのが当たり前になってきている。これまで8人全員が活用。今日の助言は、教師の立ち位置、つぶやき板書、シミュレーションの活かし方など。あらためてこのような指導が必要なのだと自覚することが多い。

 研究室に戻る。暑さのためか気力がわかない。授業振り返りは明日見ることにして大学を出る。スタバでしばし休憩。かつてのゼミ生からのお勧めを注文。

 週刊教育資料が届く。さっそくプロフィールに記録追加。大学人になって雑誌等原稿掲載は355本目。まさに塵も積もればだ。

 研究室HP記事は6月26日の9期生ゼミでの記録。小林さんが発信。ポイントがよく押さえられている。
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6月26日9期生ゼミ振り返り(小林)

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 今回のゼミでも、新しく授業技術を学ぶことができました。その中でも特に印象に残っているのは、意見の出し合いの方法です。意見を出し合うときは、子どもたちがお互いの顔を見れるように椅子の向きを変えます。その際教師も座ることで、子どもが教師ではなく友達の方を自然に向きやすくなることが分かりました。発言している子どもに話しかける際は、その子どもの目線を教師1人に動かさないように、その子どもが向いてほしい方へ教師自身が動くことが大切だと学びました。

 もう一つ自分の授業でも取り入れたいと思ったのは、対立する意見を出し合う活動をするときは、「異なる意見の人を納得させるように」と、話し合いに繋がるような助言をすることです。この一言があるだけで、どうしたら納得してもらえるかを考えながら発言することができます。教師の少しの工夫で、話し合いは単調なものからディベートのようになり、授業の面白さを増すことができていました。

 また、授業者の安田さんの授業でいいなと思ったのは、古文の授業だけれど現代文の授業のように頭に入りやすいということです。スライドを作って、復習としてあらすじを分かりやすくまとめていたので、古文が苦手な子どもも苦手意識を持たずに授業を受けることができそうだと思いました。

 荒木さんの授業は、ロイロノートを活用したとても分かりやすい、楽しい授業でした。本題の歌に入る前に、子どもにイメージしてほしい画像や動画を示していたので、歌う前から秋のイメージを持つことができました。何より、私は使ったことのないロイロノートを使いこなしていて感心しました。私もICT活用を学ばなければと刺激をもらいました。

 次回は自分が模擬授業をする番なので、私も今日の授業者に劣らないように、専門の英語を楽しく教えられるような授業づくりを目指して頑張ります。(小林)

2023年7月3日仕事日記

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 愛犬散歩。6時台でもすでに暑い。大学へ向かう。研究室でサンドイッチと珈琲で朝食。

 9時から第12回教育課程論。今回は「自殺予防」がテーマ。新井肇さんと藤原和博さんの動画から「小中高校生の自殺の実態」と「予防対策」を知り、実際によのなか科で提案されているワークショップを体験して考える展開。意見が分かれるのは当然。

 10時40分から8期生ゼミ。いつもの資料を提供して、最新情報を伝えて大学を出る。帰宅。

 13時20分から15時まで、熊本県教育庁から依頼があった「教育事務所長・指導課長会議」での講演。演題は聴き手を意識して「数少ない機会を通して校長の経営力や教職員の資質向上を図るために〜教育事務所長の自己体験を踏まえて〜」。

 扇谷正造さんの言葉「名刺で仕事をするな!」を冒頭に伝え、「令和の日本型学校教育」の伝え方を実例を示しながら話す。授業参観時での助言も想定して、動画を見せながら「こう伝えたい」という例を挙げる。教育事務所長や指導課長だけを対象とした講演は初めてで、自分が所長であったときの教育委員会や校長講話づくりを思い出しながらの1時間40分。終了後、担当の方から元気が出る感想メールを早々にいただき感激。

 父親の病院へ。リハビリをしているところを初めて見る。予想以上に回復していることに安堵。退院後の在り方について医療ソーシャルワーカーさんと相談。

 ようやく床屋さんへ。政治談議で盛り上がる。すっきりしてもらい、これで夏を乗り切りたい。

 中華料理が無性に食べたくなり、外食に出かける。ジャストサイズの単品をいくつか注文。大満足。帰宅。あっという間に記憶なし。

 研究室HP記事は6月26日9期生ゼミでの安田さん提案授業の振り返り。安田さんに限らないが、ゼミ記録に書かれた内容は教育実習授業で必ず役立つはず。今回も重要点がよくまとめられている。

6月26日9期生ゼミでの学び(安田)

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 みなさんこんにちは、9期生の安田です。6月26日第10回ゼミで模擬授業を行いました。今回はその振り返りを書いていきます。

 まずは専門教科の国語で模擬授業をやってみようと、中学校1年生で扱う「蓬莱の玉の枝〜竹取物語から」を扱いました。以前、石上さんが現代文の授業を行っていたため、何か違う発見があるのではないかと思い、古典を選んでみたのですが、前回の道徳とは違い「教える」ことの難しさを感じました。

 授業をやってみて、学びになったことはたくさんありますが、1番は話し合いの方法です。やはり、授業となるとどうしてもこちらが仕切らなければならないと力んでしまいますが、机の形を変えて子どもたちだけで話し合う機会を作ってあげるとより活発なものになるのだとわかりました。また、子どもに丸投げだと円滑に進まないため、適切な声かけやポジション取りの大切さを実感しました。机の向きを変えて、顔と顔を見て話すことを意識すると、相手に伝えようとする姿勢が見えてきます。話し合いを聞いていると、子どもたちの視点はとても新鮮で「〇〇さんはこんな風に考えるんだあ」と、とても面白いなあと感じました。
 
 もう1つは、知識の伝え方です。新しいことを教えるとなると、一方通行になってしまいがちです。そこで、教えたことを「何も見ないで隣の人に説明してみよう」と負荷をかけながら「思考の追体験」を行うことで、重点を定着させながら授業を進めることが出来ます。こういう場合は、しっかり記憶することと、考えることの区別をつけさせることがとても大切なのだと学びました。

 今回、荒木さんも模擬授業を行ったのですが、ロイロノートを使用するスキルにとても驚かされました。最近、授業で使ってみて難しさを感じていたところだったので、まずはたくさん触れて知っていけたらと思います。まだまだ、実践できる方法を学ぶ機会はたくさんあるのだなあと気付かされた授業でした。これからも一つひとつ学んだことをゼミノートに残していきながら、力をつけていきたいです。授業終わりに、みんながくれる色々な感想がとても励みになります!教育実習まであと少し!頑張っていこうね!(安田)
 

2023年7月2日仕事日記

 いつもの喫茶店でモーニング。帰宅して愛犬散歩。今日もこれからの講演準備。

 7月20日大和高田市立浮孔西小学校での資料づくり。ワークショップも入れての3時間の依頼があり、二つの資料作り。7月25日熊本市教育センター依頼の15年経験研修の資料作り。

 気分転換で映画館へ。話題の「怪物」視聴。終始考えさせられた内容。かえって疲れたかも(泣)。 

 週刊教育資料に連載中の「学習指導要領のイデアを実践する」の32回目の原稿書き。前シリーズ「玉置崇の新学習指導要領 現場での生かし方」が78回続いたので、合わせて110回目。よく続けさせていただいている。感謝しかない。

 文部科学省依頼のある書類づくりができたところで、ヘトヘトになり、今日は終了。

※ 写真は映画「怪物」の公式サイトから。
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2023年7月1日仕事日記

 今日はこれからの講演や指導助言のための資料作りに集中日と決めて、朝から取り掛かる。
 
 7月8日(土)恵那市教育ICTらぼでの講演。7月12日(水)本学全学FDサロンでの講演、7月13日(木)苫小牧市での講演、7月14日(金)一宮市立西成東小学校での指導助言のための4つの資料完成。それぞれに送信。

 昼食は家内の誕生日祝いを兼ねて、初めてのお店で豪華ランチ。ここも美味しい。

 研究室HP記事は6月26日9期生ゼミでの荒木さんの提案授業の振り返り。教室でICTを駆使するとここまで音楽授業ができるのだ!と感心させられた授業。掲載写真は僕の自慢の1枚。

6月26日 9期生ゼミでの学び(荒木)

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 こんにちは!9期生の荒木です!今回のゼミでは、小学校2年生の音楽教材「小ぎつね」の授業をさせていただきましたので、そこでの学びを記事にしていきます!

[短くわかりやすい指導を]
 1つ目は、短く分かりやすい指導を心がけることです。模擬授業では、丁寧に説明しようという気持ちから、説明が長くなってしまいました。今回の授業対象である小学2年生は、歌いたくてうずうずしたり、集中力があまり続かなかったりすることから、先生の長い話は最後まで聞くことが出来ません。伝えたい内容をいかに短く分かりやすく伝えるかが大切だということを学びました。そして、低学年でも最初からあまり話しすぎず、まずは子どもを信じて授業をしてみたいと思いました。

[言葉の抑揚]
 2つ目は、話す時の言葉の抑揚に気をつけることです。玉置先生からは「歌うように話しなさい」とお言葉をいただきました。短く分かりやすく伝えるためには、抑揚をつけて話すことが大切だと思いました。低学年ほど先生の言い方には敏感で、すぐに変化します。日頃から心がけて、先生になるまでに抑揚のある話し方が自然にできるようにしたいと思いました。

[子ども自身で歌を振り返る時間 を作る]
 3つ目は、児童が自分たちの歌を振り返る時間を作ることです。今回の授業では、児童役の歌う様子を動画に撮って、その様子を見せました。子どもたち自身で自分たちの歌を振り返り、「自分たちの目指す歌い方ができていたか、どのように歌ったらもっと良くなるかか」を考えさせることが目的でしたが、ビデオを見たあとに振り返る時間をあまり取ることができませんでした。

 児童が歌を振り返る時間をとる時には、安田さんの模擬授業で学んだ話し合いの仕方を活かしたいと思いました。自由で活発な話し合いのためには、子ども同士が向き合い、先生はその見守り役として存在感を消すように椅子に座ること、発言する児童の向かい側に座る(子どもはどうしても教師に向かって話してしまう)ことを学びました。

[ロイロノートの活用]
 今回、ロイロノートを使って授業ができるようになりたい!という思いがあったので、初めてでしたが挑戦してみました。

 使ってみて気づいたことは、ロイロノート活用により授業準備の時間が格段に減り、教材研究に時間を割けたということです。今までの模擬授業でやってきた、ワークシートを作ったり、それを児童に配ったり、楽譜を拡大コピーしたり、掲示物を作って印刷し、その紙の裏にマグネットを貼ったりする作業を、授業準備を全てロイロノートで済ますことができました。そして、タブレットに資料を入れておけるため子どもが無くしてしまう恐れがないことや、子どもがロイロノート内で提出したワークシートに教師が丸つけやコメントをし すぐに返却できること、ノートの共有が容易であることなど、沢山の良さを発見し、ロイロノートを勉強して良かったと思いました。

 今回も学びが多いゼミで、また自分の視野が広がりました。子どもたちが主体的に音楽と関わり、生涯にわたって音楽を楽しむことができるような授業を目指して、更に授業力磨いていきたいと思います。(荒木)

2023年6月30日仕事日記

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 愛犬散歩。いつもの喫茶店でモーニング。帰宅して、本日締め切りの原稿書き。

 10時からオンラインで「生徒管理システムによる紙教材学習状況把握」について、明治図書から相談を受ける。いくつかの私案を提供する。相談を受けたことで、一番重視すべきことが自分の中で明確になった。感謝したい。

 「あいちの教育ビジョン2025 2022年度教育に関する事務の点検・評価報告書」の原稿書きを再開して、仕上げて送信。

 11時30分ごろに家を出て、東員町立東員第一中学校へ向かう。学校付近のうどん屋さんで昼食。13時ごろ学校着。校長としばし懇談。

 13時35分から3年生道徳授業参観。生徒を包み込む温かさを感じる教師の授業は見ていても気持ちがいい。もちろん生徒同士の関係もよい。みんなで共有したい授業技術もあちこちでさりげなく発揮されている授業。

 ますます道徳的価値にどのようなアプローチで迫っていくかを楽しみにして動画撮影。メインにした場面は大賛成。そこからどうねらいに迫るか。そこに注目。

 授業後、例によって動画整理。プレゼンシート加筆。協議会会場へ移動。この学校の協議会はいつも新たに工夫した挑戦があり、ここでも学ぶことができる。今日は島恒生教授の理論の具体化が試みられていた。ワールドカフェでは僕も参加。先生方の様々な意見をお聞きして、講話へ反映させることに僕なりに挑戦。

 45分ほど時間をいただいたので、心理的安全性が高いことの重要性と「状況理解レベル」「心情理レベル」「道徳的価値レベル」の3点の意義について伝え、動画をもとに授業者とやりとり。授業デザインシートを見ての私見を伝え協議。多くの質問もあり、さらに自分が勉強しなければ、この学校に訪問できないと自覚(汗)。大きな課題をいただき退校。

 授業参観したEDUCOMの二人を誘って、美味しいデザートを食べながら振り返り。日ごろの業務のことなどを聞くことができたこともなりより。

 20時近くに帰宅。土日はちょっとゆっくりできることで、心の余裕あり(笑)。届いた何冊かの本に目を通す。

 研究室HP記事は5月29日に春日井市立藤山台中学校へ訪問した丸山君の記事発信。知見をコンパクトにまとめている。
 

5月29日春日井市立藤山台中での学び(丸山託生)

 こんにちは!準ゼミ生の丸山託生です。5月29日、玉置先生にお取り計らいいただき、春日井市立藤山台中学校を訪問いたしました。授業の参観、研究協議に参加させていただき、「子ども主体の授業」について新たな視点を学ぶことができました。その中でも特に印象に残った点について述べていきたいと思います。

1 「授業における教師の役割の変化」
 今回、第5時限目の社会科の授業を参観させていただきました。生徒たちが情報の収集・分析・まとめの学習過程に沿って、ICT端末を活用しながらグループで調べ学習を行っていたのですが、私はその”自然さ”に驚きました。

 私自身が中学生だったころは、先生が教えたことをノートに記録するような授業が大半であったと記憶しています。しかし今回、藤山台中学校の授業では、その時間の半分以上は、生徒主体で進められていました。これは単に「生徒に任せる」というものではなく、指導者が予め学習過程を示し、それを踏まえてから、生徒に学習の主導権を握らせるように練られたものであったと拝察しました。教師の準備と学級経営が土台となり、その上で生徒にハンドルを渡すことが、生徒主体の授業に繋がることを実感しました。

2,「ICT端末の活用と個別最適な学び」
 授業内では「乾燥帯の人々の生活について」グループで調べ学習を行う活動がありました。その際、Aさんが「これどこかで見たことある!」と言ったのに対して、Bさんが「調べます!気になるから」と、即座にインターネットで調べる場面がありました。

 玉置流での「個別最適な学び」とは、学習の自己選択・自己調整であり、指示されてやる学びではないとされています。BさんのICT端末の活用法は、まさにこの「個別最適な学び」であり、生涯活かすことのできる学びであると思いました。

 今回、授業の参観、研究協議に参加させていただき、一方的に教える授業ではなく、子どもが自ら学んでいく授業の大切さやその効果について実践的に学ぶことができました。将来、私も教師として、学びのコーディネーターとして、子どもの学びに伴走者として関わっていくことを大切にしていきたいと改めて思いました。

 玉置先生、藤山台中学校の先生方、貴重な学びの機会を作ってくださりありがとうございました。(丸山)

※ イラストは生成AIにて作成
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2023年6月29日仕事日記

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 愛犬散歩。珈琲とサンドイッチで朝食。メール処理をして、明日締め切りの愛知県教育委員会から依頼の原稿書き開始。

 11時19分地元駅乗車、犬山から特急で国府駅へ12時48分着。お迎えをいただき豊川市立牛久保小学校へ到着。educom仁平さんが合流。

 研究の進捗状況を聞きながら、今年度の僕の関わる場面を確認。

 13時35分から5年生理科の授業。展開がよく考えられ練られた授業で、子どもたちから出て来るだろうという意見を裏付ける資料も用意されていて感心。日常的にICTを活用していることもよくわかる。友達の発言もよく聞いていて、ごく自然な合意な声も出ていて、とても雰囲気がよい学級。

 今回の授業では、端末に入力した情報をどう生かすかがポイントとなる。授業を見ながら、指導助言の際の皆さんへの提示を考える。

 授業後、さっそく動画整理。20分間でなんとか終了。協議会場へ。4つのグループに分かれての協議。まさに心理的安全性が高い教員集団で、授業論議の質も高い。協議を聞きながら、僕の指導助言内容再調整。

 15時55分から16時30分まで、今年度の牛久保小学校研究の方向性を価値づけて、授業動画を見せながら、全体で共有したい良い場面と授業技術を踏まえて今後の期待を述べる。

 終了後、すぐに車で国府駅へ送っていただく。16時58分に乗車でき、名古屋で近鉄に乗り換えて桑名駅へ18時9分着。山田貞二先生と合流して、大西貞憲さんを偲ぶ会会場の蛤料理で超有名な「日の出」へタクシーで向かう。

 18時30分から21時20分ごろまで、大西さんとの思い出をみんなで語り合いながら、蛤料理を楽しむ。こんなに美味しい蛤をこれまで食べたことはない。もうこれ以上無理という状態まで蛤を堪能(笑)。大西さんは僕を世に出してくれた方。深謝しかない。

 21時58分近鉄乗車、名古屋からはミューskyで犬山へ。乗り換えて地元駅。帰宅は23時過ぎ。

 研究室HP記事は6月20日の9期生ゼミでの学びを荒木さんが発信。二人の授業者のよさをよくまとめている
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6月20日9期生ゼミでの学び(荒木)

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 こんにちは!9期生の荒木です。6月20日に行われたゼミの模擬授業での学びを記事にしていきます。

 最初に授業を行ったのは石上さんです。国語の、「字のない葉書」の授業でした。笑顔がとても素敵な印象で、前回の授業での、「複数意見を 正 で示す」技術を採り入れた、またレベルアップした授業でした。

 この授業では、違う考えの友達とばかりでなく、同じ意見の友達の意見に対して思ったことを述べ合うことで考えが深めることを学びました。そして、グループでの話し合いの場面では、しっかりと机をくっつけて話合わせることを学びました。体を向けるだけでは、いい加減な話し合いになってしまいます。

 次に授業の行ったのは久保くんでした。歴史の、黒船来航による開国の授業でした。印象に残る言葉で授業を進めており、歴史の流れをただ説明するのではなく、児童に想像させてから授業を進めており、資料を沢山活用した楽しく、主体的に参加できる授業でした。

 ここでは、児童がノートに予想を書く時に、一人一人の書いた答えに反応することを学びました。ただ机間巡視をするのではなく、子どもの書いた答えを価値付けする大切さを学びました。更に、資料の活用についても、様々な資料の中で、授業で1番伝えたいことを意識した資料選びをすることの大切さを学びました。

 模擬授業は、前回のゼミから2巡目に突入しています。来週は私が模擬授業をするのでドキドキしていますが、みんなの模擬授業からの学びを活かして、また成長した姿で模擬授業ができるようがんばります!9期生のみんな、今回も素敵な学びをありがとう。(荒木)

2023年6月28日仕事日記

 愛犬散歩後、すぐに家を出て大学へ向かう。研究室でパンと珈琲で朝食。ゼミ資料印刷。前期最終回までほぼ印刷完了。

 1限看護学部「生徒指導論」。今回は構成的グループエンカウンターをテーマにして、鹿島真弓さんの動画を見ながら、「人は人の中で育つ」という文言の意味を深める。

 2限8期生ゼミ。野口芳宏先生が書かれた「できることより変わること」を読み、なぜこんなにわかりやすい文章となっているのかを分析。また構成的グループエンカウンターのミニ体験。

 生協で焼きそばを買って昼食。13時30分から、教職教育センター運営委員会に出席。教職課程DPや教職実践演習評価などを検討。15時からの約束のオンライン取材対応のため中座。

 15時から16時前まで、小学館ライターの林さんからzoomで取材を受ける。テーマは「教員志望を増やすための手立て」。良策で出せないが、現状を踏まえて思うことをしっかり伝える。

 18時過ぎに7月14日訪問の一宮市立西成東小学校教頭と教務主任が来研。1時間余、希望する講演の内容を確認しながら、つい四方山話。

 20時過ぎに大学を出る。帰宅。やらなければいけないことを書き出したのはいいが、それ以上進まず(泣)。追い込まれていることばかり。

 研究室HP記事は、6月20日9期生ゼミでの提案授業の振り返り。久保君が発信。提示教材の選択ミスを十分に自覚。だから次がある。

6月20日9期生ゼミ模擬授業の振り返り(久保)

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 こんにちは!9期生の久保朋輝です。今回は6月20日に行った模擬授業の振り返りの記事を書きたいと思います。実はこの記事を書くのは間違えて消してしまい3回目です(笑)

 今回の模擬授業の自分の中のテーマは、教師らしく明るい表情で話すことでした。前回の模擬授業では、間違えずにこなそうとしたあまり、顔がこわばっていると指摘をいただきました。しかし今回はみんなに助けてもらったのもあり、明るい表情ができていると言っていただけました。子どもたちが発言しやすい環境を作るのは、まずは教師の雰囲気だと思うので継続、実践できるようにしていきたいです。

 その中でも、大きな反省点としてでたのが「教材の資料選択」です。今回の模擬授業で私は「ぺリー来航」を扱い、「なぜ鎖国をやめなければならなかったのか」を子供に気づいてもらう授業だったのですが、なかなかうまくいきませんでした。ペリー来航の際に持ってきた大統領からの手紙を読み解く作業は、難しいだけでなく自分が欲しい子供の反応を引き出すには難しい教材でした。ゴールをもっと意識して、資料選定する必要がありました。今後につながる大きな反省点となりました。
 その中で玉置先生が、これを取り上げて広げてったほうがよかったのではと仰っていたのは教科書の写真でした。先日の教師力アップセミナーでの佐々木先生の講義でもありましたが、教科書はもっと活用すべきだと感じました。今回扱ったのは、外部から拾ってきたものであったので、教科書の範囲を超えるときは、しっかりとゴールを再確認する必要がありました。

 3年生前期のゼミも半分を過ぎました。みんなと切磋琢磨しながらより良い授業を考える時間はとても有意義です。これからもこのゼミでの学びを生かしていきたいと思います。

2023年6月27日仕事日記

 いつもの喫茶店でモーニング。帰宅して愛犬散歩。昨日の9期生ゼミで授業提案をした荒木さんと安田さんに気づきメッセージを届ける。瑞穂市立穂積北中学校の皆さんへのプレゼン作成。完了して発信。

 9時から熊本市教育センターの方と15年経験者研修のオンライン打ち合わせ。9時30分から熊本県教育庁の方と教育事務所長・指導課長研修のオンライン打ち合わせ。10時に美嚢教育事務所長との電話。

 大学へ向かう。依頼を受けた小論文添削を必死(泣)。ようやく完了して教職支援課へ届ける。教育実習課長と相談。

 13時10分から第11回教師論2コマ。今回は小学校外国語活動・外国語科に焦点を当てる。田尻悟郎さんの実践をもとに外国語授業の在り方や田尻さんの教育観について話し合う。

 大学を出て、EDUCOM愛知本社に向かう。18時過ぎ着。貸与PCのセキュリティ強化をしてもらう。

 帰宅。30日訪問の東員町立東員第一中学校でのプレゼンづくり開始。授業を見てからの作成がほとんど(笑)。

 研究室HP記事は、6月20日9期生ゼミで授業をした石上さんによる記事。こうした振り返りが次の成長につながる。

9月20日 9期生ゼミ模擬授業の振り返り(石上)

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 こんにちは!9期生の石上です。今回私は、中学2年生の「字のない葉書」を題材として模擬授業を行いました。

 今回の模擬授業では、同じ意見が出た時の板書記載の方法や発問を明確にし、言い換えをしないなど、今までにゼミで学んだことを少しは生かすことができたかなと思います。
しかし改善点も沢山出てきたので、それらについて記事にしていきたいと思います。

・褒めながら子どもと子どもを繋ぐ。
 模擬授業をしながら感じたことは、発言している子どもと私の一対一の授業になってしまっているということです。例えば、私は子どもが発言してくれた時、その子どもに対してなるほどねやありがとうと言っていただけで、褒めることや子ども同士を繋げることができていませんでした。しかし、子どもの発言に対して「良いこと言ってくれたね!」と褒め、同じことを思った子どもには自分の言葉で説明させ、再びはじめに発言してくれた子どもに返します。そうすることで、子どもたちが自分の考えを整理することができるだけでなく、子ども同士の話し合いの時間を増やすことができるため、学級全体で授業に参加させることができると感じました。

・考えて欲しいところは強調する。
 私は普段の父の人柄と妹が疎開した時の父の様子を比較させて、そこから父の心情を読み取らせようという授業構成を立てました。しかし、どこまで教師が言ってしまって良いのか分からず、それぞれの場面での様子、父の心情を考えさせるだけになってしまいました。そのため、考えさせたいところは教師が「普段の父からは想像できないよね。」などと比較させる一言など考えさせたいことのヒントになるような声掛けは重要だなと感じました。

 今回の模擬授業でも現場で活かすことができる授業の技術を沢山学ぶことができました。ゼミで学んだことを吸収し、活かしていけるように頑張りたいと思います!
玉置先生、ゼミ生の皆んなありがとうございました!(石上)

2023年6月26日仕事日記

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 愛犬散歩して家を出る。研究室HPトップ写真を8期生に入れ替え。コンビニでパンを買って研究室へ。珈琲を入れて朝食。「教師論」の振り返り読み。「はじめに子どもありき」という文言に注目している学生がいることが嬉しい。

 9時から第10回「教育課程論」。今回は藤原和博さん発案の「よのなか科」の「ハンバーガー屋の店長になろう」の追実践。体験をしてみて仕掛けのよさを実感する。いわゆるワールドカフェによる交流も導入。

 10時40分から8期生ゼミ。いつもの学びをした後、僕が最近見てきた授業動画をもとに、その背景を考える展開。授業を見る目、学級を経営する意識の高まりが感じられたことがなりより。

 お昼は大学を出て外食。のんびりして大学へ戻る。

 14時に愛知県教育委員会あいちの学び推進課 振興・計画グループのお二人が来研。「2022年度教育に関する事務の点検・評価報告書」についての依頼。最近の愛知県教育行政についての情報も得る。

 16時30分から9期生ゼミ。安田さんが中学国語、荒木さんが小学音楽。いずれもとってもよく考えて準備してきたことがわかる授業。この段階まで来たのは、これまでのゼミの積み上げがあってのこと。大いに感心できた授業。

 18時15分から「一般社団法人未来を拓く学校づくり研究会」総会。研究会としての活動は少ないため、すぐに議事は承認されて終了。理事3人で新企画について協議。内容については賛同を受け、次の段階へ向かうことに。

 帰宅。29日訪問の豊川市立牛久保小学校から今年度は研究主題を変更したとの連絡。昨年度のままだと判断して資料を作成したので、一から作り直し。なんとかできたので資料送信。

 7月6日訪問の瑞穂市立穂積北中学校の今年度の研究方針等が手に入ったので、さっそく資料作り開始。

 研究室HP記事は、6月17日教師力アップセミナー(佐々木昭弘先生)での学び発信最終回。8期生安藤さんと9期生荒木さんが発信。視点が明確で読みやすく役に立つ記事。

6月17日第2回教師力アップセミナー(佐々木昭弘先生)での学び (安藤・荒木)

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【安藤】
 こんにちは、8期生の安藤です!

 6月16日に第2回教師力アップセミナーに参加させていただきました。今回は、筑波大学附属小学校長、佐々木昭弘先生がご登壇されました。理科の授業だけでなく、他の教科にも応用できる授業技術を学ばせていただいたので、さっそく、まとめていきます!

・3つの問い
「どうなる?」「どうする?」「どうして?」の3つの問いが授業の中で変わっていくことが主体的・対話的・深い学びに繋がると学びました。それぞれ、事実、方法、理由を問う言葉になります。さらに佐々木先生は、この疑問から交流を通して、子どもが考えていく授業をされていました。

 私は、発問と交流だけでなく、授業後の子どもの姿を想像されていることも、子ども主体の深い授業に深く繋がっていると考えています。まずは、どんな子どもの姿が見られたら授業は成功か考えるところから始め、交流を大切にしつつ、思わず子どもから疑問が生まれるような仕掛けをした授業ができるように考えていきます!

・発信型の評価
 発信型の評価とは、自分がどの子にどんな言葉かけをしたのか、メモなどをして記録し、この言葉かけも評価に生かす方法です。事実を基に言葉をかけているため根拠が明確であり、これは指導と評価の一体化ともいえると思いました。

 私が思っていた評価は実際の子どもの学習の取り組みや、テスト、作品などで評価をすると思っていました。しかし、それだけでなく私自身の言葉かけも評価に生かせると聴き、私にとっては新しい考えで、勉強になりました。

 今回のセミナーで学ばせていただいたことは、既存の知識にはなかった新しい事ばかりでとてもワクワクしながら学ばせていただきました!そして子供の視点に立つと、とても面白そうですぐに実践してみたい…!という気持でいっぱいになりました。

 さらに現場の先生方と交流させていただく機会がありました。自分も来年は現場に立つのだという覚悟と、一人の教師として現場で動けるように、学業だけでなく人間性の面でも学ばなければ!と刺激を受けました。
 教採に合格して、楽しみつつも学びも忘れず、現場で動ける教師になるよう、残りの大学生活を過ごします!(安藤)


【荒木】
 こんにちは!9期生の荒木です。6月17日に第2回教師力アップセミナーに参加させていただきましたので、そこでの学びの中で特に印象的だった2つのことを記事にしていきたいと思います。

<1.子どもの問いが変遷する理科授業>
 1番印象に残っている言葉が、「子どもの問いが変遷する理科授業」です。今回のセミナーの第2部の模擬授業で、初めて体験しました。

 子どもの問いが変遷する授業は、未知の社会を生き抜く力を育成する「主体的・対話的で深い学び」につながるものだと学び、実際に体験してみてその可能性を感じました。

<問いが変遷する授業づくりのポイント>
○友達としゃべりながら実験しよう
私が小学生のときは、「実験中は無駄話はせずに静かに集中しなさい」と言われました。しかし、子どもから生まれる問いは、静かで秩序が重んじられるような場所では生まれません。自由な会話の中で生まれます。

○比較が問いを生み出す
 模擬授業では、3人が、同じチューリップというテーマで黒板に絵を描きました。すると、児童役は黒板に目をやるだけで、無意識に3つの絵を比べるのです。そして、比較することで無意識に、「ここが違う。どうしてこのようにかいたのかな」などといった問いが生まれます。

○他者に視点を移す
 児童の発問を「○○ちゃんはどうしてこのように考えたと思う?」とつなげます。意見を繋げることで、子どもの意見だけで学びや理解が深めることができます。

<2.立体のものは立体で説明を>
 実験のような立体的な活動の説明は、実際にやって見せて立体で説明することが大切です。

 私は最近、授業準備の軽減や効率化を図り、授業の様々な場面でICT化を視野に勉強していました。ですが、便利とはいえ、ICT化が全ての場面において効果的とは限らない ということに気付かされました。

 実験のような立体的な活動をICTを使って動画で説明することは立体を平面で説明することになるため、深い理解は得られません。このように、ICT化によって、得られる学習効果を低めてしまう可能性もあります。授業者だけでなく、学習者の視点にも立って、ICT活用が適切かどうか考えることが大切だと思いました。

 今回で教師力アップセミナーも2回目でしたがセミナーに参加する度に自分の視野が広がり、毎回、玉置ゼミに入れて本当に良かったと実感しています。このような貴重な学びの機会をいただけて、感謝でいっぱいです。 佐々木先生、玉置先生、ありがとうございました。(荒木)

6月17日第2回教師力アップセミナー(佐々木昭弘先生)での学び(柴山・芝田・久保

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 8期生の柴山です!今回の内容は、佐々木先生の理科授業についての基礎基本でした。
セミナーを通じて、やはり理科は一番面白い教科だなと感じ、授業進行で悩んでいたこともいくつも解決しました。

 実験結果の予想の理由が、なんとなくや、へりくつで終わってしまっては、学びの深まりがなくもったいないです。学力試験でも、他者の立場でその人の予想理由を考える問題が増えています。予想の4択を示し、この予想を考えた人の立場で理由を考える場面をつくることで、多角的に学んでいけるようにしたいと思いました。
 
 チューリップの観察を行う授業の紹介も印象に残っています。まず、数人にチューリップの絵を板書させ、葉や花の形に認識に差があることを子どもの絵から明らかにしていました。子どもの認識から比較の視点を絞ることで、ただ漠然と見るだけで終わらない、深い観察学習を行えるようになることを学びました。

 考えの足掛かりとなる視点がハッキリするとできると、学習もスムーズになり、学びを深めやすくなると思います。予想や結果から、経験や知識を使い考える力をつける授業を行えるようにしていきたいと思いました。
 
 理科の授業は私に任せろ!と自信を持って言える教師になれるよう、理科魂を持って学び続けていきます。佐々木先生、本当にありがとうございました。(柴山)

 
 こんにちは!玉置ゼミ8期生の芝田です。今回は、6月17日に開催された教師力アップセミナーでの学びを記事に書かせていただきます。今回のセミナーでは、筑波大学付属小学校の佐々木昭弘先生から、「理科授業の基礎・基本」という題で、とてもためになるお話をいただきました。

 特に心に残っているのは、佐々木先生の授業実践のビデオです。「金紙・銀紙は電気を通すのか」という実験で、子どもたちが一度実験を終えた後、教卓の前に集められ、先生が実験(子どもへの揺さぶりが仕組まれている)を見せると「え、なんで?」「どうやったの?」という言葉が多く出ていました。このように先生の揺さぶりから、子どもの「もっと知りたい」「自分もやってみたい」という思いを引き出していました。互いに話し合い、何度も実験に向かう子どもたちの姿を見て、これこそが『主体的・対話的で深い学び』なのだなと感じました。
 
 また、セミナー後には、直接、質問させていただく機会がありました。来年度から、教壇に立つことを志す者として知っておくべき、授業や生活においてのルールについて伺いました。『め・け・さ・じ』(迷惑をかけない、怪我をしない・させない、差別しない、時間を守る)のルールや、指導の一貫性についてなど、たくさんのお話をしていただき、大切にしたいと思うことばかりでした。
 
 たくさんの学びがあり、自分の中の点だった考えがどんどん結びついて線になっていくような気がしました。このセミナーで学んだことを自身の糧として次の学びへと繋げていきたいです。佐々木先生、本当にありがとうございました。
 
 最後になりましたが、玉置先生、今回のセミナーでも普通の学生では出会えないような講師の先生の直のお話から、たくさんの学びを得ることができました。このような貴重な場に参加させていただきありがとうございます!
 
 8期生・9期生のみんなへ、約1か月後に迫った教採、さらにその先の教員生活に向けてとてもいい学びができたことは、みんなと一緒だったことがとても大きいように感じます!また、次のゼミ、セミナーでよい学びができるように頑張ろう!(芝田)


 こんにちは。9期生の久保朋輝です。今回は教師力アップセミナー第二回の佐々木先生による「理科の授業の基礎・基本と主体的・対話的で深い学びの授業改善」についての記事を書きます。

 今回のセミナーは、私の中で大きく考え方が変わったセミナーでした。それは、主体的・対話的で深い学びの考え方についてです。主体的・対話的と聞くと、授業の展開としてどうしても話し合いの時間を設ければいいと思ってしまったり、説明型の授業を避ければいいと思ってしまったりといったことが多く挙げられがちであると感じます。しかし、今回のセミナーで佐々木先生は「子供の問いが変遷する授業づくり」と表現されていました。
 
 理科の「事実」「方法」「理由」を問うことで、子供たちからの「どうなる?」「どうやって?」「どうして?」を引き出すことができます。実際に佐々木先生が行われていた授業では、先生のだけプロペラが回って子供たちが釘付けになって、必死に回そうとする様子がありました。スムーズに問いが変遷されていく、子供たちが進んで取り組み、仲間と意見を交わしている。まさに主体的・対話的な授業風景が見られました。とても勉強になりました。

 今回は実際に模擬授業にも参加させていただき、プロの授業を体感することができました。多くのことを学ぶことができたので、自分も現場で使えるように復習して吸収していきたいと思います。貴重なお時間を頂きましてありがとうございました。(久保)

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