2024年5月24日仕事日記

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 「教育課程論」の振り返り読みから始める。「進路指導」をテーマにした授業の振り返り記述。キャリアパスポートの良さを理解しながら、学校はさらに忙しくなるのではないかという記述もある。

 昨年、某勉強会で出会った方(A先生)が間に入ってつながりを作っていただき、浜松市立北浜中学校で指導助言をすることになった本日。

 9時45分ごろ家を出て、東名高速道路を使って学校へ向かう。途中で20分間ほど休憩。11時50分ごろ学校着。

 校長先生とA先生と美味しい弁当を食べながら歓談。研究主任と今日の打ち合わせ。先生方はタブレット持参で授業参観。その中で、気づき等を随時入力するように指示済みとのこと。さすがリーディングDX校。

 13時25分から、2年生社会科授業参観。文部科学省が推奨している端末をフル活用した授業展開。生徒が自己目標、学習形態自己選択、振り返りなどを入力するたびに一覧表に反映され、生徒の状況がわかる。一人で取組む生徒、ペアや三人で取組む生徒など様々。時々、生徒端末から教師へヘルプが入り、それに対応したり、まとめの状況を踏まえて助言したりする教師。

 講演時刻までの40分間ほど使って、授業動画整理。主にそれぞれのシーンの価値づけ。依頼を受けた「個別最適な学びと協働的な学び」の理解は、今日の授業と連動させながら説明すると良いと考えて、プレゼン再構成。有田和正先生の授業を思い出して、その資料も追加。

 15時10分から16時25分まで講演「主体的・対話的で深い学びにつながる授業づくり」と題して75分間しっかり話す。反応がとても良い教師集団。話し合うことが楽しめる皆さん。いろいろな質問を投げかけながら、本日の授業のよさと「個別最適な学びと協働的な学び」の改めての概念形成。最後は授業者とともに動画で質問をしながら振り返り。

 校長室で授業者や研究主任と懇談。リーディングDX校の小学校の皆さんともつながり、楽しい時間。「この仕事日記を20年前ほどから読んでいます」という方もおられ、嬉しい限り。17時前に学校を出る。

 高速は渋滞もなく順調。途中で休憩をして、19時30分ごろに帰宅。いつもの通り、そのまま記憶なし状態へ。心地よい疲れ。目覚めてメールチェック。僕の講演を絶賛していただけるメールが届いていて、さらに心地よくなって横になる。

 研究室HP記事は、5月11日教師力アップセミナー・田中博史先生からの学び。森山さん、尾崎君、榊原君が発信。セミナーのよさがより伝わる記録。

5月11日第1回教師力アップセミナー・田中博史先生での学び(森山、尾崎、榊原)

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 こんにちは!10期生の森山です。今回は、第1回教師力アップセミナーでの学びを記事に書かせていただきます。田中博史先生から沢山のことを教えていただきました。その中でも2つに絞って記事にしていきます。

〇 発表は1発勝負ではない
 田中先生の講演で、「発表は一発勝負ではない」ということがとても印象に残りました。算数は常に正解を求められがちで、子どもたちが消極的になりやすい教科です。そこで、「今当てられたらどんな話をしようと思ってる?2人で練習してごらん。」と言います。そうすることで、参加度を高めたり、子どもたちの発表に対するハードルを下げることができると学びました。

〇 自分の困っていることを素直に言える子どもをつくる
 発表をする際、 「こんなことで困っている」と言っていいよと指導することが大切だと学びました。発表をする時は完成されたことを言わなければいけないと思いがちです。しかし、子どもが困っていることに寄り添いながら授業をすることこそが大切だと思いました。子どもが困っていることを素直に言えるようになるためには、普段からの言葉かけが大切であり、心理的安全性が高い学級をつくる必要があると思いました。

 私は、田中先生のご講演から、「子どもに寄り添う」ことがとても大切であると感じました。子どもに寄り添うとはこういうことか!とよく分かる実践例を沢山教えていただき、まさに「はじめに子どもありき」だなと終始感動していました。私も田中先生のように、子どもに寄り添う授業ができるように頑張ります!田中先生、貴重な学びをありがとうございました!(森山)


 こんにちは!10期生の尾崎勇吾です!今回は、5月11日に行われた第1回教師力アップセミナーで、田中博史先生より教えていただいたことについて記事を書いていきます。
とても多くのことを学ばさせて頂きましたが、中でも特に2つのことがとても印象に残りました。

 1つ目は、「間違っている子の答えを拾う」というものです。授業をしていく上で、間違った答えが出るのは当たり前のことだと思います。その間違いが授業を進めていくため、学びを深めていくための大きな糧になり、大切な材料です。表立って間違っている答えを全体の前で言ってしまうと、それを言う場所によって「あの子かな」などと予想する雰囲気がクラスに広まる恐れがあります。しかし、それを少し離れた場所でいうことで、そのようなことを防ぐことができ、なおかつ間違った答えを拾い学びを深めることができるという、素晴らしいものだと感じました。

 2つ目は、「自分の困っていることを素直に言えるようにする」というものです。具体的には授業中の発言についてです。1つ目とも重なりますが、授業に間違いは付き物です。しかし、子どもは100%正解でないと発言しにくいと田中先生はおっしゃってました。完全ではない間違った答えにも部分的なものは存在しており、いい学びになるとも田中先生はおっしゃってました。これを聞いて、教師として子どもに完全を求めず、日頃からどれだけ自分の意見を言い出しやすい環境を作れるかが鍵だと思いました。

 今回のセミナーでは授業と学級経営を関連付けたお話を聞くことができ、現場経験がまだほとんどない大学3年生の自分にはとても価値のある時間になりました。今回のセミナーを最大限吸収し、今後に活かしていきます!このような機会を作ってくださった玉置先生やその他の先生、そして講義をしてくださった田中先生、本当にありがとうございました! (尾崎)


 こんにちは、玉置ゼミ第9期生の榊原計人です。5月11日行われた教師力アップセミナーで、田中先生の講義から学んだことを記事にしていきます。今回特に大きかった学びを『言いやすい学級作り』として、詳しい内容を3つ提示し、進めていきます。

『言いやすい学級作り』
・完成していない質問・意見の受け入れ

 先生は子どもに意見を聞くときや発表するときに「完成していることだけではなく、困っていることも言っていいよ」と声をかけるそうです。この一言で、子どもが感じる「言っていいんだ!」という安心感が増し、発言に対するハードルが一気に下がると考えられるとともに、教師自身が質問しやすい先生になります。

・人の姿を借りると言いやすい

 子どもは「間違えたら…」と思ってしまうあまり、どうしても自分の意見となると言いづらいと感じでしまいがちです。発表して間違えたときに周りから放たれる「ちがいまーす!」の集中砲火はトラウマになってしまうほど嫌で、避けたい状況です。
 
 これを「誰か他の人の意見」とすると言いやすくなるそうです。例えば「自分の友達だったらどんな間違え方すると思う?」と間違える人を自分ではなく、他の人にすり替えるのです。これで自分の考えや困っていることを他の人の意見として伝えることができます。そして、周りから「ちがいまーす!」とも言われないはずです。


・普段からペア活動の訓練をする

 普段からペアで交流し、人に話す・伝える練習をすることによって、考えを伝えるハードルを下げることや、相手に伝わるよう考える力が培われると考えます。先生は、伝言や聞き取ったことの発表、話すことの練習にペア活動を用いており、帰りの会での連絡を伝言形式で伝えたりするそうです。
 
 授業外の時間でも練習することで、日常生活でどんどんと伝える力が身につくとともに、授業内でしっかりと生きてくる活動だと感じました。

 今回のセミナーは「質問しやすい先生」「人の姿をかりる」など、インパクトのあるキーワードがたくさん出てきたとても印象深い講義でした。ここで学んだことを活かし、採用試験を突破するとともに、教師になった際の授業作り、クラス経営に活かしていきます。

 非常に興味深く、楽しい講義を開いてくださった田中先生、セミナーを開催していただいた酒井先生、玉置先生、参加・協力していただいた皆様、ありがとうございました。次回は採用試験1次の次の日なので、「いい感じ!」と胸を張って参加できるよう勉強していきます。(榊原)

2024年5月23日仕事日記

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 まずは中学校での研修用のプレゼン作成から。基本情報を入れ込んでおいて、そこに訪問校に合わせた情報を入れる方針。入れ込み過ぎてしまうのが難点(笑)。

 8時15分ごろ家を出て、岐阜市立長良東小学校へ向かう。10時15分までに到着すればよいが、岐阜市内はあちこちで渋滞となるので、用心しての出発。当初、ナビは45分ほどで到着と表示。実際は1時間30分ほどかかっての到着。

 まずは校長、教頭、教務としばし懇談。3限、4限、5限と全学級(27学級)授業参観。一学級4分間ほどで、助言ポイントを探しながら動画撮影。給食後と5限後には必死に動画整理。ミニタイトルを付けて全体研修時刻ギリギリまで整理。

 14時45分から16時10分ごろまで、先生方への講演「主体的・対話的で深い学びにつながる授業づくり」を60分間ほど。整理した動画を見せながら、各授業の良ポイントを提示。(帰宅後の動画見直しで、全学級へコメントができていなかったことが判明。ごめんなさい)。最後は、「概念化活動」を提案。

 この「概念化活動」は、前田康裕先生の本に示してあったものを、僕なりにアレンジしたもの。前田先生の書籍から「概念化」を抜き出しておく。

 授業の事実や研究会での意見を基にして、対話をしながら授業のポイントを抽象化して言葉にしていきます。たとえば、「子ども同士の相互評価」「アイディアの可視化」といった具合です。本書では、このことを「概念化」と呼んでいます。そして、概念化された言葉を基にして、参加者は「自分の授業は、それができているだろうか」と振り返るわけです。

 整理していただいた「概念化活動」一覧を見ると、提供した様々な情報を自分の中に落とし込んでいただいたことがわかる記述ばかり。この活動のよさを今日も実感。しばらくは続けてみたい。

 校長室に質問に来てくれた先生は本学卒業生で、僕の授業(教師論、教育課程論)を受けたとのこと。こうしたつながりは、大学人10年目を迎えたからこそ。

 県教委の方も交えての校長室での懇談は、僕の体験談講演(笑)になってしまい、振り返ってみると1時間ほど話したのではないだろうか。お付き合いをしていただいた校長先生方には申し訳ない。こうしたことを話す機会はないだろうと思うと、つい話してしまう。猛省。

 帰宅。本日訪問した長良東小校長が書かれた校内通信を熟読。事実をもとに思いをしっかり伝えておられる。ホームページもリニューアルされている。中村校長色が随所に見ることができて、就任わずかな期間でここまでとは、さすが!明日の中学校用プレゼンを完成させて送信。なんとか間に合った。研究室HP記事は、5月11日の教師力アップセミナー・田中博史先生からの学び。池田さん、石上さん、松野さんが発信。この記事内容も濃厚。良い学びをしていることがよくわかる
 

5月11日第1回教師力アップセミナー・田中博史先生からの学び(池田、石上、松野)

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 みなさんこんにちは!玉置ゼミ10期生の池田帆花です!今回は第一回目の教師力アップセミナーでの学びを記事にしていきます。

<聞きやすい、質問しやすい環境をつくる>
 教師が指示したことと同じ内容を児童が質問するとすると、教師は「さっき説明したでしょ。聞いてなかったの?」と返すことが多いのではないかと思います。しかし質問をした児童が、どのような思いで質問をしたのか考えると、「聞いていなかったから」なのか、「説明は聞いていたけれど不安だから」「教師の説明がよく分からなかったから」など聞いていたけれど一部理解ができなかったという理由が考えられると思います。

 田中先生は、質問をした子どもが不安で質問をしてきたのか、それとも本当に聞いていなかったのかを知るためには、「どこか一部でも覚えていることはない?」と聞くと良いとおっしゃっていました。否定するのではなく、このように問いかけることで、児童は質問しやすい、聞きやすいと感じると思います。私は、このことは学級経営にも生かせると思いました。聞きやすい雰囲気をつくることで、子どもは「考えを受け入れてくれる」と感じることができ、考えや思いを伝えやすい環境を作れると感じました。

<授業についていけていない子がいた時>
 田中先生は、算数の授業中困っている顔をしている児童がいた時は何に困っているかを聞き、学級全体に「どうしてつまづいているのか、理由が分かる人いますか?」と問いかけると良いとおっしゃっていました。解き方が分かる人をあてるのではなく、分からないポイントを分析できている児童をあてることが新しい考え方で、私はとても納得しました。

 算数の授業では、正しい答えに縛られてしまうけれど、このように分からないことを全員で共有し、つまづくポイントをみんなで考えることでより深い学びをすることができると感じました。

 今回の教師力アップセミナーでは、新しい視点を得ることができ、実習で活かしていきたい授業技術をたくさん学ぶことができました。貴重な学びをありがとうございました!(池田)


 こんにちは!9期生の石上です。今回は5月11日に行われた教師力アップセミナーで、田中博史先生に「子どもが変わる学級づくり」というテーマで授業を通してできる学級づくりのポイントについて教えていただきました。そこで学んだ授業への参加度を高める授業の工夫について特に印象的だったことを記事にしたいと思います。

◯ 前半は必ず全員参加
 前半は挙手して指名すること方法はできる限り避け、全員がら答えられるようなウォーミングアップの問題を用意することで、子どもたちの授業へのスイッチを入れることができることを学びました。

 授業の前半で子どもたちの参加度を高め、その教科を苦手に感じている子どもも意欲的に学習に取り組めるように工夫したいです。

◯ 予想させる
 ただ単に子どもが前にでて発表するという授業では、聞き手は退屈してしまいます。そこで、「今〇〇さんは青いチョークを持ったけど、何をしようとしているのかな。」などと問いかけることで、子どもたちは予想を立ててから発表を聞くことができるため、授業への参加度が高まるということも教えていただきました。

◯ 分からないことを発表させる
 発表と聞くと、正解や完成されたものを発表しなくてはいけないと考えてしまいがちですが、田中先生の講演を聞いて、それだけが発表ではないことを学びました。子どもたちが「分からない。」を発表することで、間違えることに対して恐怖心がなくなり、みんなの前で発言することに対するハードルが下がるのかなと感じました。

◯ 子どもに任せる
 田中先生のお話から、子どもに任せる大切さについても学びました。子どもたちが発言する際に、上手くみんなに伝えることができないと、教師が代わりに説明してしまうということが良くあります。しかし、教師が説明してしまうということは子どもたちの活躍の機会を奪っていることになってしまいます。また、子どもたちは「話を聞かなくても後で説明してくれる。」と感じてしまい、話を聞かなくても良いという状態が生まれてしまいます。

 教師が、子どもたちがどこまでできるかを見立て、実態に応じて任せることが大切だと感じました。

 今回も貴重な学びの機会をいただきありがとうございました!教員採用試験まで残りわずかですが、来年教壇に立てるよう9期生みんなで頑張っていきたいと思います!(石上)


 みなさんこんにちは!玉置ゼミ10期生の松野です。今回は5月11日に参加させていただいた田中博史先生による教師力アップセミナーでの学びを記事に書かせていただきます。

 私は田中先生のご講演を通して子どもが楽しみながら学べる授業をつくることや自分の困っていることを自然体で話すことができる学級をつくることの大切さなど、多くのことを学ばせていただきました。その中でも特に感銘を受けた教師の発問や声の掛け方、話す練習をすることについて書かせていただきます。

 まずは教師の発問、声の掛け方についてです。子どもたちにとって自分の困っていることや考えていることを素直に話すことはとても勇気がいります。しかし、「他の子だとどんな間違いをすると思う?」「○年生だと何て言うと思う?」などと『誰か他の人の意見』として聴くと困っていることや意見を話しやすくなると学びました。

 また机間指導をしている際に間違った式を書いている子どもがいた場合は、たとえ間違った式を書いている子どもが一人だとしても「今見ていると○○と書いている子が何人もいるね」などと声をかけると、間違えているのは自分だけではないと安心することができると学びました。ただ安心することができるだけでなく、もう一度考え、間違いや新しいことに気付くことができるため学びを深めることや自分の考えを素直に伝えられることにも繋がると思いました。

 次に話す練習をすることについてです。子どもは合っているのか不安で発言することが難しかったり、発問した後に挙手をした子どもをすぐに当ててしまうとその子任せになってしまい、発言する子どもが減ったりしてしまいます。

 そのため、子どもたちみんなが参加することができるように誰でも答えられる話題から始めたり、発問をした後にすぐに発表してもらうのではなく、子どもたちを成長させていくために「ペアで話してごらん?」などと声をかけ、練習する機会をつくることが大切だと学びました。また、ペアで話すとなるといつも話す子が決まってしまっていることも考えられるため、じゃんけんをして勝った方が話し、もう一人の子どもには「今聞き取ったことをとなりの人に話してごらん?」などと声をかけ、子どもたちの関わりを授業でつくっていくことが大切だと学びました。

 このように、発問や声の掛け方などによって子どもが安心感を抱くことができるのと同時に、自分の考えや困っていることを素直に伝えられるようになっていくため、日々の授業は学級経営に直結していることを忘れず、お互いの意見を認め合える温かい学級をつくりたいと思います。貴重な機会をつくってくださりありがとうございました。(松野)

2024年5月22日仕事日記

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 早々に伝えなくてはいけないことを発信。いくつかの調整メールも発信。24日浜松市立北浜中学校訪問時でのプレゼンをいろいろと想定して作成。中学校版であることをかなり意識。

 11時ごろ家を出て、尾張旭市立三郷小学校へ向かう。学校近くのコンビニで時間調整。車の中から、オンラインで教職専修会議に参加。音のみ参加とさせてもらったが、音のクリアさに感動(笑)。

 13時ごろ学校着。飛び込み授業と講演依頼を受けているので、まずは飛び込み授業のためのPC接続表示ができるか確認。天井吊りのディスプレイで教室後部でも見られることを確認して校長室へ。

 教務主任から研究協議会の在り方相談があり、各教師が概念化活動をすることを推奨。本日からやってみるとのこと。その段取りを伝える。

 13時40分から14時25分まで、3年生「時こくと時間」の導入授業。特に留意したのは、この学校のテーマが対話の促進であること。つまり、子どもたちの対話により生まれた言葉をもとに授業進行をすること。このことについては、かなり実現できたと思う。しかし、教材研究不足については深く反省。とりわけ、子どもたちが時間を考えるには、時計から線分図に繋いで考える過程がいることの重要性を協議会での意見から認識。また、授業前に、「子どもたちの家には針がある時計はあまりないんです」と言われて、考えてきた以上に難しい課題だと直前に認識💦。授業内容の点では、考えていた授業はとてもできなかったけれど、子どもたちから大きなエネルギーをもらい、元気が出たことは間違いない。やっぱり授業をすることは楽しい。

 講演では「飛び込み授業で心掛けていること」と題して、今回の授業に際しての教材から考えた内容、授業進行において実現したかったことなどを伝える。最後の5分で、先生方に「概念化活動」をしていただくために次のように依頼。「今日の授業と話から、ご自身は、今後、授業づくりにおいて、何をどう意識していこうと思われたのか、今後の自分の授業の在り方について、短い言葉でそれぞれが書いてください」。このアイデアは前田康裕先生の最新刊からの学び。

 自宅へ戻り、「概念化」の書き込みを読む。いやあ、これは良い手法と実感。メールによると、教務はさっそく職員室内に全教師の書き込みを掲示したとのこと。提言を受けて、すぐに実践していただけたことも格別嬉しい。

 授業については、いつものようにあれこれ悔やみながら就寝。10期生模擬授業ペア報告あり。10期生はいよいよ次にステージへ。気持ちが高まる。

 研究室HP記事は、5月14日の10期生ゼミ記録。間宮さんが発信。「騒々しい教室に、いいことは起きません」という佐藤暁書籍からの発表記録。

5月14日10期生ゼミでの学び(間宮)

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 こんにちは!10期生の間宮です。
 第6回ゼミでの学びを記事にしたいと思います。

 私は、佐藤曉先生が書かれた「対話と協力を生み出す協同学習」の本にある、「騒々しい教室に、いいことは起きない」というテーマを担当しました。ゼミのみんなと学んでいくためにどう展開したらいいのか、この説明の仕方で伝わるか、発問は適しているかとたくさん悩んだので、緊張しながら発表しました。
 
 このテーマでは、騒々しい教室ではなく、静かに学べる教室を作る必要があること、そのために教師の話し方や意図的指名が重要であると学びました。
 
 静かに学べる教室を作るために、「教師は言葉を一人ひとりに、大切なものを手渡すようにそっと届ける」と本に書かれていました。私はこの部分を読んで、実際にどう子どもに声をかけてあげればいいのだろう、ゼミのみんなと深めたいと感じ、交流しました。みんなと具体的に考えてみても難しく、悩んでしまいましたが、「褒めるだけではなく、先生が捉えた価値を伝える」といいと、玉置先生から教えていただきました。「いいね」だけではなく、「○○だと考えたんだねいいね」とすることで、一人一人に届けることができると、とても納得できました。

 意図的指名については、学びが滞っている子どもも指名されて答えられるようにするにはどうしたらいいか、みんなで考えを出し合い、自分だけでは気づけなかった方法を知ることができて、充実した時間になりました。

 道下さんの担当である「教材をつなぐ」では、実際に自分自身が体験しながら、あらゆる場面での子どもと教材のつなぎ方を学ぶことができました。

 授業中、寝ている子どもや落ち着きがない子どもに目が向けられやすいですが、静かに座っているけど授業の内容が分かっていない子どもも、実は教材とつながることができていないのだと学びました。ここで、彼らを問題とするのではなく、サインであると捉え、彼らが教材とつながるための「場所」を残してあげることが必要だと理解しました。

 発表に向けて準備する中で、教師として必要な能力がまだまだ足りていないと改めて痛感しました。これから玉置ゼミでの学びを通して、着実に力をつけていきたいです!(間宮)

2024年5月21日仕事日記

 昨日の反省を踏まえて、6時ちょっと過ぎに家を出る。一般道で大学へ。7時15分ごろ着。研究室で、対応しなければならない10案件ほどを処理。充実の朝。

 9時30分から11時30分ごろまで、授業と学び研究所オンライン会議。動画制作と今後のスクールライフノート開発についての協議。方向性の確認と今後の展開について神経をつかう。

 13時10分から「教師論」の2コマ。今回は盛山隆雄先生の算数授業をもとに、いわゆる教材研究の深さに気づき、それらを言語化する授業。コンテンツがよいだけに、そのよさが十分に感じられる発問を駆使(笑)。

 16時30分から10期生ゼミ。書籍内容を授業風に伝えるための様々な技術がゼミを重ねて、かなり掴んできたことがよくわかった4人(森山、齋木、石川、河上)の発表。この段階でここまでできれば十分!という発表。

 山田先生、林先生と小学校教育実習事前事後指導の提出者確認。想像した状況と違い、よくやれている学生が多いことが分かり安心。

 一般道で帰宅。1時間20分ほどかかる。明日の講義のための資料作りと配信までして、気が抜ける。

 研究室HP記事は、5月11日の教師力アップセミナー・田中博史先生の第2弾。石川さん、由原さん、小林さんによるまとめ。三人ともそれぞれの視点でよくまとめている

5月11日第1回教師力アップセミナー・田中博史先生からの学び(石川・由原・小林)

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 こんにちは。10期成の石川百音です!今回は、第1回教師力アップセミナー田中 博史先生からの学びについて書かせていただきます。

 筑波大学附属小学校副校長をはじめ、学校図書教科書「小学校算数」監修委員や、全国算数授業研究会会長・学習指導要領実施状況調査委員会委員・NHK 学校放送番組企画委員などを歴任された、田中博史先生の公演を聞かせていただきました。

 田中先生から学ぼうと来場された、教育現場で働く先生方の人数の多さに刺激を受け、田中先生からの学びに更に期待が高まるところから1日が始まりました。

【発想を色々変えて子どもと向き合う!】

「ねえ先生、ここって貼っていいの」すると、
教師「さっき説明したでしょ。聞いてなかったの!!」

 さてさて、この子ども、本当に話を聞いていなかったのでしょうか。
 考えられることは・・・。こんな問いから始まった講義。この発問を聞いた時、私だったら児童の言葉を鵜呑みしてしまい、質問の背景に隠された子どもの本心を考えられる余裕はもてていないだろうなと感じ、開始早々度肝を抜かれました。

 質問してきた子どもの心情をほかの角度から考えて見た時に、「本当は聞いていたけれど、あっているのか不安で聞いてきたのではないか」「自分(先生)の説明不足なのではないか、分かりにくかったのではないか」などと、児童が質問してきた、という行動ひとつから色んな要因を考え出すことが出来ました。

 そうすることで、児童の行動を否定することで終わらずに、どんな状況であれ一緒に寄り添う。という姿勢を示すことができます。まさに、このような思考を巡らせ、行動に移すことが教育現場では求められていて、児童の行動から複数の背景を予測し、その子の本心を捉え、その時の子どもの声に寄り添う対応をとることが児童とのより良い関係を築き、最善の教育の提供に繋がるのだと学びました。

 ここまでは、教育全体に通用する大切な学びについて書かせていただきました。ここからは授業という観点に絞った学びについて書かせていただきます。

【解決策より、困っていることを語れる子を見つけてあげよう!困っている子に寄り添う授業!】

 このことを学んだ時、「待ってました!そんな授業!」そう感じたのが私の素直な気持ちでした。私はどちらかというと理解に時間がかかり、授業についていけないことが多くある児童でした。

 困っていることを困っている。といえる余裕すら与えられず、良い意味でも悪い意味でも、リズミカルに進んでいく授業。解決策がどんどん黒板に並び、その雰囲気にただ呑まれて終わることが多くありました。

 しかし今回学んだ授業は、困っている子の疑問にフォーカスし、それを軸に授業を進行し、その結果学びの質がとても深まる授業でした。公式などを詰め込み、問題をとけるようにすることは塾でもできます。しかし、色々な考えを持つ子が集まり、一緒に授業をする教室でしかできない本質にとことん迫る学びがあります。その学びの達成のひとつの方法として、困っている子に寄り添う授業こそがとても大切なことだし、多くの児童を救える素敵な方法だと思いました。

 今回は、教育全体、授業の場面とで分けて、私自身の学びを書かせていただきました。今回の講義全体で共通し大切だと学んだことは、「発想を色々変えて子供と向き合う」ということでした。そうすることで新たな発見があり、子どもとの向き合い方を変えることが出来ます。そのような児童生徒との関わり方ができる教師を目指したいと強く感じた一日でした。

 また、一つ新たな学びを与えてくださった、暖かさで溢れる田中先生との出会いに感謝し、そして様々な学びの場を提供してくださる玉置先生に感謝です。(石川)


 こんにちは!9期生の由原希音です。今日は、先日行われた第1回教師力アップセミナーでの学びを記事にしていきたいと思います。

 今回は、田中博史先生から「子どもが変わる学級づくり 〜算数授業を通して〜」というテーマで講演していただきました。算数が苦手な生徒の視点に立った授業が行われており、取り入れたい工夫がたくさんありました。そこから、特に印象に残った2つの工夫について書いていきます。

 1つ目は、発表するときに1人の児童生徒に言わせないということです。分かっている子だけが発表する授業では、周りの子はついてこれず、より苦手意識が高まるばかりです。そのため、「〇〇さん、これはどういうことかわかる?」と児童が児童に質問するように展開していくことが必要だと学びました。自分に質問されていると思うことで、理解しようという意欲が高まり、活発な授業にも繋がるのだと感じました。

 2つ目は、発表の練習をする機会を与えることです。自分が評価されると思うと、自信が持てず発言できない児童が多いので、困っている、分からないと伝えることも発表だということを伝えていくことが必要だと学びました。そして、発表の練習の場として、ペアで話し合う活動を設けます。そこで、分かっている子がわかっていない子に伝えるという、一方的な情報伝達になってしまわないよう、じゃんけんで勝った子が話すなど、お互いが話し、発表の練習ができる場を与えていくことが、発表への苦手意識をなくすことができるのだと感じました。

 今回の講演で、授業を考える際には「苦手な子の立場になって考える」ことが大切なのだと改めて感じました。この視点を、教師となっても持ち続け、よりよい授業ができるよう励んでいきたいと思います。

 今回もこのような貴重な学びの機会を与えていただき、ありがとうございました!教採まであと約1ヶ月!みんなで一緒に合格しようね!!(由原)


 こんにちは。9期生の小林です。今回のセミナーで最も印象に残っていることは、冒頭でお話しされていた、「質問しやすい教師であるべき」ということです。細かく説明した事柄について子どもが再度説明を求めてきた際、教師は「この子どもは聞いていなかった」と決めつけてしまうことがあります。

 しかし、子どもの立場になって考えを巡らせてみると、単に教師の説明を聞いていなかったのではなく、自分の解釈に対して不安を抱いただけかもしれません。不安になっていた子どもに「聞いていなかったのか」と問い詰めれば、その子どもは二度と質問しない子どもになってしまうかもしれません。質問することは悪いことではなく良いことであり、疑問を解消し学んでゆくためにとても大切なことです。教師のひとことで子どもの考え方や学び方を悪い方向へ変えてしまうことは、あってはならないことだと感じるとともに、自分も気をつけていこうと思うきっかけになりました。
 
 私自身、長い説明を集中して聴くことが苦手です。気をつけていても内容を忘れてしまうことはあるし、子どもなら尚更忘れることがあって当然だと思います。教師である私が完璧でないのと同じように、子どもたちも完璧ではないことを常に頭に入れておきたいと思います。
 
 今回のセミナーでは、完璧主義ではない、失敗を寛容に受け止める授業を拝見することができました。特に、困ったときは子どもに素直に尋ねることもより良い授業づくりに繋がることは、私にとって大きな学びとなりました。ありがとうございました。(小林)

2024年5月20日仕事日記

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 今日から名神高速道路が集中工事に入った。「14km70分渋滞」を確認したが、70分なら大丈夫だろうと思い、高速に入る。甘かった。まったく動かない。7時前に家を出て、大学到着は9時20分(泣)。1限講義は9時30分開始で60分間。ふ〜う。

 10時40分から吹田市教育センターのお二人と、5年次研修の在り方について40分ばかり協議。研修のねらいはよく把握できたが、さて、実際にどうしたものか。ここから知恵の出しどころと覚悟。

 11時30分ごろ大学を出て、岐阜羽島駅へ向かう。待合室で昼食をとって、12時35分乗車、新大阪、野江、古川橋と乗り継いで、迎えの方と会う。今日は、北河内地区小学校校長会総会後の記念講演。

 徒歩で門真市民文化会館へ。講演打ち合わせ。15時30分から16時30分まで講演「学校力を高める校長の在り方」と題して、教職員への学習指導要領などの伝え方を伝授。「働き方改革」が依頼キーワードにあったことを踏まえて、「働き方改革についてどのような話をしたらよいかを考えていたら、講演そのものを止めることが、一番の働き方改革になると気づいたのです」と冒頭でいい、笑っていただく。一気に調子が出て、60分間、動画も交えてしっかり話す。

 担当校長からすぐに「好評です。わかりやすい、学校で使えるなどの声がきかれました」とコメントが届き、ほっとする。

 新大阪までは、枚方市の校長先生とともに移動。自己選択を大切にした学校経営について貴重な話をお聞きできた。深謝。

 新大阪から岐阜羽島駅へ。高速渋滞情報ありで、一般道で帰宅。やはりヘトヘト。

2024年5月19日仕事日記

 今日は、明日の講演(北河内地区小学校長会)プレゼンチェックから。気づいたことは事前資料の後半の資料が不十分であったこと。資料を加えて明日に備える。

 22日は尾張旭市立三郷小学校での飛び込み授業。デジタル教科書を活用して準備。23日の長良東小学校での指導助言用の仮プレゼン作成。

 連載中の週刊「教育資料」第52回の原稿書き。知らぬうちに「同調圧力」をかけている授業を取り上げる。

 月曜日「教育課程論」、火曜日「教師論」の講義資料を学生が使うサイトへアップ。事前準備完了。

 9期ゼミ生へオンライン指導。あっという間に自分の考えがチャット(100字程度)で届く。このスピード感が気持ち良い。

 相続書類作成のために銀行へ相談。日曜日営業がありがたい。

 研究室HP記事は、教師力アップセミナー・田中博史先生から学ぶシリーズの第1弾。道下さん、古賀君、荒木さんが発信。田中先生の講演内容がよいことはもちろんだが、吸収力が高い3人の記事もよい。

5月11日教師力アップセミナー(田中博史先生)から学ぶ(道下・古賀・荒木)

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 こんにちは!10期生の道下です。先日、今年度第一回目の教師力アップセミナーに参加させていただきました。今回は田中博史先生から「子どもが変わる学級づくり ~算数授業を通して~」というテーマでお話をいただき、私が学んだことを二つに絞って記事にします。

 一つ目の学びは、発表の練習をすることについてです。田中先生のお話から、発表は練習させてもいい、一回きりでなくてもいいということを学びました。特に、「今から誰かに当てるから当てられたらどう話すか隣の人と練習してごらん」という言葉掛けには自分にその発想がなかったのでとても驚きました。

 思い返すと、小学校、中学校の発表場面はいつも一度きりで、教師に当てられて話したときに出た言葉が発表の内容でした。しかしこの声かけをすると、一回きりでなく何度でも自分の考えを相手に伝えようと頭の中を整理して話すことができて、発表は一回で正解に辿り着かなければいけないという完璧主義の考えを壊し、発表のハードルを下げることができます。

 田中先生が算数は子どもが憶病になってしまう教科であるともお話しされており、正解にこだわってしまうけれど、「ここまでは分かるけどここからがわからない」と自分の困っていることを自然に話せることを褒めるなどして、自分がわかるところまで発表したいと思える、安心できる学級づくりをしたいと思いました。

 二つ目の学び、というより感動したことについてです。積み上げ型の学習ももちろん大切ですが、まずは教える側が楽しいと思う授業を実践したり、教師が面白いと思った問題を子どもに取り組ませたりすると、子どもも算数って楽しい、勉強って楽しいと子どもが見る世界が変わるというお話にも感動しました。私は塾講師のアルバイトをしていますが、子どもの表情や感情はとても素直で目が輝く瞬間は隣で見ているとわかるものです。教師の視点を変えると子どもに新しいなにかを与える、なにかに気づかせてあげられる、教師という職業は本当にやりがいのあふれる仕事だと改めてセミナーを通して感じました。本当に貴重な学びの機会をありがとうございました!(道下)


 こんにちは。9期生の古賀です。先日行われた教師力アップセミナーでの学びを記事にしていきます。今回は田中博史先生に「子どもが変わる学級づくり〜算数授業を通して〜」というテーマでご講演をいただきました。

 「子ども研究」という発想をもつことが大切であることを学びました。誤答を生かすことは、本人だけでなくその子の後ろに立つ親もつらい気持ちになることがあり、先生に見つからないようにして、苦手意識を強めたり、萎縮していってしまうので、机間指導や学級全体への声かけを工夫していきたいです。子どもの時、自分が嫌だったことを振り返りながら、学級経営、授業づくりに生かしていきます。

 次に算数授業を通して聞き手参加型の授業の在り方を学びました。前半10分は誰でも参加できるよう、その気になれば分かるウォーミングアップのようにすること。隣同士で発表の練習をすること。子どもが発表するときに、他の子を巻き込みながら発表させること。受信するだけでなく、受信する前に考える時間を作ること、いつも同じ子が話すことが無いよう様々な工夫をすることなど多くの授業技術を学ばせていただきました。

 講演の中であった「子に恥をかかせなくても大人が引き受ければいい」という言葉を胸に精進してまいります。田中先生、運営委員の皆さん、今回も素敵な学びの場をありがとうございました。(古賀)


 こんにちは!9期生の荒木です。私も教師力アップセミナーでの学びを記事にしていきます。「まずは子ども研究」という考え方を大切にした授業展開について学びました。

○算数は、臆病になりやすい
 算数では答えが1つに決まっているので、答える内容によって自分が評価されてしまうという感覚から臆病になりやすいです。「低学年なら(又は6年生なら)どう答えると思う?」というように、別の人間の姿を借りて評価対象を自分以外に移すことや、出た答えの伝達を重視するのではなくその答えに至った過程を気軽に共有できるような雰囲気作りをすること、発表の練習をする機会を設定することなどを学びました。

○間違えた経験から算数嫌いになる
 授業で間違いを晒された子どもたちは、算数が苦手になり、「わからない」を隠すようになってしまいます。そのような事態を防ぐため、算数授業で子どもに恥をかかせなくても教師が引き受ければいいことを学びました。間違っている子どもの答えを共有するのではなく、教師がその児童の代わりとなって共有する方法や、友達の間違えてしまった気持ちを理解することも大切にしながら授業を進めていくことなどを学びました。

○苦手な子どもに合わせた問題設定
 割り算の筆算の方法を学ぶ授業を例に、問題の設定は、苦手な子どもに合わせて行うことを学びました。割り算の問題では、掛け算、繰り下がりの計算などつまずきやすいポイントが沢山あります。割る数を1の段にしたり、繰り下がりの必要がない数字の組み合わせを考えたりしてつまずきやすいポイントを取り除くことで、掛け算や繰り下がりの計算が苦手な子どもでも割り算の仕組みを分かるようにする工夫を学びました。

 今回のセミナーから、自分が子どもの時に授業を受けていて嫌だったこと、それが自分の算数嫌いに繋がっていたことを思い出しました。子どもの視点を教師になっても忘れずに、子ども目線に立った授業づくりを行っていきたいと思いました。
 今回も貴重な学びをありがとうございました。(荒木)

2024年5月18日仕事日記

 8時から9時30分まで、千々布敏弥先生主催のオンライン学習会に参加。学校で指導助言をさせていただいている身として、先生方の「観」を育む視点は薄かったと気づく。自分自身の振り返りができたことが収穫。

 12時30分から1時間ほど、コメダ小牧岩崎店でかつてのゼミ生の相談に乗る。もっと自信をもって臨めばよい、すでにいろいろと経験してきていることは宝物だよ!と助言。

 断続的に寝屋川市教育委員会から依頼の講演プレゼン作成。これまでに話したことがない内容で、資料集めから必死。ようやく光が見えてきた状態。明日には完成したい。

 研究室HP記事は、5月14日の10期生ゼミのまとめを道下さんが発信。「教材とつなぐ」というプロ教師もできない技術を自分なりの工夫をいれて発表してくれた。

2024年5月17日仕事日記

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 早朝に目覚めて、メール対応など。時間はあっという間に経つ。

 9時35分に宮城県総合教育センターへオンライン接続。参加者指名方法などを確認。

 10時から12時まで、宮城県20年経験者研修(高等学校・特別支援学校)でのオンライン講演。演題は「組織を活性化するコミュニケーションの在り方」。いわゆる新作(笑)。

 始めてみると、音声出力不備があり、なかなかリズムに乗れず。徐々に会場との息があってきて、後半は意図通りに展開。後半は授業のことを伝えながら、授業こそコミュニケーションが重要だという視点で伝える。

 終了後、すぐに家を出て、亀山市役所へ向かう。13時30分ごろ近くに到着。ゆっくりと昼食。

 14時30分、亀山市役所着。教育長と懇談。なんと教育長は、8年前に課長として僕の管理職等向け講演を仕組んでいただいた方。そのときのメモをしっかりお持ちで、感激!

 15時から16時30分まで、「主体的・対話的で深い学びにつながる授業づくり」と題して講演。参加者が各校の研究推進者であることを踏まえて、授業改善のために持ち帰っていただける情報をたくさん提供したつもり。終了後、「先生のお話のすべてが納得できました」とわざわざ伝えていただいた方があり、このことも感激。

 帰宅。手術前に依頼を受けていたとはいえ、午前・午後と講演を入れたことは、ご配慮いただいている皆さんに申し訳ない。こうして穴を開けることなく対応できている自分はなんて幸運なことか、生かされていることに深く感謝する日々

2024年5月16日仕事日記

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 今日の岐阜県中堅教諭研修のプレゼン見直し。最終調整。依頼や問い合わせメールへ返信。

 9時15分から永泉寺で父の五七日法要をしていただく。次の予定まで時間があるので、喫茶店で休憩ならびに振り返り読み。

 10時40分、叔母の告別式会場へ到着。11時45分まで参列。岐阜県総合教育センターへ向かう。

 12時50分ごろ着。簡単な打ち合わせをして、13時15分から講演開始。演題は、「ミドルリーダーとして求められる資質・能力」。対面の先生方のほか、6会場をオンラインで結んでの講演。できるだけ双方向な展開にしようとペアで話し合いをしてもらい、各会場を意図的指名して発言を求める。中堅教諭の皆さんらしく、的確な回答ばかりで進行も楽。反応がよくて予定外のこともたくさん話してしまい、後半は急ぎ足での講演になってしまったことは反省。終了後、「熱い熱い講義ありがとうございました😊しっかり熱量をもらいました!」とのメッセージとともに電話ももらう。感謝。

 16時帰宅。弟と相続関係の書類確認や今後の進め方について相談。夕食は弟と家内で味大へ。いつもの美味しい料理をたくさん食べて、お互いに慰労する。

2024年5月15日仕事日記

 7時30分ごろ研究室着。「生徒指導論」のDVDや解説シート準備。「教師論」の振り返り読み。

 9時から看護学部「生徒指導論」。今回は、構成的エンカウンター実践者の映像をもとに、子どもの心を掴むこと、子ども同士の関係性を作ること、人とのつながりで成長することなどに焦点を当てて展開。深くとらえた意見が続く。

 10時40分から9期生ゼミ。今回はGIGAスクール構想が求めていることをあらためて捉えるための資料提供と話し合い。クラウド活用の重要性をしっかり伝える。

 学長へ教育フォーラムの概要説明。体のことを随分心配していただく。

 大学を出る。父親他界による各種手続きで市役所へ。良い機会なので市教委へ。課長さんらと懇談。

 17時45分ごろ、叔母通夜のためにシオン犬山会館へ。1か月前に亡くなった父を追うように他界された叔母。叔母からいただいた多くの言葉を思い出しながら参列。

2024年5月14日仕事日記

 8時30分ごろ研究室着。10時、教科書会社のYさん来研。最新情報を得て、しばし充実の懇談。

 12時40分ごろ、ゼミ生河上君、石川さん来研。僕の好きなお菓子を持参しての来研が嬉しい(笑)。田中博史先生セミナー、最近のゼミ運営、子ども理解活動の理解などについて思いを聞き、僕の思いを伝える。こうして互いに振り返ることを大切にしていきたい。

 13時10分から第5回教師論2コマ。今日は社会科教師がテーマで、前半は社会科授業名人・有田和正の子どもの追究力を高める授業を動画視聴も入れて、しっかり伝える。後半はICTを活用した最新社会科授業について知らせる。「有田先生は、このICT活用社会科授業を見て、どう言うだろうか?」という発問で、社会科授業の本質に迫る。今回の新展開。2コマとも反応がよく、手ごたえあり。振り返りが楽しみ。

 16時30分から10期生ゼミ。佐藤暁先生の書籍の深掘り。間宮さんと道下さんが発表。佐藤先生の考えをしっかりとらえ、自分なりの構成で話し合いを進めてくれた。ゼミ生には、ゼミ開始前の自身と比較して、得られた知見の多さに自信をもってほしいと伝えたい。

 18時30分から宮城県教育センター研修担当の皆さんと17日、31日のオンライン講演打ち合わせ。インタラクティブな講演とするために音声調整が必要であることが判明。当日までに調整していただけるとのことで、19時ごろ終了。

 帰宅。いろいろと迫ってきている事柄があって、久しぶりに夜に自宅でPCを立ち上げる。しかし、持続できず(泣)。休むことを優先する。

2024年5月13日仕事日記

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 7時30分ごろ研究室着。「教育課程論」で配布する資料印刷。研究費関連書類作成。

 9時から第5回「教育課程論」。今回は生徒指導がテーマ。国立教育政策研究所発行資料から、生徒指導の本質(社会性の育成、社会に受け入れられる自己実現)をつかむ。後半はスクールカーストについて認識を持ち、自身の過去の学級を振り返りながらの深掘り。

 研究室に戻り、さっそく振り返り読み。スクールカーストについては、ほぼすべての学生が経験あり。12時30分、相談学生来研。意図を聞き、許可。

 13時から15時まで、新潟県立教育センター依頼の「中堅教諭等資質向上研修(小・中・特)全体研修1」において、オンライン講演。4会場に参集の200名弱の方々が対象。会場担当者の協力を得て、ペアで話し合ってもらった後、発言していただく展開ができた。

 16時30分から17時45分まで、「第2回子ども理解活動」の講義。用意した資料が難解であることを承知して進行。先輩のレポートが理解を助ける。意図的指名の発言者から学生の理解状況を掴みながら進行。終了後、履修代表者会23名全員出席。今後の予定を伝えて協力を依頼。

 研究室で、福地先生、林先生と「第2回子ども理解活動」の振り返り。学生は期待以上に頑張っていてくれることが嬉しいのは、三人に共通している。第3回の準備を話し合う。皆さんの協力でなんとかここで来ることが出来た!というのが、発案者である僕の気持ち。深謝。

 帰宅。子ども理解活動の履修代表者から次から次へ質問が届く。こうした早期の対応も嬉しい。やらなければならないことへの気力は例によってわかず。何もせず、就寝。

2024年5月12日仕事日記

 早朝から、これまで4人で書いてきた「中学校数学ネタ本」の原稿整理。かなりの時間がかかったが、気分はすっきり。

 その整理原稿を持参して、数学ネタ原稿会議を味岡市民センター会議室で開催。13時から1時間ほどで、僕の大きな把握ミスを埋めるための原稿担当決め。その後、昨日の田中博史先生セミナーネタで意見交流。ゼミ生からも早々に学びの記録が届き始めている。みんな、田中先生の話に大感激!僕からすればもっとも(笑)。

 来週の算数飛び込み授業について、和田先生に相談。早々に的確な助言あり。大いに助かる。

 ある重要書類作成。この書類が効力を発揮することを祈るばかり。今週の授業資料をユニパにアップ。

2024年5月11日仕事日記

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 8時ごろ家を出て、大口町立大口中学校へ向かう。本日は令和6年度第1回教師力アップセミナー。講師・田中博史先生のお話はもちろん楽しみだが、かつてのゼミ生と会えることも大きな楽しみ。出会うたびに僕の体調を心配する声をかけてくれた。痛みが続いているが、予定したスケジュールがほぼこなせていることを伝えて、安心してもらう。

 10時から12時まで、田中博史先生の講演。「はじめに子どもありき」精神に満ち溢れた教師が授業をすると、ここまで子どもの心情に寄り添い、温かい授業ができるのだという実践話に魅了される。子どもを元気づける様々な授業技術の伝授もあった。近々行う飛び込み授業で試みてみたい。ますます田中講演を聞いたゼミ生の記事が楽しみ。

 昼食会では、かつてのゼミ生・今井さんを田中先生に紹介。卒業論文の参考書籍とした1冊が田中先生の著書であったことを伝える。このような機会が生まれるのも、我がゼミの良さ。

 ゼミ長に一言伝えて、一足先に帰宅。一旦横になって体力回復を図る。1週間の疲れが蓄積しているのだろうか。かなりの時間、横になっていた。

 目覚めて、学校DX戦略アドバイザーとして、ある動画視聴。与えられた責任を改めて感じながら、しっかり視聴。自分の今後の講演の参考となる材料もたくさん得ることができた。

 新プロジェクトX〜挑戦者たち〜「世界最長 悲願のつり橋に挑む 〜明石海峡大橋 40年の闘い〜」を視聴。夢を描いた神戸市長の思いから始まったことを知る。感動。

 研究室HPトップ写真を田中博史先生との写真に入れ替え。

2024年5月10日仕事日記

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 岐阜市教育委員会依頼の中堅教諭研修プレゼンづくり。昨年度をベースに前半をかなり入れ替えての展開にする。担当者にデータ送信。

 10時、東田中高木歯科へ。かなり良くなってきているとのことで安心。同級生なので四方山話が楽しい。

 12時過ぎに家を出て、みよし市立黒笹小学校へ向かう。12時50分ごろ着。校長先生、教務主任から、新たに加えられた研究方針ならびに先生方の反応についてお聞きして、授業参観の視点を得る。また講演ではどのようなことを中心に伝えるべきかを考える。

 5限6年生国語授業参観。参観後、会議室で撮影動画を入れての資料作り。

 先生方の全体協議を参観。まさに心理的安全性が高く、子どもの状況をもとに、授業者から学びたいことを述べたり、改善すべきと感じたことを伝え合ったりしての心を開いての協議。研究方針を踏まえた上での指摘も鋭く、提案授業を通して、研究方針を自分ごととしてとらえた意見が続き、気持ちがいい。

 僕からは、研究方針の確かさを価値づけ、迷わず、この方向で進んでいただきたいと伝える。ただし、学年、学級、子どもの状況を踏まえての取組であっていただきたいこと、今は育てる段階であること、教科書を上手く使うと深い学びの実現に近づくなどを実例を提示しながら伝える。

 その後、校長室で、今後の研究の進め方について協議。特に、研究発表会をゴールとしたときの玉置流の様々な取組を紹介。全教職員で、子どもを巻き込んで楽しみながら進める効果を伝授したつもり。

 17時過ぎに学校を出て帰宅。例によって、今日も予定の活動ができたことでほっとして、気持ちが緩む。いつものように記憶なし。考えてみると、毎日、かなりの睡眠時間。

 研究室HP記事は、5月7日10期生ゼミでの学び。石川さんが発問に苦しんだことを発信。発問のみ研究している人がいるのだから、苦しんで当たり前。良い記録。

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